JPH09331698A - ステッピングモータ駆動回路 - Google Patents

ステッピングモータ駆動回路

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JPH09331698A
JPH09331698A JP14762596A JP14762596A JPH09331698A JP H09331698 A JPH09331698 A JP H09331698A JP 14762596 A JP14762596 A JP 14762596A JP 14762596 A JP14762596 A JP 14762596A JP H09331698 A JPH09331698 A JP H09331698A
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JP
Japan
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current
output switching
output
motor coil
switching element
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JP14762596A
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Satoshi Kusaka
日下  智
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル電流を出力電流制御電圧に精度良く追
随させてステッピングモータの振動を除去し位置精度の
高い2相ステッピングモータの駆動回路を得る。 【解決手段】 電流方向信号とタイミング信号の制御で
各相のモータコイルに接続された出力スイッチング素子
のマイクロステップオン/オフを制御し、モータコイル
電流に比例した検出電圧と出力電流制御電圧との比較信
号によりタイミング信号の発生を制御し、モータコイル
電流が増加する区間と減少する区間とを判別しそれぞれ
の区間の切替えに伴いマイクロステップオン/オフする
出力スイッチング素子を切替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステッピングモー
タ等に使用されるステッピングモータ駆動回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の2相ステッピングモータ
駆動回路としては、その1例として、図7乃至図11に
示すようなものがあった。図7は従来の2相ステッピン
グモータ駆動回路の構成を示すブロック線図、図8は図
7に示す2相ステッピングモータ駆動回路の動作の1例
を示すタイミング図、図9は図8に示すタイミングの詳
細を示すタイミング図、図10は図7に示す2相ステッ
ピングモータ駆動回路の動作の他の例を示すタイミング
図、図11は図10に示すタイミングの詳細を示すタイ
ミング図である。
【0003】まず、図7を参照して、上記従来の2相ス
テッピングモータ駆動回路の構成について説明する。図
7において、101はHブリッジ型の出力回路であっ
て、電源VDDと共通端子C1との間にはトーテンポー
ル型に接続された出力スイッチング素子11,14が接
続され、同じく電源VDDと共通端子C1との間にはト
ーテンポール型に接続された出力スイッチング素子1
3,12が接続されている。また、それぞれの出力、す
なわち、出力回路101の出力をモータコイルL1に接
続するモータドライブ端子OUT1,OUT2と電源V
DD間にはフライホールダイオード31,33が接続さ
れ、モータドライブ端子OUT1,OUT2とGND間
にはフライホールダイオード34,32が接続され、2
つのモータドライブ端子OUT1,OUT2間にはモー
タコイルL1が接続されている。
【0004】また、RS1はトーテンポール型の出力回
路101のGND側に接続された出力スイッチング素子
12,14の共通端子C1とGNDとの間に接続され共
通端子C1に流れる電流を検出する電流検出抵抗、20
1は反転入力端子に共通端子C1が接続され、非反転入
力端子にはモータコイルL1の電流を制御するため予め
定められた波形で増減する出力電流制御電圧VCTL1
が接続され、その電圧VCTL1と電流検出抵抗RS1
に流れる電流(共通端子C1に流れる電流)に比例した
電圧VC1とを比較して合致したときに比較出力S3を
タイマー回路103に出力する電圧比較回路である。
【0005】また、103は出力スイッチング素子制御
回路102に対し出力スイッチング素子11,12,1
3,14のマイクロステップ(オン/オフまたはチョッ
ピング)動作を制御するために、出力電流制御電圧VC
TL1と電流検出抵抗RS1に流れる電流に比例した電
圧VC1とが合致したという比較出力S3を電圧比較回
路201から受けて、モータコイルL1に対する予め定
めた所定の電流オフ期間を開始させるため、出力スイッ
チング素子11,12,13,14をオフに切替えるよう
制御するタイミング信号S2を出力するタイマー回路で
ある。
【0006】102は4つの各出力がそれぞれ出力スイ
ッチング素子11,12,13,14に接続され、電流方
向信号S1とタイマー回路103からのタイミング信号
S2とを入力し、電流方向信号S1の制御によるモータ
