JPH0933689A - 燒結済燃料ペレットの移し替え方法と移し替え装置 - Google Patents

燒結済燃料ペレットの移し替え方法と移し替え装置

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JPH0933689A
JPH0933689A JP7209217A JP20921795A JPH0933689A JP H0933689 A JPH0933689 A JP H0933689A JP 7209217 A JP7209217 A JP 7209217A JP 20921795 A JP20921795 A JP 20921795A JP H0933689 A JPH0933689 A JP H0933689A
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fuel pellets
sintering
sintered fuel
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Hiroyuki Kamoto
裕行 嘉本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燒結用トレイに林立載置された状態の燒結済
燃料ペレットを、一時保管のため移載用トレイ上に移し
替える際、その押動摺接によって発生していた燒結済燃
料ペレットの欠損や不本意な転倒を防止する。 【解決手段】 押え機構部4の稼動で燒結用トレイ8上
の燒結済燃料ペレットPを、可動押え板4e、4fで挟
持した後、トレイ置台6を下降させ、次に矢印Xで示す
前後方向へトレイ置台6を移動して、挟持状態にある燒
結済燃料ペレットPの直下に移載用トレイ7を移行させ
る。トレイ置台6を上昇させて移載用トレイ7の移載用
底板面7bを、燒結済燃料ペレットPの底面P′に当接
受承後、トレイ置台6を前後方向へ戻して原位置に復帰
させる。 【効果】 燒結済燃料ペレットと燒結処理で変形した燒
結用トレイとの摺接がなくなり、欠損や転倒が防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料棒の被覆管内
に収納して用いられる燃料ペレットの製造工程にあっ
て、モリブデン製の燒結用トレイ上にあって燒結処理の
施された二酸化ウランペレット等の燒結済燃料ペレット
につき、これを一時保管や仮置きなどのため、燒結用ト
レイ上からステンレス製等による移載用トレイに移し替
えるための方法と、当該方法を実施するために供し得る
移し替え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記燃料ペレットの燒結処理は、UO2
粉末を圧縮成型して円柱形とし、これを400〜500
個程度だけ前記の燒結用トレイ上に載置した状態で、1
750℃以上で加熱することになる。このため、モンブ
デン製の燒結用トレイにあっても、繰り返し燒結処理に
使用されることによって、反ってしまったり曲がりが生
ずるといった変形を来すと共に、燒結用トレイの燒結用
底板面が粗面となって滑りにくい状態となる。
【0003】一方、これまでにおける燒結済燃料ペレッ
トの移し替え手段によるときは、図4に示す如くトレイ
置台a上に前記の如くステンレス製等の移載用トレイb
を載置しておき、これに燒結処理の終った多数の燒結済
燃料ペレットPが林立載置されている燒結用トレイc
を、図示しないロボットによって隣接配装し、次いでト
レイ置台aに臨設の移し替え用プッシャーdを稼動する
のである。これによって上記の燒結済燃料ペレットPを
矢印A方向へ押動させることで、燒結用トレイcの燒結
用底板面c1 上をスライドさせて、当該燒結済燃料ペレ
ットPを、燒結用底板面c1 と面一状態としてある移載
用トレイbの移載用底板面b1 上に移行させるようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の燒結済燃料
