JP3482775B2 - 移動体運行システムのアンテナ取付け構造 - Google Patents

移動体運行システムのアンテナ取付け構造

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JP3482775B2
JP3482775B2 JP18750396A JP18750396A JP3482775B2 JP 3482775 B2 JP3482775 B2 JP 3482775B2 JP 18750396 A JP18750396 A JP 18750396A JP 18750396 A JP18750396 A JP 18750396A JP 3482775 B2 JP3482775 B2 JP 3482775B2
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正己 高三
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、案内レールに沿っ
て移動する移動体の使用電力を、前記案内レールに沿っ
て配線された給電線に供給される交流電流に基づいて誘
導起電力を発生させるピックアップコイルを介して供給
する移動体運行システムのアンテナ取付け構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、案内レールに沿って移動する移動
体により荷の搬送を行う搬送システムが提案及び実施さ
れており、工場内、倉庫内の物流の効率化が図られてい
る。一般に、移動体の走行には、走行用モータが使用さ
れている。そして、この走行用モータの駆動電力は、案
内レールに敷設した高周波の交流が流れる給電線(電力
用トロリー線)を介して給電される。
【0003】この給電方法には、トロリー式と非接触式
とがある。トロリー式は、移動体側に設けた集電子を給
電線に接触させて電力を給電する方式である。非接触方
式は、移動体側に設けたピックアップコイルを給電線の
近傍に配置しピックアップコイルに誘導起電力を発生さ
せて電力を得る方式である。そして、トロリー式が集電
子の摩耗によるメンテナンスの必要性、塵芥及び火花の
発生といった問題を有するのに対して、非接触方式では
その問題がない。従って、その点で非接触方式がトロリ
ー式より優れていることから近年注目されている。
【0004】ところで、案内レールに沿って走行する移
動体の運行制御は、地上に設置された運行制御装置(い
わゆる地上局)からの指令信号に基づいて行われる。即
ち、地上局は案内レール上を走行する移動体との間で運
行に必要な通信を行っている。この通信方法は、無線機
を地上局及び移動体に装備し、該無線機を使って通信を
行っている。そして、移動体は走行しながら地上局との
間で通信を行い、地上局からの指令に従って運行制御さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記通信方法では、案
内レールが広い範囲に敷設され、その広範囲を走行する
移動体に対してどこに走行していても確実に通信ができ
るためには地上局側の無線機を複数の最適な箇所に設置
しなければならない。そのため、無線機と地上局とを結
ぶ通信ケーブルの配線作業に労力及び時間を要してい
た。しかも、地上局側の無線機を設置する各箇所は、移
動体と確実に通信ができる必要があることから、その設
置場所の選定作業にも労力と時間を要していた。
【0006】そこで、地上局に繋がった通信線を前記給
電線と平行に案内レールに沿って敷設し、移動体は該通
信線を介して地上局と通信を行うことが考えられる。し
かしながら、前記通信線を案内レールに敷設しなければ
ならいことからその配線作業には労力及び時間を要す
る。さらに、通信線に対して集電子を接触させるため、
通信線及び集電子は摩耗する。その結果、通信不良が頻
発し、交換作業を定期的に行わなければならない。ま
た、案内レールは通信線を敷設する分だけ大型化する。
【0007】この問題を解消するため本願出願人は、先
に前記移動体の運行を制御する運行制御装置から移動体
への通信信号を、前記案内レールに配線された給電線に
流れる交流電流に重畳させて、前記移動体と運行制御装
置との間の通信を行わせるようにした移動体運行システ
ムを提案している。
【0008】この移動体運行システムでは地上局と移動
体との間での通信に使用する送信用アンテナ及び受信用
アンテナと、モデム装置(変復調装置)を必要とし、ア
ンテナを給電線の近傍に位置するように移動体に装備す
ることが、通信を良好に行う上で重要となる。また、ア
ンテナとモデム装置とは同軸ケーブルで接続される。同
軸ケーブルは耐屈曲性に乏しいため、移動体がカーブ区
間を走行する際にアンテナとモデム装置とが相対移動す
ると、同軸ケーブルが早期に劣化して信頼性が乏しくな
る。
