JPH09331686A - 振動アクチュエータ - Google Patents
振動アクチュエータInfo
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- JPH09331686A JPH09331686A JP9074800A JP7480097A JPH09331686A JP H09331686 A JPH09331686 A JP H09331686A JP 9074800 A JP9074800 A JP 9074800A JP 7480097 A JP7480097 A JP 7480097A JP H09331686 A JPH09331686 A JP H09331686A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/0005—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
- H02N2/001—Driving devices, e.g. vibrators
- H02N2/003—Driving devices, e.g. vibrators using longitudinal or radial modes combined with bending modes
- H02N2/004—Rectangular vibrators
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N—ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N30/00—Piezoelectric or electrostrictive devices
- H10N30/20—Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators
- H10N30/202—Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators using longitudinal or thickness displacement combined with bending, shear or torsion displacement
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/0005—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
- H02N2/005—Mechanical details, e.g. housings
- H02N2/0065—Friction interface
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の振動アクチュエータでは、弾性体に貼
付された摩擦材と相対運動部材との間に滑りが発生し、
滑り音が発生したり、駆動効率が低下する。 【解決手段】 圧電体(電気機械変換素子)4a,4b
を装着されて縦振動及び屈曲振動を発生されるととも
に、駆動力取出部2a,2bを有する直方体状の弾性体
2と,駆動力取出部2a,2bを介して弾性体2に加圧
接触する相対運動部材3とを備える振動アクチュエータ
11であって、駆動力取出部2a,2bの相対運動部材
3との接触面には、弾性体2における短辺方向の中心部
に、摩擦材5a−1,5b−1が装着される。
付された摩擦材と相対運動部材との間に滑りが発生し、
滑り音が発生したり、駆動効率が低下する。 【解決手段】 圧電体(電気機械変換素子)4a,4b
を装着されて縦振動及び屈曲振動を発生されるととも
に、駆動力取出部2a,2bを有する直方体状の弾性体
2と,駆動力取出部2a,2bを介して弾性体2に加圧
接触する相対運動部材3とを備える振動アクチュエータ
11であって、駆動力取出部2a,2bの相対運動部材
3との接触面には、弾性体2における短辺方向の中心部
に、摩擦材5a−1,5b−1が装着される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動アクチュエー
タに関し、より具体的には、電気機械変換素子により弾
性体を励振し、縦振動及び屈曲振動を調和的に発生させ
ることにより弾性体の表面に楕円運動を生じさせ、弾性
体に加圧接触する相対運動部材との間で相対運動を発生
する振動アクチュエータに関する。
タに関し、より具体的には、電気機械変換素子により弾
性体を励振し、縦振動及び屈曲振動を調和的に発生させ
ることにより弾性体の表面に楕円運動を生じさせ、弾性
体に加圧接触する相対運動部材との間で相対運動を発生
する振動アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】弾性体に少なくとも2つの電気機械変換
素子を接合し、これらの電気機械変換素子にそれぞれ駆
動信号である交流電圧を印加することにより、弾性体に
縦振動及び屈曲振動を調和的に発生させて、弾性体の表
面に楕円運動を発生させる振動アクチュエータが知られ
ている。
素子を接合し、これらの電気機械変換素子にそれぞれ駆
動信号である交流電圧を印加することにより、弾性体に
縦振動及び屈曲振動を調和的に発生させて、弾性体の表
面に楕円運動を発生させる振動アクチュエータが知られ
ている。
【0003】このような振動アクチュエータとしては、
「光ピックアップ移動を目的とした圧電リニア・モー
タ」(富川義朗氏他:第5回電磁力関連のダイナミック
シンポジウム講演論文集,第393頁〜第398頁)に
より、その構成及び負荷特性が詳細に説明されている。
「光ピックアップ移動を目的とした圧電リニア・モー
