JPH09327651A - 模様を有する樹脂製品の製造方法 - Google Patents

模様を有する樹脂製品の製造方法

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JPH09327651A
JPH09327651A JP14712196A JP14712196A JPH09327651A JP H09327651 A JPH09327651 A JP H09327651A JP 14712196 A JP14712196 A JP 14712196A JP 14712196 A JP14712196 A JP 14712196A JP H09327651 A JPH09327651 A JP H09327651A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic body
pattern
coating material
paint
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JP14712196A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Ogisu
康彦 荻巣
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多数の微細な磁性体を含んでなる塗料を用いる
上で、より一層優れた美観を呈しうる模様を有する樹脂
製品の製造方法を提供する。 【解決手段】所定形状を有する基材2を成形する。続い
て、N極側の面が全て金よりなる着色層6が形成され、
それ以外は銀灰色の磁性体4を含む塗料を、磁力線を当
てた状態で塗布する。すると、当該磁力により、磁性塗
料中の全ての磁性体4が磁力線に対し垂直に向けられる
とともに、N極側の面、すなわち、着色層6側の面が上
側を向く。次に、「T」の字の形状を有する第2の磁石
を、そのN極を下に向けた状態で、既に塗布した磁性塗
料の上側から近づける。すると、前記とは反対方向から
部分的に(「T」の字の部分のみに)磁力線が当てられ
る。これにより、当該磁力線が当たった部分における磁
性体4の向きが反転させられる。磁性塗料硬化後、クリ
ヤ塗料が塗布されて樹脂プレートが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の内
装品や外装品等に適用され、表面に美観を有する模様の
形成されてなる樹脂製品の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として例えば特開昭
63−175670号公報に開示されたものが知られて
いる。この技術では、磁界を利用して模様を現出させる
旨が示されている。すなわち、微細粉末として磁性体材
料を利用し、該磁性体を含有させた液状塗料を樹脂製の
基材の表面に塗布して塗膜を形成する。そして、その塗
膜が未だ液状で、かつ、磁性体がその塗膜中を自由に移
動できる状態で、磁界を作用させ、模様を形成するので
ある。この方法によれば、磁界を作用させることによ
り、磁性体の塗装面に対する配向を変化させるととも
に、該磁性体の密度を部位に応じて変化させることによ
り、塗膜内部に模様が現出する。
【0003】一方、特開平5−228428号公報に開
示された技術では、塗装の前段階において、予め模様又
はパターンに従った磁場を形成しておく。そして、塗装
に際しては、磁場が形成された状態で上記磁性体を含ん
だ塗料が塗布される。かかる方法によれば、塗料が塗布
される際には、磁性体の動きが拘束されにくいため、磁
性体は比較的自由に移動しうる。このため、より明瞭な
線図模様を形成することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
従来技術においては、磁性体の塗装面に対する配向を変
化させ、その密度を部位に応じて変化させることにより
模様を現出させていた。このため、得られる模様の色彩
は、同一色に限られ、色彩を制御して複数の色彩を有す
る樹脂製品を得ることは不可能であった。その結果、外
観品質の向上を図る上で、色彩を同一色に限定せざるを
得ないという限界があった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、多数の微細な磁性体を
含んでなる塗料を用いて樹脂製品を製造する方法におい
て、複数の色彩を有するが故に、より一層優れた美観を
呈しうる模様を有する樹脂製品の製造方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、樹脂材料により
所定形状を有する基材を成形する工程と、片側面が他側
面とは異なる色に着色され、かつ、当該片側面が同極と
なっている多数の微細な鱗片状の磁性体を含んでなる透
明性を有する塗料を、前記基材の表面に塗布する工程
と、前記塗料の塗布された前記基材に対し略垂直に磁力
線を当て、前記塗料中の磁性体を所定方向に向ける工程
と、その後、前記とは反対方向から部分的に磁力線を当
て、前記磁性体の向きを反転させ、模様を形成する工程
と、その後、前記塗料を硬化させる工程とを備えた模様
を有する樹脂製品の製造方法をその要旨としている。
