JPH0932849A - 動圧型軸受及びその製造方法 - Google Patents

動圧型軸受及びその製造方法

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JPH0932849A
JPH0932849A JP18580495A JP18580495A JPH0932849A JP H0932849 A JPH0932849 A JP H0932849A JP 18580495 A JP18580495 A JP 18580495A JP 18580495 A JP18580495 A JP 18580495A JP H0932849 A JPH0932849 A JP H0932849A
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JP
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dynamic pressure
oil
molecular weight
lubricating
pressure type
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JP18580495A
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Natsuhiko Mori
夏比古 森
Yasuyuki Watanabe
靖之 渡邊
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動圧発生溝を容易に形成可能とすると共に、
高速回転、高温等の条件下での過剰な油の滲み出しを防
止する。 【解決手段】 シャフト(1)に設けた充填部(3)
に、熱処理後の冷却過程において収縮する性質を備える
含油潤滑組成物(4)、例えば潤滑油と超高分子量ポリ
オレフィン粉末との混合物を充填し、その後、熱処理、
冷却により潤滑組成物(4)を収縮させて動圧発生溝
(6)を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸部材の回転時に
生じる動圧を利用して軸部材を非接触支持する動圧型軸
受及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】動圧型軸受、特に回転軸側の外周面に軸
方向溝、ヘリングボーン溝、スパイラル溝等の動圧発生
溝を設け、回転に伴う動圧効果で軸とスリーブとの間に
潤滑膜を形成して軸を非接触状態で支持する動圧型軸受
は、各種小型モータの軸受として広く用いられている。
【0003】動圧型軸受には一般的に、空気を用いる空
気動圧型軸受と潤滑油を用いる油動圧型軸受とがある。
空気動圧型軸受は、空気の粘度が油の粘度の1/100
0と極めて小さいため、低トルクで駆動できる利点があ
るが、一般に動圧型軸受ではトルクと負荷容量とが比例
関係にあるため、負荷容量は油と比べてかなり小さく、
実用化できる駆動条件の範囲が狭くなる欠点がある。一
方、油動圧型軸受はトルクは大きくなるものの、負荷容
量が大きく、使用可能となる適用範囲が広いため、一般
機械用の軸受として広く利用されている。
【0004】ところで、油動圧型軸受の使用に際して
は、軸受部に充填した油を確実にシールする必要があ
る。このシール装置として、接触型シールを選択すれば
さらにトルクが上昇して好ましくなく、一方、非接触型
シールとすると回転部材の静止時に潤滑油の密封が難し
くなり、軸受装置の運搬中のように傾斜したり、また、
水平状態や下向きで使用するような場合には潤滑油が漏
洩して軸受機能を損なう欠点がある。磁性流体シールを
用いるとスペースが余分に必要となると共に高価なもの
となる。
【0005】これらの欠点を解消するものとして、特公
昭64−11844や実公昭61−36807が提案さ
れている。これらは、回転軸の外周に焼結含油軸受を固
着して一体化すると共に、焼結含油軸受の外周面にヘリ
ングボーン溝を形成したもので、その代表例を図6に示
す。
【0006】この軸受装置は、回転軸(21)の外周に焼
結含油軸受(22)を固着させたもので、ラジアル軸受部
となる焼結含油軸受(22)の外周面には動圧発生用のヘ
リングボーン溝(23)が形成されている。また、焼結含
