JPH09326734A - 給電システム - Google Patents

給電システム

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JPH09326734A
JPH09326734A JP14298596A JP14298596A JPH09326734A JP H09326734 A JPH09326734 A JP H09326734A JP 14298596 A JP14298596 A JP 14298596A JP 14298596 A JP14298596 A JP 14298596A JP H09326734 A JPH09326734 A JP H09326734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
power
line
power supply
circuit
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Pending
Application number
JP14298596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasufumi Amari
康文 甘利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Secom Co Ltd
Original Assignee
Secom Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号線と電力線を共用しても、信号伝送路の
特性インピーダンスに乱れを生じさせない、給電システ
ムを提供する。 【解決手段】 電気的に絶縁された2系統の信号回路
2,3を使用し、この2系統の信号回路の内の一方の信
号回路の1つの信号線2d−2bと、他方の信号回路の
1つの信号線3d−3bとの間に電源8を接続する。そ
して、電源が接続された信号線間に、電力が供給される
負荷9,10を接続する。この給電システムによれば、
信号伝送回路と電力供給回路とは独立して形成されるこ
ととなる。したがって、信号線と電力線を共用しても、
信号伝送路の特性インピーダンスに乱れが生じることな
く、電力を給電することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源から負荷へ電
力を給電する給電システムに関するものであり、特に、
信号回路を利用して給電を行う給電システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】建物などに設置された軌道上に、周囲の
状況を監視する巡回監視ロボットを移動させる巡回監視
システムがある。このシステムにおいては、巡回監視ロ
ボットが捉えた映像、音などの情報を伝送するためのケ
ーブルが軌道上に埋め込まれる。この軌道を長く引き回
すときは、軌道上の情報伝送ケーブルも長くなり、それ
による信号の減衰が無視できなくなる。この信号減衰に
対処するために、軌道の所々にブースターを設置して信
号を増幅する。
【0003】また、巡回監視ロボットに様々な経路を巡
回させるために、軌道上に軌道分岐部が設けられる。ま
た、巡回監視ロボットに防火区画を仕切る防火シャッタ
ー又は壁を通過させるため、防火シャッター機構又は自
動ドア機構が軌道の周辺に配置される。これら軌道上又
は軌道周辺に配置されたブースターその他の機構部など
には電力を供給する必要がある。従来の給電方法として
は、電力線を別途配線して対応する方法、又は情報を伝
送するケーブルに直流電力を重畳して供給する方法があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電力線
を別途配線する方法では、電力線敷設作業が必要とな
り、さらにコストの上昇が生じる。また、情報伝送ケー
ブルに直流電力を重畳する方法では、信号線と電力線を
共用することによって、信号路の特性インピーダンスの
乱れが生じることがある。
【0005】本発明は、信号線を利用して電力の供給が
でき、かつ、信号線と電力線を共用させても、特性イン
ピーダンスの乱れを考慮する必要のない給電システムを
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、信号回路として、電気的に絶縁された2系
統の信号回路を用いる。この2系統の信号回路の内の一
方の信号回路の1つの信号線と、他方の信号回路の1つ
の信号線との間に電源を接続する。そして、電源が接続
された信号線間に、電力が供給される負荷を接続する。
【0007】このようにして構成した給電システムによ
れば、信号伝送回路と電力供給回路とは独立して形成さ
れることとなる。したがって、信号線と電力線を共用し
ても、信号伝送路の特性インピーダンスに乱れを生じさ
せずに、電力を給電することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を、巡回監視ロボットを軌
道上で移動させる巡回監視システムに適用した例につい