タ」(富川義朗氏他:第5回電磁力関連のダイナミック
シンポジウム講演論文集,第393頁〜第398頁)に
より、その構成及び負荷特性が詳細に説明されている。
【0004】図8は、このような振動アクチュエータ1
の構成を示す説明図であって、図8(a)は上面図,図
8(b)は正面図,図8(c)は右側面図,図8(d)
は底面図である。
の構成を示す説明図であって、図8(a)は上面図,図
8(b)は正面図,図8(c)は右側面図,図8(d)
は底面図である。
【0005】この振動アクチュエータ1は、直方体状で
あって一方の平面に突起状に駆動力取出部2a,2bが
形成された弾性体2(ステンレス鋼,アルミ合金等の金
属材料又はプラスチック材料等の弾性材料により構成さ
れる。)と、駆動力取出部2a,2bを介して図示しな
い加圧機構により弾性体1に加圧接触する相対運動部材
3とにより構成される。駆動力取出部2a,2bは、後
述するように、弾性体2に発生する4次の屈曲振動の腹
位置の2か所に形成される。
あって一方の平面に突起状に駆動力取出部2a,2bが
形成された弾性体2(ステンレス鋼,アルミ合金等の金
属材料又はプラスチック材料等の弾性材料により構成さ
れる。)と、駆動力取出部2a,2bを介して図示しな
い加圧機構により弾性体1に加圧接触する相対運動部材
3とにより構成される。駆動力取出部2a,2bは、後
述するように、弾性体2に発生する4次の屈曲振動の腹
位置の2か所に形成される。
【0006】弾性体2の他方の平面には、矩形薄板状の
電気機械変換素子である圧電体4a,4b,4p,4
p’が装着される。
電気機械変換素子である圧電体4a,4b,4p,4
p’が装着される。
【0007】圧電体4a及び4bは、いずれも、屈曲振
動及び縦振動を発生するための駆動用圧電体である。圧
電体4a,4bには電気的に位相が90°異なる交流電
圧が印加される。なお、圧電体4p,4p’は、弾性体
2に発生する振動状態を検出するための機械電気変換素
子である圧電体である。これらの圧電体4a,4b,4
p,4p’には図示しないリード線が半田付けされてお
り、各リード線は同じく図示しない制御回路に接続され
る。
動及び縦振動を発生するための駆動用圧電体である。圧
電体4a,4bには電気的に位相が90°異なる交流電
圧が印加される。なお、圧電体4p,4p’は、弾性体
2に発生する振動状態を検出するための機械電気変換素
子である圧電体である。これらの圧電体4a,4b,4
p,4p’には図示しないリード線が半田付けされてお
り、各リード線は同じく図示しない制御回路に接続され
る。
【0008】圧電体4a,4bにそれぞれ図示しない駆
動電圧発生装置から駆動信号である交流電圧を印加する
ことにより、弾性体2に1次の縦振動及び4次の屈曲振
動が調和的に発生し、駆動力取出部2a,2bを介して
弾性体2に加圧接触する相対運動部材3に対して相対運
動を生じる。この相対運動を外部に取り出して推力とし
て利用する。
動電圧発生装置から駆動信号である交流電圧を印加する
ことにより、弾性体2に1次の縦振動及び4次の屈曲振
動が調和的に発生し、駆動力取出部2a,2bを介して
弾性体2に加圧接触する相対運動部材3に対して相対運
動を生じる。この相対運動を外部に取り出して推力とし
て利用する。
【0009】このような振動アクチュエータ1では、1
次の縦振動及び4次の屈曲振動それぞれの固有振動数
は、互いに非常に近い値又は同じ値になるように設計さ
れる。そのため、圧電体4a,4bそれぞれに、2つの
固有振動数に近い周波数の交流電圧を印加することによ
り、1次の縦振動及び4次の屈曲振動を調和的に発生さ
せることができる。
次の縦振動及び4次の屈曲振動それぞれの固有振動数
は、互いに非常に近い値又は同じ値になるように設計さ
れる。そのため、圧電体4a,4bそれぞれに、2つの
固有振動数に近い周波数の交流電圧を印加することによ
り、1次の縦振動及び4次の屈曲振動を調和的に発生さ
せることができる。
【0010】ここで、突起状に形成された駆動力取出部
2a,2bの端面は、弾性体2との摺動面であるため、
その全面に、相対運動部材3との摺動抵抗を低減するた
めの摩擦材5a,5bが貼付される。この摩擦材5a,
5bは、これまで、プラスチック材を接着したり、金属
メッキや無機材の溶射等を行うこと等により形成されて
きた。なお、図8(c)においては、摩擦材5a,5b
は一部を破断した状態で示す。
2a,2bの端面は、弾性体2との摺動面であるため、
その全面に、相対運動部材3との摺動抵抗を低減するた
めの摩擦材5a,5bが貼付される。この摩擦材5a,
5bは、これまで、プラスチック材を接着したり、金属
メッキや無機材の溶射等を行うこと等により形成されて
きた。なお、図8(c)においては、摩擦材5a,5b
は一部を破断した状態で示す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8(a)〜
図8(d)に示す振動アクチュエータ1では、細心の注
意を払って摩擦材5a,5bの材質を最適に選択して装
着しても、駆動の際に、摩擦材5a,5bと相対運動部
材との間に滑りが発生することがある。
図8(d)に示す振動アクチュエータ1では、細心の注
意を払って摩擦材5a,5bの材質を最適に選択して装
着しても、駆動の際に、摩擦材5a,5bと相対運動部
材との間に滑りが発生することがある。
【0012】そのため、駆動に伴って摩擦材5a,5b
から滑り音が発生し、振動アクチュエータ1の特徴の一
つである静粛性が著しく阻害される。このような滑り音
の発生は、振動アクチュエータ1の適用範囲を狭めるも
のであって、重要な解決課題の一つである。
から滑り音が発生し、振動アクチュエータ1の特徴の一
