JPH09327810A - 多彩化粧板の製造方法 - Google Patents
多彩化粧板の製造方法Info
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- JPH09327810A JPH09327810A JP31373996A JP31373996A JPH09327810A JP H09327810 A JPH09327810 A JP H09327810A JP 31373996 A JP31373996 A JP 31373996A JP 31373996 A JP31373996 A JP 31373996A JP H09327810 A JPH09327810 A JP H09327810A
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- sio
- alkali metal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な設備を用い、生産性がよく、加飾のため
の骨材を使用せずに、品質が優れ、外観仕上の美麗な多
彩化粧板の製造方法を提供する。 【解決手段】それぞれSiO2 −Al2 O3 系粉末とア
ルカリ金属珪酸塩水溶液からなる2種以上の色の異なる
スラリーA,Bを成形型11に注入して硬化させるに際
し、他の色のスラリーBの中へある色のスラリーAを粒
状、又は線状に注入する。
の骨材を使用せずに、品質が優れ、外観仕上の美麗な多
彩化粧板の製造方法を提供する。 【解決手段】それぞれSiO2 −Al2 O3 系粉末とア
ルカリ金属珪酸塩水溶液からなる2種以上の色の異なる
スラリーA,Bを成形型11に注入して硬化させるに際
し、他の色のスラリーBの中へある色のスラリーAを粒
状、又は線状に注入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅やビル等の建
築物の建材、特に、外壁や化粧壁、歩行用床材として好
適な外観意匠性に優れた多彩化粧板の製造方法に関す
る。
築物の建材、特に、外壁や化粧壁、歩行用床材として好
適な外観意匠性に優れた多彩化粧板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、セメント中に化粧上好適な玉石等
を混練し、成形後硬化させ、この表面を研磨して仕上げ
たテラゾーがよく知られている。上記の玉石等の骨材を
テラゾーのような成形体の表面のみに存在させる方法と
しては、例えば、特開平6−182744号公報には、
基材マットの上に骨材を含む表面成形材料を散布してな
る無機質セメント板の製造方法が記載されている。
を混練し、成形後硬化させ、この表面を研磨して仕上げ
たテラゾーがよく知られている。上記の玉石等の骨材を
テラゾーのような成形体の表面のみに存在させる方法と
しては、例えば、特開平6−182744号公報には、
基材マットの上に骨材を含む表面成形材料を散布してな
る無機質セメント板の製造方法が記載されている。
【0003】又、特開平5−253908号公報には、
型枠を形成する板状枠材の中に多孔質板を並設し、一方
に自然石を充填し、他方に生コンクリートを充填し、多
孔質板より染み出したコンクリートで自然石を付着させ
るようにした自然石表面を具備するコンクリート製品の
製造方法が提案されている。
型枠を形成する板状枠材の中に多孔質板を並設し、一方
に自然石を充填し、他方に生コンクリートを充填し、多
孔質板より染み出したコンクリートで自然石を付着させ
るようにした自然石表面を具備するコンクリート製品の
製造方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6−182744号公報や特開平5−253908
号公報に記載された発明においては、骨材や自然石等に
よる表面層を設けるため、この骨材や自然石等の粒径を
小さく揃える必要があり、コスト高となるという問題が
ある。又、製造のための工程が多くなり、成形型等の構
造が複雑となり、設備費用がかかる上に、生産性が悪い
といった問題がある。
開平6−182744号公報や特開平5−253908
号公報に記載された発明においては、骨材や自然石等に
よる表面層を設けるため、この骨材や自然石等の粒径を
小さく揃える必要があり、コスト高となるという問題が
ある。又、製造のための工程が多くなり、成形型等の構
造が複雑となり、設備費用がかかる上に、生産性が悪い
といった問題がある。
【0005】本発明は、上記のこのような問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、簡単な設備を用い、生産性がよ
く、加飾のための骨材を使用せずに、品質が優れ、外観
仕上の美麗な多彩化粧板の製造方法を提供するものであ
る。
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、簡単な設備を用い、生産性がよ
く、加飾のための骨材を使用せずに、品質が優れ、外観
仕上の美麗な多彩化粧板の製造方法を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
多彩化粧板の製造方法においては、それぞれSiO2−
Al2 O3 系粉末とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなる
2種以上の色の異なるスラリーを成形型に注入して硬化
させるに際し、他の色のスラリーの中へある色のスラリ
ーを粒状、又は線状に注入することを特徴とする。
多彩化粧板の製造方法においては、それぞれSiO2−
Al2 O3 系粉末とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなる
2種以上の色の異なるスラリーを成形型に注入して硬化
させるに際し、他の色のスラリーの中へある色のスラリ
ーを粒状、又は線状に注入することを特徴とする。
【0007】請求項2記載の本発明の多彩化粧板の製造
方法においては、SiO2 −Al2O3 系粉末とアルカ
リ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリーを成形型
の表面に塗布した後、SiO2 −Al2 O3 系粉末とア
ルカリ金属珪酸塩水溶液からなる他の色のスラリーをこ
の上より注入して硬化させるに際して、上記塗布するあ
る色のスラリーの流動性を注入する他の色のスラリーの
流動性と異なるものとしておくことを特徴とする。
方法においては、SiO2 −Al2O3 系粉末とアルカ
リ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリーを成形型
の表面に塗布した後、SiO2 −Al2 O3 系粉末とア
ルカリ金属珪酸塩水溶液からなる他の色のスラリーをこ
の上より注入して硬化させるに際して、上記塗布するあ
る色のスラリーの流動性を注入する他の色のスラリーの
流動性と異なるものとしておくことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の本発明の多彩化粧板の製造
方法においては、SiO2 −Al2O3 系粉末とアルカ
リ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリーを成形型