【0007】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の模様を有する樹脂製品の製造方法において、
前記磁性体は、未着磁の鱗片状の磁性体をほぼ一層に並
べる工程と、前記未着磁の磁性体を、その片側面が全て
同極となるよう着磁する工程と、前記片側面を、前記他
側面とは異なる色に着色する工程とにより得ることをそ
の要旨としている。
【0008】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項1又は2に記載の模様を有する樹脂製品の製造方法に
おいて、前記着色は、スパッタリング、蒸着及び樹脂コ
ートのうち、少なくとも1つを採用することにより行う
ことを要旨としている。
【0009】併せて、請求項4に記載の発明では、請求
項1〜3のいずれかに記載の模様を有する樹脂製品の製
造方法において、前記磁性体の着磁は、着磁後の磁性体
が塗料中に分散されうる程度に充分に弱くなされている
ことを要旨としている。
【0010】(作用)上記請求項1に記載の発明によれ
ば、樹脂材料により所定形状を有する基材が成形され
る。また、片側面が他側面とは異なる色に着色され、か
つ、当該片側面が同極となっている多数の微細な鱗片状
の磁性体を含んでなる透明性を有する塗料が、基材の表
面に塗布される。
【0011】そして、塗料の塗布された基材に対し略垂
直に磁力線を当てられる。この磁力線により、塗料中に
分散されている磁性体が所定方向(磁力線とは垂直)に
向けられる。従って、着色された片側面が、同一方向を
向く。
【0012】その後、前記とは反対方向から部分的に磁
力線が当てられる。これにより、磁性体の向きが部分的
に反転させられ、模様が形成される。その後、塗料が硬
化させられる。
【0013】このように、片側面が着色され、かつ、同
極となっている磁性体が用いられ、その磁性が利用され
て磁性体の向きが制御されることにより、少なくとも2
種類の色彩を有する樹脂製品が得られることとなる。
【0014】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、前記磁性体は、未
着磁の鱗片状の磁性体がほぼ一層に並べられた上で、そ
の片側面が全て同極となるよう着磁され、その片側面
が、他側面とは異なる色に着色されることにより得られ
る。このため、上記請求項1に記載の作用が確実に奏さ
れることとなる。
【0015】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
請求項1及び2に記載の発明の作用に加えて、前記着色
は、スパッタリング、蒸着及び樹脂コートのうち、少な
くとも1つが採用されることにより行われるため、確実
に片側面のみ着色を施すことが可能となる。
【0016】併せて、請求項4に記載の発明によれば、
請求項1〜3に記載の発明の作用に加えて、前記磁性体
の着磁は、着磁後の磁性体が塗料中に分散されうる程度
に充分に弱くなされている。このため、着磁後の磁性体
が塗料中に含められた場合に、磁性体は、相互にくっつ
いてしまうことなく分散されうる。従って、配向、反転
時において確実に配向、反転しうるとともに、得られる
樹脂製品中の磁性体は均一に分布しうることとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図10に基づいて説明する。なお、本実
施の形態では、説明の簡略化のため、表面に「T」の文
字をあしらった樹脂プレート1を本実施の形態に係る樹
脂製品として説明することとする。
【0018】図1,2に示すように、本実施の形態にお
ける樹脂プレート1は、アクリル樹脂製の基材2と、そ
の上に形成された塗膜層3とを有している。この塗膜層
3の表面には、上述のとおり、「T」の文字模様が形成
されている。
【0019】上記の塗膜層3を形成するに際しては、鱗
片状の多数の微細な磁性体4(図6参照)を含んでなる
透明性を有する塗料(磁性塗料)が主として使用されて
いる。より詳しくは、塗膜層3は、上記磁性塗料(例え
ば関西ペイント株式会社製商品名:レタンPG60 磁
性塗料)により形成されており、さらに、その表面に
は、透明のクリヤ塗料(例えば関西ペイント株式会社製
商品名:ソフレックス♯5200 クリヤー塗料)に
より図示しないクリヤ塗装が施されている。本実施の形
態では、上記「T」の文字の部分は磁性体4自身の色
(例えば銀灰色)を有しており、それ以外の部分は、例
えば金色を有している。
【0020】次に、上記の樹脂プレート1の製造方法に
ついて説明する。まず、樹脂材料により所定形状を有す
る基材2を公知の金型成形法等により成形する。
【0021】続いて、着色及び着磁がなされた磁性体4
を得る。この磁性体4は次のようにして得られる。ま
ず、図3に示すように、基台5上に鱗片状の多数の微細
な未着磁の磁性体4(例えば鉄、コバルト、ニッケル
等)を1層に並べる。
【0022】次いで、図4に示すように、前記未着磁の
磁性体4を着磁する。これにより、例えば図の上側面
(片側面)がN極、基台5側の面(他側面)がS極とな
る(もちろんN極S極が上記とは逆になるよう着磁して
もよい)。但し、当該着磁は、着磁後の磁性体4が塗料
中に分散されうる程度に充分に弱くなされる必要があ
る。
