JPH09330602A - 車輌用灯具 - Google Patents
車輌用灯具Info
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- JPH09330602A JPH09330602A JP14616296A JP14616296A JPH09330602A JP H09330602 A JPH09330602 A JP H09330602A JP 14616296 A JP14616296 A JP 14616296A JP 14616296 A JP14616296 A JP 14616296A JP H09330602 A JPH09330602 A JP H09330602A
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- Japan
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- lamp body
- reflector
- lamp
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リフレクターをランプボディに確実に固定で
き、かつ配光が振れることのない車輌用灯具の提供。 【解決手段】 ランプボディ10と前面レンズ30とに
よって画成された灯室S内に、光源16と光源光を前方
に反射する略放物面形状のリフレクター20とを収容固
定した車輌用灯具において、リフレクター20の背面
に、ランプボディ10の内側に設けた溝40と係合しか
つ溝40内に装填した接着剤42により接着固定される
固定脚22と、ランプボディ10に設けた前後貫通孔4
4と係合して抜け止めされるフック状の係止脚24とを
延出形成するようにしたもので、接着剤42による接着
固定と機械的抜け止めとを併用することで、リフレクタ
ー20がランプボディ10に確実に固定保持されるとと
もに、配光の振れもない。
き、かつ配光が振れることのない車輌用灯具の提供。 【解決手段】 ランプボディ10と前面レンズ30とに
よって画成された灯室S内に、光源16と光源光を前方
に反射する略放物面形状のリフレクター20とを収容固
定した車輌用灯具において、リフレクター20の背面
に、ランプボディ10の内側に設けた溝40と係合しか
つ溝40内に装填した接着剤42により接着固定される
固定脚22と、ランプボディ10に設けた前後貫通孔4
4と係合して抜け止めされるフック状の係止脚24とを
延出形成するようにしたもので、接着剤42による接着
固定と機械的抜け止めとを併用することで、リフレクタ
ー20がランプボディ10に確実に固定保持されるとと
もに、配光の振れもない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランプボディ内に
光源及びリフレクターを収容した車輌用灯具に係り、特
にリフレクターがランプボディに固定された車輌用灯具
に関する。
光源及びリフレクターを収容した車輌用灯具に係り、特
にリフレクターがランプボディに固定された車輌用灯具
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、実開平4−
15107号がある。これは、図4に示されるように、
ランプボディ1と前面レンズ2とによって画成された灯
室内に、光源3と光源光を前方に反射する略放物面形状
のリフレクター4とが収容固定された構造で、リフレク
ター4とランプボディ1間の固定は、リフレクター4に
形成した取付脚6の先端を、ランプボディ1に形成した
取付穴8にクリップ7を介して挿入することで行なう。
15107号がある。これは、図4に示されるように、
ランプボディ1と前面レンズ2とによって画成された灯
室内に、光源3と光源光を前方に反射する略放物面形状
のリフレクター4とが収容固定された構造で、リフレク
ター4とランプボディ1間の固定は、リフレクター4に
形成した取付脚6の先端を、ランプボディ1に形成した
取付穴8にクリップ7を介して挿入することで行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
技術では、リフレクター4の取付脚6がクリップ7を介
してランプボディ1の取付穴8に固定保持されているた
め、灯具に伝達される振動等によって、取付脚6と取付
穴8間の係合部にガタが生じて配光が振れるとか、リフ
レクター4がランプボディ1に対しずれたり、取付脚6
が取付穴8から外れる等といった不具合が生じるおそれ
があるという問題があった。
技術では、リフレクター4の取付脚6がクリップ7を介
してランプボディ1の取付穴8に固定保持されているた
め、灯具に伝達される振動等によって、取付脚6と取付
穴8間の係合部にガタが生じて配光が振れるとか、リフ
レクター4がランプボディ1に対しずれたり、取付脚6
が取付穴8から外れる等といった不具合が生じるおそれ
