JPH0932531A - 消音器 - Google Patents

消音器

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JPH0932531A
JPH0932531A JP17643695A JP17643695A JPH0932531A JP H0932531 A JPH0932531 A JP H0932531A JP 17643695 A JP17643695 A JP 17643695A JP 17643695 A JP17643695 A JP 17643695A JP H0932531 A JPH0932531 A JP H0932531A
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N1/00Silencing apparatus characterised by method of silencing
    • F01N1/08Silencing apparatus characterised by method of silencing by reducing exhaust energy by throttling or whirling
    • F01N1/082Silencing apparatus characterised by method of silencing by reducing exhaust energy by throttling or whirling the gases passing through porous members

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気圧機器に接続される配管の振動を確実に
抑制することができる消音器を提供すること。 【解決手段】 この消音器1は、空気圧機器から放出さ
れる圧縮気体が流れるパイプP1 ,P2 の間に接続され
る。消音器1を構成する消音材は、微細な孔を有する樹
脂製の多孔質体2である。この多孔質体2はホルダ3内
に保持されている。ホルダ3の両端部には、配管接続部
としての雌ねじ部8,9がそれぞれ形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気圧機器から放
出される圧縮気体が流れる配管に接続される消音器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧縮気体を駆動源として用い
た空気圧機器(例えばエアシリンダ等)が広く普及して
いる。この種の機器の駆動時において、仕事を終えた圧
縮気体は、機器に設けられた排気口を介して機器外部へ
間欠的に放出される。しかし、圧縮空気が排気口を通り
抜ける際には大きな風切り音が発生し、結果としてそれ
が機器周囲の環境を悪化させてしまう。このため、工場
内における低騒音対策の一環として、通常、排気口には
消音器(サイレンサ)が取り付られる。
【0003】図27には、従来における一般的な消音器
141が例示されている。この消音器141を構成する
ホルダ142は中空円筒状を呈しており、それが有する
内部空間は円筒状多孔質体143を保持するためのホル
ダ部144となっている。ホルダ142の一端面には、
ホルダ部144の入口を閉塞するための蓋145が取り
付けられている。また、ホルダ142の他端面には、機
器の排気口に対して接続される接続部146が突設され
ている。そして、ホルダ142の外周面全体には、圧縮
気体を外部に排出するための複数の開口部147が形成
されている。
【0004】このような消音器141を接続した状態で
空気圧機器を使用すると、排気口から排出される圧縮気
体が、接続部146を介して円筒状多孔質体143内に
流入する。内部に流入した圧縮気体は、さらに円筒状多
孔質体143を通過した後、複数の開口部147を介し
てホルダ142の外部に抜け出す。そして、前記圧縮気
体が多孔質体143を通過する際に、消音が図られるよ
うになっている。
【0005】上記の場合、消音器141が空気圧機器の
排気口に対してじかに接続されていることから、消音さ
れた圧縮気体は、機器が設置されたエリアの周囲に放出
されることになる。しかしながら、空気圧機器の周囲の
状況如何によっては、機器設置エリアの周囲に圧縮気体
を大量に放出したくないこともある。このような場合、
機器にじかに消音器141を接続するのではなく、まず
機器の排気口にパイプやチューブ等といった配管の一端
を接続しておき、その他端に消音器141を接続すると
いう方法が採られる。そして、この接続方法であると、
機器から離れた場所において圧縮気体の排気・消音が行
われることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、機器から排
出される圧縮気体の圧力が大きかったり、配管が長かっ
たりする場合には、管内を通る圧縮気体の運動エネルギ
ーに起因して、配管が振動するという問題があった。従
って、空気圧機器の周囲に設置された他の機器に悪影響
を及ぼす等という問題を引き起こすこともあった。ま
た、この場合には、せっかく消音器141を使用してい
るにもかかわらず、振動による騒音が起こることから、
結局は完全な消音を図ることができなかった。
【0007】さらに、接続部146を1つしか持たない
従来の消音器141の場合、仮に配管の途中に消音器1
41を設けたいときであっても、それが不可能であっ
た。また、1つの消音器141では消音効果にも限界が
あった。
【0008】本発明は上記の課題を解決するためなされ
たものであり、その目的は、空気圧機器に接続される配
管の振動を確実に抑制することができる消音器を提供す
ることにある。また、本発明の別の目的は、消音器を複
数個直列し消音効果を高めることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、空気圧機器から放出
される圧縮気体が流れる配管に接続される消音器であっ
て、微細な孔を有する消音材と複数の配管接続部とを備
えた消音器をその要旨としている。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記配管接続部は、前記消音材を保持するホルダ
の一部に形成されているとしている。請求項3に記載の
発明では、請求項1において、前記配管接続部は、前記
消音材の一部に形成されているとした。請求項4に記載
