JP3351264B2 - 移動体の給電線重畳通信システム - Google Patents

移動体の給電線重畳通信システム

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JP3351264B2
JP3351264B2 JP27347796A JP27347796A JP3351264B2 JP 3351264 B2 JP3351264 B2 JP 3351264B2 JP 27347796 A JP27347796 A JP 27347796A JP 27347796 A JP27347796 A JP 27347796A JP 3351264 B2 JP3351264 B2 JP 3351264B2
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    • H04B2203/5487Systems for power line communications using coupling circuits cables

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体が走行する
案内レールに沿って配線された給電線に信号を重畳させ
て移動体と固定局との間で通信を行う移動体の給電線重
畳通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、天井に架設されたレールに沿って
走行し、工場あるいは倉庫内のステーション間において
荷の搬送作業をするモノレール式の搬送体(移動体)が
提案されている。また、この種の搬送体の給電方法とし
て、レールに配線された給電線に対し非接触に対向させ
たピックアップコイルを介して給電線を流れる高周波電
流から電磁誘導作用により移動体が電力を取り込む給電
システムが知られている(例えば特開平5−34460
3号公報,特開平6−153305号公報等)。
【0003】従来、搬送体等の移動体は地上側に設けら
れた固定局との間で通信を行うことにより固定局からの
指令信号に基づき運行制御されるようになっている。従
来、固定局(親局)と移動体(子局)との間の通信は、
案内レールに沿って配線されたトロリー線を介して行わ
れていた。しかし、トロリー線によると、トロリー線が
集電ブラシとの接触により摩耗し易いとともに、トロリ
ー線を給電線と別個に配線する必要があるためその配線
工事に手間がかかる。
【0004】そこで、本願出願人は、給電線を利用して
通信を行うことを提案している。すなわち、給電線を流
れる高周波電流に通信のための信号を重畳させ、移動体
に設けた通信用アンテナを介して固定局との通信を行う
ようにする。
【0005】ところで、案内レールが長い場合には、そ
の長さに合わせて給電線を長くする必要がある。しか
し、給電線を長くすると電力伝送路が長くなることにな
るため給電線等の耐圧が問題となる。電源を大型化して
給電線に供給する電流量を増加してもよいが、給電線の
耐圧を上げる必要から給電線に使用する電線の径が太く
なってその重量が増加し、給電線の配線工事が大変な作
業となるうえ、電源装置の大型化などの新たな問題を招
くことになる。
【0006】そのため、従来、案内レールが長い場合に
は、電源装置の大型化よりも有利な方法として、図9に
示すように、複数の電源(高周波電源)81を設置し、
各電源81からの給電線82a,82bを、移動体83
が走行する案内レール84の長手方向における異なる各
領域にそれぞれ配線することで対応していた。通常、複
数の電源81からの各給電線82a,82bは案内レー
ル84の両端から配線されていた。そのため、各電源8
1が距離的にかなり離れて配置されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9に示した
ように、給電線82a,82bを流れる電流に信号を重
畳させて通信を行う通信システムとする場合、電源81
の異なる給電線82a,82b毎に通信用アンテナ85
を取り付ける必要がある。通信用アンテナ85は給電線
82a,82bが地上近くを通る電源81付近に配設す
ればよいが、通信用アンテナ85がそれぞれモデム86
を介して案内レール84の両端部付近から共通の固定局
87まで接続されることになるため、通信用アンテナ8
4毎に、すなわち電源81を異にする給電線82a,8
2b毎に、モデム86等の通信用機器を用意する必要が
あった。また、通信用アンテナ84と固定局87間の距
離が長くなると、信号強度をできるだけ保持したまま伝
送するための中継器等を配設する必要があった。
【0008】また、複数に分岐する軌道を備えた案内レ