つである静粛性が著しく阻害される。このような滑り音
の発生は、振動アクチュエータ1の適用範囲を狭めるも
のであって、重要な解決課題の一つである。
【0013】また、弾性体2に発生する縦振動及び屈曲
振動のエネルギーは、摩擦材5a,5bを介して相対運
動部材3に伝達されるため、このような滑りの発生は、
振動アクチュエータ1の駆動効率の低下原因にもなる。
振動のエネルギーは、摩擦材5a,5bを介して相対運
動部材3に伝達されるため、このような滑りの発生は、
振動アクチュエータ1の駆動効率の低下原因にもなる。
【0014】さらに、摩擦材5a,5bは、相対運動部
材3との間の摩擦によって、摩擦粉が発生し、その摩擦
粉が摩擦材に付着して、振動アクチュエータの寿命を短
くするという問題があった。
材3との間の摩擦によって、摩擦粉が発生し、その摩擦
粉が摩擦材に付着して、振動アクチュエータの寿命を短
くするという問題があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、摩擦材の駆動
力取出部への装着位置を、弾性体の短辺方向の一部とす
ることにより、上述した課題の解決を図るものである。
力取出部への装着位置を、弾性体の短辺方向の一部とす
ることにより、上述した課題の解決を図るものである。
【0016】請求項1の発明は、直方体状に形成された
弾性体と、前記弾性体の一方の平面に装着されて前記弾
性体に複数種類の振動を発生させる電気機械変換素子
と、前記弾性体の他方の平面に形成される駆動取出部と
を有する振動子と、前記駆動力取出し部を介して前記弾
性体に加圧された状態で接触する相対運動部材と、前記
駆動力取出部に装着された摩擦部材とを備え、前記摩擦
部材は、前記弾性体における前記他方の平面の短辺方向
に対して部分的に配置されていることを特徴とする振動
アクチュエータである。
弾性体と、前記弾性体の一方の平面に装着されて前記弾
性体に複数種類の振動を発生させる電気機械変換素子
と、前記弾性体の他方の平面に形成される駆動取出部と
を有する振動子と、前記駆動力取出し部を介して前記弾
性体に加圧された状態で接触する相対運動部材と、前記
駆動力取出部に装着された摩擦部材とを備え、前記摩擦
部材は、前記弾性体における前記他方の平面の短辺方向
に対して部分的に配置されていることを特徴とする振動
アクチュエータである。
【0017】請求項2の発明は、請求項1に記載された
振動アクチュエータにおいて、前記摩擦部材の配置位置
は、前記他方の平面の短辺方向の中心部又は両端部であ
ることを特徴とする振動アクチュエータである。
振動アクチュエータにおいて、前記摩擦部材の配置位置
は、前記他方の平面の短辺方向の中心部又は両端部であ
ることを特徴とする振動アクチュエータである。
【0018】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載された振動アクチュエータにおいて、前記複数の
振動は、屈曲振動を含み、前記駆動力取出部は、前記屈
曲振動の腹の位置付近に形成されることを特徴とする振
動アクチュエータである。
に記載された振動アクチュエータにおいて、前記複数の
振動は、屈曲振動を含み、前記駆動力取出部は、前記屈
曲振動の腹の位置付近に形成されることを特徴とする振
動アクチュエータである。
【0019】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記駆動力取出部は、前記他方の平面と同一平
面上にあることを特徴とする振動アクチュエータであ
る。
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記駆動力取出部は、前記他方の平面と同一平
面上にあることを特徴とする振動アクチュエータであ
る。
【0020】請求項5の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記駆動力取出部は、前記他方の平面に対して
突起状に形成されていることを特徴とする振動アクチュ
エータである。
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記駆動力取出部は、前記他方の平面に対して
突起状に形成されていることを特徴とする振動アクチュ
エータである。
【0021】請求項6の発明は、請求項1から請求項5
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記駆動力取出部は、前記弾性体の相対運動方
向に沿って少なくとも2箇所にあり、前記摩擦部材は、
前記相対運動の際の経路が互いに重ならない位置に設け
られていることを特徴とする振動アクチュエータであ
る。
までのいずれか1項に記載された振動アクチュエータに
おいて、前記駆動力取出部は、前記弾性体の相対運動方
向に沿って少なくとも2箇所にあり、前記摩擦部材は、
前記相対運動の際の経路が互いに重ならない位置に設け
られていることを特徴とする振動アクチュエータであ
る。
【0022】
(第1実施形態)以下、本発明の実施形態を、添付図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、以降の各実施形
態の説明は、振動アクチュエータとして超音波の振動域
を利用する超音波アクチュエータを例にとって、行う。
を参照しながら詳細に説明する。なお、以降の各実施形
態の説明は、振動アクチュエータとして超音波の振動域
を利用する超音波アクチュエータを例にとって、行う。
【0023】図1は、第1実施形態の超音波アクチュエ
ータの構成を示す説明図であって、図1(a)は上面
図,図1(b)は正面図,図1(c)は右側面図,図1
(d)は底面図である。
ータの構成を示す説明図であって、図1(a)は上面