コイルL1の電流方向の切替えのための出力スイッチン
グ素子11,12,13,14の切替えと、タイミング信
号S2によりモータコイルL1に対する電流オン/オフ
(マイクロステップ)期間を制御するため、出力スイッ
チング素子11,12,13,14のオン/オフとを制御
する出力スイッチング素子制御回路(図には、出力素子
制御回路と示す)である。
【0007】以上説明した2相ステッピングモータ駆動
回路の各構成部は、図7の左半部に示した1相分の駆動
回路である。従って、2相ステッビングモータの場合、
上記1相分の駆動回路と全く同一構成を有する駆動回路
が、図7の右半部に示すように更にもう1つ装備され
て、2相ステッピングモータ駆動回路を構成する。
【0008】次に、図7を参照して、上記従来の2相ス
テッピングモータ駆動回路の動作について説明する。
尚、2相ステッピングモータ駆動回路の動作の説明も1
相分のみ行い、他相は同様であるからその説明は省略す
る。電流方向信号S1は2値のデジタル信号H/Lによ
り、モータコイルL1の電流方向を制御する。ここで、
電流方向信号S1がH(「ハイ」、以下同じ)である
と、出力スイッチング素子制御回路102の制御により
出力スイッチング素子11,12がオンし、出力スイッ
チング素子13,14がオフすると仮定する。
【0009】モータドライブ端子OUT1は出力スイッ
チング素子11がオンし、出力スイッチング素子14が
オフすることにより電源VDDに接続され、他方のモー
タドライブ端子OUT2は出力スイッチング素子12が
オンし出力スイッチング素子13がオフすることにより
GNDに接続される。従って、モータドライブ電流は、
電源VDDから出力スイッチング素子11、モータドラ
イブ端子OUT1、モータコイルL1、他方のモータド
ライブ端子OUT2、出力スイッチング素子12、電流
検出抵抗RS1,GNDの経路で流れる。
【0010】また逆に、電流方向信号S1がL(「ロ
ー」、以下同じ)の場合は、モータドライブ電流は、電
源VDDから出力スイッチング素子13、モータドライ
ブ端子OUT2、モータコイルL1、モータドライブ端
子OUT1、出力スイッチング素子14、電流検出抵抗
RS1、GNDの経路で流れる。このようにして、モー
タコイルL1に流れる電流の方向が決定される。
【0011】次に、モータコイルL1に流れる電流の制
御方法について説明する。モータコイルL1に流れるモ
ータコイル電流IOUT1は、モータコイルL1に流れ
ていない状態(電流0)から電流が増加していき所定の
電流(後述する)に達すると出力スイッチング素子をオ
フし、モータコイル電流IOUT1を減少させるように
動作する。
【0012】上記の説明のように、モータコイル電流I
OUT1は入力された電流方向信号S1のレベルH/L
に従い、出力スイッチング素子11,12,13,14の
制御により予め定められた所定の方向に流れる。以下の
説明では、モータコイル電流IOUT1は、電流方向信
号S1がHのときには、出力スイッチング素子11及び
12がオンして、モータドライブ端子OUT1からモー
タコイルL1を通し、モータドライブ端子OUT2の方
向に流れるものとする。
【0013】モータコイルL1に電流が流れると、電流
検出抵抗RS1にも電流が流れ、端子C1にモータコイ
ル電流IOUT1に比例した電圧VC1が発生する。こ
の電圧VC1と所定の波形の出力電流制御電圧VCTL
1とを比較し、〔VC1<VCTL1〕であれば比較出
力S3はHであり、タイマー回路103及び出力スイッ
チング素子制御回路102を通し、出力スイッチング素
子11,12がオン状態を保持して、更にモータコイル
電流IOUT1は増加していく。
【0014】モータコイル電流IOUT1が増加して、
電圧VC1が〔VC1≧VCTL1〕となった瞬間に、
電圧比較回路201の比較出力S3はH→Lに切り替わ
り、タイマー回路103及び出力スイッチング素子制御
回路102を通し、タイマー回路で決定されたTOFF
期間、出力スイッチング素子11,12をオフさせる
(オフの仕方は後述する)。出力スイッチング素子1
1,12がオフすることによりモータコイル電流IOU
T1は減少していく。そしてタイマー回路103で決定
したTOFF期間中、電圧VC1の如何に係わらず、出
力スイッチング素子11,12をオフし、TOFF期間
が経過した後に、再び出力スイッチング素子11,12
をオンさせる動作を繰り返すことにより、モータコイル
電流IOUT1を出力電流制御電圧VCTLに比例した
電流に制御するようにしている。
【0015】以下、図8,図9,図10及び図11を参
照して、従来の2相ステッピングモータ駆動回路の問題
点について述べる。上記において、出力スイッチング素
子11,12をオフさせる方法として、出力スイッチン
グ素子11,12をオフさせるTOFF期間になると、
それまでオン状態であったスイッチング素子11,12
のうち11だけをオフさせる方法と、両出力スイッチン
グ素子11,12ともオフさせる方法とがある。
【0016】まず、図8及び図9を参照して、今までオ
ン状態であった出力スイッチング素子11,12のうち
11だけをオフさせる方法について、そのマイクロステ
ップ(チョッパ)駆動方法の問題点について述べる。
尚、ここでは、出力スイッチング素子11だけをオフさ
せる場合を考えるが、出力スイッチング素子12だけを
オフしても同様の問題が発生する。