の発明では、請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記消音材は、焼結樹脂製の筒状多孔質体であるとし
た。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項1乃至
4のいずれか1項において、前記配管接続部は、外面に
ねじ山が設けられた雄ねじ部であるとした。請求項6に
記載の発明では、請求項1乃至4のいずれか1項におい
て、前記配管接続部は、内面にねじ山が設けられた雌ね
じ部であるとした。
【0012】請求項7に記載の発明では、請求項1乃至
6のいずれか1項において、前記複数の配管接続部は、
同一形状であるとした。請求項8に記載の発明では、請
求項1乃至7のいずれか1項において、前記配管接続部
は2つであり、それらの配管接続部は同一軸線上に存在
しているとした。
【0013】請求項9に記載の発明では、請求項1乃至
4のいずれか1項において、前記複数の配管接続部のう
ちの少なくとも1つは外面にねじ山が設けられた雄ねじ
部であり、他のものは内面にねじ山が設けられた雌ねじ
部であり、前記雄ねじ部は前記雌ねじ部に対して嵌脱可
能になっているものとした。
【0014】請求項10に記載の発明では、請求項1乃
至4のいずれか1項において、前記配管接続部は、外面
にねじ山が設けられた雄ねじ部及び内面にねじ山が設け
られた雌ねじ部の2つであり、前記雄ねじ部及び前記雌
ねじ部は、同一軸線上に存在しているとした。
【0015】請求項11に記載の発明では、空気圧機器
から放出される圧縮気体が流れる配管に接続される消音
器であって、微細な孔を有する消音材を、前記配管の端
部に接続されうる一対のワンタッチ管継手の間に保持さ
せた消音器をその要旨とした。
【0016】請求項12に記載の発明では、請求項11
において、前記ワンタッチ管継手のうちの一方には、前
記消音材を保持するためのホルダ部が形成されていると
した。
【0017】請求項13に記載の発明では、請求項12
において、前記ホルダ部には、同ホルダ部を持たないワ
ンタッチ管継手側に係止しうる係止構造が設けられてい
るとした。
【0018】
【作用】請求項1〜10に記載の発明によると、配管接
続部が複数であるため、消音器を配管の途中に接続する
ことができ、配管の途中において消音が図られる。その
結果、配管内を通る圧縮空気の運動エネルギーが消音器
部分において減少し、もってそれよりも下流側の配管の
振動が抑制される。また、配管接続部が複数であるた
め、複数個の消音器を直列し、消音効果を高めることが
できる。
【0019】請求項2に記載の発明によると、配管の端
部にホルダの配管接続部を接続することによって、消音
器を配管の途中に取り付けることができる。請求項3に
記載の発明によると、配管の端部に消音材の配管接続部
を接続することによって、消音器を配管の途中に取り付
けることができる。
【0020】請求項4に記載の発明によると、圧縮気体
が焼結樹脂製の筒状多孔質体内の微細な孔を通過する際
に確実な消音が図られる。請求項5に記載の発明による
と、雄ねじ部のねじ山が配管の端部のねじ山に螺合する
ことによって、消音器が配管の端部に確実に接続され
る。
【0021】請求項6に記載の発明によると、雌ねじ部
のねじ山が配管の端部のねじ山に螺合することによっ
て、消音器が配管の端部に確実に接続される。請求項8
に記載の発明によると、上流側の配管とその下流側の配
管とが直線的に接続される。
【0022】請求項9,10に記載の発明によると、雄
ねじ部のねじ山を雌ねじ部のねじ山に螺合させることに
よって、複数個の消音器を直列に接続することができ
る。これにより、消音効果を高めることができる。
【0023】請求項11〜13に記載の発明によると、
一対のワンタッチ管継手を使用することによって、消音
器を配管の途中に接続することができ、配管の途中にお
いて消音が図られる。その結果、配管内を通る圧縮空気
の運動エネルギーが消音器部分において減少し、もって
それよりも下流側の配管の振動が抑制される。
【0024】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕以下、本発明を配管としての2本のパイ
プP1 ,P2 の間に介在される消音器1に具体化した実
施形態1を図1,図2に基づき詳細に説明する。
【0025】本実施形態の消音器1は、消音材としての
円筒状多孔質体2と、その円筒状多孔質体2を内部に保
持するホルダ3とによって構成されている。この円筒状
多孔質体2は断面円形状の貫通孔2aを有しており、例
えばポリエチレン樹脂等といった焼結樹脂によって形成
されている。また、この円筒状多孔質体2は、数十μm
〜数百μm程度の微細な気孔を有している。
【0026】前記ホルダ3は、円筒状多孔質体2よりも
ひとまわり大きな中空円筒状の樹脂製部材である。な
お、このホルダ3を形成する樹脂は、円筒状多孔質体2
の場合とは異なり、緻密になっている。
【0027】ホルダ3の内部には、円筒状多孔質体2の
大きさに相当する収容空間4が形成されている。そし
て、前記円筒状多孔質体2は、この収容空間4内に移動
不能に収容されている。また、ホルダ3の外周面には、
複数の長円形状の開口部5が規則的に形成されている。
前記収容空間4は、これらの開口部5を介して消音器1
の外部に連通されている。即ち、このホルダ3において
開口部5が形成された領域は、排気領域R1 になってい
る。
【0028】前記収容空間4は、第1の端面(図1,図
2の右端面)側に設けられた連通孔6を介して外部に連
通されている。同様に、収容空間4は、第2の端面(図
1,図2の左端面)側に設けられた連通孔7を介して外
部に連通されている。なお、これらの連通孔6,7は、
同一軸線上にありかつ反対方向に向かって開口してい
る。また、両連通孔6,7には、ともに外側に向かって
拡がるようなテーパが設けられている。
【0029】前記連通孔6の内壁面には、上流側のパイ
プP1 の端部の外面に設けられたねじ山に螺合しうるピ
ッチのねじ山6aが設けられている。つまり、このホル
ダ3の場合、消音領域R1 よりも第1の端面側となる部
分が、配管接続部として機能する第1の雌ねじ部8にな
っている。一方、前記連通孔7の内壁面には、下流側の
パイプP2 の端部の外面に設けられたねじ山に螺合しう
るピッチのねじ山7aが設けられている。つまり、この
ホルダ3の場合、排気領域R1 よりも第2の端面側とな
る部分が、配管接続部として機能する第2の雌ねじ部9