ールにおいても、電源を異にする複数の給電線を案内レ
ールを分断する各領域毎に配線する構成をとっており、
同様の問題が生じることとなっていた。
【0009】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その第1の目的は、給電線を流れる給電用
電流に通信用信号を重畳させて移動体と固定局との間で
通信を行う給電線重畳通信システムにおいて、案内レー
ルに電源装置の異なる複数の給電線が配線された構成で
あっても、電源装置の異なる給電線毎に通信用機器を設
けなくて済む移動体の給電線重畳通信システムを提供す
ることにある。また、第2の目的は、電源装置の異なる
給電線間において通信用アンテナ及び通信用機器を共有
することができるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため請求項1に記載の発明では、案内レールを走行す
る移動体に給電するため該案内レールに沿って配線され
た給電線を流れる電流に信号を重畳させることにより固
定局との通信を行う移動体の給電線重畳通信システムで
あって、前記案内レールには電源装置を異にする複数の
給電線が該案内レールの長手方向における異なる領域に
それぞれ配線されており、前記電源装置の異なる複数の
給電線が近接配置されたところに、それぞれの前記給電
線を流れる電流に通信用の信号を重畳させるための前記
固定局側の通信用アンテナが取り付けられており、前記
電源装置を異にする少なくとも二本の給電線に前記通信
用アンテナと前記固定局との間に介装される通信用機器
が共有されている。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の移動体の給電線重畳通信システムにおいて、前記通
信用機器はモデムであって、該モデムが前記電源装置を
異にする複数の給電線に取り付けられた前記通信用アン
テナに共有されている。
【0012】上記第2の目的を達成するため請求項3に
記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の移動体
の給電線重畳通信システムにおいて、前記電源装置を異
にする複数の給電線のうち少なくとも2本に一つの前記
通信用アンテナが共有されている。
【0013】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の移動体の給電線重畳通信システムにおいて、前記通
信用アンテナはコイルであって、該通信用アンテナを共
有する複数の給電線は一つに束ねられた状態で該通信用
アンテナに巻回されている。
【0014】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれか一項に記載の給電線重畳通信システム
において、前記通信用アンテナは、前記電源装置と前記
案内レールとの間での配線部分で前記給電線に取り付け
られている。
【0015】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の移動体の給電線重畳通信システムにおいて、前記案
内レールは複数に分岐した軌道を描き、該案内レールの
分岐点付近において、前記複数の電源装置からの各給電
線が該案内レールに接続されている。
【0016】(作用)従って、請求項1に記載の発明に
よれば、案内レールを移動する移動体と固定局との間の
通信は、案内レールに配線された電源装置の異なる複数
の給電線のそれぞれを流れる電流に信号を重畳させるこ
とにより行われる。電源装置を異にする複数の給電線が
近接配置されたところに固定局側の通信用アンテナが取
り付けられているため、各給電線に通信用信号を重畳さ
せるための給電線毎の通信用アンテナが互いに近距離に
集中して配置されることとなり、通信用アンテナと固定
局との間に介装される通信用機器が給電線毎の通信用ア
ンテナに共有される。従って、通信用機器の配設数を少
なくすることが可能となる。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、通信用機
器であるモデムが電源装置を異にする各給電線に取り付
けられた通信用アンテナに共有されるため、モデムの配
設数を少なくすることが可能となる。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、電源装置
を異にする複数の給電線のうち少なくとも2本が一つの
通信用アンテナを共有するため、通信用アンテナの配設
数が少なくて済む。
【0019】請求項4に記載の発明によれば、電源装置
を異にする複数の給電線のうち少なくとも2本がコイル
