JPH11171322A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH11171322A
JPH11171322A JP34341697A JP34341697A JPH11171322A JP H11171322 A JPH11171322 A JP H11171322A JP 34341697 A JP34341697 A JP 34341697A JP 34341697 A JP34341697 A JP 34341697A JP H11171322 A JPH11171322 A JP H11171322A
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rail
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Atsushi Okuno
敦 奥野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送車に対する給電線の給電の効率を低下さ
せず、かつ、装置全体の製造コストを上げずに製造可能
な高い信頼性を有する搬送装置を提供する。 【解決手段】 固定レール1Aおよび1Bは、工場の床に固定
され、搬送車が走行する。給電線3Aおよび3Bは、固定レー
ル1Aおよび固定レール1Bにそれぞれ設けられ、搬送車の駆動
用モータへ供給する交流電流が通電されている。可動レール2
は、工場の床面に移動自在に設置され、給電線4が設け
られている。電磁誘導結合部5Aは、給電線3Aに設けら
れ、電磁誘導結合部5Bは、給電線3Bに設けられている。
電磁誘導結合部6Aおよび6Bは、給電線4に設けられてい
る。電磁誘導結合部5Aと6Aとが接続され、給電線3Aから
給電線4への電力の供給は、電磁誘導結合部6Aと6Bとの
電磁誘導により行われる。同様に、電磁誘導結合部6Bと
5Bとが接続されており、給電線4から給電線3Bへの電力
の供給は、電磁誘導結合部6Aと6Bとの電磁誘導により行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送車を案内する
案内レール、前記案内レールに沿って設けられた交流電
流が通電されて磁界を発生する給電線および前記給電線
から電力を供給され荷物を搬送する搬送車から構成され
る搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる搬送設備は、搬送体が案内
レールに案内される状態で移動して、荷の搬送に利用さ
れる。この搬送体には、例えば走行駆動用のモータ類等
の電力を必要とする機器が搭載されている場合が多く、
これらの機器に何らかの形で電力を供給する必要があ
る。このため、案内レールに沿って、高周波電流を通電
する給電線を併設し、この給電線の高周波電流により発
生する磁束を媒介として搬送体側の共振コイルに高周波
の起電力を生じさせ、地上側から搬送車に対して電力を
供給する構成が考えられている。
【0003】ところで、一般的に、搬送体を案内する案
内レールとしては、全長に亘って固定配置された単一経
路の案内レールのみならず、例えば、案内レールに分岐
部が存在する。その分岐部で搬送体を分岐させる場合、
または、搬送体のメンテナンスの際に搬送体を本来の案
内レールから離脱させる場合等があり、案内レールの一
部を可動の案内レールで構成することがある。
【0004】このように案内レールの一部が可動とされ
ている場合、上記の給電線は、高周波抵抗の低減のた
め、並列接続等の任意の配線が困難な特殊な線材を用い
る場合が多く、可動の部分も含めて一連の給電線を設置
するのは困難である。従来、案内レールのうちの可動の
部分は、他の案内レール部分とは別系統の給電線を設け
る必要があった。
【0005】そこで、別系統の給電線を設けずに可動の
部分を伸縮可能な融通部として一連の給電線を設置可能
とする構成を図8に示す。図8は、図9に示す搬送装置
の可動部分を示す斜視図である。この図8において、特
に可動レールBにおける給電線の配線についてを説明す
る。固定レールCから出た給電線3は、融通部3aを経
て可動レールBに至り、他端側でUターンして可動レー
ルBにおいても給電線3を左右一対に形成した後、融通
部3aに戻る。
【0006】融通部3aにおける一対の給電線3は、給
電線3が他の機器と干渉するのを防止するためケーブル
ベア3b内に収納してある。融通部3aからでた給電線
3は、固定レールCの対向側に接続される。これによ
り、融通部3aは、他の固定レール部分Cに沿って備え
られた一対の給電線3の一方と直列に連なる状態で構成
