JP3634454B2 - 位置決め方法 - Google Patents
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- Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
- Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は位置決め方法、詳しくは角形チップ抵抗器等の製造工程における複数本の短冊状のセラミックス基板をマガジン内で高さを揃える方法に関する。
【0002】
【従来技術】
複数の製品(以下、ワーク)をマガジンまたはケース(以下、マガジン)に並べて、例えば印刷工程などでこれらのワークの側面に同時に所定の塗料を塗布することがある。この場合、これらのワークがマガジン内ですべて同一高さに整列されている必要がある。
【0003】
このようなマガジン内での整列および高さ揃え(位置決め)は、従来は、以下のようになされていた。すなわち、図7に示すように、複数のワーク(バー状基板)1を、その両端が溝に挿入されるように、マガジン2内の所定位置に投入し、これらのバー状基板1の両端部をクランパ(板バネ)3にて固定する。ところが、この場合のワーク1は各クランパ3によって様々な高さ位置に固定されている(A)。そこで、位置決めテーブル4を下方からマガジン2下面まで上昇させる(B)。そして、クランパ3のクランプを解除し、これらのワーク1を位置決めテーブル4上まで自重で自然落下させる。さらに、位置決めテーブル4を位置決め位置まで上昇させ、各ワーク1の高さを揃える(C)。そして、再度、クランパ3により各ワーク1をマガジン2内に固定する。その後、位置決めテーブル4は下降させる(D)。このようにしてマガジン2内で保持した複数本のワーク1の高さを均一に揃えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来技術には以下の課題が生じていた。第1に、位置決めテーブル上にワークを自重により落下させるようにしていたため、図8(A)に示すように、マガジン側壁にワークが密着していた場合(貼り付いていた場合)、位置決めテーブル上にワークが落下せず、その位置出しができない場合が生じていた。第2に、位置決めテーブルにより位置決めを行い、ワークをクランパで再固定するとき、図8(B)に示すように、クランパの付勢力によりワークが溝内で飛び上がり、ずれたまま固定される場合がある。
【0005】
【目的】
この発明の目的は、複数のワークの高さを確実に均一に揃えることにある。また、この発明は、マガジンにて複数のワークの高さを同時に均一に揃えることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、マガジン内の所定位置に挿入された複数の製品を、複数のクランパによって略水平方向に付勢してマガジン内に保持した複数の製品の高さ位置を揃える位置決め方法であって、各製品をそれらの側方から前記クランパによりそれぞれ保持する工程と、各クランパによる保持後、上記マガジンの下面位置に位置決めテーブルを配置し、各クランパによる製品の保持状態をそれぞれ解除して、各製品を位置決めテーブル上に落下させる工程と、各製品の位置決めテーブルへの落下後、該位置決めテーブルが下に動かない力で、各製品を上方から押さえ部材で押し下げ、各製品を上記位置決めテーブルと上記押さえ部材との間で挟む工程と、各製品を上記位置決めテーブルと上記押さえ部材との間で挟んだまま、上記位置決めテーブルを押し上げて、各製品をクランパによるクランプ位置にそれぞれ配置する工程と、各製品のクランプ位置への配置後、各製品を上記位置決めテーブルと上記押さえ部材との間で挟んだまま、各製品を上記クランパによりそれぞれ再保持する工程と、この再保持後、上記位置決めテーブルを下げてるとともに、上記押さえ部材を上昇させる工程とを備えた位置決め方法である。
【0007】
【作用】
この発明では、複数の製品はクランパにより付勢されてマガジン内に保持されている。各クランパによる保持後、マガジンの下面位置に位置決めテーブルを配置し、各クランパによる製品の保持状態をそれぞれ解除して、各製品を位置決めテーブル上に落下させる。次に、位置決めテーブルを上昇させて各製品を押し上げる。各製品の位置決めテーブルへの落下後、位置決めテーブルが下に動かない力で、各製品をそれらの上方から押さえ部材で押し下げ、各製品を位置決めテーブルと押さえ部材との間で挟む。この結果、高さの異なる製品もその高さが同時に均一に揃えられることとなる。高さを揃えた後、クランパで製品を付勢してマガジン内に再び保持する。なお、製品はマガジンごと次の工程に送られてその上側の面に例えば塗料が均一に塗布される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る位置決め装置の一実施例を図面を参照して説明する。図1〜図4は一実施例に係る位置決め装置を説明するための図である。図5は一実施例に係るマガジンを後工程に送った場合を示す図である。図6の(A)〜(F)は一実施例での動作を説明するための図である。
【0009】