からなる通信用アンテナに一束ねにして巻回されること
で通信用コイルは各給電線に共有される。そのため、通
信用アンテナを複数本の給電線間で簡単に共有させるこ
とが可能となる。
【0020】請求項5に記載の発明によれば、電源装置
から案内レールに至るまでの間で給電線は近接配置され
たところで通信用アンテナは電源装置を異にする給電線
に取り付けられる。そのため、電源装置を異にする給電
線を通信用アンテナの取り付けのためだけに案内レール
から引き出すという配線の無駄が回避される。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、案内レー
ルの分岐点付近に、電源装置を異にする複数の給電線が
案内レールに接続されているため、案内レールが複数に
分岐する軌道を描く構成であっても、通信用アンテナの
取り付けのためだけに案内レールから給電線を引き出す
という無駄を回避することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図4に従って説明する。図1は本実施形態
における給電線重畳通信システムとしての搬送システム
1である。同図に示すように、例えばほぼ直線状に架設
された案内レール2には移動体としての複数台の搬送体
3が走行可能に配備されている。案内レール2はその軌
道長さが比較的長くなっており、案内レール2には搬送
体3に電力を供給するために電源装置としての2台の高
周波電源装置(以下、単に電源という)4,5から延び
た2本の給電線6,7が、案内レール2を長手方向にほ
ぼ二等分した各領域に配線されている。各電源4,5に
両端が接続されている各給電線6,7は案内レール2の
両端部でループを描いており、その往路と復路が案内レ
ール2に沿って平行に配線されている。
【0023】2台の電源4,5は近接位置に設置されて
おり、各電源4,5から延びた給電線6,7は互いに近
接してほぼ平行な配線経路をとるように案内レール2の
下方位置まで敷設されている。そして、そこからは案内
レール2の高さまで立設された支柱(図示せず)に沿っ
て案内レール2の中央付近に接続されるとともに、それ
ぞれ同図における左右に分かれて延びて配線されてい
る。また、電源4,5は、高周波電流(例えば数十kH
z)を給電線6,7に対して供給する。給電線6,7に
は電源4,5から出力される電流に耐えるだけの耐圧性
能を備えた電線が使用されている。
【0024】搬送体3は図3に示すように構成されてい
る。すなわち、搬送体3は、前後一対の駆動輪8及び従
動輪(図示せず)と、複数組の案内輪9とを介して天井
に架設された案内レール2に懸垂状態で走行可能に配備
されている。搬送体3には本体3aの上部に前後一対の
ステアリング部10が本体3aに対して水平面内を回動
可能に設けられており、各輪8,9等は一対のステアリ
ング部10上にそれぞれ支持されることにより、案内レ
ール2に沿って操舵可能となっている。また、ステアリ
ング部10上に配設された走行モータ11により駆動輪
8は回転駆動されるようになっている。
【0025】案内レール2の背面(図3では右側面)に
はその長手方向に沿って所定間隔毎に多数の支持部材1
2が固定されており、前記給電線6,7は支持部材12
の先端に嵌着された状態で支持されている。給電線6,
7はそれぞれの往路と復路が案内レール2に沿って所定
間隔を隔した平行に配線されている。
【0026】各ステアリング部10には受電装置(ピッ
クアップコイル)13が給電線6,7に対して非接触で
対向する状態に取り付けられている。一対の受電装置1
3は電気的に直列に接続されている。断面略E字状のフ
ェライトコア14の突部14aに巻回された受電用コイ
ル15は、一対の給電線6,7間のほぼ中央に配置され
ている。
【0027】また、図4に示すように、フェライトコア
14を支持する支持部材16には一対の支持部16aが
両側に延出しており、各支持部16aの先端に送信用ア
ンテナ17及び受信アンテナ18が給電線6,7の往路
と復路との間に挿入配置された状態で支持されている。
各アンテナ17,18は支持部材16の背面に取付けら
れたモデム19に接続されている。モデム19は本体3
a内のマザーボード(図示せず)に接続されている。
【0028】図1に示すように、地上側には搬送体3に
搬送作業を指令するなどの運行制御を行うための固定局
20が設置されている。固定局20は搬送体3との間で
通信をするためのコントローラ(図示せず)を備えてお
り、コントローラを構成する固定局としてのマイクロコ
ンピュータ(以下、単にコンピュータという)21に
は、通信用機器としてのモデム22が接続されている。