の表面に塗布し、一定時間硬化させた後、SiO2 −A
l2 O3 系粉末とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなる他
の色のスラリーをこの上より注入して硬化させることを
特徴とする。
方法においては、SiO2 −Al2O3 系粉末とアルカ
リ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリーを成形型
の表面に塗布し、一定時間硬化させた後、SiO2 −A
l2 O3 系粉末とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなる他
の色のスラリーをこの上より注入して硬化させることを
特徴とする。
【0009】請求項4記載の本発明の多彩化粧板の製造
方法においては、SiO2 −Al2O3 系粉末とアルカ
リ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリーを骨材の
表面にコーティングし、このコーティングされた骨材
を、SiO2 −Al2 O3 系粉末とアルカリ金属珪酸塩
水溶液からなる他の色のスラリーに混合して硬化させ、
しかる後、この表面を研磨し、或いは骨材以外のマトリ
ックスを剥離することを特徴とする。
方法においては、SiO2 −Al2O3 系粉末とアルカ
リ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリーを骨材の
表面にコーティングし、このコーティングされた骨材
を、SiO2 −Al2 O3 系粉末とアルカリ金属珪酸塩
水溶液からなる他の色のスラリーに混合して硬化させ、
しかる後、この表面を研磨し、或いは骨材以外のマトリ
ックスを剥離することを特徴とする。
【0010】本発明においてSiO2 −Al2 O3 系粉
末としては、SiO2 /Al2 O3が1/9〜9/1の
重量比のものが好適に用いられ、全体として、SiO2
とAl2 O3 が合わせて50重量%以上含まれているも
のが望ましい。50重量%未満の含有量であるとアルカ
リ金属珪酸塩水溶液との反応が低下し、得られる硬化体
の強度が低下し易い。
末としては、SiO2 /Al2 O3が1/9〜9/1の
重量比のものが好適に用いられ、全体として、SiO2
とAl2 O3 が合わせて50重量%以上含まれているも
のが望ましい。50重量%未満の含有量であるとアルカ
リ金属珪酸塩水溶液との反応が低下し、得られる硬化体
の強度が低下し易い。
【0011】このようなSiO2 −Al2 O3 系粉末と
しては、(1)10μm以下の粒径を80重量%以上含
有するフライアッシュ、(2)400〜1,000℃で
焼成された粒径が10μm以下の粒径のものを80重量
%以上含有するフライアッシュ、(3)フライアッシ
ュ、粘土を溶融し、気体中に噴霧することにより得られ
る無機質粉末、(4)粘土に0.1〜30kwh/kg
の機械的エネルギーを作用させて得られる無機質粉末、
(5)(4)の粉末を更に100〜750℃で加熱する
ことによって得られる無機質粉末、(6)メタカオリン
に0.1〜30kwh/kgの機械的エネルギーを作用
させて得られる無機質粉末、(7)コランダム、或いは
ムライト製造時の電気集塵機の灰、(8)粉砕仮焼ボー
キサイト、(9)メタカオリンから選ばれる1種以上の
粉末が挙げられる。
しては、(1)10μm以下の粒径を80重量%以上含
有するフライアッシュ、(2)400〜1,000℃で
焼成された粒径が10μm以下の粒径のものを80重量
%以上含有するフライアッシュ、(3)フライアッシ
ュ、粘土を溶融し、気体中に噴霧することにより得られ
る無機質粉末、(4)粘土に0.1〜30kwh/kg
の機械的エネルギーを作用させて得られる無機質粉末、
(5)(4)の粉末を更に100〜750℃で加熱する
ことによって得られる無機質粉末、(6)メタカオリン
に0.1〜30kwh/kgの機械的エネルギーを作用
させて得られる無機質粉末、(7)コランダム、或いは
ムライト製造時の電気集塵機の灰、(8)粉砕仮焼ボー
キサイト、(9)メタカオリンから選ばれる1種以上の
粉末が挙げられる。
【0012】ここで、フライアッシュとは、JIS A
6201に規定される微粉燃焼ボイラーから集塵機器
で採取する微小な灰の粒子の、SiO2 40%以上、湿
分1%以下、比重1.95以上、比表面積2,700c
m2 /g以上、44μm標準ふるいを75%以上通過す
るものである。
6201に規定される微粉燃焼ボイラーから集塵機器
で採取する微小な灰の粒子の、SiO2 40%以上、湿
分1%以下、比重1.95以上、比表面積2,700c
m2 /g以上、44μm標準ふるいを75%以上通過す
るものである。
【0013】上記フライアッシュから、(1)の粒径が
10μm以下の粒径のものを80重量%以上含有するフ
ライアッシュを得る方法としては、従来公知の任意の方
法が採用でき、例えば、湿式沈降分級、風力分級、比重
による分離等通常行われている分級機、もしくはジェッ
トミル、ロールミル、ボールミル等の微粉砕機、及び分
級機と粉砕機の連続システムを使用することにより得ら
れる。
10μm以下の粒径のものを80重量%以上含有するフ
ライアッシュを得る方法としては、従来公知の任意の方
法が採用でき、例えば、湿式沈降分級、風力分級、比重
による分離等通常行われている分級機、もしくはジェッ
トミル、ロールミル、ボールミル等の微粉砕機、及び分
級機と粉砕機の連続システムを使用することにより得ら
れる。
【0014】粒径10μm以下のフライアッシュの量が
80重量%を下回るとアルカリ金属珪酸塩水溶液との反
応が低下し、得られる硬化体の強度が低下したり、硬化
不良を生じるおそれがある。
80重量%を下回るとアルカリ金属珪酸塩水溶液との反
応が低下し、得られる硬化体の強度が低下したり、硬化
不良を生じるおそれがある。
【0015】本発明において用いられるSiO2 −Al
2 O3 系粉末の内、(2)のフライアッシュとしては、
(1)のフライアッシュを400〜1,000℃で焼成
したもの、或いは400〜1,000℃で焼成したフラ
イアッシュを(1)と同様の方法で10μm以下の粒径
を80重量パーセント以上含有するフライアッシュとし
たものが使用される。
2 O3 系粉末の内、(2)のフライアッシュとしては、
(1)のフライアッシュを400〜1,000℃で焼成
したもの、或いは400〜1,000℃で焼成したフラ
イアッシュを(1)と同様の方法で10μm以下の粒径
を80重量パーセント以上含有するフライアッシュとし
たものが使用される。
【0016】フライアッシュは一般に黒色であるが、着
色を必要とする場合には焼成により脱色する。400℃
以上で脱色可能であるが、1,000℃を超える温度で
焼成するとアルカリ金属珪酸塩水溶液との反応が低下す
るので、上記温度範囲で焼成するのが望ましい。
色を必要とする場合には焼成により脱色する。400℃
以上で脱色可能であるが、1,000℃を超える温度で
焼成するとアルカリ金属珪酸塩水溶液との反応が低下す
るので、上記温度範囲で焼成するのが望ましい。
【0017】本発明において用いられるSiO2 −Al
2 O3 系粉末の内、(3)においては、フライアッシ