油軸受(22)の両端面は塑性加工、あるいは接着剤のコ
ーティングなどにより目潰しされている。焼結含油軸受
(22)の外周面の対向部分にはラジアル軸受面となる平
滑な内周面を有するスリーブ(24)が配置されている。
【0007】このような構成とすると、回転軸(21)の
回転にともなって、焼結含油軸受(22)に含浸されてい
る潤滑油が遠心力によって外周面に滲み出し、ラジアル
軸受部を油で満たす一方、ヘリングボーン溝(23)の働
きによって動圧が発生し、回転軸(21)とスリーブ(2
4)とを非接触状態で駆動することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6の軸受装
置では、以下の問題点がある。
【0009】 動圧発生用の溝に高い加工精度が要求
されるため、製作が困難である。
【0010】・動圧発生用の溝は通常、溝深さが数μm
〜数十μm程度の極めて浅いものでないと動圧効果が著
しく減じられてしまうが、このような浅い溝を焼結含油
軸受に形成するのは極めて困難である。
【0011】・中実の鋼などに対しては、一般的にエッ
チングする方法が取られるが、焼結含油軸受ではエッチ
ング液が軸受内部に浸透してしまうため、この方法を取
ることができない。転造する方法もあるが、中実の鋼な
どと違って孔を有し、複数の金属粒子が点在している焼
結含油軸受では、各部の剛性が異なるため溝を精度良く
製作することは極めて困難である。
【0012】・その他、焼結含油軸受では圧縮成形で溝
を製作することが考えられるが、成形金型を二つ割りに
するか、無理抜きしなければならず、製作が相当厄介な
ものとなり、コスト高となる。
【0013】 遠心力によって油が焼結含油軸受から
次々と漏出するため、ラジアル軸受部外へ油が漏れてし
まう。
【0014】・特に高速かつ連続運転した場合、油は次
々とラジアルすきま内に滲み出してくる。ラジアルすき
まは通常、数μm〜10数μmの微小すきまであるから、
ある程度は、毛細管現象によって滲み出した油を保持す
ることができるが、高速回転の場合などは温度上昇によ
る油の熱膨張と油粘度の低下もあり、毛細管現象だけで
は保持できなくなって油がラジアル軸受部外へ漏れ出
す。いったん漏れ出した油は回収できず、著しい寿命低
下を招く。
【0015】以上の点から、本発明では、動圧発生溝を
容易に形成することができ、しかも高速回転、高温等の
条件下でも過剰な油の滲み出しを防止することのできる
動圧型軸受の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明では、以下の手段を採ることとした。
【0017】請求項1の発明では、スリーブに挿入した
シャフトを動圧発生溝で生じた動圧により非接触支持す
るものにおいて、動圧発生溝を、熱処理後の冷却過程に
おいて収縮する性質を備える含油潤滑組成物の収縮によ
り形成することとした。
【0018】請求項2の発明では、シャフトにフランジ
部を設けるとともに、スリーブにフランジ部をラジアル
方向及びスラスト方向で支持するラジアル軸受面及びス
ラスト軸受面を設け、フランジ部のうち、少なくとも両
軸受面と対向する部分に含油潤滑組成物の収縮により動
圧発生溝を形成することとした。
【0019】請求項3の発明では、別途製作したフラン
ジ部をシャフトに固定することとした。
【0020】請求項4の発明では、フランジ部及びスリ
ーブのうち、何れか一方又は双方を、含油多孔質体で形
成することとした。
【0021】請求項5の発明では、フランジ部及びスリ
ーブの何れか一方又は双方を、前記潤滑組成物又はグリ
ースを含浸させた多孔質体で形成した。
【0022】請求項6の発明では、多孔質体からなるフ
ランジ部のラジアル軸受面との対向面及びスラスト軸受
面との対向面のうち、動圧発生溝以外の部分を封孔する
こととした。
【0023】請求項7の発明では、潤滑組成物を、潤滑
グリースあるいは潤滑油と超高分子量ポリオレフィン粉
末との混合物で形成することとした。
【0024】請求項8の発明では、潤滑組成物を、潤滑
グリース5〜99wt%に、平均分子量1×106〜5×
106である超高分子量ポリオレフィン粉末95〜1wt
%を混合すると共に、前記超高分子量ポリオレフィン粉
末のゲル化点以上でかつ前記潤滑グリースの滴点以下の
温度で分散保持させたものとした。