【0009】本発明の目的は、移動体への電力供給を非
接触式で行うため給電線に流れる交流電流に通信信号を
重畳させて、前記移動体と運行制御装置との間の通信を
行わせるようにした移動体運行システムにおいて、運行
制御装置との間の通信を良好にかつ信頼性を高めた状態
で行うことができる移動体運行システムのアンテナ取付
け構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、案内レールに沿って移動
する移動体の使用電力を、前記案内レールに沿って配線
された給電線に供給される交流電流に基づいて誘導起電
力を発生させるピックアップコイルを介して供給し、前
記移動体の運行を制御する運行制御装置から移動体への
通信信号を、前記案内レールに配線された給電線に流れ
る交流電流に重畳させて、前記移動体と運行制御装置と
の間の通信を行わせるようにした移動体運行システムに
おいて、前記運行制御装置との間で通信を行うためのア
ンテナ及びモデム(変復調装置)を、前記移動体の走行
輪を支持するとともに移動体が案内レールのカーブ区間
を通過する際にカーブ区間の曲率に対応して回動可能に
設けられたステアリング部のうちの同じステアリング部
に取り付けるとともに、前記アンテナと前記モデムとを
同軸ケーブルを介して接続し、前記アンテナを前記給電
線と接触することなく、前記給電線に流れる前記通信信
号が重畳された交流電流の電流波形と相対した誘導起電
力を発生又はモデムからの通信信号を前記給電線に流れ
る電流波形に重畳する位置に配設した。
【0011】請求項2に記載の発明では、前記ピックア
ップコイルは断面ほぼE字状の給電用コアの中央突部に
巻回され、前記モデムは該給電用コアの背面側に取り付
けられている。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、前記給電線は所定間隔
で平行に配設された往復線路として構成され、前記アン
テナは前記平行に配設された往復線路の間に配置され
る。
【0013】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記移動
体は走行輪を前後一対装備し、一方の走行輪を支持する
ステアリング部に移動体の使用電力を供給するためのピ
ックアップコイルが取り付けられ、他方の走行輪を支持
するステアリング部に前記アンテナ及びモデムが設けら
れている。
【0014】請求項1に記載の発明では、案内レールに
沿って移動する移動体の使用電力は、前記移動体に設け
られたピックアップコイルに発生する誘導起電力として
供給される。移動体は運行制御装置との間で通信を行
い、運行制御装置からの通信信号に基づいて運行が制御
される。運行制御装置からの通信信号は給電線に流れる
交流電流に重畳されて伝搬する。給電線を流れる交流電
流に重畳された通信信号を抽出することにより、専用の
通信線を設けずに運行制御装置と移動体との通信が行わ
れる。
【0015】移動体が案内レールのカーブ区間にさしか
かると、走行輪を支持するステアリング部がカーブ区間
の曲率に対応して回動され、アンテナもステアリング部
と一体に回動するため、アンテナと給電線との距離はカ
ーブ区間においても、移動体が案内レールの直線部分を
通過するときとあまり変化しない。また、アンテナとモ
デムが同じステアリング部に固定されているため、ステ
アリング部が回動されても両者を接続する同軸ケーブル
にテンションがかからない。
【0016】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な作用をなす他に、前記ピックアップコ
イルは断面ほぼE字状の給電用コアの中央突部に巻回さ
れ、前記モデムは該給電用コアの背面側に取り付けられ
ている。従って、給電用コアの遮蔽効果により、モデム
への外乱ノイズが低減される。
【0017】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明と同様な作用をなす他に、前記給
電線は所定間隔で平行に配設された往復線路として構成
され、前記アンテナは前記平行に配設された往復線路の
間に配置される。従って、受信アンテナは感度の高い受
信ができ、送信アンテナは効率のよい重畳ができる。
【0018】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか1項に記載の発明と同様な作用をなす
他に、前記アンテナ及びモデムが前記ピックアップコイ
ルが取り付けられたステアリング部と別のステアリング
部に取り付けられているため、カーブ区間におけるアン
テナと給電線との距離がより変動し難くなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を移動体としての搬
送台車が天井に架設された案内レール上を走行する無人
