JPH09331125A - Pgaソケットモジュール - Google Patents

Pgaソケットモジュール

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JPH09331125A
JPH09331125A JP14957696A JP14957696A JPH09331125A JP H09331125 A JPH09331125 A JP H09331125A JP 14957696 A JP14957696 A JP 14957696A JP 14957696 A JP14957696 A JP 14957696A JP H09331125 A JPH09331125 A JP H09331125A
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JP
Japan
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socket
pin
pga
module
fpc
Prior art date
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Pending
Application number
JP14957696A
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English (en)
Inventor
Kunio Nagaya
邦男 長屋
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
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Publication of JPH09331125A publication Critical patent/JPH09331125A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0393Flexible materials
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/14Structural association of two or more printed circuits
    • H05K1/141One or more single auxiliary printed circuits mounted on a main printed circuit, e.g. modules, adapters
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/306Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means
    • H05K3/308Adaptations of leads

Landscapes

  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化を伴うことなく処理の高速化を達成す
ることができるPGAソケットモジュールを提供するこ
と。 【解決手段】 このPGAソケットモジュール1は、上
側ソケット3と下側ソケット17と、それらの間に配置
される変換基板2とを備える。下側ソケット17は複数
の外部接続用ピン7を持つ。上側ソケット3はPGA2
4のI/Oピン31が挿抜可能な複数のソケット状ピン
6を持つ。変更基板2は、湾曲可能部位を有するフレキ
シブルプリント配線板である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PGAソケットモ
ジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ内のマザーボー
ドには、CPU(中央処理装置)としての機能を有する
半導体パッケージが搭載されている。このような半導体
パッケージとしては、現在のところ、片側面に多数のI
/Oピンが立設されたPGA(ピングリッドアレイ)タ
イプが最も普及している。また、この種のPGAは、例
えば各I/Oピンをマザーボード側のスルーホールに挿
入した後にはんだ付けすることによって実装されるよう
になっている。
【0003】ところで、パーソナルコンピュータのユー
ザーは、処理の高速化を目的としたパーソナルコンピュ
ータのアップグレードを望む場合がある。この場合、既
存のCPUをマザーボードから取り外して、新たに高機
能なCPUを搭載することが必要になる。かかる場合の
便宜を考慮した結果、近年ではPGA51を直接的に実
装するのではなく、ソケット52を介して間接的にマザ
ーボード53に実装することが一般的になってきている
(図7参照)。なお、同図はアップグレード前の状態を
示している。
【0004】図7に示されるソケット52の下面には、
