JP2002334058A - メインフレームのアプリケーション実行方法、アプリケーション実行システム、プログラム - Google Patents

メインフレームのアプリケーション実行方法、アプリケーション実行システム、プログラム

Info

Publication number
JP2002334058A
JP2002334058A JP2001140069A JP2001140069A JP2002334058A JP 2002334058 A JP2002334058 A JP 2002334058A JP 2001140069 A JP2001140069 A JP 2001140069A JP 2001140069 A JP2001140069 A JP 2001140069A JP 2002334058 A JP2002334058 A JP 2002334058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
macro
screen
application
execution
emulator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001140069A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyasu Terada
欣泰 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BEACON INF TECHNOLOGY Inc
BEACON INFORMATION TECHNOLOGY KK
Original Assignee
BEACON INF TECHNOLOGY Inc
BEACON INFORMATION TECHNOLOGY KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BEACON INF TECHNOLOGY Inc, BEACON INFORMATION TECHNOLOGY KK filed Critical BEACON INF TECHNOLOGY Inc
Priority to JP2001140069A priority Critical patent/JP2002334058A/ja
Publication of JP2002334058A publication Critical patent/JP2002334058A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインフレームアプリケーション(M/Fア
プリ)実行時のメインフレームの負荷の低減、複雑なM
/Fアプリの自動化を実現する技術を提供する。 【解決手段】 メインフレーム3で実行されるM/Fア
プリをエミュレータ112により制御する装置において
実行される方法である。エミュレータの動作を制御する
マクロとして、エミュレータを起動してメインフレーム
との間でセッションの接続を行う接続マクロ、M/Fア
プリにより実行可能な処理をエミュレータに制御させる
ために用いられる処理毎の実行マクロ、エミュレータを
終了させてメインフレームとの間のセッションの切断を
行う切断マクロを用意する。接続マクロによるセッショ
ンの接続、切断マクロによるセッションの切断の間に、
所望の処理の実行マクロの実行を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アプリケーション
サーバとメインフレーム用のアプリケーションとの連携
を可能にするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット技術の発達に伴い、さま
ざまなアプリケーションのWeb化が普及し、また、E
AI(Enterprise Application Integration)と言った分
散したアプリケーションを統合する技術が注目されてい
る。メインフレーム用のアプリケーション(以下、「M
/Fアプリ」という。)、特にメインフレーム上のオン
ラインシステムにおいても、Web化やEAIといった
技術への対応が要求されている。M/Fアプリのほとん
どは、アプリケーションのWeb化やEAIなどの技術
が登場するずっと以前に作られたものである。そのため
に、M/Fアプリのユーザインタフェースとして設計・
開発された画面は、あくまでメインフレーム専用端末や
他のOS上で動作するエミュレーションソフトウェア
(以下、「エミュレータ」という。)を用いて、人が参
照・操作するものとして設計されている。しかし、M/
FアプリをWebやEAIに取り入れるためには、エミ
ュレータを人が直接操作するのではなく、それらのシス
テムが人になり代わって操作・制御する必要がある。
【0003】現在、エミュレータのほとんどに、マクロ
機能や他のアプリケーションからエミュレータを制御す
るためのAPI(Application Program Interface)が
提供されている。マクロ機能とは、人が行った操作を記
録し、その記録した操作を自動的に実行する機能であ
る。各ベンダーから提供されているWebアプリケーシ
ョンサーバやEAIシステムでは、エミュレータとこれ
らマクロ機能やAPIなどを用いることでM/Fアプリ
との連携を実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】Webアプリケーショ
ンサーバやEAIシステムでは、マクロ機能を用いて、
(1)メインフレームへのセッション接続、(2)M/
Fアプリへのログオン、(3)アプリケーション操作
(データ/コマンド入力)、(4)M/Fアプリからの
ログオフ、(5)メインフレームからのセッション切
断、の一連の操作を行うことにより、M/Fアプリとの
連携を実現している。
【0005】従来のWebアプリケーションサーバやE
AIシステムでは、M/Fアプリに対するデータ参照や
データ更新処理などの一回のリクエストに対して、マク
ロにより、メインフレームへのセッション接続からセッ
ション切断までの一連の操作を行っている。しかし、メ
インフレームへのセッション接続/切断や、M/Fアプ
リへのログオン/ログオフ操作などは、同じアプリケー
ションであれば、通常どのリクエストに対しても同じ操
作であって、アプリケーションの操作だけがリクエスト
毎に異なってくる。セッション接続/切断、M/Fアプ
リへのログオン/ログオフ処理は、メインフレームにと
って非常に負荷のかかる処理であり、また処理時間(レ
スポンス)の増大に繋がる。Webシステムのように頻
繁にリクエストが発生するようなシステムの場合、メイ
ンフレームへの負荷、レスポンスの増大は致命的問題と
なり得る。
【0006】また、従来のマクロ機能では、複雑なM/
Fアプリの操作を自動化することが困難であった。それ
は、従来のマクロ機能では固定的なマクロの定義しかで
きないために、個別の処理やデータ内容に応じてマクロ
を実行することができないためである。例えば、データ
ベースの検索結果画面を表示する場合、検索結果を1画
面に表示しきれないときは検索結果画面を複数回に分け
て表示する。その場合、何回繰り返されるかは検索結果
によって変わるため、従来のマクロでは認識することが
できない。従って、このような場合にマクロを使用する