【0017】図8及び図9には、出力電流制御電圧VC
TL1とモータコイル電流IOUT1との関係が示され
ている。モータコイル電流IOUT1が増加するT1区
間において、出力するモータコイル電流IOUT1の増
加は出力電流制御電圧VCTL1の増加に比例し、且つ
出力スイッチング素子11,12がオン/オフすること
によって発生する電流リップルも小さく、良好なモータ
コイル電流IOUT1を得ることが出来る。
【0018】しかし、モータコイル電流IOUT1が減
少するT2区間においては、出力スイッチング素子11
をオフしただけでは、モータコイル電流IOUT1が出
力電流制御電圧VCTL1の減少に比例して希望する電
流まで減少しないという問題があった。
【0019】以下、その点について詳細に説明する。す
なわち、出力スイッチング素子11と12がオンしてい
る時のモータドライブ端子OUT1の電圧は出力スイッ
チング素子のオン電圧を無視すると電源電圧VDDであ
り、モータドライブ端子OUT2の電圧はGNDとな
る。t=0においてモータコイル電流IOUT1=0の
状態から、モータコイルL1に電源電圧VDDが印加さ
れた時の、t=t秒後のモータコイル電流IOUT1は
下記の(1)式で算出され急激に増加してく。
【0020】 IOUT=(VDD/R)*{1−Exp(−R*t/L)}・・・(1)式 但し、Rはモータコイルの直流抵抗。
【0021】次に、t=tlとなったときに、〔出力電
流検出抵抗の電圧VC1≧出力電流制御電圧VCTL
1〕となったため、それまでオン状態であった出力スイ
ッチング素子11と12のうち11だけをオフさせる
と、モータコイルL1の回生電流は、モータコイルL1
から、モータドライブ端子OUT2、出力スイッチング
素子12、電流検出抵抗RS1,GND、フライホール
ダイオード34、モータドライブ端子OUT1を経由し
て、モータコイルL1に戻る。この時、モータコイルL
1の両端にかかる電圧VL1は、出力スイッチング素子
12のオン電圧VDSと、電流検出抵抗RS1の電圧降
下と、フライホールダイオード34の電圧VFとの和と
なる。
【0022】ー般的に、VDS,VRS1及びVFはそ
れぞれIV以下であるため、VL1は数V以下となり、
出力スイッチング素子11,12がオンしていたとき
に、モータコイルに印加された電圧VDDとは逆方向
(極性が逆)の非常に低い電圧が印加される。今、数V
以下となるVL1を0Vと仮定して(みなして)計算し
た場合、t=t1を起点として、それ以降のt=t秒後
のモータコイル電流IOUTは下記の(2)式で算出さ
れる。
【0023】 IOUT=(VDD/R)*[Exp{l−R(t−t1)/L} −Exp(−Rt/L)] ・・・・・・(2)式
【0024】(2)式の電流があるー定時間内に減少す
る電流の値は、(1)式の電流があるー定時間内に増加
する電流の値に比べ、非常に小さくなる。そのため、図
9に示すモータコイル電流IOUT1のように、電流が
増加するT1区間では、TOFF期間で減少する電流が
低いため、電流リップルを小さくできるというメリット
があるが、逆に電流が減少するT2区間では、電流が0
まで減少できないという問題が発生していた。
【0025】次に、出力スイッチング素子11または1
2をオフさせるTOFF期間において、それまでオン状
態にあった出力スイッチング素子11と12の両方とも
オフさせるチョッバ駆動方法の問題点について説明す
る。
【0026】図10及び図11を参照して、この場合の
出力電流制御電圧VCTL1とモータコイル電流IOU
T1との関係を説明する。モータコイル電流IOUT1
が減少するT2区間においては、モータコイル電流IO
UT1は出力電流制御電圧VCTL1に比例した良好な
電流を得ることが出来る。
【0027】しかし、モータコイル電流IOUT1が増
加するT1区間では、モータコイル電流IOUT1は出
力スイッチング素子11,12がオン/オフすることに
よって発生する電流リップルが大きいという問題があっ
た。この原因も前記同様、前述したように、出力スイッ
チング素子11,12がオフしているTOFF期間にモ
ータコイルL1に流れる回生電流の“電流経路”に起因
している。出力スイッチング素子11,12がオンして
いるときのモータコイル電流IOUT1は前述した
(1)式と同様である。
【0028】そこで、t=tlになったとき、〔出力電
流検出抵抗の電圧VC1≧制御電圧VCTL1〕になっ
たとすると、それまでオン状態であった出力スイッチン
グ素子11,12を両方ともオフさせたとする。そのと
きに流れるモータコイルL1の回生電流は、モータコイ
ルL1からモータドライブ端子OUT2、フライホール
ダイオード33、電源VDD,GND、フライホールダ
イオード34、モータドライブ端子OUT1を経由して
モータコイルL1に戻る。
【0029】この時、モータコイルL1の両端にかかる
電圧VL1は、フライホールダイオード33,34の電
圧VFと電源電圧VDDとの和となる。ー般的に、電圧
VFはIV以下であるため、モータコイルL1の電圧V
L1はほぼ電源電圧VDDとなり、出力スイッチング素
子11,12がオンしていたときにモータコイルL1に
印加される電圧VDDとほぼ同じ電圧値で逆方向(極性
が逆)の電圧が印加されることになる。
【0030】今、モータコイルL1の電圧VL1を−V
DD(”−”は極性が逆であることを表す。)と仮定し
