JPH09330762A - コネクタおよびその製造方法 - Google Patents
コネクタおよびその製造方法Info
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- JPH09330762A JPH09330762A JP15091296A JP15091296A JPH09330762A JP H09330762 A JPH09330762 A JP H09330762A JP 15091296 A JP15091296 A JP 15091296A JP 15091296 A JP15091296 A JP 15091296A JP H09330762 A JPH09330762 A JP H09330762A
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Abstract
を通じて浸入する水による電子部品の被害を防止するこ
とのできるコネクタを提供する。 【解決手段】 この発明のコネクタは、一端が外部に露
出しているとともに他端が電子部品7に電気的に接続さ
れる端子9と、この端子9を部分的に埋設しているコネ
クタ本体21とを備え、コネクタ本体21は、端子9を
覆って設けられ接着剤の硬化したシール部23を有して
いるものである。
Description
性回転体の回転数を検出する回転センサに用いられるコ
ネクタに関するものである。
は回転センサの側断面図であり、回転センサは、センサ
本体1と、このセンサ本体1に連設されたコネクタ2と
を有している。センサ本体1は、ケース3と、このケー
ス3内に収納された永久磁石4と、磁電変換素子である
ホール素子5と、電気回路8と、センサ本体1とコネク
タ2との間をシールするOリング11とを有している。
電気回路8は回路基板6に電子部品7が取り付けられて
構成されている。コネクタ2は、電気回路8と電気的に
接続された端子9と、この端子9を一部埋設した絶縁樹
脂製のコネクタ本体10とを有している。
転センサは、磁界の変化を電圧に変化するホール素子5
と、電圧変化を増幅する電子部品である差動増幅器13
と、パルス波に変換する電子部品であるシュミットトリ
ガ回路14とを有している。
て設けられた磁性体である歯車形状の磁性回転体12の
回転により、ホール素子5には磁性回転体12の凹部1
2aと凸部12bとが交互に接近し、そのためホール素
子5に印加する永久磁石4からの磁界が変化し、この磁
界の変化をホール素子5により電圧の変化として検出す
る。ホール素子5に発生した電圧の変化は差動増幅器1
3により増幅してシュミットトリガ回路14によりパル
ス波に変換される。この後、この電気信号はコネクタ2
の端子9を介してコンピュータユニット(図示せず)に
送られ、磁性回転体12の回転数が検出される。
説明する。まず、プレス成形されたインサート導体25
にインサートモールド成形を行い、図9に示した一次モ
ールド成形体15を形成する。この後、インサート導体
25のつなぎ部を切断し、端子体31から端子9を形成
する。次に、端部を露出させて端子9を埋設するととも
に0リング溝28を形成するインサートモールド成形を
行い、図10に示す二次モールド成形体16を形成す
る。なお、このインサートモールド成形時に、永久磁石
4は回路基板6の端部に装着される。
回路基板6に電子部品7、ホール素子5を装着した後、
インサート導体25のつなぎ部を切断してセンサ組立体
が形成される。
嵌着した後、センサ組立体をケース3内に嵌着し、ケー
ス3の先端部29を熱カシメすることにより、ケース3
とセンサ組立体とを完全に一体化する。
は、コネクタ2のコネクタ本体10と端子9との間にあ
る境界面40を通じて、水がコネクタ2の外部からケー
ス3の内部に浸入し、例えばその水が電子部品7の端子
(図示せず)間の絶縁を阻害するといった問題点があっ
た。
を課題とするものであって、コネクタ本体と端子との境
界面を通じて浸入する水による電子部品の被害を防止す
ることのできる、コネクタおよびその製造方法を得るこ
とを目的とする。
は、コネクタ本体は、端子を覆って設けられた接着剤の
硬化したシール部を有しているものである。
止するカバーを設けたものである。
ル膜としたものである。
は、端子体の一部が露出した露出部を有する一次モール
ド成形体を形成する一次モールド成形工程と、端子体を
切断して端子を形成する工程と、端子を埋設するととも
に露出部を露出させた窓部を有するコネクタ本体を形成
する二次モールド成形工程と、窓部の片側を接着剤が漏
れるのを防ぐカバーで覆った後、この窓部内に熱硬化性
の接着剤を充填し、硬化してシール部を形成する工程と
を備えたものである。
する一次モールド成形体を形成する一次モールド成形工
程と、露出部に熱可塑性接着剤を塗布する工程と、端子
体を切断して端子を形成する工程と、端子および露出部
を埋設してコネクタ本体を形成する二次モールド成形工
程とを備えたものである。
いる回転センサの側断面図であり、回転センサは、セン
サ本体1と、このセンサ本体1に連設されたコネクタ2
0とを有している。センサ本体1は、ケース3と、この
ケース3内に収納された永久磁石4と、磁電変換素子で
あるホール素子5と、電気回路8と、ケース3とコネク
