JPH09328046A - シート保護装置 - Google Patents
シート保護装置Info
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- JPH09328046A JPH09328046A JP8149205A JP14920596A JPH09328046A JP H09328046 A JPH09328046 A JP H09328046A JP 8149205 A JP8149205 A JP 8149205A JP 14920596 A JP14920596 A JP 14920596A JP H09328046 A JPH09328046 A JP H09328046A
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- Japan
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- protector
- seat back
- luggage
- seat
- rear seat
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/026—Rigid partitions inside vehicles, e.g. between passengers and load compartments
Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 急停車時等において、後部荷室に積まれた荷
物がリヤシートバックに衝突することを回避するための
シート保護装置を提供する。 【解決手段】 リヤシート１の後方に車内空間４と一体
の後部荷室５が備えられた自動車において、前記後部荷
室５に荷物が前方へ移動することを規制するプロテクタ
ー６を立設する。プロテクター６はその脚部６ａがフロ
アパネル９上に回動可能に取り付けられるとともに、可
倒式のリヤシートバック３と歯車機構を介して連結され
ており、リヤシートバック３をシートクッション２上に
倒したときは後方へ倒れて格納凹部１４に格納される構
成とした。
物がリヤシートバックに衝突することを回避するための
シート保護装置を提供する。 【解決手段】 リヤシート１の後方に車内空間４と一体
の後部荷室５が備えられた自動車において、前記後部荷
室５に荷物が前方へ移動することを規制するプロテクタ
ー６を立設する。プロテクター６はその脚部６ａがフロ
アパネル９上に回動可能に取り付けられるとともに、可
倒式のリヤシートバック３と歯車機構を介して連結され
ており、リヤシートバック３をシートクッション２上に
倒したときは後方へ倒れて格納凹部１４に格納される構
成とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、リヤシートの後方
に車内空間と一体の荷室が備えられたワゴンタイプの自
動車に用いられるシート保護装置に関する。
に車内空間と一体の荷室が備えられたワゴンタイプの自
動車に用いられるシート保護装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図７に示すように、リヤシート４１とし
て分割可倒式リヤシートバック付シートが設定され、そ
のリヤシート４１の後方には車内空間と一体の荷室４３
を備えたワゴンタイプの自動車においては、荷室４３に
荷物Ｗを積んで走行する場合、ネット４４等を荷物Ｗに
被せて荷物Ｗの移動を防止している。
て分割可倒式リヤシートバック付シートが設定され、そ
のリヤシート４１の後方には車内空間と一体の荷室４３
を備えたワゴンタイプの自動車においては、荷室４３に
荷物Ｗを積んで走行する場合、ネット４４等を荷物Ｗに
被せて荷物Ｗの移動を防止している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、荷室４３に
重量の大なる荷物Ｗを積んで急停車したような場合、ネ
ット４４では荷物Ｗの慣性力を抑えきれず、荷物Ｗがリ
ヤシートバック４２に衝突してこれを損傷する虞があ
る。
重量の大なる荷物Ｗを積んで急停車したような場合、ネ
ット４４では荷物Ｗの慣性力を抑えきれず、荷物Ｗがリ
ヤシートバック４２に衝突してこれを損傷する虞があ
る。
【０００４】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、荷室に積まれた