【0025】請求項9の発明では、潤滑組成物を、潤滑
油5〜99wt%に、平均分子量1×106〜5×106
ある超高分子量ポリオレフィン粉末95〜1wt%を混合
すると共に、前記超高分子量ポリオレフィン粉末のゲル
化点以上の温度で分散保持させたものとした。
【0026】請求項10の発明では、潤滑組成物を、潤
滑グリース5〜99wt%に、平均分子量1×106〜5
×106である超高分子量ポリオレフィン粉末95〜1w
t%を混合すると共に、油の滲出抑制剤1〜50wt%を
添加混合して、前記超高分子量ポリオレフィン粉末のゲ
ル化点以上でかつ前記潤滑グリースの滴点以下の温度で
分散保持させたものとした。
【0027】請求項11の発明では、潤滑組成物を、潤
滑油5〜99wt%に、平均分子量1×106〜5×106
である超高分子量ポリオレフィン粉末95〜1wt%を混
合すると共に、油の滲出抑制剤1〜50wt%を添加混合
して、前記超高分子量ポリオレフィン粉末のゲル化点以
上の温度で分散保持させたものとした。
【0028】請求項12の発明では、油の滲出抑制剤を
固体ワックスとした。
【0029】請求項13の発明では、動圧発生溝の形成
予定箇所に充填部を設け、この充填部に熱処理後の冷却
過程において収縮する性質を備えた含油潤滑組成物を充
填した後、熱処理、冷却して含油潤滑組成物を収縮させ
ることにより、動圧発生溝を形成するようにした。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる動圧型軸受
を図面に基づいて詳細に説明する。
【0031】図1に示すように、モータ等のシャフト
(1)は、ハウジング(図示省略)に固定したスリーブ
(2)に挿入されている。シャフト(1)の外周面に
は、溝状の充填部(3)が軸方向に沿って複数本形成さ
れており、各充填部(3)には、固形状の潤滑組成物
(4)が充填されている。
【0032】この潤滑組成物(4)は、ごく簡単な方法
で製作することができる。すなわち、所定量の潤滑グリ
ースあるいは潤滑油と所定量の超高分子量ポリオレフィ
ン粉末とを均一に混合し、これを所定形状の型に流し込
んで、超高分子量ポリオレフィン粉末のゲル化点以上
で、かつ潤滑グリースを用いた場合はその滴点以下の温
度で分散保持した後、常温で冷却して固形化させるので
ある。
【0033】超高分子量ポリオレフィン粉末は、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブデンもしくはこれらの
共重合体からなる粉末、または、それぞれ単独の粉末を
配合した混合粉末であり、混合粉末の分子量は、粘度法
により測定した平均分子量が1×106〜5×106とな
るよう設定される。このような平均分子量の範囲にある
ポリオレフィンは、剛性及び保油性において低分子量の
ポリオレフィンより優れ、高温に加熱してもほとんど流
動することがない。このような超高分子量ポリオレフィ
ンの潤滑組成物中の配合割合は95〜1wt%とし、その
量の多少は、潤滑組成物に要求される離油度、粘り強さ
及び硬さに応じて決定される。一般に、超高分子量ポリ
オレフィンの量が多いほど、所定温度で分散保持させた
後のゲルの硬さが大きくなる。
【0034】この超高分子量ポリオレフィン粉末と混合
する潤滑グリースは、特に限定されるものではなく、石
鹸または非石鹸で増ちょうした潤滑グリース、例えば、
リチウム石鹸−ジエステル系、リチウム石鹸−鉱油系、
リチウム石鹸−ポリαオレフィン系、リチウム石鹸−ジ
アルキルジフェニルエーテル系、ナトリウム石鹸−鉱油
系、アルミニウム石鹸−鉱油系、リチウム石鹸−ジエス
テル鉱油系、非石鹸−ジエステル系、非石鹸−鉱油系、
非石鹸−ポリオールエステル系、リチウム石鹸−ポリオ
ールエステル系などが使用可能である。同じく、潤滑油
も特に限定されるものではなく、ジエステル系、鉱油
系、ジエステル鉱油系、ポリオールエステル系、ポリα
オレフィン系、ジアルキルジフェニルエーテル系などの
潤滑油が使用可能である。
【0035】超高分子量ポリオレフィンの融点は、その
平均分子量に対応して変化するため一定ではないが、例
えば粘度法による平均分子量が2×106のものの融点
は136℃である。同平均分子量の市販品としては、三
井石油化学工業社製:ミペロン(登録商標)XM−22
0などがある。
【0036】潤滑グリースあるいは潤滑油に超高分子量