て、図を用いて説明する。図1は、巡回監視ロボットの
外観を示す図である。図1において、1は軌道で、建物
の天井に設置される。20は巡回監視ロボットで、軌道
1に沿って天井を走行する。この巡回監視ロボット20
は、軌道1上を走行するための台車21と、台車21上
に配置されたカメラ部22とから構成される。さらに、
カメラ部22には、照明23、広角カメラ24、集音マ
イク25、ズームカメラ26が装備されている。また、
台車21には、スピーカ27が装備されている。
【0009】この巡回監視ロボット20は、地上局から
の指示により軌道1上を移動し、映像及び音の情報を収
集して、軌道1内に配置された情報伝送ケーブルを通し
て、情報を地上局へ送る。また、地上局からの音声信号
を受信し、スピーカ27から警告などを発する。図2
は、巡回監視システムの信号系統と給電系統を示す図で
ある。この信号系統については、本件出願人等の出願に
かかる特開平7−221680号公報に記載された誘導
無線通信装置を基本としている。
【0010】図2において、20は、図1に示した台車
で、ループアンテナ4を有する送信機5を搭載してい
る。2及び3は2組の並行線路で、軌道1内に並行して
配置されている。この並行線路2,3としては、フィー
ダー線を使用することができる。巡回監視ロボット20
は、並行線路2,3に沿って矢印方向に移動する。ルー
プアンテナ4は、2組の並行線路2,3間のほぼ中間位
置に挿入される形で配置される。また、ループアンテナ
4は、巡回監視ロボット20の移動に伴い、2組の並行
線路2,3間に位置したままの状態で、2組の並行線路
2,3に沿って移動する。この移動の際、巡回監視ロボ
ット20は並行線路2,3とループアンテナ4が接触し
ない程度の位置決め能力を有している。
【0011】ループアンテナ4は、そのループ長が信号
の波長に比べて十分小さく、かつ2重のループ構造にな
っており、ある瞬間に各ループに流れる電流の方向が上
側のループと下側のループで互いに反対になるように構
成されている。並行線路2の一方の端点2a,2b間
に、終端抵抗R1が接続される。他方の並行線路3の一
方の端点3a,3b間に、終端抵抗R2が接続される。
また、並行線路2の他方の端点2c,2dは、レベル変
換用高周波トランス6の1次側の一方の巻線6aの両端
にそのまま接続される。並行線路3の他方の端点3c,
3dは、レベル変換用高周波トランス6の1次側の他方
の巻線6bの両端に交差状態で接続される。
【0012】レベル変換用高周波トランス6の2次側巻
線6cの両端に導出された信号は、地上局側の受信機7
に供給される。レベル変換用高周波トランス6は、並行
線路2,3のレベルを変換して地上局側へ伝達する信号
伝達機能を有し、かつ、並行線路2,3間を直流的に絶
縁する作用を有する。さらに、並行線路2,3の1次側
巻線に接続されている端点の片方2d,3dの間に、直
流電源8が接続される。そして、直流電源8を接続した
方の線2d−2b,3d−3b間に、軌道1上及びその
近辺に配置された負荷9,10(ブースター、各種機構
部などの機器)が接続される。
【0013】次に、上記構成の巡回監視システムにおけ
る信号伝送動作について説明する。なお、詳細な説明に
ついては前述の特開平7−221680号公報を参照さ
れたい。図3は、2組の並行線路2,3とループアンテ
ナ4の電流の流れる方向を示す図であり、図2におい
て、D−D’線の位置で、並行線路2,3とループアン
テナ4を断面で示したものである。
【0014】送信機5から出力された信号電流は、前述
のように、2つのループに流れる電流の方向が互いに反
対になるように構成されている。このため、2組の並行
線路2,3には、それぞれ、ループアンテナ4との電磁
結合により、図3に示すように、ある瞬間に互いに逆方
向の電流が流れる。これにより、2組の並行線路の外側
から見ると、各線路に流れる電流によって線路の周りに
発生する磁界の方向が打ち消し合うようになる。したが
って、外部への放射磁界が並行線路が1組の場合よりも
弱められる。また、外からの磁界変化に対しても打ち消
し合う方向に働くので、外部からのノイズの影響も受け
にくくなる。
【0015】図2に戻って、ループアンテナ4から並行
線路2,3へ伝えられた信号は、レベル変換用高周波ト
ランス6の1次側巻線6a,6bに印加される。ここ
で、並行線路3側の端部3c,3dが1次側巻線6bの
両端に交差状態で接続されているため、並行線路2,3
の各信号は、レベル変換用高周波トランス6の1次側に
印加されるときに互いに加え合わされることとなる。し
たがって、2組の並行線路2,3を用いることにより、
1組の並行線路を用いた場合に比較して2倍のレベルの
信号を導出することができることとなる。
【0016】次に、図2の構成における電流伝送路とし
ての動作について説明する。図4は、図2に示された電
力伝送回路と並行線路との関係を示す図である。図4に
おいて、2組の並行線路2,3は、それぞれ通信用電流
ループA,Bを形成する。レベル変換用高周波トランス
6の1次側の2つの巻線6a,6bの端点の片方2d,
3d間に直流電源8が接続され電位差が与えられる。こ