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た融通部の給電線は、接続される給電線を移動させるた
め長く作成されており、高周波交流電流が流れる場合に
導通損が増加することにより給電線の給電の効率を低下
させる欠点がある。また、融通部の給電線には、繰り返
しの屈曲に耐えるため、高周波ロスが少なく、かつ高い
可とう性を有する線材を使用する必要が有る。しかしな
がら、高い可とう性を有する線材は、使用できる種類が
限られ、高価であり、装置全体の製造コストを大幅に上
昇させてしまう問題がある。さらに、融通部の給電線
は、繰り返しの屈曲があるため寿命および信頼性に問題
がある。
【0008】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、搬送車に対する給電線の給電の効率を低下させ
ず、かつ、装置全体の製造コストを上げずに製造可能な
高い信頼性を有する搬送装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、搬送
装置において、分割可能な複数のレールに給電線を併設
し、一のレールの第一の給電線とこれに隣接する他のレ
ールの第二の給電線との間を電磁誘導手段により接続す
ることを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の搬送装
置において、前記一のレールを前記他のレールに接続す
ることにより、前記第一の給電線と前記第二の給電線と
が電磁誘導手段により結合し、前記第一の給電線と前記
第二の給電線とが一連の電流経路を構成し、前記第一の
給電線と前記第二の給電線との間で電力の授受が行われ
ることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の搬送装置において、前記電磁誘導手段は、
2つに分割可能な構成とされ、かつ一連の磁気回路を構
成する磁性体と、分割可能な磁性体の一方の部分に近接
させて設けられた第一の給電線と、分割可能な磁性体の
他方の部分に近接させて設けられた第二の給電線と、か
らなることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる搬送装置の部分構成を示すブロック図である。この
部分構成が相互に接続された全体の搬送装置としては、
図9と同様の構成形態となる。図1において、1Aおよ
び1Bは、固定レールであり、搬送車A(図9参照)
が、この固定レール1Aおよび固定レール1B上を走行
する。3Aおよび3Bは、給電線であり、おのおの固定
レール1Aおよび固定レール1Bにそれぞれ設けられて
いる。給電線3Aおよび給電線3Bは、交流電流が通電
されており、搬送車A(図9参照)の駆動用モータへ電
力を供給する。
【0013】2は可動レールであり、工場の床面でX方
向およびY方向に移動可能に設置されている。4は給電
線であり、可動レール2に設けられている。5Aは電磁
誘導結合部であり、給電線3Aに設けられている。同様
に、5Bは電磁誘導結合部であり、給電線3Bに設けら
れている。6Aおよび6Bは電磁誘導結合部であり、給
電線4に設けられている。
【0014】電磁誘導結合部5Aと電磁誘導結合部6A
とが接続されており、給電線3Aから給電線4への電力
の供給は、電磁誘導結合部6Aと電磁誘導結合部6Bと
の電磁誘導により行われる。同様に、電磁誘導結合部6
Bと電磁誘導結合部5Bとが接続されており、給電線4
から給電線3Bへの電力の供給は、電磁誘導結合部6A
と電磁誘導結合部6Bとの電磁誘導により行われる。
【0015】図1の電磁誘導結合部5A(6A、6B、
5B)の詳細を図2に示す。電磁誘導結合部5A(6
A、6B、5B)は、断面が略E字形状に形成され、突
起部5Ae(6Ae、6Be、5Be)、突起部5Af
(6Af、6Bf、5Bf)および突起部5Ag(6A
g、6Bg、5Bg)を有する磁性体のコア5Aa(6
Aa、6Ba、5Ba)からなる。
【0016】この磁性体のコア5Aa(6Aa、6B
a、5Ba)には、突起部5Ae(6Ae、6Be、5
Be)と突起部5Af(6Af、6Bf、5Bf)とに
よる溝5Ab(6Ab、6Bb、5Bb)および突起部
5Af(6Af、6Bf、5Bf)と突起部5Ag(6
Ag、6Bg、5Bg)とによる溝5Ac(6Ac、6
Bc、5Bc)が形成されている。
【0017】この溝5Abおよび溝5Acには、それぞ
れ給電線3Aが突起部5Afをループして平行に配設さ
れている。同様に、6Aa、6Baおよび5Baの各溝
6Abと6Acとに、6Bbと6Bcとに、および5B
bと6Bcとには、それぞれ給電線4、給電線4または
給電線3Bが平行に配設されている。
【0018】可動レール2を固定レール1Aおよび固定
レール1Bの間に組み込む場合には、給電線5Aから給