ポリオレフィンを分散保持させるには、上記した材料を
混合した後、超高分子量ポリオレフィンがゲル化を起こ
す温度以上で、かつ潤滑グリースを用いた場合には、そ
の滴点未満の温度、例えば150〜200℃に加熱し、
30分間程度保持する。その後、常温雰囲気中で冷却す
れば、固形状の潤滑組成物が得られる。
【0037】この潤滑組成物は、冷却過程において一定
量収縮するため、この性質を利用することによって動圧
発生溝(6)を形成することができる。すなわち、先
ず、シャフト(1)に溝状の充填部(3)を形成する。
この充填部(3)は、研削加工やレーザ加工等の一般的
な加工法により、低コストに形成することができる。次
に、この充填部(3)に超高分子量ポリオレフィン粉末
と潤滑油との混合物(潤滑組成物(4))を充填する
(図2(a)参照)。この状態で熱処理を行い、次いで
常温まで冷却すると、潤滑組成物(4)が収縮しながら
固形化し、完全固化後には、図2(b)に示すように、
潤滑組成物(4)の表面が凹んだ状態となる。従って、
超高分子量ポリオレフィン粉末と潤滑油等との混合割合
等を調整すれば、適当な溝深さ(t:概ね数μmから数
十μm)の動圧発生溝(6)をシャフト(1)の外周面
に形成することが可能となる。
【0038】この構成において、シャフト(1)を回転
させると、遠心力によって潤滑組成物(4)から油が滲
み出し、滲み出した油が毛細管現象によって軸受隙間
(7)内に保持される。同時に動圧発生溝(6)によっ
て軸受隙間(7)内に動圧が発生し、その結果、シャフ
ト(1)が非接触状態で支持される。超高分子量ポリオ
レフィン粉末は油を極めて良好に吸収保持することがで
きるので、油の保持能力が高く、過大な遠心力が加わっ
ても簡単に油が流出することはない。したがって、高速
回転、高温等の条件下でも油漏れによる潤滑油の枯渇現
象が起こりにくく、寿命を著しく向上させることができ
る。また、油の滲み出し量は、駆動条件に合わせて超高
分子量ポリオレフィン粉末と潤滑油等との混合割合を変
更することによって適量に調整することができる。
【0039】その他、潤滑油の代わりにグリースを使用
し、これを超高分子量ポリオレフィン粉末に混合した
り、混合物中に適当な滲出抑制剤を添加混合しても、油
の滲み出しを抑制することができる。滲出抑制剤として
は、ワックス(ロウ)のうち、固体ワックス又はこれを
含む低分子ポリオレフィンなどの配合物を使用する。固
体ワックスとしては、カルナバロウ、カンデリナロウ等
の植物性ワックス、ミツロウ、虫白ロウ等の動物性ワッ
クス、またはパラフィンロウなどの石油系ワックスが使
用可能である。
【0040】なお、充填部(3)の断面形状は、図2
(a)(b)に示す形状のみならず、同図(c)に示す
ように、内径側よりも外径側を幅狭にした形状であって
もよい。この形状であれば、充填部(3)に充填した潤
滑組成物(4)が抜けにくくなるので、高速回転時にも
遠心力による潤滑組成物(4)の脱落を確実に防止可能
となる。その他、充填部(3)の底面にローレット加工
等を施してシャフト(1)と潤滑組成物(4)との間の
摩擦力を高めても同様の効果が得られる。
【0041】また、動圧発生溝(6)の形状は、図1に
示すような軸方向溝に限定されるものではなく、シャフ
ト(1)を回転させた際に動圧効果を生じ、シャフト
(1)を非接触状態で支持し得る形状であれば、他の形
状、例えばヘリングボーン溝、スパイラル溝、螺旋溝等
であってもよい。
【0042】図3に示す軸受は、シャフト(1)に、厚
肉円筒状のフランジ部(10)を設けることにより、ラジ
アル方向のみならず、スラスト方向の荷重をも支持でき
るようにしたものである。
【0043】フランジ部(10)は、シャフト(1)とは
別に製作され、圧入等の手段でシャフト(1)に固定さ
れる。フランジ部(10)には、図3(a)(b)の断面
図に示すように、その外周面に軸方向溝からなる第1充
填部(3a)が複数条形成されると共に、同図(c)の下
面図に示すように、その下端面に放射状溝からなる第2
充填部(3b)が第1充填部(3a)と連通させて形成され
ている。各充填部(3a)(3b)にそれぞれ潤滑組成物
(4)を充填し、その後、これを熱処理を施して常温冷
却すると、各潤滑組成物(4)が収縮し、フランジ部
(10)の外周面に軸方向の動圧発生溝(6a)が、また、
