JPH09330911A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH09330911A
JPH09330911A JP14931096A JP14931096A JPH09330911A JP H09330911 A JPH09330911 A JP H09330911A JP 14931096 A JP14931096 A JP 14931096A JP 14931096 A JP14931096 A JP 14931096A JP H09330911 A JPH09330911 A JP H09330911A
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JP
Japan
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gas
semiconductor device
resist pattern
insulating film
manufacturing
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Application number
JP14931096A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Nakamura
一彦 中村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、RIEによって下地のAl層につな
がるヴィアホールを開孔する場合において、エッチング
時に付着したAlのフッ化物を簡単に除去できるように
することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】たとえば、レジストパターン14をマスク
にドライエッチングを行って、Al合金膜11上に堆積
された絶縁膜12にヴィアホール13を開孔する。この
後、出力が500W、圧力が1.0Torrの条件で、
プラズマアッシング処理する。このとき、O2 /Cl2
/COの各ガスをそれぞれ120sccm、20scc
m、60sccmの割合で混合したものを反応ガスとし
て用いることにより、絶縁膜12上のレジストパターン
14と同時に、ヴィアホール13の側壁にフェンス状に
付着したフッ化物15をも除去できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば多層配
線構造を有する半導体装置の製造方法に関するもので、
特に、RIEによるヴィアの形成に用いられるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、多層配線構造を有する半導体装置
の製造において、たとえば、絶縁膜に下地のAl合金膜
につながるヴィアを形成する場合、一般に、RIEが用
いられている。
【0003】図2は、従来のRIEによるヴィアの形成
にかかる処理を概略的に示すものである。たとえば、A
l合金膜11上に堆積された絶縁膜12にRIEにより
ヴィアを形成する場合、まず、絶縁膜12上にヴィアに
対応するレジストパターン14が形成される。
【0004】そして、そのレジストパターン14にした
がって、上記絶縁膜12がドライエッチングされること
により、上記Al合金膜11につながるヴィアホール1
3が開孔される。
【0005】さて、絶縁膜12へのヴィアホール13の
形成においては、オーバーエッチングによって、エッチ
ングガス中に含まれるフッ素(F)によりAl合金膜1
1がスパッタされ、ヴィアホール13の側壁からレジス
トパターン14の壁面に沿って、蒸気圧の低いAlの化
合物、いわゆる、フッ化物(Al34 と考えられてい
る)15が付着する(同図(a)参照)。
【0006】一方、絶縁膜12へのヴィアホール13の
形成後は、酸素ガスを用いたプラズマアッシング処理
(たとえば、O2 ガスが150sccm、出力が500
W、圧力が0.6Torrの条件)により、上記レジス
トパターン14が絶縁膜12上より除去される。
【0007】しかし、上記ヴィアホール13の側壁に付
着したフッ化物15は、レジストパターン14の除去後
にも、フェンス状に残留する(同図(b)参照)。この
フェンス状の残留物となった上記フッ化物15は、上記
Al合金膜11を下層配線とする、後の上層配線の形成
に影響する(たとえば、上層配線のカバレージを悪化さ
せる)。
【0008】そこで、従来は、たとえばフェンス状に残
留した上記フッ化物15を、有機系(アミン系など)の
液体を用いてウェット処理により除去するようにしてい
た(同図(c)参照)。
【0009】しかしながら、フェンス状に残留したフッ
化物15を有機系の液体を用いて除去する場合、液体を
引火点付近にまで加熱しなければならず、発火などの危
険性をともなうという問題があった。
【0010】また、液体に含まれるNiなどのさまざま
な金属不純物によって汚染される可能性が高く、今後、
半導体素子の微細化が進につれ、信頼性などへの悪影響