図1〜図4において、11はコの字形状の枠体であるマガジンである。このマガジンは位置決め装置に対して略水平に載置・保持されるものであって、互いに平行な一対の対向辺12A、12Bと、これらの対向辺12A,12Bの各一端部を連結する連結辺12Cとで構成されている。対向辺12A,12Bには、略水平面内で互いに対向するように複数の溝13が並設されている。各溝13は鉛直方向に延びている。また、各対向辺12A、12Bの各溝13は互いに所定間隔だけ離間してかつ対向して開口しており、ワークであるバー状基板14がその厚さ方向が略水平になるようにした状態で挿入される。これらのバー状基板14は、その両端部が溝13の側壁に板バネ(クランプ)15によって押しつけられることでマガジン11に保持される構成である。
【0010】
各板バネ15は、その先端が溝13の側壁に対向し、その基端がロッド16A,16Bに固着されている。各ロッド16A,16Bは対向辺12A,12Bに、その長さ方向に沿ってそれぞれスライド可能に設けられており、スプリング17A,17Bによってバー状基板14を挟む方向(矢印X)に付勢されている。したがって、これらのスプリング力に対抗してロッド16A,16Bを矢印Y方向に付勢すると、各板バネ15はその先端でのバー状基板14の挟圧を解除することとなる。図2にて18は挟圧解除用のアームである。また、18Aはマガジン11の上下位置の位置決め用のテーブルであって、このテーブル18A上にマガジン11は載置され、上下動される構成である。
【0011】
そして、このような構成のマガジン11がテーブル18Aの上に略水平にセットされる位置決めステーションでは、図2〜図4に示すように、その下方に位置決めテーブル19がシリンダ、カム等により上下動自在に設けられている。また、マガジン11の上方には押さえ部材20が同様に上下動自在に設けられている。位置決めテーブル19および押さえ部材20は共に垂直断面がコの字型であって、上記複数のバー状基板14を略同時に係合、押圧可能に構成されている。すなわち、幅方向を垂直にしてマガジン11に保持された複数のバー状基板14の下面および上面は、位置決めテーブル19の平坦な上面および押さえ部材20の平坦な下面にそれぞれ当接可能になされている。
【0012】
図5は位置決めステーションの次の工程である印刷工程を説明するものである。この工程では、位置決めステーションで複数のバー状基板14の高さが揃えられたマガジン11は、印刷テーブル22の上に載置される。印刷テーブル22はシリンダ23で昇降自在に設けられている。塗料を塗布するための塗料台23は前後方向Zに移動自在に設けられている。この装置では、マガジン11に高さ位置決めされた多数のバー状基板14の側面(厚み面)に塗料を均一に塗布することとなる。
【0013】
以下、図6(A)〜(F)を参照してこの位置決め装置の作用について説明する。まず、(A)に示すように、複数本のバー状基板14をマガジン11に保持させる。このとき、クランパ15に押圧されたバー状基板14の溝13内での高さ位置はばらついている。そこで、(B)に示すように、位置決めテーブル19をマガジン11の下面までまず上昇させる。そして、クランパ15を矢印w方向に移動させ、その押圧を解除する。この結果、バー状基板14の固定は解かれてその大部分は自重により落下する。
【0014】
ところが、溝13の壁面に貼り付いたバー状基板14が残ることがあり、これを落下させるために、(C)に示すように、これらの上から押さえ部材20を下降させる。このときの下降は、下方で停止した位置決めテーブル19が下に動かない程度の小さな力で行う。この結果、貼り付いたバー状基板14もマガジン11の溝13側壁からはがされ、位置決めテーブル19上まで落とされる。このようにして全てのバー状基板14について位置決めテーブル19上に落下し、押さえ部材20との間に挟まれる。
【0015】
次に、(D)に示すように、位置決めテーブル19を所定高さだけ上昇させる。このとき、バー状基板14と押さえ部材20も同時に押し上げられる。次に、(E)に示すように、ロッド16A,16Bをスライドさせてクランパ15を矢印u方向に移動させる。再度、バー状基板14をマガジン11の溝13側壁との間に挟圧して固定するものである。このとき、押さえ部材20と位置決めテーブル19との間に挟まれているため、バー状基板14の溝13からの飛び出し等は、完全に防ぐことができる。
【0016】
最後に、(F)に示すように、押さえ部材20を上昇させるとともに、位置決めテーブル19を下降させる。これらの結果、多数のバー状基板14のマガジン11内での高さを同時に均一に揃えることができる。よって、後工程の印刷で、バー状基板14の一本ずつの塗り幅のバラツキ等をなくすことができる。すなわち、印刷不良を低減することができる。
【0017】
【発明の効果】
この発明によれば、マガジン内のワークの高さを確実に均一に揃えることができる。後工程でのトラブルや品質異常を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る位置決め方法に用いられるマガジンを示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施例に係る位置決め方法に用いられる位置決め装置の概略を示す正面図である。