搬送システムに具体化した一実施の形態を図1〜図8に
従って説明する。
【0020】図3は、この搬送システムのレイアウトを
示す。移動体運行システムとしての搬送システム1を構
成する移動体の走行経路2は、天井に架設された案内レ
ール3により閉ループ状に形成され、案内レール3上を
複数台の移動体としての搬送台車4A〜4Cが周回走行
する。案内レール3に沿って複数のステーション5A〜
5Cが設置されている。各ステーション5A〜5Cには
図示しないコンベアが設けられ、搬送台車4A〜4Cは
各ステーション5A〜5Cにて荷の受け渡しを行うよう
になっている。この各搬送台車4A〜4Cの走行及び荷
受け渡し制御は、地上に設置された運行制御装置6によ
って一括制御される。
【0021】図2,4に示すように、搬送台車4A等は
案内レール3上を転動する走行輪としての駆動輪7及び
従動輪8と、案内レール3のガイド突条3aを挟持する
ガイド輪9a,9bとを備え、懸垂状態で案内レール3
に支持されている。搬送台車4A等には荷を載置する昇
降台をベルトの巻き上げ、繰り出しにより昇降させる昇
降装置(いずれも図示せず)が装備されている。
【0022】駆動輪7及び従動輪8は図2,5に示すよ
うに、搬送台車4A等の前後に配設されたステアリング
部10,11に支持されている。図2に示すように、搬
送台車4A等の上部ほぼ中央には角パイプ製の支持フレ
ーム12が案内レール3の下方において搬送台車4A等
の前後方向に沿って延びるように配設されている。支持
フレーム12の側面にブロック13が固定されている。
ステアリング部10,11は、その両端がブロック13
の上下に突出する状態でブロック13に回動可能に支持
された支持軸14と、支持軸14に一体回転可能に固着
された支持ブラケット15と、支持ブラケット15に一
体に突設された支持部16に回動可能に支持された前記
ガイド輪9a,9bとから構成されている。なお、ステ
アリング部10,11は本願出願人が先に提案したもの
(特開平8ー72709号公報)と基本的に同様に構成
されている。
【0023】図5に示すように、前側のステアリング部
10には3相誘導モータよりなる減速機付の走行用モー
タ17が固定され、その出力軸に駆動輪7が一体回転可
能に支持されている。後側のステアリング部11には軸
受18が案内レール3と対向する側と反対側に突出する
状態で固定され、軸受18には従動輪8が支軸を介して
支持されている。ステアリング部10,11の支持軸1
4はそれぞれその軸線が駆動輪7あるいは従動輪8の上
下方向の中心線とほぼ一致するように配置されている。
そして、走行用モータ17の駆動により前記駆動輪7が
駆動され、搬送台車4A等は案内レール3に沿って走行
する。
【0024】図1,2に示すように、案内レール3の側
面には、リッツ線よりなる給電線19a,19bが案内
レール3の駆動輪7及び従動輪8と対向する面と反対側
に配設された上下一対の支持アーム20を介して、上下
に所定間隔をおいて平行に配設されている。給電線19
a,19bは、図6に示すように往復線路であって、上
側に配置された給電線19aが往路に、下側に配置され
た給電線19bが復路となっている。給電線19a,1
9bの始端及び終端は地上に設置された電源装置21に
接続されている。そして、電源装置21が給電線19
a,19bに交流電源を供給するようになっている。な
お、この実施の形態では電源装置21から供給される交
流電源は200V、10キロヘルツ(kHz)の高周波
正弦波形の電源である。
【0025】図1、2に示すように、搬送台車4A等に
は給電線19a,19bに相対向するように断面ほぼE
型の給電用コア22が配設されている。図2,5に示す
ように、給電用コア22はステアリング部10,11の
支持ブラケット15に固定されたブラケット23を介し
てそれぞれ支持されている。給電用コア22はその中央
が支持軸14を含み案内レール3と直交する平面上に位
置するように配設されている。
【0026】給電用コア22はフェライト製で、その上
側突部22aと中央突部22bとの間を上側の給電線1
9aが、その中央突部22bと下側突部22cとの間を
下側の給電線19bが通過するように、支持ブラケット
15に固定されている。給電用コア22の中央突部22
bには、ピックアップコイル(誘導コイル)24が巻回
されている。従って、給電線19a,19bに流れる交
流電流により給電線19a,19bに発生する磁束の変
化によってピックアップコイル24に誘導起電力が発生
する。このピックアップコイル24に発生する誘導起電
力は、搬送台車4A等に搭載された後記する電源装置2
5に供給され、走行用モータ17の駆動電源となるとと
もに、搬送台車4A等に搭載された運行コントローラ2
6の駆動電源となる。なお、前後一対の給電用コア22