になっている。そして、本実施形態においては、前記2
つの雌ねじ部8,9は同一の形状を有している。
【0030】本実施形態の消音器1は、例えば次のよう
な手順を経て作製される。まず、従来公知の方法(樹脂
粉末の成形・焼結)に従って、あらかじめ多孔質体2を
作製しておく。次に、ホルダ3の外部形状に相当する内
部形状を有する一対の金型を用意する。次に、棒状の中
子等を貫通孔2aに嵌合させた状態で、金型内に前記多
孔質体2をセットする。そして、金型の樹脂注入孔から
その内部に樹脂を注入した後、冷却することによってそ
の樹脂を硬化させる(インサート成形)。樹脂の硬化後
に金型を取り外せば、多孔質体2を包囲するホルダ3が
形成され、消音器1が完成する。
【0031】さて、次に本実施形態の消音器1の作用効
果について説明する。本実施形態の消音器1には、配管
接続部として2つの雌ねじ部8,9が設けられている。
このため、上流側パイプP1 と下流側パイプP2 との間
(即ち配管の途中)に消音器1を接続することができ
る。また、内面にねじ山8a,9aが設けられた雌ねじ
部8,9を配管接続部としていることから、パイプP1
,P2 に対する取り付け・取り外しを極めて容易に行
うことができる。なお、本実施形態では、配管接続部で
ある雌ねじ部8,9がホルダ3の一部に形成されている
ことから、多孔質体2自体の形状を単純にすることがで
きる。また、装着時においても多孔質体2に大きな応力
が付加することもないため、消音器1の耐久性の向上を
図ることができる。
【0032】そして、上記のような状態で空気圧機器を
使用すると、その排気口から排出される圧縮気体が、上
流側パイプP1 及び連通孔6を介して円筒状多孔質体2
内に流入する。このような圧縮気体のうちの一部は、そ
の進行方向を変更して、多孔質体2の内部に流入する。
多孔質体2の内部に流入した圧縮気体は、円筒状多孔質
体2を通過することによって、その外周面に到る。円筒
状多孔質体2の外周面に到った圧縮気体は、さらにホル
ダ3の開口部5を介して消音器1の外部に抜け出す。そ
して、前記圧縮気体が多孔質体2内の微細な孔を通過す
る際に、消音が図られるようになっている。また、多孔
質体2の外周面から抜け出さなかった圧縮気体は、連通
孔7を介して下流側パイプP2 に流入する。そして、前
記圧縮気体は、下流側パイプP2 の先端に設けられた図
示しない放出口から外部に放出される。
【0033】即ち、本実施形態の消音器1によると、配
管の途中において(特に振動が起こりやすい箇所におい
て)消音が図られることになる。その結果、上流側パイ
プP1 内を通る圧縮空気の運動エネルギーが消音器1の
部分において減少し、もってそれよりも下流側のパイプ
P2 の振動を確実に抑制することができる。 〔実施形態2〕次に、実施形態2の消音器11を図3〜
図5に基づき詳細に説明する。なお、実施形態1の消音
器1と同じ構成については、共通の部材番号を付す代わ
りに、その説明を省略する。
【0034】本実施形態の消音器11は、実施形態1と
同様の消音材としての円筒状多孔質体2と、それを内部
に保持するホルダ12とによって構成されている。前記
ホルダ12は、円筒状多孔質体2よりもひとまわり大き
な中空円筒状の樹脂製部材である。このホルダ12を形
成する樹脂は、実施形態1のときと同じく緻密になって
いる。ホルダ12の内部に形成された収容空間4には、
円筒状多孔質体2が移動不能に収容されている。また、
ホルダ12の外周面には、複数の長円形状の開口部5が
規則的に形成されている。そして、前記部分がこの消音
器11における排気領域R1 となっている。
【0035】前記ホルダ12の第1の端面(図3,図4
の右端面)の中央部には、配管接続部としての第1の雄
ねじ部13が突設されている。第1の雄ねじ部13に
は、外側に向かって拡がるようなテーパが設けられてい
る。また、第1の雄ねじ部13は、前記収容空間4と消
音器11の外部とを連通させる連通孔14を有してい
る。第1の雄ねじ部13の外壁面には、上流側のパイプ
P1 の端部の内面に設けられたねじ山に螺合しうるピッ
チのねじ山13aが設けられている。
【0036】前記ホルダ12の第2の端面(図3,図4
の右端面)の中央部には、配管接続部としての第2の雄
ねじ部15が突設されている。第2の雄ねじ部15に
も、同様に外側に向かって拡がるようなテーパが設けら
れている。また、第2の雄ねじ部15は、前記収容空間
4と消音器11の外部とを連通させる連通孔16を有し
ている。第2の雌ねじ部15の外壁面には、下流側のパ
イプP2 の端部の内面に設けられたねじ山に螺合しうる
ピッチのねじ山15aが設けられている。
【0037】即ち、本実施形態においては、前記2つの
雄ねじ部13,15は、同一の形状でありかつ同一軸線
上に存在している。また、両雄ねじ部13,15の連通
孔14,16は、互いに反対方向に向かって開口してい
る。
【0038】さて、上記のような本実施形態の消音器1
1は、配管接続部を除いて、実施形態1の消音器1と同
様の構成を備えている。このため、実施形態1と同等の
作用効果を奏することはいうまでもない。なお、雄ねじ
部13,15を採用した本実施形態は、雌ねじ部8,9
を採用した実施形態1に比較して、大径のパイプP1,
P2 への接続によりいっそう適している。
【0039】また、本実施形態の消音器11と実施形態
1の消音器1とを1つづつ使用した場合、図5に示され
るような接続を図ることができる。即ち、消音器1の第
2の雌ねじ部9に対して、消音器11の第1の雄ねじ部
13を螺合する。そして、消音器1の第1の雌ねじ部8
に上流側パイプP1 の端部を螺合し、かつ消音器11の
第2の雄ねじ部15を下流側パイプP2 の端部に螺合す
る。このように螺合すると、パイプP1 ,P2 間におい
て消音器1,11を2つ直列に接続することができる。
そして、上記のような接続を行うことによって、消音器
1,11による消音効果を高めることができる。勿論、
3つ、4つ、5つ…というように、より多くの消音器
1,11を直列に接続することも可能である。 〔実施形態3〕次に、実施形態3の消音器21を図6〜
図8に基づき詳細に説明する。
【0040】本実施形態の消音器21は、実施形態1,
2と同様の消音材としての円筒状多孔質体2と、それを
内部に保持するホルダ22とによって構成されている。
前記ホルダ22は、円筒状多孔質体2よりもひとまわり
大きな中空円筒状の樹脂製部材である。このホルダ22
を形成する樹脂は、実施形態1,2のときと同じく緻密
