JPH0932819A - 部材組付,調整装置 - Google Patents

部材組付,調整装置

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JPH0932819A
JPH0932819A JP18533295A JP18533295A JPH0932819A JP H0932819 A JPH0932819 A JP H0932819A JP 18533295 A JP18533295 A JP 18533295A JP 18533295 A JP18533295 A JP 18533295A JP H0932819 A JPH0932819 A JP H0932819A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型に形成して、家具等における直交あるいは
連続する二部材の組み付けまたはこれらの調整を簡単か
つ確実に行なうことができる部材組付,調整装置を提供
する。 【解決手段】他方部材bに埋設される框体2内に、一方
部材aに連係させた螺杆1と螺合するめねじ孔11と受
動歯体12とを設けた連結体3を収容し、更に、この框
体2内に螺杆1のめねじ孔11と直交する方向におい
て、受動歯体12と噛合する伝動歯体13と工具14等
による回転操作部15とを設けた作動体4を収容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家具等において二部材
の組付けやその取付調整に用いる部材組付,調整装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家具等において二部材の組付けに
際しては、図14に示すような、取付金具50が知られ
ている。
【0003】このものは、例えば、収納棚等の家具にお
ける側板51へ係止頭52付きのボルト53を、そのね
じ部54の螺合により取り付けて、この係止頭52へ、
棚板55の縦孔56へ挿嵌したカム形状を有する円筒状
の結合部材57を、該棚板55の横孔58を介して係合
させ、この結合部材57を下側からドライバー59等に
より回転させると、前記カム形状により棚板55が横移
動して、その端面が側板51面へ当接し両者51,55
が結合されて組付けがなされるものである。
【0004】しかし、この取付金具50は、カム形状に
よる締め付けのため、その偏心量だけしか締め付けの移
動量が得られず、ボルト53の長さや縦孔56の穿設位
置の設定に精度が必要となると共に、孔明け加工位置の
関係上、このボルト53も一定した専用の長さのものし
か利用することができない。
【0005】したがって、移動量がわずかであるこの組
付け用の金具は、家具等において間隔調整用、例えば、
高さの調整や、天井と床との間に据え付けた家具の緊張
用等には全く利用できない。
【0006】また、経年の使用により側板の収縮等で結
合に緩みを生じたときは、金具自体の締め付け量が少な
いため、緩みに対応する十分な増し締めを行なうことが
できない。
【0007】更に、家具等において二部材の調整に際し
ては、図15に示すような、調整金具60が知られてい
る。
【0008】このものは、家具61の適所に穿設した取
付孔62に、軸心が直交するウォーム63とウォームホ
イール64とを収容したケース65を挿嵌し、このウォ
ームホイール64に天井や床等の固定部66に一端が当
接するボルト67を螺合し、ウォーム63に作動用の操
作部68を設けた構成である。
【0009】しかし、このウォーム63とウォームホイ
ール64との軸心が、図 に示すように、所定寸法hと
ずれているため、家具61の荷重がこれらに掛かるとウ
ォーム63を中心にこじられて、回転が不能となること
があるもので、更に、孔明け作業に精度を要する。
【0010】また、構造が大型化して、家具61に穿設
する取付孔62が大きくなるので、外観を損なうと共
に、家具によっては位置的に取り付けることができず利
用できないことがある。等の様々な問題点を有するもの
であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、他方部材に埋設
される框体内に、一方部材に連係させた螺杆と螺合する
めねじ孔と受動歯体とを設けた連結体を収容し、更に、
この框体内に螺杆のめねじ孔と直交する方向において、
前記受動歯体と噛合する伝動歯体と工具等による回転操
作部とを設けた作動体を収容することにより、小型に形
成して、家具等における直交あるいは連続する二部材の
組み付けまたはこれらの調整を簡単かつ確実に行なうこ
とができる部材組付,調整装置を提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、一方部材と他方部材とに連係さ