荷物のリヤシートバックに対する衝突を回避する上で有
効なシート保護装置を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、荷室に積まれた
荷物のリヤシートバックに対する衝突を回避する上で有
効なシート保護装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。即ち、請
求項１の発明は、シートの後方に車内空間と一体の荷室
が備えられた自動車に用いられるシート保護装置であっ
て、前記荷室に荷物の前方への移動を規制するプロテク
ターを備えたことを特徴とする。
に、本発明は次のように構成したものである。即ち、請
求項１の発明は、シートの後方に車内空間と一体の荷室
が備えられた自動車に用いられるシート保護装置であっ
て、前記荷室に荷物の前方への移動を規制するプロテク
ターを備えたことを特徴とする。
【０００６】上記のように構成された請求項１の発明に
よると、荷室に積まれた荷物が急停車等による慣性力で
前方へ移動しようとしたとき、プロテクターがその移動
を抑止して荷物のリヤシートバックに対する衝突を回避
する。
よると、荷室に積まれた荷物が急停車等による慣性力で
前方へ移動しようとしたとき、プロテクターがその移動
を抑止して荷物のリヤシートバックに対する衝突を回避
する。
【０００７】請求項２の発明は、請求項１記載のシート
保護装置において、前記プロテクターを格納可能に構成
したことを特徴とする。従って、請求項２の発明による
と、プロテクターを格納したときは、荷室スペースを有
効に活用できる。
保護装置において、前記プロテクターを格納可能に構成
したことを特徴とする。従って、請求項２の発明による
と、プロテクターを格納したときは、荷室スペースを有
効に活用できる。
【０００８】請求項３の発明は、請求項２記載のシート
保護装置において、前記荷室にはプロテクター格納用の
凹部を備えたことを特徴とする。従って、請求項３の発
明によると、プロテクターを凹部に格納したときは、荷
室がフラット化されて荷室に荷物を積む場合の荷物の着
座状態が安定する。
保護装置において、前記荷室にはプロテクター格納用の
凹部を備えたことを特徴とする。従って、請求項３の発
明によると、プロテクターを凹部に格納したときは、荷
室がフラット化されて荷室に荷物を積む場合の荷物の着
座状態が安定する。
【０００９】請求項４の発明は、請求項２記載のシート
保護装置において、前記シートのシートバックが可倒式
とされ、そのシートバックの起立時には前記プロテクタ
ーが起立し、シートバックの傾倒時にはプロテクターが
格納するようにシートバックとプロテクターを連動する
連動手段を備えたことを特徴とする。従って、請求項４
の発明によると、シートバックを操作するだけでプロテ
クターをシートバックの状態に対応させることができ
る。
保護装置において、前記シートのシートバックが可倒式
とされ、そのシートバックの起立時には前記プロテクタ
ーが起立し、シートバックの傾倒時にはプロテクターが
格納するようにシートバックとプロテクターを連動する
連動手段を備えたことを特徴とする。従って、請求項４
の発明によると、シートバックを操作するだけでプロテ
クターをシートバックの状態に対応させることができ
る。
【００１０】請求項５の発明は、請求項４記載のシート
保護装置において、前記連動手段の連動を解除可能な解
除手段を備えたことを特徴とする。従って、請求項５の
発明によると、必要に応じてプロテクターの起立又は格
納動作を単独で行うことが可能となる。
保護装置において、前記連動手段の連動を解除可能な解
除手段を備えたことを特徴とする。従って、請求項５の
発明によると、必要に応じてプロテクターの起立又は格
納動作を単独で行うことが可能となる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図１はシート保護装置を
示す斜視図、図２は分解斜視図、図３はシート保護装置
の側面図である。本実施の形態に係るシート保護装置
は、図１に示すように、リヤシート１の後方に車内空間
４（客室）と一体の後部荷室５を備えた自動車におい
て、シートバック３の後面に沿うように後部荷室５に立
設されるプロテクター６を主たる構成部材としている。
本実施の形態では、リヤシート１として可倒式のリヤシ
ートバック３を備えたセパレートタイプが採用されてお
り、これに対応して分割可倒式のプロテクター６が設け