電線6Aへの電磁誘導による電力の供給が効率良く行わ
れるため、電磁誘導結合部5Aの面5Adと電磁誘導結
合部6Aの面6Adとが完全に密着(または近接)され
る。同様に、給電線4から給電線6Bへの電磁誘導によ
る電力の供給が効率良く行われるため、電磁誘導結合部
6Bの面6Bdと電磁誘導結合部5Bの面5Bdとが密
着(または近接)される。
【0019】次に、本発明の実施形態の動作について説
明する。 <第一の実施形態>第一の実施形態の動作を図1を用い
て説明する。たとえば、給電線3Aが搬送装置全体に電
力を供給する図に示さない電源に接続れているとする。
そして、搬送車の走行経路の分岐および方向転換のた
め、可動レール2は、固定レール1BからX方向または
Y方向へ移動される。
【0020】そして、可動レール2は、図に示さない他
の固定レールまたは固定レールに接続された可動レール
に接続される。その結果、固定レール1Bの給電線3B
には、電磁誘導結合部5Aと電磁誘導結合部5Aとが分
離され、電磁誘導結合部5Bを介した電力の供給は行わ
れなくなる。このように、スイッチなどの切り換えなし
に、搬送車の走行経路の分岐および方向転換が容易に行
える。
【0021】<第二の実施形態>本発明による第二の実
施形態を図3を用いて説明する。図3は、第二の実施形
態による搬送装置の部分構成を示している。図3に示す
ように、可動レールには、可動レール8の形状のものも
ある。この可動レール8に設けられている給電線9の一
端には、電磁誘導結合部10Aが設けられている。ま
た、給電線3Aには、図に示さない所定の箇所から電力
が供給されている。そして、給電線9には、電磁誘導結
合部10Aと電磁誘導結合部5Aとの接合における電磁
誘導により給電線3Aから電力が供給される。
【0022】この可動レール8に設けられている給電線
9の他端には、電磁誘導結合部がなく、終端となってい
る。この場合、固定レール1Cに設けられている給電線
3Cの可動レール8側の端部が終端されているため、給
電線3Bは図に示さない所定の箇所で電力が供給されて
いる。
【0023】たとえば、図に示さない搬送車の分岐およ
び方向転換のため、可動レール8がX方向へ移動される
場合は、搬送車の固定レール1Aと固定レール1Cとの
間は分離される。この結果、電磁誘導結合部5Aと電磁
誘導結合部10Aとが分離されるが、固定レール1Cに
対して給電線9からではなく、図に示さない所定の箇所
から電力が供給されるため、固定レール1C上の図に示
さない搬送車には、給電線3Cから駆動用モータへの電
力が供給される。
【0024】<第三の実施形態>本発明による第三の実
施形態を図4を用いて説明する。図4は、第三の実施形
態による搬送装置の部分構成を示している。ここで、固
定レール1Dに設けられている給電線3Dには、電磁誘
導結合部5Cが接続されており、また、図に示さない所
定の箇所から電力が供給されている。同様に、給電線3
Aにも、図に示さない所定の箇所から電力が供給されて
いる。給電線4には、電磁誘導結合部5Aと電磁誘導結
合部6Aとの結合における電磁誘導により電力が給電線
3Aから供給されている。また、給電線3Bには、電磁
誘導結合部6Bと電磁誘導結合部5Bとの結合における
電磁誘導により電力が給電線4から供給されている。
【0025】たとえば、図に示さない搬送車の分岐およ
び方向転換のため、装置が固定レール1B近傍から矢印
Y方向の固定レール1D近傍に移動され、かつ固定レー
ル1Bが不必要となったとすると、可動レール2は固定
レール1Dに接続される。そして、電磁誘導結合部6B
は、給電線3Dの電磁誘導結合部5Cに結合される。こ
の結果、給電線4には、電磁誘導結合部6Bと電磁誘導
結合部5Cとの結合における電磁誘導により電力が給電
線3Dから供給されることになる。
【0026】このため、電磁誘導結合部6Bと電磁誘導
結合部5Bとの結合が分離されるため、固定レール1B
の給電線3Bは、給電線4からの電磁誘導による電力の
供給が停止される。そして、図に示さない搬送車は、給
電線3Dおよび給電線4から駆動モータへの電力の供給
を受けることにより固定レール1Dおよび可動レール2
を走行し、目的の装置に対して荷物を搬送する。
【0027】<第四の実施形態>本発明による第四の実
施形態を図5を用いて説明する。図5は、第四の実施形
態による搬送装置の部分構成を示している。ここで、固
定レール21Aに設けられている給電線22Aには、電
磁誘導結合部11Aが接続されており、また、図に示さ
ない所定の箇所から電力が供給されている。同様に、固
定レール1Aの給電線3Aにも、図に示さない所定の箇
所から電力が供給されている。給電線4には、電磁誘導
結合部5Aと電磁誘導結合部6Aとの結合における電磁