ュ、粘土を溶融し、気体中に噴霧することによりSiO
2 −Al2 O3 系粉末を得ているが、気体中に溶融・噴
霧する方法として、セラミックコーティングに適用され
る溶射技術が応用される。
2 O3 系粉末の内、(3)においては、フライアッシ
ュ、粘土を溶融し、気体中に噴霧することによりSiO
2 −Al2 O3 系粉末を得ているが、気体中に溶融・噴
霧する方法として、セラミックコーティングに適用され
る溶射技術が応用される。
【0018】この溶射技術は、好ましくは上記フライア
ッシュ、及び粘土が2,000〜16,000℃の温度
で溶融され、30〜80m/sの速度で噴霧されるもの
であり、具体的には、プラズマ溶射法、高エネルギーガ
ス溶射法、アーク溶射法などが採用可能である。上記溶
射技術により得られる反応性無機質粉末は、一般にその
比表面積が0.1〜60m2 /gにコントロールされ
る。
ッシュ、及び粘土が2,000〜16,000℃の温度
で溶融され、30〜80m/sの速度で噴霧されるもの
であり、具体的には、プラズマ溶射法、高エネルギーガ
ス溶射法、アーク溶射法などが採用可能である。上記溶
射技術により得られる反応性無機質粉末は、一般にその
比表面積が0.1〜60m2 /gにコントロールされ
る。
【0019】本発明において用いられるSiO2 −Al
2 O3 系粉末の内、(3)、(4)の粘土は、化学組成
としてSiO2 が5〜85重量%、Al2 O3 が90〜
10重量%、を含有する粘土が使用され、例えば、カオ
リナイト、ディッカイト、ナクライト、ハロイサイト等
のカオリン鉱物、白雲母、イライト、フェンジャイト、
海緑石、セラドナイト、パラゴナイト、ブランマライト
等の雲母粘土鉱物、モンモリロナイト、バイデライト、
ノントロライト、サボナイト、ソーコナイト等のスメク
タイト、緑泥岩、バイロフィライト、タルク、ばん土頁
岩を使用することができる。
2 O3 系粉末の内、(3)、(4)の粘土は、化学組成
としてSiO2 が5〜85重量%、Al2 O3 が90〜
10重量%、を含有する粘土が使用され、例えば、カオ
リナイト、ディッカイト、ナクライト、ハロイサイト等
のカオリン鉱物、白雲母、イライト、フェンジャイト、
海緑石、セラドナイト、パラゴナイト、ブランマライト
等の雲母粘土鉱物、モンモリロナイト、バイデライト、
ノントロライト、サボナイト、ソーコナイト等のスメク
タイト、緑泥岩、バイロフィライト、タルク、ばん土頁
岩を使用することができる。
【0020】本発明において用いられるSiO2 −Al
2 O3 系粉末の内、(4)〜(6)の粘土、及びメタカ
オリンに0.1〜30kwh/kgの機械的エネルギー
を作用させて反応性無機質粉末を得ているが、本発明に
おいて、機械的エネルギーとは、圧縮力、剪断力、衝撃
力を指し、これらは単独で作用させてもよいし、2種以
上を複合させてもよい。これらを具体的に作用させる機
器としては、例えば、ボールミル、振動ミル、遊星ミ
ル、媒体攪拌型ミル、ローラミル、乳鉢、ジェット粉砕
装置等が使用される。
2 O3 系粉末の内、(4)〜(6)の粘土、及びメタカ
オリンに0.1〜30kwh/kgの機械的エネルギー
を作用させて反応性無機質粉末を得ているが、本発明に
おいて、機械的エネルギーとは、圧縮力、剪断力、衝撃
力を指し、これらは単独で作用させてもよいし、2種以
上を複合させてもよい。これらを具体的に作用させる機
器としては、例えば、ボールミル、振動ミル、遊星ミ
ル、媒体攪拌型ミル、ローラミル、乳鉢、ジェット粉砕
装置等が使用される。
【0021】(4)〜(6)の粘土、及びメタカオリン
の粒径は特に限定されないが、機械的エネルギーを有効
に作用させるには、平均粒径が0.01〜500μmが
好ましく、更に好ましくは0.1〜100μmである。
の粒径は特に限定されないが、機械的エネルギーを有効
に作用させるには、平均粒径が0.01〜500μmが
好ましく、更に好ましくは0.1〜100μmである。
【0022】(4)及び(5)の粘土に作用させる機械
的エネルギーが0.1kwh/kg未満であると、アル
カリ金属珪酸塩水溶液との反応性が低下し、30kwh
/kgを超えると、上記粉砕装置への負担が大きくな
り、装置の磨耗、損傷が増大し、粘土への不純物等の混
入の問題が発生するので、0.1〜30kwh/kgに
限定され、好ましくは0.1〜20kwh/kgであ
る。(6)のメタカオリンに作用させる機械的エネルギ
ーを0.1〜30kwh/kgに限定しているのも同様
の理由である。
的エネルギーが0.1kwh/kg未満であると、アル
カリ金属珪酸塩水溶液との反応性が低下し、30kwh
/kgを超えると、上記粉砕装置への負担が大きくな
り、装置の磨耗、損傷が増大し、粘土への不純物等の混
入の問題が発生するので、0.1〜30kwh/kgに
限定され、好ましくは0.1〜20kwh/kgであ
る。(6)のメタカオリンに作用させる機械的エネルギ
ーを0.1〜30kwh/kgに限定しているのも同様
の理由である。
【0023】本発明において機械的エネルギーを作用さ
せる際には、必要に応じて粉砕助剤が添加されてもよい
が、この粉砕助剤とは、機械的エネルギーを作用させる
際に粘土、或いはメタカオリンの粉末の装置内部への付
着、或いは著しい凝集を防ぐもので、例えば、メチルア
ルコール、エチルアルコール等のアルコール類、トリエ
タノールアミン等のアルコールアミン類、ステアリン酸
ナトリウム、ステアリン酸カルシウム等の金属石鹸類、
アセトン蒸気等が挙げられる。これらは単独で使用して
もよいし、2種以上が併用されてもよい。
せる際には、必要に応じて粉砕助剤が添加されてもよい
が、この粉砕助剤とは、機械的エネルギーを作用させる
際に粘土、或いはメタカオリンの粉末の装置内部への付
着、或いは著しい凝集を防ぐもので、例えば、メチルア
ルコール、エチルアルコール等のアルコール類、トリエ
タノールアミン等のアルコールアミン類、ステアリン酸
ナトリウム、ステアリン酸カルシウム等の金属石鹸類、
アセトン蒸気等が挙げられる。これらは単独で使用して
もよいし、2種以上が併用されてもよい。
【0024】本発明に使用されるSiO2 −Al2 O3
系粉末の内、(5)の無機質粉末は、粘土に上記機械的
エネルギーを作用させた後、更に100〜750℃に加
熱して得られるが、これは加熱により機械的強度の向上
が認められるからてある。加熱温度が100℃未満であ
ると、強度の向上が認められなくなり、750℃を超え
ると無機質粉末の結晶化が生じ、アルカリ金属珪酸塩水
溶液との反応性が低下するので、100〜750℃に限
定され、好ましくは200〜600℃に限定される。
又、加熱時間が短くなると、得られる硬化体の機械的強
度の向上が少なく、加熱時間が長くなると、エネルギー
コストが増大するので1分から5時間が望ましい。
系粉末の内、(5)の無機質粉末は、粘土に上記機械的
エネルギーを作用させた後、更に100〜750℃に加
熱して得られるが、これは加熱により機械的強度の向上
が認められるからてある。加熱温度が100℃未満であ
ると、強度の向上が認められなくなり、750℃を超え
ると無機質粉末の結晶化が生じ、アルカリ金属珪酸塩水
溶液との反応性が低下するので、100〜750℃に限
定され、好ましくは200〜600℃に限定される。
又、加熱時間が短くなると、得られる硬化体の機械的強