られている。
に基づいて具体的に説明する。図１はシート保護装置を
示す斜視図、図２は分解斜視図、図３はシート保護装置
の側面図である。本実施の形態に係るシート保護装置
は、図１に示すように、リヤシート１の後方に車内空間
４（客室）と一体の後部荷室５を備えた自動車におい
て、シートバック３の後面に沿うように後部荷室５に立
設されるプロテクター６を主たる構成部材としている。
本実施の形態では、リヤシート１として可倒式のリヤシ
ートバック３を備えたセパレートタイプが採用されてお
り、これに対応して分割可倒式のプロテクター６が設け
られている。
【００１２】図１及び図２に示すように、プロテクター
６は金属又は合成樹脂等の剛性の高い材料製の円形パイ
プを略門形に形成するとともに、その対向する脚部６ａ
の中間にはタイバー７が横架され、脚部６ａの先端間に
はプロテクターシャフト８がその両端を脚部６ａの外側
に突出した状態で横架されている。プロテクター６のプ
ロテクタシャフト８は窓側端部がフロアパネル９の上面
にボルト１０にて固着されたギヤケース１１に回動可能
に支持され、センター側端部がフロアパネル９の上面に
ボルト１２にて固着されたブラケット１３に回動可能に
支持されている。即ち、プロテクター６は後方へ傾倒可
能とされ、フロアパネル９には後方へ傾倒されたプロテ
クター６を格納するための格納凹部１４が形成されてい
る。
６は金属又は合成樹脂等の剛性の高い材料製の円形パイ
プを略門形に形成するとともに、その対向する脚部６ａ
の中間にはタイバー７が横架され、脚部６ａの先端間に
はプロテクターシャフト８がその両端を脚部６ａの外側
に突出した状態で横架されている。プロテクター６のプ
ロテクタシャフト８は窓側端部がフロアパネル９の上面
にボルト１０にて固着されたギヤケース１１に回動可能
に支持され、センター側端部がフロアパネル９の上面に
ボルト１２にて固着されたブラケット１３に回動可能に
支持されている。即ち、プロテクター６は後方へ傾倒可
能とされ、フロアパネル９には後方へ傾倒されたプロテ
クター６を格納するための格納凹部１４が形成されてい
る。
【００１３】一方、リヤシートバック３内に内装された
略門形のシートバックフレーム３ａの下端部にはシート
バックヒンジロッド１５が水平に横架されている。シー
トバックヒンジロッド１５の両端部はリヤシートバック
３の側面から突出されるとともに、窓側端部が前記ギヤ
ケース１１に回動可能に支持され、センター側端部がフ
ロアパネル９上面に固着された図示省略のブラケットに
回動自在に支持されている。かくして、リヤシートバッ
ク３は前方へ傾倒可能とされている。
略門形のシートバックフレーム３ａの下端部にはシート
バックヒンジロッド１５が水平に横架されている。シー
トバックヒンジロッド１５の両端部はリヤシートバック
３の側面から突出されるとともに、窓側端部が前記ギヤ
ケース１１に回動可能に支持され、センター側端部がフ
ロアパネル９上面に固着された図示省略のブラケットに
回動自在に支持されている。かくして、リヤシートバッ
ク３は前方へ傾倒可能とされている。
【００１４】そして、図４及び図５に示すように、リヤ
シートバック３とプロテクター６とは歯車機構１６から
なる連動手段を介して連結されている。即ち、ギヤケー
ス１１内において、シートバックヒンジロッド１５と、
プロテクタシャフト８にはそれぞれスプライン軸１５
ａ，８ａが設けられ、それらスプライン軸１５ａ，８ａ
にはそれぞれ平歯車１７，１８がスプライン嵌合されて
いる。
シートバック３とプロテクター６とは歯車機構１６から
なる連動手段を介して連結されている。即ち、ギヤケー
ス１１内において、シートバックヒンジロッド１５と、
プロテクタシャフト８にはそれぞれスプライン軸１５
ａ，８ａが設けられ、それらスプライン軸１５ａ，８ａ
にはそれぞれ平歯車１７，１８がスプライン嵌合されて
いる。
【００１５】そして、プロテクター側の平歯車１８は、
常にはギヤケース１１の内壁面との間にカラー１９を介
して介在された圧縮バネ２０により軸方向に押圧付勢さ
れており、そのボス部１８ａの端面がプロテクターシャ
フト８に設けられたフランジ部８ｂに当接する位置でシ
ートバック側の平歯車１７に噛み合っている。なお、シ
ートバック側の平歯車１７はスペーサ２１により軸方向
の移動が規制されている。従って、図３に仮想線で示す
ように、リヤシートバック３をリヤシートクッション２
上に倒したとき、それに連動してプロテクター６が後方