にそれぞれ巻回されたピックアップコイル24は、互い
直列に接続されている。
【0027】前側のステアリング部10に設けられた給
電用コア22を支持するブラケット23には、図1、5
に示すようにその両側に支持アーム27,28が設けら
れている。第1の支持アーム27の先端には送信アンテ
ナ29が取り付けられ、第2の支持アーム28の先端に
は受信アンテナ30が取り付けられている。各アンテナ
29、30はそれぞれ給電線19a(往路)と給電線1
9b(復路)との間に接触することなく配置される。各
アンテナ29,30の形状は、本実施の形態ではコイル
形状(なお、図では四角形状の略画として図示)であっ
て、コイルの軸心が前記ピックアップコイル24の軸心
と同じ向きに配設されている。
【0028】前記ブラケット23の裏面、即ち給電用コ
ア22の背面側には、モデム31が取り付けられてい
る。送信アンテナ29及び受信アンテナ30はモデム3
1と同軸ケーブル32を介して接続されている。モデム
31はCPU(図示せず)を備えた運行コントローラ2
6とシリアル通信用の可撓性ケーブル33を介して接続
されている。
【0029】図7に示すように、地上に設置された運行
制御装置6は地上側モデム34を備え、モデム34には
地上側送信アンテナ35及び地上側受信アンテナ36が
接続されている。両アンテナ35,36は、その形状が
コイル形状であって、電源装置21から延びる給電線1
9a,19bに巻回されている。運行制御装置6はコン
ピュータ6aを備え、コンピュータ6aにおいて各搬送
台車4A〜4Cの走行及び荷受け渡しのための制御指令
を作成し、それを指令信号として地上側モデム34に出
力する。
【0030】地上側モデム34は運行制御装置6からの
デジタル指令信号を200〜300メガヘルツ(MH
z)のアナログ信号に変換し、通信信号SGとして地上
側送信アンテナ35に出力する。また、地上側モデム3
4は地上側受信アンテナ36により、搬送台車4A等か
らの通信信号SGを受信するようになっている搬送台車
4A側のモデム31は通信信号SGが重畳された誘導起
電力から通信信号SGを取り出し、その取り出した通信
信号SGをデジタル信号に変換した後、運行制御装置6
からの指令信号として運行コントローラ26に出力す
る。運行コントローラ26はそのモデム31からの指令
信号が自身のための指令信号か否かを判断し、自身のた
めの指令信号の場合にはその指令信号に基づいて例えば
走行用モータ17を駆動制御する。
【0031】図6は給電線19a,19bに高周波電力
を供給する地上側の電源装置21と搬送台車4A等に搭
載した電源装置25の電気回路を示す。地上側の電源装
置21はAC/DC変換回路37を備え、AC/DC変
換回路37は200V、60Hzの3相交流電源38を
200Vの直流電源に変換する。AC/DC変換回路3
7にて変換された直流電源は、DC/AC変換回路39
に供給される。
【0032】DC/AC変換回路39は第1の駆動回路
部39aと第2の駆動回路部39bとから構成されてい
る。第1及び第2の駆動回路部39a,39bはAC/
DC変換回路37に対して互いに並列に接続されてい
る。そして、第1の駆動回路部39aの出力端子は共振
用のコンデンサ40を介して給電線19aの始端と接続
されている。第2の駆動回路部39bの出力端子は給電
線19bの終端と接続されている。
【0033】第1の駆動回路部39aは2個の上側トラ
ンジスタT1,T2と2個の下側トランジスタT3,T
4とから構成され、上側トランジスタT1,T2のコレ
クタがAC/DC変換回路37のプラス極側に、下側ト
ランジスタT3,T4のエミッタがAC/DC変換回路
37のマイナス極側にそれぞれ接続されている。そし
て、上側トランジスタT1,T2のエミッタと下側トラ
ンジスタT3,T4のコレクタとの接続点が第1の駆動
回路部39aの出力端子となる。
【0034】第2の駆動回路部39bは2個の上側トラ
ンジスタT5,T6と2個の下側トランジスタT7,T
8とから構成され、上側トランジスタT5,T6のコレ
クタがAC/DC変換回路37のプラス極側に、下側ト
ランジスタT7,T8のエミッタがAC/DC変換回路
37のマイナス極側にそれぞれ接続されている。そし
て、上側トランジスタT5,T6のエミッタと下側トラ
ンジスタT7,T8のコレクタとの接続点が第2の駆動
回路部39bの出力端子となる。
【0035】そして、図示ないコントローラにより各ト
ランジスタT1〜T8がオン・オフ制御され、給電線1
9a,19bに200V、10kHzの高周波正弦波形
の電力を供給する。因みに、第1の駆動回路部39aの
上側トランジスタT1,T2と、第2の駆動回路部39
bの下側トランジスタT7,T8とは同期してオン・オ
フ制御され、第1の駆動回路部39aの下側トランジス
タT3,T4と、第2の駆動回路部39bの上側トラン