の直流電源8を接続した線2d−2b,3d−3b間
に、負荷9,10が接続される。これにより、電力供給
ループCが形成される。
【0017】ここで、地上局側受信機7と、2組の並行
線路2,3の間には、レベル変換用高周波トランス6が
存在するため、電力供給の観点から見ると、これらは全
て絶縁されていることとなる。したがって、レベル変換
用高周波トランス6の1次側の2つの巻線6a,6bの
端点の片方2d,3d間に直流電源8及び負荷9,10
を接続しても、通信用電流ループA,Bと、電力供給系
のループCとは、全く独立して存在し得ることとなる。
すなわち、線2d−2b,3d−3b間にどのように直
流電源8及び負荷9,10を接続したとしても、直流電
源8と負荷9,10が直結している限り、通信系ループ
A,Bに対して影響を及ぼさない。
【0018】なお、以上説明した例においては、通信用
電流ループA,Bは、同一電流が逆方向に流れるように
構成して、図2に示す外来ノイズの影響を抑え、かつ不
要輻射を低減させる構成とされているが、本発明におけ
る2組の通信用電流ループA,Bは、電気的に絶縁され
ていればどのような構成のものであっても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、信号線と電流線を共用
させた形で実現することができ、かつ信号線と電流線を
共用させているにもかかわらず、信号伝送路の特性イン
ピーダンスに乱れを生じさせることなく、電力供給を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する巡回監視ロボットの外観を示
す図。
【図2】本発明の実施形態における回路構成を示す図。
【図3】図2における並行線路とループアンテナを流れ
る電流の関係を示す図。
【図4】図2における電力伝送回路と2組の並行線路と
の関係を示す回路図。
【符号の説明】
1…軌道 2,3…並行線路 4…ループアンテナ 5…送信機 6…レベル変換用高周波トランス 7…受信機 8…直流電源 9,10…負荷 20…巡回監視ロボット 21…台車 22…カメラ部 23…照明 24…広角カメラ 25…集音マイク 26…ズームカメラ 27…スピーカ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に絶縁された2系統の信号回路
    と、前記2系統の信号回路の内の一方の信号回路の1つ
    の信号線と、他方の信号回路の1つの信号線との間に接
    続された電源と、前記電源が接続された信号線間に接続
    された負荷とを具備することを特徴とする給電システ
    ム。
JP14298596A 1996-06-05 1996-06-05 給電システム Pending JPH09326734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14298596A JPH09326734A (ja) 1996-06-05 1996-06-05 給電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14298596A JPH09326734A (ja) 1996-06-05 1996-06-05 給電システム

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JPH09326734A true JPH09326734A (ja) 1997-12-16

Family

ID=15328257

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JP14298596A Pending JPH09326734A (ja) 1996-06-05 1996-06-05 給電システム

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JP (1) JPH09326734A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000062205A (ko) * 1999-03-31 2000-10-25 이시카와 타다시 급전선을 이용한 통신 시스템
JP2001186062A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Shinko Electric Co Ltd 電力線搬送通信装置
JP2004517545A (ja) * 2000-12-28 2004-06-10 アンビエント・コーポレイション 電力伝送ケーブルへのデータ信号の誘導結合

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JP2001186062A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Shinko Electric Co Ltd 電力線搬送通信装置
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