になっている。ホルダ12の内部に形成された収容空間
4には、円筒状多孔質体2が移動不能に収容されてい
る。また、ホルダ22の外周面には、複数の長円形状の
開口部5が規則的に形成されている。そして、前記部分
がこの消音器21における排気領域R1 となっている。
【0041】前記ホルダ22の第1の端面(図6,図7
の右端面)の中央部には、実施形態2の消音器1と同様
の構造、即ち第1の雄ねじ部13が一方の配管接続部と
して形成されている。この雄ねじ部13の外壁面には、
上流側のパイプP1 の端部の内面に設けられたねじ山に
螺合しうるピッチのねじ山13aが設けられている。前
記ホルダ22の第2の端面(図6,図7の左端面)に
は、実施形態1と同様の構造、即ち第2の雌ねじ部9が
他方の配管接続部として形成されている。この雌ねじ部
9の一部である連通孔7の内壁面には、下流側のパイプ
P2 の端部の外面に設けられたねじ山に螺合しうるピッ
チのねじ山7aが設けられている。つまり、本実施形態
の消音器21では、異なる形状の配管接続部が形成され
ていることになる。
【0042】また、雄ねじ部13のねじ山13aのピッ
チと、雌ねじ部9のねじ山7aのピッチとは、等しくな
っている。従って、前記雄ねじ部13は、雌ねじ部9に
対して嵌脱可能になっている。
【0043】さて、雌ねじ部9及び雄ねじ部13を1つ
づつ持つ本実施形態の消音器21は、実施形態1,2の
消音器1,11と同じ基本構成を備えていることから、
実施形態1,2と同等の作用効果を奏することはいうま
でもない。特に、本実施形態の消音器21であると、図
8に示されるような接続を図ることができる。即ち、消
音器21を2つ用意し、そのうちの一方の消音器21の
雌ねじ部9に対して、他方の消音器21の雄ねじ部13
を螺合する。そして、消音器21同士の接続に関与して
いない雌ねじ部9及び雄ねじ部13と、パイプP1 ,P
2 の端部とをそれぞれ螺合する。このように螺合する
と、パイプP1 ,P2 間において消音器21を2つ直列
に接続することができる。そして、上記のような接続を
行うことによって、消音器1,11による消音効果を高
めることができる。特に、本実施形態の消音器21の構
成であると、構成の異なる消音器を別に用意しなくても
よく、同種のみを用いて直列に接続することが可能であ
る。従って、部品の共通化を図るうえで便利である。勿
論、3つ、4つ、5つ…というように、より多くの消音
器21を直列に接続することも可能である。 〔実施形態4〕次に、実施形態4の消音器31を図9,
図10に基づき詳細に説明する。
【0044】本実施形態の消音器31は、実施形態1〜
3のようなホルダを備えておらず、消音材である多孔質
体32のみによって構成されている。この多孔質体32
は円筒状を呈した焼結樹脂によって形成されており、数
十μm〜数百μm程度の微細な気孔を有している。
【0045】前記多孔質体32の内部には、空気圧機器
側から排出される圧縮気体が流入する断面円形状の内部
空間33が形成されている。前記内部空間33は、第1
の端面(図9,図10の右端面)側に設けられた連通孔
34を介して外部に連通されている。同様に、内部空間
33は、第2の端面(図9,図10の左端面)側に設け
られた連通孔35を介して外部に連通されている。な
お、これらの連通孔34,35は、同一軸線上にありか
つ反対方向に向かって開口している。また、両連通孔3
4,35には、ともに外側に向かって拡がるようなテー
パが設けられている。
【0046】前記連通孔34の内壁面には、上流側のパ
イプP1 の端部の外面に設けられたねじ山に螺合しうる
ピッチのねじ山34aが設けられている。つまり、この
消音器31の場合、内部空間33よりも第1の端面側と
なる部分が、配管接続部として機能する第1の雌ねじ部
36になっている。一方、前記連通孔35の内壁面に
は、下流側のパイプP2 の端部の外面に設けられたねじ
山に螺合しうるピッチのねじ山35aが設けられてい
る。つまり、この消音器31の場合、内部空間33より
も第2の端面側となる部分が、配管接続部として機能す
る第2の雌ねじ部37になっている。そして、本実施形
態においては、前記2つの雌ねじ部36,37は同一の
形状を有している。
【0047】この消音器31を構成する多孔質体32
は、樹脂粉末中に無機繊維を添加させてなる材料を用い
て成形された成形体を焼成することによって得られる。
本実施形態では、前記樹脂として空孔径が10μm〜2
00μmのポリプロピレン樹脂と、同じく空孔径が10
μm〜200μmのポリエチレン樹脂との混合物が使用
されている。この混合物において、ポリプロピレン樹脂
及びポリエチレン樹脂は、ほぼ等量づつ存在している。
なお、ポリプロピレン樹脂には焼結体のヒケを低減させ
る作用があることから、必要に応じてその配合率を増加
させてもよい。また、無機繊維を添加することは、消音
器31の機械的強度の向上及び消音効果の向上につなが
る。
【0048】多孔質体32において雌ねじ部36,37
の形成に使用される樹脂粉末の平均粒径は、前記範囲内
において、多孔質体32におけるそれ以外の部分の形成
に使用される樹脂粉末の平均粒径に比べて小さくなるよ
うに設定されることが望ましい。平均粒径が小さいと、
得られる焼結体が相対的に緻密になり、その分だけ当該
部分の機械的強度が増すからである。つまり、装着時に
応力等が付加しやすい雌ねじ部36,37の部分には、
より高い機械的強度が確保されていることが望ましいか
らである。従って、雌ねじ部36,37の形成に使用さ
れる樹脂の平均空孔径は、10μm〜30μm程度に設
定されることがよい。一方、それ以外の部分の形成に使
用される樹脂の平均空孔径は、それよりも大きく70μ
m〜100μm程度に設定されることがよい。
【0049】前記無機繊維としては、平均繊維長さが5
0μm〜150μmのガラスファイバーが使用されてい
る。前記樹脂粉末の混合物に対するガラスファイバーの
添加量は、10重量%〜20重量%の範囲内であること
が好ましい。前記範囲内を逸脱すると、機械的強度及び
消音効果を充分に向上させることができなくなるおそれ
があるからである。
【0050】次に、本実施形態の消音器31を製造する
手順を簡単に説明する。まず、消音器31を製造するた
めの成形型を用意する。また、上述したようにここでは
2種の成形材料を用意する。具体的には、強度が要求さ
れる部分に使用される第1の成形材料としては、平均空
孔径10μmのポリプロピレン樹脂及びポリエチレン樹
