JPH09329441A - 測量装置 - Google Patents

測量装置

Info

Publication number
JPH09329441A
JPH09329441A JP17161396A JP17161396A JPH09329441A JP H09329441 A JPH09329441 A JP H09329441A JP 17161396 A JP17161396 A JP 17161396A JP 17161396 A JP17161396 A JP 17161396A JP H09329441 A JPH09329441 A JP H09329441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
azimuth
reflecting mirror
angle
measuring
tilt angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17161396A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Matsubara
正浩 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sokkia Co Ltd
Original Assignee
Sokkia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sokkia Co Ltd filed Critical Sokkia Co Ltd
Priority to JP17161396A priority Critical patent/JPH09329441A/ja
Publication of JPH09329441A publication Critical patent/JPH09329441A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、反射鏡装置側で測距
測角儀を視準するだけで自動的に測距測角可能状態とな
り、反射鏡装置側の作業者1人によってスムーズな測距
測角が可能となる測量装置を提供。 【解決手段】 反射鏡装置110は、反射鏡112の
向いている方位角及び傾斜角を検出する方位角及び傾斜
角検出手段と、この検出手段の検出した方位各及び傾斜
角情報を送信する無線送信手段とを備え、測距測角儀1
20は望遠鏡121の向いている方位角と傾斜角とを検
出する方位角及び傾斜角検出手段と、測距測角儀120
を鉛直軸回り及び水平軸回りに回動駆動する駆動手段
と、反射鏡装置110側の送信手段からの送信情報を受
信する受信手段と、受信手段により受信した方位角及び
傾斜角情報と測距測角儀120側の方位角及び傾斜角検
出手段により検出した測距測角儀120の方位角及び傾
斜角情報とを比較し望遠鏡121の水平及び垂直回転量
を制御する制御部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は反射プリズムと測距
測角儀からなる測量装置に係り、特に測距測角儀に反射
プリズム自動追尾システムを備え、地形測量やポイント
測設等における測距等の測量作業を反射プリズムをもつ
作業者1人で行うことのできる測量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から地形測量やポイント測設等にお
ける測距等の測量作業において、作業の軽減を図るため
に各種の自動測量技術が提案されている。
【0003】本願出願人は、自動視準を行なう技術を提
案している。例えば、実公平4−12414号公報で提
案した技術は、対物レンズに光源を設け、反射プリズム
で反射して対物レンズに入射した光を四分割受光ダイオ
ードで受光し、受光ダイオードに分割結像した光束によ
り生じる電気出力を対比処理することで、測距測角儀を
水平方向及び垂直方向に回動させて自動視準を行う技術
である。
【0004】また、例えば、測点側から送信したデータ
で、計測点側に設置した自動測量装置本体の向きが測点
に設置した反射装置に合うように、かつ、反射光が自動
測量装置本体内のイメージセンサの中心に届くように自
動測量装置本体を回転させ、測点位置の距離と方向を求
めるとともにレンズの焦点距離を変えて繰り返し、確定
した測点に対する必要な精度を持つ測定値を測点側で受
信して得る技術が開示されている(特公平3−3480
5号公報)。
【0005】この提案技術では、測点側にコンピュータ
内蔵コンソール付反射装置を持った測量技術者の操作に
より、自動的に自動測定装置本体が反射装置の位置を探
索し、測点位置の距離と方向を求める技術である。つま
り、「測点側では、コンピュータ内蔵コンソール付反射
鏡装置30を持った作業者が、伸縮式ポール32の測点