ことはできない。しかし、Webシステムとの連携にお
いては、検索結果の取得を必要とすることが多いため、
エミュレータのマクロ機能により複雑なM/Fアプリの
操作を自動化することが望まれている。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、M/Fアプリ実行時のメインフレームの
負荷の低減、複雑なM/Fアプリの自動化を実現する技
術の提供を課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
する本発明のメインフレームのアプリケーション実行方
法は、メインフレームで実行されるアプリケーションを
エミュレータにより制御する装置において実行される方
法であって、前記装置に、前記エミュレータの動作を制
御するマクロとして、エミュレータを起動してメインフ
レームとの間でセッションの接続を行う接続マクロと、
前記アプリケーションにより実行可能な処理を前記エミ
ュレータに制御させるために用いられる前記処理毎の実
行マクロと、前記エミュレータを終了させてメインフレ
ームとの間のセッションの切断を行う切断マクロとを予
め用意しておき、前記装置が、外部から前記アプリケー
ションを開始する旨の入力がある場合に、前記接続マク
ロにより前記エミュレータと前記メインフレームとの間
のセッションの接続を行う段階と、外部から前記アプリ
ケーションにより実行可能な所定の処理を実行する旨の
入力がある場合に、当該処理を実行させるための実行マ
クロにより、前記エミュレータを介して当該処理を行う
段階と、外部から前記アプリケーションを終了する旨の
入力がある場合に、前記切断マクロにより前記エミュレ
ータと前記メインフレームとの間のセッションの切断を
行う段階と、を含み、セッションの接続からセッション
の切断までの間に、複数の前記実行マクロによる処理を
可能とした。
【0009】セッションの接続から切断までの間に実行
マクロによる処理が複数可能であるために、処理の度に
セッションの接続、切断を行っていた従来と比較してメ
インフレームへの負荷が各段に低減できる。また、実行
マクロが、処理毎に用意されるために、複雑なM/Fア
プリの操作でも、実行マクロによる処理を組み合わせる
ことにより可能となる。
【0010】各マクロは、好ましくは以下のようなマク
ロである。つまり、前記アプリケーションを実行する際
に前記エミュレータで遷移する表示画面のうち所定の表
示画面を起点画面として、前記装置が、前記接続マクロ
により、前記エミュレータの起動から前記起点画面まで
の前記表示画面の画面遷移を行い、前記実行マクロによ
り、前記起点画面から所定の画面遷移を行って再び前記
起点画面を表示するまでの前記表示画面の画面遷移を行
い、前記切断マクロにより、前記起点画面から前記エミ
ュレータの終了までの前記表示画面の画面遷移を行う。
起点画面を、例えば、前記アプリケーションにより実行
可能な処理を選択可能な、処理のメニュー画面とする
と、マクロの実行後に次の処理を選択しやすくなる。
【0011】また、前記実行マクロに、予め画面遷移が
終了する条件が定められており、前記実行マクロにより
前記起点画面から遷移する画面が、この終了する条件と
一致した場合にのみ、前記起点画面に戻るようにする
と、例えば、検索結果のような、画面が何回切り替わる
かわからないような場合でも、最適な回数の画面遷移に
より、再び起点画面に戻るようにすることができる。
【0012】上記課題を解決する本発明のメインフレー
ムのアプリケーション実行システムは、メインフレーム
上で実行されるアプリケーションを制御するエミュレー
ション手段と、前記エミュレーション手段を制御するマ
クロとしての、前記エミュレーション手段を起動してメ
インフレームとの間でセッションの接続を行う接続マク
ロと、前記アプリケーションにより実行可能な処理を前
記エミュレーション手段を介して実行させるための前記
処理毎の実行マクロと、前記エミュレーション手段を終
了させてメインフレームとの間のセッションの切断を行
う切断マクロとを記憶する記憶手段と、外部からの指示
に応じて、実行するマクロを特定する情報を含むマクロ
実行命令を生成するマクロ実行命令手段と、生成された
前記マクロ実行命令により特定されるマクロを前記記憶
手段から取り込んでこれを実行し、前記エミュレータを
制御するマクロ実行手段と、を備える。
【0013】好ましくは、前記エミュレーション手段
は、アプリケーションを実行することによりメインフレ
ームから送られるデータストリームを解析して画面上に
表示するように構成される。また、前記接続マクロ、前
記実行マクロ、及び前記切断マクロを、前記アプリケー
ション単位に一つのプロジェクトファイルとして前記記
憶手段に記憶し、前記マクロ実行手段は、前記マクロ実
行命令により指示されるマクロを含むプロジェクトファ
イルを前記記憶手段から取り込み、所望のマクロを抽出
して実行するようにしてもよい。前記プロジェクトファ
イルは、例えば、XML形式で記述される。
【0014】また本発明は、以下のようなプログラムを
コンピュータに読み込ませて実行することによっても実
現可能である。すなわち、コンピュータを、メインフレ
ーム上で実行されるアプリケーションを制御するエミュ
レーション手段と、前記エミュレーション手段を制御す
るマクロとしての、前記エミュレーション手段を起動し
てメインフレームとの間でセッションの接続を行う接続
マクロと、前記アプリケーションにより実行可能な処理
を前記エミュレーション手段を介して実行させるための
前記処理毎の実行マクロと、前記エミュレーション手段
を終了させてメインフレームとの間のセッションの切断
を行う切断マクロとを記憶する記憶手段と、外部からの
指示に応じて、実行するマクロを特定する情報を含むマ
クロ実行命令を生成するマクロ実行命令手段と、生成さ
れた前記マクロ実行命令により特定されるマクロを前記
記憶手段から取り込んでこれを実行し、前記エミュレー
タを制御するマクロ実行手段として機能させるためのコ
ンピュータプログラムである。
【0015】
【発明の実施の形態】<システムの構成>図1は、本発
明を適用したメインフレームのアプリケーション実行シ
ステムの構成図である。このM/Fアプリ実行システム
1は、WebシステムとM/Fアプリとの連携を想定し
た場合の構成である。M/Fアプリ実行システム1は、
汎用のサーバマシンであり、ネットワークLを介してW
ebブラウザを起動可能なクライアント2に接続され、
且つメインフレーム3と接続されている。M/Fアプリ
実行システム1は、エミュレータによりメインフレーム
3のM/Fアプリの実行を制御する。クライアント2
は、汎用のパーソナルコンピュータなどの情報処理装置
であり、WebブラウザからM/Fアプリ実行システム
1を介してメインフレーム3のM/Fアプリを起動、操
作可能である。メインフレーム3は、M/Fアプリを実
行する汎用のメインフレームであり、M/Fアプリ実行
システム1によりM/Fアプリの実行が制御される。
【0016】M/Fアプリ実行システム1が構築される
サーバマシンは、CPU、RAM、ROMを備え、さら
に、キーボード、マウス、ディスクドライブ等の入力装
置、半導体メモリやハードディスク装置等の記憶装置、
ディスプレイやプリンタ等の出力装置、Webブラウザ
を搭載した各種端末装置との間でネットワークLを介し