度の向上が少なく、加熱時間が長くなると、エネルギー
コストが増大するので1分から5時間が望ましい。
【0025】本発明に使用されるSiO2 −Al2 O3
系粉末の内、(7)及び(8)の無機質粉末は、特公平
3−9060号公報や特公平4−45471号公報に記
載されているような粉末である。本発明に使用されるS
iO2 −Al2 O3 系粉末の内、(9)の無機質粉末
は、市販のメタカオリンが使用できる。
系粉末の内、(7)及び(8)の無機質粉末は、特公平
3−9060号公報や特公平4−45471号公報に記
載されているような粉末である。本発明に使用されるS
iO2 −Al2 O3 系粉末の内、(9)の無機質粉末
は、市販のメタカオリンが使用できる。
【0026】本発明に用いられるアルカリ金属珪酸塩水
溶液としては、SiO2 /M2 O(Mはアルカリ金属)
が0.05〜8の比率であるアルカリ金属珪酸塩水溶液
が望ましく、更に好ましくは0.5〜2.5の比率であ
る。アルカリ金属の種類は、ナトリウム、カリウム、リ
チウム等が挙げられ、これらの単独及び混合のアルカリ
金属珪酸塩が使用できる。上記においてモル比が0.0
5より小さいと、硬化中の結合材成分となるSiO2 分
に対するアルカリ金属の含有量が多くなり耐水性が低下
する。
溶液としては、SiO2 /M2 O(Mはアルカリ金属)
が0.05〜8の比率であるアルカリ金属珪酸塩水溶液
が望ましく、更に好ましくは0.5〜2.5の比率であ
る。アルカリ金属の種類は、ナトリウム、カリウム、リ
チウム等が挙げられ、これらの単独及び混合のアルカリ
金属珪酸塩が使用できる。上記においてモル比が0.0
5より小さいと、硬化中の結合材成分となるSiO2 分
に対するアルカリ金属の含有量が多くなり耐水性が低下
する。
【0027】モル比が8よりも大きくなると、ゲル化時
間が早くなり作業性が低下するとともに、保存安定性も
低下する。濃度はアルカリ金属珪酸塩が10〜60重量
%が適当である。濃度が10重量%より低いと硬化体の
耐水性が低下し、60重量%より高いとアルカリ金属珪
酸塩水溶液の粘度が高くなり、混合・成形時の作業性が
低下する。
間が早くなり作業性が低下するとともに、保存安定性も
低下する。濃度はアルカリ金属珪酸塩が10〜60重量
%が適当である。濃度が10重量%より低いと硬化体の
耐水性が低下し、60重量%より高いとアルカリ金属珪
酸塩水溶液の粘度が高くなり、混合・成形時の作業性が
低下する。
【0028】アルカリ金属珪酸塩水溶液の配合量は、S
iO2 −Al2 O3 系粉末100重量部に対して10〜
1,300重量部であり、好ましくは10〜1,000
重量部、更に好ましくは10〜550重量部である。1
0重量部未満であると混合が困難であり、550重量部
を超えると硬化体にクラック等が発生する。その他の原
料としては、必要に応じて無機質充填剤、補強繊維、軽
量骨材、顔料、発泡剤、発泡助剤、起泡剤等を使用する
ことができる。
iO2 −Al2 O3 系粉末100重量部に対して10〜
1,300重量部であり、好ましくは10〜1,000
重量部、更に好ましくは10〜550重量部である。1
0重量部未満であると混合が困難であり、550重量部
を超えると硬化体にクラック等が発生する。その他の原
料としては、必要に応じて無機質充填剤、補強繊維、軽
量骨材、顔料、発泡剤、発泡助剤、起泡剤等を使用する
ことができる。
【0029】無機質充填剤としては、アルカリ金属珪酸
塩水溶液に対する活性が低いものが使用でき、例えば、
岩石粉末、火山灰(シラス、坑火石等)、珪灰石、炭酸
カルシウム、珪石粉、けいそう土、雲母、マイカ、シリ
カフューム等が挙げられるが、アルカリ金属珪酸塩水溶
液に対する活性が低ければ、これらに限定されるもので
はない。
塩水溶液に対する活性が低いものが使用でき、例えば、
岩石粉末、火山灰(シラス、坑火石等)、珪灰石、炭酸
カルシウム、珪石粉、けいそう土、雲母、マイカ、シリ
カフューム等が挙げられるが、アルカリ金属珪酸塩水溶
液に対する活性が低ければ、これらに限定されるもので
はない。
【0030】無機質充填剤がアルカリ金属珪酸塩水溶液
に対する活性が低いことが望まれる理由は、活性度が高
いとアルカリ金属珪酸塩水溶液のゲル化が急速に進み、
混合.成形が困難となるためである。無機質充填剤の配
合量としては、SiO2 −Al2 O3 系粉末100重量
部に対して900重量部以下が望ましい。900重量部
を超えると硬化体の機械的強度の低下が生じる。
に対する活性が低いことが望まれる理由は、活性度が高
いとアルカリ金属珪酸塩水溶液のゲル化が急速に進み、
混合.成形が困難となるためである。無機質充填剤の配
合量としては、SiO2 −Al2 O3 系粉末100重量
部に対して900重量部以下が望ましい。900重量部
を超えると硬化体の機械的強度の低下が生じる。
【0031】補強繊維としては、通常のセメント製品に
使用されるものが使用でき、ポリプロピレン、ビニロ
ン、レーヨン、耐アルカリガラス、炭素、アクリル、ア
ラミド、アクリルニトリル等の繊維を単体、又は混合し
て使用できる。繊維形状としては、繊維径が1〜500
μm、繊維長が1〜15mmが望ましい。
使用されるものが使用でき、ポリプロピレン、ビニロ
ン、レーヨン、耐アルカリガラス、炭素、アクリル、ア
ラミド、アクリルニトリル等の繊維を単体、又は混合し
て使用できる。繊維形状としては、繊維径が1〜500
μm、繊維長が1〜15mmが望ましい。
【0032】繊維径が1μm未満だと混合時にファイバ
ーボールを形成し、硬化体の強度低下を生じやすくな
り、500μmを越えたり、繊維長が1mm未満だと硬
化体の引張強度等の補強硬化が期待できない。又繊維長
が15mmを超えると分散性が低下し、均一な強度を有
する硬化体が得られなくなる。補強繊維の配合量として
は、SiO2 −Al2 O3 系粉末100重量部に対して
10重量部以下が望ましい。配合量が10重量部を超え
ると繊維の分散性が低下する。
ーボールを形成し、硬化体の強度低下を生じやすくな
り、500μmを越えたり、繊維長が1mm未満だと硬
化体の引張強度等の補強硬化が期待できない。又繊維長
が15mmを超えると分散性が低下し、均一な強度を有
する硬化体が得られなくなる。補強繊維の配合量として
は、SiO2 −Al2 O3 系粉末100重量部に対して
10重量部以下が望ましい。配合量が10重量部を超え
ると繊維の分散性が低下する。
【0033】軽量骨材としては、パーライト、ガラスバ
ルーン、シリカバルーン、フライアッシュバルーン、シ
ラス発泡体等の無機質発泡体や、フェノール樹脂、ウレ
タン樹脂、ポリプロピレン、ポリスチレン等の有機質発
泡体が使用できる。軽量骨材の配合量としては、SiO
2 −Al2 O3 系粉末100重量部に対して150重量
部以下が望ましい。配合量が150重量部を超えると硬
化体の強度低下や、表面の平滑性の低下、更には成形作
業性の低下が生じる。
ルーン、シリカバルーン、フライアッシュバルーン、シ
ラス発泡体等の無機質発泡体や、フェノール樹脂、ウレ
タン樹脂、ポリプロピレン、ポリスチレン等の有機質発
泡体が使用できる。軽量骨材の配合量としては、SiO
2 −Al2 O3 系粉末100重量部に対して150重量
部以下が望ましい。配合量が150重量部を超えると硬
化体の強度低下や、表面の平滑性の低下、更には成形作