た場合、t=t秒後のモータコイル電流IOUTは下記
の(3)式で表される。 IOUT=(VDD/R)*[Exp{−R(t−t1)/L} −Exp(−Rt/L)] −[(VDD/R)*{1−Exp(−R*t/L)}] ・・・・・(3)式
【0031】(3)式のモータコイル電流IOUTがあ
るー定時間内に減少する電流の値は、(1)式の電流が
あるー定時間内に増加する電流の値とほぼ同様の値とな
る。従って、モータコイル電流IOUTが減少するT2
区間において、モータコイル電流IOUTは出力電流制
御電圧VCTLに比例し、良好なモータコイル電流IO
UTを得ることが出来るというメリットがあるが、他
方、モータコイル電流IOUTが増加するT1区間にお
いては、出力スイッチング素子11,12がオン/オフ
することによってモータコイル電流IOUTに発生する
電流リップルが大きいという問題があった。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】近年、プリンタ、OA
機器等に使用されるステッピングモータは、高回転、低
振動の要求が急速に高まってきている。以上の要求を実
現するため、ステッピングモータをマイクロステップ駆
動することが提案され、それが問題解決のために非常に
有効な対策であるということが認識されてきた。ここ
で、マイクロステップ駆動とは2相ステッピングモータ
の場合、図8、10に示すような第1相のモータコイル
電流(IOUT1)と第2相のモータコイル電流(IO
UT2)とをSIN波形(サイン波形)とCOS波形
(コサイン波形)とになるように交互に制御することで
ある。
【0033】しかし、従来技術では、第1相の出力電流
制御電圧(VCTL1)及び第2相の出力電流制御電圧
(VCTL2)のために、それぞれSIN波形及びCO
S波形を入力したとしても、上記のように、モータコイ
ル電流(IOUT1及びIOUT2)が正しく出力電流
制御電圧(VCTL1及びVCTL2)に比例して発生
しないため、この現象がステッピングモータの振動及び
位置精度を悪化させるという問題があった。
【0034】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、モータコイル電流を出力電流制御電
圧に精度良く追随させるようにして、ステッピングモー
タの振動を除去し、位置精度が高い2相ステッピングモ
ータ駆動回路を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明による2相ステッ
ピングモータ駆動回路は、それぞれ各相において2組の
出力スイッチング素子からの出力が各相のモータコイル
に接続されたブリッジ型出力回路と、電流方向信号の制
御によりモータコイルに流れる電流の方向を切替え、タ
イミング信号の制御により前記モータコイルに流れる電
流のオン/オフを制御するよう前記出力スイッチング素
子のマイクロステップのオン/オフを制御する出力スイ
ッチング素子制御回路と、前記モータコイルに流れる電
流に比例した検出電圧と所定の通りに変化する出力電流
制御電圧とを比較して合致したときに比較信号を出力す
る比較回路と、前記比較信号の制御により前記出力スイ
ッチング素子のマイクロステップのオン/オフを制御す
るタイミング信号を発生するタイマー回路とからなる2
相ステッピングモータ駆動回路において、前記出力スイ
ッチング素子制御回路は前記モータコイルに流れる電流
が増加する区間と減少する区間とを判別し、それぞれの
区間においてタイミング信号によりオン/オフする出力
スイッチング素子を切替える手段を具備することを特徴
とするものである。
【0036】本発明による2相ステッピングモータ駆動
回路によれば、上記のようにして、ステッピングモータ
のマイクロステップ駆動時において、滑らかにモータを
回転させることが出来、振動の低減、位置精度の向上が
図れると共に、モータを高回転で回転させることができ
る。
【0037】また、本発明による2相ステッピングモー
タ駆動回路は、モータコイルに流れる電流が増加する区
間と減少する区間とを判別しそれぞれの区間においてオ
ン/オフする出力スイッチング素子を切替える手段は相
互に他の相に入力された電流方向信号のオン/オフによ
り制御されるようにしたものである。
【0038】本発明による2相ステッピングモータ駆動
回路によれば、上記のようにして、出力電流を精度良く
制御でき、ステッピングモータのマイクロステップ駆動
時において、滑らかにモータを回転させることが出来、
振動の低減、位置精度の向上が図れると共に、モータを
高回転で回転させることができる。
【0039】さらに、本発明による2相ステッピングモ
ータ駆動回路は、出力スイッチング素子を切替える手段
は、相互に他の相に入力された電流方向信号を入力し
て、区間の切替えにおいて、出力スイッチング素子制御
回路に対し相互に他の相の出力スイッチング素子のオン
/オフを切替える制御信号を供給する出力電流増減検出
回路を含み、モータコイルに流れる電流が増加する区間
では出力スイッチング素子を1つのみオン/オフし、モ
ータコイルに流れる電流が減少する区間では出力スイッ
チング素子を両方ともオン/オフするようにしたもので
ある。
【0040】本発明による2相ステッピングモータ駆動
回路によれば、上記のようにして、簡単な構成により、
出力電流を精度良く制御でき、ステッピングモータのマ