せて、両部材の組付けあるいは調整を行う部材組付,調
整装置にあって、一方部材に連係させて外側へ突出させ
た螺杆と、他方部材に埋設される框体と、この框体内に
収容して前記螺杆と螺合するめねじ孔を設け、一側に受
動歯体を形成した連結体と、前記框体内において前記螺
杆のめねじ孔と直交する方向に収容し、一側に前記受動
歯体と噛合する伝動歯体を設けて、その端面に工具等に
よる回転操作部を設けた作動体と、を備えさせた部材組
付,調整装置の構成にある。
【0013】この作動体は、框体内において前記螺杆の
めねじ孔と直交する方向でそれぞれの直交する軸線が同
一軸線上に収容し、一側に前記受動歯体と噛合する伝動
歯体を設けて、その端面に工具等による回転操作部を設
けることもある。
【0014】また、框体には、他方部材の一側面に係合
する受鍔部と設ける。
【0015】更に、一方部材と他方部材とに連係させ
て、両部材の組付けあるいは調整を行う部材組付,調整
装置にあって、一方部材に連係させて外側へ突出させた
螺杆と、他方部材に埋設される框体と、この框体内に収
容して前記螺杆と螺合するめねじ孔を設け、一側に受動
歯体を形成した連結体と、前記框体内において前記螺杆
のめねじ孔と直交する方向に開口し、前記受動歯体と噛
合する工具等の操作孔と、を備えさせた部材組付,調整
装置の構成にある。
【0016】
【作用】前記のように構成される本発明は以下に述べる
作用を奏する。
【0017】一方部材に螺杆を螺合させて外側へ突出さ
せておき、他方部材に連結体と作動体とを収容した框体
を埋設させておき、螺杆のおねじに連結体のめねじ孔が
螺合するように他方部材を対応させる。
【0018】そして、作動体の回転操作部を工具等によ
り一方向へ回転させると、作動体の回転がその作動歯体
と噛合する受動歯体へ伝達され、連結体が一方回転す
る。
【0019】この連結体の回転により、螺杆のおねじに
螺合するめねじ孔が該螺杆に沿って螺動する、すなわ
ち、他方部材が一方部材側へ移動して、ついには、該他
方部材が一方部材面に当接して、軸杆と連結体との緊締
により、両部材が強固に結合される。
【0020】更に、一方部材へ螺杆を連係させ、この螺
杆へ他方部材の框体内に設けた連結体のめねじ孔を螺合
させた状態において、作動体の回転操作部を工具等によ
り他方向へ回転させると、作動体の回転がその作動歯体
と噛合する受動歯体へ伝達され、連結体が他方回転す
る。
【0021】この連結体の回転により、螺杆のおねじに
螺合するめねじ孔が該螺杆に沿って螺動する、すなわ
ち、他方部材が一方部材とは他側へ移動するので、一方
部材と他方部材との間隔の調整が行なわれる。
【0022】なお、作動体の正逆回転により、他方部材
の伸長移動あるいは収縮移動の任意操作が行なえる。
【0023】
【実施例】次に本発明に関する部材組付,調整装置の実
施の一例を図面に基づいて説明する。
【0024】図1〜図2および図4〜図13においてA
は部材組付,調整装置で、例えば、例示的に挙げれば、
一般家具等の側板である一方部材aと棚板である他方部
材bとに連係させて、両部材a,bの組付けあるいは調
整を行うものであって、図1〜図2および図4〜図10
に示すような、第一の例にあっては、螺杆1と、框体2
と、連結体3と、作動体4とにより基本的に構成され
る。
【0025】そして、前記した螺杆1は、一方部材aへ
その一側の取付部5を螺合や嵌め合い,当接等により連
係させて、該一方部材aの外側へその他側のおねじ部6
を突出させてあるもので、図3に示すような、種々のね
じ体が用いられるものであって、これらの全体の長さは
任意に設定できるものであり、おねじ部6の端部にはド
ライバー等の工具が係合する係止部7が刻設してある。
【0026】前記した框体2は、図4等において示すよ
うに、他方部材bの適所に穿設させた取付孔8へ埋設さ
れるもので、金属製や堅牢な合成樹脂等により、図1お
よび図2に示すように、断面略真円状や、図示してない
角形状の円筒状のものを二つ割りに成形して、その一方
の突起9を他方の受孔10に挿嵌することで一体的に結
合されるものであって、後記する連結体3と作動体4と
をそれぞれ回転自在に収容してある。
【0027】この取付孔8は、框体1が挿嵌し得る略同
形のものが好ましく、これにより框体2が取り付けられ
たときの間隙がなくなって操作性が向上する。
【0028】なお、この框体2において、円筒方向と直
交する方向に、後記する螺杆1のおねじ部6が挿入する
孔2aを一方または両方に設けてある。
【0029】前記した連結体3は、框体2内にその軸方
向への移動が規制されるように収容して、螺杆1のおね
じ部6と螺合するめねじ孔11を設け、一側に環状の受
動歯体12を形成してある。
【0030】前記した作動体4は、框体2内において螺