脂の混合物が使用されている。強度がそれほど要求され
ない部分に使用される第2の成形材料としては、第1の
成形材料に含まれるポリプロピレン樹脂の平均粒径を1
00μmに代えたものが使用されている。なお、これら
の混合物の双方には、平均繊維長さ60μmのガラスフ
ァイバーが10重量%添加されている。そして、第1の
成形材料、第2の成形材料、第1の成形材料の順に充填
を行う。この場合、内部空間33及び両連通孔34,3
5となる部分には、中子を配置しておく。次いで、成形
型の上部から成形材料に圧力を加えることによって、前
記成形材料を所定形状に保持させる。このようにして得
られた成形体を成形型内に装入したままの状態で加熱・
加圧することによって、成形体の焼成を行う。すると、
所望の消音器31を得ることができる。
【0051】さて、次に本実施形態の消音器31の作用
効果について説明する。本実施形態の消音器31には、
配管接続部として2つの雌ねじ部36,37が設けられ
ている。このため、上流側パイプP1 と下流側パイプP
2 との間(即ち配管の途中)に消音器31を接続するこ
とができる。また、内面にねじ山34a,35aが設け
られた雌ねじ部36,37を配管接続部としていること
から、パイプP1 ,P2 に対する取り付け・取り外しを
極めて容易に行うことができる。
【0052】そして、上記のような状態で空気圧機器を
使用すると、その排気口から排出される圧縮気体が、上
流側パイプP1 及び連通孔34を介して多孔質体32の
内部空間33に流入する。このような圧縮気体のうちの
一部は、その進行方向を変更しかつ多孔質体32を通過
することによって、その外周面から外部に抜け出す。そ
して、前記圧縮気体が多孔質体32内の微細な孔を通過
する際に、消音が図られるようになっている。また、多
孔質体32の外周面から抜け出さなかった圧縮気体は、
連通孔35を介して下流側パイプP2 に流入する。そし
て、前記圧縮気体は、下流側パイプP2 の先端に設けら
れた図示しない放出口から外部に放出される。
【0053】また、本実施形態では、配管接続部である
雌ねじ部36,37が消音材である多孔質体32の一部
に形成されていることから、次のような利点を有する。
つまり、消音材2をホルダ3で包囲した構成を採る実施
形態1等とは異なり、この消音器31では消音材32の
ほぼ全周面から圧縮気体が放出されるからである。従っ
て、外部へ流出しようとする圧縮気体がホルダ3によっ
て遮られることがない。また、ホルダ3を使用しない本
実施形態の場合、全体の大型化を伴うことなしに多孔質
体32を肉厚にすることができるため、消音器31に消
音のための大きな有効断面積を確保することが可能とな
る。即ち、小型化及び消音性能の向上の両方を達成する
ことができる。
【0054】さらに、この消音器31の構成であると、
同種の材料を用いて製造されることから部品点数が少な
くなるという利点がある。また、この消音器31は基本
的に樹脂製であるため、金属製やセラミックス製のもの
に比較して成形性、軽量性、コスト性などの点で優れて
いる。加えて、消音器31の雌ねじ部36,37には、
そうでない部分に比較して相対的に高い機械的強度が確
保されている。このため、パイプP1 ,P2 への装着を
繰り返し行ったときでも、当該部分における破壊の発生
を未然に防止することができる。 〔実施形態5〕次に、実施形態5の消音器41を図11
〜図13に基づき詳細に説明する。なお、実施形態4の
消音器31と同じ構成については、共通の部材番号を付
す代わりに、その説明を省略する。
【0055】この消音器41を構成する消音材としての
多孔質体32の第1の端面(図11,図12の右端面)
の中央部には、配管接続部としての第1の雄ねじ部42
が突設されている。第1の雄ねじ部42には、外側に向
かって拡がるようなテーパが設けられている。また、第
1の雄ねじ部42は、内部空間33と消音器41の外部
とを連通させる連通孔43を有している。第2の雄ねじ
部42の外壁面には、上流側のパイプP1 の端部の内面
に設けられたねじ山に螺合しうるピッチのねじ山42a
が設けられている。
【0056】前記多孔質体32の第2の端面(図11,
図12の左端面)の中央部には、配管接続部としての第
2の雄ねじ部44が突設されている。第2の雄ねじ部4
4にも、同様に外側に向かって拡がるようなテーパが設
けられている。また、第2の雄ねじ部44は、前記収容
空間33と消音器41の外部とを連通させる連通孔45
を有している。この連通孔45の内壁面には、下流側の
パイプP2 の端部の内面に設けられたねじ山に螺合しう
るピッチのねじ山44aが設けられている。
【0057】即ち、本実施形態においては、前記2つの
雄ねじ部42,44は、同一の形状でありかつ同一軸線
上に存在している。また、両雄ねじ部42,44の連通
孔43,45は、互いに反対方向に向かって開口してい
る。
【0058】さて、上記のような本実施形態の消音器4
1は、配管接続部を除いて、実施形態4の消音器1と同
様の構成を備えている。このため、実施形態4と同等の
作用効果を奏することはいうまでもない。なお、雄ねじ
部42,44を採用した本実施形態は、雌ねじ部36,
37を採用した実施形態4に比較して、大径のパイプP
1 ,P2 への接続によりいっそう適している。
【0059】また、本実施形態の消音器41と実施形態
4の消音器31とを1つづつ使用した場合、図13に示
されるように、パイプP1 ,P2 間において消音器3
1,41を2つ直列に接続することができる。そして、
上記のような接続を行うことによって、消音器31,4
1による消音効果を高めることができる。勿論、3つ、
4つ、5つ…というように、より多くの消音器31,4
1を直列に接続することも可能である。 〔実施形態6〕次に、実施形態6の消音器51を図14
〜図16に基づき詳細に説明する。
【0060】本実施形態の消音器51においては、多孔
質体32の第1の端面(図14,図15の右端面)の中
央部には、実施形態5の消音器41と同様の構造、即ち
第1の雄ねじ部42が一方の配管接続部として形成され
ている。この雄ねじ部42の外壁面には、上流側のパイ
プP1 の端部の内面に設けられたねじ山に螺合しうるピ
ッチのねじ山42aが設けられている。多孔質体32の
第2の端面(図14,図15の左端面)には、実施形態
4と同様の構造、即ち第2の雌ねじ部37が他方の配管
接続部として形成されている。この雌ねじ部37の一部
である連通孔35の内壁面には、下流側のパイプP2 の