イクロステップ駆動時において、滑らかにモータを回転
させることが出来、振動の低減、位置精度の向上が図れ
ると共に、モータを高回転で回転させることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、添付図面、図1乃至図6に基づ
き、本発明の実施の形態1を詳細に説明する。図1は本
発明の実施の形態1における2相ステッピングモータ駆
動回路の構成を示すブロック図、図2は図1に示す2相
ステッピングモータ駆動回路の動作の一例を示すタイミ
ング図、図3は図1に示す出力電流増減検出回路の一例
を詳細に示す回路図、図4は図1に示す出力スイッチン
グ素子制御回路の一例を詳細に示す回路図、図5は図1
に示す出力スイッチング素子制御回路の他の例を詳細に
示す回路図、図6は図1に示す2相ステッピングモータ
駆動回路の動作の一例を詳細に示すタイミング図であ
る。
【0042】まず、図1を参照して、本発明の実施の形
態1における2相ステッピングモータ駆動回路の構成に
ついて説明する。図1において、101はHブリッジ型
の出力回路であって、電源VDDと共通端子C1との間
にはトーテンポール型に接続された出力スイッチング素
子11,14が接続され、同じく電源VDDと共通端子
C1との間にはトーテンポール型に接続された出力スイ
ッチング素子13,12が接続されている。また、それ
ぞれの出力、すなわち、出力回路101の出力をモータ
コイルL1に接続するモータドライブ端子OUT1,O
UT2と電源VDDとの間にはフライホールダイオード
31,33が接続され、モータドライブ端子OUT1,O
UT2とGND間にはフライホールダイオード34,3
2が接続され、2つのモータドライブ端子OUT1,O
UT2間にはモータコイルL1が接続されている。
【0043】また、RS1はトーテンポール型の出力回
路101のGND側に接続された出力スイッチング素子
12,14の共通端子C1とGNDとの間に接続され共
通端子C1に流れる電流を検出する電流検出抵抗、20
1は反転入力端子に共通端子C1が接続され、非反転入
力端子にはモータコイルの電流を制御するため予め定め
られた波形で増減する出力電流制御電圧VCTL1が接
続され、その電圧VCTL1と電流検出抵抗RS1に流
れる電流(共通端子C1に流れる電流)に比例した電圧
VC1とを比較して合致したときに比較出力S3をタイ
マー回路103に出力する電圧比較回路である。
【0044】また、103は出力スイッチング素子制御
回路102に対し出力スイッチング素子11,12,1
3,14のマイクロステップ(チョッピング)動作を制
御するために、出力電流制御電圧VCTL1と電流検出
抵抗RS1に流れる電流に比例した電圧VC1とが合致
したという比較出力S3を電圧比較回路201から受け
て、モータコイルL1に対する予め定めた所定の電流オ
フ期間を開始させるため、出力スイッチング素子11,
12,13,14をオフに切替えるよう制御するタイミン
グ信号S2を出力するタイマー回路である。
【0045】102は4つの各出力がそれぞれ出力スイ
ッチング素子11,12,13,14に接続され、電流方
向信号S1とタイマー回路103からのタイミング信号
S2とを入力し、電流方向信号S1の制御によるモータ
コイルL1の電流方向の切替えのための出力スイッチン
グ素子11,12,13,14の切替えと、タイミング信
号S2によりモータコイルL1に対する電流オン/オフ
(マイクロステップ)期間を制御するため、出力スイッ
チング素子11,12,13,14のオン/オフとを制御
する出力スイッチング素子制御回路(図では、出力素子
制御回路と示す)である。
【0046】以上説明した本実施の形態における2相ス
テッピングモータ駆動回路の各構成部は、図1の左半部
に示す1相分の駆動回路である。従って、2相ステッビ
ングモータの場合、上記1相分の駆動回路と全く同一構
成を有する駆動回路が、図1の右半部に示すように更に
もう1つ装備されて2相ステッピングモータ駆動回路を
構成する。尚、以上説明した本実施の形態における2相
ステッピングモータ駆動回路の構成は前述の従来の2相
ステッピングモータ駆動回路の構成と同様である。
【0047】更に、本発明の実施の形態における2相ス
テッピングモータ駆動回路においては、出力電流増減検
出回路108が設けられ、モータコイル電流IOUTの
方向を制御する第1相側の電流方向信号S1と第2相側
の電流方向信号S5とを入力して、第1相のモータコイ
ルL1及び第2相のモータコイルL2の電流が、それぞ
れ増加するする期間にあるか、もしくは減少する期間に
あるかを判定して、第1相のモータコイル電流IOUT
1が増加するときには第1相の出力スイッチング素子制
御回路102に対し制御信号S4を出力し、第2相のモ
ータコイル電流IOUT2が増加するときには第2相の
出力スイッチング素子制御回路105に対し制御信号S
8を出力するようにしている。
【0048】次に、図1乃至図6を参照して、上記本発
明の一実施の形態における2相ステッピングモータ駆動
回路の動作について説明する。尚、2相ステッピングモ
ータ駆動回路の動作も1相分のみ行い、他相は同様であ
るからその説明は省略する。電流方向信号S1は2値の
デジタル信号H/Lにより、モータコイルL1の電流方
向を制御する。ここで、電流方向信号S1がH(「ハ
イ」、以下同じ)であると、出力スイッチング素子制御