杆1のめねじ孔11と直交する方向で、図2に示すよう
に、それぞれの直交する軸線、すなわち、螺杆1の軸線
xとこれと直交する作動体4の軸線yが、同一軸線上に
あって、軸杆1の軸方向への移動が規制されるように収
容し、一側に受動歯体12と直交状態で噛合する環状の
伝動歯体13を設けると共に、その端面に工具等の操作
部材14による+字や−字,六角孔上の回転操作部15
を設けてある。
【0031】したがって、前記した第一の実施例装置A
によれば、側板aと棚板bとを連結組み立てするとき
は、まず、図3に示す螺杆1のうち、例えば(a)を用
いて、一方部材の側板aに、この螺杆1の取付部5を螺
合させて固定しておき、おねじ部6を外側、すなわち、
棚側へ突出させておく。
【0032】次に、他方部材である棚板bに框体2が納
まり得る円形状の取付孔8を穿設して、この取付孔8へ
連結体3と作動体4とを収容した框体2を埋設させる
と、図4に示すように、組み付けの準備ができるもの
で、この棚板bの小口側から軸杆1のおねじ部6が挿嵌
される連結孔16を穿設しておく。
【0033】また、前記した取付孔8の穿設位置は、棚
板bの下面から加工するものであるが、図7に示すよう
に、螺杆1に対して連結体3の螺合範囲であれば任意に
選定できる。
【0034】この状態で、図4に示すように、側板aに
取り付けられた螺杆1のおねじ部6へ、連結孔16が、
すなわち、連結体3のめねじ孔11が螺合するように棚
板bを対応させる。
【0035】そして、この棚板bをねじ部6側へ押し付
けて、おねじ部6へめねじ孔11を合わせて、作動体4
の回転操作部15を操作部材であるドライバー14によ
り一方向(正転方向)へ回転させると、作動体4の回転
がその作動歯体13と噛合する受動歯体12へ伝達さ
れ、連結体3が一方(正方向)へ回転する。
【0036】この連結体3の回転により、図5に示すよ
うに、螺杆1のおねじ部6に螺合するめねじ孔11が該
螺杆1に沿って、同図における矢印pの方向へ螺動す
る、すなわち、棚板bが側板a側へ移動して、ついに
は、図6に示すように、該棚板bの端面が側板a面に当
接して、軸杆1と連結体4との緊締により、両部材a,
bが強固に結合される。
【0037】経年、木製の側板a等が収縮して、該側板
aの内面と棚板bの端面とに隙間が生じても、框体2に
収容した作動体4を、その回転操作部15を再びドライ
バー14により正回転させれば、両者a,bの増し締め
ができて、緩みを矯正することができる。
【0038】この装置Aにあって、螺杆1の軸線方向x
と作動体4との軸線方向yが同一線上に配設されている
ので、框体2へ掛かる力は、常にこの軸線上において働
くので、該力の軸ずれを起こすことがなく回転作動にこ
じれを生じないので、操作において無理な力が掛からな
いと共に、框体2を円筒状に形成することで、移動にお
ける作用力点は常に螺杆1軸上に維持されて円滑な操作
がなされる。
【0039】また、この装置Aは、家具等の二部材a,
bの間隔調整や、二部材a,bの緊張装置としても利用
できるもので、図3において(d)に示すような螺杆1
を用いるものであって(取付部5の形状はその端部が皿
状となっていてもよい。)、例えば、図8に示すよう
に、他方部材である物品bの取付孔8に挿嵌した框体2
内における連結体3のめねじ孔11へ、該物品bに穿設
した連結孔16から挿し通した螺杆1のおねじ部6を螺
合して、該螺杆1を仮止めした状態において、一方部材
である床a面へ、螺杆1の取付部5における外端面を当
接させる。
【0040】この状態で、作動体4の回転操作部15を
操作部材であるドライバー14により他方向(逆回転方
向)へ回転させると、作動体4の回転がその作動歯体1
3と噛合する受動歯体12へ伝達され、連結体3が他方
(逆方向)に回転する。
【0041】この連結体4の回転により、螺杆1のおね
じ部6に螺合するめねじ孔11が、該螺杆1に沿って、
図8(a)に示すように、矢印qの方向へ螺動する、す
なわち、物品bが床a面とは他側へ移動するので、物品
bと床a面との間隔xの調整が行なわれる。
【0042】この作動体4の正逆回転により、物品bの
伸長移動あるいは収縮移動はの任意に行なえるものであ
り、更には、床aに載置した物品bの、床と天井との間
の緊張が行なえるものであって、この際、装置Aの取り
付けは、天井面へ対応する物品において取り付けてもよ
い。
【0043】また、物品bと床a面との間隔調整にあっ
ては、図8(b)に示すように、螺杆1の取付部5を物
品bの受孔b1に埋入するように取り付けてもよいもの
で、この受孔b1に容入された取付部5により螺杆1の
回り止めがなされる。
【0044】更に、この装置Aは、例えば、側板aと棚
板bとの組付けにあって、図9に示すように、棚板bに
取り付けた框体2内の連結体3へ、螺杆1のおねじ部6