へ倒されて格納凹部１４に格納される。
常にはギヤケース１１の内壁面との間にカラー１９を介
して介在された圧縮バネ２０により軸方向に押圧付勢さ
れており、そのボス部１８ａの端面がプロテクターシャ
フト８に設けられたフランジ部８ｂに当接する位置でシ
ートバック側の平歯車１７に噛み合っている。なお、シ
ートバック側の平歯車１７はスペーサ２１により軸方向
の移動が規制されている。従って、図３に仮想線で示す
ように、リヤシートバック３をリヤシートクッション２
上に倒したとき、それに連動してプロテクター６が後方
へ倒されて格納凹部１４に格納される。
【００１６】また、ギヤケース１１には、両平歯車１
７，１８の噛み合いを解除するためのフォーク２２が設
けられている。フォーク２２はその下部の二股フォーク
部が楔状のカム部材２２ａとされ、そのカム部材２２ａ
を、プロテクター側の平歯車１８とプロテクターシャフ
ト８のフランジ部８ｂとの間に上方から差し込むことに
より、図４及び図５に仮想線で示すように、圧縮バネ２
０に抗して平歯車１８を軸方向に移動させ、シートバッ
ク側の平歯車１７との噛み合いを解除するようになって
いる。
７，１８の噛み合いを解除するためのフォーク２２が設
けられている。フォーク２２はその下部の二股フォーク
部が楔状のカム部材２２ａとされ、そのカム部材２２ａ
を、プロテクター側の平歯車１８とプロテクターシャフ
ト８のフランジ部８ｂとの間に上方から差し込むことに
より、図４及び図５に仮想線で示すように、圧縮バネ２
０に抗して平歯車１８を軸方向に移動させ、シートバッ
ク側の平歯車１７との噛み合いを解除するようになって
いる。
【００１７】なお、プロテクター側の平歯車１８はカム
部材２２ａのカム面２２ｂとのエッジ当たりを避けるた
めに歯部１８ｂとボス部１８ａとの間に湾曲面１８ｃが
形成され、その湾曲面１８ｃに対してカム部材２２ａの
カム面２２ｂが当接するように設定されている。
部材２２ａのカム面２２ｂとのエッジ当たりを避けるた
めに歯部１８ｂとボス部１８ａとの間に湾曲面１８ｃが
形成され、その湾曲面１８ｃに対してカム部材２２ａの
カム面２２ｂが当接するように設定されている。
【００１８】図５に示すように、フォーク２２のロッド
部２２ｃは、ギヤケース１１にボルト２３（図２参照）
にて固着されたギヤケースカバー２４を貫通して上方へ
延出されており、その上端部が操作ノブ２５の筒部２５
ａ内に嵌入されてピン２６により結合されている。操作
ノブ２５の筒部２５ａは、ギヤケースカバー２４上にボ
ルト２７ａにて固着されたキャップ２７に上下動可能に
貫通されていて、常にはギヤケースカバー２４と筒部２
５ａ端面との間に介在された圧縮バネ２８により上向き
に付勢され、カム部材２２ａが平歯車１８とフランジ部
８ｂとの間から抜け出た位置に保持されている。即ち、
フォーク２２と操作ノブ２５とによって歯車１７，１８
の噛み合いを解除する解除手段が構成されている。
部２２ｃは、ギヤケース１１にボルト２３（図２参照）
にて固着されたギヤケースカバー２４を貫通して上方へ
延出されており、その上端部が操作ノブ２５の筒部２５
ａ内に嵌入されてピン２６により結合されている。操作
ノブ２５の筒部２５ａは、ギヤケースカバー２４上にボ
ルト２７ａにて固着されたキャップ２７に上下動可能に
貫通されていて、常にはギヤケースカバー２４と筒部２
５ａ端面との間に介在された圧縮バネ２８により上向き
に付勢され、カム部材２２ａが平歯車１８とフランジ部
８ｂとの間から抜け出た位置に保持されている。即ち、
フォーク２２と操作ノブ２５とによって歯車１７，１８
の噛み合いを解除する解除手段が構成されている。
【００１９】また、プロテクター６は略中央部がピン２
９にて回動可能に連結された折り畳み可能なストッパ手
段としてのストッパリンク３０により起立位置から前方
への回動が規制されている。ストッパリンク３０は一端
がフロアパネル９における格納凹部１４の側面に段付き
ボルト３１により回動自在に取り付けられ、他端がプロ
テクター６の脚部６ａにピン３２により回動自在に取り
付けられている。なお、図中３３はシートバックヒンジ
ロッド１５及びプロテクターシャフト８の抜止用のＥリ
ングを示している。
９にて回動可能に連結された折り畳み可能なストッパ手
段としてのストッパリンク３０により起立位置から前方
への回動が規制されている。ストッパリンク３０は一端
がフロアパネル９における格納凹部１４の側面に段付き