業性の低下が生じる。
【0034】顔料としては、酸化鉄、酸化チタン、酸化
コバルト等の金属酸化物系顔料やカーボンブラックが望
ましい。顔料の配合量としては、SiO2 −Al2 O3
系粉末100重量部に対して50重量部以下が望まし
い。配合量が5重量部を越えても、隠蔽力が向上せず不
経済である。
コバルト等の金属酸化物系顔料やカーボンブラックが望
ましい。顔料の配合量としては、SiO2 −Al2 O3
系粉末100重量部に対して50重量部以下が望まし
い。配合量が5重量部を越えても、隠蔽力が向上せず不
経済である。
【0035】発泡剤としては、Mg、Ca、Cr、M
n、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Al、Ga、S
n、Si、フェロシリコン等の金属系粉末、過酸化水素
水や過酸化ソーダ、過酸化カリ、過ほう酸ソーダ等の過
酸化物系粉末が使用できる。粉末粒度としては、1〜2
00μが望ましく、1μより小さいと分散性が低下する
とともに急速発泡してしまい、200μよりも大きいと
反応性が低下する。
n、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Al、Ga、S
n、Si、フェロシリコン等の金属系粉末、過酸化水素
水や過酸化ソーダ、過酸化カリ、過ほう酸ソーダ等の過
酸化物系粉末が使用できる。粉末粒度としては、1〜2
00μが望ましく、1μより小さいと分散性が低下する
とともに急速発泡してしまい、200μよりも大きいと
反応性が低下する。
【0036】好ましくは、コスト、安全性、入手の容易
さ、混合の容易さよりAl、過酸化水素水が好ましい。
発泡剤の配合量は、SiO2 −Al2 O3 系粉末100
重量部に対して50重量部以下が望ましい(溶液は10
0%換算)。配合量が50重量部を超えると強度が著し
く低下し、成形体のハンドリング等が不可能となる。
さ、混合の容易さよりAl、過酸化水素水が好ましい。
発泡剤の配合量は、SiO2 −Al2 O3 系粉末100
重量部に対して50重量部以下が望ましい(溶液は10
0%換算)。配合量が50重量部を超えると強度が著し
く低下し、成形体のハンドリング等が不可能となる。
【0037】発泡助剤としては、シリカゲル、ゼオライ
ト、活性炭、アルミナゲル等の多孔質粉末や、ステアリ
ン酸金属塩、、バルミチン酸金属塩などの金属石鹸等が
使用できる。発泡助剤の配合量は、SiO2 −Al2 O
3 系粉末100重量部に対して50重量部以下が望まし
い。配合量が10重量部より多くなると破泡等を生じ発
泡に悪影響を与える。
ト、活性炭、アルミナゲル等の多孔質粉末や、ステアリ
ン酸金属塩、、バルミチン酸金属塩などの金属石鹸等が
使用できる。発泡助剤の配合量は、SiO2 −Al2 O
3 系粉末100重量部に対して50重量部以下が望まし
い。配合量が10重量部より多くなると破泡等を生じ発
泡に悪影響を与える。
【0038】起泡剤としては、高級アルコール硫酸エス
テル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、芳香族誘導
体スルホン酸塩、イミダゾリン誘導体、脂肪酸アミド、
動物蛋白系が使用できる。起泡剤の配合量は、SiO2
−Al2 O3 系粉末100重量部に対して10重量部以
下が望ましい。配合量が10重量部より多くなると硬化
不良を生じやすくなる。
テル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、芳香族誘導
体スルホン酸塩、イミダゾリン誘導体、脂肪酸アミド、
動物蛋白系が使用できる。起泡剤の配合量は、SiO2
−Al2 O3 系粉末100重量部に対して10重量部以
下が望ましい。配合量が10重量部より多くなると硬化
不良を生じやすくなる。
【0039】請求項1記載の本発明の多彩化粧板の製造
方法においては、2種以上の色の異なるスラリーを成形
型に注入して硬化させるに際し、他の色のスラリーの中
へある色のスラリーを粒状、又は線状に注入する。この
際、ある色のスラリーと他の色のスラリーとが一定の同
粘度であってもよいが、スラリー同士の流動性を変えて
おき、流動性の大きいスラリーを流動性に小さいスラリ
ー中へ、或いは流動性の小さいスラリーを流動性の大き
いスラリー中へ、粒状、又は線状に注入して、それぞれ
一定粘度を有するスラリー同士が完全に混ざり合うのを
防止するようにするのが好ましい。
方法においては、2種以上の色の異なるスラリーを成形
型に注入して硬化させるに際し、他の色のスラリーの中
へある色のスラリーを粒状、又は線状に注入する。この
際、ある色のスラリーと他の色のスラリーとが一定の同
粘度であってもよいが、スラリー同士の流動性を変えて
おき、流動性の大きいスラリーを流動性に小さいスラリ
ー中へ、或いは流動性の小さいスラリーを流動性の大き
いスラリー中へ、粒状、又は線状に注入して、それぞれ
一定粘度を有するスラリー同士が完全に混ざり合うのを
防止するようにするのが好ましい。
【0040】
【作用】請求項1記載の本発明の多彩化粧板の製造方法
においては、それぞれSiO2−Al2 O3 系粉末とア
ルカリ金属珪酸塩水溶液からなる2種以上の色の異なる
スラリーを成形型に注入して硬化させるに際し、他の色
のスラリーの中へある色のスラリーを粒状、又は線状に
注入することにより、スラリーがそれぞれ定の粘度を有
しているので色が完全に混ざり合わず、表面に多彩模様
が施された多彩化粧板を製造することができる。
においては、それぞれSiO2−Al2 O3 系粉末とア
ルカリ金属珪酸塩水溶液からなる2種以上の色の異なる
スラリーを成形型に注入して硬化させるに際し、他の色
のスラリーの中へある色のスラリーを粒状、又は線状に
注入することにより、スラリーがそれぞれ定の粘度を有
しているので色が完全に混ざり合わず、表面に多彩模様
が施された多彩化粧板を製造することができる。
【0041】請求項2記載の本発明の多彩化粧板の製造
方法においては、SiO2 −Al2O3 系粉末とアルカ
リ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリーを成形型
の表面に塗布した後、SiO2 −Al2 O3 系粉末とア
ルカリ金属珪酸塩水溶液からなる他の色のスラリーをこ
の上より注入して硬化させるに際して、上記塗布するあ
る色のスラリーの流動性を注入する他の色のスラリーの
流動性と異なるものとしておくことにより、色が適度に
混ざり合って外観意匠性に富んだ多彩化粧板を製造する
ことができる。
方法においては、SiO2 −Al2O3 系粉末とアルカ
リ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリーを成形型
の表面に塗布した後、SiO2 −Al2 O3 系粉末とア
ルカリ金属珪酸塩水溶液からなる他の色のスラリーをこ
の上より注入して硬化させるに際して、上記塗布するあ
る色のスラリーの流動性を注入する他の色のスラリーの
流動性と異なるものとしておくことにより、色が適度に
混ざり合って外観意匠性に富んだ多彩化粧板を製造する
ことができる。
【0042】請求項3記載の本発明の多彩化粧板の製造
方法においては、SiO2 −Al2O3 系粉末とアルカ