が懸念されていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、フェンス状に残留したフッ化物を有機系の
液体を用いて除去するようにしているため、液体を引火
点付近にまで加熱する必要があり、発火などの危険性を
ともなうとともに、液体に含まれるさまざまな金属不純
物による汚染が懸念されていた。
【0012】そこで、この発明は、有機系の液体を用い
ることなく、フェンス状に付着したアルミニウムの化合
物を簡単に除去でき、安全性や信頼性を向上することが
可能な半導体装置の製造方法を提供することを目的とし
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の半導体装置の製造方法にあっては、ア
ルミニウム合金層上に堆積された絶縁膜に貫通孔を形成
する場合において、前記絶縁膜をレジストパターンにし
たがってドライエッチングした後、前記レジストパター
ンとともに、前記アルミニウムの化合物を除去できる反
応ガスを用いてプラズマアッシング処理を行うようにな
っている。
【0014】また、この発明の半導体装置の製造方法に
あっては、アルミニウム合金層上に堆積された絶縁膜に
貫通孔を形成するために、レジストパターンにしたがっ
て、前記絶縁膜をフッソ系ガスを用いてドライエッチン
グする工程と、酸素ガスに塩素系ガスを添加してなる反
応ガスを用いてプラズマアッシング処理を行う工程とか
らなっている。
【0015】この発明の半導体装置の製造方法によれ
ば、フェンス状に付着したAlの化合物をレジストパタ
ーンと同時に除去できるようになる。これにより、Al
化合物の残渣を防ぐことが可能となるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の
一形態における、RIEによるヴィアの形成にかかる処
理を概略的に示すものである。
【0017】たとえば、Al合金膜11上に堆積された
絶縁膜12が、レジストパターン14をマスクにドライ
エッチングされることにより、上記絶縁膜12にヴィア
ホール(貫通孔)13が開孔される(同図(a)参
照)。
【0018】この後、以下の条件でプラズマアッシング
処理が行われて、上記絶縁膜12上のレジストパターン
14、および、ヴィアホール13の側壁からレジストパ
ターン14の壁面にフェンス状に付着した、蒸気圧の低
いAlの化合物であるフッ化物15が同時に除去される
(同図(b)参照)。
【0019】ここで、上記フッ化物15は、オーバーエ
ッチング時に、エッチングガス中に含まれるフッ素
(F)により下地のAl合金膜11がスパッタされるこ
とによって形成される、たとえば、Al34 である。
【0020】上記プラズマアッシング処理は、たとえ
ば、O2 /Cl2 /COの各ガスをそれぞれ120sc
cm、20sccm、60sccmの割合で混合したも
のを反応ガスとして用い、出力(Power)が500
W、圧力(Press.)が1.0Torrの条件で行
われる。
【0021】この場合、上記レジストパターン14はO
2 ガスによって、フッ化物15はCl2 ガスによってそ
れぞれ除去される。また、その際、フッ化物15の除去
にともなってCl2 ガスにより下地のAl合金膜11の
腐食が懸念されるが、反応ガスにはCOガスが添加され
ているため、下地のAl合金膜11の腐食は抑制され
る。
【0022】これは、比較的高圧で、かつ、Cl2 ガス
を微量(反応ガスの10%程度)にすることによって、
フッ化物15の成分であるフッ素(F)がCOガスと反
応して引き抜かれ(CO+F→COF↑)、フッ化物1
5の別の成分であるAlが下地のAl合金膜11よりも
化学的に活性な状態となる。
【0023】その結果、フッ化物15中の活性なAlが
Clと積極的に反応することで、下地のAl合金膜11
の腐食が抑えられ、フッ化物15のみを残渣なく除去で
きる。
【0024】このように、チャンバ(図示していない)
内にO2 ガスに加えてCl2 ガスを導入することによ
り、レジストパターン14と一緒に、オーバーエッチン
グ時に付着するフッ化物15をも除去できるようにな
る。
【0025】これにより、フッ化物15を除去するため
の特別な処理が不要になる分、工程の大幅な削減が図れ
る。しかも、有機系の液体を使用せずにフッ化物15を
除去できるため、発火などの危険がなくて安全性が高
く、また、液体中に含まれるさまざまな金属不純物の汚
染により、素子の微細化にともなって信頼性が低下する
といった心配もない。
【0026】なお、上記アッシング処理の後、たとえ
ば、180℃前後のN2 ガス雰囲気中で、2min程度
の熱処理が行われる。これにより、残留しているCl2
ガスが除去されて、残留ClによるAl合金膜11の腐
食がほぼ完全に防止される。
【0027】上記したように、フェンス状に付着したフ
ッ化物をレジストパターンと同時に除去できるようにし
ている。すなわち、レジストパターンを除去するプラズ
マアッシング処理において、チャンバ内に、O2 ガスの
他にCl2 ガスを導入するようにしている。これによ
り、レジストパターンのみでなく、レジストパターンと
一緒にフェンス状に付着したフッ化物をも簡単に除去で
