JPH09325906A - コンピュータシステム - Google Patents

コンピュータシステム

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JPH09325906A
JPH09325906A JP8142044A JP14204496A JPH09325906A JP H09325906 A JPH09325906 A JP H09325906A JP 8142044 A JP8142044 A JP 8142044A JP 14204496 A JP14204496 A JP 14204496A JP H09325906 A JPH09325906 A JP H09325906A
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JP8142044A
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Kuniaki Izumi
邦昭 泉
Ryosuke Tsugaru
良介 津輕
Tetsushi Nishioka
哲史 西岡
Tatsushi Momiyama
達志 籾山
Tetsuya Tomura
哲也 戸村
Hiromi Bando
宏美 坂東
Hideki Sumita
英己 住田
Yorio Shin
順男 慎
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INTER SCI KK
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  • Information Transfer Between Computers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大規模ユーザによるクライアント・サーバシ
ステムの構築に適する、メモリ使用効率に優れたコンピ
ュータシステムを提供する。 【解決手段】 ユーザインタフェース層をブラウザ1に
配置するとともに、アプリケーション層をサーバ端末2
に配置する。サーバ端末2は、ブラウザ1からのコマン
ドやパラメータの受信を契機に当該ブラウザ1に固有の
動作環境を主メモリ26上に構築して所要のアプリケー
ションを実行し、実行結果をブラウザ1へ通知するとと
もに、当該動作環境を主メモリ26から待避させてアプ
リケーションの実行履歴情報と共に保存しておき、この
保存された動作環境等をブラウザ1からの次回のコマン
ド等の受信時に主メモリ26上に復元して前回の実行内
容を継承するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット、
イントラネット型クライアント・サーバシステム、ある
いは大規模ユーザにより使用されるデータベースシステ
ム等に適用されるコンピュータシステムに関し、特に主
メモリの効率的な管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
データベースシステムを主体とした従来のクライアント
・サーバシステムは、クライアント端末とサーバ端末と
の間で行われる一連のコンピュータワークが、相互対話
によって進められるようになっている。この場合、端末
間の複数の情報のやりとりは、同一セッション、すなわ
ち通信経路及びサーバ端末側の主メモリを専有した状態
で実行される。
【0003】図5は、従来の代表的な2層型のクライア
ント・サーバシステムの運用形態を示すシーケンス図で
ある。図5に示すクライアント・サーバシステムは、サ
ーバ端末52にリレーショナルデータベースシステム
(以下、RDBM)を置き、クライアント端末51で種
々の開発言語を用いてユーザインタフェースを個別に作
成して、RDBMに対してSQLと呼ばれるデータベー
ス標準言語により必要な指示を与え、サーバ端末52が
これに応えるようになっている。例えば、図示のよう
に、クライアント端末51からのログイン指示に対し
て、サーバ端末52がログイン完了を返送する。同様
に、サーバ端末52は、クライアント端末51からの検
索指示に対して検索結果、更新指示に対して更新OK、
ログアウト指示に対してログアウト完了をそれぞれ返送
する。
【0004】このように、ネットワーク上に、情報量の
多いSQL文が飛び交うため、情報のやりとりが多い場
合はネットワークが非常に混雑する。また、同一セッシ
ョンの間はプロセスがサーバ端末側の主メモリに常駐し
ているので、対応可能なクライアント端末数にも制限が