その下端面に放射状の動圧発生溝(6b)がそれぞれ形成
される。
【0044】ハウジング(12)に固定したスリーブ
(2)は、フランジ部(10)の形状に倣って、垂直部
(2a)及び水平部(2b)からなる断面L字型に形成され
る。このスリーブ(2)のうち、フランジ部(10)の外
周面と対向する垂直部(2a)の内周面はラジアル軸受面
(13a)となり、フランジ部(10)の下端面と対向する
水平部(2b)の上面は、スラスト軸受面(13b)とな
る。
【0045】シャフト(1)を回転させると、フランジ
部(10)の外周面及び下端面の各動圧発生溝(6a)(6
b)で動圧が発生する。これにより、ラジアル軸受面(1
3a)とこれに対向するフランジ部(10)の外周面とで
ラジアル軸受部が、また、スラスト軸受面(13b)とこ
れに対向するフランジ部(10)の下端面とでスラスト軸
受部が形成されるので、シャフト(1)をラジアル方向
及びスラスト方向の双方で非接触支持することが可能と
なる。
【0046】フランジ部(10)の形状は、ラジアル軸受
部とスラスト軸受部の双方が形成される限り任意であ
り、図3に示す円筒状の他、下端部をテーパ面状(図4
参照)や円弧状(図5参照)に形成しても構わない。
【0047】なお、フランジ部(10)の熱処理及び冷却
時には、スリーブ(2)への挿入後にスラスト軸受部と
なる側の端面(第2充填部(3b)を設けた面)を上向き
にしてこれらの処理を行なうのが望ましい。こうする
と、潤滑組成物(4)が固形化する際に、重力の作用に
より、当該端面に露出した潤滑組成物(4)が凹み易く
なるので、確実に動圧発生溝(6b)を形成することが可
能となる。
【0048】また、スリーブ(2)及びフランジ部(1
0)の何れか一方又は双方を、油を含浸させた焼結合金
や樹脂等の多孔質体で形成してもよい。多孔質体の成形
材料としては、特に限定されるものではなく、粉末冶
金、鋳鉄、合成樹脂等を焼結または発泡成形させた、連
通気孔を有する周知の成形体を採用することが可能であ
る。この場合は、潤滑組成物(4)中の潤滑油(潤滑グ
リースを用いた場合はその基油)を多孔質体に含浸させ
た潤滑油と同じものとするのが望ましいが、潤滑特性を
損なわない限りにおいて、多少異なるものを使用しても
よい。
【0049】また、このような含油多孔質体を使用する
場合は、多孔質体の開孔部から油が滲み出し易くなるた
め、潤滑油ではなく、グリースや上述の潤滑組成物を多
孔質体に含浸させて油の滲み出しを抑制するとよい。ま
た、フランジ部(10)の動圧発生溝(6a)(6b)以外の
開孔部、特にラジアル軸受面(13a)やスラスト軸受面
(13b)との対向位置にある開孔部を塑性変形により又
は接着剤等のコーティングによって封孔しても同様の効
果が得られる。
【0050】以上説明した軸受装置は、LBPモータや
軸流ファン、換気扇、扇風機などの電気製品、自動車用
電装品など、各種のモータに広範囲に利用することがで
きる。特に動圧効果があることから高精度な回転精度が
要求されるものや、低騒音が要求される機種に適してい
る。また、潤滑組成物内などに多量の油を保持すること
ができ、油漏れも防止できるので、耐久性がきわめて高
く、長寿命を要求される機種にも適している。
【0051】
【発明の効果】
請求項1の発明 含油潤滑組成物に熱処理を施して冷却すると、潤滑
組成物が徐々に収縮するので、予め収縮率を適当に設定
しておけば、深さ数μmから数十μm程度の動圧発生溝も
簡単に形成することができる。すなわち、シャフト等の
軸部材に充填部を設け、この充填部に潤滑組成物を充填
するだけで所定深さの動圧発生溝を得ることができる。
従って、従来のように動圧発生溝をμmオーダーで高精
度に加工する必要もないので、低コストで製作可能であ
り、量産化も容易である。
【0052】 潤滑組成物に油が潤沢に含まれている
ので、シャフトやスリーブを含油焼結金属等の特種材料
で形成する必要はない。
【0053】請求項2の発明 ラジアル軸受部だけでなく、スラスト軸受部も形成
することができるので、それぞれの動圧発生溝で生じた
動圧により、ラジアル方向又はスラスト方向の何れの方
向の負荷も支持することができる。
【0054】 スラスト軸受部に滲み出した油は遠心
力によってフランジ部を外周側に移動するので、軸姿勢
が縦向きの場合でも油が下方に漏れ出すことがない。