図,図1(b)は正面図,図1(c)は右側面図,図1
(d)は底面図である。
【0024】本実施形態の超音波アクチュエータ11
が、図8(a)〜図8(d)に示す超音波アクチュエー
タ1と相違するのは、摩擦材5a,5bの装着位置だけ
である。そのため、その他の共通する部分については、
同一の図中符号を付すことにより重複する説明を省略す
る。
が、図8(a)〜図8(d)に示す超音波アクチュエー
タ1と相違するのは、摩擦材5a,5bの装着位置だけ
である。そのため、その他の共通する部分については、
同一の図中符号を付すことにより重複する説明を省略す
る。
【0025】本実施形態の超音波アクチュエータ11で
は、弾性体2に形成された駆動力取出部2a,2bにお
ける相対運動部材3との接触面の全面ではなく、弾性体
2の短辺方向の略中心部に、略正方形の平面形状の摩擦
材5a−1,5b−1を接着することにより、装着し
た。
は、弾性体2に形成された駆動力取出部2a,2bにお
ける相対運動部材3との接触面の全面ではなく、弾性体
2の短辺方向の略中心部に、略正方形の平面形状の摩擦
材5a−1,5b−1を接着することにより、装着し
た。
【0026】図2は、弾性体2の短辺方向(駆動力取出
部2a,2bの長手方向)に関して、駆動力取出部2
a,2bの端面に発生する楕円運動の振幅の一例を、本
発明者らが解析した結果を示す説明図である。
部2a,2bの長手方向)に関して、駆動力取出部2
a,2bの端面に発生する楕円運動の振幅の一例を、本
発明者らが解析した結果を示す説明図である。
【0027】同図に示すように、この振幅は、弾性体2
の短辺方向の両端部側では最大となり、弾性体2の短辺
方向の中央部では最小となる曲線状を呈する。そのた
め、振動アクチュエータ1の駆動時には、摩擦材5a,
5bと相対運動部材3とは均一に接触せず、弾性体中央
部が強く接触するとともに両端部側で滑りが発生する。
の短辺方向の両端部側では最大となり、弾性体2の短辺
方向の中央部では最小となる曲線状を呈する。そのた
め、振動アクチュエータ1の駆動時には、摩擦材5a,
5bと相対運動部材3とは均一に接触せず、弾性体中央
部が強く接触するとともに両端部側で滑りが発生する。
【0028】本実施形態において、摩擦材5a−1,5
b−1の装着位置は、図2からも分かるように、駆動力
取出部2a,2bに発生する楕円運動の振幅が略一定の
範囲である。したがって、図1に示す超音波アクチュエ
ータ11によれば、駆動力取出部2a,2bのうちの振
幅が略一定である範囲だけが相対運動部材3に接触し、
接触部の面圧が略一定となる。
b−1の装着位置は、図2からも分かるように、駆動力
取出部2a,2bに発生する楕円運動の振幅が略一定の
範囲である。したがって、図1に示す超音波アクチュエ
ータ11によれば、駆動力取出部2a,2bのうちの振
幅が略一定である範囲だけが相対運動部材3に接触し、
接触部の面圧が略一定となる。
【0029】そのため、駆動力取出部2a,2bと相対
運動部材との間の滑りが解消又は著しく低減され駆動に
伴う滑り音が発生しなくなって静音化が図られるととも
に、弾性体2から相対運動部材3への振動伝達効率が向
上して駆動効率が向上する。
運動部材との間の滑りが解消又は著しく低減され駆動に
伴う滑り音が発生しなくなって静音化が図られるととも
に、弾性体2から相対運動部材3への振動伝達効率が向
上して駆動効率が向上する。
【0030】また、摩擦材5a−1,5b−1の装着面
積が減少するため、相対運動部材3との接触面積が低減
されて、摩擦材5a−1,5b−1の装着面の寸法精度
を確保するための加工(いわゆる平行出し)を極めて容
易に行うことができる。そのため、弾性体2と相対運動
部材3との加圧状態を均一化でき、弾性体2と相対運動
部材3との接触状態が安定し、超音波アクチュエータ1
1の駆動が安定する。
積が減少するため、相対運動部材3との接触面積が低減
されて、摩擦材5a−1,5b−1の装着面の寸法精度
を確保するための加工(いわゆる平行出し)を極めて容
易に行うことができる。そのため、弾性体2と相対運動
部材3との加圧状態を均一化でき、弾性体2と相対運動
部材3との接触状態が安定し、超音波アクチュエータ1
1の駆動が安定する。
【0031】このように、第1実施形態の超音波アクチ
ュエータ11によれば、弾性体2の短辺方向の位置によ
って振幅が異なる駆動力取出部2a,2bと相対運動部
材3との間における滑りが解消され、滑り音の発生及び
駆動効率の低下がともに解消される。
ュエータ11によれば、弾性体2の短辺方向の位置によ
って振幅が異なる駆動力取出部2a,2bと相対運動部
材3との間における滑りが解消され、滑り音の発生及び
駆動効率の低下がともに解消される。
【0032】また、第1実施形態の超音波アクチュエー
タ11によれば、摩擦材5a−1,5b−1の幅を弾性
体2の幅よりも小さくするため、駆動力取出部2a,2
bの接触面の平面度を容易に確保することができるよう
になる。そのため、駆動力取出部2a,2bと相対運動
部材3との間における滑りの発生に伴う駆動トルク及び
駆動効率それぞれの低下を抑制することができる。
タ11によれば、摩擦材5a−1,5b−1の幅を弾性
体2の幅よりも小さくするため、駆動力取出部2a,2
bの接触面の平面度を容易に確保することができるよう
になる。そのため、駆動力取出部2a,2bと相対運動
部材3との間における滑りの発生に伴う駆動トルク及び
駆動効率それぞれの低下を抑制することができる。
【0033】このようにして、本実施形態によれば、滑
り音が発生せずに駆動効率が高い超音波アクチュエータ
11が提供される。
り音が発生せずに駆動効率が高い超音波アクチュエータ
11が提供される。