があるという問題があった。
【0004】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、リフレクターをランプボディ
に確実に固定でき、かつ配光が振れることのない車輌用
灯具を提供することにある。
れたもので、その目的は、リフレクターをランプボディ
に確実に固定でき、かつ配光が振れることのない車輌用
灯具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る車輌用灯具においては、ランプボデ
ィと前面レンズとによって画成された灯室内に、光源と
光源光を前方に反射する略放物面形状のリフレクターと
を収容固定した車輌用灯具において、前記リフレクター
の背面に、ランプボディの内側に設けた溝と係合しかつ
溝内に装填した接着剤により接着固定される固定脚と、
ランプボディに設けた係合部と係合して抜け止めされる
フック状の係止脚とを延出形成するようにしたもので、
リフレクター側の固定脚とランプボディ側の溝との係合
部に装填された接着剤は、両者を固定するとともに、ラ
ンプボディとリフレクター間において伝達される振動を
低減する。またフック状の係止脚がランプボディ側の係
合部と係合して、リフレクターをランプボディから逸脱
させようとする力を受け止める。請求項2においては、
請求項1記載の車輌用灯具において、前記係合部を、ラ
ンプボディに形成した前後貫通孔によって構成し、貫通
孔の周縁部に係止脚の先端鉤部を係止させて抜け止めす
るようにしたもので、ランプボディの成形と同時に係合
部(前後貫通孔)を形成できるので、係合部の形成が容
易である。請求項3においては、請求項2記載の車輌用
灯具において、前記ランプボディ背面の貫通孔の周縁部
に、貫通孔を取り囲む立て壁を形成するようにしたもの
で、貫通孔を取り囲む立て壁は、バルブ交換等におい
て、貫通孔と係合しているフック状の係止脚に他部材が
接触することを防ぐ。請求項4においては、請求項2記
載の車輌用灯具において、前記リフレクター背面の上部
および下部に、ランプボディに当接してリフレクターを
上下方向に位置決めする縦リブを設けるようにしたもの
で、縦リブがランプボディと当接することで、リフレク
ターが上下方向に位置決めされる。請求項5において
は、請求項3記載の車輌用灯具において、ランプボディ
に形成されたバルブ交換用の開口部を上下に挟んだ位置
に貫通孔を設け、上側の貫通孔と下側の貫通孔の少なく
ともいずれか一方をバルブ交換用の開口部に対し左右方
向にオフセットさせて設けるようにしたもので、バルブ
交換用の開口部の周りが開放されて、バルブ交換の際
に、立て壁が邪魔にならない。
に、請求項1に係る車輌用灯具においては、ランプボデ
ィと前面レンズとによって画成された灯室内に、光源と
光源光を前方に反射する略放物面形状のリフレクターと
を収容固定した車輌用灯具において、前記リフレクター
の背面に、ランプボディの内側に設けた溝と係合しかつ
溝内に装填した接着剤により接着固定される固定脚と、
ランプボディに設けた係合部と係合して抜け止めされる
フック状の係止脚とを延出形成するようにしたもので、
リフレクター側の固定脚とランプボディ側の溝との係合
部に装填された接着剤は、両者を固定するとともに、ラ
ンプボディとリフレクター間において伝達される振動を
低減する。またフック状の係止脚がランプボディ側の係
合部と係合して、リフレクターをランプボディから逸脱
させようとする力を受け止める。請求項2においては、
請求項1記載の車輌用灯具において、前記係合部を、ラ
ンプボディに形成した前後貫通孔によって構成し、貫通
孔の周縁部に係止脚の先端鉤部を係止させて抜け止めす
るようにしたもので、ランプボディの成形と同時に係合
部(前後貫通孔)を形成できるので、係合部の形成が容
易である。請求項3においては、請求項2記載の車輌用
灯具において、前記ランプボディ背面の貫通孔の周縁部
に、貫通孔を取り囲む立て壁を形成するようにしたもの
で、貫通孔を取り囲む立て壁は、バルブ交換等におい
て、貫通孔と係合しているフック状の係止脚に他部材が
接触することを防ぐ。請求項4においては、請求項2記
載の車輌用灯具において、前記リフレクター背面の上部
および下部に、ランプボディに当接してリフレクターを
上下方向に位置決めする縦リブを設けるようにしたもの
で、縦リブがランプボディと当接することで、リフレク
ターが上下方向に位置決めされる。請求項5において
は、請求項3記載の車輌用灯具において、ランプボディ
に形成されたバルブ交換用の開口部を上下に挟んだ位置
に貫通孔を設け、上側の貫通孔と下側の貫通孔の少なく
ともいずれか一方をバルブ交換用の開口部に対し左右方
向にオフセットさせて設けるようにしたもので、バルブ
交換用の開口部の周りが開放されて、バルブ交換の際
に、立て壁が邪魔にならない。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の発明の実施の態様