【0023】そして、上記着磁が完了した後、例えばス
パッタリングにより金よりなる着色層6を形成する。こ
れら一連の工程を経ることにより、図5,6に示すよう
に、N極側の面が全て金よりなる着色層6の形成された
磁性体4が得られる。
【0024】さらに、磁性体4を得た後、図7,8に示
すように、基材2よりも遙かに広い面積を有する第1の
磁石8を、そのN極を上面としてセットし、その上に、
先に成形された基材2を設置する。このとき、第1の磁
石8上に基材2を直接載置してもよいし、第1の磁石8
の上方に所定間隔を隔てて配置してもよい。そして、上
記磁性体4を配合し、分散した磁性塗料を用意するとと
もに、当該磁性塗料を該基材2の表面に、塗布する。す
ると、前記基材2に対し磁力線が略垂直に当たることに
なるとともに、当該磁力により、磁性塗料中の全ての磁
性体4が磁力線に対し垂直に向けられるとともに、N極
側の面、すなわち、着色層6側の面が上側を向くことと
なる。
【0025】その後、図9,10に示すように、「T」
の字の形状を有する第2の磁石9を、そのN極を下に向
けた状態で、今度は既に塗布した磁性塗料の上側から近
づける。すると、前記とは反対方向から部分的に
(「T」の字の部分のみに)磁力線が当てられる。これ
により、当該磁力線が当たった部分における前記磁性体
4の向きが反転させられ、他側面たる銀灰色を有する磁
性体4自身の色が露呈する(上側を向く)こととなる。
そして、その後、塗料が硬化させられる。さらに、その
後、クリヤ塗料がその上から塗布され、80℃で30分
間焼き付けられ、製造作業が完了する。このように、片
側面が金色に着色され、かつ、当該片側面が全てN極と
なっている磁性体4が用いられ、その磁性が利用されて
磁性体4の向きが制御されることにより、少なくとも2
種類の色彩を有する樹脂プレート1が得られることとな
る。
【0026】次に、本実施の形態の作用及び効果につい
て説明する。 (イ)本実施の形態では、片側面が着色され、かつ、同
極となっている磁性体4を含んでなる塗料を用い、磁力
線の向きを制御することで磁性体4の向きを制御し、色
彩を任意に制御することができる。このため、従来技術
では得ることができなかった、複数の色彩を有し、ひい
ては、より一層優れた美観を呈しうる樹脂プレート1を
得ることができる。
【0027】(ロ)また、本実施の形態では、未着磁の
鱗片状の磁性体4を一層に並べた上で、その片側面が全
て同極となるよう着磁し、かつ、その片側面を、他側面
とは異なる色に着色することにより、磁性体4を得るよ
うにした。そのため、上記作用効果を確実に奏しうる磁
性体4を得ることができる。
【0028】(ハ)さらに、本実施の形態では、前記着
色を、スパッタリングにより行うこととした。従って、
確実に片側面のみ着色を施すことが可能となる。 (ニ)併せて、本実施の形態では前記磁性体4の着磁は
充分に弱くなされている。このため、着磁後の磁性体4
が塗料中において、相互にひきつけあったりすることが
なく、充分に分散されうる。従って、磁性体4の配向、
反転操作を行う際には、磁性体4は確実に配向、反転し
うるとともに、最終的に得られる樹脂プレート1中の磁
性体4も均一に分布しうることとなる。
【0029】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の
一部を適宜に変更して次のように実施することもでき
る。 (1)上記実施の形態では、磁性体4の向きを制御する
に際し、それぞれ1枚の磁石8,9を用いることとし
た。これに対し、例えば図11に示すように、2枚の磁
石11,12を用いることにより、磁性体4の向きを制
御するようにしてもよい。このような構成を採用するこ
とにより、相互にほぼ平行な磁力線を磁性体4に対し当
てることが可能となり、磁性体4の向きの制御をより正
確に行うことが可能となる。
【0030】(2)上記実施の形態では、基材2を第1
の磁石8上に設置した状態で、基材2の表面に、磁性塗
料を塗布するようにした。これに対し、先に基材2の表
面に、磁性塗料を塗布しておき、塗料の塗布された基材
2を第1の磁石8上に設置するようにしてもよい。この
ように順序を逆にするようにしても、磁性体が移動可能
な状態であれば、第1の磁石8の磁力により、塗料中の
磁性体4の向きが制御されうる。
【0031】(3)上記実施の形態では、磁性体4の向
きを切換制御する操作を2回行うようにしたが、3回以
上行うようにしてもよい。 (4)上記実施の形態では、模様の例として、「T」の
文字模様を採用したが、製品の用途等に応じて、ストラ
イプ模様、格子模様、散点模様等いかなる模様を採用し
てもよい。
【0032】(5)上記実施の形態では、樹脂製品とし
て、樹脂プレート1に具体化したが、その他の自動車用
内装品、外装品をはじめ、いかなる樹脂製品に適用して
もよい。特に、本発明では、複雑な形状を有する基材に
も好適に適用することができる。
【0033】(6)基材2の素材、塗料の素材等は、上
記実施の形態に記載されたものに何ら限定されるもので
はない。 (7)上記実施の形態におけるクリヤ塗膜層を省略する
ような構成としてもよい。
【0034】(8)上記実施の形態におけるスパッタリ
ングに代えて、蒸着法を採用してもよい。また、着色層
6は、金に限定されるものではなく、磁性体4本体とは