端部の外面に設けられたねじ山に螺合しうるピッチのね
じ山35aが設けられている。つまり、本実施形態の消
音器51では、異なる形状の配管接続部が形成されてい
ることになる。
【0061】また、雄ねじ部42のねじ山42aのピッ
チと、雌ねじ部37のねじ山35aのピッチとは、等し
くなっている。従って、前記雄ねじ部42は、雌ねじ部
37に対して嵌脱可能になっている。
【0062】さて、雌ねじ部37及び雄ねじ部42を1
つづつ持つ本実施形態の消音器51は、実施形態4,5
の消音器31,41と同じ基本構成を備えていることか
ら、それらと同等の作用効果を奏することはいうまでも
ない。特に、本実施形態の消音器51であると、図16
に示されるように、同種のものを2つ用いて直列に接続
することが可能である。このため、消音効果を高めるこ
とができるとともに、部品の共通化を図ることができ
る。 〔実施形態7〕次に、実施形態7の消音器61を図17
に基づき詳細に説明する。なお、実施形態1の消音器1
と同じ構成については、共通の部材番号を付す代わり
に、その説明を省略する。
【0063】本実施形態の消音器61では、有底円筒状
多孔質体62が消音材として使用されている。そして、
この有底円筒状多孔質体62がホルダ3内に保持されて
いる。なお、有底円筒状多孔質体62の底部63は、第
2の端面(図17の左端面)側に向けられている。この
ような消音器61であっても、実施形態1と同等の作用
効果を奏する。 〔実施形態8〕次に、実施形態8の消音器71を図18
に基づき詳細に説明する。なお、実施形態1の消音器1
と同じ構成については、共通の部材番号を付す代わり
に、その説明を省略する。
【0064】本実施形態の消音器71では、貫通孔を持
たない円柱状多孔質体72が消音材として使用されてい
る。そして、この円柱状多孔質体72がホルダ3内に保
持されている。このような消音器71であっても、実施
形態1,7と同等の作用効果を奏する。 〔実施形態9〕次に、実施形態9の消音器81を図19
に基づき詳細に説明する。この消音器81は、これまで
に紹介した消音器1〜71とは異なり、全体的に90°
ほど屈曲している。屈曲したホルダ82の収容空間4に
は、同じく屈曲した多孔質体83が移動不能に収容され
ている。この多孔質体83の中心部には、圧縮空気が通
過する貫通孔83aが形成されている。
【0065】前記収容空間4は、両端面に設けられた連
通孔6,7を介して外部に連通されている。なお、一対
の雌ねじ部8,9を構成するこれらの連通孔6,7は、
互いに直交する方向に向かって開口している。前記両連
通孔6,7の内壁面には、実施形態1と同様のねじ山6
a,7aがそれぞれ設けられている。
【0066】上記のような実施形態9の消音器81であ
っても、実施形態1等と基本的な構成は変わらないこと
から、同等の作用効果を奏することはいうまでもない。
なお、このような屈曲した形状の消音器81であると、
それ自身をいわゆるエルボーとして機能させることがで
きるという利点がある。 〔実施形態10〕次に、実施形態10の消音器91を図
20に基づき詳細に説明する。この消音器91も、実施
形態9と同様に全体的に屈曲している。ただし、屈曲の
度合いはこの消音器91のほうが大きく、その角度は約
180°になっている。従って、この消音器91は、略
C字状ないし略U字状を呈したものとなっている。
【0067】屈曲したホルダ92の収容空間4には、同
じく屈曲した多孔質体93が移動不能に収容されてい
る。この多孔質体93の中心部には、圧縮空気が通過す
る貫通孔93aが形成されている。また、収容空間4に
連通する連通孔6,7は、同じ方向に向かって開口して
いる。そして、一対の雌ねじ部8,9を構成するこれら
の連通孔6,7の内壁面には、実施形態1と同様のねじ
山6a,7aがそれぞれ設けられている。
【0068】上記のような実施形態10の消音器91で
あっても、実施形態1,9等と基本的な構成は変わらな
いことから、同等の作用効果を奏することはいうまでも
ない。なお、このような屈曲した形状の消音器91であ
ると、実施形態9と同じく、それ自身をいわゆるエルボ
ーとして機能させることができるという利点がある。 〔実施形態11〕次に、実施形態11の消音器101に
ついて説明する。この消音器101は、全体として略T
字状を呈したものとなっている。従って、消音材である
多孔質体102も、それを収容するホルダ103も、同
様に略T字状を呈している。そして、このようなホルダ
103の各端面には、それぞれ第1〜第3の雌ねじ部1
04,105,106が配管接続部として設けられてい
る。第1の雌ねじ部104を構成する連通孔107の内
壁面には、ねじ山107aが設けられている。同様に、
第2の雌ねじ部105を構成する連通孔108の内壁面
にもねじ山108aが設けられ、第3の雌ねじ部106
を構成する連通孔109の内壁面にもねじ山109aが
設けられている。なお、連通孔107,108は、同一
軸線上にありかつ互いに反対方向に向かって開口してい
る。残りの連通孔109は、それらの連通孔107,1
08に対して90°の角度をもって開口している。
【0069】このような実施形態11であっても、実施
形態1〜10と基本的な構成は変わらないことから、同
等の作用効果を奏することはいうまでもない。特に、こ
の消音器101の場合、上流側パイプP1 が2本あると
きに、それらを一纏めにして下流側パイプP2 に接続す
ることができるという利点がある。 〔実施形態12〕次に、本発明を配管としての2本のチ
ューブT1 ,T2 の間に介在される消音器111に具体
化した実施形態12を図22〜図24にもとづいて説明
する。
【0070】この消音器111は、実施形態1等におい
て用いた円筒状多孔質体2と、チューブT1 ,T2 の端
部に接続されうる一対のワンタッチ管継手112,11
3とによって構成されている。図22,図23に示され
るように、第1のワンタッチ管継手112は、筒状の本
体114、ガイド筒115、シールリング116、係止
部材としての環状チャック117及び開放筒118等を
備えている。樹脂製の本体114の内部に形成された段
部119には、チューブT1 ,T2 とのシールを図るた
めのシールリング116が装着されている。シールリン
グ116の一部に設けられた支持部には、金属製の環状
チャック117が装着されている。この環状チャック1
17の先端には、複数の爪部がチャック中心方向に延び
るように形成されている。なお、環状チャック117に