このモデム22には搬送体3側の各アンテナ17,18
との間で通信を行うための通信用アンテナとしての送信
用アンテナ23及び受信用アンテナ24が接続されてい
る。各アンテナ23,24はコイル状のアンテナであ
る。
【0029】電源4,5から2本ずつ延びる給電線6
a,6b,7a,7bは、図2に示すように電源4,5
をそれぞれ異にする給電線6a,7a及び給電線6b,
7bがそれぞれボビン25の穴に共に挿通されて一つに
束ねられており、送信用アンテナ23と受信用アンテナ
24は、各ボビン25の外周面上に巻回された状態で取
付けられている。よって、一つずつの通信用アンテナ2
3及び受信用アンテナ24が各給電線6,7に共有され
た状態にある。
【0030】搬送体3へ送信される指令信号は、各ステ
ーションに設けられた入力装置(いずれも図示せず)に
入力された作業指示データや搬送体3から通信により得
た運行情報等に基づきコンピュータ21において作成さ
れる。モデム22はコンピュータ21からの信号を所定
周波数f1の交流に変換して送信用アンテナ23に送る
とともに、受信用アンテナ24に誘導された高周波電流
から重畳された信号成分の周波数だけをフィルタをかけ
て取り出し、それをデジタル化してコンピュータ21に
送る機能を備える。
【0031】また、搬送体3側に設けられた送信用アン
テナ17と受信用アンテナ18が接続されたモデム19
は、本体3aに内蔵されているマザーボード(図示せ
ず)上のCPU26に接続されている。CPU26は搬
送体3の駆動制御を司る。モデム19は固定局20側の
モデム22と同様の機能を備え、CPU26からのデジ
タル信号を所定周波数f2の電流に変換して送信用アン
テナ17に送るとともに、受信用アンテナ18に誘導さ
れた高周波電流から信号成分の周波数f1のみを取り出
してデジタル化する。こうして固定局20と搬送体3と
の間で給電線6,7を介して通信が行われ、固定局20
からの指令信号に基づき搬送体3が運行制御されるよう
になっている。
【0032】また、搬送体3は受電用コイル15と接続
された電源回路27を備える。電源回路27は、受電用
コイル15に誘導された交流を整流し、走行モータ11
やCPU26等に必要な駆動電圧を供給する。なお、固
定局20から搬送体3へ送る信号の周波数f1と、搬送
体3から固定局20へ送る信号の周波数f2を異ならせ
ているため、固定局20と搬送体3との間で送信と受信
の同時処理が可能となっている。なお、各給電線6,7
が案内レール2に対して中央付近で接続された配線の導
入部では、給電線6,7が搬送体3と干渉しないような
配線経路を通って配線されているため、各搬送体3は案
内レール2の全長に亘るエリアを走行可能となってい
る。
【0033】次に、この搬送システム1の作用を説明す
る。案内レール2上を走行する搬送体3は、給電線6,
7を流れる高周波電流に基づき受電装置13の受電用コ
イル15に誘導された起電力を電力として得る。そし
て、受電用コイル15に誘導された電力は電源回路27
により三相交流に変換されて走行モータ11等に供給さ
れ、走行モータ11の駆動により搬送体3は案内レール
2上を走行する。
【0034】固定局20と各搬送体3との通信は、給電
線6,7を流れる高周波電流に通信のための信号を重畳
させることにより行われる。コンピュータ21からモデ
ム22を介して出力された周波数f1の信号(高周波電
流)は、2本の給電線6a,7aに巻回された送信用ア
ンテナ23に送られる。そして、送信用アンテナ23を
流れる信号は各給電線6a,7aを流れる給電用の高周
波電流に重畳される。そのため、この信号は2つの給電
線6,7上を通って案内レール2上を走行する各搬送体
3に送信される。搬送体3は、受信用アンテナ18によ
りモデム19を介してその信号をCPU26にて受信す
る。
【0035】また、搬送体3から固定局20に信号が送
られる場合は、発信元の搬送体3が給電線6側と給電線
7側のどちらに位置しようとも、受信用アンテナ24に
て受信される。すなわち、搬送体3が案内レール2の給
電線6側に位置するときに重畳された信号は、給電線6
bから受信用アンテナ24に受信され、搬送体3が案内
レール2の給電線7側に位置するときに重畳された信号
は、給電線7bから受信用アンテナ24に受信されるこ
とになる。
【0036】このように電源4,5を異にする給電線
6,7に共有して取り付けられた各アンテナ23,24
が近接配置されることにより、各給電線6,7を流れる
電流に重畳される通信用信号を処理するためのモデム2
2が共有化されているため、モデム22の配設数を一つ
とすることが可能となる。