ある。つまり、多数のクライアント端末が一時期にアク
セスすると、コンピュータ資源を多量に使用して負荷が
過大となり、実用的なレスポンスを実現できないか、あ
るいは通信コストが非常に高くならざるを得ないという
問題がある。
【0005】また、WWWサーバによるインターネット
での情報提供は、ISO(国際標準化機構)の文書表記
規格の一種であるHTML(Hyper Text Markup Langua
ge)言語を用いてなされるが、パーソナルコンピュータ
等で情報を閲覧するためのブラウザは、1ページ単位で
WWWサーバから情報を取得し、その画面に記述された
リンク情報(URL情報)をもとに、別のページ情報を
読み出すという手法が採用されているため、単に複雑に
リンクされた文書情報を連鎖的に画面表示することしか
できない。また、パーソナルコンピュータ側のキャッシ
ュメモリやハードディスク装置に一時的に保存された表
示画面情報は、WWWサーバとは無関係にユーザ側で画
面表示されるので、ページ相互の関連をWWWサーバの
側で制御することはできない。このように、WWWサー
バとブラウザは、情報のやりとりが相互に一方通行の関
係でしかないため、両者間で複雑な情報のやりとりを継
続して行う従来のクライアント・サーバシステムをイン
ターネット上で実現することは事実上不可能であった。
【0006】また、最近では、WWWサーバを介して特
定のRDBMを有するサーバ端末にアクセスする技術、
例えばイントラネット(Intranet)も種々提案されてい
る。図6は、このイントラネットにおけるデータ検索の
シーケンス図である。図6の例では、ブラウザ61が1
ページ単位でWWWサーバ62と情報のやりとりを行う
際に、HTMLで記載された文書にSQL文のひな型を
記載しておき(埋込SQL)、これを受け取ったWWW
サーバ62が、入力された検索条件と組み合わせて完成
したSQL文に加工してサーバ端末(RDBM)63に
送信する。サーバ端末63は、検索データをWWWサー
バ62に返送する。WWWサーバ62は、その検索デー
タを所定のHTMLに変換して1ページの文書としてブ
ラウザ61に返す。しかし、このような手法は、ブラウ
ザ61とWWWサーバ62との基本的なデータ交信方式
をそのまま使用しているので、その都度、単独のSQL
文で作業を完結する必要があり、また、このような機能
は、WWWサーバ62の汎用的な製品として提供されて
いるため、複雑な処理を行うことが困難である。
【0007】この単独のSQL文によりその都度作業を
完結しなければならないという、ブラウザとWWWサー
バとの基本的なデータ交信方式の欠点を補うために、W
WWサーバに連携プログラムをおいて使用する手法も提
案されている。この方法は、図7に示すように、ブラウ
ザ71からの指令に基づいてWWWサーバ72がCGI
(Common Gateway Interface)を用いて連携プログラム
73を起動し、この連携プログラム73がSQL文を合
成してデータベース(DB)74に問い合わせる。そし
て、その結果をHTMLでブラウザ71に返送した後、
ブラウザ71から2回目のアクセスがあったときに、再
接続してワークを継続するものである。しかし、このよ
うな手法では、連携プログラム73を主メモリに常駐さ
せておく必要があり、多数のユーザには対応できない
し、もしも再度アクセスしてこなかった場合に、複雑な
プロセスが主メモリ上にあるため、その管理が非常に困
難となる欠点があった。
【0008】本発明の課題は、上述の種々の問題を一気
に解消し、主メモリの使用効率を高めるとともに、大規
模ユーザによるクライアント・サーバシステムの構築に
適したコンピュータシステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のコンピュータシステムは、コンピュータワークを少
なくともユーザインタフェース層とアプリケーション層
に分離構成し、ユーザインタフェース層を第1端末に配
置するとともに、アプリケーション層を前記第1端末と
通信路を介して接続された第2端末に配置したコンピュ
ータシステムであって、前記第2端末が、第1端末から
の指令受信を契機に当該第1端末に固有の動作環境を主
メモリ上に構築して所要のアプリケーションを実行し、
実行結果を第1端末へ通知するとともに、当該動作環境
を前記主メモリから待避させてアプリケーションの実行
履歴情報と共に保存しておき、この保存された動作環境
とアプリケーションの実行履歴情報を前記第1端末から
の次回の指令受信時に前記主メモリ上に復元して第1端
