JPH0932543A - 車両の車室保護構造 - Google Patents

車両の車室保護構造

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JPH0932543A
JPH0932543A JP7184216A JP18421695A JPH0932543A JP H0932543 A JPH0932543 A JP H0932543A JP 7184216 A JP7184216 A JP 7184216A JP 18421695 A JP18421695 A JP 18421695A JP H0932543 A JPH0932543 A JP H0932543A
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JP
Japan
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vehicle
engine
exhaust pipe
collision
notch
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JP7184216A
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English (en)
Inventor
Kenji Shibano
憲治 柴野
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両衝突時に、車両構成部品の車室内への侵
入を防ぐ。 【解決手段】車両構成部品(排気管16,吸気管33,
排気管36)の車両衝突力に対する応力集中部(22,
41,42)に切損を生じさせる切り欠き(切り欠き2
3,第1切り欠き43,第2切り欠き44)を形成す
る。これにより、車両衝突時、切り欠きによって応力集
中部が切損し、車両構成部品の車室への侵入が防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両衝突時に車両
構成部品に切損を促してその車室内への侵入を防ぐよう
にした車両の車室保護構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の車体構造には、従来、外力作用点
や主要強度部材(強度上、車両の安全運転のために必要
な部材)をラーメンによって補強した構造、すなわち補
強殻構造が採用され、近年に到っては殻を補強材で補強
してフレームを廃止したモノコック構造が主流を占めて
いる。
【0003】本来、この種の補強殻構造では、殻は面応
力を分担し、部材は軸力、曲げ等の垂直応力を分担し
て、構造全体として強度、剛性が確保されるようになっ
ており、また、車両衝突時には、衝突時の衝撃荷重が車
体及び車両搭載部品の変形によって吸収されるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車室の容積を
広げて居住空間の拡大を図り、またフロントノーズをス
ラントさせて空気抵抗の減少を図るという場合は、エン
ジン、ステアリング装置、補機類、電装品を殆ど隙間の
無い状態でエンジンルームに配置せざるを得ず、車両衝
突時には、エンジン、ステアリング装置が車体と一体と
なって車室側へ押し出されて車室内に侵入してしまう虞
があった。また、車体又は車両構成部品の変形により車
両衝突時の衝突力を一部吸収することができても、変形
の状態と変形の進む方向によっては、車体ないし車両構
成部品が折れ曲がって車室内に侵入してしまう虞もあ
る。
【0005】なお、実開昭55ー28758号公報に
は、排気管の途中に蛇腹状の管部を形成して振動に備え
るというものが開示され、実開昭56ー45113号公
報には排気管の途中に断面ほぼ矩形の折り曲げ部を形成
して、曲げに対する流路断面の変化をなくすようにした
ものが開示されているが、これらの提案は、上記の問題
に対応し得るものではない。
【0006】本発明の目的は上記事情に鑑みてなされた
ものであり、車両構成部品に、作用する衝突応力により
切損を促して車室内への侵入を防ぐようにした新規な車
両の車室保護構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車両構成部品の車両衝突力に対する応力集中部にその衝
突力を集中させて切損を生じさせる切り欠きを形成した
ものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記車両構成部品が排気管から成るもので
ある。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、車両構成部品が吸気管から成るものであ
る。
【0010】請求項4記載の発明は、エンジンルーム前
部にラジエータを設置し、該ラジエータより後方にエン
ジンを設置し、エンジンから排気ガスを排出する排気管
の上流部を上記ラジエータと上記エンジンとの間に配置
し、上記ラジエータを介して排気管に伝えられる車両衝
突力に対し、排気管の車両衝突力に対する応力集中部に
その衝突力を集中させて切損を生じさせる切り欠きを形
成したものである。
【0011】請求項5記載の発明は、エンジンルーム前
部にエンジンを設置すると共に、エンジンルーム後部に
エンジンに新気を供給する吸気管を配置し、該吸気管の
車両衝突力に対する応力集中部にその車両衝突力を集中
させて切損を生じさせる切り欠きを形成したものであ
る。
【0012】請求項1記載の発明にあって、車両構成部
品に車両衝突時の衝突力が作用すると、衝突力は車両構
成部品の応力集中部に形成した切り欠きに集中し、切り
欠きで切損が生じ、衝突力の伝播が断たれる。よって変
形の進行による車両構成部品の車室内への侵入が防がれ
る。
【0013】請求項2記載の発明にあって、車両衝突時
に排気管に衝突力が加えられると、排気管は、その切り
欠きに集中する衝突力によって切損する。
【0014】請求項3記載の発明にあって、車両衝突時
に吸気管にその衝突力が加えられると、排気管は、その
切り欠きに集中する衝突力によって切損する。
【0015】請求項4記載の発明にあって、ラジエータ
とエンジンとの間に配置された排気管の上流部は、車両
衝突の程度が軽い時は、ラジエータとエンジンの直接的
な衝突を防ぐ剛体として機能する。そして衝突の程度が
重い時は、切り欠きに集中する衝突力によって切損し落
下する。このため、排気管を介してエンジンが車室側へ
押し出されることが防がれ、エンジンが車室内に侵入す
ることが防止される。請求項5記載の発明にあって、車
両衝突時にエンジンが車室側へ向けて押し出され、吸気
管にエンジンの押し出しに伴う二次的な衝突力が加えら
れると、吸気管の切り欠きに集中した衝突力によって吸
気管が切損し、下方に落下する。このためエンジンの車
室側への移動距離は吸気管の切損分長くなり、この分エ
ンジンの車室側へ移動し得る距離が実質的に増す。この
結果、エンジンの車室内侵入の割合が大幅に低下する。
もちろん吸気管の切損とその落下により吸気管自身の車
室侵入も防がれる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図4は本発明による第
1の実施の形態を示す図であり、図1は、エンジンルー
ムの側断面図を示し、図2はエンジンに取り付ける排気
管の平面図を示し、図3は排気管の要部詳細断面図を示
し、図4はエンジンルームの構造を示す斜視図である。
【0017】図4に示すように、エンジンルーム1は、
フロントサイドメンバ2、フロントクロスメンバ3、フ
ロントフェンダエプロン4、ラジエータサポート5等か
らなる主要強度部材と、フロントフェンダ6、フロント
バランスパネル7、パネル8等の殻とから構成されてい
る。
【0018】図1に示すように、ラジエータサポート5
には、ラジエータ9が一体的に取り付けられ、ラジエー
タ9の後方にはエンジン(水平対向エンジン)10が設
置されている。この場合、エンジン10は、ラジエータ
9に対して車両後方側に適宜間隔を隔てて配置されてい
る。そしてエンジン10は、左右のシリンダヘッド1
1,11が、フロントフェンダ6側を向くようにかつ、
エンジンルーム1の後部に変速機12を位置するように
設置され、弾性的に支持されている。このシリンダヘッ
ド11の下面部には、エンジン10のシリンダ(図示せ
ず)から排気ガスを排出する排気ポート14が、路面側
を臨ませて開口されており、排気ポート14の下流端部
(排気口)15には、排気管16が取り付けられてい
る。排気管16は、シリンダヘッド11の排気口15に
直接取り付けられる排気マニホールド17と、ラジエー
タ9及びフロントクロスメンバ3の後方でかつ、エンジ
ン10の前面よりも前方の位置に横向きほぼ水平に配設
されると共に、その一方の端部が折り曲げられてフロン
トフェンダ6側に配設される排気管上流部18と、排気
管上流部18に接続される排気管下流部19とからな