て行われる双方向通信を制御する通信制御機構を備え
る。
【0017】サーバマシン内に構築されるM/Fアプリ
実行システム1について詳述する。M/Fアプリ実行シ
ステム1は、エミュレータサーバ11、マクロ実行部1
2、Webアプリケーションサーバ13、WWW(Worl
d Wide Web)サーバ14、及びプロジェクトファイル記
憶部15を備える。これらの機能は、例えば、サーバマ
シンが、本発明のコンピュータプログラムをCPUによ
り実行することにより実現される。
【0018】エミュレータサーバ11は、セッション管
理部111及びエミュレータ112を含んでおり、エミ
ュレータのメインタスクモジュールである。マクロ実行
部12との間のインタフェースを有しており、マクロ実
行部12からのエミュレータ制御コマンドを受け付け
る。また、メインフレーム3によるM/Fアプリの実行
を制御する。エミュレータサーバ11は、マクロ実行部
12から受け付けたエミュレータ制御コマンドにより、
エミュレータ112の動作を制御する。ただし、エミュ
レータ制御コマンドがエミュレータ112の起動、終了
に関するコマンドである場合は、セッション管理部11
1を制御して、エミュレータ112の起動、終了を行わ
せる。セッション管理部111は、エミュレータサーバ
11内で稼動するモジュールである。エミュレータ11
2の起動、管理、終了、及びメインフレームとのTCP
/IP(Transmission Control Protocol/Internet Pro
tocol)セッションの管理を行う。エミュレータ112
は、メインフレーム3用の専用端末を忠実にエミュレー
ションしており、メインフレーム3からセッション管理
部111を経由して送られてきたデータストリーム(メ
インフレーム画面情報データ)を解析して、エミュレー
タ画面上に表示する。エミュレータ画面については後述
する。また、マクロ実行部12からエミュレータ112
に入力されたデータをメインフレーム3に送信する。
【0019】マクロ実行部12は、Webアプリケーシ
ョンサーバ13からマクロ実行命令を受信すると、プロ
ジェクトファイル記憶部15から受信したマクロ実行命
令に対応するプロジェクトファイルを取得する。そし
て、プロジェクトファイル内のマクロ及びプロパティを
解析して、エミュレータ112に対してエミュレータ制
御コマンドを発行する。マクロ実行部12は、エミュレ
ータ制御コマンドによりエミュレータ112の制御・操
作を行う。エミュレータ制御コマンドは、マクロのファ
ンクションが実行されたときにコールされるエミュレー
タ3のAPIである。マクロ実行部12がマクロ実行時
にこれらAPIをコールして、エミュレータ112を制
御・操作する。なお、プロジェクトファイル、マクロ、
及びプロパティについては後述する。
【0020】Webアプリケーションサーバ13は、マ
クロ実行命令部131及びプロジェクトマネージャ部1
32を含んでおり、プロジェクトファイルの管理、マク
ロ実行部12へのマクロ実行命令の発行などを行う。マ
クロ実行命令部131は、例えば、Webアプリケーシ
ョンサーバ13上のServletまたはJSP(Java(登録
商標) Server Pages)で生成されるJava(登録商
標)オブジェクトである。マクロ実行命令部131は、
Webアプリケーションサーバ13がクライアント2か
らリクエストを受け取った際に、複数のJSP中からリ
クエストに合ったJSPにより動的に生成される。マク
ロ実行部12に対してマクロ実行命令を発行する。ま
た、マクロの実行結果をマクロ実行部12から取得し
て、クライアント2へ返すレスポンスに埋め込む。プロ
ジェクトマネージャ部132は、プロジェクトファイル
記憶部15に対してプロジェクトファイルの読み出し/
書き込みなどの管理を行う。また、プロジェクトファイ
ル作成時に用いられる各種コマンドを有し、マクロやプ
ロパティの作成・更新処理を行う。
【0021】WWWサーバ14は、ネットワークLを介
してクライアント2から入力されるデータやコマンドを
Webアプリケーションサーバ13へ送る。また、We
bアプリケーションサーバ13からのレスポンスをネッ
トワークLを介してクライアント2へ送る。クライアン
ト2は、ブラウザからURL(Uniform Resource Locat
or)を指定することによりWWWサーバ14に接続して
データやコマンドの入力が可能となる。
【0022】プロジェクトファイル記憶部15は、メイ
ンフレーム3で実行されるM/Fアプリに使用可能なマ
クロを含んだプロジェクトファイルを記憶しており、プ
ロジェクトマネージャ部132により管理される。
【0023】(エミュレータ画面)エミュレータ画面に
ついて説明する。エミュレータ画面に表示されるM/F
アプリの画面は、例えば、縦24行、横80文字の限ら
れた情報枠で表現されている。通常、M/Fアプリ画面
はフィールドと呼ばれる要素で構成されており、フィー
ルドには文字列や位置情報とフィールド属性(入力/出
力、文字種類、罫線・色情報など)とが定義される。M
/Fアプリ画面の作成とは、フィールド属性を定義・作
成することである。フィールド属性によってM/Fアプ
リ画面を特徴付けし、M/Fアプリの画面遷移を制御す
ることができる。一般的なM/Fアプリの画面は、ログ
オン画面、メニュー画面、データ入力・更新画面、検索
条件入力画面、検索結果一覧画面、検索結果詳細画面等
で構成されている。
【0024】ログオン画面は、ユーザ認証を行う画面で
あり、ユーザID、パスワードを入力するためのフィー
ルド等が設けられている。図2は、会計システムのログ
オン画面の例である。ユーザ認証を行うために「従業員
番号」と「暗証番号」とを入力するフィールドが設けら
れる。「従業員番号」フィールド21及び「暗証番号」
フィールド22に所定の従業員番号及び暗証番号を入力
することで、会計システムへのログオンができる。ログ
オン画面は、例えば、セッション接続後にM/Fアプリ
へのログオンコマンドを入力することにより表示され
る。
【0025】メニュー画面は、M/Fアプリで提供され
ている機能項目の一覧を表示する画面であり、一覧の中
からユーザが所望の機能項目を選択するようになってい
る。一般的に、メニュー画面は階層構造になっているこ
とが多く、ある項目を選択すると、さらに詳細な機能項
目のメニュー画面が表示されるようになっている。図3
は、会計システムのメニュー画面の例である。「利用資
格」及び「従業員番号」は、ログオンすることにより自
動的に表示される。「ID」又は「選択番号」を入力す
るフィールドが設けられている。会計システムで実行さ
れる処理に、予めIDを付しておくと、IDを「ID」
フィールド31に入力することにより、当該処理を実行
できる。例えば、「S10」は汎用の支払処理のID、「I
11」は照会処理のID、というようにIDを付す。「選
択番号」フィールド32には、メニューの各項目に付さ
れた番号を入力する。メニュー画面が階層構造になって
いるときには、選択番号を入力して下位層のメニュー画
面を開き、順次これを繰り返して所望の処理を選択す
る。図4は、会計システムのメニュー画面の例であり、
図3のメニュー画面より、さらに詳細な機能項目のメニ
ュー画面が表示されるようになっている。機能項目に付
された番号を選択番号に入力することにより、メニュー