タ20との間をシールするOリング11とを有してい
る。電気回路8は回路基板6に電子部品7が取り付けら
れて構成されている。コネクタ20は、電気回路8に電
気的に接続された端子9と、端子9の端部を外部に露出
して埋設したコネクタ本体21とを有している。また、
コネクタ本体21は、貫通孔である窓部22内に充填し
た接着剤が硬化したシール体23と、窓部22の片側を
覆うカバー24とを備えている。
説明する。まず、プレス成形されたインサート導体25
にインサートモールド成形を行い、図2に示した一次モ
ールド成形体26を形成する。この一次モールド成形体
26では、端子体31(端子9に切断分離される前の状
態)の一部が外部に露出した露出部32を有している。
この後、インサート導体25のつなぎ部を切断し、端子
体31から端子9を形成する。次に、端子9を埋設する
とともに露出部32が露出した窓部22、0リング溝2
8を形成するインサートモールド成形を行い、図3に示
した二次モールド成形体27を形成する。なお、このイ
ンサートモールド成形時に、永久磁石4は回路基板6の
端部に装着される。
接着剤を充填する側と反対側の窓部22をカバー24で
覆った後、この窓部22内に熱硬化性の接着剤を充填
し、硬化してシール部23を形成する。引き続き、この
二次モールド成形体27の回路基板6に電子部品7、ホ
ール素子5を装着した後、インサート導体25のつなぎ
部を切断してセンサ組立体が形成される。
嵌着した後、センサ組立体をケース3内に嵌着し、ケー
ス3の先端部29を熱カシメすることにより、ケース3
とセンサ組立体とを完全に一体化する。
が用いられている回転センサの他の実施の形態を示す側
断面図であり、実施の形態1ではコネクタ本体21に窓
部22を形成し、この窓部22内にシール体23を設け
たが、この実施の形態では、コネクタ20の端子9の一
部の両面に熱可塑性接着剤からなるシール膜30を形成
した後、樹脂部34で覆う点が異なる。
まず、プレス成形されたインサート導体25にインサー
トモールド成形を行い、図2に示した一次モールド成形
体26を形成するまでは、実施の形態1と同じである。
その後、図2において端子体31の露出部32に液状の
熱可塑性接着剤を塗布する。この後、インサート導体2
5のつなぎ部を切断し、端子体31から端子9を形成す
る。次に、端子9を埋設するインサートモールド成形を
行い、図5に示した二次モールド成形体33を形成す
る。この際、露出部32は樹脂で覆われ、熱可塑性接着
剤は金型内に注入された樹脂の熱で溶融し、硬化するの
で、熱可塑性接着剤は、端子9とともにコネクタ本体2
1の樹脂部34にも接着し、樹脂部34と端子9との間
には樹脂部34および端子9に接着したシール膜30が
介在することになる。なお、このインサートモールド成
形時に、永久磁石4は回路基板6の端部に装着される。
回路基板6に電子部品7、ホール素子5を装着した後、
インサート導体25のつなぎ部を切断してセンサ組立体
が形成される。
嵌着した後、センサ組立体をケース3内に嵌着し、ケー
ス3の先端部29を熱カシメすることにより、ケース3
とセンサ組立体とを完全に一体化する。
用いられたコネクタ20について説明したが、この発明
のコネクタは回転センサ以外のセンサであってもよい
し、センサ以外のケース内に電子部品が内蔵した機器の
コネクタに適用することができるのは勿論である。ま
た、上記の実施の形態では端子9の他端が電子部品7に
電気的に直接接続されているが、間接的に接続されてい
てもよい。
ネクタによれば、端子とコネクタ本体との境界面は接着
剤からなるシール部により封止され、コネクタの外部か
ら端子を通じて電子部品に水分が及ぶことは防止され、
コネクタの信頼性が向上する。
造工程において、接着剤を漏らすことなく、端子を接着
剤で覆うことができる。
端子とコネクタ本体との境界面を封止したので、コネク
タの外部から端子を通じて電子部品に水分が及ぶことは
防止され、コネクタの信頼性が向上する。
れば、端子体の一部が露出した露出部を有する一次モー
ルド成形体を形成する一次モールド成形工程と、端子体
を切断して端子を形成する工程と、端子を埋設するとと
もに露出部を露出させた窓部を有するコネクタ本体を形
成する二次モールド成形工程と、窓部を接着剤が漏れる
のを防ぐカバーで覆った後、この窓部内に熱硬化性の接
着剤を充填し、硬化してシール部を形成する工程とを備
えたので、端子とコネクタ本体との境界面を封止するシ
ール部を簡単に形成することができる。
する一次モールド成形体を形成する一次モールド成形工
程と、露出部に熱可塑性接着剤を塗布する工程と、端子
体を切断して端子を形成する工程と、端子および露出部
を埋設してコネクタ本体を形成する二次モールド成形工
程とを備えたので、端子とコネクタ本体との境界面を封
止するシール部を簡単に形成することができる。また、
窓部内にシール部を設けたコネクタと比較して、接着剤
を窓部内に充填する製造工程がなく、製造工程がより簡
単になるとともに、窓部をモールド成形することもな
く、より低コストで金型を形成することができ、製造コ
ストが低減される。
る。
ド成形体の平面図である。
ド成形体の平面図である。
ある。
ド成形体である。
ド成形体の平面図である。