回路102の制御により出力スイッチング素子11,1
2がオンし、出力スイッチング素子13,14がオフす
ると仮定する。
【0049】モータドライブ端子OUT1は出力スイッ
チング素子11がオンし、出力スイッチング素子14が
オフすることにより電源VDDに接続され、他方のモー
タドライブ端子OUT2は出力スイッチング素子12が
オンし出力スイッチング素子13がオフすることにより
GNDに接続される。従って、モータドライブ電流は、
電源VDDから出力スイッチング素子11、モータドラ
イブ端子OUT1、モータコイルL1、他方のモータド
ライブ端子OUT2、出力スイッチング素子12、電流
検出抵抗RS1、GNDの経路で流れる。
【0050】また逆に、電流方向信号S1がL(「ロ
ー」、以下同じ)の場合は、モータドライブ電流は、電
源VDDから出力スイッチング素子13、モータドライ
ブ端子OUT2、モータコイルL1、モータドライブ端
子OUT1、出力スイッチング素子14、電流検出抵抗
RS1、GNDの経路で流れる。このようにして、モー
タコイルL1に流れる電流の方向が決定される。
【0051】次に、モータコイルL1に流れる電流の制
御方法について説明する。モータコイルL1に流れるモ
ータコイル電流IOUT1は、モータコイルL1に流れ
ていない状態(電流0)から電流が増加していき所定の
電流(後述する)に達すると出力スイッチング素子をオ
フし、モータコイル電流IOUT1を減少させるように
動作する。
【0052】上記の説明のように、モータコイル電流I
OUT1は入力された電流方向信号S1のレベルH/L
に従い、出力スイッチング素子11,12,13,14の
制御により予め定められた所定の方向に流れる。以下の
説明では、モータコイル電流IOUT1は、電流方向信
号S1がHのときには、出力スイッチング素子11及び
12がオンして、モータドライブ端子OUT1からモー
タコイルL1を通し、モータドライブ端子OUT2の方
向に流れるものとする。
【0053】モータコイルL1に電流が流れると、電流
検出抵抗RS1にも電流が流れ、端子C1にモータコイ
ル電流IOUT1に比例した電圧VC1が発生する。こ
の電圧VC1と所定の波形の出力電流制御電圧VCTL
1とを比較し、〔VC1<VCTL1〕であれば比較出
力S3はHであり、タイマー回路103及び出力スイッ
チング素子制御回路102を通し、出力スイッチング素
子11,12がオン状態を保持して、更にモータコイル
電流IOUT1は増加していく。
【0054】モータコイル電流IOUT1が増加して、
電圧VC1が〔VC1≧VCTL1〕となった瞬間に、
電圧比較回路201の比較出力S3はH→Lに切り替わ
り、タイマー回路103及び出力スイッチング素子制御
回路102を通し、タイマー回路で決定されたTOFF
期間、出力スイッチング素子11,12をオフさせる
(オフの仕方は後述する)。出力スイッチング素子1
1,12がオフすることによりモータコイル電流IOU
T1は減少していく。そしてタイマー回路103で決定
したTOFF期間中、電圧VC1の如何に係わらず、出
力スイッチング素子11,12をオフし、TOFF期間
が経過した後に、再び出力スイッチング素子11,12
をオンさせる動作を繰り返すことにより、モータコイル
電流IOUT1を出力電流制御電圧VCTLに比例した
電流に制御するようにしている。
【0055】次に、主に出力電流増減検出回路108、
第1相の出力スイッチング素子制御回路102及び第2
相の出力スイッチング素子制御回路105を中心に、本
実施の形態における2相ステッピングモータ駆動回路の
特徴とする動作及び制御方法について説明する。これら
出力電流増減検出回路108及び出力スイッチング素子
制御回路102,105はモータコイルに流れる電流が
増加する区間と減少する区間とを判別しそれぞれの区間
においてオン/オフする出力スイッチング素子を切替え
る手段を構成する。尚、出力電流増減検出回路108、
第1相の出力スイッチング素子制御回路102及び第2
相の出力スイッチング素子制御回路105以外の構成部
の動作は従来技術と同様である。
【0056】まず、出力電流増減検出回路108によっ
て、第1相及び第2相のモータコイル電流IOUT1,
IOUT2が増加する期間にあるか、もしくは減少する
期間にあるかを、第1相のモータコイルL1の電流方向
を制御する電流方向信号S1と第2相のモータコイルL
2の電流方向を制御する電流方向信号S5とを利用し判
定する。図2に示すように、2相ステッピングモータの
場合、電流方向信号S1とS5は位相が90°ずれてそ
れぞれ入力されるため、電流方向信号S1とS5のEX
−OR(排他的OR)及び、その反転を取ることによ
り、容易に制御信号S4,S8のH/L論理を得ること
が出来る。
【0057】図3に出力電流増減検出回路108の具体
的な回路例を示す。図3において、電流方向信号S1及
びS5はEX−OR回路に入力され、両電流方向信号の
オン/オフが互いに異なるときにのみEX−OR回路の
出力がオン(H)になるため、そのようなときに制御信
号S4はオン(H)が出力され、制御信号S8はインバ
ータを通し反転して出力される。このように構成する
と、図2から分かるように、制御信号S4及びS8はそ
れぞれのモータコイル電流IOUT1及びIOUT2が
増加する区間ではHとなり、減少する区間ではLとな
る。このようにして、モータコイル電流IOUT1及び