ジスタT5,T6とは同期してオン・オフ制御される。
そして、上側トランジスタT1,T2と下側トランジス
タT7,T8とがオンのとき、下側トランジスタT3,
T4と上側トランジスタT5,T6とがオフとなり、反
対に、上側トランジスタT1,T2と下側トランジスタ
T7,T8とがオフのとき、下側トランジスタT3,T
4と上側トランジスタT5,T6とがオンとなるように
制御されるようになっている。
【0036】次に、搬送台車4A等に搭載された電源装
置25について説明する。整流回路41は、その入力端
子に一対の前記ピックアップコイル24と出力調整用の
コンデンサ42の直列回路が接続されている。整流回路
41の出力端子はインバータ43を介して走行用モータ
17に接続されている。整流回路41とインバータ43
との間に平滑用コンデンサ44が接続されている。イン
バータ43は運行コントローラ26の指令によって制御
され、周波数変換された3相交流電源が走行用モータ1
7に供給されるようになっている。
【0037】次に、上記のように構成された無人搬送シ
ステムの作用を説明する。運行制御装置6は各搬送台車
4A等の走行及び荷受け渡しのための制御指令を作成
し、それをデジタルの指令信号として地上側モデム34
に出力する。地上側モデム34はデジタルの指令信号を
200〜300MHzアナログ信号に変換し、通信信号
SGとして地上側送信アンテナ35に出力する。地上側
モデム34から通信信号SGが地上側送信アンテナ35
に出力されると、給電線19a,19bに流れる10k
Hzの電流の波形PSに200〜300MHzの通信信
号SGが重畳されることになる。図8は、その重畳を説
明するための説明図である。そして、通信信号SGが重
畳された電流波形PSmix は、前記給電線19a,19
bに伝搬される。
【0038】搬送台車4A〜4Cの受信アンテナ30
は、前記通信信号SGが重畳された電流波形PSmix と
相対した誘導起電力を発生する。この微弱な誘導起電力
は、搬送台車4A〜4Cに設けたモデム31に出力され
る。モデム31は通信信号SGが重畳された誘導起電力
から通信信号SGを取り出し、その取り出した通信信号
SGをデジタル信号に変換した後、運行制御装置6から
の指令信号として運行コントローラ26に出力する。運
行コントローラ26はモデム31からの指令信号が自身
のための指令信号か否かを判断し、自身のための指令信
号の場合にはその指令信号に基づいて例えば走行用モー
タ17を駆動制御する。そして、運行コントローラ26
は、搬送台車1を走行させる場合にはインバータ43に
制御信号を出力して走行用モータ17の回転を制御す
る。
【0039】また、各搬送台車4A〜4Cに搭載された
運行コントローラ26は、それぞれ自身の搬送台車4A
〜4Cの運行状況を示すデジタル信号をモデム31に出
力する。モデム31は該信号をデジタル信号から200
〜300MHzのアナログ信号に変換し、通信信号SG
として送信アンテナ29に出力する。モデム31から通
信信号SGが送信アンテナ29に出力されると、給電線
19a,19bに流れる10kHzの電流の波形PSに
200〜300MHzの前記通信信号SGが重畳され
る。そして、前記と同様に通信信号SGが重畳された電
流波形PSmix は、給電線19a,19bに伝搬され
る。
【0040】給電線19a,19bに巻回された地上側
受信アンテナ36は、前記通信信号SGが重畳された電
流波形PSmix と相対した誘導起電力を発生する。この
微弱な誘導起電力は、地上側モデム34に出力される。
地上側モデム34は通信信号SGが重畳された誘導起電
力から通信信号SGを取り出し、その取り出した通信信
号SGをデジタル信号に変換して搬送台車4A〜4Cか
らの信号として運行制御装置6に出力する。運行制御装
置6は搬送台車4A〜4Cからの信号に基づいて各搬送
台車4A〜4Cの運行状況を把握する。そして、新たな
指令信号を作成してモデム34に出力する。
【0041】運行コントローラ26からの制御信号に基
づいてインバータ43を介して走行用モータ17が駆動
され、搬送台車4A等が案内レール3に沿って移動して
所定のステーション間で荷の搬送が行われる。ステアリ
ング部10、11に装備されたガイド輪9a,9bが案
内レール3のガイド突条3aを挟持しているので、図5
に示すように案内レール3のカーブ区間においてステア
リング部10、11がカーブ区間の曲率に対応して回動
される。ステアリング部10、11は搬送台車4A等の
本体に対して相対回動する。従って、図5に示すよう
に、直線区間の走行時と、カーブ区間の走行時とで搬送
台車4A等の所定位置と案内レール3との距離が変化す
る。
【0042】その結果、ピックアップコイル24、送信
アンテナ29及び受信アンテナ30をステアリング部1
0、11以外の部分に取り付けた場合は、給電線19