末に関する前回の実行内容を継承するように構成される
ことを特徴とする。
【0010】つまり、従来のこの種のコンピュータシス
テムのように、主メモリ上に複数の端末の動作環境やア
プリケーションの実行履歴を保持しておくのではなく、
次の端末による処理のために逐次主メモリを開放する。
その際、次回のアプリケーションの実行に必要な動作環
境や実行履歴情報を個々の第1端末毎に待避しておき、
随時これを復元できるようにしておく。これにより主メ
モリのメモリ空間を節約することができ、処理速度も大
幅に速まる。また、アプリケーション層をユーザインタ
フェース層と分離することで、アプリケーションの集中
管理が可能になり、保守性が格段に向上する。
【0011】本発明では、また、第2端末に、アプリケ
ーション層を介して連絡されるデータ層を設ける。これ
によりデータのハンドリングの向上や、全文検索デー
タ、HTML当の多様なデータに対する自由なリソース
管理が可能になる。特にデータ層として第2端末により
集中的に維持管理されるデータベース管理システムを含
ませることにより、矛盾のないデータの分散処理等を容
易に実行することができるようになる。
【0012】好ましくは、前記第2端末が、さらに、第
1端末を操作する認証されたユーザのID情報を設定す
る手段と、個々の動作環境に対応する仕様の表示画面情
報を形成する手段と、形成した表示画面情報に前記ID
情報を埋め込んで第1端末に送信する手段とを備え、該
表示画面情報の送信に基づき第1端末から返信されたI
D情報により前記主メモリ上に復元する動作環境とアプ
リケーションの実行履歴情報を特定するように構成す
る。これにより、第1端末側では、第2端末側の状態を
意識することなく、任意の時点で第2端末にアクセスし
て前回のアプリケーションの実行内容を継続することが
できる。
【0013】本発明をインターネットやイントラネット
のようなネットワーク型システムに適用する場合は、前
記第1端末をブラウザとして機能させ、前記第2端末
は、WWWサーバを介してブラウザに連結されるように
する。この場合、第2端末は、前記第1端末からの指令
に基づく前記WWWサーバからのCGI起動を契機に前
記動作環境とアプリケーションの実行履歴情報を前記主
メモリ上に復元し、復元した動作環境でのアプリケーシ
ョンの再実行履歴を保存するとともに該再実行結果をH
TMLに変換してWWWサーバへ送信することにより当
該第1端末に関するプロセスを終了するように構成され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明のコンピュータシス
テムを、イントラネット型クライアント・サーバシステ
ムに適用した場合の実施の形態を図面を参照して詳細に
説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施形態の機能ブロッ
ク構成図であり、第1端末である複数のブラウザ1が通
信網4を介してWWWサーバ3と接続され、さらにWW
Wサーバ3が第2端末であるサーバ端末2と接続されて
いる。WWWサーバ3は、CGI機能と、サーバ2から
のHTMLをブラウザ1に中継する機能を有する。ブラ
ウザ1は汎用のソフトウエアで構成され、WWWサーバ
3とhttpプロトコルにより通信される。なお、便宜
上、WWWサーバ3とサーバ端末2は分離してあるが、
WWWサーバ3は、サーバ端末2を構成するコンピュー
タ装置内でソフトウエアにより実現される。
【0016】この実施形態では、コンピュータワークを
ユーザインタフェース層、アプリケーション層、データ
層に分離構成し、ユーザインタフェース層をブラウザ1
に、アプリケーション層とデータ層をサーバ端末2にそ
れぞれ配置している。
【0017】サーバ端末2は、一般的機能として、コン
ピュータワークに対するID情報、例えばシステムが提
供するサービスの種別を表すサービスIDや、各サービ
スに対するアクション許容レベルを表すアクションID
等を設定するID情報設定部21と、ブラウザ1を操作
する登録ユーザの認証を行うユーザ認証部22と、個々
の登録ユーザによるシステムの動作環境を設定する環境
設定部23と、各動作環境や登録ユーザからの指令に対
応する仕様の表示画面情報を形成するともに該表示画面
情報にID情報を埋め込む表示画面情報形成部24と、
表示画面情報をHTMLに変換してWWWサーバ3に送
信する通信制御部25とを備えている。通信制御部25
は、上記HTMLの送信のほか、上記ユーザ認証部22
に、ブラウザ1から受信した認証用データを送る機能、