を選択する。例えば、図3のメニュー画面の「ID」フ
ィールド31に「S10」を入力したときに表示される。
データの入力/修正/取消などの処理を選択する画面で
ある。「処理区分」フィールド41に所望の処理の番号
を入力することにより、処理を選択する。データの入力
を行う場合は、「データインプット」処理に付された
「1」を「処理区分」フィールド41に入力する。
【0026】データ入力・更新画面は、メインフレーム
3へのデータ追加やデータ更新・削除を行うために、デ
ータ(文字列・数値)の入力、削除を可能とした画面で
ある。図5は、会計システムのデータ入力画面の例であ
る。日付・従業員番号・期間・金額などを入力するフィ
ールド51が設けられている。各項目に入力することに
より、データの入力を行う。なお、図6は、図5の入力
画面から入力されたデータを確認するための確認画面で
ある。不正なデータ入力またはデータ未入力の場合、エ
ラー画面が表示される。
【0027】検索条件入力画面は、メインフレーム3の
データベースへの検索、問合せを行うために、検索条件
の入力するための画面である。図7は、照会するデータ
を検索するための検索条件を入力するためのフィールド
が設けられた画面である。図3のメニュー画面の「I
D」フィールド31に「I11」を入力したときに表示さ
れる。照会するデータが入力された期間や処理された期
間を指定するために、「入力日」フィールド71、「処
理日」フィールド72が設けられる。検索条件には、そ
の他に、部や課、入力者、受付NOがある。また、「区
分1」、「区分2」、「区分3」フィールド73、7
4、75により、検索されるデータの条件を指定可能で
ある。
【0028】検索結果一覧画面は、検索条件入力画面に
より入力された検索条件によるデータベース検索の結果
が表示される画面であり、その一覧を表示する画面であ
る。検索結果が1画面で表示しきれない場合、所定のキ
ーを入力することで次の結果一覧が表示される。図8
は、検索結果の一覧の画面である。図7の画面から入力
された検索条件に該当するデータの一覧を表示する。こ
の図では、1画面で最大18レコード表示される。図9
は、検索結果の一覧の最終画面である。検索結果が1画
面で収まらない場合、検索結果をすべて表示するまで、
図8の画面が繰り返し表示される。検索画面の最終画面
は、図9のような画面になる。ここでは、23行目が空
欄のとき、検索結果表示の最終画面と判断している。
【0029】検索結果詳細画面は、検索条件入力画面に
より入力された検索条件によるデータベース検索の結果
が表示される画面であり、検索結果が1件の場合、ある
いは、複数の検索結果から選択された検索結果の詳細な
情報が表示される。
【0030】このようなM/Fアプリ画面の任意の画面
を、マクロによるM/Fアプリ操作の基準となる画面
(以下、「起点画面」という。)に決める。通常、M/
Fアプリにおけるログイン画面やメニュー画面、検索条
件入力画面などを起点画面とする。マクロは、起点画面
を基準に作成されており、起点画面から実行、あるいは
起点画面が表示されるまで実行されるようにする。その
ために起点画面は、起点画面であることを特定するため
に、そのM/Fアプリの全画面において一意に識別でき
る文字列を含む。起点画面を基準にマクロを実行するこ
とは、メインフレーム3の負荷軽減とレスポンスの向上
に繋がり、WebシステムやEAIシステムとの効果的
な連携を実現することができる。つまり、メインフレー
ム3へのセッションの接続、切断を極力少なくして起点
画面からマクロを実行するために、セッションの接続/
切断、M/Fアプリへのログオン/ログオフ処理による
メインフレーム3への負荷を軽減できる。
【0031】次に、マクロ、プロパティ、プロジェクト
ファイルについて説明する。
【0032】(マクロ)マクロは、エミュレータ112
を自動的に操作するためのスクリプトであり、メインフ
レーム3への接続、切断、キーストローク(入力文字
列)、画面確認、データ入力・取得などの機能(ファン
クション)が記述される。マクロは、人がエミュレータ
112を用いて行った操作を記録(レコーディング・キ
ャプチャリング)することで作成される。マクロには、
その用途やタイミングに応じて、接続マクロ、データル
ープマクロ、データナビマクロ、切断マクロ等がある。
【0033】接続マクロは、M/Fアプリを実行する際
に最初に実行されるマクロであり、エミュレータ112
の起動から起点画面までの画面遷移を行うマクロであ
る。データループマクロは、起点画面から実行されるマ
クロであり、予め終了条件を決めておき、遷移した画面
が終了条件と一致した場合に起点画面に戻るようにす
る。例えば、データベース検索結果の一覧画面のように
同じフォーマットの画面が複数回繰り返されるような画
面遷移を記録したマクロである。データナビマクロは、
起点画面から実行されるマクロであり、所定の画面遷移
を行って必ず起点画面に戻るようにする。例えば、起点
画面からある一定の画面遷移を行い再び起点画面までを
記録したマクロである。切断マクロは、M/Fアプリの
最後に実行されるマクロであり、起点画面からエミュレ
ータ停止までの画面遷移を行うマクロである。これらの
マクロを用いることによって、M/Fアプリ画面の画面
遷移が複雑であっても、自動的に画面遷移することがで
きる。
【0034】(プロパティ)プロパティとは、マクロの
ファンクション内で使用される定義体であり、M/Fア
プリ画面内の文字列の情報や条件、アイテムの情報など
を定義する。アイテムとは、その画面を構成しているフ
ィールドの中から、マクロ処理に必要なフィールドを特
定して名前付けを行ったものである。プロパティには、
起点プロパティ、データページプロパティ、リストペー
ジプロパティ、終了条件プロパティ等がある。
【0035】起点プロパティは、設定した起点画面の名
前と、その画面を識別するための文字列を定義する。デ
ータページプロパティは、M/Fアプリ画面から取得す
るアイテム、及びM/Fアプリ画面に入力するアイテム
を定義する。リストページプロパティは、M/Fアプリ
画面から取得するアイテムの一覧を定義する。これは、
検索結果の一覧画面のように、同一フィールド属性を持
つアイテムが複数存在し、同じ桁位置に表示されている
画面に適用できる。
【0036】終了条件プロパティは、データループマク
ロにおいて、最終画面の判断を行うための終了条件を定
義する。これは、検索結果一覧画面のように同一フィー
ルド構成の画面が複数回繰り返される場合に、最終画面
に到達したかどうかの判断を行う際に用いられる。最終
画面かどうかの判断には、例えば、以下の5通りの方法
がある。これらの方法の中から、どの方法を使用するか
を、終了条件プロパティ内に定義して用いる。
【0037】・タイプ1:M/Fアプリの画面数または
行数を指定しておき、指定した画面数または行数に達し
たら終了する。 ・タイプ2:同じM/Fアプリ画面が2度表示される場
合、つまり、前画面と同じ画面が表示されたら終了す
る。 ・タイプ3:データループの先頭のM/Fアプリの画面
を記憶しておき、その先頭画面と同じ画面が表示された
ら終了する。 ・タイプ4:M/Fアプリ画面の特定位置の表示が、設
定した特定メッセージと比較して同じになったら終了す
る。 ・タイプ5:M/Fアプリ画面の特定位置に、データル
ープの全画面数(mm)と現在表示されている画面番号