を実施例に基づいて説明する。図1〜図4は本発明の一
実施例であるテールアンドストップランプを示し、図1
は同ランプの正面図、図2は同ランプの分解斜視図、図
3は同ランプの縦断面図(図1に示す線III−IIIに沿う
断面図)である。
を実施例に基づいて説明する。図1〜図4は本発明の一
実施例であるテールアンドストップランプを示し、図1
は同ランプの正面図、図2は同ランプの分解斜視図、図
3は同ランプの縦断面図(図1に示す線III−IIIに沿う
断面図)である。
【0007】これらの図において、符号10は、テール
アンドストップランプの容器状のランプボディで、ラン
プボディ10の前面開口部には赤色を帯びた前面レンズ
であるアウターレンズ30が組付けられて、ランプボデ
ィ10とレンズ30とによって灯室Sが画成されてい
る。符号12は、ランプボディ10の前面開口部に周設
されたシール溝、符号32は、アウターレンズ30の周
縁部に周設されたシール脚で、シール溝12内にはシー
ル剤14が装填されて、シール溝12とシール脚32間
の係合部が封止されている。
アンドストップランプの容器状のランプボディで、ラン
プボディ10の前面開口部には赤色を帯びた前面レンズ
であるアウターレンズ30が組付けられて、ランプボデ
ィ10とレンズ30とによって灯室Sが画成されてい
る。符号12は、ランプボディ10の前面開口部に周設
されたシール溝、符号32は、アウターレンズ30の周
縁部に周設されたシール脚で、シール溝12内にはシー
ル剤14が装填されて、シール溝12とシール脚32間
の係合部が封止されている。
【0008】ランプボディ10の内部には、放物面形状
の反射面20aの形成されたリフレクター20が収容固
定されており、ランプボディ10の背面壁に設けられた
バルブ挿着孔11に挿着されたバルブ16がリフレクタ
ー20の中央円孔21を貫通して前方に突出し、バルブ
16のフィラメント17が反射面20aの略焦点に位置
している。符号18は、リフレクター20の前面開口部
に周設された段差部20bに配設されたインナーレンズ
で、アウターレンズ30のレンズステップとの組合せに
よって、所定の配光と意匠の形成に寄与する。
の反射面20aの形成されたリフレクター20が収容固
定されており、ランプボディ10の背面壁に設けられた
バルブ挿着孔11に挿着されたバルブ16がリフレクタ
ー20の中央円孔21を貫通して前方に突出し、バルブ
16のフィラメント17が反射面20aの略焦点に位置
している。符号18は、リフレクター20の前面開口部
に周設された段差部20bに配設されたインナーレンズ
で、アウターレンズ30のレンズステップとの組合せに
よって、所定の配光と意匠の形成に寄与する。
【0009】リフレクター20の背面壁の上部と下部に
は、中央円孔21を挟み合計4本の平板状の固定脚22
が後方に延出形成され、それぞれの固定脚22の先端部
がランプボディ10の背面壁内側に設けられた接着剤4
2を装填した前方開口溝40に挿入されて、固定脚22
が接着剤42によって固定保持されている。接着剤42
としては、例えばシール溝12内に装填されるシール剤
14として一般的である「シーラー」等の固化後ある程
度の弾性を有する接着剤を挙げることができる。固定脚
22は接着剤42によって溝40内に確実に接着固定さ
れているため、固定脚22と溝40との係合部にガタが
生じることがなく、従って係合部に生じるガタに起因し
たランプの配光振れが発生することがない。また、接着
剤42は、ある程度弾性を有し、ランプボディ10から
リフレクター20に伝達される振動が接着剤42によっ
て低減されるため、振動に起因したランプの配光振れも
発生しない。
は、中央円孔21を挟み合計4本の平板状の固定脚22
が後方に延出形成され、それぞれの固定脚22の先端部
がランプボディ10の背面壁内側に設けられた接着剤4
2を装填した前方開口溝40に挿入されて、固定脚22
が接着剤42によって固定保持されている。接着剤42
としては、例えばシール溝12内に装填されるシール剤
14として一般的である「シーラー」等の固化後ある程
度の弾性を有する接着剤を挙げることができる。固定脚
22は接着剤42によって溝40内に確実に接着固定さ
れているため、固定脚22と溝40との係合部にガタが
生じることがなく、従って係合部に生じるガタに起因し
たランプの配光振れが発生することがない。また、接着
剤42は、ある程度弾性を有し、ランプボディ10から
リフレクター20に伝達される振動が接着剤42によっ
て低減されるため、振動に起因したランプの配光振れも
発生しない。
【0010】なお、固定脚22は、その先端程巾狭に形
成されて、溝40内への挿入がし易いようになってい
る。またリフレクター20の背面壁には、中央円孔21
の上下にそれぞれ2本のフック状の係止脚24が後方に
延出形成され、それぞれの係止脚24がランプボディ背