マザーボード53側のスルーホールにはんだ付けされる
ソケット状ピン54が立設されている。ソケット状ピン
54の上部には、PGA51のI/Oピン55を挿通さ
せるための挿通穴が設けられている。かかる穴にI/O
ピン55を挿通させる結果、マザーボード53側とPG
A51側との電気的な接続が図られ、PGA51が動作
可能な状態となる。
【0005】図8にはアップグレード後の状態が示され
ている。同図においては、上側ソケット56及び下側ソ
ケット57間に変換基板58を配置してなるモジュール
66が介在されている。リジッドなプリント配線板から
なる変換基板58には、多数のスルーホールが形成され
ている。それらのスルーホールのうちの約半数のものに
は、下側ソケット57側と変換基板58側とを電気的に
接続するピン59が挿通されかつはんだ付けされてい
る。また、前記スルーホールのうちの残りのものには、
上側ソケット56の下面から突出するソケット状ピン6
0がはんだ付けされている。その結果、上側ソケット5
6の挿通穴には、高機能なPGA61のI/Oピン62
が挿抜可能となっている。また、下側ソケット57の下
面側には、ソケット52のソケット状ピン54の挿通穴
に対して挿抜可能なソケット状ピン63が突設されてい
る。
【0006】そして、変換基板58において上側ソケッ
ト56の存在しない領域には、信号変換用のプログラム
が格納されたIC64や、電圧を変換するための抵抗6
5等が実装されている。従って、このような構成にする
と、PGA61をマザーボード53に適合させることが
でき、PGA61の本来の性能を充分に発揮できるよう
になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図8のよう
なPGAソケットモジュール66を使用した場合、下側
ソケット57と変換基板58と上側ソケット56とが必
要になることから、必然的に全体が肉厚になる。する
と、パーソナルコンピュータの筐体内へのモジュール6
6の収容が困難になり、全体が大型化してしまう。従っ
て、小型化に適したモジュール構造が望まれていた。
【0008】一方、肉厚化を回避すべくソケット56,
57や変換基板58を使用せずにPGA61をそのまま
搭載した場合には、信号等の変換がなされなくなり高速
化を充分に図ることができなくなる。
【0009】本発明は上記の課題を解決するためなされ
たものであり、その目的は、大型化を伴うことなく処理
の高速化を達成することができるPGAソケットモジュ
ールを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、PGAのI/Oピン
が挿抜可能な複数のソケット状ピンを備える上側ソケッ
トと、複数の外部接続用ピンを備える下側ソケットとの
間に、フレキシブルプリント配線板からなる変換基板を
配置したことを特徴としたPGAソケットモジュールを
その要旨とする。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記フレキシブルプリント配線板の両面に外層導
体回路を形成し、そのフレキシブルプリント配線板を貫
通する前記ソケット状ピンと前記外層導体回路とを配線
板外部にて電気的に接続し、かつ同ソケット状ピンにお
いて配線板内部となる領域を絶縁体にした。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項2にお
いて、前記ソケット状ピンは、絶縁性棒材をその一部を
残して導電層で被覆したものであるとした。本発明の
「作用」を説明する。
【0013】請求項1〜3に記載の発明によると、PG
Aとマザーボードとの間を行き交う信号が変換基板にお
いて変換されることから、PGA本来の機能が充分に発
揮されうる状態となり、処理の高速化が達成される。ま
た、フレキシブルプリント配線板は概してリジッドなも
のより肉薄であるためモジュール全体を肉薄化にするこ
とができ、ひいては小型化を図ることができる。さら
に、同配線板においてソケットの側面よりも張り出した
延出領域があるときでも、そこを垂直方向に湾曲させる
ことができる。従って、外形寸法を小さくすることがで
き、モジュール全体の小型化を図ることが可能となる。
【0014】請求項2に記載の発明によると、ソケット
状ピンを貫通させた場合に配線板の上面側から突出して
いる基端側導電領域と、下面側から突出している先端側
導電領域とは、前記絶縁体によってアイソレートされて
いる。従って、基端側導電領域→導体パターン→電子部
品→導体パターン→先端側導電領域というような順序に
配線を引き回すことができ、配線の高密度化を図ること
ができる。
【0015】請求項3に記載の発明によると、導電層か
ら露出している部分が絶縁領域となり、その両側が導電
領域となる。このような構成であると、例えば棒材表面
全体に導体層を形成しておき、不必要部分のみその導体