を中心に立てて、1素子反射プリズム31を自動測量装
置本体41側に向けてコンソール用電源スイッチ39a
を御にし、自動測量装置本体41の左右方向をX軸、前
後方向をY軸として測点の概略位置をキーボード33か
ら入力し、自動測量開始の指令をキーボードから出す」
ように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実公平4−1
2414号公報で提案される技術は、反射プリズムに向
かう光源光が、反射プリズムに当たる所定のエリア内に
位置させることではじめて自動視準が働く。即ち、反射
プリズムとして測距測角儀とが正対する位置となっては
じめて自動視準できる。このため、測距測角儀側、反射
プリズム側にそれぞれ作業者がいることが前提であり、
一人ではこの自動視準を利用することが困難であった。
【0007】また特公平3−34805号公報の提案技
術でも、自動測量装置がプリズムを補足するには、測点
の概略位置をキーボード33から入力し、種々のデータ
を測量装置側へ送信しなければならないという作業が必
要であった。
【0008】本発明の目的は、反射鏡装置を扱う作業者
一人で測量作業を行うことのできる測量装置であって、
反射鏡装置側で測距測角儀を視準するだけで自動的に測
距測角可能状態となり、反射鏡装置側の作業者1人によ
ってスムーズな測距測角が可能となる測量装置の提供に
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る測量装置
は、測点に立てた視準望遠鏡付反射鏡装置と、測定点に
立てた測距測角儀とから構成された測量装置において、
前記反射鏡装置は、反射鏡の向いている方位角及び傾斜
角を検出する方位角及び傾斜角検出手段と、この検出手
段の検出した方位角及び傾斜角情報を送信する無線送信
手段とを備え、前記測距測角儀は望遠鏡の向いている方
位角と傾斜角とを検出する方位角及び傾斜角検出手段
と、前記測距測角儀を鉛直軸回り及び水平軸回りに回動
駆動する駆動手段と、前記反射鏡装置側の送信手段から
の送信情報を受信する受信手段と、前記受信手段により
受信した方位角及び傾斜角情報と前記測距測角儀側の方
位角及び傾斜角検出手段により検出した測距測角儀の方
位角及び傾斜角情報とを比較し望遠鏡の水平及び垂直回
転量を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0010】上記測距測角儀は、測距測角儀に正対する
反射鏡装置が所定の角度範囲内に位置するときに有効に
作動する自動追尾装置を備えるように構成すると好適で
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る測量装置Sは、測点
に立てる視準望遠鏡付反射鏡装置110と、測定点に立
てる測距測角儀120とから構成されている。
【0012】本例の反射鏡装置110は、支持部111
と、反射鏡112と、視準用望遠鏡113と、水平方位
角及び傾斜角(高度角)検出手段としての方位検出セン
サ114及び傾斜検出センサ115と、無線送信手段1
17としての送信機(図1では図示せず)と、制御部1
18と、を備えている。
【0013】本例の支持部111の上部には方位検出セ
ンサ114及び傾斜検出センサ115が配設されてお
り、反射鏡112は支持部111の上に設けられた方位
検出センサ114、又は傾斜検出センサ115の上に載
設されている。また反射鏡112には、視準用望遠鏡1
13が取り付けられている。
【0014】本例の方位角及び傾斜角検出手段としての
方位検出センサ114及び傾斜検出センサ115は、反
射鏡112の向いている方位角及び傾斜角を検出するも
のであり、磁気センサを利用した公知の電子式方位計が
用いられている。
【0015】傾斜角センサ115については、電気的に
鉛直軸の傾きを測定し、この測定値で高度角の読取値を
補正できるもので、各種周知の技術を用いることが出来
る。そして、方位検出センサ114及び傾斜検出センサ
115で検出したデータは制御部118で演算されて、
測距測角儀120の方位角及び傾斜角情報を送信手段1
17へ出力する。
【0016】本例の無線送信手段117としての送信機
は、前記方位検出センサ114及び傾斜検出センサ11
5で検出した方位角及び傾斜角情報を、送信信号に変換
し、この信号を測距測角儀120へ送信するものであ
る。この種の送信機については、公知のものを利用する
ことができる。
【0017】本例の測距測角儀120は、望遠鏡121
と、測距測角部122と、方位角及び傾斜角検出手段と
しての方位検出センサ124と傾斜検出センサ125
と、駆動手段126と、受信手段127と、制御部12
8と、を備えている。
【0018】本例の方位角及び傾斜角検出手段としての
方位検出センサ124と傾斜検出センサ125とは、測
距測角儀120の望遠鏡の向いている方位角と傾斜角と