【0037】また、電源4,5から延びる各給電線6,
7が案内レール2をほぼ二等分するその中央付近に接続
されているため、信号の最大伝送路距離が相対的に短く
なり、案内レール2の両端付近に搬送体3が位置すると
きでも、信号の減衰が比較的小さく抑えられ、通信の信
頼性が高まることになる。
【0038】また、固定局20側の各アンテナ23,2
4は給電線6a,7a及び給電線6b,7bの各々2本
ずつを一つに束ねる各ボビン25の外周面上に巻回され
ているため、給電線6a,7a及び給電線6b,7bの
配線ずれなどが防止され、各アンテナ23,24に無理
な負荷がかかることが回避される。
【0039】また、固定局20と搬送体3との間での通
信に使用される周波数が、固定局20が搬送体3に送信
するときの周波数f1と、固定局20が搬送体3から受
信するときの周波数f2とが異なる値に設定されている
ため、送信と受信を同時に行うことが可能となる。その
ため、本実施形態では送信と受信との間での待ち時間が
不要なので、通信の効率が高まることになる。
【0040】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下に示す効果が得られる。 (a)2台の電源4,5から延びる各給電線6,7を案
内レール2の中央付近から左右へ半分ずつの領域に分か
れるように配線することにより、各電源4,5から案内
レール2に至る部分において各給電線6,7の配線経路
が近接するようにし、この近接配線された箇所におい
て、電源4,5を異にする給電線6a,7a及び給電線
6b,7bの各々2本ずつに通信用の各アンテナ23,
24をボビン25,25を介して巻回して共有させるよ
うにした。そのため、案内レール2に電源4,5を異に
する給電線6,7が複数本配線されていても、各給電線
6,7を流れる給電用の高周波電流に重畳される通信用
の信号を処理するためのモデム22を給電線6,7毎に
共有して1台で済ませることができる。
【0041】(b)モデム22が1台で済むことから、
モデム22の極く近傍に固定局20を設置でき(本実施
形態では固定局20に内蔵)、モデム22とコンピュー
タ21との配線長を極めて短くすることができる。その
ため、通信用アンテナ23,24やモデム22とコンピ
ュータ21との間で伝送される信号の強度を保持するた
めの中継器等を不要にできる。
【0042】(c)各給電線6,7に取り付ける必要の
ある通信用の各アンテナ23,24を電源4,5の異な
る給電線6,7間において共有させたことから、通信用
の各アンテナ23,24の配設数を、給電線6,7毎に
一つずつアンテナを取り付ける構成に比べて少なくする
ことができる。
【0043】(d)各アンテナ23,24を電源4,5
を異にする各給電線6,7に取り付ける箇所を、電源
4,5から案内レール2に至るまでの箇所としたので、
通信用アンテナを取り付けるためだけに各給電線6,7
を案内レール2から引き出す無駄な配線をする必要がな
く、各給電線6,7の配線長を給電線重畳通信システム
を採用しても特に長くなることがない。また、電源4,
5から案内レール2に至る配線部分において各アンテナ
23,24が給電線6,7に取り付けられるため、アン
テナ23,24の取り付け箇所が低く位置し、アンテナ
23,24の配設作業をし易くできる。
【0044】(e)案内レール2の中央付近から左右両
方向に延びるように各給電線6,7を配線し、各給電線
6,7の伝送路を案内レール2をほぼ二等分するほぼ等
しい長さに設定したので、通信のための信号の減衰を極
力小さく抑えることができる。その結果、信号の伝送過
程における損失(ロス)を小さく抑え、通信の信頼性を
高めることができる。
【0045】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように具体化することもできる。 (1)図5に示すように、複数に分岐する軌道を有する
案内レール2を備えた搬送システム31に本発明を適用
してもよい。案内レール2はほぼ真っ直ぐ延びるライン
Aと、ラインAの中程から分岐するラインBとを備え
る。ラインAにはこれを二分するように案内レール2の
分岐点から両側に分かれるように給電線32,33が配
線され、ラインBには給電線34が配線されている。各
給電線32,33,34が接続される3台の高周波電源
装置(以下、単に電源という)35,36,37は案内
レール2の分岐点付近に集合して設置されている。電源
35,36,37と案内レール2との間において、互い
に近接した配線経路をとる各給電線32,33,34
が、電源35,36,37を異にするもの同士が各ボビ
ン25を介して一つに束ねられ、各ボビン25の外周面