a,19bとピックアップコイル24、送信アンテナ2
9及び受信アンテナ30との距離の変動が大きくなり、
ピックアップコイル24に発生する誘導起電力が不安定
となる。また、受信アンテナ30の受信状態及び送信ア
ンテナ29の送信状態も不安定となる。
【0043】しかし、ピックアップコイル24、送信ア
ンテナ29及び受信アンテナ30がステアリング部1
0、11に取り付けられているため、ピックアップコイ
ル24、送信アンテナ29及び受信アンテナ30がカー
ブ区間においてステアリング部10、11と一体に回動
される。従って、ピックアップコイル24、送信アンテ
ナ29及び受信アンテナ30の給電線19a,19bに
対する位置関係の変動が少なくなる。その結果、ピック
アップコイル24に発生する誘導起電力が安定する。ま
た、送信アンテナ29は効率のよい重畳ができ、受信ア
ンテナ30は感度の高い受信ができる。
【0044】この実施の形態では以下の効果を有する。 (イ) 送信アンテナ29及び受信アンテナ30がステ
アリング部10に取り付けられているため、搬送台車4
A等が案内レール3のカーブ区間を走行する際に、両ア
ンテナ29、30がステアリング部10と一体に回動す
る。その結果、両アンテナ29、30と給電線19a,
19bとの距離はカーブ区間においても、搬送台車4A
等が案内レール3の直線部分を走行するときとあまり変
化せず、受信アンテナ30は感度の高い受信ができ、送
信アンテナ29は効率のよい重畳ができる。
【0045】(ロ) 送信アンテナ29及び受信アンテ
ナ30とモデム31とが同じステアリング部10に固定
されているため、ステアリング部10が回動されても両
アンテナ29、30及びモデム31の距離は変化せず、
同軸ケーブル32にテンションがかからない。従って、
耐屈曲性に乏しい同軸ケーブル32の寿命が長くなり、
通信の信頼性も向上する。
【0046】(ハ) ピックアップコイル24は断面ほ
ぼE字状の給電用コア22の中央突部22bに巻回さ
れ、モデム31は給電用コア22の背面側に取り付けら
れている。従って、給電用コア22の遮蔽効果により、
モデム31への外乱ノイズが低減される。
【0047】(ニ) モデム31がステアリング部10
に取り付けられているため、搬送台車4A等の本体内に
モデム31を収容するスペースが不要となり、本体内に
配設するリレー、シーケンサ等の配設位置の自由度が大
きくなる。
【0048】(ホ) 給電線19a,19bは所定間隔
で平行に配設された往復線路として構成され、両アンテ
ナ29、30は平行に配設された給電線19a、19b
の間に配置される。従って、受信アンテナ30は感度の
高い受信ができ、送信アンテナ29は効率のよい重畳が
できる。
【0049】(ヘ) 給電用コア22が断面ほぼE字状
に形成され、ピックアップコイル24が巻回された中央
突部22bを挟むように平行に配設された給電線19
a,19bにそれぞれ逆向きに電流が流れる。その結
果、両給電線19a,19bから発生した磁束が中央突
部22bを通過する際の向きが同じ方向となるため、ピ
ックアップコイル24と鎖交する磁束により効率良く誘
導起電力が発生する。
【0050】(ト) 搬送台車4A〜4Cと運行制御装
置6との間の通信について、給電線19a,19bに流
れる高周波電流の波形PSを搬送波として利用し通信信
号SGをその波形PSに重畳させた。そして、通信信号
SGを重畳した電流の波形PSmix を受信アンテナ3
0、36で受信し、モデム31,34にて通信信号SG
を抽出し、デジタル信号に変換してそれぞれ運行コント
ローラ26及び運行制御装置6に出力するようにした。
従って、専用の通信線は不要となり、案内レール3の側
面に通信用のトロリー線を配線する作業が不要となる。
また、通信線が不要なことからその分だけ、案内レール
3を小型化できるとともに構造を簡単にすることができ
る。
【0051】(チ) 給電線19a,19bを流れる交
流電流に通信信号SGを重畳させたので、搬送台車4A
〜4Cが走行経路2のどの位置にいても、搬送台車4A
〜4Cと運行制御装置6との間の通信を確実に行うこと
ができる。
【0052】(リ) 搬送台車4A〜4Cに設けた送信
及び受信アンテナ29,30は、給電線19a,19b
に対して非接触であるため、給電線19a,19bや送
信及び受信アンテナ29,30は磨耗することはない。
その結果、磨耗による交換作業はない。
【0053】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば次のように具体化してもよい。 (1) 給電用コア22を両ステアリング部10、11
のいずれか一方にのみ設け、給電用コア22を設けない
側のステアリング部に送信用アンテナ29及び受信アン
テナ30と、モデム31を取り付ける。この場合、両ア
ンテナ29、30を給電コア22と同様に、ステアリン