を検出するものである。その構成自体は、前述した反射
鏡装置110の傾斜検出センサ115と方位検出センサ
114と同じものを用いることが出来る。
【0019】本例の駆動手段126は、測距測角儀12
0を鉛直軸回り及び水平軸回りに回動駆動するもので、
鉛直軸とギヤ等を介して図示しない駆動装置と連結され
ており、また水平軸にも同様にギヤ等を介して図示しな
い駆動装置と連結されており、後述する制御部128に
より駆動装置が駆動される構成となっている。
【0020】本例の受信手段127としての受信装置
は、前記反射鏡装置110側の送信機からの送信情報
(送信信号)を受信して、この信号を制御部128へ送
るものである。
【0021】本例の制御部128は、反射鏡装置110
側の傾斜検出センサ115と方位検出センサ114から
送信された信号を受信手段127により受信し、この受
信した方位角及び傾斜角情報と測距測角儀120側の傾
斜検出センサ125と方位検出センサ124で検出した
情報とを比較して、望遠鏡121の水平及び垂直回転量
を制御するものである。
【0022】反射鏡装置110の視準用望遠鏡113で
測距測角儀120を視準し、反射鏡112を測距測角儀
120に正対させると、反射鏡装置110に備えた方位
検出手段である方位検出センサ124によって反射鏡1
12の方位角が地磁気の磁北を基準として検出される。
この方位角は、無線送信手段117によって測距測角儀
120の受信手段に送られる。
【0023】一方、測距測角儀120側においても方位
検出手段である方位検出センサ124によって望遠鏡1
21の向いている方位角が検出されており、制御部12
8はこの方位角情報θ1と送られてきた方位角情報θ2
とを比較し、そして望遠鏡121の向くべき方位角θ2
→θ1+180゜となるように、駆動手段126を駆動
制御して望遠鏡121の水平回転量を回転制御する。
【0024】これにより、反射鏡装置110側で測距測
角儀120を視準し、このとき検出された方位角、傾斜
角が測距測角儀120側における方位角、傾斜角と比較
されることで望遠鏡121が反射鏡112に向くように
回転制御されるので、以後は、測距測角儀120に一般
的に設けられた自動視準装置が作動して、自動的に測距
測角可能状態となり、反射鏡装置110側の作業者1人
によってスムーズな測距測角が可能となる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0026】本発明に係る測量装置Sは、測点に立てる
視準望遠鏡付反射鏡装置110と、測定点に立てる測距
測角儀120とから構成されている。
【0027】本例の反射鏡装置110は、支持部111
と、反射鏡112と、視準用望遠鏡113と、方位角及
び傾斜角検出手段としての方位検出センサ114及び傾
斜検出センサ115と、無線送信手段117としての送
信機(図1では図示せず)と、制御部118と、を備え
ている。
【0028】本例の支持部111はポール状のものであ
り、支持部111の上部には方位検出センサ114及び
傾斜検出センサ115が配設されており、反射鏡112
は支持部111の上に設けられた方位検出センサ11
4、又は傾斜検出センサ115の上に載設されている。
また反射鏡112には、視準用望遠鏡113が取り付け
られている。なお本例の反射鏡112は、公知のプリズ
ムを用いたものを利用している。
【0029】本例の方位角及び傾斜角検出手段としての
方位検出センサ114及び傾斜検出センサ115は、反
射鏡112の向いている方位角及び傾斜角を検出するも
のであり、磁気センサを利用した公知の電子式方位計が
用いられている。公知の電子式方位計としては、特開平
5−248868号公報で提案されているようなものを
用いることが出来る。
【0030】即ち、特開平5−248868号公報によ
る電子式方位計では、次のように説明されている。図6
で示すように、「磁気センサ1の平面図であり、磁気セ
ンサ1は、ガラスあるいはアルミナで形成された基板2
上に4個の磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR
4及び4個のパッドP1、P2、P3、P4が形成され
ている。
【0031】この磁気抵抗素子MR1、MR2、MR
3、MR4は、基板2上にパーマロイ等の強磁性体を真
空蒸着することにより形成されており、パッドP1、P
2、P3、P4は、基板2上に通常の配線用材料を真空
蒸着することにより形成されている。この磁気抵抗素子
MR1、MR2、MR3、MR4は、それぞれ相隣接す
る他の磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4と
磁気検出方向が90度異なるように結合されており、ま
た、矢印Nは測定方向を示すが、この矢印Nに対して、
各磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4の検出