【図3】この発明の一実施例に係るマガジンと位置決めテーブルとの関係を示す斜視図である。
【図4】この発明の一実施例に係る位置決め方法に用いられる位置決め装置の概略を示す正面図である。
【図5】この発明の一実施例に係る印刷装置の概略を示す斜視図である。
【図6】この発明の一実施例に係る位置決め方法の各工程を説明するための模式図である。
【図7】従来の位置決め方法の各工程を説明するための模式図である。
【図8】従来の位置決め方法での欠点を説明するための模式図である。
【符号の説明】
11 マガジン、
13 溝、
14 バー状基板(ワーク、製品)、
15 クランパ、
19 位置決めテーブル、
20 押さえ部材。
【発明の属する技術分野】
この発明は位置決め方法、詳しくは角形チップ抵抗器等の製造工程における複数本の短冊状のセラミックス基板をマガジン内で高さを揃える方法に関する。
【0002】
【従来技術】
複数の製品(以下、ワーク)をマガジンまたはケース(以下、マガジン)に並べて、例えば印刷工程などでこれらのワークの側面に同時に所定の塗料を塗布することがある。この場合、これらのワークがマガジン内ですべて同一高さに整列されている必要がある。
【0003】
このようなマガジン内での整列および高さ揃え(位置決め)は、従来は、以下のようになされていた。すなわち、図7に示すように、複数のワーク(バー状基板)1を、その両端が溝に挿入されるように、マガジン2内の所定位置に投入し、これらのバー状基板1の両端部をクランパ(板バネ)3にて固定する。ところが、この場合のワーク1は各クランパ3によって様々な高さ位置に固定されている(A)。そこで、位置決めテーブル4を下方からマガジン2下面まで上昇させる(B)。そして、クランパ3のクランプを解除し、これらのワーク1を位置決めテーブル4上まで自重で自然落下させる。さらに、位置決めテーブル4を位置決め位置まで上昇させ、各ワーク1の高さを揃える(C)。そして、再度、クランパ3により各ワーク1をマガジン2内に固定する。その後、位置決めテーブル4は下降させる(D)。このようにしてマガジン2内で保持した複数本のワーク1の高さを均一に揃えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来技術には以下の課題が生じていた。第1に、位置決めテーブル上にワークを自重により落下させるようにしていたため、図8(A)に示すように、マガジン側壁にワークが密着していた場合(貼り付いていた場合)、位置決めテーブル上にワークが落下せず、その位置出しができない場合が生じていた。第2に、位置決めテーブルにより位置決めを行い、ワークをクランパで再固定するとき、図8(B)に示すように、クランパの付勢力によりワークが溝内で飛び上がり、ずれたまま固定される場合がある。
【0005】
【目的】
この発明の目的は、複数のワークの高さを確実に均一に揃えることにある。また、この発明は、マガジンにて複数のワークの高さを同時に均一に揃えることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、マガジン内の所定位置に挿入された複数の製品を、複数のクランパによって略水平方向に付勢してマガジン内に保持した複数の製品の高さ位置を揃える位置決め方法であって、各製品をそれらの側方から前記クランパによりそれぞれ保持する工程と、各クランパによる保持後、上記マガジンの下面位置に位置決めテーブルを配置し、各クランパによる製品の保持状態をそれぞれ解除して、各製品を位置決めテーブル上に落下させる工程と、各製品の位置決めテーブルへの落下後、該位置決めテーブルが下に動かない力で、各製品を上方から押さえ部材で押し下げ、各製品を上記位置決めテーブルと上記押さえ部材との間で挟む工程と、各製品を上記位置決めテーブルと上記押さえ部材との間で挟んだまま、上記位置決めテーブルを押し上げて、各製品をクランパによるクランプ位置にそれぞれ配置する工程と、各製品のクランプ位置への配置後、各製品を上記位置決めテーブルと上記押さえ部材との間で挟んだまま、各製品を上記クランパによりそれぞれ再保持する工程と、この再保持後、上記位置決めテーブルを下げてるとともに、上記押さえ部材を上昇させる工程とを備えた位置決め方法である。
【0007】
【作用】
この発明では、複数の製品はクランパにより付勢されてマガジン内に保持されている。各クランパによる保持後、マガジンの下面位置に位置決めテーブルを配置し、各クランパによる製品の保持状態をそれぞれ解除して、各製品を位置決めテーブル上に落下させる。次に、位置決めテーブルを上昇させて各製品を押し上げる。各製品の位置決めテーブルへの落下後、位置決めテーブルが下に動かない力で、各製品をそれらの上方から押さえ部材で押し下げ、各製品を位置決めテーブルと押さえ部材との間で挟む。この結果、高さの異なる製品もその高さが同時に均一に揃えられることとなる。高さを揃えた後、クランパで製品を付勢してマガジン内に再び保持する。なお、製品はマガジンごと次の工程に送られてその上側の面に例えば塗料が均一に塗布される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る位置決め装置の一実施例を図面を参照して説明する。図1〜図4は一実施例に係る位置決め装置を説明するための図である。図5は一実施例に係るマガジンを後工程に送った場合を示す図である。図6の(A)〜(F)は一実施例での動作を説明するための図である。