は弾性があることから、前記各爪部は、挿入されたチュ
ーブT1 ,T2 の外周面に係止しうるようになっている
(図24参照)。前記本体114の開口部には、ガイド
筒115が摺動不能に嵌合されている。このガイド筒1
15には、開放筒118が本体114の軸線方向に沿っ
て移動可能に挿入されている。開放筒118を内方に押
圧すると、その先端部が環状チャック117の爪部を押
し拡げることによって、前記爪部による係止が解除され
るようになっている。なお、第2のワンタッチ管継手1
13についても、基本的に同様の構成を備えている。
【0071】本実施形態の場合、第1のワンタッチ管継
手112には、ホルダ部120が形成されている。この
ホルダ部120にある収容空間122内には、円筒状多
孔質体2が保持されている。ホルダ部120の外周面に
は、複数の長円形状の開口部121が規則的に形成され
ている。ホルダ部120内の収容空間122は、これら
の開口部121を介して消音器111の外部に連通され
ている。なお、このようなホルダ部120は、第2のワ
ンタッチ管継手113側については設けられていない。
【0072】また、ホルダ部120の端縁内面には、第
2のワンタッチ管継手113側の本体114の外周面に
係止しうる係止構造が設けられている。本実施形態で
は、前記係止構造として係止爪123が形成されてお
り、その係止爪123は前記本体114側の被係止部1
24に係合するようになっている。
【0073】さて、次に本実施形態の消音器111の作
用効果について説明する。本実施形態の消音器111で
は、配管であるチューブT1 ,T2 に接続されうる一対
のワンタッチ管継手112,113が設けられており、
その間に消音材である円筒状多孔質体2が保持されてい
る。このため、上流側チューブT1 と下流側チューブT
2 との間(即ち配管の途中)において消音を図ることが
できる。その結果、上流側チューブT1 内を通る圧縮空
気の運動エネルギーが消音器111の部分において減少
し、もってそれよりも下流側のチューブT2 の振動を確
実に抑制することができる。また、接続のための構造が
ワンタッチ管継手112,113であることから、チュ
ーブT1 ,T2 の取り付け・取り外しを極めて容易に行
うことができる。
【0074】そして、上記のような接続状態で空気圧機
器を使用すると、その排気口から排出される圧縮気体
が、上流側チューブT1 を介して円筒状多孔質体2内に
流入する。このような圧縮気体のうちの一部は、多孔質
体2を通過してその外周面に到る。多孔質体2の外周面
に到った圧縮気体は、さらにホルダ部120の開口部1
21を介して消音器111の外部に抜け出す。そして、
前記圧縮気体が多孔質体2内の微細な孔を通過する際
に、消音が図られるようになっている。また、多孔質体
2の外周面から抜け出さなかった圧縮気体は、貫通孔2
aを通り抜けて下流側チューブT2 に流入する。そし
て、前記圧縮気体は、下流側チューブT2 の先端に設け
られた図示しない放出口から外部に放出される。
【0075】さらに、本実施形態の消音器111による
と、係止構造として係止爪123が設けられていること
を特徴とする。このため、円筒状多孔質体2をホルダ部
120内に収容した後、係止爪123を第2のワンタッ
チ管継手113側の本体114の被係止部124に係止
させることにより、簡単に消音器111を組み立てるこ
とができる。また、消音器111の分解も同様に簡単に
行うことができるため、多孔質体2の交換や掃除等も可
能となる。 〔実施形態13〕次に、実施形態13の消音器131を
図25に基づいて説明する。
【0076】この消音器131の場合、実施形態12に
おいて示した第1のワンタッチ管継手112と第2のワ
ンタッチ管継手113とが、いわば一体化してなる2段
ワンタッチ管継手132が1個使用されている。このワ
ンタッチ管継手132において実施形態12と共通する
構成については、同じ部材番号が付されている。そし
て、消音材である円筒状多孔質体2は、2段ワンタッチ
管継手132の本体133にある収容空間122内に移
動不能に保持されている。なお、このような消音器13
1は、例えば実施形態1において説明したインサート成
形用によって形成することができる。即ち、成形型内に
円筒状多孔質体2を保持させた状態で樹脂を注入するこ
とにより、本体133を形成する。そして、この後に他
の部品(ガイド筒115、シールリング116、環状チ
ャック117及び開放筒118等)を組み付ける。この
ような消音器131でも、実施形態12と同様の作用効
果を奏する。
【0077】なお、本発明は例えば次のように変更する
ことが可能である。 (1)使用される消音材は、必ずしも焼結樹脂製の多孔
質体2,62,72…でなくてもよく、例えば金網や不
織布等を用いたものであってもよい。
【0078】(2)消音器1,11,21…は、全体的
に円柱状でなくてもよく、例えば角柱状等であってもよ
い。 (3)配管接続部(雌ねじ部8,9,36,37…及び
雄ねじ部13,15,42,44…)は、1つの消音器
1,11,21…について2個または3個に限定される
ことはなく、勿論それ以上であってもよい。
【0079】(4)全体として90°ほど屈曲した実施
形態9や、180°ほど屈曲した実施形態10の構成の
ほか、例えば30°,45°,60°,120°…とい
う角度で屈曲した構成を採ることも可能である。この場
合、屈曲部分を複数にすることも可能である。
【0080】(5)第1のワンタッチ管継手112に形
成される係止構造は、係止爪123に限定されることは
なく、例えば第2のワンタッチ管継手113側の本体1
14の外周面に形成された雄ねじ部に螺合しうる雌ねじ
部などであってもよい。
【0081】(6)消音器111における2個のワンタ
ッチ管継手112,113のうちの1つを、パイプP1
,P2 を接続しうる雌ねじ部8,9または雄ねじ部1
3,15に置き換えることも可能である。
【0082】(7)本発明の目的と直接的な関連性はな
いが、例えば本発明の消音器1,11,21…を以下の
ように使用することも可能である。代表例として図26
に示される消音器31の一方の雌ねじ部36には、これ
までと同じようにパイプP1が接続されている。しか
し、他方の雌ねじ部37には、図27にて示したような
従来型の消音器141の接続部146が接続されてい
る。即ち、消音器1,11,21…は、上記各実施形態
のように配管の途中に設けられるばかりでなく、その用
途によっては1本の配管の端部に設けられてもよい。こ