リ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリーを成形型
の表面に塗布し、一定時間硬化させた後、SiO2 −A
l2 O3 系粉末とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなる他
の色のスラリーをこの上より注入して硬化させることに
より、色が混ざり合わず、鮮明な模様が散りばめられた
多彩化粧板を製造することができる。
方法においては、SiO2 −Al2O3 系粉末とアルカ
リ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリーを成形型
の表面に塗布し、一定時間硬化させた後、SiO2 −A
l2 O3 系粉末とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなる他
の色のスラリーをこの上より注入して硬化させることに
より、色が混ざり合わず、鮮明な模様が散りばめられた
多彩化粧板を製造することができる。
【0043】請求項4記載の本発明の多彩化粧板の製造
方法においては、SiO2 −Al2O3 系粉末とアルカ
リ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリーを骨材の
表面にコーティングし、このコーティングされた骨材
を、SiO2 −Al2 O3 系粉末とアルカリ金属珪酸塩
水溶液からなる他の色のスラリーに混合して硬化させ、
しかる後、この表面を研磨し、或いは骨材以外のマトリ
ックスを剥離することにより、2色構成の鮮明な模様が
散りばめられた多彩化粧板を製造することができる。
方法においては、SiO2 −Al2O3 系粉末とアルカ
リ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリーを骨材の
表面にコーティングし、このコーティングされた骨材
を、SiO2 −Al2 O3 系粉末とアルカリ金属珪酸塩
水溶液からなる他の色のスラリーに混合して硬化させ、
しかる後、この表面を研磨し、或いは骨材以外のマトリ
ックスを剥離することにより、2色構成の鮮明な模様が
散りばめられた多彩化粧板を製造することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明の組成物より多彩化粧板を
得るには、先ず、調整したSiO2 −Al2O3 系粉末
とアルカリ金属珪酸塩水溶液、必要に応じて充填材、補
強繊維、軽量骨材、発泡剤、起泡剤を混合したスラリー
を成形型に注入し、所望の形状に賦形した後、硬化させ
ることにより行われる。
得るには、先ず、調整したSiO2 −Al2O3 系粉末
とアルカリ金属珪酸塩水溶液、必要に応じて充填材、補
強繊維、軽量骨材、発泡剤、起泡剤を混合したスラリー
を成形型に注入し、所望の形状に賦形した後、硬化させ
ることにより行われる。
【0045】尚、発泡剤を使用する場合は、混合工程の
最後に混合を行った方が、作業性や気泡の安定性の面で
好ましい。又、起泡剤を用いる場合には、起泡剤を最後
に添加するか、或いは起泡剤以外の原料でスラリーを作
り、起泡剤と水で気泡を生成させた水溶液と混合するの
が望ましい。この水溶液として使用する場合の起泡剤濃
度は0.1〜5%が望ましい。
最後に混合を行った方が、作業性や気泡の安定性の面で
好ましい。又、起泡剤を用いる場合には、起泡剤を最後
に添加するか、或いは起泡剤以外の原料でスラリーを作
り、起泡剤と水で気泡を生成させた水溶液と混合するの
が望ましい。この水溶液として使用する場合の起泡剤濃
度は0.1〜5%が望ましい。
【0046】上記スラリーを混合するには、バドル回転
型混合機、揺動式混合機、スクリュー式混合機等を用い
て行うことができる。この混合方法は、粉末原料を乾式
混合しておいて、アルカリ金属珪酸塩水溶液を添加して
混合してもよいし、全原料を同時に供給して混合しても
よく、或いはアルカリ金属珪酸塩水溶液と一部固形原料
を混合し、順次各原料と混合してもよい。
型混合機、揺動式混合機、スクリュー式混合機等を用い
て行うことができる。この混合方法は、粉末原料を乾式
混合しておいて、アルカリ金属珪酸塩水溶液を添加して
混合してもよいし、全原料を同時に供給して混合しても
よく、或いはアルカリ金属珪酸塩水溶液と一部固形原料
を混合し、順次各原料と混合してもよい。
【0047】上記スラリーの成形型への流し込みは、自
然落下式で注入してもよいし、ポンプ等を用いて成形型
へ充填してもよい。続いて、スラリーの成形型への注入
が完了した時点より、硬化を開始させる。この硬化は常
温でもよいが、50〜200℃で硬化させることにより
硬化反応が促進され、短時間で硬化を完了させ、生産性
を向上させることができる。
然落下式で注入してもよいし、ポンプ等を用いて成形型
へ充填してもよい。続いて、スラリーの成形型への注入
が完了した時点より、硬化を開始させる。この硬化は常
温でもよいが、50〜200℃で硬化させることにより
硬化反応が促進され、短時間で硬化を完了させ、生産性
を向上させることができる。
【0048】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て具体的に説明する。図1〜図3は、請求項1記載の本
発明の多彩化粧板の製造方法の一例を示すものであり、
図1、及び図2は、その製造工程を示す断面図であり、
図3は、多彩化粧板の仕上面を示す平面図である。本実
施例は、図1に示すように、それぞれSiO2 −Al2
O3 粉末とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなる、ある色
のスラリーAと他の色のスラリーB同士が容器に入れら
れて攪拌され、混合される。
て具体的に説明する。図1〜図3は、請求項1記載の本
発明の多彩化粧板の製造方法の一例を示すものであり、
図1、及び図2は、その製造工程を示す断面図であり、
図3は、多彩化粧板の仕上面を示す平面図である。本実
施例は、図1に示すように、それぞれSiO2 −Al2
O3 粉末とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなる、ある色
のスラリーAと他の色のスラリーB同士が容器に入れら
れて攪拌され、混合される。
【0049】この混合された両スラリーを、図2に示す
ように、成形型に注入して硬化させるに際しては、上記
ある色のスラリーAと他の色のスラリーBの流動性を変
えて完全に混ざり合うのを防止するため、流動性の小さ
いある色スラリーAを流動性の大きい他の色のスラリー
B中へ線状にして注入する。
ように、成形型に注入して硬化させるに際しては、上記
ある色のスラリーAと他の色のスラリーBの流動性を変
えて完全に混ざり合うのを防止するため、流動性の小さ
いある色スラリーAを流動性の大きい他の色のスラリー
B中へ線状にして注入する。
【0050】即ち、ある色のスラリーAと他の色のスラ
リーBとがそれぞれに一定の粘度を有しているので色が
混ざり合わず、表面に多彩模様が施された図3に示すよ
うな多彩化粧板とすることができる。
リーBとがそれぞれに一定の粘度を有しているので色が
混ざり合わず、表面に多彩模様が施された図3に示すよ
うな多彩化粧板とすることができる。
【0051】図4〜図6は、請求項1記載の本発明の多