ボルト３１により回動自在に取り付けられ、他端がプロ
テクター６の脚部６ａにピン３２により回動自在に取り
付けられている。なお、図中３３はシートバックヒンジ
ロッド１５及びプロテクターシャフト８の抜止用のＥリ
ングを示している。
【００２０】次に、上記のように構成された本実施の形
態に係るシート保護装置の作用効果について説明する。
常には歯車機構における両平歯車１７，１８が噛み合い
状態に保持され、リヤシートバック３とプロテクター６
とが連結されている。従って、リヤシートバック３を引
き起こして着座状態にすると、プロテクター６は両平歯
車１７，１８を介して逆方向に傾動してリヤシートバッ
ク３の後面に起立される。起立されたプロテクター６
は、ストッパリンク３０によってそれ以上の前方への回
動が規制される。
態に係るシート保護装置の作用効果について説明する。
常には歯車機構における両平歯車１７，１８が噛み合い
状態に保持され、リヤシートバック３とプロテクター６
とが連結されている。従って、リヤシートバック３を引
き起こして着座状態にすると、プロテクター６は両平歯
車１７，１８を介して逆方向に傾動してリヤシートバッ
ク３の後面に起立される。起立されたプロテクター６
は、ストッパリンク３０によってそれ以上の前方への回
動が規制される。
【００２１】そのため、図３に実線で示すように、自動
車の走行時において、急停車等で後部荷室５に積まれた
荷物Ｗに前向きの慣性力が作用して前方へ移動しても、
該荷物Ｗはプロテクター６に当接することによってそれ
以上の前方への移動が規制される。従って、荷物Ｗのリ
ヤシートバック３に対する衝突が回避され、該リヤシー
トバック３の保護、ひいては乗員保護が達成される。
車の走行時において、急停車等で後部荷室５に積まれた
荷物Ｗに前向きの慣性力が作用して前方へ移動しても、
該荷物Ｗはプロテクター６に当接することによってそれ
以上の前方への移動が規制される。従って、荷物Ｗのリ
ヤシートバック３に対する衝突が回避され、該リヤシー
トバック３の保護、ひいては乗員保護が達成される。
【００２２】一方、図３に仮想線で示すように、リヤシ
ートバック３をリヤシートクッション２上に倒した場
合、プロテクター６は後方へ倒され、フロアパネル９に
設定した格納凹部１４に格納されるため、後部荷室５の
床面がフラットになる。このとき、ストッパリンク３０
は中間のピン２９を中心にして折り畳まれる。このよう
にプロテクター６を格納したときは、荷室スペースを有
効に活用できるとともに、床面がフラット化されること
で荷物Ｗを後部荷室５に安定状態に積むことができる。
ートバック３をリヤシートクッション２上に倒した場
合、プロテクター６は後方へ倒され、フロアパネル９に
設定した格納凹部１４に格納されるため、後部荷室５の
床面がフラットになる。このとき、ストッパリンク３０
は中間のピン２９を中心にして折り畳まれる。このよう
にプロテクター６を格納したときは、荷室スペースを有
効に活用できるとともに、床面がフラット化されること
で荷物Ｗを後部荷室５に安定状態に積むことができる。
【００２３】また、図５に仮想線で示すように、歯車機
構における噛み合い解除用の操作ノブ２５を圧縮バネ２
８に抗して押し下げ、フォーク２２のカム部材２２ａを
プロテクター側の平歯車１８とプロテクターシャフト８
のフランジ部８ｂとの間に上方から差し込むと、該プロ
テクター側の平歯車１８が圧縮バネ２０に抗して軸方向
へ移動され、シートバック側の平歯車１７との噛み合い
が解除される。従って、その状態では、リヤシートバッ
ク３との連結が解除されるので、プロテクター６を単独
で傾動させて起立又は格納することができる。なお、操
作ノブ２５の押し下げ力を解除すれば、フォーク２２が
圧縮バネ２８により初期位置に復帰され、またプロテク
ター側の平歯車１８が圧縮バネ２０により初期位置に復
帰されてシートバック側の平歯車１７に噛み合う。
構における噛み合い解除用の操作ノブ２５を圧縮バネ２
８に抗して押し下げ、フォーク２２のカム部材２２ａを
プロテクター側の平歯車１８とプロテクターシャフト８
のフランジ部８ｂとの間に上方から差し込むと、該プロ
テクター側の平歯車１８が圧縮バネ２０に抗して軸方向
へ移動され、シートバック側の平歯車１７との噛み合い
が解除される。従って、その状態では、リヤシートバッ
ク３との連結が解除されるので、プロテクター６を単独
で傾動させて起立又は格納することができる。なお、操
作ノブ２５の押し下げ力を解除すれば、フォーク２２が