誘導により電力が給電線3Aから供給されている。
【0028】また、給電線3Bには、電磁誘導結合部6
Bと電磁誘導結合部5Bとの結合における電磁誘導によ
り電力が給電線4から供給されている。一方、固定レー
ル211Aの給電線22Aには、図に示さない所定の箇
所から電力が供給されている。しかし、固定レール21
Bにおける給電線22Bには、電字誘導結合部11Bと
対になる電磁誘導結合部が接合されていないため、電力
が供給されない。
【0029】たとえば、図に示さない搬送車の分岐およ
び方向転換のため、固定レール1Aと固定レール1Bと
が形成するラインではなく、固定レール21Aと固定レ
ール21Bとが形成するラインに変更となったとする。
これにより、可動レール2は、レールの中心を軸として
Z方向へ回転させられる。そして、可動レール2は、固
定レール21Aおよび固定レール21Bの間の位置へ移
動される。
【0030】この結果、固定レール1Bには、電磁誘導
結合部6Bが電磁誘導結合部5Bから分離されるため、
給電線3Aからの電磁誘導による電力の供給が停止さた
状態となる。すなわち、固定レール1Bは、工場の製造
ラインから切り放されることになる。
【0031】一方、電磁誘導結合部11Aと電磁誘導結
合部6Aとは、結合される。この結果、結合可動レール
2の給電線4には、電磁誘導結合部11Aと電磁誘導結
合部6Aとの結合における電磁誘導により電力が給電線
22Aから供給されることになる。さらに、固定レール
21Bの給電線22Bには、電磁誘導結合部6Bと電磁
誘導結合部11Bとの結合における電磁誘導により電力
が給電線4から供給されることになる。
【0032】この結果、搬送車は給電線22A、給電線
4および給電線22Bから電力の供給を受け、固定レー
ル21A、可動レール2および固定レール21Bを走行
し、荷物の搬送を行う。
【0033】<第五の実施形態>本発明による第五の実
施形態を図6を用いて説明する。図6は、第五の実施形
態による搬送装置の部分構成を示している。ここで、固
定レール30Aに設けられている給電線31Aには、電
磁誘導結合部32Aが接続されており、また、図に示さ
ない所定の箇所から電力が供給されている。さらに、給
電線31Aは、固定レール30Bにも延長され、配設さ
れている。そして、可動レール8の給電線9には、電磁
誘導結合部32Aと電磁誘導結合部10Aとの結合にお
ける電磁誘導により電力が給電線31Aから供給されて
いる。
【0034】たとえば、図に示さない搬送車の分岐およ
び方向転換のため、可動レール8のが移動させられた場
合、固定レール30Bには、給電線31Aが配設されて
いるため、電力が供給され続ける。このため、搬送車
は、給電線31Aから電力の供給を受け、固定レール3
0Aおよび固定レール30Bを走行し、荷物の搬送を行
う。
【0035】<第六の実施形態>本発明による第六の実
施形態を図7を用いて説明する。図7は、第六の実施形
態による搬送装置の部分構成を示している。ここで、固
定レール25に設けられている給電線26には、電磁誘
導結合部5Bが接続されており、また、図に示さない所
定の箇所から電力が供給されている。そして、可動レー
ル2には、電磁誘導結合部5Bと電磁誘導結合部6Bと
の結合における電磁誘導により電力が給電線26から供
給されている。
【0036】また、固定レール27Aに設けられている
給電線28Aには、電磁誘導結合部29Aが接続されて
おり、また、図に示さない所定の箇所から電力が供給さ
れている。さらに、給電線28Aは、固定レール27B
にも延長され、配設されている。
【0037】たとえば、図に示さない搬送車の分岐およ
び方向転換のため、可動レール2の部分の装置が取り除
かれて、固定レール27Aと固定レール27Bとの間に
移動された場合、可動レール8は、固定レール27Aと
固定レール27Bとの間に移動される。これにより、電
磁誘導結合部29Aと電磁誘導結合部6Aとは、結合さ
れる。この結果、可動レール2の給電線4には、電磁誘
導結合部29Aと電磁誘導結合部6Aとの結合における
電磁誘導により電力が給電線28Aから供給されること
になる。
【0038】また、固定レール27Bには、給電線28
Aが配設されており、可動レール2が接続されるされな
いに拘らず、搬送車が走行可能である。
【0039】上述したように、可動レールを接続したい
固定レールの位置に移動させるだけで、電磁誘導結合部
を介して電磁誘導により固定レールの給電線から可動レ
ールの給電線へまたは可動レールの給電線から固定レー
ルの給電線へ搬送車の駆動用モータに使用される電力の
供給が行える。
【0040】
【発明の効果】本願発明によれば、可動レールを接続し
たい固定レールの位置に移動させることのみで、電磁誘