(nn)が表示される場合、nn=mmになったら終了する。
【0038】(プロジェクト)作成したマクロやプロパ
ティをM/Fアプリ単位でまとめたものをプロジェクト
と呼び、それらはプロジェクトファイルとして、プロジ
ェクトファイル記憶部15に保存される。プロジェクト
ファイルは、例えば、マクロとプロパティをXML(eX
tensible Markup Language)形式で記述して作成する。
XMLとは、W3C(World Wide Web Consortium)に
よって勧告された文書フォーマットである。プロジェク
トファイルには、接続マクロ及び切断マクロが必ず記述
されており、その他に、エミュレータにより制御される
M/Fアプリの種類によって、データループマクロ及び
/又はデータナビマクロが記述される。また、起点画面
を定義する起点プロパティ及びデータページプロパティ
が必ず記述される。その他に、データループマクロが記
述される場合には、リストページプロパティ、終了条件
プロパティが記述される。
【0039】<処理手順>以上のようなM/Fアプリ実
行システム1による、WebシステムとM/Fアプリと
の連携を想定した場合の処理手順を、図10、図11を
用いて説明する。
【0040】まず、クライアント2のブラウザにより、
クライアント2のユーザがWWWサーバ14へのURL
を指定する。クライアント2は、指定されたURLのW
WWサーバ14に接続される(ステップS01)。WW
Wサーバ14に接続すると、WWWサーバ14からレス
ポンスが返され、クライアント2のブラウザにHTML
ページが表示される。クライアント2のユーザは、ブラ
ウザからHTMLページのリンクを辿るなどして、マク
ロを実行可能な(M/Fアプリを実行可能な)HTML
ページを開く(ステップS02)。これにより、クライ
アント2からWebアプリケーションサーバ13に対し
て、どのM/Fアプリを実行するかのリクエストが可能
になる。
【0041】次いでユーザは、クライアント2から、M
/Fアプリ実行システム1に所望のM/Fアプリを実行
させるリクエストを発行する(ステップS03)。通
常、Webアプリケーションサーバ13のJSPへアク
セスする。複数JSPのうちのどのJSPにアクセスす
るかで、どのM/Fアプリのプロジェクトファイルに含
まれたマクロを実行するかが決定する。M/Fアプリ実
行システム1がM/Fアプリを実行させるリクエストを
受信すると、Webアプリケーションサーバ13のマク
ロ実行命令部131は、マクロ実行部12に、リクエス
トのあったM/Fアプリのプロジェクトファイルに含ま
れる接続マクロのマクロ実行命令を発行する(ステップ
S04)。マクロ実行部12は、マクロ実行命令部13
1からマクロ実行命令を受信すると、リクエストに対応
するプロジェクトファイルをプロジェクトマネージャ部
132から取得する(ステップS05)。まず、マクロ
実行部12は、リクエストに対応するプロジェクトファ
イルをプロジェクトマネージャ部132に要求する。プ
ロジェクトマネージャ部132は、マクロ実行部12か
ら要求のあったプロジェクトファイルを、プロジェクト
ファイル記憶部15から取得してマクロ実行部12へ送
信する。
【0042】マクロ実行部12は、取得したプロジェク
トファイルを解析して、接続マクロを抽出する(ステッ
プS06)。マクロ実行部12は、抽出した接続マクロ
を解析・実行して、エミュレータサーバ11に対してエ
ミュレータ制御コマンドを発行する。また、エミュレー
タ112が、取得したデータをマクロ実行部12へ返す
(ステップS07)。エミュレータ112は、マクロ実
行部12からのエミュレータ制御コマンドによってデー
タ入力・キー入力が行われ、エミュレータ112の画面
が遷移する(ステップS08)。マクロ実行部12によ
るマクロ実行処理終了後、マクロ実行命令部131が、
マクロ実行部12から接続マクロを実行したことにより
取得したアイテムデータを取得する(ステップS0
9)。Webアプリケーションサーバ13は、クライア
ント2に返すレスポンスとしてのHTMLページをマク
ロ実行部12から取得したアイテムデータにより生成す
る(ステップS10)。このとき、接続マクロにより取
得したアイテムデータをHTMLページ内に埋め込み、
レスポンスを生成する。レスポンスとしてのHTMLペ
ージが、Webアプリケーションサーバ13からWWW
サーバ14を介してクライアント2に返され、クライア
ント2のブラウザに表示される(ステップS11)。レ
スポンスが返された後、切断マクロの実行時以外は、ク
ライアント2のブラウザに、起点画面が表示される(ス
テップS12:Y)。
【0043】起点画面から、ユーザが所望の処理をリク
エストすると(ステップS13)、M/Fアプリ実行シ
ステム1はこれを受信して、マクロ実行命令部131か
らマクロ実行部12へ、リクエストされた処理のマクロ
実行命令を発行する(ステップS14)。マクロ実行部
12は、マクロ実行命令により、既に取得しているプロ
ジェクトファイルから所望のマクロを抽出する(ステッ
プS15)。マクロ抽出後、ステップS07乃至ステッ
プ11までの処理を繰り返し、その都度、リクエストに
対するレスポンスがクライアント2に返される。その
後、起点画面がクライアントのブラウザに表示される。
なお、リクエストされた処理が切断マクロの実行である
場合は、切断マクロが実行されて起点画面が表示されず
(ステップS12:N)、M/Fアプリによる処理を終
了する。
【0044】<運用例>エミュレータ112を用いた場
合のM/Fアプリの画面遷移を図2〜図9に示す。この
M/Fアプリは一般的なオンライン会計システムであ
り、諸経費精算の入力・更新・参照処理が行えるもので
ある。図3のログオン画面を起点画面として、図2、図
3はログオンの際の画面遷移、図4〜図6がデータの入
力処理を行う際の画面遷移、図7〜図9がデータの参照
処理を行う際の画面遷移である。
【0045】本実施形態のM/Fアプリ実行システム1
の場合、セッション接続からメニュー画面までのマクロ
(接続マクロ)、メニュー画面からセッション切断まで
のマクロ(切断マクロ)、データナビマクロ、データル
ープマクロの4つのマクロに分けて、M/Fアプリの実
行を制御する。
【0046】このM/Fアプリを本システムに適用した
場合、メニュー画面を起点画面として入力処理と参照処
理とを分岐することができる。また、参照処理における
検索結果画面の最終画面は、終了条件プロパティのタイ
プ4が該当する。4つのマクロは以下のようになる。セ
ッション接続からメニュー画面表示(図3)までのマク
ロを接続マクロ、メニュー画面(図3)からデータの入
力処理画面(図4〜図6)を表示して、再びメニュー画
面(図3)に戻るマクロをデータナビマクロ、メニュー
画面(図3)からデータの参照処理画面(図7〜図9)
を表示して、再びメニュー画面(図3)に戻るマクロを
データループマクロ、メニュー画面(図3)からセッシ
ョン切断までのマクロを切断マクロとする。
【0047】M/FアプリをWeb化した場合、ブラウ
ザに表示される画面(HTMLページ)とマクロとの関
係は以下のようになる。
【0048】(ログオン処理)ログオン画面(図2)か
ら入力された「従業員番号」、「暗証番号」をWebア
プリケーションサーバ13が受信すると、Webアプリ