【0055】請求項3の発明 別途製作したフランジ部をシャフトに固定すれば、現
在、ボールベアリングが使用されているモータ等に対し
て互換性を持つものとなり、ボールベアリングを使用し
ている機種の低コスト化が達成される。
【0056】請求項4の発明 フランジ部及びスリーブの何れか一方又は双方を含
油多孔質体で形成すれば、動圧発生溝を形成する潤滑組
成物から多くの油が流出し、当該潤滑組成物が消耗した
場合でも、含油多孔質体から潤滑組成物に随時油が補充
されるので、耐久性を大幅に改善することができる。
【0057】 一般的な含油多孔質体としては、焼結
金属からなるものと樹脂製のものとが考えられる。焼結
金属であれば圧縮成形で、また、樹脂製であれば射出成
形あるいは押出し成形などで精度良く簡単に製作できる
ので、量産化による低コスト化も容易である。
【0058】請求項5の発明 フランジ部及びスリーブの何れか一方又は双方を、
前記潤滑組成物又はグリースを含浸させた多孔質体で形
成すれば、フランジ部やスリーブ内部での油の保持能力
を高めることができる。
【0059】請求項6の発明 多孔質体からなるフランジ部のラジアル軸受面との
対向面及びスラスト軸受面との対向面のうち、動圧発生
溝以外の部分を封孔すれば、多孔質体の開孔部からの過
剰な油の滲み出しを抑制することができる。
【0060】 軸受すきまから多孔質体内部への油の
逃げ込みを防止することができ、長期にわたり良好な動
圧効果を維持することができる。
【0061】請求項7の発明 潤滑組成物を、潤滑グリースあるいは潤滑油と超高
分子量ポリオレフィン粉末との混合物で形成すれば、製
造工程を簡素化して安価に製作することができる。例え
ば潤滑油を使用する場合には、超高分子量ポリオレフィ
ン粉末と潤滑油を所定割合で混合し、超高分子量ポリオ
レフィン粉末のゲル化点以上の温度、例えば170℃で
数10分間熱処理するだけで、製作することができる。
【0062】 超高分子量ポリオレフィン粉末は油を
極めて良好に吸収保持することができるので、油の保持
能力が高く、過大な遠心力が加わっても簡単に油が流出
することはない。したがって、高速回転や高温等の条件
下でも油漏れによる潤滑油の枯渇現象が起こりにくく、
寿命を著しく向上させることができる。
【0063】 超高分子量ポリオレフィン粉末と潤滑
油等との混合割合を適宜変更することにより、容易に駆
動条件に滴した滲み出し量を得ることができる。
【0064】請求項8の発明 超高分子量ポリオレフィン粉末と潤滑グリースとを混合
すれば、潤滑油を混合する場合に比べて潤滑組成物内部
での油の保持能力をさらに高めることができる。例え
ば、1000G程度の条件下で油の滲み出し量を2wt%
以下にするような調整も可能である。
【0065】請求項9の発明 超高分子量ポリオレフィン粉末と潤滑油とを混合すれ
ば、潤滑グリースを用いる場合に比べてより簡便に潤滑
組成物を製作することができる。
【0066】請求項10、11、12の発明 潤滑組成物に油の滲出抑制剤を混合すれば、高温状態で
使用される場合や1万回転以上の高速回転で使用される
場合等の高温高速の条件下でも油の滲みだし量を適量に
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)図は本発明にかかる動圧型軸受の軸方向
の断面図であり、(b)図は軸方向と直交する方向の断
面図である。
【図2】(a)図は潤滑組成物を充填したスリーブの冷
却前の状態を示す断面図、(b図)は冷却後の状態を示
す断面図、(c)図は充填部の他の実施例を示す断面図
である。
【図3】(a)図は本発明の他の実施例を示す軸方向の
断面図、(b図)はフランジ部の(a)図中におけるA
−A線での断面図、(c)図はフランジ部の下面図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例を示す軸方向の断面図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例を示す軸方向の断面図であ
る。
【図6】従来品における軸方向の断面図である。
【符号の説明】
1 シャフト 2 スリーブ 3 充填部 3a 第1充填部 3b 第2充填部 4 潤滑組成物 6 動圧発生溝 6a・6b 動圧発生溝 7 軸受隙間 10 フランジ部 13a ラジアル軸受面 13b スラスト軸受面