圧縮バネ２８により初期位置に復帰され、またプロテク
ター側の平歯車１８が圧縮バネ２０により初期位置に復
帰されてシートバック側の平歯車１７に噛み合う。
【００２４】このように、本実施の形態に係るシート保
護装置によれば、後部荷室５に積まれた荷物Ｗからリヤ
シートバック３を保護できるとともに、常にはリヤシー
トバック３の傾動動作に連動してプロテクター６を傾動
することができ、しかも必要に応じてその連結を解除し
て単独でも操作できるため、使い勝手の良い操作性の高
いシート保護装置が提供される。
護装置によれば、後部荷室５に積まれた荷物Ｗからリヤ
シートバック３を保護できるとともに、常にはリヤシー
トバック３の傾動動作に連動してプロテクター６を傾動
することができ、しかも必要に応じてその連結を解除し
て単独でも操作できるため、使い勝手の良い操作性の高
いシート保護装置が提供される。
【００２５】図６は本発明の他の実施の形態を示してい
る。この実施の形態は起立されたプロテクター６が前方
へ回動しないように規制するためのストッパ手段とし
て、ストッパリンク３０に代え、ウェビングベルト３５
を採用したものであり、その他に関しては前述の実施の
形態と同様に構成される。従って、この実施の形態によ
るときも前述の実施の形態と同様の作用効果を得ること
ができる。
る。この実施の形態は起立されたプロテクター６が前方
へ回動しないように規制するためのストッパ手段とし
て、ストッパリンク３０に代え、ウェビングベルト３５
を採用したものであり、その他に関しては前述の実施の
形態と同様に構成される。従って、この実施の形態によ
るときも前述の実施の形態と同様の作用効果を得ること
ができる。
【００２６】なお、本発明は上述した図示の実施の形態
に限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内
で適宜変更が可能である。 （１）プロテクター６はネット状あるいはプレート状に
変更してもよい。 （２）プロテクター６はルーフ又はボデー内側面に設置
してもよい。 （３）リヤシートバック３とプロテクター６との連動手
段は、歯車機構に代えてクラッチ機構を採用してもよ
く、その場合は連動を解除する解除手段を併せ持つこと
になる。 （４）プロテクター６は分割式に限らず、リヤシート１
がベンチ式であれば、それに対応した一体式を採用して
もよい。 （５）プロテクター６の格納形式としては、可倒式によ
る格納に限らず、例えばフロアパネル９から取外して格
納するように変更することも可能である。
に限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内
で適宜変更が可能である。 （１）プロテクター６はネット状あるいはプレート状に
変更してもよい。 （２）プロテクター６はルーフ又はボデー内側面に設置
してもよい。 （３）リヤシートバック３とプロテクター６との連動手
段は、歯車機構に代えてクラッチ機構を採用してもよ
く、その場合は連動を解除する解除手段を併せ持つこと
になる。 （４）プロテクター６は分割式に限らず、リヤシート１
がベンチ式であれば、それに対応した一体式を採用して
もよい。 （５）プロテクター６の格納形式としては、可倒式によ
る格納に限らず、例えばフロアパネル９から取外して格
納するように変更することも可能である。
【００２７】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のシート保
護装置によれば、荷室に積まれた荷物が急停車等で移動
してシートバックに衝突することを回避し、シートバッ
クを保護することができる。
護装置によれば、荷室に積まれた荷物が急停車等で移動
してシートバックに衝突することを回避し、シートバッ
クを保護することができる。
【図１】シート保護装置の全体を示す斜視図である。
【図２】シート保護装置の分解斜視図である。
【図３】シート保護装置の側面図である。
【図４】歯車機構の平面図である。
【図５】歯車機構の側面図である。
【図６】他の実施の形態に係るシート保護装置を示す斜
視図である。
視図である。
【図７】従来のネットによる荷物拘束態様を示す概略斜
視図である。
視図である。
１…リヤシート ３…リヤシートバック ４…車内空間 ５…後部荷室 ６…プロテクター ９…フロアパネル １４…格納凹所 １６…歯車機構 １７…シートバック側の平歯車 １８…プロテクター側の平歯車 ２２…噛み合い解除用のフォーク