導結合部を介して固定レールの給電線から可動レールの
給電線へまたは可動レールの給電線から固定レールの給
電線へ電力の供給が行え、可動レールと固定レールの間
を可とう性のある長いケーブルである給電線で接続しな
いため、導通損が小さい高価なケーブルを使用する必要
がないので、搬送装置の製造価格を下げることが可能と
なる効果がある。
【0041】また、本発明によれば、可動レールを接続
したい固定レールの位置に移動させることのみで、電磁
誘導結合部を介して固定レールの給電線から可動レール
の給電線へまたは可動レールの給電線から固定レールの
給電線へ電力の供給が行え、可動レールと固定レールの
間を可とう性のある長いケーブルである給電線で接続し
ないため、導通損を削減させ、かつ可動レールの移動の
繰り返しによる給電線の機械的劣化がないため、搬送装
置の寿命を大幅に向上させる効果がある。
【0042】さらに、本発明によれば、可動レールを接
続したい固定レールの位置に移動させることのみで、電
磁誘導結合部を介して固定レールの給電線から可動レー
ルの給電線へまたは可動レールの給電線から固定レール
の給電線へ電力の供給が行え、可動レールと固定レール
の間を可とう性のある長いケーブルである給電線で接続
しないため、給電線から発生する放射ノイズを減少でき
るので、搬送装置の制御系の信頼性を向上させ、かつ周
辺機器に対する干渉を減少させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態による搬送装置の構
成の一部を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施形態による搬送装置に用いられ
る電磁誘導結合部の構成を示す斜視図である。
【図3】 本発明の第二の実施形態による搬送装置の構
成の一部を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第三の実施形態による搬送装置の構
成の一部を示すブロック図である。
【図5】 本発明の第四の実施形態による搬送装置の構
成の一部を示すブロック図である。
【図6】 本発明の第五の実施形態による搬送装置の構
成の一部を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第六の実施形態による搬送装置の構
成の一部を示すブロック図である。
【図8】 従来例による搬送装置の構成の一部を示す斜
視図である。
【図9】 搬送装置の全体構成を示す概念図である。
【符号の説明】
1A、1B、1D、21A、21B 固定レール 25、27A、27B 固定レール 2、8 可動レール 3A、3B、3C、3D、4、9 給電線 22A、22B、26、28A 給電線 5A、5B、5C、6A、6B 電磁誘導結合部 10A、11A、11B 電磁誘導結合部 5Aa、5Ba、6Aa、6Ba 磁性体のコア 5Ab、5Bb、6Ab、6Bb 溝 5Ac、5Bc、6Ac、6Bc 溝 5Ad、5Bd、6Ad、6Bd 面 5Ae、5Be、6Ae、6Be 突起部 5Af、5Bf、6Af、6Bf 突起部 5Ag、5Bg、6Ag、6Bg 突起部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割可能な複数のレールに給電線を併設
    し、 一のレールの第一の給電線とこれに隣接する他のレール
    の第二の給電線との間を電磁誘導手段により接続するこ
    とを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記一のレールを前記他のレールに接続
    することにより、前記第一の給電線と前記第二の給電線
    とが電磁誘導手段により結合し、前記第一の給電線と前
    記第二の給電線とが一連の電流経路を構成し、前記第一
    の給電線と前記第二の給電線との間で電力の授受が行わ
    れることを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記電磁誘導手段は、2つに分割可能な
    構成とされ、かつ一連の磁気回路を構成する磁性体と、
    分割可能な磁性体の一方の部分に近接させて設けられた
    第一の給電線と、分割可能な磁性体の他方の部分に近接
    させて設けられた第二の給電線と、からなることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002346874A (ja) * 2001-05-17 2002-12-04 Daido Steel Co Ltd 棒材分配装置

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