り、排気マニホールド17は、下向前方に延びてエンジ
ン10の前面よりも前方に延びた後、車幅方向へ屈曲さ
れて上記排気管上流部18に接続され、その排気管上流
部18を介して上記排気管下流部19と連通されてい
る。そして、排気管上流部18と排気管下流部19の上
流部とには、それぞれ触媒コンバータ20,21が介設
されている。
【0019】つまり、触媒コンバータ20,21を排気
管16の上流側でかつ、エンジン10と近接する位置に
配設して、第一に、触媒コンバータ20,21に排気ガ
スを高温なうちに供給して活発な酸化還元反応を生じさ
せ、第二に、排気管上流部18と触媒コンバータ20と
を剛性のあるプロテクタとして機能させて、程度の軽い
車両衝突時に、エンジン10にラジエータ9を直接衝突
させないようにしてその損傷を防ぐのである。
【0020】しかしながら、ラジエータ9とエンジン1
0との間に、エンジン10のプロテクタを兼用し得るよ
うに排気管上流部18及び触媒コンバータ20を配置す
ると、車両衝突の程度が重く衝突力が大きなときは、ラ
ジエータ9に掛かる衝突力が殆どそのまま排気管上流部
18を介してエンジンに作用するようになり、排気管1
6がラジエータ9、エンジン10と一体となって車室1
3側へ押し出され、エンジン10等が車室13内に侵入
してしまう虞がある。
【0021】そこで、排気管16の特定の部分の肉厚を
薄くしてその断面係数を下げ、排気管16の曲げ、切損
を生じ易くして、衝突力を吸収することが考えられる。
しかし、排気管16のように、振動応力、熱応力が繰り
返し作用するものついては、断面係数の低い部分をむや
みに形成することはできない。
【0022】このため本出願人は、排気管の振動応力の
集中部、排気管の熱応力の集中部及び排気管の車両衝突
時の衝突応力の集中部が同じ箇所に生じるか否かを試験
等により鋭意検討したところ、これら応力の集中部は、
それぞれ個別に存在し、排気管16については、車両衝
突時の衝突応力の集中部は、最大曲げモーメントが作用
する排気管16の排気マニホールド17のシリンダヘッ
ド取り付け側寄り(以下、「排気管の衝突応力集中部」
という。)22に位置することが解った。
【0023】よって、この結果から、排気管の衝突応力
集中部22の断面係数を排気管16の他部に対して小さ
くすれば、車両衝突時、特に、車両衝突の程度が重いと
きに、排気管の衝突応力集中部22で切損を生じさせる
ことができ、且つ切損が生じる前までの排気管16の曲
げによって衝突エネルギの一部を有効に吸収することが
できる。
【0024】そこで本発明の実施の形態にあっては、衝
突力の入力方向が必ずしも一つの方向に特定されないと
いう事情も考慮して、図1ないし図3に示すように、排
気管の衝突応力集中部22の外周に対して環状に切り欠
き23を形成し、その切り欠き効果により排気管16に
確実に切損が生じるように構成した。この場合、切り欠
き23の形成については、切り欠き23は、車両衝突の
程度の軽いとき、すなわち、ラジエータ9を介してエン
ジン10に触媒コンバータ20(触媒コンバータ20を
介設しない場合は、排気管上流部18)が強く押し当て
られない程度のときに、切り欠き23に切損が生じるこ
とがないように、車両衝突の程度の重いとき、すなわち
ラジエータ9を介して触媒コンバータ20(触媒コンバ
ータ20を介設しない場合は、排気管上流部18)に伝
えられた衝突力により、排気管16がエンジン10を車
室付近まで押し出し得る程度のときに、切り欠き23に
切損が生じるように形成される。
【0025】そして排気管16の衝突力の入力側に下向
きの分力を働かせて排気管上流部18、排気管下流部1
9を路面側に落下させるため、衝突応力に対する切り欠
き23の引っ張り側はエンジン10の取り付け側に位置
させて形成され、圧縮側が引っ張り側よりも取り付け側
と反対側に位置させて形成されている。
【0026】つまり、入力(衝突力)に対して先に上側
を切損させ、次に下側を切損させることにより、排気管
上流部18、排気管下流部19を路面側に落下させるの
である。もちろん、この場合に、切り欠き23の引っ張
り側と圧縮側の位置を作為的に修正して落下の方向を、
左下、左下向きに変えることも可能である。また、切り
欠き23の引っ張り側の幅、深さを大きくし、引っ張り
側から圧縮側に向かうに従って幅、深さを順次小さくす
ることにより、排気管上流部18、排気管下流部19を
路面側に落下させることも可能である。
【0027】この結果、排気管16の曲げ、切損の進行