【0034】(第2実施形態)以下、第2実施形態の超
音波アクチュエータ11−1を説明する。なお、以降の
各実施形態の説明では、第1実施形態の超音波アクチュ
エータ11と相違する部分だけを説明することとし、同
一の部分には同一の図中符号を付すことにより重複する
説明を省略する。
音波アクチュエータ11−1を説明する。なお、以降の
各実施形態の説明では、第1実施形態の超音波アクチュ
エータ11と相違する部分だけを説明することとし、同
一の部分には同一の図中符号を付すことにより重複する
説明を省略する。
【0035】図3は、第2実施形態の超音波アクチュエ
ータ11−1の構成を示す説明図であって、図3(a)
は上面図,図3(b)は正面図,図3(c)は右側面
図,図3(d)は底面図である。
ータ11−1の構成を示す説明図であって、図3(a)
は上面図,図3(b)は正面図,図3(c)は右側面
図,図3(d)は底面図である。
【0036】本実施形態の超音波アクチュエータ11−
1が第1実施形態の超音波アクチュエータ11と相違す
るのは、摩擦材の装着位置である。すなわち、第1実施
形態では装着しなかった駆動力取出部2a,2bの両端
部側に、略正方形の形状の摩擦材6a〜6dを装着す
る。
1が第1実施形態の超音波アクチュエータ11と相違す
るのは、摩擦材の装着位置である。すなわち、第1実施
形態では装着しなかった駆動力取出部2a,2bの両端
部側に、略正方形の形状の摩擦材6a〜6dを装着す
る。
【0037】第1実施形態の超音波アクチュエータ11
に比較すると、振幅の変化量の大きな位置であり、安定
的な接触という観点からは不利であるが、駆動力取出部
2a,2bの長手方向両端部側に装着するため、加圧に
伴う安定性が著しく向上する。
に比較すると、振幅の変化量の大きな位置であり、安定
的な接触という観点からは不利であるが、駆動力取出部
2a,2bの長手方向両端部側に装着するため、加圧に
伴う安定性が著しく向上する。
【0038】本実施形態によっても、従来の駆動力取出
部2a,2b全面に摩擦材を装着する場合に比較すれ
ば、滑り量は大幅に低減され、滑り音の発生及び駆動効
率の低下はともに著しく改善される。
部2a,2b全面に摩擦材を装着する場合に比較すれ
ば、滑り量は大幅に低減され、滑り音の発生及び駆動効
率の低下はともに著しく改善される。
【0039】(第3実施形態)図4は、第3実施形態の
超音波アクチュエータ11−2の構成を示す説明図であ
って、図4(a)は上面図,図4(b)は正面図,図4
(c)は右側面図,図4(d)は底面図である。
超音波アクチュエータ11−2の構成を示す説明図であ
って、図4(a)は上面図,図4(b)は正面図,図4
(c)は右側面図,図4(d)は底面図である。
【0040】本実施形態の超音波アクチュエータ11−
2は、第1実施形態の超音波アクチュエータ11におい
て、駆動力取出部2a,2bを突起状に形成せず、換言
すれば高さが零の駆動力取出部を屈曲振動の腹の位置2
か所に設け、これらの駆動力取出部に摩擦材5a−1,
5b−1を装着したものである。
2は、第1実施形態の超音波アクチュエータ11におい
て、駆動力取出部2a,2bを突起状に形成せず、換言
すれば高さが零の駆動力取出部を屈曲振動の腹の位置2
か所に設け、これらの駆動力取出部に摩擦材5a−1,
5b−1を装着したものである。
【0041】第1実施形態と全く同様に、滑り音が発生
せずに駆動効率が高い超音波アクチュエータ11−2
を、弾性体2の一方に突起状の駆動力取出部を形成する
工数を要することなく、得ることができる。
せずに駆動効率が高い超音波アクチュエータ11−2
を、弾性体2の一方に突起状の駆動力取出部を形成する
工数を要することなく、得ることができる。
【0042】(第4実施形態)図5は、第4実施形態の
超音波アクチュエータ11−3の構成を示す説明図であ
って、図5(a)は上面図,図5(b)は正面図,図5
(c)は右側面図,図5(d)は底面図である。
超音波アクチュエータ11−3の構成を示す説明図であ
って、図5(a)は上面図,図5(b)は正面図,図5
(c)は右側面図,図5(d)は底面図である。
【0043】本実施形態の超音波アクチュエータ11−
3は、第2実施形態の超音波アクチュエータ11−1に
おいて、駆動力取出部2a,2bを突起状に形成せず、
換言すれば高さが零の駆動力取出部を屈曲振動の腹の位
置2か所に設け、これらの駆動力取出部に摩擦材6a〜
6dを装着したものである。
3は、第2実施形態の超音波アクチュエータ11−1に
おいて、駆動力取出部2a,2bを突起状に形成せず、
換言すれば高さが零の駆動力取出部を屈曲振動の腹の位
置2か所に設け、これらの駆動力取出部に摩擦材6a〜
6dを装着したものである。
【0044】第2実施形態と全く同様に、滑り音が発生
せずに駆動効率が高い超音波アクチュエータ11−3
を、弾性体2の一方に突起状の駆動力取出部を形成する
工数を要することなく、得ることができる。
せずに駆動効率が高い超音波アクチュエータ11−3
を、弾性体2の一方に突起状の駆動力取出部を形成する
工数を要することなく、得ることができる。
【0045】(第5実施形態)図6(a)及び図6
(b)は、第5実施形態の超音波アクチュエータ11−
4の製造工程の一部を示す説明図である。本実施形態の
超音波アクチュエータ11−4では、駆動力取出部を摩
擦材により一体的に構成したものである。
(b)は、第5実施形態の超音波アクチュエータ11−
4の製造工程の一部を示す説明図である。本実施形態の
超音波アクチュエータ11−4では、駆動力取出部を摩
擦材により一体的に構成したものである。
【0046】すなわち、図6(a)に示すように、駆動
力取出部の形成面2cが平面状である弾性体2に対し