層を剥離すること等により、所望のピンを簡単に製造す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態のPGAソケットモジュール1を図1〜図4に基づ
き詳細に説明する。
【0017】図1,図2等に示されるように、この実施
形態のPGAソケットモジュール1は、上側ソケット3
と下側ソケット17との間に、変換基板としてのフレキ
シブルプリント配線板(以下、FPCと略す。)2を配
置してなるものである。
【0018】このFPC2は、矩形状をしたフレキシブ
ルな多層板(本実施形態では6層板)である。同FPC
2には、図1に示されるように多数のスルーホール4を
略ロ字状に配置してなるスルーホール群THが形成され
ている。これらのスルーホール4は、一定のピッチで千
鳥状に配置されている。前記スルーホール4にはソケッ
ト状ピン6が挿入されるようになっている。また、FP
C2の下面側にはブラインドバイアホール5が多数形成
されている。これらのブラインドバイアホール5には、
外部接続用ピン7の基端部が挿入されるようになってい
る。なお、本実施形態におけるスルーホール4は、両方
の開口部にランド4aが形成されているものの、それら
を導通させるめっき層が孔内部に形成されていないとい
う特徴がある。
【0019】図1,図2等に示されるように、このFP
C2は、ソケット3,17よりもいくぶん薄くなってい
る。従って、同FPC2は、延出領域18の付け根にあ
る湾曲可能部位(図1の破線)B1 において垂直方向に
湾曲されることができるようになっている。
【0020】前記FPC2の上面側の各所には、外層導
体回路の一部である矩形状の電子部品接続用のパッド
8,9,10が形成されている。パッド8はDIP(デ
ュアルインラインパッケージ)11を表面実装するため
のものであって、FPC2における延出領域18に配置
されている。パッド9はQFP(クアッドフラットパッ
ケージ)12を表面実装するためのものであって、前記
スルーホール群THによって囲まれた領域に配置されて
いる。パッド10はチップ抵抗13を表面実装するため
のものであって、FPC2における延出領域18に配置
されている。なお、前記パッド10はFPC2の下面側
にも形成されている。そして、前記電子部品11,1
2,13は、各パッド8,9,10に対していずれもは
んだS1 を介して接合されている。
【0021】図4に示されるように、このFPC2の外
層や内層には、複数の導体パターン14が形成されてい
る。これらの導体パターン14のうちのあるものは、隣
接するスルーホール4のランド4aとソケット状ピン接
続用パッド19との間をFPC2の上面側において電気
的に接続している。また、導体パターン14のうちの他
のものは、前記スルーホール4と電子部品11〜13と
の間、前記ブラインドバイアホール5と電子部品11〜
13との間、または電子部品11〜13同士の間を電気
的に接続している。
【0022】FPC2のブラインドバイアホール5に
は、図3(a)に示されるような構成を有する外部接続
用ピン7の基端部がかしめ付けられ、かつはんだ付けさ
れている。この外部接続用ピン7は、断面円形状をした
導電性棒材21の基端部にかしめ部23を形成してなる
ものである。かしめ部23とは、前記棒材21を潰すこ
とで若干偏平状にした部分のことを指す。かしめ部23
は、ブラインドバイアホール5に対してピン7をプレス
で圧入する際に塑性変形し、同ブラインドバイアホール
5の内壁面に密着するようになっている。また、前記導
電性棒材21の形成材料としては、例えば銅や銅合金等
がある。
【0023】次に、上側ソケット3及び下側ソケット1
7の構成について説明する。図1,図2等に示されるよ
うに、ソケット3,17はともに正方形状かつ枠状をし
た部材であって、その外形の大きさは被搭載物であるP
GA24の大きさにほぼ等しい。ソケット3,17を構
成する絶縁基板25は、QFP12の収容スペース確
保、はんだ付けの容易化、放熱性向上等のための正方形
状の中央孔26を備えている。この中央孔26の周囲に
は、断面円形状であって中央孔26よりも遙かに小径の
ピン挿通孔27が多数形成されている。
【0024】図3(b)には、上側ソケット3のピン挿
通孔27に挿通される第2のソケット状ピン15が示さ
れている。このピン6は、断面円形状をした銅や銅合金
等の導電性棒材28にフランジ部29を設けてなるもの
である。ピン6においてフランジ部29よりも基端部側
の部分には、軸線方向に沿って延びる挿通穴30が形成
されている。この挿通穴30には、PGA24のI/O
ピン31が挿抜されるようになっている。そして、第1
のソケット状ピン6の基端部は、ピン挿通孔27の下面
側開口から挿入されている。なお、フランジ部29の下
半分は絶縁基板25の下面側から突出している。また、
フランジ部29の上半分はテーパ面になっており、当該
部分は絶縁基板25に埋没している。このピン6のフラ