IOUT2が増加する区間であるか、もしくは減少する
区間であるかを判定することができる。
【0058】次に、本実施の形態における2相ステッピ
ングモータ駆動回路の具体的な制御例について説明す
る。本実施の形態における2相ステッピングモータ駆動
回路においては、モータコイル電流が増加している区間
T1とモータコイル電流が減少している区間T2の切替
えを判別または識別し、区間T1では出力スイッチング
素子を1つのみオン/オフしてモータコイル電流を微細
調節し、区間T2では出力スイッチング素子を2つとも
オン/オフしてモータコイル電流を急速調節するように
して、上記従来の2相ステッピングモータ駆動回路の欠
点を除去したものである。
【0059】そのため、図2からわかるように、それぞ
れの区間T1,T2を識別する制御信号S4、S8を図
1に示す第1相側の出力スイッチング素子制御回路10
2及び、第2相側の出力スイッチング素子制御回路10
5に入力して区間T1とT2との切替えを識別し、各区
間T1,T2の切替えに伴い、それぞれのTOFF期間
でオフする出力スイッチング素子を切り替えれば良いわ
けである。
【0060】区間T1とT2との切替えを識別して各区
間T1,T2の切替えに伴い、TOFF期間でオフする
出力スイッチング素子を切り替える出力スイッチング素
子制御回路102,105の具体的な回路の一例は図4
に示す。図4において、その構成例として出力スイッチ
ング素子制御回路102の構成を説明する。制御信号S
4及びタイミング信号S2はOR回路に入力され、その
出力は2つのAND回路G12,G14に入力され、A
ND回路G12,G14には更に電流方向信号S1とそ
の反転信号が入力される。また、AND回路G11,G
13には、タイミング信号S2と電流方向信号S1及び
その反転信号とがそれぞれ入力される。
【0061】次に、図6を参照して、本実施の形態にお
ける出力スイッチング素子に対する切替え制御について
詳細に説明する。以下の説明についても、第2相の制御
は第1相の制御と同様のため、第1相についてのみ説明
する。モータコイル電流IOUT1が増加している区間
T1において、〔出力電流検出抵抗の電圧VC≧出力電
流制御電圧VCTL〕となる度ごとにタイミング信号S
2をLにし、それまではオンしていた出力スイッチング
素子11,12のうち11のみをオフさせることによ
り、そのTOFF期間内で減少するモータコイル電流I
OUT1を小さくすることができ、出力電流増加区間T
1における電流リップルを小さくすることができ、出力
電流制御電圧VCTL1に比例した良好なモータコイル
電流IOUT1を得ることが出来る。TOFF期間で減
少するモータコイル電流IOUT1を小さくできる理由
は前述の従来技術の説明で述べた通りである。
【0062】また、変形例として、それまでオンしてい
た出力スイッチング素子11,12のうち、出力スイッ
チング素子12をオフさせることを希望する場合は、図
4に示す出力スイッチング素子制御回路102,105
の代わりに、図5に示す出力スイッチング素子制御回路
を用いればよく、それによって上記同様の効果を得るこ
とができる。図5に示す出力スイッチング素子制御回路
の構成は図4に示す出力スイッチング素子制御回路の構
成から推考可能であるから、その詳細な説明は省略す
る。
【0063】逆に、モータコイル電流IOUT1が減少
する区間T2において、〔出力電流検出抵抗の電圧VC
≧出力電流制御電圧VCTL〕となる度ごとにタイミン
グ信号S2をLにし、それまではオンしていた出力スイ
ッチング素子11,12を両方ともオフさせることによ
り、そのTOFF期間内で減少するモータコイル電流I
OUT1を大きくすることができるため、モータコイル
電流IOUT1は出力電流減少区間T2において急速に
減少し、出力電流制御電圧VCTL1に比例した良好は
モータコイル電流IOUT1を得ることができる。
【0064】TOFF期間で減少するモータコイル電流
IOUT1を大きくすることができる理由は前述した通
りである。従って、出力スイッチング素子制御回路10
2でオフする出力スイッチング素子11,12を、モー
タコイル電流IOUT1が増加する区間T1と、減少す
る区間T2とで切り替えるように構成したため、出力電
流を精度良く制御でき、2相ステッピングモータのマイ
クロステップ駆動時において、滑らかにステッピングモ
ータを回転させることができ、振動の低減、位相精度の
向上が図れると共に、ステッピングモータを高回転まで
回転させることが可能になる。
【0065】
【発明の効果】本発明による2相ステッピングモータ駆
動回路は、上記のように構成し、特に、モータコイル電
流が増加している区間T1とモータコイル電流が減少し
ている区間T2とを区別し、区間T1では出力スイッチ
ング素子を1つのみオン/オフしてモータコイル電流を
微細調節し、区間T2では出力スイッチング素子を2つ
ともオン/オフしてモータコイル電流を急速調節するよ
う、出力スイッチング素子を切り替えるように構成にし
たことにより、簡単な構成により、出力電流を精度良く
制御でき、ステッピングモータのマイクロステップ駆動
時において、滑らかにモータを回転させることが出来、
振動の低減、位置精度の向上が図れると共に、モータを
高回転で回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における2相ステッピ