て、形成面2cの全面に、ポリフロン樹脂シート7をエ
ポキシ系接着剤により接着し、図6(b)に示すよう
に、弾性体2に発生する屈曲振動の腹の位置2か所の部
分だけを残し他の部分を切り落とすことにより、駆動力
取出部を摩擦材7により一体的に構成した。
力取出部の形成面2cが平面状である弾性体2に対し
て、形成面2cの全面に、ポリフロン樹脂シート7をエ
ポキシ系接着剤により接着し、図6(b)に示すよう
に、弾性体2に発生する屈曲振動の腹の位置2か所の部
分だけを残し他の部分を切り落とすことにより、駆動力
取出部を摩擦材7により一体的に構成した。
【0047】なお、前述した他の部分の切断形態を変更
することにより、図6(b)に示すような超音波アクチ
ュエータ11−4a,11−4bが得られる。本実施形
態によれば、弾性体2への摩擦材7の装着作業が極めて
容易となり、超音波アクチュエータ11−4の生産性を
改善・向上することができる。
することにより、図6(b)に示すような超音波アクチ
ュエータ11−4a,11−4bが得られる。本実施形
態によれば、弾性体2への摩擦材7の装着作業が極めて
容易となり、超音波アクチュエータ11−4の生産性を
改善・向上することができる。
【0048】(第6実施形態)図7(a)〜図7(d)
は、第6実施形態の超音波アクチュエータ11−5の製
造工程を示す説明図である。
は、第6実施形態の超音波アクチュエータ11−5の製
造工程を示す説明図である。
【0049】本実施形態の超音波アクチュエータ11−
5の構成は、第1実施形態の超音波アクチュエータ11
と略同一の構成であるが、駆動力取出部2a,2bへの
摩擦材8の形成方法が異なる。
5の構成は、第1実施形態の超音波アクチュエータ11
と略同一の構成であるが、駆動力取出部2a,2bへの
摩擦材8の形成方法が異なる。
【0050】本実施形態では、図7(a)に示す弾性体
2に形成された駆動力取出部2a,2bの底面に、図7
(b)に示すように、塗料を塗布して弾性体2の短辺方
向両端部に塗膜9を形成し、マスキングを行う。なお、
マスキングは、テープの貼付等により行ってもよい。
2に形成された駆動力取出部2a,2bの底面に、図7
(b)に示すように、塗料を塗布して弾性体2の短辺方
向両端部に塗膜9を形成し、マスキングを行う。なお、
マスキングは、テープの貼付等により行ってもよい。
【0051】この後、図7(c)に示すように、マスキ
ングを行った弾性体2に、メッキ又は溶射等の適宜手段
により表面処理(例えば、アルマイト処理)を行って、
摩擦材8a,8bを薄膜状に形成する。その後に、図7
(d)に示すように、マスキングを除去する。
ングを行った弾性体2に、メッキ又は溶射等の適宜手段
により表面処理(例えば、アルマイト処理)を行って、
摩擦材8a,8bを薄膜状に形成する。その後に、図7
(d)に示すように、マスキングを除去する。
【0052】このようにして、極めて簡単に、駆動力取
出部2a,2bの底面に摩擦材8a,8bを薄膜状に形
成することができる。
出部2a,2bの底面に摩擦材8a,8bを薄膜状に形
成することができる。
【0053】(第7実施形態)図9は、本発明による振
動アクチュエータの第7実施形態を示す斜視図である。
本実施形態の超音波アクチュエータ11−6は、第4実
施形態と同様、弾性体2には突起状の駆動力取出部を形
成していない。第7実施形態においては、弾性体2に発
生する屈曲振動の腹の位置2ヶ所に、2個ずつ計4個の
摩擦材6e−1、6e−2、6f−1、6f−2を装着
したものである。これら4個の摩擦材は、弾性体2の短
辺方向に対して互いにずれた位置に配置されており、相
対運動に際して各摩擦材の経路が重ならない位置関係に
ある。各摩擦材は、円形状に形成されている。また、弾
性体2における各摩擦材の設置位置には、円形状の凹部
2e−1、2e−2、2f−1、2f−2が形成されて
おり、これらの凹部にそれぞれ摩擦材がはめ込まれて接
着により固定されている。
動アクチュエータの第7実施形態を示す斜視図である。
本実施形態の超音波アクチュエータ11−6は、第4実
施形態と同様、弾性体2には突起状の駆動力取出部を形
成していない。第7実施形態においては、弾性体2に発
生する屈曲振動の腹の位置2ヶ所に、2個ずつ計4個の
摩擦材6e−1、6e−2、6f−1、6f−2を装着
したものである。これら4個の摩擦材は、弾性体2の短
辺方向に対して互いにずれた位置に配置されており、相
対運動に際して各摩擦材の経路が重ならない位置関係に
ある。各摩擦材は、円形状に形成されている。また、弾
性体2における各摩擦材の設置位置には、円形状の凹部
2e−1、2e−2、2f−1、2f−2が形成されて
おり、これらの凹部にそれぞれ摩擦材がはめ込まれて接
着により固定されている。
【0054】本実施形態の構成によれば、摩擦材6e−
1の相対運動時の経路と、摩擦材6f−1の相対運動時
の経路とが重ならない。また、摩擦材6e−2の相対運
動時の経路と、摩擦材6f−2の相対運動時の経路とが
重ならない。そのため、ある1個の摩擦材と相対運動部
材との接触によりその摩擦材の経路上に摩耗粉が発生し
ても、他の摩擦材は別の経路上を移動することになり、
その摩耗粉の影響を受け難くなる。その結果、各摩擦材
と相対運動部材との接触面は摩耗粉の付着が少なくな
り、超音波アクチュエータの寿命が延びるという効果が
得られる。なお、弾性体2に凹部2e−1、2e−2、
2f−1、2f−2を形成せず、摩擦材6e−1、6e
−2、6f−1、6f−2を直接弾性体2に接着しても
よい。
1の相対運動時の経路と、摩擦材6f−1の相対運動時
の経路とが重ならない。また、摩擦材6e−2の相対運
動時の経路と、摩擦材6f−2の相対運動時の経路とが
重ならない。そのため、ある1個の摩擦材と相対運動部