面壁に形成された前後貫通孔44に係合して抜け止めさ
れている。即ち、係止脚24の先端鉤部25が貫通孔4
4の周縁部に係止されて、リフレクター20を逸脱させ
ようとする外力に対抗し、リフレクター20がランプボ
ディ10から外れることがない。
成されて、溝40内への挿入がし易いようになってい
る。またリフレクター20の背面壁には、中央円孔21
の上下にそれぞれ2本のフック状の係止脚24が後方に
延出形成され、それぞれの係止脚24がランプボディ背
面壁に形成された前後貫通孔44に係合して抜け止めさ
れている。即ち、係止脚24の先端鉤部25が貫通孔4
4の周縁部に係止されて、リフレクター20を逸脱させ
ようとする外力に対抗し、リフレクター20がランプボ
ディ10から外れることがない。
【0011】また、中央円孔21の上側の係止脚24
は、ランプボディ背面から見て中央円孔21の左側にオ
フセットした位置に設けられ、かつバルブ挿着孔11の
上側の貫通孔44も同じくバルブ挿着孔11の左側にオ
フセットした位置に設けられて、バルブ挿着孔11の回
りが開放されており、これによって、バルブ16の交換
作業を円滑に遂行できる。
は、ランプボディ背面から見て中央円孔21の左側にオ
フセットした位置に設けられ、かつバルブ挿着孔11の
上側の貫通孔44も同じくバルブ挿着孔11の左側にオ
フセットした位置に設けられて、バルブ挿着孔11の回
りが開放されており、これによって、バルブ16の交換
作業を円滑に遂行できる。
【0012】また、ランプボディ背面壁のそれぞれの前
後貫通孔44の回りには、貫通孔44を取り囲む立て壁
46が形成されて、貫通孔44に係合して抜け止めされ
ている係止脚先端鉤部25に他部材が接触しにくい構造
となっている。即ち、バルブ交換作業等で誤って係止脚
先端鉤部25に触れて、係止脚24の貫通孔44との係
合を外してしまうことがないようになっている。符号4
7は、立て壁46に一体に形成されたカバーで、バルブ
挿着孔11に挿着されたバルブ16のバルブソケットの
後端部より後方に延出して、ランプを取り扱う際に、バ
ルブソケット後端部から導出するコードが他部材と接触
しにく構造となっている。
後貫通孔44の回りには、貫通孔44を取り囲む立て壁
46が形成されて、貫通孔44に係合して抜け止めされ
ている係止脚先端鉤部25に他部材が接触しにくい構造
となっている。即ち、バルブ交換作業等で誤って係止脚
先端鉤部25に触れて、係止脚24の貫通孔44との係
合を外してしまうことがないようになっている。符号4
7は、立て壁46に一体に形成されたカバーで、バルブ
挿着孔11に挿着されたバルブ16のバルブソケットの
後端部より後方に延出して、ランプを取り扱う際に、バ
ルブソケット後端部から導出するコードが他部材と接触
しにく構造となっている。
【0013】また、リフレクター20の背面壁の上部お
よび下部には、それぞれ2枚の垂直リブ26(26a,
26b)が後方に延出形成されており、上側リブ26a
の上端部がランプボディ上面壁に、下側リブ26bの下
端部がランプボディ下面壁にそれぞれ当接することで、
リフレクター20がランプボディ10に対し上下方向に
位置決めされている。また、この垂直リブ26は、リフ
レクター20の剛性強度を高める作用もある。
よび下部には、それぞれ2枚の垂直リブ26(26a,
26b)が後方に延出形成されており、上側リブ26a
の上端部がランプボディ上面壁に、下側リブ26bの下
端部がランプボディ下面壁にそれぞれ当接することで、
リフレクター20がランプボディ10に対し上下方向に
位置決めされている。また、この垂直リブ26は、リフ
レクター20の剛性強度を高める作用もある。
【0014】またリフレクター20の左右の側面壁に
は、水平リブ27が形成されており、水平リブ27がラ
ンプボディ側面壁に当接することで、リフレクター20
がランプボディ10に対し左右方向に位置決めされてい
る。なお、リフレクター20のランプボディ10に対す
る前後方向の位置決めは、固定脚22と溝40の係合
と、係止脚24と貫通孔44の係合とによって行われて
いる。
は、水平リブ27が形成されており、水平リブ27がラ
ンプボディ側面壁に当接することで、リフレクター20
がランプボディ10に対し左右方向に位置決めされてい
る。なお、リフレクター20のランプボディ10に対す
る前後方向の位置決めは、固定脚22と溝40の係合
と、係止脚24と貫通孔44の係合とによって行われて
いる。
【0015】リフレクター20をランプボディ10に組
み付けるには、リフレクター20をランプボディ10内
に押し込むだけでよい。即ち、接着剤42を溝40に装
填した後、固定脚22の先端を溝40に、係止脚24の
先端を貫通孔44にそれぞれ合わせて、リフレクター2
0をランプボディ10内に押し込めば、固定脚22が溝
40と係合し、かつ係止脚24が貫通孔44と係合して
抜け止めされ、リフレクター20はランプボディ10内