方向が45度の傾きをもつように形成されている。
【0032】これら各磁気抵抗素子MR1、MR2、M
R3、MR4は、図2に示すように、パッドP1、P
2、P3、P4により結合部K1、K2、K3、K4を
介してブリッジ状に接続されており、相対向する結合部
K1、K3間には、所定の電圧Vが印加されている。各
磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4は、一般
に知られているように、磁界が作用することによりその
抵抗値が変化し、いま、結合部K1、K3間に所定電圧
Vが印加されていることにより、磁界が作用してその抵
抗値が変化すると、結合部K2と結合部K4には、所定
の電位が発生する。すなわち、結合部K2の電位をV
1、結合部K4の電位をV2とすると、結合部K2と結
合部K4との間には、V1−V2の電位差VSが発生す
る。
【0033】また、磁気センサ1には、2つのバイアス
コイルC1、C2(図8参照)が相互に直交するように
磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR4に卷回さ
れている。まず、バイアスコイルC1は、流される電流
の向きにより図6に矢印B1及び逆方向の矢印B3で示
す方向のバイアス磁界を磁気抵抗素子MR1、MR2、
MR3、MR4に印加する。次に、バイアスコイルC2
は、流される電流の向きにより図6に矢印B2及び逆方
向の矢印B4で示す方向のバイアス磁界を磁気抵抗素子
MR1、MR2、MR3、MR4に印加する。すなわ
ち、バイアスコイルC1、C2により印加されるバイア
ス磁界の方向B1、B2、B3、B4と各磁気抵抗素子
MR1、MR2、MR3、MR4の検出方向とは、それ
ぞれ45度ずれている。
【0034】図8は、上記図6及び図7の磁気センサ1
を利用した電子式方位計10のブロック構成図であり、
電子式方位計10は、素子駆動回路11、磁気抵抗素子
部12、作動増幅回路13、A/D変換回路14、レジ
スタ15、バイアスコイルC1、C2、コイル駆動回路
16、波形合成回路17、レジスタ18、CPU19、
表示部20、ROM21及びRAM22等を備えてい
る。
【0035】磁気抵抗素子部12は、上記ブリッジ状に
接続された磁気抵抗素子MR1、MR2、MR3、MR
4を総称したものであり、素子駆動回路(磁気センサ駆
動手段)11は、この磁気抵抗素子MR1、MR2、M
R3、MR4の形成された磁気センサ1の結合部K1、
K3間に印加する所定電圧Vを供給する。磁気抵抗素子
部12は、その結合部K2及び結合部K4から検出電圧
V1、V2を作動増幅回路13に出力する。
【0036】作動増幅回路13は、通常の作動増幅回路
であり、磁気抵抗素子部12から入力される検出電圧V
1、V2の電位差VS(V1−V2)を増幅してA/D
変換回路14に出力する。
【0037】A/D変換回路14は、電位差VSをディ
ジタル変換し、レジスタ15に出力する。上記作動増幅
回路13及びA/D変換回路14は、全体として素子駆
動回路11により定電圧の印加されている結合部間(K
1−K3間)以外の相対向する結合部間(K2−K4
間)の電位差VSを検出する検出手段として機能する。
【0038】一方、バイアスコイル(バイアス磁界用コ
イル)C1、C2は、上述のように、磁気抵抗素子MR
1、MR2、MR3、MR4にバイアスコイルC1とバ
イアスコイルC2が互いに直交するように卷回されてお
り、各バイアスコイルC1、C2には、それぞれコイル
駆動回路16からバイアス電流I1、I2が供給され
る。このバイアス電流I1、I2は、各々電流の向きが
反転し、バイアス電流I1、I2の向きが反転すること
より、バイアスコイルC1、C2は、それぞれ図6に示
したように、逆方向のバイアス磁界B1、B3及びバイ
アス磁界B2、B4を磁気抵抗素子MR1、MR2、M
R3、MR4に印加する。また、バイアス電流I1、I
2は、交互に流されるとともに、その向きが反転する。
したがって、図6に示すように、バイアス磁界B1、B
2、B3、B4が、B1→B2→B3→B4の順に発生
する。
【0039】コイル駆動回路16には、波形合成回路1
7からバイアス電流の向きと導通タイミング、すなわち
バイアス磁界B1、B2、B3、B4の向きを指示する
信号S1、S2、S3、S4が入力され、コイル駆動回
路16は、この信号S1、S2、S3、S4に基づいて
バイアス電流I1、I2のバイアスコイルC1、C2へ
の供給・停止を行ない、また、バイアス電流I1、I2
の向きの切り換えを行なう。したがって、コイル駆動回
路16は、磁気センサ1の各バイアスコイルC1、C2
に電流を導通させバイアス磁界を発生させるバイアス磁
界用コイル駆動手段として機能する。
【0040】波形合成回路17は、前記コイル駆動回路