上に送信用アンテナ23及び受信用アンテナ24がそれ
ぞれ巻回されている。こうして各アンテナ23,24が
電源35〜37を異にする各給電線32〜34間で共有
されている。そして、固定局20に内蔵された一台のモ
デム22が、互いに近接配置された各アンテナ23,2
4に共有されている。
【0046】この構成によれば、案内レール2の分岐点
付近に電源35〜37を集合して設置し、案内レール2
の分岐点から案内レール2に沿う各方向に各給電線32
〜34を配線したため、電源35〜37と案内レール2
との間で各給電線32〜24を近接する配線経路をとる
よう設けることができる。そのため、電源35〜37か
ら案内レール2に至る部分において、通信用アンテナ2
3,24を各給電線32〜34に取り付けることがで
き、各給電線32〜34を通信用アンテナ23,24を
取り付けるだけのために案内レール2から引き出さなく
て済む。また、案内レール2の分岐点付近に通信用アン
テナ23,24が1箇所に集められるため、各給電線3
2〜34を流れる電流に重畳される各信号処理を通信用
アンテナ23,24が共有する1台のモデム22で済ま
せることができる。また、コイル状のアンテナ23,2
4を、電源35〜37を異にする給電線32〜34に共
通に巻回したので、アンテナ22,23の配設数も少な
くできる。
【0047】(2)前記実施形態では、電源4,5から
案内レール2に至る部分において、給電線6,7を近接
配線することにより給電線6,7に取付ける通信用アン
テナ23,24を近接配置し、電源の異なる給電線での
各信号処理にモデム22を共有するようにしたが、通信
用アンテナの給電線への取付箇所は、電源から案内レー
ルに至るまでの領域に限定されない。例えば図6に示す
搬送システム41のように、案内レール2の両端部付近
に2台の電源(高周波電源装置)42,43を設置し、
各電源42,43からの給電線44,45を案内レール
2の両端からその中央に向かってこれをほぼ二等分する
各領域に配線する。そして、給電線44,45の先端部
分を案内レール2から引き出し、その引き出した各給電
線44,45を一つに束ねるように配設した各ボビン2
5に各アンテナ22,23をそれぞれ巻回させた構成と
する。この構成によっても、電源42,43の異なる給
電線44,45での各信号処理にモデム22を共有する
ことができる。また、通信用アンテナ23,24が各給
電線44,45間で共有されるので、アンテナ23,2
4の配設数を少なくできる。
【0048】(3)通信用アンテナはコイル状のものに
限定されない。例えば図7に示すような容量結合型の通
信用アンテナ51としてもよい。アンテナ51は給電線
6,7の途中に介装された銅バー52と、銅バー52の
表面に形成された絶縁膜53と、この絶縁膜53を挟ん
で銅バー52とは絶縁された状態で接合された金属薄板
54とから構成され、一種のコンデンサのように容量結
合されて形成されている。金属薄板54の表面には1本
のBNC線55から分かれた2本の信号線56がそれぞ
れ接続されている。電源4,5を異にする給電線6a,
7a及び給電線6b,7bとそれぞれ接続された各BN
C線55は共通のモデム22に接続されている。この構
成によれば、アンテナ51は給電線6,7毎に1つずつ
取り付けられることになるが、BNC線55及びモデム
22は給電線6,7間で共有できる。もちろん、前記実
施形態のようなコイル状のアンテナ22,23を給電線
6,7毎に巻回し、通信用アンテナを除いたBNC線及
びモデム22を共有する構成としてもよい。
【0049】(4)固定局側のコイル状の通信用アンテ
ナを共有のため給電線に巻回する取付構造は適宜変更で
き、例えば図8に示すように構成することもできる。図
8(a)は、電源4,5を異にする給電線6a,6b,
7a,7bの全て(4本)をボビン25で一束ねにし、
送受信を兼ねた1つの通信用アンテナ61をボビン25
に巻回した例である。この構成によれば、通信用アンテ
ナの配設数が半分(1個)で済む。
【0050】また、図8(b)は、送受信を兼ねた通信
用アンテナ61が巻回される給電線を、電源4,5を異
にする4本のうち2本の給電線6a,7aだけとしてい
る。この構成によれば、図8(a)の構成に比較し、ボ
ビン25の径を小さく済ませられ、通信用アンテナ61
を小型化できる。さらに図8(c)は、2本の給電線6
a,7aを束ねている1個のボビン25に、送信用アン
テナ23と受信用アンテナ24の両方を巻回させた例で
ある。この構成によれば、2個のアンテナ23,24を
設けても、ボビン25を1個で済ませられる。
【0051】電源装置が3台以上の複数台設置された搬