グ部に固定されるブラケットの中央部に取り付けること
ができる。従って、搬送台車4A等が案内レール3の直
線区間及びカーブ区間を走行する際における、両アンテ
ナ29、30と給電線19a,19bとの距離の変動が
より少なくなり、受信アンテナ30はより安定して受信
ができ、送信アンテナ29はより安定して重畳ができ
る。
【0054】(2) 前記実施の形態では、各アンテナ
29,30,35,36の形状はコイル状であったが、
これに限定されるものではなく、取付スペース等に合わ
せて棒状、板状のものに変更してもよい。
【0055】(3) 送信アンテナ29及び受信アンテ
ナ30を1個のアンテナで共用してもよい。また、地上
側においても同様に、送信アンテナ35と受信アンテナ
36とを1個のアンテナで共用してもよい。
【0056】(4) 地上側の送信アンテナ35及び受
信アンテナ36を給電線19a,19bに巻回する代わ
りに、搬送台車側の送信アンテナ29及び受信アンテナ
30と同様に給電線19a,19bの間に配設してもよ
い。
【0057】(5) ガイド輪9a,9bを各ステアリ
ング部10、11に上下各2対ずつ設ける代わりに、上
側及び下側のいずれか一方を省略してもよい。また、ガ
イド輪9a,9bを駆動輪7及び従動輪8の近傍にそれ
ぞれ1対のみ設けてもよい。この場合はガイド輪9a,
9bの数が少なくなって実施の形態より構造が簡単とな
る。
【0058】(6) ステアリング部10、11の支持
軸14をそれぞれその軸線が駆動輪7あるいは従動輪8
の上下方向の中心線とほぼ一致する位置以外の位置に配
設してもよい。
【0059】(7) 天井に架設した案内レール3上を
走行する搬送台車4A等を使用する無人搬送システムに
具体化したが、地上に配設した案内レール上を走行する
搬送台車を使用する無人搬送システムや自動倉庫のスタ
ッカクレーンに適用してもよい。
【0060】(8) 1本の電線を折り返して往路及び
復路の給電線19a,19bを互いに近づいた状態で互
いに平行に配設する代わりに、2本の給電線をそれに流
れる電流に基づいて発生する磁束が互いに干渉しない間
隔で配設し、それぞれ同方向に電流を流すようにする。
また、ピックアップコイル24はそれぞれ一方の給電線
の周囲に発生する磁束が通過する位置を通過可能に搬送
台車に配設する。
【0061】(9) 給電線を1本としたり、給電用コ
ア22の形状を断面E字状以外の形状、例えばC字形状
としてもよい。 (10) 搬送台車の数を適宜変更してもよい。
【0062】前記実施の形態及び変更例から把握できる
請求項記載以外の発明について、以下にその効果ととも
に記載する。 (1) 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発
明において、前記アンテナは受信アンテナ及び送信アン
テナとからなり、受信アンテナを介して前記給電線に流
れる交流電流に重畳している運行制御装置からの通信信
号を受信するとともに、送信アンテナを介して前記移動
体からの通信信号を前記給電線に流れる交流電流に重畳
させる。この場合、送信用及び受信用が別のアンテナの
ため、送信用及び受信用を1個のアンテナで共用する場
合に比較して、送信及び受信の制御が容易となる。
【0063】(2) 請求項1〜請求項3のいずれか1
項に記載の発明において、移動体は走行輪を前後一対装
備し、各走行輪を支持するステアリング部に移動体の使
用電力を供給するためのピックアップコイルが取り付け
られ、前記アンテナ及びモデムはいずれか一方のステア
リング部に取り付けられている。この場合、ピックアッ
プコイルが1個の場合に比較して大きな電力が得られ
る。
【0064】(3) 請求項4に記載の発明において、
前記アンテナは受信用及び送信用が一体化され、アンテ
ナの中心がステアリング部の支持軸を含み案内レールと
直交する平面上に位置するように配設されている。この
場合、カーブ区間におけるアンテナと給電線との距離が
より変動し難くなり、感度の高い受信及び効率のよい重
畳ができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項4
に記載の発明では、移動体への電力供給を非接触式で行
うため給電線に流れる交流電流に通信信号を重畳させ
て、前記移動体と運行制御装置との間の通信を行わせる
ようにした移動体運行システムにおいて、運行制御装置
との間の通信を良好にかつ信頼性を高めた状態で行うこ
とができる。また、アンテナ及びモデムが、移動体に設
けられたステアリング部のうちの同じステアリング部に
取り付けられるとともに、前記アンテナと前記モデムと
が同軸ケーブルを介して接続されているため、アンテナ
とモデムとを接続する同軸ケーブルにテンションがかか
らず、耐屈曲性に乏しい同軸ケーブルの寿命が長くな