16へ信号S1、S2、S3、S4を出力するととも
に、バイアス磁界B1、B2、B3、B4に対応するR
AM22の検出データX1、X2、Y1、Y2の格納領
域を示す領域信号A1、A0をレジスタ18に出力し、
またA/D変換回路14に信号S1、S2、S3、S4
に基づいてA/D変換のタイミングを指示する変換タイ
ミング信号Saを出力する。これに対して、A/D変換
回路14は、A/D変換中であることを示す変換中信号
Sbを波形合成回路17に出力する。さらに、波形合成
回路17は、CPU19に対してデータ書換処理の開始
を指示する割込み信号INTを出力し、CPU19は、
この割込み信号INTに基づいてRAM22のデータの
書換処理を開始する。したがって、波形合成回路17
は、バイアス磁界用コイル駆動手段としてのコイル駆動
回路16、検出手段としてのA/D変換回路14及び演
算手段としてのCPU19に動作タイミングを指示する
制御手段として機能する。
【0041】前記レジスタ15は、A/D変換回路14
からの電位差VSの検出データX1、X2、Y1、Y2
を一時記憶し、CPU19の要求に応じてCPU19に
電位差VSの検出データX1、X2、Y1、Y2を出力
する。
【0042】前記レジスタ18は、波形合成回路17か
らの領域信号A1、A0を一時記憶し、CPU19の要
求に応じてCPU19に領域信号A1、A0のデータを
出力する。
【0043】表示部20は、例えば、液晶表示装置等を
有し、CPU19から出力される種々のデータ、例え
ば、方位データD等を表示出力する。
【0044】ROM21は、電子式方位計としてのプロ
グラム、例えば、方位演算処理プログラムや磁気センサ
1の検出した電位差VSの検出データX1、X2、Y
1、Y2の書換処理プログラム等を格納している。
【0045】RAM22は、図8に示すように領域区分
されており、領域X1、X2は、バイアスコイルC1に
よりバイアス磁界B1、B3を印加したときの電位差V
Sの検出データX1、X2を格納する領域、領域Y1、
Y2は、バイアスコイルC2によりバイアス磁界B2、
B4を印加したときの電位差VSの検出データY1、Y
2を格納する領域、領域Xは、バイアスコイルC1によ
りバイアス磁界B1、B3を印加したときの測定値の差
X(X1−X2)を格納する領域、領域Yは、バイアス
コイルC2によりバイアス磁界B2、B4を印加したと
きの測定値の差Y(Y1−Y2)を格納する領域、領域
Dは、CPU19が算出した方位データDを格納する領
域である。
【0046】CPU19は、ROM21内のプログラム
に従って電子式方位計10の各部を制御し、電位差VS
の検出を行なわせるとともに、検出した電位差VSの検
出データX1、X2、Y1、Y2から方位Dを算出す
る。また、CPU19は、この検出した電位差VSの検
出データX1、X2、Y1、Y2や算出した方位DをR
AM22に格納するとともに、表示部10に算出した方
位Dを表示出力させる。
【0047】傾斜角センサ115については、電気的に
鉛直軸の傾きを測定し、この測定値で高度角の読取値を
補正できるもので、各種周知の技術を用いることが出来
る。
【0048】例えば、液面反射式や静電容量式等のもの
が知られている。液面反射式では、発光素子からの光束
はコリメートレンズにより略平行光束となりプリズムを
経由し液体中に入射する。入射した光束は液体の自由液
面で全反射されプリズムの射出面より出射し、fθレン
ズで変更されて、その焦点位置に設置してある受光素子
上に結像するように構成される。従って、鉛直軸に傾斜
があっても自由液面は水平を維持し、結果的に鉛直軸が
傾くと反射光束の受光素子への入射位置が変化する。こ
の変化量を検出することにより鉛直軸の傾斜角を電子回
路により演算する。
【0049】また静電容量式のものは、気泡管の移動を
コンデンサ容量の増減比として検出し、鉛直軸の傾きを
測定するもので、気泡管の表面に三カ所の電極を蒸着
し、一つの伝欲を共通電極としてに対の電極による二つ
のコンデンサを形成する。これら二つのコンデンサの静
電容量は、電極間の面積と間隔・電極間の誘電体(気泡
と液体)の誘電率によって決定される。気泡の誘電率は
液体に比して小さいため、鉛直軸の傾きによって気泡が
移動すると、移動した側のコンデンサの容量が小さくな
り、他方のコンデンサは大きくなる。このようにして静
電容量を検出することで、鉛直軸の傾きを正確に測定す
ることができる。
【0050】もちろん傾斜検出センサ115には公知の
エンコーダを使用することもできる。この場合には支持
部111を垂直に立てる必要があるため気泡管(図示せ
ず)が必要である。
【0051】本例の無線送信手段117としての送信機
(図1では図示せず)は、前記方位検出センサ114及
び傾斜検出センサ115で検出した方位角及び傾斜角情
報を、送信信号に変換し、この信号を測距測角儀120