送システムでは、通信用アンテナを共有する給電線の本
数が多くなるため、特に図8(b),(c)に示した構
成を採用した方が固定局側のアンテナ装置の小型化を図
り易い。なお、ボビン25を使用せず、通信用アンテナ
23,24,61を複数本の給電線に直接巻回させても
よい。
【0052】(5)通信用機器はモデムに限定されな
い。通信用アンテナと固定局のコントローラ(またはコ
ンピュータ)との間に設けられるデモム以外の通信用機
器を電源を異にする給電線間で共有する構成とすること
ができる。
【0053】(6)通信用アンテナの構造は、コイル型
や容量結合型以外の構成であってもよい。 (7)搬送システムが案内レールの給電線用として3個
以上の電源装置を備える場合、電源装置を異にする給電
線のうち一部だけがモデム等の通信機器を共有している
構成としてもよい。例えば1本の案内レールに電源装置
を異にする3本の給電線が配線されている場合、2本の
給電線だけが通信機器を共有し、残りの1本は通信機器
を共有しない構成としてもよい。このような構成によっ
ても、モデム等の通信機器の配設数を減らすことができ
る。
【0054】(8)本発明の適用は、架設タイプの案内
レールを走行する搬送体を備えた搬送システムに限定さ
れない。例えば地上に敷設された案内レール上を走行す
る無人搬送車を備える搬送システム、移動体としてのス
タッカクレーンを備える自動倉庫システムなどにおいて
本発明を適用してもよい。つまり、移動体が走行する案
内レールに電源装置の異なる複数の給電線が配線された
構成であって、給電線を流れる給電用電流に通信のため
の信号を重畳させることにより、移動体と固定局(親
局)間で通信を行う給電線重畳通信システムであれば本
発明を適用できる。
【0055】(9)本発明が適用される移動体は、荷を
搬送するための搬送体に限定されない。案内レールに配
線された給電線から電磁誘導作用により非接触で電力を
得るとともに、その給電線に信号を重畳させた通信方法
を採用した搬送体以外の移動体を備えた通信システムに
広く本発明を採用することができる。
【0056】前記実施形態から把握され、特許請求の範
囲に記載されていない発明を、その効果とともに以下に
記載する。 (イ)請求項4に記載の発明において、前記通信用アン
テナは、前記電源装置を異にする複数の前記給電線を一
つに束ねる保護部材に巻回されている。この構成によれ
ば、通信用アンテナが巻回する複数の給電線のずれが保
護部材により抑えられるので、通信用アンテナに負荷が
かかることを防止できる。
【0057】(ロ)請求項1、請求項2、請求項5及び
請求項6のいずれか一項に記載の発明において、前記通
信用アンテナは、前記給電線を構成する導電部材の表面
に絶縁層を挟んで導電板が設けられることにより前記給
電線に容量結合されている。この構成によれば、容量結
合型の通信用アンテナにより電磁誘導以外の方法で給電
線を流れる給電用電流に信号を重畳させることができ
る。また、給電線に比較的簡単に取付けることができ
る。
【0058】(ハ)請求項5又は請求項6に記載の発明
において、前記案内レールは架設レールである。この構
成によれば、電源装置と案内レールとの間以外の領域で
通信用アンテナを取り付けるために、案内レールから電
源装置を異にする給電線を引き出そうとすると、その引
き出し長さが敷設レールに比較して架設レールの場合は
長くなるが、このような架設レールにおいて、給電線の
配線長さを短くすることにより顕著に効果がある。
【0059】(ニ)請求項1〜請求項6のいずれか一項
に記載の発明において、前記通信用アンテナは送受信を
兼ねている。この構成によれば、通信用アンテナの配設
数を少なくすることができる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、電源装置を異にする複数の給電線が近接配
置されたところに固定局側の通信用アンテナを取り付け
ることにより、各給電線毎の通信用アンテナが互いに近
距離に配置されるようにし、通信用アンテナと固定局と
の間に介装される通信用機器を電源装置の異なる給電線
毎に共有させたので、通信用機器の配設数を少なくする
ことができる。
【0061】請求項2に記載の発明によれば、通信用機
器がモデムであるので、モデムの配設数を少なくするこ
とができる。請求項3に記載の発明によれば、電源装置
を異にする複数の給電線のうち少なくとも2本が一つの
通信用アンテナを共有しているため、通信用アンテナの
配設数を少なく済ませることができる。
【0062】請求項4に記載の発明によれば、少なくと
も2本の給電線に共有される通信用アンテナを、各給電
線を一つに束ねるように該給電線に巻回されたコイルと