【0009】
図1〜図4において、11はコの字形状の枠体であるマガジンである。このマガジンは位置決め装置に対して略水平に載置・保持されるものであって、互いに平行な一対の対向辺12A、12Bと、これらの対向辺12A,12Bの各一端部を連結する連結辺12Cとで構成されている。対向辺12A,12Bには、略水平面内で互いに対向するように複数の溝13が並設されている。各溝13は鉛直方向に延びている。また、各対向辺12A、12Bの各溝13は互いに所定間隔だけ離間してかつ対向して開口しており、ワークであるバー状基板14がその厚さ方向が略水平になるようにした状態で挿入される。これらのバー状基板14は、その両端部が溝13の側壁に板バネ(クランプ)15によって押しつけられることでマガジン11に保持される構成である。
【0010】
各板バネ15は、その先端が溝13の側壁に対向し、その基端がロッド16A,16Bに固着されている。各ロッド16A,16Bは対向辺12A,12Bに、その長さ方向に沿ってそれぞれスライド可能に設けられており、スプリング17A,17Bによってバー状基板14を挟む方向(矢印X)に付勢されている。したがって、これらのスプリング力に対抗してロッド16A,16Bを矢印Y方向に付勢すると、各板バネ15はその先端でのバー状基板14の挟圧を解除することとなる。図2にて18は挟圧解除用のアームである。また、18Aはマガジン11の上下位置の位置決め用のテーブルであって、このテーブル18A上にマガジン11は載置され、上下動される構成である。
【0011】
そして、このような構成のマガジン11がテーブル18Aの上に略水平にセットされる位置決めステーションでは、図2〜図4に示すように、その下方に位置決めテーブル19がシリンダ、カム等により上下動自在に設けられている。また、マガジン11の上方には押さえ部材20が同様に上下動自在に設けられている。位置決めテーブル19および押さえ部材20は共に垂直断面がコの字型であって、上記複数のバー状基板14を略同時に係合、押圧可能に構成されている。すなわち、幅方向を垂直にしてマガジン11に保持された複数のバー状基板14の下面および上面は、位置決めテーブル19の平坦な上面および押さえ部材20の平坦な下面にそれぞれ当接可能になされている。
【0012】
図5は位置決めステーションの次の工程である印刷工程を説明するものである。この工程では、位置決めステーションで複数のバー状基板14の高さが揃えられたマガジン11は、印刷テーブル22の上に載置される。印刷テーブル22はシリンダ23で昇降自在に設けられている。塗料を塗布するための塗料台23は前後方向Zに移動自在に設けられている。この装置では、マガジン11に高さ位置決めされた多数のバー状基板14の側面(厚み面)に塗料を均一に塗布することとなる。
【0013】
以下、図6(A)〜(F)を参照してこの位置決め装置の作用について説明する。まず、(A)に示すように、複数本のバー状基板14をマガジン11に保持させる。このとき、クランパ15に押圧されたバー状基板14の溝13内での高さ位置はばらついている。そこで、(B)に示すように、位置決めテーブル19をマガジン11の下面までまず上昇させる。そして、クランパ15を矢印w方向に移動させ、その押圧を解除する。この結果、バー状基板14の固定は解かれてその大部分は自重により落下する。
【0014】
ところが、溝13の壁面に貼り付いたバー状基板14が残ることがあり、これを落下させるために、(C)に示すように、これらの上から押さえ部材20を下降させる。このときの下降は、下方で停止した位置決めテーブル19が下に動かない程度の小さな力で行う。この結果、貼り付いたバー状基板14もマガジン11の溝13側壁からはがされ、位置決めテーブル19上まで落とされる。このようにして全てのバー状基板14について位置決めテーブル19上に落下し、押さえ部材20との間に挟まれる。
【0015】
次に、(D)に示すように、位置決めテーブル19を所定高さだけ上昇させる。このとき、バー状基板14と押さえ部材20も同時に押し上げられる。次に、(E)に示すように、ロッド16A,16Bをスライドさせてクランパ15を矢印u方向に移動させる。再度、バー状基板14をマガジン11の溝13側壁との間に挟圧して固定するものである。このとき、押さえ部材20と位置決めテーブル19との間に挟まれているため、バー状基板14の溝13からの飛び出し等は、完全に防ぐことができる。
【0016】
最後に、(F)に示すように、押さえ部材20を上昇させるとともに、位置決めテーブル19を下降させる。これらの結果、多数のバー状基板14のマガジン11内での高さを同時に均一に揃えることができる。よって、後工程の印刷で、バー状基板14の一本ずつの塗り幅のバラツキ等をなくすことができる。すなわち、印刷不良を低減することができる。
【0017】
【発明の効果】