彩化粧板の製造方法の別の例を示すものであり、図4、
及び図5は、その製造工程を示す断面図であり、図6
は、多彩化粧板の仕上面を示す平面図である。本実施例
の場合は、それぞれSiO2 −Al2 O3 粉末とアルカ
リ金属珪酸塩水溶液からなる、ある色のスラリーA′と
他の色のスラリーB′が一定の同粘度を有している。
彩化粧板の製造方法の別の例を示すものであり、図4、
及び図5は、その製造工程を示す断面図であり、図6
は、多彩化粧板の仕上面を示す平面図である。本実施例
の場合は、それぞれSiO2 −Al2 O3 粉末とアルカ
リ金属珪酸塩水溶液からなる、ある色のスラリーA′と
他の色のスラリーB′が一定の同粘度を有している。
【0052】図4に示すように、成形型に注入して硬化
させるに際しては、成形型に他の色のスラリーB′を注
入し、次いで、図5に示すように、他の色のスラリー
B′中へある色のスラリーA′を線状にして注入する。
即ち、ある色のスラリーA′と他の色のスラリーB′と
がそれぞれに一定の粘度を有しているので色が混ざり合
わず、表面に多彩模様が施された図6に示すような多彩
化粧板とすることができる。
させるに際しては、成形型に他の色のスラリーB′を注
入し、次いで、図5に示すように、他の色のスラリー
B′中へある色のスラリーA′を線状にして注入する。
即ち、ある色のスラリーA′と他の色のスラリーB′と
がそれぞれに一定の粘度を有しているので色が混ざり合
わず、表面に多彩模様が施された図6に示すような多彩
化粧板とすることができる。
【0053】図7〜図8は、請求項2記載の本発明の多
彩化粧板の製造方法の一例を示すものであり、図7、及
び図8は、その製造工程を示す断面図であり、図9は、
多彩化粧板の仕上面を示す平面図である。
彩化粧板の製造方法の一例を示すものであり、図7、及
び図8は、その製造工程を示す断面図であり、図9は、
多彩化粧板の仕上面を示す平面図である。
【0054】本実施例は、SiO2 −Al2 O3 系粉末
とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリー
Cを、図7に示すように、成形型21の表面に塗布した
後、SiO2 −Al2 O3 系粉末とアルカリ金属珪酸塩
水溶液からなる他の色のスラリーDを、図8に示すよう
に、ある色のスラリーCの上より注入して硬化させる。
とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリー
Cを、図7に示すように、成形型21の表面に塗布した
後、SiO2 −Al2 O3 系粉末とアルカリ金属珪酸塩
水溶液からなる他の色のスラリーDを、図8に示すよう
に、ある色のスラリーCの上より注入して硬化させる。
【0055】この硬化に際して、上記塗布するある色の
スラリーCの流動性を他の注入する他の色のスラリーD
の流動性と異なるものとしたことにより、色が適度に混
ざり合って外観意匠性に富んだ図9に示すような多彩化
粧板を製造することができる。
スラリーCの流動性を他の注入する他の色のスラリーD
の流動性と異なるものとしたことにより、色が適度に混
ざり合って外観意匠性に富んだ図9に示すような多彩化
粧板を製造することができる。
【0056】図10〜図12は、請求項3記載の本発明
の多彩化粧板の製造方法の一例を示すものであり、図1
0、及び図11は、その製造工程を示す断面図であり、
図12は、多彩化粧板の仕上面を示す平面図である。
の多彩化粧板の製造方法の一例を示すものであり、図1
0、及び図11は、その製造工程を示す断面図であり、
図12は、多彩化粧板の仕上面を示す平面図である。
【0057】本実施例は、SiO2 −Al2 O3 系粉末
とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリー
Eを、図10に示すように、成形型31の表面に塗布
し、十分に硬化させた後、SiO2 −Al2 O3 系粉末
とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなる他の色のスラリー
Fを、図11に示すように、ある色のスラリーEの上よ
り注入して硬化させる。
とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリー
Eを、図10に示すように、成形型31の表面に塗布
し、十分に硬化させた後、SiO2 −Al2 O3 系粉末
とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなる他の色のスラリー
Fを、図11に示すように、ある色のスラリーEの上よ
り注入して硬化させる。
【0058】この硬化に際して、ある色のスラリーEは
硬化されているので、後から注入されたる他の色のスラ
リーFと混ざり合うことがなく、多彩の模様が鮮明な外
観意匠性に富んだ図12に示すような多彩化粧板を製造
することができる。
硬化されているので、後から注入されたる他の色のスラ
リーFと混ざり合うことがなく、多彩の模様が鮮明な外
観意匠性に富んだ図12に示すような多彩化粧板を製造
することができる。
【0059】図13〜図18は、請求項4記載の本発明
の多彩化粧板の製造方法の一例を示すものであり、図1
3〜図16は、その製造工程を示す断面図であり、図1
7、及び図18は多彩化粧板の仕上態様を示す平面図で
ある。
の多彩化粧板の製造方法の一例を示すものであり、図1
3〜図16は、その製造工程を示す断面図であり、図1
7、及び図18は多彩化粧板の仕上態様を示す平面図で
ある。
【0060】本実施例は、SiO2 −Al2 O3 系粉末
とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリー
Gを骨材10の表面にコーティングして、図13、及び
図17の拡大図に示すようにスラリーGが未硬化状態の
コーティングされた骨材10とし、このコーティングさ
れた骨材10を、図14に示すように、先に供給された
他の色のスラリーH中に混合して硬化させる。尚、スラ
リーGが硬化状態のコーティングされた骨材10とし、
このコーティングされた骨材10を先に供給された他の
色のスラリーH中に混合して硬化させるようにしてもよ
い。
とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリー
Gを骨材10の表面にコーティングして、図13、及び
図17の拡大図に示すようにスラリーGが未硬化状態の
コーティングされた骨材10とし、このコーティングさ
れた骨材10を、図14に示すように、先に供給された
他の色のスラリーH中に混合して硬化させる。尚、スラ
リーGが硬化状態のコーティングされた骨材10とし、
このコーティングされた骨材10を先に供給された他の
色のスラリーH中に混合して硬化させるようにしてもよ
い。
【0061】しかる後、このようにして得られた硬化し
た成形体20の表面を研磨し、或いは骨材以外のマトリ
ックスを剥離して、図13に示すように、多彩化粧板2
0Aとして仕上げることにより、図18に示すように、
2色構成の鮮明な模様が散りばめられた多彩化粧板とす
ることができる。
た成形体20の表面を研磨し、或いは骨材以外のマトリ
ックスを剥離して、図13に示すように、多彩化粧板2
0Aとして仕上げることにより、図18に示すように、