WWWサーバ3からのCGI起動に対応して後述の業務
処理部27の個々の業務プログラム(以下、AP)を起
動したり、AP実行に必要なパラメータや指令(コマン
ド)等を与える機能も併有する。
【0018】サーバ端末2は、また、主メモリ26と、
CGI起動を契機に受信情報に基づいて所要のAPを実
行するとともに、AP実行結果を表示画面情報形成部2
4を介してブラウザ1側に通知する業務処理部27と、
外部記憶装置28と、主制御部29とを備えている。
【0019】外部記憶装置28には、環境設定部23に
より参照される環境ファイル281、表示画面情報形成
部24により参照される画面設定ファイル282、及び
個々のユーザ対応の動作環境やAP実行履歴を継承情報
としてユーザ毎に退避保存するための継承情報ファイル
283が格納されている。
【0020】主制御部29は、WWWサーバ3からのC
GI起動状態や業務処理部27におけるAP実行過程を
監視する機能と、AP実行終了時、あるいは所定の処理
段階終了時に、当該動作環境を主メモリ26から待避さ
せてAP実行履歴情報と共に外部記憶装置28に退避保
存する機能と、ブラウザ1側から送られたID情報をも
とに外部記憶装置28内の動作環境やAP実行履歴情報
を特定し、特定した情報を主メモリ26に置換展開する
機能とを有している。
【0021】次に、図2を参照して本実施形態によるシ
ステム動作手順を具体的に説明する。図2は、ブラウザ
1からのログイン後、同一ユーザが不連続に一つのコン
ピュータワークを終了させるまでのシーケンスを示す図
であり、斜線部分は、業務処理部21がAP実行中であ
ることを示している。
【0022】ブラウザ1からユーザがログインすると、
WWWサーバ3はサーバ端末2に対してCGI起動をか
ける。サーバ端末2側では、これを契機にユーザ認証を
行い、正当な登録ユーザである場合は、このワークに対
するID情報(サービスID、アクションID等)を取
得した後、環境ファイル281からユーザ毎のAPの動
作環境を設定して主メモリ26に展開する。
【0023】そして、この動作環境下で指定されたディ
レクトリから画面の仕様を記述した画面設定ファイル2
82を参照して該当画面の情報を取得し、これにID情
報を埋め込んで第1画面情報を生成する。その後、設定
した動作環境情報を継承情報として継承情報ファイル2
83に保存するとともに、主メモリ26上からその動作
環境情報を削除し、さらに、第1画面情報をHTMLに
変換してブラウザ1側に返し、プロセスを終える。
【0024】ユーザは、第1画面情報によってブラウザ
1上に表示された画面から特定の項目を選択してWWW
サーバ3に送る。WWWサーバ3は、この項目選択に対
応してCGI起動をかける。このときサーバ端末2側で
は、同一ユーザがアクセスしてきたことをID情報によ
って検知し、そのID情報に基づいて継承情報ファイル
283に保存されている動作環境情報を主メモリ26上
に復元する。そして、今回送られてきたコマンド及びパ
ラメータを解析して所定の処理を行い、その結果に対応
する表示画面の情報を取得し、これにID情報を埋め込
んで第2画面情報を生成する。その後、設定した動作環
境情報を継承情報として継承情報ファイル283に保存
するとともに、主メモリ26上からその動作環境情報を
削除し、さらに、第2画面情報をHTMLに変換してブ
ラウザ1側に返し、プロセスを終える。
【0025】AP実行結果に対応する表示画面を前回分
に戻す場合は、ブラウザ1から該当するコマンドをID
情報等と共にWWWサーバ3に送る。WWWサーバ3
は、前回同様にCGI起動をかける。サーバ端末2は、
継承情報を復元して前回分のAP実行結果に対応する第
1画面情報を生成し、前回同様、ID情報を埋め込んだ
後、HTMLに変換してブラウザ1側に返し、プロセス
を終える。一連のワークを終了させる場合も同様のシー
ケンスとなり、ブラウザ1には初期画面を表す情報が返
される。
【0026】このようにして、サーバ端末2側では、プ
ロセスが毎回終了するが、同一ユーザが再度アクセスし
てきたときに、AP実行履歴を含めて完全に前回の状態
を復元しているので、APの連続的な処理が可能にな
る。
【0027】なお、以上は、同一ID情報をもつユーザ
によるアクセスの場合の例であるが、異なるユーザによ
るアクセスの場合は、サーバ端末2の主制御部29が、
主メモリ26上の該当領域に各ユーザに固有の動作環境
やAP実行履歴を逐次置換することで上述の場合と類似
のシーケンスを行う。図3(a)はこの場合の主メモリ