この発明によれば、マガジン内のワークの高さを確実に均一に揃えることができる。後工程でのトラブルや品質異常を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る位置決め方法に用いられるマガジンを示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施例に係る位置決め方法に用いられる位置決め装置の概略を示す正面図である。
【図3】この発明の一実施例に係るマガジンと位置決めテーブルとの関係を示す斜視図である。
【図4】この発明の一実施例に係る位置決め方法に用いられる位置決め装置の概略を示す正面図である。
【図5】この発明の一実施例に係る印刷装置の概略を示す斜視図である。
【図6】この発明の一実施例に係る位置決め方法の各工程を説明するための模式図である。
【図7】従来の位置決め方法の各工程を説明するための模式図である。
【図8】従来の位置決め方法での欠点を説明するための模式図である。
【符号の説明】
11 マガジン、
13 溝、
14 バー状基板(ワーク、製品)、
15 クランパ、
19 位置決めテーブル、
20 押さえ部材。
Claims (1)
- マガジン内の所定位置に挿入された複数の製品を、複数のクランパによって略水平方向に付勢してマガジン内に保持した複数の製品の高さ位置を揃える位置決め方法であって、
各製品をそれらの側方から前記クランパによりそれぞれ保持する工程と、
各クランパによる保持後、上記マガジンの下面位置に位置決めテーブルを配置し、各クランパによる製品の保持状態をそれぞれ解除して、各製品を位置決めテーブル上に落下させる工程と、
各製品の位置決めテーブルへの落下後、該位置決めテーブルが下に動かない力で、各製品を上方から押さえ部材で押し下げ、各製品を上記位置決めテーブルと上記押さえ部材との間で挟む工程と、
各製品を上記位置決めテーブルと上記押さえ部材との間で挟んだまま、上記位置決めテーブルを押し上げて、各製品をクランパによるクランプ位置にそれぞれ配置する工程と、
各製品のクランプ位置への配置後、各製品を上記位置決めテーブルと上記押さえ部材との間で挟んだまま、各製品を上記クランパによりそれぞれ再保持する工程と、
この再保持後、上記位置決めテーブルを下げてるとともに、上記押さえ部材を上昇させる工程とを備えた位置決め方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21235895A JP3634454B2 (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 位置決め方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21235895A JP3634454B2 (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 位置決め方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0946097A JPH0946097A (ja) | 1997-02-14 |
JP3634454B2 true JP3634454B2 (ja) | 2005-03-30 |
Family
ID=16621231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21235895A Expired - Fee Related JP3634454B2 (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 位置決め方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3634454B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63122202A (ja) * | 1986-11-12 | 1988-05-26 | 株式会社村田製作所 | 電子部品の端面電極塗布用治具および電子部品の端面電極塗布方法 |
JPH01145921A (ja) * | 1987-11-30 | 1989-06-07 | Murata Mfg Co Ltd | 部品配向装置 |
JP2726196B2 (ja) * | 1992-05-25 | 1998-03-11 | ローム株式会社 | 棒状基板における側面電極膜の塗布方法 |
JP2721140B2 (ja) * | 1995-10-16 | 1998-03-04 | ローム株式会社 | 棒状基板における側面電極膜の形成方法およびその形成装置 |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP21235895A patent/JP3634454B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0946097A (ja) | 1997-02-14 |
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