ケーションサーバ13のマクロ実行命令部131は接続
マクロの実行をマクロ実行部12に要求する。ログオン
画面は、クライアント2のブラウザに表示されており、
クライアント2から入力された「従業員番号」、「暗証
番号」がネットワークLを介してM/Fアプリ実行シス
テム1に入力される。接続マクロにより、Webアプリ
ケーションサーバ13は、エミュレータ112からメニ
ュー項目に該当する文字列を取得し、起点画面であるメ
ニュー画面(図3)のHTMLページを生成する。この
HTMLページが、ネットワークLを介してクライアン
ト2に送られ、クライアント2のブラウザに表示され
る。
【0049】(データ入力処理)図3のメニュー画面か
ら「出金処理」を、図4のメニュー画面から「データイ
ンプット」を選択した場合、「従業員番号」、「日
付」、「金額」などのデータを入力するフィールドを持
つデータ入力・更新画面(図5)のHTMLページがク
ライアント2のブラウザに表示される。データ入力・更
新画面の所定のフィールドに入力された入力データをク
ライアント2から受信すると、Webアプリケーション
サーバ13のマクロ実行命令部131はデータナビマク
ロの実行をマクロ実行部12に要求するとともに、受信
した入力データをマクロ実行部12に送る。マクロ実行
部12は、エミュレータ112に入力データを送る。エ
ミュレータ112により入力データがM/Fアプリに入
力される。入力データがM/Fアプリに入力されると、
Webアプリケーションサーバ13は、エミュレータ1
12から入力データの確認画面の情報を取得して、入力
データの確認画面(図6)のHTMLページを生成す
る。このHTMLページがクライアント2のブラウザに
表示されて、入力データの確認が可能となる。確認画面
により入力データを確認後に、起点画面である図3のメ
ニュー画面に戻って、これを、クライアント2のブラウ
ザに表示する。これにより、データナビマクロの実行が
終了する。
【0050】(データ照会処理)メニュー画面(図3)
から「照会」を選択した場合、検索条件入力画面(図
7)のHTMLページがクライアント2のブラウザに表
示される。検索条件入力画面から検索条件が送信される
と、Webアプリケーションサーバ13のマクロ実行命
令部131がデータループマクロの実行要求をマクロ実
行部12に送信する。照会処理の検索結果画面から検索
結果を取得し、検索結果一覧画面(図8)のHTMLペ
ージが生成される。このHTMLページが、クライアン
ト2のブラウザに表示される。結果一覧画面の最終ペー
ジ(図9)のHTMLページの表示後に、起点画面であ
る図3のメニュー画面に戻って、クライアント2のブラ
ウザに表示する。これにより、データループマクロの実
行が終了する。
【0051】(切断処理)メニュー画面(図3)から
「終了」を選択した場合、切断マクロが実行され、正常
に終了したことを伝える画面がクライアント2のブラウ
ザに表示される。
【0052】起点画面を設けることで、起点画面から次
の処理のマクロが実行可能となる。メニュー画面から、
次の処理のマクロが実行可能となるので、起点画面まで
のセッションの接続、切断処理を、処理の都度行う必要
が無くなる。そのために、メインフレームの負荷が減少
する。また、データループマクロにより、検索結果など
の、同じフォーマットの画面表示が何度続くかが不明な
場合でも、正確に、画面表示のスクロールを行うことが
できる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、起点画面を基準にしてエミュレータを制御
するマクロを実行するようにしたので、メインフレーム
へのセッションの接続、切断の回数を減らして、起点画
面から所望の処理のマクロを実行させることが可能とな
る。これにより、メインフレームのセッション接続、切
断による負荷の増大を防ぐことができる。また、複数の
マクロによりエミュレータを制御するために複雑なアプ
リケーションの自動化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したM/Fアプリ実行システムの
構成図。
【図2】M/Fアプリの画面の例示図。
【図3】M/Fアプリの画面の例示図。
【図4】M/Fアプリの画面の例示図。
【図5】M/Fアプリの画面の例示図。
【図6】M/Fアプリの画面の例示図。
【図7】M/Fアプリの画面の例示図。
【図8】M/Fアプリの画面の例示図。
【図9】M/Fアプリの画面の例示図。
【図10】WebシステムとM/Fアプリとの連携を想
定した場合の処理のフローチャート。
【図11】WebシステムとM/Fアプリとの連携を想
定した場合の処理のフローチャート。
【符号の説明】
1 M/Fアプリ実行システム 11 エミュレータサーバ 111 セッション管理部 112 エミュレータ 12 マクロ実行部 13 Webアプリケーションサーバ 131 マクロ実行命令部 132 プロジェクトマネージャ部 14 WWWサーバ 15 プロジェクトファイル記憶部 2 クライアント 3 メインフレーム L ネットワーク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインフレームで実行されるアプリケー
    ションをエミュレータにより制御する装置において実行
    される方法であって、 前記装置に、前記エミュレータの動作を制御するマクロ
    として、エミュレータを起動してメインフレームとの間
    でセッションの接続を行う接続マクロと、前記アプリケ
    ーションにより実行可能な処理を前記エミュレータに制
    御させるために用いられる前記処理毎の実行マクロと、
    前記エミュレータを終了させてメインフレームとの間の
    セッションの切断を行う切断マクロとを予め用意してお
    き、 前記装置が、 外部から前記アプリケーションを開始する旨の入力があ
    る場合に、前記接続マクロにより前記エミュレータと前
    記メインフレームとの間のセッションの接続を行う段階
    と、 外部から前記アプリケーションにより実行可能な所定の
    処理を実行する旨の入力がある場合に、当該処理を実行
    させるための実行マクロにより、前記エミュレータを介
    して当該処理を行う段階と、 外部から前記アプリケーションを終了する旨の入力があ
    る場合に、前記切断マクロにより前記エミュレータと前
    記メインフレームとの間のセッションの切断を行う段階
    と、を含み、 セッションの接続からセッションの切断までの間に、複
    数の前記実行マクロによる処理を可能としたことを特徴
    とする、 メインフレームのアプリケーション実行方法。
  2. 【請求項2】 前記アプリケーションを実行する際に前
    記エミュレータで遷移する表示画面のうち所定の表示画
    面を起点画面として、 前記装置が、 前記接続マクロにより、前記エミュレータの起動から前
    記起点画面までの前記表示画面の画面遷移を行い、 前記実行マクロにより、前記起点画面から所定の画面遷
    移を行って再び前記起点画面を表示するまでの前記表示
    画面の画面遷移を行い、 前記切断マクロにより、前記起点画面から前記エミュレ
    ータの終了までの前記表示画面の画面遷移を行う、 請求項1記載のアプリケーション実行方法。
  3. 【請求項3】 前記起点画面が、前記アプリケーション