26の状態説明図であり、ユーザA〜ユーザNのいずれ
かの動作環境等の復元と保存とを繰り返す様子を示すも
のである。なお、メモリ空間に余裕がある場合は、複数
のユーザの動作環境等を同時に展開しておき、図3
(b)に示すように、個々のユーザのメモリ領域につい
てのみ保存、復元するようにしてもよい。
【0028】図4は、サーバ端末2側にデータベース
(DB)を設け、このDBに対してユーザがブラウザ1
からWWWサーバ3を介してアクセスする場合のシーケ
ンスを示す図である。なお、便宜上、同一ユーザがアク
セスするものとして説明する。
【0029】この場合は、WWWサーバ3からブラウザ
1側に第n画面を表示するための情報が返されている。
そこで、この画面上の項目を選択して、例えば検索処理
を表すコマンド(query)をID情報やパラメータと共
にWWWサーバ3に送る。WWWサーバ3は、これに対
応してCGI起動をかける。サーバ端末2側では、その
ユーザについての継承情報を主メモリ26上に復元し、
検索処理を実行した後、その検索結果にID情報を埋め
込んで表示画面情報を生成する。その後、設定した動作
環境情報を継承情報として継承情報ファイル283に保
存するとともに、主メモリ26上からその動作環境情報
を削除し、さらに、表示画面情報をHTMLに変換して
ブラウザ1側に返し、検索処理を終える。以後の更新処
理や、処理戻しの場合も同様のシーケンスにより実行さ
れる。
【0030】このように、DBのようなデータ層がアプ
リケーション層を介して連絡されるようにすることによ
り、データ更新の際のコミット処理や矛盾のないDBの
分散処理等を容易に実行することができる。また、この
場合のブラウザ1側からの情報は、ID情報のほかは、
APで個々に指定されたコマンド、例えばSELEC
T、QUERY、UPDATE、BACK、END・・
・と、画面で入力または選択されたパラメータだけとな
るので、ネットワーク上で飛び交う情報量も少なくな
る。
【0031】なお、ブラウザ1によるDBのようなデー
タ層へのアクセスは、AP側で自由に記述することがで
き、WWWサーバ3の制約を受けない。そのため、RD
BM、全文検索システム、HTML文書等、データへの
自由なアクセスが可能であり、また、業務処理部27に
おけるAPメニューやワーク手順、その際の起動プログ
ラム等をHTMLを使用せずに平易なテキストファイル
で簡単に記述したり、ブラウザ1側からメンテナンスす
ることも可能である。その際、サーバ端末2側の継承情
報に関する処理は、上述のように自動的に行われるの
で、プログラムやHTMLの知識がなくとも簡単なシス
テムであれば、その場で作成することも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、例えばクライアント・サーバシステムにおいて、
ユーザインタフェース層を第1端末であるクライアント
端末に配置し、アプリケーション層を第2端末であるサ
ーバ端末側に配置したので、アプリケーションプログラ
ムのバグやバージョンアップ等に容易に対応することが
でき、システムの保守性が著しく高まる効果がある。
【0033】また、多数のクライアント端末が一時期に
サーバ端末にアクセスした場合であっても、サーバ端末
側で個々のクライアント端末に対応する動作環境等を置
換しながら必要な処理を実行するので、負荷が過大にな
ることがなく、実用的なレスポンスが実現される効果が
ある。このような効果は、インターネットやイントラネ
ット型のコンピュータシステムについても同様に発揮さ
れ、通信に用いられるコンピュータシステムの実用的価
値を従前よりも格段に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をイントラネット型クライアント・サー
バシステムに適用した場合の実施形態を示す機能ブロッ
ク図。
【図2】本実施形態において、ブラウザからのログイン
後、同一ユーザが不連続に一つのコンピュータワークを
終了させるまでのシーケンスを示す図。
【図3】(a)は異なるユーザが本実施形態のサーバ端
末にアクセスの場合の主メモリの状態説明図、(b)
は、個々のユーザのメモリ領域についてのみ保存、復元
する場合の主メモリの状態説明図。
【図4】本実施形態のサーバ端末にデータベース(D
B)を設け、このDBに対してユーザがブラウザからW
WWサーバを介してアクセスする場合のシーケンスを示
す図。
【図5】従来の代表的な2層型のクライアント・サーバ
システムの運用形態を示すシーケンス図。
【図6】従来のイントラネット型のシステムにおけるデ