ペレット移し替え手段によるときは、前説の通り燒結処
理に繰り返し使用の燒結用トレイcが、変形していた
り、燒結用底板面c1 の表面が粗くなっていることか
ら、プッシャーdによる押動に際して、燒結済燃料ペレ
ットPの底面が当該粗面に引っかかって転倒してしまっ
たり、それだけでなく、当該底面における下端周縁とか
底面などに欠けが生じて不良品になってしまったりする
ことが発生する。また、上記の転倒は、燒結処理により
圧縮成型された燃料ペレット素材に体積収縮が生ずこと
から、燒結済燃料ペレットP相互間に隙間が形成されて
しまうことにより、かなりその発生頻度が高いものとな
っている。
【0005】本発明は上記従来の欠陥を解消しようとし
ており、請求項1に係る燒結済燃料ペレットの移し替え
方法によるときは、燒結用トレイ上の燒結済燃料ペレッ
トを押動してスライドさせるのではなしに、別途用意し
た押え機構部の可動押え板によって、多数の上記燒結済
燃料ペレットを挟持状態に保持してしまい、この状態で
燒結用トレイや移載用トレイを載置しているトレイ置台
自体を昇降動させると共に、燒結済燃料ペレットの移し
替え方向である前後方向へ適時移動させるのである。か
くして燒結済燃料ペレットの底面と、燒結用トレイや移
載用トレイとの摺動なしに、その移し替えを実現可能と
し、このことによって燒結済燃料ペレットの前記した転
倒や、不本意な欠損の発生を抑止しようとするのが、そ
の目的である。
【0006】さらに、同上請求項1と同じく移し替え方
法に関し、請求項2にあっては請求項1の工程に加え
て、燒結済燃料ペレットの前記した可動押え板による挟
持を1回だけですませることなく、当該挟持後、これを
一旦解除し、あらためて挟持を行うようにした再度挟持
工程を実施することにより、挟持状態における燒結済燃
料ペレットが、不本意に脱落してしまうことのないよう
保証し、その信頼性を、さらに向上させようとしてお
り、かつ、1回目の上記再度挟持工程下にあって、燒結
済燃料ペレットのずり落ちが見られた場合には、上記の
再度挟持工程を、さらに、所要回だけ繰り返すことで、
請求項1につき前記した目的を、より高い信頼性をもっ
て実現しようとしている。
【0007】次に、請求項3にあっては、上記の請求項
1と請求項2に係る移し替え方法の実施に供して好適な
燒結済燃料ペレットの移し替え装置に関し、電気的コン
トローラにより制御される前後方向駆動機構によって前
後方向へ駆動される基台と、この基台に隣設された押え
機構部と、同上基台に設けた昇降方向駆動機構によって
昇降動自在なトレイ置台とを具備させると共に、トレイ
置台上に並装配置可能な燒結用トレイおよび移載用トレ
イを有している。そして、この燒結用トレイ上における
燒結済燃料ペレットを、挟持自在とした可動押え板が、
上記の押え機構部の稼動によって作動されるようにし、
これにより、前記請求項1および請求項2による移し替
え方法を、高い信頼性をもって実施し得るようにするの
が、その目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、請求項1にあっては、多数の燒結済燃料ペ
レットが、燒結用底板面上に林立載置された燒結用トレ
イと、当該燒結済燃料ペレットを移載用底板面上に移し
替えるための移載用トレイとを、トレイ置台上にあって
前後方向に並装配置し、別途用意した押え機構部の稼動
により、一対の併装された可動押え板を、前後方向へ閉
成移動することで、前記燒結用トレイにおける多数の燒
結済燃料ペレットを前後側から挟持した後、前記のトレ
イ置台を下降させて燒結用トレイの燒結用底板面を、上
記の燒結済燃料ペレットの底面から所要長だけ離間さ
せ、さらに当該トレイ置台を前後方向に移動させること
により、前記移載用トレイの移載用底板面を、挟持され
ている前記の燒結済燃料ペレット直下に配装し、次にこ
のトレイ置台を上昇させて移載用トレイの移載用底板面
を、上記の燒結済燃料ペレットの底面に当接した後、前
記一対の可動押え板を前後方向へ開成移動することで、