材との接触によりその摩擦材の経路上に摩耗粉が発生し
ても、他の摩擦材は別の経路上を移動することになり、
その摩耗粉の影響を受け難くなる。その結果、各摩擦材
と相対運動部材との接触面は摩耗粉の付着が少なくな
り、超音波アクチュエータの寿命が延びるという効果が
得られる。なお、弾性体2に凹部2e−1、2e−2、
2f−1、2f−2を形成せず、摩擦材6e−1、6e
−2、6f−1、6f−2を直接弾性体2に接着しても
よい。
【0055】(変形形態)以上の各実施形態では、摩擦
材5a−1,5b−1の材質は、何ら限定を要するもの
ではなく、耐摩耗性,耐久性,さらには起動トルク値等
の観点から、従来より公知である各種の摩擦材や今後新
たに開発される摩擦材を、適宜選択して用いることがで
きる。
材5a−1,5b−1の材質は、何ら限定を要するもの
ではなく、耐摩耗性,耐久性,さらには起動トルク値等
の観点から、従来より公知である各種の摩擦材や今後新
たに開発される摩擦材を、適宜選択して用いることがで
きる。
【0056】また、各実施形態では、振動アクチュエー
タとして超音波の振動域を利用する超音波アクチュエー
タを例にとったが、本発明はこのような態様のみに限定
されるものではなく、他の振動域を利用した振動アクチ
ュエータに対しても等しく適用することができる。
タとして超音波の振動域を利用する超音波アクチュエー
タを例にとったが、本発明はこのような態様のみに限定
されるものではなく、他の振動域を利用した振動アクチ
ュエータに対しても等しく適用することができる。
【0057】また、各実施形態では、電気機械変換素子
として圧電素子を用いたが、本発明にかかる振動アクチ
ュエータはこのような態様に限定されるものではなく、
他の電気エネルギーを機械的変位へ変換することができ
るものであれば等しく適用することができる。例えば、
圧電素子以外に電歪素子を例示することができる。
として圧電素子を用いたが、本発明にかかる振動アクチ
ュエータはこのような態様に限定されるものではなく、
他の電気エネルギーを機械的変位へ変換することができ
るものであれば等しく適用することができる。例えば、
圧電素子以外に電歪素子を例示することができる。
【0058】さらに、第1実施形態及び第2実施形態で
は、駆動力取出部は弾性体の短辺方向の全面に形成する
とともにこの駆動力取出部の長手方向の一部に摩擦材を
設けることにより、弾性体における短辺方向の一部に摩
擦材が装着されるように構成した。しかし、本発明はこ
のような態様に限定されるものではなく、例えば、弾性
体の短辺方向の一部に駆動力取出部を形成するとともに
この駆動力取出部の全面又は一部に摩擦材を装着するよ
うに構成してもよい。
は、駆動力取出部は弾性体の短辺方向の全面に形成する
とともにこの駆動力取出部の長手方向の一部に摩擦材を
設けることにより、弾性体における短辺方向の一部に摩
擦材が装着されるように構成した。しかし、本発明はこ
のような態様に限定されるものではなく、例えば、弾性
体の短辺方向の一部に駆動力取出部を形成するとともに
この駆動力取出部の全面又は一部に摩擦材を装着するよ
うに構成してもよい。
【図1】第1実施形態の超音波アクチュエータの構成を
示す説明図であって、図1(a)は上面図,図1(b)
は正面図,図1(c)は右側面図,図1(d)は底面図
である。
示す説明図であって、図1(a)は上面図,図1(b)
は正面図,図1(c)は右側面図,図1(d)は底面図
である。
【図2】弾性体の短辺方向(駆動力取出部の長手方向)
に関して、駆動力取出部の端面に発生する楕円運動の一
例の振幅の解析結果を示す説明図である。
に関して、駆動力取出部の端面に発生する楕円運動の一
例の振幅の解析結果を示す説明図である。
【図3】第2実施形態の超音波アクチュエータの構成を
示す説明図であって、図3(a)は上面図,図3(b)
は正面図,図3(c)は右側面図,図3(d)は底面図
である。
示す説明図であって、図3(a)は上面図,図3(b)
は正面図,図3(c)は右側面図,図3(d)は底面図
である。
【図4】第3実施形態の超音波アクチュエータの構成を
示す説明図であって、図4(a)は上面図,図4(b)
は正面図,図4(c)は右側面図,図4(d)は底面図
である。
示す説明図であって、図4(a)は上面図,図4(b)
は正面図,図4(c)は右側面図,図4(d)は底面図
である。
【図5】第4実施形態の超音波アクチュエータの構成を
示す説明図であって、図5(a)は上面図,図5(b)
は正面図,図5(c)は右側面図,図5(d)は底面図
である。
示す説明図であって、図5(a)は上面図,図5(b)
は正面図,図5(c)は右側面図,図5(d)は底面図
である。
【図6】図6(a)及び図6(b)は、第5実施形態の
超音波アクチュエータの製造工程の一部を示す説明図で
ある。
超音波アクチュエータの製造工程の一部を示す説明図で
ある。
【図7】図7(a)〜図7(d)は、第6実施形態の超
音波アクチュエータの製造工程を示す説明図である。
音波アクチュエータの製造工程を示す説明図である。
【図8】従来の振動アクチュエータの構成を示す説明図
であって、図8(a)は上面図,図8(b)は正面図,
図8(c)は右側面図,図8(d)は底面図である。
であって、図8(a)は上面図,図8(b)は正面図,
図8(c)は右側面図,図8(d)は底面図である。
【図9】本発明による振動アクチュエータの第7実施形
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
2 弾性体 2a,2b 駆動力取出部 3 相対運動部材 4a,4b 駆動用圧電体(電気機械変換素子) 4p,4p’ 振動モニタ用圧電体 5a−1,5b−1 摩擦材 11 超音波アクチュエータ(振動アクチュエータ)