Claims (5)
- 【請求項１】 シートの後方に車内空間と一体の荷室が
備えられた自動車に用いられるシート保護装置であっ
て、前記荷室に荷物の前方への移動を規制するプロテク
ターを備えたシート保護装置。 - 【請求項２】 請求項１記載のシート保護装置におい
て、前記プロテクターを格納可能に構成したシート保護
装置。 - 【請求項３】 請求項２記載のシート保護装置におい
て、前記荷室にはプロテクター格納用の凹部を備えたシ
ート保護装置。 - 【請求項４】 請求項２記載のシート保護装置におい
て、前記シートのシートバックが可倒式とされ、そのシ
ートバックの起立時には前記プロテクターが起立し、シ
ートバックの傾倒時にはプロテクターが格納するように
シートバックとプロテクターを連動する連動手段を備え
たシート保護装置。 - 【請求項５】 請求項４記載のシート保護装置におい
て、前記連動手段の連動を解除可能な解除手段を備えた
シート保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8149205A JPH09328046A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | シート保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8149205A JPH09328046A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | シート保護装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09328046A true JPH09328046A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15470131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8149205A Pending JPH09328046A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | シート保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09328046A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040040492A (ko) * | 2002-11-07 | 2004-05-13 | 현대자동차주식회사 | 차량용 러기지 멤버 |
| KR100461309B1 (ko) * | 2002-11-15 | 2004-12-16 | 현대자동차주식회사 | 차량용 리어시트의 러기지 멤버 구조 |
| FR2972981A1 (fr) * | 2011-03-23 | 2012-09-28 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Vehicule automobile equipe d'une barriere de protection contre les chocs exerces par les bagages. |
-
1996
- 1996-06-11 JP JP8149205A patent/JPH09328046A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040040492A (ko) * | 2002-11-07 | 2004-05-13 | 현대자동차주식회사 | 차량용 러기지 멤버 |
| KR100461309B1 (ko) * | 2002-11-15 | 2004-12-16 | 현대자동차주식회사 | 차량용 리어시트의 러기지 멤버 구조 |
| FR2972981A1 (fr) * | 2011-03-23 | 2012-09-28 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Vehicule automobile equipe d'une barriere de protection contre les chocs exerces par les bagages. |
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