を螺合させた状態で、側板aにあらかじめ穿設された案
内孔20へ螺杆1におけるスクリュー状の取付部5を対
応させ、作動体4における回転操作部15をドライバー
14により回転させる。
【0045】すると、この回転力により、取付部5は案
内孔20へ螺合して、ついには、側板aと棚板bとの結
合がなされるもので、二部材の取付状態にあっては、適
宜前記した取付方法とを選択的に行なうことで、簡便な
組み付け作業がなされる。
【0046】更にまた、この装置Aは、図10に示すよ
うに、中間部材cを挟んでその両側において、一方部材
aと他方部材bとを組付け,連結することもできるもの
で、この例に用いる螺杆1は、図3において(c)に示
すような両ねじボルトが適しているものであり、この場
合、螺杆1は、同図において仮想線で示すように、全ね
じであってもかまわない。
【0047】そして、取付方法は、例えば、図9に示す
例のように、他方部材bへ埋設した框体2の連結体3へ
螺杆1のおねじ部6を螺合しておき、この螺杆1の一側
に設けたおねじによる取付部5を、中間部材cの通孔2
1へ挿嵌して、他側に突出した該取付部5を、一方部材
aへ埋設した框体2の連結体3におけるめねじ孔11へ
螺合した後、作動体4の回転操作部15をドライバー1
4により回転することで、前記した例と同様に二部材
a,bの組付けがなされる。
【0048】図11においてAは、前記した第一の例の
装置Aの変形例で、基本的構成は第一の例と同様である
もので、その相違点は、框体2の一側部、すなわち、他
方部材bの外端面に係合する受鍔部22を付設した点で
ある。
【0049】このものは、図12(a)に示すように、
他方部材bの小口部付近に、框体2の取付孔8を穿設し
て連結孔16を省略してあるもので、この取り付けは、
框体2の取付強度が低下することがあるため、受鍔部2
2を他方部材bの外端面に当接して支持面を増大させる
ことでその補強がなされる。
【0050】前記した装置Aは、図12に示すような取
付方法も行なえるもので、あらかじめ軸杆1を一方部材
aへ固着した状態で、図12(b)に示すように、框体
2における連結体3のめねじ孔11を軸杆1のおねじ部
6へ螺合させておく。
【0051】そして、他方部材bの取付孔8が框体2へ
嵌着されるようにその上方から押し込むと、同図におい
て仮想線で示すように他方部材bが取り付けられるの
で、この状態で、作動体4の回転操作部15をドライバ
ー14により回転させると、二部材a,bの組付けがな
される。
【0052】また、図13においてAは、本発明実施例
装置の第二の例を示すもので、第一実施例装置Aと基本
的に同様であるが、この例にあっては、第一の例の作動
体4が欠除した構成のものである。
【0053】そして、その構成は、螺杆1と、框体2
と、連結体3と、操作孔25とによりなるもので、螺杆
1と框体2,連結体3の構成は、第一の例と同様である
ため、同一部材は同一符号を付すもので詳細な説明は省
略する。
【0054】この操作孔25は、框体2内において螺杆
1のおねじ部6と螺合するめねじ孔11と直交する方向
に開口して、連結体3の受動歯体12と噛合する工具等
の操作部材14が挿入される。
【0055】また、操作部材14は、図13に示すよう
に、先端にギアを付設したものや、慣用のプラスまたは
マイナス状のドライバー等も用いることができるもの
で、図示してないが、受動歯体12を平滑面あるいは粗
面状に形成して、操作部材14の摩擦駆動による操作で
もかまわない。
【0056】したがって、螺杆1のおねじ部6が螺合す
るめねじ孔11の連結体3を、他方部材bの下側におい
て框体2の操作孔25へ操作部材14を挿入させて噛合
させて一方向へ回転させると、これに伴って、連結体3
はおねじ部6に沿って移動するので、他方部材bは一方
部材aヘ向かって移動し、ついには、両者a,bの結合
がなされる。
【0057】この例にあって、その取付け方法は、前記
以外にも、図9に示すような方法によって行なえること
はもちろんである。
【0058】なお、図3(b)に示すような、螺杆1の
取付部5は、図示してないが、一方部材aに埋設しため
ねじに螺合することで、螺杆1の一方部材aへの取り付
けがなされる。
【0059】更に、図3(e)に示すような、螺杆1に
おける取付部5は、軸杆1の軸方向の移動により、その
テーパー部が一方部材aに固着した受け部材5aに緊密
となることにより、該螺杆1の一方部材aへの取り付け
がなされる。
【0060】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、一つ
の装置により、二部材の組付けとこの二部材の間隔調整
や緊張作業の多目的使用が可能となる。
【0061】螺杆と框体内の連結体との関係長さに比較