ンジ部29の下面は、外層導体回路としてのソケット状
ピン接続用パッド19の上面にほぼ密着した状態ではん
だ付けされている。その結果、両者19,29が電気的
に接続されている。
【0025】図3(c)には、下側ソケット17のピン
挿通孔27に挿通される第3のソケット状ピン16が示
されている。このピン16は、断面円形状をした銅や銅
合金製の導電性棒材28にフランジ部29を設けてなる
ものである。ピン16においてフランジ部29よりも基
端部側の部分は、先端部側の部分に比べて太くなってい
る。この太軸部分には、軸線方向に沿って延びる挿通穴
30が形成されている。この挿通穴30には、後述する
第1のソケット状ピン6が挿通されるようになってい
る。フランジ部29の下半分は絶縁基板25の下面側か
ら突出している。また、フランジ部29の上半分はテー
パ面になっており、当該部分は絶縁基板25に埋没して
いる。フランジ部29よりも先端側は、細軸部分となっ
ている。そして、FPC2の下面側にある外層導体回路
としてのランド4a,5aと、このピン16の上端面と
は、密着した状態ではんだ付けされている。その結果、
ピン16とランド4a,5aとの間での電気的な接続が
図られている。
【0026】図3(d)には、上側ソケット3のピン挿
通孔27に挿通される第1のソケット状ピン6が示され
ている。このピン6は第3のソケット状ピン16と同様
の外観を呈しており、フランジ部29や挿通穴30を備
えている。ただし、このピン6は他のピン7,15,1
6とは異なり、複数種の材料を用いて形成されている。
即ち、このソケット状ピン6は、絶縁性棒材20をその
一部を残して導電層C1 で被覆したものである。絶縁性
棒材20の形成材料としては、例えばエポキシやポリイ
ミド等の各種樹脂材料や、窒化アルミニウムや窒化ほう
素等の各種セラミック材料がある。コスト性等を重視し
た場合には樹脂材料の選択が好ましく、また機械的強度
等を重視した場合にはセラミック材料の選択が好まし
い。導電層C1 の形成材料としては、例えば銅めっき、
銀めっき、金めっき、ニッケル−金めっき等がある。こ
のピン6においてフランジ部29の先端部寄りの位置
は、絶縁性棒材20が導電層C1 から露出している露出
部20aとなっている。かかる部分は、例えば導電性棒
材20の全体にめっきを施した後、露出部20aとなる
べき箇所を剥離すること等によって形成される。なお、
このピン6において露出部20aは絶縁領域となり、そ
の両側は導電領域となる。言い換えると、このピン6で
は、露出部20aによってその両側にある導電領域がア
イソレートされている。
【0027】そして、このソケット状ピン6の細軸部分
はスルーホール4に挿通されかつ、フランジ部29の下
面とパッド4aとを密着させた状態ではんだ付けされて
いる。
【0028】図2に示されるように、マザーボード41
にはあらかじめ固定ソケット42がはんだ付けによって
脱着不能に固定されており、モジュール1はこの固定ソ
ケット42の上面側に搭載された状態で使用される。こ
のとき、第3のソケット状ピン16は、固定ソケット4
2の有するソケット状ピン43の挿通穴に挿通される。
なお、部品交換を行う際の便宜を図るため、当該接続部
位にははんだ付けがなされない。
【0029】一方、使用時においてPGA24は、モジ
ュール1を構成する上側ソケット3の上面側に搭載され
る。このとき、PGA24のI/Oピン31は、上側ソ
ケット3の有するソケット状ピン6の挿通穴30に挿通
される。そして、このときにはPGA24側とマザーボ
ード41側とがモジュール1を介して電気的に接続され
る。従って、信号等はPGA24とマザーボード41と
の間を行き交うことが可能となる。その際、信号等がF
PC2の電子部品11〜13によって適宜変換されるこ
とにより、PGA24本来の機能が充分に発揮される状
態となる。
【0030】次に、このPGAソケットモジュール1を
製造する方法を簡単に紹介する。まず、FPC2及びソ
ケット3,17を作製する。FPC2は、ポリイミド絶
縁基板を出発材料とし、サブトラクティブ法やアディテ
ィブ法等といった従来公知のパターン形成を行うことに
よって得ることができる。一方、ソケット3,17は、
枠状の絶縁基板25にピン挿通孔27を透設した後、そ
れらに対してソケット状ピン6,15,16を挿入する
ことによって得られる。
【0031】続く第1のピン立て工程では、FPC2の
ブラインドバイアホール5の下面側開口に対して、外部
接続用ピン7の基端部をプレスで圧入する。すると、基
端部にあるかしめ部23が塑性変形することにより、同
ピン7がFPC2に対してかしめ付けられる。このとき
各ピン7は、既にある程度強固に支持された状態(仮固
定された状態)となる。
【0032】続くはんだ印刷工程では、スルーホール4
のランド4a、ブラインドバイアホール5のランド5a
及びパッド19にクリームはんだを印刷する。クリーム
はんだの印刷は、例えばスクリーン印刷やそれ以外の手