で前後上下左右方向に位置決めされる。
み付けるには、リフレクター20をランプボディ10内
に押し込むだけでよい。即ち、接着剤42を溝40に装
填した後、固定脚22の先端を溝40に、係止脚24の
先端を貫通孔44にそれぞれ合わせて、リフレクター2
0をランプボディ10内に押し込めば、固定脚22が溝
40と係合し、かつ係止脚24が貫通孔44と係合して
抜け止めされ、リフレクター20はランプボディ10内
で前後上下左右方向に位置決めされる。
【0016】図3符号50は、トランクルームを形成す
る車体60とランプボディ10との間に介在されたシー
トパッキンで、矢印A,Bのように、ランプの前方から
ランプと車体60との隙間に侵入した水はこのシートパ
ッキン50によって進行が妨げられて、ランプの裏側に
水が侵入できないようになっている。なお前記した実施
例では、ランプボディ10に設けられたバルブ挿着孔1
1にバルブ16が挿着される構造となっていたが、リフ
レクターにバルブ挿着孔が設けられ、ランプボディにバ
ルブ挿着孔に対応するバルブ交換用の開口部が設けられ
た構造の灯具であってもよい。
る車体60とランプボディ10との間に介在されたシー
トパッキンで、矢印A,Bのように、ランプの前方から
ランプと車体60との隙間に侵入した水はこのシートパ
ッキン50によって進行が妨げられて、ランプの裏側に
水が侵入できないようになっている。なお前記した実施
例では、ランプボディ10に設けられたバルブ挿着孔1
1にバルブ16が挿着される構造となっていたが、リフ
レクターにバルブ挿着孔が設けられ、ランプボディにバ
ルブ挿着孔に対応するバルブ交換用の開口部が設けられ
た構造の灯具であってもよい。
【0017】また前記した実施例では、テールアンドス
トップランプを例にあげて本発明を説明したが、ランプ
ボディ内に収容されているリフレクターがランプボディ
に固定保持される灯具であれば、テールアンドストップ
ランプに限られるものでなく、その他の灯具にも本発明
を適用することができる。
トップランプを例にあげて本発明を説明したが、ランプ
ボディ内に収容されているリフレクターがランプボディ
に固定保持される灯具であれば、テールアンドストップ
ランプに限られるものでなく、その他の灯具にも本発明
を適用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る車輌用灯具によれば、リフレクターはランプボ
ディに接着剤により固定されるとともに、機械的に抜け
止めされているため、リフレクターの固定が確実で、し
かも配光が振れることもないので、配光を狂わせること
なく長期の使用が可能となる。請求項2によれば、ラン
プボディの成形と同時に係合部(前後貫通孔)を形成で
きるので、係合部の形成が容易である。請求項3によれ
ば、貫通孔を取り囲む立て壁によって、貫通孔と係合し
ているフック状の係止脚に他部材が接触することが避け
られるので、バルブの挿脱着の際に誤って係止脚の貫通
孔との係合を外すおそれがない。請求項4によれば、リ
フレクターが上下方向適正な位置に保持されるので、適
正な配光が保証される。請求項5によれば、ランプボデ
ィに形成されたバルブ交換用の開口部の周りが開放され
ているので、バルブの交換作業をスムーズに行なうこと
ができる。
1に係る車輌用灯具によれば、リフレクターはランプボ
ディに接着剤により固定されるとともに、機械的に抜け
止めされているため、リフレクターの固定が確実で、し
かも配光が振れることもないので、配光を狂わせること
なく長期の使用が可能となる。請求項2によれば、ラン
プボディの成形と同時に係合部(前後貫通孔)を形成で
きるので、係合部の形成が容易である。請求項3によれ
ば、貫通孔を取り囲む立て壁によって、貫通孔と係合し
ているフック状の係止脚に他部材が接触することが避け
られるので、バルブの挿脱着の際に誤って係止脚の貫通
孔との係合を外すおそれがない。請求項4によれば、リ
フレクターが上下方向適正な位置に保持されるので、適
正な配光が保証される。請求項5によれば、ランプボデ
ィに形成されたバルブ交換用の開口部の周りが開放され
ているので、バルブの交換作業をスムーズに行なうこと
ができる。
【図1】本発明の一実施例であるテールアンドストップ
ランプの正面図
ランプの正面図
【図2】同ランプの分解斜視図
【図3】同ランプの縦断面図(図1に示す線III−IIIに
沿う断面図)
沿う断面図)
【図4】従来の灯具の縦断面図
10 ランプボディ 11 バルブ交換用の開口部であるバルブ挿着孔 16 光源であるバルブ 20 リフレクター 22 固定脚 24 係止脚 25 係止脚の先端鉤部 26 縦リブ 30 前面レンズであるアウターレンズ 40 溝 44 係止脚の係合部である前後貫通孔 46 立て壁 S 灯室
Claims (5)
- 【請求項1】 ランプボディと前面レンズとによって画
成された灯室内に、光源と光源光を前方に反射するリフ