燒結済燃料ペレットを前記の挟持から解放し、さらに、
トレイ置台を下降した後、前後方向へ移動させて、燒結
用トレイと移載用トレイとを、当初の位置に復帰させる
ようにしたことを特徴とする燒結済燃料ペレットの移し
替え方法を提供しようとしている。
【0009】さらに、請求項2に係る移し替え方法にあ
っては、請求項1にあって、トレイ置台を下降させて燒
結用トレイの燒結用底板面を、上記の燒結済燃料ペレッ
トの底面から所要長だけ離間させた際、挟持された燒結
済燃料ペレットのずり落ちがないことを確認したときに
は、上記のトレイ置台を上昇させて燒結用トレイの燒結
用底板面を燒結済燃料ペレットの底面に当接した後、前
記の可動押え板による燒結済燃料ペレットの挟持を解放
し、さらに、当該可動押え板を前後方向へ閉成移動させ
ることにより、再度当該燒結用トレイにおける多数の燒
結済燃料ペレットを前後側から挟持し、その後再び前記
のトレイ置台を下降させて燒結用トレイの燒結用底板面
を、上記の燒結済燃料ペレットの底面から離間させる再
度挟持工程を施した後、または施さずして、一方前記し
た燒結済燃料ペレットにずり落ちが確認されたときに
は、上記の再度挟持工程を、ずり落ちがなくなるまで所
要回だけ繰り返した後にあって、請求項1における後続
の工程が行われるようにしたことを、その内容としてい
る。
【0010】そして、上記移し替え方法の実施に供し得
る装置としての請求項3にあっては、電気的コントロー
ラによって稼動される前後方向駆動機構と、この前後方
向駆動機構によって前後方向へ所要長だけ往復動自在で
ある基台と、何れも前記の電気的コントローラによって
稼動されることになる基台に隣設の押え機構部および基
台自在に設けられた昇降方向駆動機構と、この昇降方向
駆動機構によって上下方向へ所要長だけ往復動自在であ
り、かつ、多数の燒結済燃料ペレットが、燒結用底板面
上に林立載置された燒結用トレイと、当該燒結済燃料ペ
レットを移載用底板面上に移し替えるための移載用トレ
イとが、前後方向に並装可能なるよう配置自在なトレイ
置台とを具備し、前記の押え機構部には、その稼動によ
り、前記の燒結用トレイにおける燒結用底板面上に林立
載置された多数の燒結済燃料ペレットを、前後側から閉
成または開成して夫々挟持または当該挟持の解除を可能
とした一対の可動押え板が装備されていることを特徴と
する燒結済燃料ペレットの移し替え装置を提供しようと
している。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は上記の目的を達成しよう
とするもので、先ず請求項1と請求項2に係る移し替え
方法の実施に用い得る請求項3の移し替え装置につき、
図1と図2によって以下詳記すると、当該装置は電気的
コントローラ1と、これによって稼動される前後方向駆
動機構2により矢印Xで示されている前後方向へ駆動さ
れる基台3と、何れも電気的コントローラ1により稼動
されることになる基台3に隣設の押え機構部4および基
台3自体に設けられた昇降方向駆動機構5と、この昇降
方向駆動機構5の稼動によって矢印Yで示される上下方
向へ駆動されるトレイ置台6とを具備している。
【0012】さらに、水平状態にある上記のトレイ置台
6上には、前後方向の一側に移載用トレイ7が載置さ
れ、他側には燒結済燃料ペレットPを多数林立載置した
状態にて、ロボットなどにより持ち運ばれる燒結用トレ
イ8が、隣接状態で配装され得るようになっている。上
記の移載用トレイ7と燒結用トレイ8には、夫々その周
側縁から平面コ字状の起立側板7a、8aが立設されて
いるが、互いに相対向する一側縁には起立側板がなく、
しかも、移載用トレイ7の移載用底板面7bと燒結用ト
レイ8の燒結用底板面8bとは、互いに面一状態となる
ように開口端縁7c、8cが突き合わされて配装保持さ
れる。
【0013】次に、前記した前後方向駆動機構2として
例示されているものは、図2のように電気的コントロー
ラ1により駆動されるモータ2aと、これにより回転さ