法によってなされる。前記クリームはんだとしては、例
えば共晶はんだ(Pb:Sn=37:63,融点183
℃)の粉末をベヒクルに分散させてなるもの等が使用さ
れる。
【0033】続く第2のピン立て工程では、FPC2の
スルーホール4の上面側開口に対し、ソケット状ピン6
の細軸部分を挿通させる。このとき、第1のソケット状
ピン6は、スルーホール4を貫通してFPC2の下面側
から突出した状態となる。また、第2のソケット状ピン
15のフランジ部29の下面は、ソケット状ピン接続用
パッド19の上面に相対した状態となる。その後、これ
らの突出した第1のソケット状ピン6を、下側ソケット
17の上面にて開口する挿通穴30に挿通させる。
【0034】続くリフロー工程では、ソケット3,17
間にFPC2を配置したものをリフロー炉内にセットし
た後、クリームはんだが融点する温度付近まで炉内の温
度を上昇させる。このような加熱の結果、各ピン6,
7,15,16の一括はんだ付けを行う。
【0035】この後、電子部品11〜13をそれぞれの
パッド8〜10に対して個別にはんだ付けすることによ
り、所望のPGAソケットモジュール1が完成する。こ
のようにして作製されたモジュール1にPGA24を搭
載したものを、マザーボード41の固定ソケット42に
搭載すれば、PGA24を高速で動作させることができ
る。
【0036】以下、本実施形態において特徴的な作用効
果を列挙する。 (イ)このPGAソケットモジュール1では、PGA2
4とマザーボード41との間を行き交う信号が、変換基
板としてのFPC2において変換されるようになってい
る。このため、PGA24の持つ本来の機能を充分に発
揮することができ、処理の高速化を達成することができ
る。従って、このモジュール1を使用すれば、確実にマ
イクロコンピュータのアップグレードを図ることができ
る。
【0037】(ロ)また、FPC2はリジッドなプリン
ト配線板よりも肉薄であるため、モジュール全体1の肉
薄化に好適である。さらに、FPC2における延出領域
18を垂直方向に湾曲させることができるため、それに
よっても外形寸法を小さくすることが可能である。この
こともモジュール1全体の小型化に貢献している。な
お、FPC2を湾曲させることは必ずしも必須ではな
く、マイクロコンピュータの筐体側の収容スペースに応
じて実施すればよい。
【0038】(ハ)このモジュール1によると、第1の
ソケット状ピン6を貫通させた場合にFPC2上面側か
ら突出している基端側導電領域と、下面側から突出して
いる先端側導電領域とが、絶縁性棒材20の一部である
露出部20aによってアイソレートされている。従っ
て、基端側導電領域→導体パターン14→電子部品11
〜13→導体パターン14→先端側導電領域というよう
な順序に配線を引き回すことができ、配線の高密度化を
図ることができる。
【0039】(ニ)このモジュール1では、露出部20
aが絶縁領域となり、その両側が導電領域となる。この
ような構成であると、上述したように絶縁性棒材21へ
のめっき及びそれの部分的な剥離という作業によって所
望のピン6を簡単に製造することができ、ひいてはモジ
ュール1の製造容易化を図ることができる。
【0040】(ホ)このモジュール1では、多数の第1
のソケット状ピン6がFPC2を貫通している。従っ
て、FPC2にいわば多数の骨材が入った状態となり、
FPC2におけるソケット3,17の搭載部分の剛性が
確実に向上する。よって、肉薄なFPC2の使用を許容
するものとなり、このことがさらなる全体の小型化に貢
献する。
【0041】(ヘ)このモジュール1では、FPC2の
ブラインドバイアホール5に外部接続用ピン7の基端部
をかしめ付けかつはんだ付けしたピン立て構造を採って
いる。よって、はんだ付けのみによるピン立て構造にし
た場合に比べて、確実にピン7の支持強度が向上する。
また、支持強度の向上に伴ってピン7の相対的位置に狂
いが生じにくくなるため、ピン7の位置精度も高くな
る。よって、外部接続用ピン7をFPC2に対して直か
に立設可能となる。
【0042】なお、本発明は例えば次のように変更する
ことが可能である。 (1)図5に示される別例1のように、延出部分18を
両側に2つ設けたモジュール46としてもよい。この構
成であると、FPC2を2箇所において湾曲させること
ができる。
【0043】(2)図6に示される別例2のように、実
施形態等に比較して延出部分18を長くしたモジュール
47であってもよい。この構成であると、FPC2を湾
曲させた場合に延出部分18を上側ソケット3の上面に
まで到らしめることができる。
【0044】(3)変換基板として使用したFPC2
は、6層板以外の多層板(例えば、2,3,4,5,7,8,9,10,1
1,12層板等)であってもよい。FPC2の構成簡略化や
低コスト化や湾曲性を優先したい場合には層数を少なく
すればよく、外形寸法の低減による小型化や高機能化を
優先したい場合には層数を多くすればよい。