ングモータ駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における2相ステッピ
ングモータ駆動回路の動作の一例を示すタイミング図で
ある。
【図3】 本発明の実施の形態1における2相ステッピ
ングモータ駆動回路における出力電流増減検出回路の一
例を詳細に示す回路図である。
【図4】 本発明の実施の形態1における2相ステッピ
ングモータ駆動回路における出力スイッチング素子制御
回路の一例を詳細に示す回路図である。
【図5】 本発明の実施の形態1における2相ステッピ
ングモータ駆動回路における出力スイッチング素子制御
回路の他の例を詳細に示す回路図である。
【図6】 本発明の実施の形態1の2相ステッピングモ
ータ駆動回路の動作の一例を詳細に示すタイミング図で
ある。
【図7】 従来の2相ステッピングモータ駆動回路の構
成を示すブロック図である。
【図8】 従来の2相ステッピングモータ駆動回路の動
作の1例を示すタイミング図である。
【図9】 従来の2相ステッピングモータ駆動回路の動
作におけるタイミングの詳細を示すタイミング図であ
る。
【図10】 従来の2相ステッピングモータ駆動回路の
動作の他の例を示すタイミング図である。
【図11】 従来の2相ステッピングモータ駆動回路の
動作の他の例におけるタイミングの詳細を示すタイミン
グ図である。
【符号の説明】
101,104 出力回路、102,105 出力スイッ
チング素子制御回路、103,106 タイマー回路、
107 ステッピングモータ、108 出力電流増減検
出回路、201,202 電圧比較回路、11,12,1
3,14 出力スイッチング素子、21,22,23,24
出力スイッチング素子、31,32,33,34 フラ
イホールダイオード、41,42,43,44 フライホ
ールダイオード、RS1,RS2 電流検出抵抗、L1,
L2 モータコイル、S1,S5電流方向信号。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ各相において2組の出力スイッ
    チング素子からの出力が各相のモータコイルに接続され
    たブリッジ型出力回路と、電流方向信号の制御によりモ
    ータコイルに流れる電流の方向を切替え、タイミング信
    号の制御により前記モータコイルに流れる電流のオン/
    オフを制御するよう前記出力スイッチング素子のマイク
    ロステップのオン/オフを制御する出力スイッチング素
    子制御回路と、前記モータコイルに流れる電流に比例し
    た検出電圧と所定の通りに変化する出力電流制御電圧と
    を比較して合致したときに比較信号を出力する比較回路
    と、前記比較信号の制御により前記出力スイッチング素
    子のマイクロステップのオン/オフを制御するタイミン
    グ信号を発生するタイマー回路とからなる2相ステッピ
    ングモータ駆動回路において、前記出力スイッチング素
    子制御回路は前記モータコイルに流れる電流が増加する
    区間と減少する区間とを判別し、それぞれの区間におい
    てタイミング信号によりオン/オフする出力スイッチン
    グ素子を切替える手段を具備することを特徴とする2相
    ステッピングモータ駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記モータコイルに流れる電流が増加す
    る区間と減少する区間とを判別しそれぞれの区間におい
    てオン/オフする出力スイッチング素子を切替える手段
    は相互に他の相に入力された前記電流方向信号のオン/
    オフにより制御されるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の2相ステッピングモータ駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記出力スイッチング素子を切替える手
    段は、相互に他の相に入力された前記電流方向信号を入
    力して前記区間の切替えにおいて前記出力スイッチング
    素子制御回路に対し相互に他の相の出力スイッチング素
    子のオン/オフを切替える制御信号を供給する出力電流
    増減検出回路を含み、前記モータコイルに流れる電流が
    増加する区間では出力スイッチング素子を1つのみオン
    /オフし、前記モータコイルに流れる電流が減少する区
    間では出力スイッチング素子を両方ともオン/オフする
    ようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の2
    相ステッピングモータ駆動回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100452637C (zh) * 2003-12-19 2009-01-14 松下电器产业株式会社 步进马达驱动装置和方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100452637C (zh) * 2003-12-19 2009-01-14 松下电器产业株式会社 步进马达驱动装置和方法

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