    により実行可能な処理を選択可能な、処理のメニュー画
    面である、 請求項2記載のアプリケーション実行方法。
  4. 【請求項4】 前記実行マクロに、予め画面遷移が終了
    する条件が定められており、 前記実行マクロにより前記起点画面から遷移する画面
    が、この終了する条件と一致した場合にのみ、前記起点
    画面に戻るようにする、 請求項2記載のアプリケーション実行方法。
  5. 【請求項5】 メインフレーム上で実行されるアプリケ
    ーションを制御するエミュレーション手段と、 前記エミュレーション手段を制御するマクロとしての、
    前記エミュレーション手段を起動してメインフレームと
    の間でセッションの接続を行う接続マクロと、前記アプ
    リケーションにより実行可能な処理を前記エミュレーシ
    ョン手段を介して実行させるための前記処理毎の実行マ
    クロと、前記エミュレーション手段を終了させてメイン
    フレームとの間のセッションの切断を行う切断マクロと
    を記憶する記憶手段と、 外部からの指示に応じて、実行するマクロを特定する情
    報を含むマクロ実行命令を生成するマクロ実行命令手段
    と、 生成された前記マクロ実行命令により特定されるマクロ
    を前記記憶手段から取り込んでこれを実行し、前記エミ
    ュレータを制御するマクロ実行手段と、を備える、 メインフレームのアプリケーション実行システム。
  6. 【請求項6】 前記エミュレーション手段は、アプリケ
    ーションを実行することによりメインフレームから送ら
    れるデータストリームを解析して画面上に表示するよう
    に構成される、 請求項5記載のアプリケーション実行システム。
  7. 【請求項7】 前記接続マクロ、前記実行マクロ、及び
    前記切断マクロは、前記アプリケーション単位に一つの
    プロジェクトファイルとして前記記憶手段に記憶されて
    おり、 前記マクロ実行手段は、前記マクロ実行命令により指示
    されるマクロを含むプロジェクトファイルを前記記憶手
    段から取り込み、所望のマクロを抽出して実行するよう
    に構成される、 請求項5記載のアプリケーション実行システム。
  8. 【請求項8】 前記プロジェクトファイルは、XML形
    式で記述される、 請求項7記載のアプリケーション実行システム。
  9. 【請求項9】 コンピュータを、 メインフレーム上で実行されるアプリケーションを制御
    するエミュレーション手段と、 前記エミュレーション手段を制御するマクロとしての、
    前記エミュレーション手段を起動してメインフレームと
    の間でセッションの接続を行う接続マクロと、前記アプ
    リケーションにより実行可能な処理を前記エミュレーシ
    ョン手段を介して実行させるための前記処理毎の実行マ
    クロと、前記エミュレーション手段を終了させてメイン
    フレームとの間のセッションの切断を行う切断マクロと
    を記憶する記憶手段と、 外部からの指示に応じて、実行するマクロを特定する情
    報を含むマクロ実行命令を生成するマクロ実行命令手段
    と、 生成された前記マクロ実行命令により特定されるマクロ
    を前記記憶手段から取り込んでこれを実行し、前記エミ
    ュレータを制御するマクロ実行手段として機能させるた
    めのコンピュータプログラム。
JP2001140069A 2001-05-10 2001-05-10 メインフレームのアプリケーション実行方法、アプリケーション実行システム、プログラム Pending JP2002334058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001140069A JP2002334058A (ja) 2001-05-10 2001-05-10 メインフレームのアプリケーション実行方法、アプリケーション実行システム、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001140069A JP2002334058A (ja) 2001-05-10 2001-05-10 メインフレームのアプリケーション実行方法、アプリケーション実行システム、プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002334058A true JP2002334058A (ja) 2002-11-22

Family

ID=18986738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001140069A Pending JP2002334058A (ja) 2001-05-10 2001-05-10 メインフレームのアプリケーション実行方法、アプリケーション実行システム、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002334058A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009193512A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Mitsubishi Electric Corp セッション実行装置及びセッション実行プログラム及び記録媒体
WO2013057607A1 (en) * 2011-10-20 2013-04-25 International Business Machines Corporation Computer program interface
US20150100136A1 (en) * 2012-04-17 2015-04-09 International Business Machines Corporation Providing Instructions to a Mainframe System
KR101908909B1 (ko) * 2017-09-11 2018-10-17 주식회사 플래닛에이 Eai 영역 확대가 가능한 b2b 전용 글로벌 무역지원 플랫폼 및 이를 가지는 수출 비즈니스 시스템
KR102054663B1 (ko) * 2018-06-22 2020-01-22 동명대학교산학협력단 소스코드 가공 방식의 웹브라우저용 매크로 시스템

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009193512A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Mitsubishi Electric Corp セッション実行装置及びセッション実行プログラム及び記録媒体
WO2013057607A1 (en) * 2011-10-20 2013-04-25 International Business Machines Corporation Computer program interface
US20130117728A1 (en) * 2011-10-20 2013-05-09 International Business Machines Corporation Computer program interface