ルド成形体の平面図である。
窓部、23 シール部、24 カバー、26 一次モ
ールド成形体、27 二次モールド成形体、30 シー
ル膜、 31 端子体、32、 露出部、33 二次モ
ールド成形体、40 境界面。
Claims (5)
- 【請求項1】 一端が外部に露出しているとともに他端
が電子部品に電気的に接続される端子と、この端子を部
分的に埋設しているコネクタ本体とを備え、前記コネク
タ本体は、前記端子を覆って設けられた接着剤の硬化し
たシール部を有しているコネクタ。 - 【請求項2】 シール部には、接着剤が漏れるのを防止
するカバーが設けられている請求項1記載のコネクタ。 - 【請求項3】 シール部は接着剤から構成されたシール
膜である請求項1記載のコネクタ。 - 【請求項4】 一端が外部に露出しているとともに他端
が電子部品に電気的に接続される端子と、この端子を部
分的に埋設しているコネクタ本体とを備え、前記コネク
タ本体は、前記端子を覆って設けられた接着剤の硬化し
たシール部を有しているコネクタの製造方法であって、 端子体の露出した露出部を有する一次モールド成形体を
形成する一次モールド成形工程と、 前記端子体を切断して前記端子を形成する工程と、 前記端子を埋設するとともに前記露出部を露出させた窓
部を有する前記コネクタ本体を形成する二次モールド成
形工程と、 前記窓部の片側を接着剤が漏れるのを防ぐカバーで覆っ
た後、この窓部内に熱硬化性の接着剤を充填し、硬化し
て前記シール部を形成する工程と、 を備えたコネクタの製造方法。 - 【請求項5】 一端が外部に露出しているとともに他端
が電子部品に電気的に接続される端子と、この端子を部
分的に埋設しているコネクタ本体とを備え、前記コネク
タ本体は、前記端子を覆って設けられた熱可塑性のシー
ル膜を有しているコネクタの製造方法であって、 端子体の露出した露出部を有する一次モールド成形体を
形成する一次モールド成形工程と、 前記露出部に熱可塑性接着剤を塗布する工程と、 前記端子体を切断して前記端子を形成する工程と、 前記端子および前記露出部を埋設してコネクタ本体を形
成する二次モールド成形工程と、 を備えたコネクタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15091296A JP3274065B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 回転センサおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15091296A JP3274065B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 回転センサおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09330762A true JPH09330762A (ja) | 1997-12-22 |
JP3274065B2 JP3274065B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=15507115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15091296A Expired - Lifetime JP3274065B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 回転センサおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3274065B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100469027B1 (ko) * | 2001-11-05 | 2005-01-29 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 회전센서 및 그의 제조금형 |
CN102156197A (zh) * | 2011-02-25 | 2011-08-17 | 哈姆林电子(苏州)有限公司 | 速度传感器 |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP15091296A patent/JP3274065B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100469027B1 (ko) * | 2001-11-05 | 2005-01-29 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 회전센서 및 그의 제조금형 |
CN102156197A (zh) * | 2011-02-25 | 2011-08-17 | 哈姆林电子(苏州)有限公司 | 速度传感器 |
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JP3274065B2 (ja) | 2002-04-15 |
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