【0045】(4)かしめ部23の形状は、図3(a)
に示されたもののみに限定されるわけではなく、圧入時
に塑性変形して穴部分の内壁面に密着しうるものであれ
ばどのようなものでもよい。
【0046】(5)第1のソケット状ピン6を例えば次
のようにして製造してもよい。まず、絶縁性棒材20を
用意する。この絶縁性棒材20において露出部20aと
なるべき箇所に、あらかじめめっきレジストを形成して
おく。この状態で導電性金属のめっきを行い、表層に導
電層C1 を形成する。最後にめっきレジストを剥離す
る。めっきレジスト自体が絶縁性であれば、剥離せずに
そのままにしておいてもよい。
【0047】(6)絶縁材料を母材としその全体を導電
層C1 で被覆したものを、ピン7,15,16として使
用することも勿論可能である。 (7)第1のソケット状ピン6における導電層C1 は、
めっき以外の手法によって、例えばCVD、PVD、ス
パッタリング等によって形成されることも可能である。
【0048】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1において、前記外部接続用ピンの基端
部には、偏平状に潰してなるかしめ部が設けられている
ことを特徴とするPGAソケットモジュール。この構成
であると、配線板の穴構造に対してピンを確実にかしめ
付けることができ、ピンの支持強度を向上させることが
できる。
【0049】(2) 請求項3において、前記絶縁性棒
材は樹脂材料またはセラミック材料からなり、前記導電
層は導電性金属を用いためっき層であることを特徴とす
るPGAソケットモジュール。この構成であると、めっ
きを選択していることから高コスト化の防止を図ること
ができる。
【0050】なお、本明細書中において使用した技術用
語を次のように定義する。 「はんだ: 共晶はんだ等のように鉛及び錫を主成分と
して含むPb−Sn系のはんだをいうほか、Au系、I
n系、Bi系等のようなPbレスのはんだも含む。」
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3に記
載の発明によれば、小型化、構成の複雑化、高コスト化
を伴うことなく処理の高速化を達成することができるP
GAソケットモジュールを提供することができる。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、上記の効
果に加えて、電子部品を経由した配線が可能となり、配
線の高密度化を図ることができる。請求項3に記載の発
明によれば、上記の効果に加えて、所望のピンを簡単に
製造することができ、ひいてはモジュールの製造容易化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のPGAソケットモジュールを示す
概略分解斜視図。
【図2】同ソケットモジュールの概略側面図。
【図3】(a)は外部接続用ピンを示す斜視図、(b)
は第2のソケット状ピンを示す斜視図、(c)は第3の
ソケット状ピンを示す斜視図、(d)は第1のソケット
状ピンを示す斜視図。
【図4】同ソケットモジュールを示す要部拡大部分断面
図。
【図5】別例1のソケットモジュールを示す概略側面
図。
【図6】別例2のソケットモジュールを示す概略側面
図。
【図7】従来におけるPGAの搭載構造を示す概略側面
図。
【図8】従来におけるPGAの搭載構造を示す概略側面
図。
【符号の説明】
1,46,47…PGAソケットモジュール、2…変換
基板としてのFPC、3…上側ソケット、4a,5a…
外層導体回路としてのランド、6…第1のソケット状ピ
ン、7…外部接続用ピン、15…第2のソケット状ピ
ン、17…下側ソケット、20…絶縁性棒材、24…P
GA、31…I/Oピン、C1 …導電層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PGAのI/Oピンが挿抜可能な複数のソ
    ケット状ピンを備える上側ソケットと、複数の外部接続
    用ピンを備える下側ソケットとの間に、フレキシブルプ
    リント配線板からなる変換基板を配置したことを特徴と
    したPGAソケットモジュール。
  2. 【請求項2】前記フレキシブルプリント配線板の両面に
    外層導体回路を形成し、そのフレキシブルプリント配線
    板を貫通する前記ソケット状ピンと前記外層導体回路と
    を配線板外部にて電気的に接続し、かつ同ソケット状ピ
    ンにおいて配線板内部となる領域を絶縁体にしたことを
    特徴とした請求項1に記載のPGAソケットモジュー
    ル。
  3. 【請求項3】前記ソケット状ピンは、絶縁性棒材をその
    一部を残して導電層で被覆したものであることを特徴と
    した請求項2に記載のPGAソケットモジュール。
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