れる駆動螺軸2bを具備し、この駆動螺軸2bを基台3
に固設された軸受け2cに螺貫させることによってトラ
バース機構を構成し、モータ2aの稼動により基台3を
矢印X方向へ往復動自在としてある。
【0014】さらに、前記の押え機構部4として図面に
例示したものは、基台3に隣装の立設台4Aから立設し
た一対の脚部4a、4bに、エアシリンダなどにより構
成できる駆動部4c、4dが固設され、これを前記の電
気的コントローラ1により稼動させることにより、一対
の駆動部4c、4dから延設された可動押え板4e、4
fによって、燒結用トレイ8の燒結用底板面8b上に林
立配装の燒結済燃料ペレットPを、前記の矢印Xにより
示した前後方向から挟持自在となるよう構成されてい
る。
【0015】このため、上記の駆動部4c、4dの対向
面からは、前後方向へ所要長だけ延出自在であり、かつ
起立状態からトレイ置台6に向けて回動自在とした調整
腕杆4g、4hが略L字状に曲設されている。この調整
腕杆4g、4hの自由端部にあって、矢印Xで示された
前後方向と直交状にて、前記の可動押え板4e、4f
が、互いに平行状態となるよう取着されている。従っ
て、押え機構部4を適宜稼動調整すれば、起立状態にあ
った調整腕杆4g、4hを図1、図2に示す如く水平状
態となるまで回動させて、可動押え板4e、4fを燒結
用トレイ8の燒結用底板面8b上に臨装させた後、当該
調整腕杆4g、4hを前後方向に閉成移動させること
で、燒結用底板面8b上の燒結済燃料ペレットPを挟持
することができる。
【0016】上記の可動押え板4e、4fとして図1に
例示したものは、その両端部にあって、内側へ向け曲折
して形成した脱出防止曲端部4i、4jが形成され、こ
れにより可動押え板4e、4fによる前記の挟持操作を
行った際、不本意に燒結済燃料ペレットPが前後方向と
直交する矢印Zで示された左右方向へ脱出しないように
してある。また前掲昇降方向駆動機構5は基台3の上面
に取着された取着盤5aに取り付けた昇降用モータ5b
の稼動により、昇降動自在な昇降シリンダ5cが前記の
トレイ置台6における下面中央部に固設されており、こ
れにより、トレイ置台6は所望高さだけ昇降動自在とな
っている。
【0017】そこで、上記の燒結済燃料ペレットPに係
る移し替え装置を用いて請求項1の移し替え方法を実施
するには、図3(A)に示す如く先ず前記の通りトレイ
置台6上に、移載用トレイ7と燒結済燃料ペレットPを
林立載置した燒結用トレイ8とを、ロボットを用いるこ
とによって、前後方向に並装配置し、これにより、当該
両トレイ7、8を突き合わせ状態にすると共に、夫々の
移載用底板面7bと燒結用底板面8bとが同高となるよ
う面一状態とする。
【0018】このとき、前記の押え機構部4にあって
は、駆動部4c、4dから延出した調整腕杆4g、4h
に固定の可動押え板4e、4fは、図3(A)のように
起立状態となっているので、電気的コントローラ1によ
り押え機構部4を稼動させることにより、図3(B)に
示されている如く調整腕杆4g、4hを略90°回動さ
せることで、可動押え板4e、4fを水平状態とし、こ
れによって燒結用トレイ8の燒結用底板面8b上に、当
該可動押え板4e、4fを接近または当接させると共
に、両可動押え板4e、4f間に、燒結済燃料ペレット
Pを介装状態とする。
【0019】次に、図3(C)に明示の如く、駆動部4
c、4dの駆動により調整腕杆4g、4hを延出させる
ことで、可動押え板4e、4fを図1、図2につき説示
した如く前後方向(矢印X)へ向け近ずくように閉成移
動させ、これにより上記の燒結済燃料ペレットPを可動
押え板4e、4fにより挟持するのである。この後の工
程として、請求項1にあっては、図3(D)の如く図
1、図2により前説の昇降方向駆動機構5を、電気的コ
ントローラ1によって駆動することで、トレイ置台6を
上下方向(矢印Y)へ向けて、ここでは下降させること
により、燒結用トレイ8の燒結用底板面8bを、当該燒