り、通信の信頼性も向上する。
【0066】請求項2に記載の発明では、モデムが該給
電用コアの背面側に取り付けられているため、給電用コ
アの遮蔽効果によりモデムへの外乱ノイズが低減され
る。請求項3に記載の発明では、受信アンテナは感度の
高い受信ができ、送信アンテナは効率のよい重畳ができ
る。
【0067】請求項4に記載の発明では、カーブ区間に
おけるアンテナと給電線との距離がより変動し難くな
り、運行制御装置との間の通信をより良好にかつより信
頼性を高めた状態で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アンテナ及びモデム等の取付け状態を示す概
略斜視図。
【図2】 搬送台車の一部破断概略正面図。
【図3】 無人搬送システムのレイアウトを示す模式
図。
【図4】 搬送台車の概略側面図。
【図5】 カーブ区間における搬送台車の概略平面図。
【図6】 電源装置を説明するための回路図。
【図7】 モデムと給電線の関係を説明するブロツク回
路図。
【図8】 電流の波形と通信信号との重畳を説明する説
明図。
【符号の説明】
3…案内レール、4A〜4C…移動体としての搬送台
車、6…運行制御装置、7…走行輪としての駆動輪、8
…同じく従動輪、10,11…ステアリング部、19
a,19b…給電線、22…給電用コア、22b…中央
突部、24…ピックアップコイル、29…送信アンテ
ナ、30…受信アンテナ、31…モデム、SG…通信信
号。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−344602(JP,A) 特開 昭60−169239(JP,A) 特開 平8−72709(JP,A) 特開 平5−207606(JP,A) 特開 平5−328507(JP,A) 特開 平6−245326(JP,A) 特開 平7−111770(JP,A) 特開 平8−98399(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00,17/00 B60L 5/00 B60L 11/18,15/40 B65G 43/00 B61B 13/06 H01F 38/14 H04B 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内レールに沿って移動する移動体の使
    用電力を、前記案内レールに沿って配線された給電線に
    供給される交流電流に基づいて誘導起電力を発生させる
    ピックアップコイルを介して供給し、前記移動体の運行
    を制御する運行制御装置から移動体への通信信号を、前
    記案内レールに配線された給電線に流れる交流電流に重
    畳させて、前記移動体と運行制御装置との間の通信を行
    わせるようにした移動体運行システムにおいて、 前記運行制御装置との間で通信を行うためのアンテナ及
    びモデムを、前記移動体の走行輪を支持するとともに移
    動体が案内レールのカーブ区間を通過する際にカーブ区
    間の曲率に対応して回動可能に設けられたステアリング
    のうちの同じステアリング部に取り付けるとともに、
    前記アンテナと前記モデムとを同軸ケーブルを介して接
    続し、前記アンテナを前記給電線と接触することなく、
    前記給電線に流れる前記通信信号が重畳された交流電流
    の電流波形と相対した誘導起電力を発生又はモデムから
    の通信信号を前記給電線に流れる電流波形に重畳する位
    置に配設した移動体運行システムのアンテナ取付け構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ピックアップコイルは断面ほぼE字
    状の給電用コアの中央突部に巻回され、前記モデムは該
    給電用コアの背面側に取り付けられている請求項1に記
    載の移動体運行システムのアンテナ取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記給電線は所定間隔で平行に配設され
    た往復線路として構成され、前記アンテナは前記平行に
    配設された往復線路の間に配置される請求項1又は請求
    項2に記載の移動体運行システムのアンテナ取付け構
    造。
  4. 【請求項4】 前記移動体は走行輪を前後一対装備し、
    一方の走行輪を支持するステアリング部に移動体の使用
    電力を供給するためのピックアップコイルが取り付けら
    れ、他方の走行輪を支持するステアリング部に前記アン
    テナ及びモデムが設けられている請求項1〜請求項3の
    いずれか1項に記載の移動体運行システムのアンテナ取
    付け構造。
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