は、車室13以外の方向、つまり、下側または左右下側
へ向かって進行するようになり、切損後の排気管16
は、その重量と衝突時の慣性によって車体後方側へ落下
する。
【0028】よって、破断し落下した排気管16がエン
ジン10の押し出しに再び関与することなく、エンジン
10、ステアリング装置等の車室13内への侵入が防止
される。
【0029】次に本発明による第2の実施の形態を図5
及び図6に基づき説明する。本実施の形態は、直列多気
筒エンジンをエンジンルーム前部に横置きに配置したも
のであり、図5は直列多気筒エンジンの断面図を示し、
図6は、直列多気筒エンジンの排気管の斜視図を示して
いる。
【0030】図5に示すように、このエンジン25のシ
リンダヘッド26内には、吸気弁27で開閉される吸気
ポート28と、排気弁29で開閉される排気ポート30
とが形成されており、吸気ポート28の上流端(吸気
口)31は、車室側(エンジンルーム後部)Rに向けて
開口され、排気ポート30の下流端(排気口)32は、
車室側Rに対して反対側のラジエータ側Fに向けて開口
されている。
【0031】吸気管33のシリンダヘッド取り付け部
(吸気マニホールド)35は、吸気ポート28の上流端
31に取り付けられて、シリンダヘッド26側から車室
側Rへ向かってほぼ水平に延びており、車室側Rの吸気
管上流部34は、吸気管33のシリンダヘッド取り付け
部35に対して上向きに屈曲されている。
【0032】一方、図6に示すように、排気管36は、
排気マニホールド37と、排気管下流部38と、排気マ
ニホールド37に排気管下流部38をL字形に接続する
排気管上流部39とからなり、排気管上流部39は、エ
ンジン25の前部側からエンジン25の下面を回り込む
ようにして車体下面を構成するフロアパン等に支持金具
等を介して取り付けられる。
【0033】また、排気管上流部39には、エンジン2
5の下側となる位置に触媒コンバータ40が介設され、
触媒の酸化還元反応により排気ガスを清浄化するように
なっている。
【0034】ここで、前述の第1の実施の形態と同様
に、吸気管33、排気管36について、振動応力の集中
部、熱応力の集中部、及び車両衝突時の衝突応力の集中
部の位置を検討したところ、これら集中部は、前述の第
1の実施の形態と同様に個別に存在し、車両衝突時の衝
突応力の集中部は最大曲げモーメントが生じる箇所、す
なわち吸気管33にあっては、吸気管33のシリンダヘ
ッド取り付け部35側でかつ屈曲部近傍(以下、「吸気
管の衝突応力集中部」という。)41に位置し、排気管
36にあっては、排気マニホールド37でかつ排気管上
流部39との接続側周辺(以下、「排気管の衝突応力集
中部」という。)42に位置することが解った。
【0035】このため吸気管33については、吸気管の
衝突応力集中部41の外周に第1切り欠き43を環状に
形成し、排気管の衝突応力集中部42の外周に、第2切
り欠き44を環状に形成する。勿論、第1切り欠き43
及び第2切り欠き44は、前記切り欠き23と同様に、
衝突応力による曲げ、切損の方向が、車室側R以外、す
なわち路面側、左右路面側へ向けて進行するように形成
する。
【0036】この結果、車両衝突時には、第1切り欠き
43、第2切り欠き44から曲げ、切損が生じる。そし
て破断直後、排気管36は、その重量と、慣性とによっ
て車体後方へ落下し、吸気管上流部34は、エンジンル
ームの下方に落下する。このため、切損を起こした排気
管36、吸気管33はエンジンの押し出しに再び関与す
ることがない。また、吸気管33の切損により、エンジ
ン25の押し出しに対するエンジンルームの距離が実質
的に長くなり、このためにエンジンが車室内に侵入する
ことが防がれる。さらに、吸気管33の吸気管上流部3
4及び吸気管33のシリンダヘッド取り付け部35の上
流側部分の落下によって吸気管33が車室内に侵入する
ことも防止される。
【0037】従って、この実施の形態にあっても、エン
ジン25、ステアリング装置等の車室内への侵入を防止
することができ、車室の安全性を大幅に改善することが
できる。
【0038】なお、各実施の形態の説明にあっては、前
面衝突の場合の車両構成部品として排気管16、吸気管
33、排気管36を例に掲げたが、車体を構成するフレ
ーム、シャシ等の車両構成部品の衝突応力の集中部に上
述と同様に切り欠きを形成して、車両衝突時、切損を生
じさせ車室の安全性を飛躍的に高めることも可能であ
る。
【0039】