結済燃料ペレットPの底面P′から離間させる。
【0020】請求項1では、上記の(D)に次いで図3
(I)に明示されている通り、前記図1、図2によって
説示した如く電気的コントローラ1により基台3を、矢
印Xに示す通り前後方向駆動機構2によって前後方向へ
移動させ、これによって、トレイ置台6上の移載用トレ
イ7における移載用底板面7bを、挟持されている上記
燒結済燃料ペレットPの直下に配装し、さらに、このト
レイ置台6を昇降方向駆動機構5の稼動によって上昇さ
せ、移載用トレイ7の移載用底板面7bを、当該燒結済
燃料ペレットPの底面P′に当接して、図3(J)の状
態とするのである。
【0021】さらに、請求項1にあっては、挟持してい
た一対の可動押え板4e、4fを押え機構部4の駆動部
4c、4dによって、前後方向へ開成移動することで、
図3(K)の如く燒結済燃料ペレットPを当該挟持の状
態から解放し、この状態から前同様の操作によりトレイ
置台6を再び下降させた後、前後方向へ移動させて、燒
結用トレイ8と移載用トレイ7とを当初の位置に復帰さ
せることで、全工程を完結することになる。
【0022】従って、上記の工程によるときは、適時の
可動押え板4e、4fによる燒結済燃料ペレットPの挟
持と、燒結用トレイ8と移載用トレイ7の適時における
昇降動操作により、燒結済燃料ペレットPの底面P′と
燒結用底板面8b、移載用底板面7bとが、全く摺接さ
れることなしに、燒結済燃料ペレットPを燒結用トレイ
8から移載用トレイ7へ移し替えることが可能となる。
【0023】尚、ここで図3の上記した(K)の状態か
ら、移載用トレイ7と燒結用トレイ8を原位置に復帰す
るため、図示例では(L)に明示の如く、押え機構部4
の駆動部4c、4dを駆動することによって、可動押え
板4e、4fを90°回動して、前記最初の起立状態と
した後、基台3の前後方向への移動によりトレイ置台6
を原位置に戻すことで、図3(M)の状態に復帰させる
ようにしている。
【0024】次に請求項2の移し替え方法につき説示す
ると、請求項1につき図3により説示した如く、その
(A)乃至(D)と(I)〜(M)については同じ工程
で実施されるが、(D)の工程すなわち燒結済燃料ペレ
ットPの底面P′から、燒結用トレイ8の燒結用底板面
8bを離間した際、挟持されている燒結済燃料ペレット
Pに、ずり落ちがあるかどうかを確認することになる。
実際上、この確認は上記の離間距離を前説の場合の約1
/3である2〜3mm程度とし、ずり落ちた燒結済燃料
ペレットPが、燒結用底板面8b上に落動載接している
か否かによって判断することになる。
【0025】そして、請求項2では上記の確認により、
ずり落ちなかった場合には、(I)の工程へ移行してし
まってもよいが、このような場合にあっても、降下させ
た当該燒結用トレイ8を、昇降方向駆動機構5の稼動に
より上動させて、燒結済燃料ペレットPを燒結用底板面
8b上に載置して図3の(E)に示す状態とし、さらに
押え機構部4の駆動部4c、4dにより、可動押え板4
e、4fを前記方向へ開成移動させ、同上図(F)の如
く可動押え板4e、4fによる燒結済燃料ペレットPの
挟持を解放し、すぐに可動押え板4e、4fを閉成移動
させて、図3(G)のように再度挟持状態と再度挟持工
程を実施することで、より確実なずり落ちのない挟持状
態を実現させるのである。そして当該挟持状態を確保し
たまま、図3(H)の通り再び、トレイ置台6を下降さ
せて燒結用トレイ8と移載用トレイ7とを降下させる
が、この際の降下は実際上、前記(D)における降下が
2〜3mmであったのに比し、その3倍程度とし、かく
して実施された再度挟持工程が終れば、図3(I)乃至
(M)に示されているように請求項1と同じ工程を続行
することになる。
【0026】さらに、請求項2では、前記の如く図3
(D)における工程にあって、燒結済燃料ペレットPの
ずり落ちが確認された場合、上記した如く(E)(F)
(G)(H)に示す再度挟持工程を実施するだけでな
く、ずり落ちの発生による燒結済燃料ペレットPの挟持