へ送信するものである。この種の送信機については、公
知のものを利用することができる。
【0052】そして、方位検出センサ114及び傾斜検
出センサ115で検出したデータは制御部118で演算
されて、測距測角儀120の方位角及び傾斜角情報を送
信手段117へ出力する。
【0053】本例の測距測角儀120は、望遠鏡121
と、測距測角部122と、方位角及び傾斜角検出手段と
しての方位検出センサ124と傾斜検出センサ125
と、駆動手段126と、受信手段127と、制御部12
8と、を備えている。
【0054】本例の方位角及び傾斜角検出手段としての
方位検出センサ124と傾斜検出センサ125とは、測
距測角儀120の望遠鏡121の向いている方位角と傾
斜角とを検出するものである。その構成自体は、前述し
た反射鏡装置110の傾斜検出センサ115と方位検出
センサ114と同じものを用いることが出来るのでその
詳細は省略する。また公知のエンコーダを用いることも
できる。
【0055】本例の駆動手段126は、測距測角儀12
0を鉛直軸回り及び水平軸回りに回動駆動するもので、
鉛直軸とギヤ等を介して図示しない駆動装置(例えばモ
ータ)と連結されており、また水平軸にも同様にギヤ等
を介して図示しない駆動装置(例えばモータ)と連結さ
れており、これらの駆動装置は、後述する制御部128
により駆動制御される構成となっている。
【0056】本例の受信手段127としての受信装置
は、前記反射鏡装置110側の送信機からの送信情報
(送信信号)を受信して、この信号を制御部128へ送
るものである。
【0057】本例の制御部128は、比較手段と制御手
段とを備えており、反射鏡装置110側の傾斜検出セン
サ115と方位検出センサ114から送信された信号を
受信手段127により受信し、この受信した方位角及び
傾斜角情報と測距測角儀120側の傾斜検出センサ12
5と方位検出センサ124で検出した情報とを比較手段
で比較して、望遠鏡121の水平及び垂直回転量を駆動
する駆動手段を制御手段により制御するものである。
【0058】次に上記構成からなる装置の作用について
説明する。図5で示すように、まず、反射鏡装置110
に設けられた視準用望遠鏡113で測距測角儀120を
視準する。反射鏡112を測距測角儀120に正対させ
ると、反射鏡装置110に備えた方位検出手段によって
反射鏡112の方位角が検出される。
【0059】つまり図3で示すように、反射鏡装置11
0の傾斜検出センサ115と方位検出センサ114によ
り検出された情報により制御部(CPU)118で演算
をして、反射鏡112から見た測距測角儀120の方位
θ1と傾斜角ψ1が求められる。このとき測距測角儀1
20にも傾斜検出センサ125と方位検出センサ124
が備えられているので、反射鏡装置110側の作業者が
送信手段117を使って、方位角データθ1と傾斜角デ
ータψ1を、測距測角儀120側へ送信する。
【0060】一方、測距測角儀120側は受信手段12
7としての受信機を備えており、図4で示すように、送
信手段117から送られてくるデータθ1,ψ1を受信
し、制御部(CPU)128に出力する。
【0061】制御部(CPU)128では測距測角儀1
20に備えられている方位検出センサ124,傾斜検出
センサ125の検出したデータ(測距測角儀120の対
物レンズの向いている方位及び傾斜角ψ2)と、送信さ
れてきた反射鏡装置110からのデータ(θ1,ψ1)
を比較手段(比較回路)で比較し、θ2が180゜+θ
1,ψ2が−ψ1となるように、駆動手段126によっ
て、駆動装置(図示せず)であるモータを駆動させ、測
距測角儀120本体を鉛直軸回り及び水平軸回りに回動
させて、測距測角儀120の対物レンズが反射鏡装置1
10に正対するようにする。これにより、測距測角儀1
20における自動視準装置が作動可能な状態にする。
【0062】望遠鏡121の傾斜角についても、方位角
と同様に制御する。但し傾斜角については、θ2→−θ
1となるように望遠鏡121の垂直回転量を回転制御す
るものである。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、反射鏡
装置側で測距測角儀を視準し、このとき検出された方位
角、傾斜角が測距測角儀側における方位角、傾斜角と比
較されることで望遠鏡が反射鏡に向くように回転制御さ
れるので、以後は自動視準装置が作動して、自動的に測
距測角可能状態となり、反射鏡装置側の作業者1人によ
ってスムーズな測距測角が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】反射鏡装置の概略構成斜視図である。
【図2】測距測角儀の概略斜視図である。
【図3】反射鏡装置のブロック図である。
【図4】測距測角儀のブロック図である。
【図5】測量装置の配置を示す説明図である。
【図6】磁気センサの構成図である。