【発明の効果】以上、要するに本発明によれば次の如き
優れた効果を発揮する。
【0040】(1)車両衝突時に、車両構成部品をその
衝突応力の集中箇所から切損させるようにしたので車室
の安全性を大幅に高めることができる(請求項1)。
【0041】(2)車両衝突時に排気管によるエンジン
の車室側への押し出しを防止することができ、車室への
侵入を防ぐことができ、車室の安全性を大幅に高めるこ
とができる(請求項2)。
【0042】(3)車両衝突時にエンジンの車室側への
押し出しを防止することができ、車室への侵入を防ぐこ
とができ、車室の安全性を大幅に高めることができる
(請求項3)。
【0043】(4)排気管でエンジンを保護することが
できることに加え、車両衝突時の排気管の車室内への侵
入を阻むことができ、車室の安全性を大幅に改善するこ
とができる(請求項4)。
【0044】(5)車両衝突時に吸気管が切損するよう
にしたので、エンジンの車室側への押し出しに対してエ
ンジンルームのスペースを実質的に拡張することがで
き、エンジンの車室内侵入を防ぐことができることに加
え、吸気管の車室内侵入を防ぐことができる(請求項
5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に関し、エンジンル
ームの側断面図
【図2】同上、エンジンに取り付ける排気管の平面図
【図3】同上、排気管の要部詳細断面図
【図4】同上、エンジンルームの構造を示す斜視図
【図5】本発明の第2の実施の形態に関し、直列多気筒
エンジンの断面図
【図6】同上、直列多気筒エンジンの排気管の斜視図
【符号の説明】
1 エンジンルーム 9 ラジエータ 10 エンジン 16 排気管(車両構成部品) 22 排気管の応力集中部 23 切り欠き 33 吸気管(車両構成部品) 36 排気管(車両構成部品) 41 吸気管の衝突応力集中部 42 排気管の衝突応力集中部 43 第1切り欠き 44 第2切り欠き

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両構成部品の車両衝突力に対する応力
    集中部にその衝突力を集中させて切損を生じさせる切り
    欠きを形成したことを特徴とする車両の車室保護構造。
  2. 【請求項2】 上記車両構成部品が排気管である請求項
    1記載の車両の車室保護構造。
  3. 【請求項3】 上記車両構成部品が吸気管である請求項
    1記載の車両の車室保護構造。
  4. 【請求項4】 エンジンルーム前部にラジエータを設置
    し、該ラジエータより後方にエンジンを設置し、エンジ
    ンから排気ガスを排出する排気管の上流部を上記ラジエ
    ータと上記エンジンとの間に配置し、上記ラジエータを
    介して上記排気管に伝えられる車両衝突力に対し、上記
    排気管の車両衝突力に対する応力集中部にその衝突力を
    集中させて切損を生じさせる切り欠きを形成したことを
    特徴とする車両の車室保護構造。
  5. 【請求項5】 エンジンルーム前部にエンジンを設置す
    ると共に、エンジンルーム後部にエンジンに新気を供給
    する吸気管を配置し、該吸気管の車両衝突力に対する応
    力集中部にその車両衝突力を集中させて切損を生じさせ
    る切り欠きを形成したことを特徴とする車両の車室保護
    構造。
JP7184216A 1995-07-20 1995-07-20 車両の車室保護構造 Pending JPH0932543A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2909322A1 (fr) * 2006-11-30 2008-06-06 Renault Sas Agencement d'un compartiment moteur a turbocompresseur et systeme de connexion pour turbocompresseur de suralimentation
US11247740B2 (en) 2018-09-27 2022-02-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle
CN115263507A (zh) * 2022-08-30 2022-11-01 岚图汽车科技有限公司 一种排气系统及汽车

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