不確実性を補填するため、上記(E)〜(H)である再
度挟持工程を、少なくとも一回繰り返した後に、請求項
1と同じ(I)乃至(M)の工程に移行するのである
が、当該再度挟持工程は、ずり落ちがなくなるまで所要
回数だけ繰り返されることになる。かくして、請求項2
では請求項1の方法に対して、燒結済燃料ペレットPの
挟持不備に伴う、当該燒結済燃料ペレットPの脱落およ
び、これによる損壌と危険の発生を高い信頼度をもって
防止し得ることになる。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記のようにして実施または構
成されるものであるから、請求項1の移し替え方法によ
るときは、燒結済燃料ペレットを適時挟持し、かつ燒結
用トレイと移載用トレイを、これまた適時昇降動し、か
つ前後動させるようにしたので、燒結済燃料ペレット
が、変形や損傷した燒結用トレイ上を摺動されて移し替
えられることがなくなり、燒結済燃料ペレットに傷や欠
損の生ずる虞れがない。また摺動時における燒結済燃料
ペレットの転倒も解消することができ、当該転倒による
不測の損傷を回避できると共に、転倒した燒結済燃料ペ
レットを復帰させるための作業からも解放されることに
なる。
【0028】さらに、請求項2の移し替え方向によると
きは、請求項1の方法に加えて、燒結済燃料ペレットに
対する挟持工程を適時繰り返し実施するようにしたの
で、挟持した燒結済燃料ペレットが、挟持状態にあって
不本意に落下してしまうといったことを、高い信頼性を
もって回避することができる。
【0029】請求項3に係る移し替え装置によるとき
は、上記の請求項1および請求項2に係る方法を、電気
的コントローラ、前後方向駆動機構、基台、押え機構
部、昇降方向駆動機構、トレイ置台とこれに載置される
移載用トレイと燒結用トレイとによる適切な構成に基づ
き、電気的コントローラによる当該各構成部材の稼動に
より効率的にして、かつ高い信頼性をもって実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燒結済燃料ペレットの移し替え装
置を示す一実施例の斜視説明図である。
【図2】同上移し替え装置の正面略示図である。
【図3】(A)〜(M)は本願の請求項1と請求項2に
係る移し替え方法を示した工程略示説明図である。
【図4】従来における燒結済燃料ペレットの移し替え方
法を示した実施状態における縦断側面説明図である。
【符号の説明】
1 電気的コントローラ 2 前後方向駆動機構 3 基台 4 押え機構部 4e 可動押え板 4f 可動押え板 5 昇降方向駆動機構 6 トレイ置台 7 移載用トレイ 7b 移載用底板面 8 燒結用トレイ 8b 燒結用底板面 P 燒結済燃料ペレット P′ 燒結済燃料ペレットの底面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の燒結済燃料ペレットが、燒結用底
    板面上に林立載置された燒結用トレイと、当該燒結済燃
    料ペレットを移載用底板面上に移し替えるための移載用
    トレイとを、トレイ置台上にあって前後方向に並装配置
    し、別途用意した押え機構部の稼動により、一対の併装
    された可動押え板を、前後方向へ閉成移動することで、
    前記燒結用トレイにおける多数の燒結済燃料ペレットを
    前後側から挟持した後、前記のトレイ置台を下降させて
    燒結用トレイの燒結用底板面を、上記の燒結済燃料ペレ
    ットの底面から所要長だけ離間させ、さらに当該トレイ
    置台を前後方向に移動させることにより、前記移載用ト
    レイの移載用底板面を、挟持されている前記の燒結済燃
    料ペレット直下に配装し、次にこのトレイ置台を上昇さ
    せて移載用トレイの移載用底板面を、上記の燒結済燃料
    ペレットの底面に当接した後、前記一対の可動押え板を
    前後方向へ開成移動することで、燒結済燃料ペレットを
