JPH09330623A - 電力ケーブル - Google Patents

電力ケーブル

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JPH09330623A
JPH09330623A JP16822396A JP16822396A JPH09330623A JP H09330623 A JPH09330623 A JP H09330623A JP 16822396 A JP16822396 A JP 16822396A JP 16822396 A JP16822396 A JP 16822396A JP H09330623 A JPH09330623 A JP H09330623A
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JP
Japan
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conductor
element conductors
cable
power cable
layer
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Application number
JP16822396A
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English (en)
Inventor
Ryosuke Hata
良輔 畑
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で、かつケーブルの曲げに対して
導体の追従性の良い大導体をもった電力ケーブルを提供
する。 【解決手段】 あらかじめ断面円形に成形した素導体の
複数を撚合せて1つの導体となし、ケーブルコア用の導
体とした電力ケーブル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCVケーブル、OF
ケーブル等の電力ケーブルに関し、特に大電流の送電に
用いられるケーブルコア用の導体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電力ケーブルコアの導体として
は、主として断面積1000mm2 以下では非分割の円
形導体が用いられ、断面積1000mm2 を超えると複
数に分割(例えば4〜9分割)したセグメントを撚合せ
て円形に成形した分割導体が使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大容量
の電流を流すための大導体、例えば断面積3000mm
2 以上の導体を従来の分割導体の構成にするためには、
撚合せ機や分割導体の集合機の制約上製造が困難であっ
た。又仮に製造できたとしても、ケーブルを曲げた時の
導体の追従性が悪くなり、ケーブルの絶縁層に損傷を与
える等のおそれがあって実用の域に達しなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、製造が容易で、かつケーブルの曲げに対して導
体の追従性の良い大導体をもった電力ケーブルを提供す
るもので、その特徴は、あらかじめ断面円形に成形した
素導体の複数を撚合せて1つの導体となし、ケーブルコ
ア用の導体とした電力ケーブルにある。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明におけるコア導体を
用いたCVケーブル等のプラスチック電力ケーブルの具
体例の要部の横断面図である。従来の製造技術で製造し
た円形導体(素導体1aと称す)の複数を一定のピッチ
例えば素導体1aを集合した時の包絡円直径の5〜15
倍程度のピッチで撚合せて1つのコア導体1とする。そ
して、上記複数の素導体1aを撚合せて形成される包絡
外径円内の空隙部には、その外側に施す内部半導電層2
と同一材料の半導電性組成物を押出した充填介在物を設
けるのが好ましいが、該充填介在物は、例えばコンパウ
ンドの充填あるいはポリエチレン等のプラスチック材料
の押し出し、あるいは介在紐類であってもよいが、その
包絡外径円をなす内部半導電層2は少くとも素導体1a
の一部に電気的に接続している必要がある。上記コア導
体1上には内部半導電層2、架橋ポリエチレン等のプラ
スチック絶縁層3、及びさらにその上に外部半導電層、
金属遮蔽層、塩化ビニル、ポリエチレン等のプラスチッ
クシースを設けるのは従来のプラスチック電力ケーブル
と同様である。
【0006】図2は本発明におけるコア導体を用いたO
Fケーブルの具体例の要部の横断面図である。素導体1
aを一定のピッチで撚合せて1つのコア導体1を構成す
るのは、前記プラスチック電力ケーブルの場合と同様で
ある。該コア導体1の外側には素導体1aを一体化する
ための、例えばステンレステープ等のバインダー金属テ
ープ11を施し、その上にカーボン紙、金属化紙あるい
はこれらの組合せによる内部遮蔽層12を設け、さらに
その外側に油浸紙絶縁層13及び外部遮蔽層、鉛やアル
ミニウム等の金属シース、塩化ビニルやポリエチレン等
の防食層を設けるのは従来のOFケーブルと同様であ
る。そして、上記素導体を撚合せて形成される包絡外径
円内の空隙部を油通路として用いる。この場合、バンダ
ー金属テープ11の包絡円内で素導体1aの撚合せの空
隙部に、別に形成した油通路用のスパイラル金属テープ
を挿入して油通路となし、その残りの空隙部に充填物、
介在紐等を充填して円形を保持してもよい。この場合、
バインダー金属テープ11は少くとも1ヶ所以上素導体
1aに電気的に接続しておく必要がある。なお、実施形
態はプラスチック電力ケーブル、OFケーブルについて
説明したが、図1及び図2を基本として高粘度油充填ソ
リッドケーブルやパイプタイプOFケーブルにも適用で
きるのは勿論である。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電力ケー
ブルによれば、従来技術で製造した素導体の複数を撚合
せることにより、大電流用のコア導体を容易に得ること
が可能であり、さらに該コア導体を用いた電力ケーブル
は曲げに対して各素導体がよく追従し、又各素導体内で
も各素線が十分追従できるので、滑らかに曲がり、ケー
ブル絶縁層に損傷を与えることがない。又ケーブルの負
荷が大きい(導体温度高い)時と、負荷が小さい又は負
荷なし(導体温度低い)の時の温度差により生ずる導体
の軸方向の伸縮力が、各素導体が撚合されていることに
よりきわめて小さく、ケーブル接続部又は両端の端子部
に対する突上げ力は殆ど無視可能である。
【0008】なお、交流抵抗を減少させるには、各素導
体内で素線絶縁、セグメント絶縁を施し、これらの素導
体を各々素導体間で絶縁することにより表皮効果を減少
することができ、大導体化による交流抵抗増を減少させ
ることができて好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるコア導体を用いたプラスチック
電力ケーブルの具体例の要部の横断面図である。
【図2】本発明におけるコア導体を用いたOFケーブル
の具体例の要部の横断面図であるある。
【符号の説明】
1 コア導体 1a 素導体 2 内部半導電層 3 プラスチック絶縁層 4 充填介在物 11 バインダー金属テープ 12 内部遮蔽層 13 油浸紙絶縁層 14 油通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ断面円形に成形した素導体の
    複数を撚合せて1つの導体となし、ケーブルコア用の導
    体としたことを特徴とする電力ケーブル。
  2. 【請求項2】 複数の素導体を撚合せて形成される包絡
    外径円内の空隙部に、介在物を充填して円形を保持しそ
    の包絡外径円部に導体と接する導電層及び/又は半導電
    層を設けたことを特徴とする請求項1記載の電力ケーブ
    ル。
  3. 【請求項3】 複数の素導体を撚合せて形成される包絡
    外径円内の空隙部に油通路を形成したことを特徴とする
    請求項1又は2記載の電力ケーブル。
JP16822396A 1996-06-07 1996-06-07 電力ケーブル Pending JPH09330623A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019070066A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 古河電気工業株式会社 難燃性硬質塩化ビニル樹脂組成物、電力ケーブルの防食層、難燃性電力ケーブルおよび難燃性簡易遮水電力ケーブル

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