【図7】図6の磁気センサの回路構成図である。
【図8】電子式方位計の回路ブロック図である。
【符号の説明】
110 反射鏡装置 111 支持部 112 反射鏡 113 視準用望遠鏡 114 方位検出センサ 115 傾斜検出センサ 117 送信手段 118 制御部 120 測距測角儀 121 望遠鏡 122 測距測角部 124 方位検出センサ 125 傾斜検出センサ 126 駆動手段 127 受信手段 128 制御部 S 測量装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測点に立てた視準望遠鏡付反射鏡装置
    と、測定点に立てた測距測角儀とから構成された測量装
    置において、前記反射鏡装置は、反射鏡の向いている方
    位角及び傾斜角を検出する方位角及び傾斜角検出手段
    と、この検出手段の検出した方位角及び傾斜角情報を送
    信する無線送信手段とを備え、前記測距測角儀は望遠鏡
    の向いている方位角と傾斜角とを検出する方位角及び傾
    斜角検出手段と、前記測距測角儀を鉛直軸回り及び水平
    軸回りに回動駆動する駆動手段と、前記反射鏡装置側の
    送信手段からの送信情報を受信する受信手段と、前記受
    信手段により受信した方位角及び傾斜角情報と前記測距
    測角儀側の方位角及び傾斜角検出手段により検出した測
    距測角儀の方位角及び傾斜角情報とを比較し望遠鏡の水
    平及び垂直回転量を制御する制御部と、を備えたことを
    特徴とする測量装置。
  2. 【請求項2】 前記測距測角儀は、測距測角儀に正対す
    る反射鏡装置が所定の角度範囲内に位置するときに有効
    に作動する自動追尾装置を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の測量装置。
JP17161396A 1996-06-12 1996-06-12 測量装置 Pending JPH09329441A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17161396A JPH09329441A (ja) 1996-06-12 1996-06-12 測量装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17161396A JPH09329441A (ja) 1996-06-12 1996-06-12 測量装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09329441A true JPH09329441A (ja) 1997-12-22

Family

ID=15926425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17161396A Pending JPH09329441A (ja) 1996-06-12 1996-06-12 測量装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09329441A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1130355A2 (en) * 2000-03-02 2001-09-05 Kabushiki Kaisha Topcon Target, surveying system and surveying method
JP2006214894A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Sokkia Co Ltd 反射ターゲット付き測量機用リモコン装置
JP2006220514A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Sokkia Co Ltd 測量システム
JP2006242755A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Sokkia Co Ltd 測量システム
JP2010223754A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Shinryo Corp 三次元位置計測及び位置決めシステム
JP2019039795A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 株式会社トプコン 測量システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1130355A2 (en) * 2000-03-02 2001-09-05 Kabushiki Kaisha Topcon Target, surveying system and surveying method