    前記の挟持から解放し、さらに、トレイ置台を下降した
    後、前後方向へ移動させて、燒結用トレイと移載用トレ
    イとを、当初の位置に復帰させるようにしたことを特徴
    とする燒結済燃料ペレットの移し替え方法。
  2. 【請求項2】 多数の燒結済燃料ペレットが、燒結用底
    板面上に林立載置された燒結用トレイと、当該燒結済燃
    料ペレットを移載用底板面上に移し替えるための移載用
    トレイとを、トレイ置台上にあって前後方向に並装配置
    し、別途用意した押え機構部の稼動により、一対の併装
    された可動押え板を、前後方向へ閉成移動することで、
    前記燒結用トレイにおける多数の燒結済燃料ペレットを
    前後側から挟持した後、前記のトレイ置台を下降させて
    燒結用トレイの燒結用底板面を、上記の燒結済燃料ペレ
    ットの底面から所要長だけ離間させ、挟持された燒結済
    燃料ペレットのずり落ちがないことを確認したときに
    は、上記のトレイ置台を上昇させて燒結用トレイの燒結
    用底板面を燒結済燃料ペレットの底面に当接した後、前
    記の可動押え板による燒結済燃料ペレットの挟持を解放
    し、さらに、当該可動押え板を前後方向へ閉成移動させ
    ることにより、再度当該燒結用トレイにおける多数の燒
    結済燃料ペレットを前後側から挟持し、その後再び前記
    のトレイ置台を下降させて燒結用トレイの燒結用底板面
    を、上記の燒結済燃料ペレットの底面から離間させる再
    度挟持工程を施した後、または施さずして、一方前記し
    た燒結済燃料ペレットにずり落ちが確認されたときに
    は、上記の再度挟持工程を、ずり落ちがなくなるまで所
    要回だけ繰り返した後にあって、さらに当該トレイ置台
    を前後方向に移動させることにより、前記移載用トレイ
    の移載用底板面を、挟持されている前記の燒結済燃料ペ
    レット直下に配装し、次にこのトレイ置台を上昇させて
    移載用トレイの移載用底板面を、上記の燒結済燃料ペレ
    ットの底面に当接した後、前記一対の可動押え板を前後
    方向へ開成移動することで、燒結済燃料ペレットを前記
    の挟持から解放し、さらに、トレイ置台を下降した後、
    前後方向へ移動させて、燒結用トレイと移載用トレイと
    を、当初の位置に復帰させるようにしたことを特徴とす
    る燒結済燃料ペレットの移し替え方法。
  3. 【請求項3】 電気的コントローラによって稼動される
    前後方向駆動機構と、この前後方向駆動機構によって前
    後方向へ所要長だけ往復動自在である基台と、何れも前
    記の電気的コントローラによって稼動されることになる
    基台に隣設の押え機構部および基台自在に設けられた昇
    降方向駆動機構と、この昇降方向駆動機構によって上下
    方向へ所要長だけ往復動自在であり、かつ、多数の燒結
    済燃料ペレットが、燒結用底板面上に林立載置された燒
    結用トレイと、当該燒結済燃料ペレットを移載用底板面
    上に移し替えるための移載用トレイとが、前後方向に並
    装可能なるよう配置自在なトレイ置台とを具備し、前記
    の押え機構部には、その稼動により、前記の燒結用トレ
    イにおける燒結用底板面上に林立載置された多数の燒結
    済燃料ペレットを、前後側から閉成または開成して夫々
    挟持または当該挟持の解除を可能とした一対の可動押え
    板が装備されていることを特徴とする燒結済燃料ペレッ
    トの移し替え装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114171221A (zh) * 2021-11-08 2022-03-11 中国核电工程有限公司 一种芯块储存机构及芯块转运装置

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