レクターとが収容固定された車輌用灯具において、前記
リフレクターの背面には、ランプボディの内側に設けら
れた溝と係合しかつ溝内に装填された接着剤により接着
固定される固定脚と、ランプボディに設けられた係合部
と係合して抜け止めされるフック状の係止脚とが延出形
成されたことを特徴とする車輌用灯具。 - 【請求項2】 前記係合部は、ランプボディに形成され
た前後貫通孔で、係止脚の先端鉤部が貫通孔の周縁部に
係止されて抜け止めされることを特徴とする請求項1記
載の車輌用灯具。 - 【請求項3】 前記ランプボディ背面の貫通孔の周縁部
には、貫通孔を取り囲む立て壁が形成されたことを特徴
とする請求項2記載の車輌用灯具。 - 【請求項4】 前記リフレクター背面の上部および下部
には、ランプボディに当接してリフレクターを上下方向
に位置決めする縦リブが設けられたことを特徴とする請
求項1記載の車輌用灯具。 - 【請求項5】 前記貫通孔は、ランプボディに形成され
たバルブ交換用の開口部を上下に挟んだ位置に設けら
れ、上側の貫通孔と下側の貫通孔の少なくともいずれか
一方がバルブ交換用の開口部に対し左右方向にオフセッ
トさせて設けられたことを特徴とする請求項3記載の車
輌用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14616296A JPH09330602A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 車輌用灯具 |
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---|---|---|---|
JP14616296A JPH09330602A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 車輌用灯具 |
Publications (1)
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JPH09330602A true JPH09330602A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15401539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP14616296A Pending JPH09330602A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 車輌用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH09330602A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009094081A (ja) * | 2008-12-25 | 2009-04-30 | Koito Mfg Co Ltd | 車両用灯具 |
US8827519B2 (en) | 2010-09-30 | 2014-09-09 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Vehicular lamp |
WO2023182043A1 (ja) * | 2022-03-22 | 2023-09-28 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具用樹脂製リフレクタ |
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1996
- 1996-06-07 JP JP14616296A patent/JPH09330602A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009094081A (ja) * | 2008-12-25 | 2009-04-30 | Koito Mfg Co Ltd | 車両用灯具 |
JP4727719B2 (ja) * | 2008-12-25 | 2011-07-20 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具 |
US8827519B2 (en) | 2010-09-30 | 2014-09-09 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Vehicular lamp |
WO2023182043A1 (ja) * | 2022-03-22 | 2023-09-28 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具用樹脂製リフレクタ |
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