Claims (6)
- 【請求項1】 直方体状に形成された弾性体と、前記弾
性体の一方の平面に装着されて前記弾性体に複数種類の
振動を発生させる電気機械変換素子と、前記弾性体の他
方の平面に形成される駆動取出部とを有する振動子と、 前記駆動力取出し部を介して前記弾性体に加圧された状
態で接触する相対運動部材と、 前記駆動力取出部に装着された摩擦部材とを備え、 前記摩擦部材は、前記弾性体における前記他方の平面の
短辺方向に対して部分的に配置されていることを特徴と
する振動アクチュエータ。 - 【請求項2】 請求項1に記載された振動アクチュエー
タにおいて、 前記摩擦部材の配置位置は、前記他方の平面の短辺方向
の中心部又は両端部であることを特徴とする振動アクチ
ュエータ。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載された振動
アクチュエータにおいて、 前記複数の振動は、屈曲振動を含み、 前記駆動力取出部は、前記屈曲振動の腹の位置付近に形
成されることを特徴とする振動アクチュエータ。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記駆動力取出部は、前記他方の平面と同一平面上にあ
ることを特徴とする振動アクチュエータ。 - 【請求項5】 請求項1から請求項3までのいずれか1
項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記駆動力取出部は、前記他方の平面に対して突起状に
形成されていることを特徴とする振動アクチュエータ。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
項に記載された振動アクチュエータにおいて、 前記駆動力取出部は、前記弾性体の相対運動方向に沿っ
て少なくとも2箇所にあり、 前記摩擦部材は、前記相対運動の際の経路が互いに重な
らない位置に設けられていることを特徴とする振動アク
チュエータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9074800A JPH09331686A (ja) | 1996-04-11 | 1997-03-27 | 振動アクチュエータ |
US08/840,241 US6043586A (en) | 1996-04-11 | 1997-04-11 | Vibration actuator |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-89622 | 1996-04-11 | ||
JP8962296 | 1996-04-11 | ||
JP9074800A JPH09331686A (ja) | 1996-04-11 | 1997-03-27 | 振動アクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09331686A true JPH09331686A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=26415980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9074800A Pending JPH09331686A (ja) | 1996-04-11 | 1997-03-27 | 振動アクチュエータ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6043586A (ja) |
JP (1) | JPH09331686A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011200053A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Canon Inc | 振動波駆動装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7929382B2 (en) * | 2007-02-14 | 2011-04-19 | Seiko Epson Corporation | Piezoelectric transducer, piezoelectric actuator, and portable device |
KR101055553B1 (ko) * | 2009-10-30 | 2011-08-08 | 삼성전기주식회사 | 압전모터 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0667231B2 (ja) * | 1986-06-04 | 1994-08-24 | ニスカ株式会社 | 一方向駆動装置 |
JPH06106028B2 (ja) * | 1987-02-02 | 1994-12-21 | リオン株式会社 | 圧電共振モ−タ |
US5140215A (en) * | 1988-09-19 | 1992-08-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Vibrator and ultrasonic motor employing the same |
US5039899A (en) * | 1989-02-28 | 1991-08-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Piezoelectric transducer |
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