CN103890721A (zh) * 2011-10-20 2014-06-25 国际商业机器公司 计算机程序接口
JP2014532223A (ja) * 2011-10-20 2014-12-04 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 第1のコンピュータ・プログラムが第2のコンピュータ・プログラムのアプリケーション・ロジックを実行することを可能にするための方法および装置、第1のコンピュータ・プログラムと第2のコンピュータ・プログラムとのインターフェースをとるためのコンピュータ・プログラム・コードを生成するための方法および装置、コンピュータ・プログラム、ならびに第1のコンピュータ・プログラムが第2のコンピュータ・プログラムのアプリケーション・ロジックを実行することを可能にするためのソフトウェア・インターフェースを提供するための方法(コンピュータ・プログラム・インターフェース)
CN103890721B (zh) * 2011-10-20 2017-07-07 国际商业机器公司 计算机程序接口
US10545729B2 (en) 2011-10-20 2020-01-28 International Business Machines Corporation Computer program interface
US20150100136A1 (en) * 2012-04-17 2015-04-09 International Business Machines Corporation Providing Instructions to a Mainframe System
US9880541B2 (en) * 2012-04-17 2018-01-30 International Business Machines Corporation Providing instructions to a mainframe system
KR101908909B1 (ko) * 2017-09-11 2018-10-17 주식회사 플래닛에이 Eai 영역 확대가 가능한 b2b 전용 글로벌 무역지원 플랫폼 및 이를 가지는 수출 비즈니스 시스템
KR102054663B1 (ko) * 2018-06-22 2020-01-22 동명대학교산학협력단 소스코드 가공 방식의 웹브라우저용 매크로 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6014702A (en) Host information access via distributed programmed objects
US7783613B2 (en) Context-aware middleware platform for client devices
US8458727B2 (en) Asynchronous client to server updates
JP5089684B2 (ja) サービス・プログラムを生成する技術
US6385642B1 (en) Internet web server cache storage and session management system
KR100348456B1 (ko) 전자계산기간의 작업전송방법 및 작업전송시스템
US7165073B2 (en) Dynamic, hierarchical data exchange system
JPH10254803A (ja) ユーザ生成データを収集及び記憶する方法、及びコンピュータ・システム
US7194473B1 (en) Application platform development environment
US20020026461A1 (en) System and method for creating a source document and presenting the source document to a user in a target format
EP2273390A1 (en) Client-server application development and deployment system
US20040205473A1 (en) Method and system for implementing an enterprise information portal
US20030189585A1 (en) Template-driven process system
EP1366436A2 (en) Method and system for fulfilling requests for information from a network client
JPH10340252A (ja) 書式作成方法
US7275086B1 (en) System and method for embedding a context-sensitive web portal in a computer application
US7107574B1 (en) Managing computer program configuration data
US7237222B1 (en) Protocol for controlling an execution process on a destination computer from a source computer
US20050086664A1 (en) Method and apparatus for transaction tracking in a web presentation architecture
JPH11167584A (ja) ページ遷移方法及びその実施装置並びにその処理プログラムとデータを記録した媒体
US7328234B1 (en) Agent architecture for triggering remotely initiated data processing operations
US7996764B2 (en) Apparatus, program and method for accepting a request from a client computer via a network and executing a web application
JPH10187512A (ja) データベース構築及びデータベース操作用プログラム生成方法
US6971108B1 (en) Computer software framework and method for managing communication flow between a user interface and a computer application
JP2002334058A (ja) メインフレームのアプリケーション実行方法、アプリケーション実行システム、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040820

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20061114

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070206