したため、少なくとも2本の給電線間で通信用アンテナ
を簡単に共有させることができる。
【0063】請求項5に記載の発明によれば、通信用ア
ンテナは、電源装置と案内レールとの間での配線部分で
各給電線に取り付けられるため、電源装置を異にする給
電線を通信用アンテナの取り付けのためだけに案内レー
ルから引き出すという無駄な配線を回避することができ
る。
【0064】請求項6に記載の発明によれば、複数の電
源装置からの各給電線が案内レールの分岐点付近におい
て接続されているため、複数に分岐した軌道を描く案内
レールにおいても、通信用アンテナの取り付けのためだ
けに案内レールから給電線を引き出すという無駄を回避
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態における搬送システムの模式平面
図。
【図2】固定局側の通信用アンテナの取付構造を示す斜
視図。
【図3】搬送体の正面図。
【図4】通信用アンテナを備えた受電装置を示す斜視
図。
【図5】別例の搬送システムの模式平面図。
【図6】図6と異なる別例の搬送システムの模式平面
図。
【図7】別例の通信用アンテナを示す斜視図。
【図8】別例の通信用アンテナの取付構造を示す模式
図。
【図9】従来技術における搬送システムの部分側面図。
【符号の説明】
1…給電線重畳通信システムとしての搬送システム、2
…案内レール、3…移動体としての搬送体、4,5,3
5〜37,42,43…電源装置としての高周波電源装
置、6,7,32〜34,44,45…給電線、21…
固定局としてのコンピュータ、22…通信用機器として
のモデム、23…通信用アンテナとしての送信用アンテ
ナ、24…通信用アンテナとしての受信用アンテナ、5
1,61…通信用アンテナ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−170606(JP,A) 特開 平10−42402(JP,A) 特開 平10−84303(JP,A) 実開 平6−38348(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 5/00 - 5/02 B60M 7/00 B60L 5/00 - 5/42 H02J 17/00 H04B 3/54

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内レールを走行する移動体に給電する
    ため該案内レールに沿って配線された給電線を流れる電
    流に信号を重畳させることにより固定局との通信を行う
    移動体の給電線重畳通信システムであって、 前記案内レールには電源装置を異にする複数の給電線が
    該案内レールの長手方向における異なる領域にそれぞれ
    配線されており、前記電源装置の異なる複数の給電線が
    近接配置されたところに、それぞれの前記給電線を流れ
    る電流に通信用信号を重畳させるための前記固定局側の
    通信用アンテナが取り付けられており、前記電源装置を
    異にする少なくとも二本の給電線に前記通信用アンテナ
    と前記固定局との間に介装される通信用機器が共有され
    ている移動体の給電線重畳通信システム。
  2. 【請求項2】 前記通信用機器はモデムであって、該モ
    デムが前記電源装置を異にする複数の給電線に取り付け
    られた前記通信用アンテナに共有されている請求項1に
    記載の移動体の給電線重畳通信システム。
  3. 【請求項3】 前記電源装置を異にする複数の給電線の
    うち少なくとも2本に一つの前記通信用アンテナが共有
    されている請求項1又は請求項2に記載の移動体の給電
    線重畳通信システム。
  4. 【請求項4】 前記通信用アンテナはコイルであって、
    該通信用アンテナを共有する複数の給電線は一つに束ね
    られた状態で該通信用アンテナに巻回されている請求項
    3に記載の移動体の給電線重畳通信システム。
  5. 【請求項5】 前記通信用アンテナは、前記電源装置と
    前記案内レールとの間での配線部分で前記給電線に取り
    付けられている請求項1〜請求項4のいずれか一項に記
    載の給電線重畳通信システム。
  6. 【請求項6】 前記案内レールは複数に分岐した軌道を
    描き、該案内レールの分岐点付近において、前記複数の
    電源装置からの各給電線が該案内レールに接続されてい
    る請求項5に記載の移動体の給電線重畳通信システム。
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