きるようになるため、フッ化物の残渣を防ぐことが可能
となる。したがって、従来のフェンス状に残留したフッ
化物を有機系の液体を用いて除去する工程が不要とな
り、工程の簡素化とともに、安全性や信頼性を大幅に向
上できるようになるものである。
【0028】しかも、COガスの導入によって、下地の
Al合金膜の腐食をも容易に抑制することができる。な
お、上記した本発明の実施の一形態においては、Cl2
ガスを用いてフッ化物を除去するようにした場合につい
て説明したが、これに限らず、たとえばBCl3 、Si
Cl4 、HClなどの塩素系ガスを用いても同様に実施
することが可能である。
【0029】また、ヴィアホールを開孔する場合に限ら
ず、たとえば、コンタクトホールやスルーホールの形成
にも適用できる。また、反応ガスとしては上記割合に限
らず、たとえば、COガスは全体の40%以下で、塩素
系ガスは全体(反応ガス)の20%以下とするのが望ま
しい。
【0030】また、アッシング処理の他の条件として
は、出力が300W〜700Wで、圧力が0.5Tor
r〜2.0Torrの範囲内であれば良い。さらに、A
l合金膜上に、反射防止膜としてのTiNが存在する構
造のものにも、同様に適用できる。その他、この発明の
要旨を変えない範囲において、種々変形実施可能なこと
は勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、有機系の液体を用いることなく、フェンス状に付着
したアルミニウムの化合物を簡単に除去でき、安全性や
信頼性を向上することが可能な半導体装置の製造方法を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態における、RIEによ
るヴィアの形成にかかる処理を概略的に示す断面図。
【図2】従来技術とその問題点を説明するために示す、
RIEによるヴィアの形成にかかる概略断面図。
【符号の説明】
11…Al合金膜 12…絶縁膜 13…ヴィアホール 14…レジストパターン 15…フッ化物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム合金層上に堆積された絶縁
    膜に貫通孔を形成する半導体装置の製造方法において、 前記絶縁膜をレジストパターンにしたがってドライエッ
    チングした後、 前記レジストパターンとともに、前記アルミニウムの化
    合物を除去できる反応ガスを用いてプラズマアッシング
    処理を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 アルミニウム合金層上に堆積された絶縁
    膜に貫通孔を形成するために、 レジストパターンにしたがって、前記絶縁膜をフッソ系
    ガスを用いてドライエッチングする工程と、 酸素ガスに塩素系ガスを添加してなる反応ガスを用いて
    プラズマアッシング処理を行う工程とからなることを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記プラズマアッシング処理は、前記レ
    ジストパターンと同時に、前記ドライエッチング時に前
    記貫通孔の側壁に形成されるアルミニウムの化合物を除
    去するものであることを特徴とする請求項2に記載の半
    導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記塩素系ガスとしては、Cl2 、BC
    3 、SiCl4 、HClなどが用いられることを特徴
    とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記反応ガスは、さらに、一酸化炭素ガ
    スが添加されてなることを特徴とする請求項2に記載の
    半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記プラズマアッシング処理の後、さら
    に、窒素ガス雰囲気中で150℃以上の熱処理が施され
    ることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造
    方法。
JP14931096A 1996-06-11 1996-06-11 半導体装置の製造方法 Pending JPH09330911A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007511099A (ja) * 2003-11-12 2007-04-26 ラム リサーチ コーポレーション フォトレジストストリッピングの間のバリヤー物質損失の最小化

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007511099A (ja) * 2003-11-12 2007-04-26 ラム リサーチ コーポレーション フォトレジストストリッピングの間のバリヤー物質損失の最小化

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