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブに挿入したシャフトを動圧発生
    溝で生じた動圧により非接触支持するものにおいて、動
    圧発生溝が、熱処理後の冷却過程において収縮する性質
    を備える含油潤滑組成物の収縮により形成されたもので
    あることを特徴とする動圧型軸受。
  2. 【請求項2】 シャフトにフランジ部を設けるととも
    に、スリーブにフランジ部をラジアル方向及びスラスト
    方向で支持するラジアル軸受面及びスラスト軸受面を設
    け、フランジ部のうち、少なくとも両軸受面と対向する
    部分に含油潤滑組成物の収縮により動圧発生溝を形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の動圧型軸受。
  3. 【請求項3】 別途製作したフランジ部をシャフトに固
    定したことを特徴とする請求項2記載の動圧型軸受。
  4. 【請求項4】 フランジ部及びスリーブのうち、何れか
    一方又は双方を、含油多孔質体で形成したことを特徴と
    する請求項3記載の動圧型軸受。
  5. 【請求項5】 フランジ部及びスリーブの何れか一方又
    は双方を、前記潤滑組成物又はグリースを含浸させた多
    孔質体で形成したことを特徴とする請求項3記載の動圧
    型軸受。
  6. 【請求項6】 多孔質体からなるフランジ部のラジアル
    軸受面との対向面及びスラスト軸受面との対向面のう
    ち、動圧発生溝以外の部分を封孔したことを特徴とする
    請求項4又は5記載の動圧型軸受。
  7. 【請求項7】 潤滑組成物が、潤滑グリースあるいは潤
    滑油と超高分子量ポリオレフィン粉末との混合物で形成
    されたものであることを特徴とする請求項1乃至6何れ
    か記載の動圧型軸受。
  8. 【請求項8】 潤滑組成物が、潤滑グリース5〜99wt
    %に、平均分子量1×106〜5×106である超高分子
    量ポリオレフィン粉末95〜1wt%を混合すると共に、
    前記超高分子量ポリオレフィン粉末のゲル化点以上でか
    つ前記潤滑グリースの滴点以下の温度で分散保持させた
    ものであることを特徴とする請求項7記載の動圧型軸
    受。
  9. 【請求項9】 潤滑組成物が、潤滑油5〜99wt%に、
    平均分子量1×10 6〜5×106である超高分子量ポリ
    オレフィン粉末95〜1wt%を混合すると共に、前記超
    高分子量ポリオレフィン粉末のゲル化点以上の温度で分
    散保持させたものであることを特徴とする請求項7記載
    の動圧型軸受。
  10. 【請求項10】 潤滑組成物が、潤滑グリース5〜99
    wt%に、平均分子量1×106〜5×106である超高分
    子量ポリオレフィン粉末95〜1wt%を混合すると共
    に、油の滲出抑制剤1〜50wt%を添加混合して、前記
    超高分子量ポリオレフィン粉末のゲル化点以上でかつ前
    記潤滑グリースの滴点以下の温度で分散保持させたもの
    であることを特徴とする請求項7記載の動圧型軸受。
  11. 【請求項11】 潤滑組成物が、潤滑油5〜99wt%
    に、平均分子量1×106〜5×106である超高分子量
    ポリオレフィン粉末95〜1wt%を混合すると共に、油
    の滲出抑制剤1〜50wt%を添加混合して、前記超高分
    子量ポリオレフィン粉末のゲル化点以上の温度で分散保
    持させたものであることを特徴とする請求項7記載の動
    圧型軸受。
  12. 【請求項12】 油の滲出抑制剤が固体ワックスである
    ことを特徴とする請求項10又は11記載の動圧型軸
    受。
  13. 【請求項13】 動圧発生溝の形成予定箇所に充填部を
    設け、この充填部に熱処理後の冷却過程において収縮す
    る性質を備えた含油潤滑組成物を充填した後、熱処理、
    冷却して含油潤滑組成物を収縮させることにより、動圧
    発生溝を形成することを特徴とする動圧型軸受の製造方
    法。
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