ータ検索のシーケンス図。
【図7】従来のイントラネット型のシステムを改良した
システムにおいてデータ検索を行う場合のシーケンス
図。
【符号の説明】
1 ブラウザ 2 サーバ端末 21 ID情報設定部 22 ユーザ認証部 23 環境設定部 24 表示画面情報形成部 25 通信制御部 26 主メモリ 27 業務処理部 28 外部記憶装置 29 主制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 籾山 達志 東京都港区虎ノ門二丁目3番20号 インタ ーサイエンス株式会社内 (72)発明者 戸村 哲也 東京都港区虎ノ門二丁目3番20号 インタ ーサイエンス株式会社内 (72)発明者 坂東 宏美 東京都港区虎ノ門二丁目3番20号 インタ ーサイエンス株式会社内 (72)発明者 住田 英己 東京都港区虎ノ門二丁目3番20号 インタ ーサイエンス株式会社内 (72)発明者 慎 順男 東京都港区虎ノ門二丁目3番20号 インタ ーサイエンス株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータワークを少なくともユーザ
    インタフェース層とアプリケーション層に分離構成し、
    ユーザインタフェース層を第1端末に配置するととも
    に、アプリケーション層を前記第1端末と通信路を介し
    て接続された第2端末に配置したコンピュータシステム
    であって、 前記第2端末は、第1端末からの指令受信を契機に当該
    第1端末に固有の動作環境を主メモリ上に構築して所要
    のアプリケーションを実行し、実行結果を第1端末へ通
    知するとともに、当該動作環境を前記主メモリから待避
    させてアプリケーションの実行履歴情報と共に保存して
    おき、この保存された動作環境とアプリケーションの実
    行履歴情報を前記第1端末からの次回の指令受信時に前
    記主メモリ上に復元して第1端末に関する前回の実行内
    容を継承するように構成されることを特徴とするコンピ
    ュータシステム。
  2. 【請求項2】 前記第2端末は、前記アプリケーション
    層を介して連絡されるデータ層を有することを特徴とす
    る請求項1記載のコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 前記データ層は、前記第2端末によって
    集中的に維持管理されるデータベース管理システムを含
    むことを特徴とする請求項2記載のコンピュータシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記第2端末は、さらに、第1端末を操
    作する認証されたユーザのID情報を設定する手段と、
    個々の動作環境に対応する仕様の表示画面情報を形成す
    る手段と、形成した表示画面情報に前記ID情報を埋め
    込んで第1端末に送信する手段とを備え、該表示画面情
    報の送信に基づき第1端末から返信されたID情報によ
    り前記主メモリ上に復元する動作環境とアプリケーショ
    ンの実行履歴情報を特定することを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかの項記載のコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 前記第1端末がブラウザであり、前記第
    2端末がWWWサーバを介して前記ブラウザに連結され
    るネットワーク型のコンピュータシステムであって、前
    記第2端末は、前記第1端末からの指令に基づく前記W
    WWサーバからのCGI起動を契機に前記動作環境とア
    プリケーションの実行履歴情報を前記主メモリ上に復元
    し、復元した動作環境でのアプリケーションの再実行履
    歴を保存するとともに該再実行結果をHTMLに変換し
    てWWWサーバへ送信することにより当該第1端末に関
    するプロセスを終了するように構成されることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかの項記載のコンピュー
    タシステム。
JP8142044A 1996-06-04 1996-06-04 コンピュータシステム Pending JPH09325906A (ja)

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