的自由度があって、その移動量を大きく取れるので、該
外框体を埋設するための他方部材の取付孔の穿設位置に
精度を必要とせず、二部材の組付けや調整作業が容易と
なって、作業性が著しく向上する。
【0062】また、螺軸への移動量に余裕があるので、
経年の使用により側板の収縮等で結合に緩みを生じたと
きでも、再び、作動体を回転して緩みに対応する十分な
増し締めを行なうことができる。
【0063】更に、螺杆の軸方向と作動体の軸方向が同
一軸線上に配設することで、構造がコンパクトとなっ
て、家具等の部材に穿設する取付孔も小さくすることが
でき、外観を損なうことがなくて、部材に対して比較的
自由な位置に取り付けることができて広い利用が望め
る。等の特有な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する部材組付,調整装置の第一の実
施例を示すもので、框体を半割りした状態の断面図であ
る。
【図2】図1における横断平面図である。
【図3】図1における螺杆の各例を示す正面図である。
【図4】図1における装置の組付け状態を示す説明図で
ある。
【図5】図4における装置の組付け途中を示す説明図で
ある。
【図6】図4における装置の組付け完了状態を示す説明
図である。
【図7】図1における装置においての框体の埋設変化を
示す説明図である。
【図8】図1における装置を調整に使用した例を示す取
付状態の断面図である。
【図9】図1における装置の他の取付例を示す説明図で
ある。
【図10】図1における装置の更に他の取付例を示す説
明図である。
【図11】図1における装置の更に他の変形例を示すも
ので、(a)は框体を半割りした状態の断面図で、
(b)はその横断平面図である。
【図12】図11に示す例による装置の他の取付例を示
す説明図である。
【図13】本発明に関する部材組付,調整装置の第二の
実施例を示すもので、框体を半割りした状態の断面図で
ある。
【図14】従来のカム式による取付金具を分解して示す
斜視図である。
【図15】従来のウォームとウォームホイール式による
取付金具の取付状態を示す断面図である。
【符号の説明】
a 一方部材 b 他方部材 A 部材組付,調整装置 1 螺杆 2 框体 3 連結体 4 作動体 11 めねじ孔 12 受動歯体 13 伝動歯体 14 工具 15 回転操作部 22 受鍔部 25 操作孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方部材と他方部材とに連係させて、両
    部材の組付けあるいは調整を行う部材組付,調整装置に
    あって、一方部材に連係させて外側へ突出させた螺杆
    と、他方部材に埋設される框体と、この框体内に収容し
    て前記螺杆と螺合するめねじ孔を設け、一側に受動歯体
    を形成した連結体と、前記框体内において前記螺杆のめ
    ねじ孔と直交する方向に収容し、一側に前記受動歯体と
    噛合する伝動歯体を設けて、その端面に工具等による回
    転操作部を設けた作動体とを備えさせたことを特徴とす
    る部材組付,調整装置。
  2. 【請求項2】 一方部材と他方部材とに連係させて、両
    部材の組付けあるいは調整を行う部材組付,調整装置に
    あって、一方部材に連係させて外側へ突出させた螺杆
    と、他方部材に埋設される框体と、この框体内に収容し
    て前記螺杆と螺合するめねじ孔を設け、一側に受動歯体
    を形成した連結体と、前記框体内において前記螺杆のめ
    ねじ孔と直交する方向でそれぞれの直交する軸線が同一
    軸線上に収容し、一側に前記受動歯体と噛合する伝動歯
    体を設けて、その端面に工具等による回転操作部を設け
    た作動体とを備えさせたことを特徴とする部材組付,調
    整装置。
  3. 【請求項3】 框体において他方部材の一側面に係合す
    る受鍔部とを備えさせたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の部材組付,調整装置。
  4. 【請求項4】 一方部材と他方部材とに連係させて、両
    部材の組付けあるいは調整を行う部材組付,調整装置に
    あって、一方部材に連係させて外側へ突出させた螺杆
    と、他方部材に埋設される框体と、この框体内に収容し
    て前記螺杆と螺合するめねじ孔を設け、一側に受動歯体
    を形成した連結体と、前記框体内において前記螺杆のめ
    ねじ孔と直交する方向に開口し、前記受動歯体と噛合す
    る工具等の操作孔とを備えさせたことを特徴とする部材
    組付,調整装置。
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