EP1130355A3 (en) * 2000-03-02 2002-05-15 Kabushiki Kaisha Topcon Target, surveying system and surveying method
JP2006214894A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Sokkia Co Ltd 反射ターゲット付き測量機用リモコン装置
JP4745675B2 (ja) * 2005-02-04 2011-08-10 株式会社 ソキア・トプコン 測量機のリモコン装置
JP2006220514A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Sokkia Co Ltd 測量システム
JP4648025B2 (ja) * 2005-02-09 2011-03-09 株式会社 ソキア・トプコン 測量システム
DE102006003865B4 (de) * 2005-02-09 2016-06-16 Sokkia Company, Limited Überwachungssystem
JP2006242755A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Sokkia Co Ltd 測量システム
JP2010223754A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Shinryo Corp 三次元位置計測及び位置決めシステム
JP2019039795A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 株式会社トプコン 測量システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11486704B2 (en) Intelligent positioning module
US5949529A (en) Modularized laser-based survey system
US7113270B2 (en) Determination of an orientation parameter of an elongate object with a scan beam apparatus
US10823558B2 (en) Surveying instrument
US5077557A (en) Surveying instrument with receiver for satellite position-measuring system and method of operation
RU2602992C2 (ru) Ручной лазерный дальномер
US20040046953A1 (en) Laser range finder
US6055046A (en) System and method for aligning a laser transmitter
JPS6279306A (ja) 自由プロ−ブを備えた検査機
CA2539903A1 (en) Method and system for determining the spatial position of a hand-held measuring appliance
US5475600A (en) Mobile robot which utilizes inertial navigation to calculate shortest return distance
US5493396A (en) High resolution ring laser gyroscope readout
JPH09329441A (ja) 測量装置
JP4223634B2 (ja) 測量装置
US5801507A (en) Acceleration sensor
JPH0334805B2 (ja)
JP2696240B2 (ja) 測量装置
JPH04313013A (ja) プレーン形二次元測距測角儀
JP3600763B2 (ja) ウェッジプリズムの照射位置制御方法および装置
JP3615846B2 (ja) 測量機
JPH095080A (ja) 測量機
JP2736558B2 (ja) 位置測定方法及びその装置
JP2694647B2 (ja) 測距経緯儀
JP3131487B2 (ja) 測距測角装置並びに平面線形測量方法及び平面線形測量装置
JP3574504B2 (ja) 測量機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050405

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050802