2色構成の鮮明な模様が散りばめられた多彩化粧板とす
ることができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の多彩化粧板の製
造方法においては、上記のようにされているので、色が
混ざり合わず、表面に多彩模様が施された多彩化粧板を
製造することができる。
造方法においては、上記のようにされているので、色が
混ざり合わず、表面に多彩模様が施された多彩化粧板を
製造することができる。
【0063】請求項2記載の本発明の多彩化粧板の製造
方法においては、上記のようにされているので、色が適
度に混ざり合って外観意匠性に富んだ多彩化粧板を製造
することができる。
方法においては、上記のようにされているので、色が適
度に混ざり合って外観意匠性に富んだ多彩化粧板を製造
することができる。
【0064】請求項3記載の本発明の多彩化粧板の製造
方法においては、上記のようにされているので、色が混
ざり合わず、鮮明な模様が散りばめられた多彩化粧板を
製造することができる。
方法においては、上記のようにされているので、色が混
ざり合わず、鮮明な模様が散りばめられた多彩化粧板を
製造することができる。
【0065】請求項4記載の本発明の多彩化粧板の製造
方法においては、上記のようにされているので、2色構
成の鮮明な模様が散りばめられた多彩化粧板を製造する
ことができる。
方法においては、上記のようにされているので、2色構
成の鮮明な模様が散りばめられた多彩化粧板を製造する
ことができる。
【0066】従って、上記これらの本発明の多彩化粧板
の製造方法により得られた多彩化粧板は、軽量で高強
度、又、透水性と保水性を兼ね備えた経済性がある多彩
化粧板として敷石や建材の用途に好適に用いられる。
の製造方法により得られた多彩化粧板は、軽量で高強
度、又、透水性と保水性を兼ね備えた経済性がある多彩
化粧板として敷石や建材の用途に好適に用いられる。
【図1】請求項1記載の本発明の多彩化粧板の製造方法
の一例の工程を示す断面図。
の一例の工程を示す断面図。
【図2】請求項1記載の本発明の多彩化粧板の製造方法
の一例の工程を示す断面図。
の一例の工程を示す断面図。
【図3】多彩化粧板の仕上面を示す平面図。
【図4】請求項1記載の本発明の多彩化粧板の製造方法
の他の例の工程を示す断面図。
の他の例の工程を示す断面図。
【図5】請求項1記載の本発明の多彩化粧板の製造方法
の法の例の工程を示す断面図。
の法の例の工程を示す断面図。
【図6】多彩化粧板の仕上面を示す平面図。
【図7】請求項2記載の本発明の多彩化粧板の製造方法
の一例の工程を示す断面図。
の一例の工程を示す断面図。
【図8】請求項2記載の本発明の多彩化粧板の製造方法
の一例の工程を示す断面図。
の一例の工程を示す断面図。
【図9】多彩化粧板の仕上面を示す平面図。
【図10】請求項3記載の本発明の多彩化粧板の製造方
法のの一例の工程を示す断面図。
法のの一例の工程を示す断面図。
【図11】請求項3記載の本発明の多彩化粧板の製造方
法の工程を示す断面図。
法の工程を示す断面図。
【図12】多彩化粧板の仕上面を示す平面図。
【図13】請求項3記載の本発明の多彩化粧板の製造方
法の工程を示す断面図。
法の工程を示す断面図。
【図14】請求項3記載の本発明の多彩化粧板の製造方
法の工程を示す断面図。
法の工程を示す断面図。
【図15】請求項3記載の本発明の多彩化粧板の製造方
法の工程を示す断面図。
法の工程を示す断面図。
【図16】請求項3記載の本発明の多彩化粧板の製造方
法の工程を示す断面図。
法の工程を示す断面図。
【図17】スラリーがコーティングされた骨材の拡大
図。
図。
【図18】多彩化粧板の仕上面を示す平面図。
A、A′、B、B′、C、D、E、F、G、H スラリ
ー 11、21、31、41 成形型 10 骨材 20、20A 多彩化粧板
ー 11、21、31、41 成形型 10 骨材 20、20A 多彩化粧板
Claims (4)
- 【請求項1】 それぞれSiO2 −Al2 O3 系粉末と
アルカリ金属珪酸塩水溶液からなる2種以上の色の異な
るスラリーを成形型に注入して硬化させるに際し、他の
色のスラリーの中へある色のスラリーを粒状、又は線状
に注入することを特徴とする多彩化粧板の製造方法。 - 【請求項2】 SiO2 −Al2 O3 系粉末とアルカリ
金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリーを成形型の
表面に塗布した後、SiO2 −Al2 O3 系粉末とアル
カリ金属珪酸塩水溶液からなる他の色のスラリーをこの
上より注入して硬化させるに際して、上記塗布するある
色のスラリーの流動性を注入する他の色のスラリーの流
動性と異なるものとしておくことを特徴とする多彩化粧
板の製造方法。 - 【請求項3】 SiO2 −Al2 O3 系粉末とアルカリ
金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリーを成形型の
表面に塗布し、一定時間硬化させた後、SiO2 −Al
2 O3 系粉末とアルカリ金属珪酸塩水溶液からなる他の
色のスラリーをこの上より注入して硬化させることを特
徴とする多彩化粧板の製造方法。 - 【請求項4】 SiO2 −Al2 O3 系粉末とアルカリ
金属珪酸塩水溶液からなるある色のスラリーを骨材の表
面にコーティングし、このコーティングされた骨材を、
SiO2 −Al2 O3 系粉末とアルカリ金属珪酸塩水溶
液からなる他の色のスラリーに混合して硬化させ、しか
る後、この表面を研磨し、或いは骨材以外のマトリック
スを剥離することを特徴とする多彩化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31373996A JPH09327810A (ja) | 1996-04-09 | 1996-11-25 | 多彩化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-86540 | 1996-04-09 | ||
JP8654096 | 1996-04-09 | ||
JP31373996A JPH09327810A (ja) | 1996-04-09 | 1996-11-25 | 多彩化粧板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09327810A true JPH09327810A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=26427645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31373996A Pending JPH09327810A (ja) | 1996-04-09 | 1996-11-25 | 多彩化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09327810A (ja) |
-
1996
- 1996-11-25 JP JP31373996A patent/JPH09327810A/ja active Pending
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