異なる色彩を呈するものであれば、例えばTiO2 、T
iAlN等いかなる素材をも採用することができる。特
に、TiO2 を採用した場合には、干渉作用により見る
角度によって異なる式際を呈することから、さらなる外
観品質の向上を図ることはできる。また、着色層6を樹
脂製の塗料により構成してもよい。かかる場合には、ス
ピンコート法等が好適に採用されうる。
【0035】特許請求の範囲の各請求項に記載されない
ものであって、上記実施の形態から把握できる技術的思
想について以下にその効果とともに記載する。 (a)請求項1〜4に記載の模様を有する樹脂製品の製
造方法において、さらに、前記塗料を覆うよう透明性を
有する塗膜層を形成する工程を設けたことを特徴とす
る。
【0036】かかる構成とすることにより、磁性体を含
む塗膜層が保護される等により、製品自体の耐久性を確
保することができる。また、場合によっては、光沢によ
る外観品質のさらなる向上をも図ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
多数の微細な磁性体を含んでなる塗料を用いて樹脂製品
を製造する方法において、複数の色彩を有するが故に、
より一層優れた美観を呈しうる模様を有するという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における樹脂プレートを示す斜視
図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】未着磁の磁性体を基台上に設置した状態を示す
模式的な断面図である。
【図4】前記磁性体を着磁した状態を示す模式的な断面
図である。
【図5】前記磁性体に着色層を設けた状態を示す模式的
な断面図である。
【図6】1つの磁性体を示す模式的な斜視図である。
【図7】樹脂プレートの製造方法の一工程を示す斜視図
である。
【図8】樹脂プレートの製造工程における作用を示す断
面図である。
【図9】樹脂プレートの製造方法の一工程を示す斜視図
である。
【図10】樹脂プレートの製造工程における作用を示す
断面図である。
【図11】別の実施の形態における磁性体の向きの制御
方法を示す模式的な断面図である。
【符号の説明】
1…樹脂製品としての樹脂プレート、2…基材、3…塗
膜層、4…磁性体、6…着色層、8…第1の磁石、9…
第2の磁石。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂材料により所定形状を有する基材
    (2)を成形する工程と、 片側面が他側面とは異なる色に着色され、かつ、当該片
    側面が同極となっている多数の微細な鱗片状の磁性体
    (4)を含んでなる透明性を有する塗料を、前記基材
    (2)の表面に塗布する工程と、 前記塗料の塗布された前記基材(2)に対し略垂直に磁
    力線を当て、前記塗料中の磁性体(4)を所定方向に向
    ける工程と、 その後、前記とは反対方向から部分的に磁力線を当て、
    前記磁性体(4)の向きを反転させ、模様を形成する工
    程と、 その後、前記塗料を硬化させる工程とを備えたことを特
    徴とする模様を有する樹脂製品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記磁性体(4)は、 未着磁の鱗片状の磁性体をほぼ一層に並べる工程と、 前記未着磁の磁性体を、その片側面が全て同極となるよ
    う着磁する工程と、 前記片側面を、前記他側面とは異なる色に着色する工程
    とにより得ることを特徴とする請求項1に記載の模様を
    有する樹脂製品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記着色は、スパッタリング、蒸着及び
    樹脂コートのうち、少なくとも1つを採用することによ
    り行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の模様を
    有する樹脂製品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記磁性体(4)の着磁は、着磁後の磁
    性体が塗料中に分散されうる程度に充分に弱くなされて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    模様を有する樹脂製品の製造方法。
JP14712196A 1996-06-10 1996-06-10 模様を有する樹脂製品の製造方法 Pending JPH09327651A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102529330A (zh) * 2011-12-26 2012-07-04 江苏劲嘉新型包装材料有限公司 包装材料异形烫金铜板

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CN102529330A (zh) * 2011-12-26 2012-07-04 江苏劲嘉新型包装材料有限公司 包装材料异形烫金铜板

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