の場合、直列に接続する消音器1,11,21の数を増
やせば、その分だけ消音効果を高くすることができるこ
とは言うまでもない。
【0083】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1乃至13のいずれか1項の消音器と、
前記消音器の両端に形成された2つの配管接続部に接続
される2本の配管とからなる空気圧機器用の消音・排気
システム。この構成であると、確実な騒音防止を図るこ
とができる。
【0084】(2) 請求項1乃至13のいずれか1項
の消音器と、前記消音器の両端に形成された2つの配管
接続部のうちの一方に接続される1本の配管と、他方の
配管接続部に接続される従来型の(即ち、配管接続部を
1つのみ有する)消音器とからなる空気圧機器用の消音
・排気システム。
【0085】なお、本明細書中において使用した技術用
語を次のように定義する。 「配管: 空気圧機器の排気口に接続される金属製のパ
イプなどの管体をいうほか、例えば樹脂製やゴム製のチ
ューブ等をいう。」
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜13に
記載の発明によれば、空気圧機器に接続される配管の振
動を確実に抑制することができる消音器を提供すること
ができる。請求項2に記載の発明によれば、より強度的
に優れたものとすることができる。請求項3に記載の発
明によれば、小型化及び消音能力の向上を達成すること
ができ、しかも部品点数を減らすことができる。請求項
5,6に記載の発明によれば、配管への取り付け・取り
外しを極めて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の消音器を示す斜視図。
【図2】同消音器を示す断面図。
【図3】実施形態2の消音器を示す斜視図。
【図4】同消音器を示す断面図。
【図5】同消音器と実施形態1の消音器とを接続した状
態を示す断面図。
【図6】実施形態3の消音器を示す斜視図。
【図7】同消音器を示す断面図。
【図8】同消音器を2つ接続した状態を示す断面図。
【図9】実施形態4の消音器を示す斜視図。
【図10】同消音器を示す断面図。
【図11】実施形態5の消音器を示す斜視図。
【図12】同消音器を示す断面図。
【図13】同消音器と実施形態4の消音器とを接続した
状態を示す断面図。
【図14】実施形態6の消音器を示す斜視図。
【図15】同消音器を示す断面図。
【図16】同消音器を2つ接続した状態を示す断面図。
【図17】実施形態7の消音器を示す断面図。
【図18】実施形態8の消音器を示す断面図。
【図19】略L字状をした実施形態9の消音器を示す断
面図。
【図20】略U字状をした実施形態10の消音器を示す
断面図。
【図21】略T字状をした実施形態11の消音器を示す
断面図。
【図22】実施形態12の消音器を分解した状態を示す
断面図。
【図23】同消音器を示す断面図。
【図24】同消音器にチューブを装着した状態を示す断
面図。
【図25】実施形態13の消音器を示す断面図。
【図26】本発明の消音器と従来の消音器とを直列に接
続した状態を示す断面図。
【図27】従来の消音器を示す断面図。
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51,61,71,8
1,91,101,11,111,131…消音器、2
…消音材としての円筒状多孔質体、62…消音材として
の有底円筒状多孔質体、72…消音材としての円柱状多
孔質体、13,15,42,44…配管接続部としての
雄ねじ部、8,9,36,37,105,106,10
7…配管接続部としての雌ねじ部、3,12,22,8
2,92,103…ホルダ、6a,7a,13a,15
a,34a,35a,42a,44a,107a,10
8a,109a…ねじ山、112…第1のワンタッチ管
継手、113…第2のワンタッチ管継手、120…ホル
ダ部、123…係止構造としての係止爪、P1 ,P2 …
配管としてのパイプ、T1 ,T2 …配管としてのチュー
ブ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気圧機器から放出される圧縮気体が流れ
    る配管に接続される消音器であって、微細な孔を有する
    消音材と複数の配管接続部とを備えた消音器。
  2. 【請求項2】前記配管接続部は、前記消音材を保持する
    ホルダの一部に形成されている請求項1に記載の消音
    器。
  3. 【請求項3】前記配管接続部は、前記消音材の一部に形
    成されている請求項1に記載の消音器。
  4. 【請求項4】前記消音材は、焼結樹脂製の筒状多孔質体
    である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の消音器。
  5. 【請求項5】前記配管接続部は、外面にねじ山が設けら
    れた雄ねじ部である請求項1乃至4のいずれか1項に記
    載の消音器。
  6. 【請求項6】前記配管接続部は、内面にねじ山が設けら
    れた雌ねじ部である請求項1乃至4のいずれか1項に記
    載の消音器。
  7. 【請求項7】前記複数の配管接続部は、同一形状である
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の消音器。
  8. 【請求項8】前記配管接続部は2つであり、それらの配
    管接続部は同一軸線上に存在している請求項1乃至7の
    いずれか1項に記載の消音器。
  9. 【請求項9】前記複数の配管接続部のうちの少なくとも
    1つは外面にねじ山が設けられた雄ねじ部であり、他の
    ものは内面にねじ山が設けられた雌ねじ部であり、前記
    雄ねじ部は前記雌ねじ部に対して嵌脱可能になっている
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の消音器。
  10. 【請求項10】前記配管接続部は、外面にねじ山が設け
    られた雄ねじ部及び内面にねじ山が設けられた雌ねじ部
    の2つであり、前記雄ねじ部及び前記雌ねじ部は、同一
    軸線上に存在している請求項1乃至4のいずれか1項に
    記載の消音器。
  11. 【請求項11】空気圧機器から放出される圧縮気体が流
    れる配管に接続される消音器であって、微細な孔を有す
    る消音材を、前記配管の端部に接続されうる一対のワン
    タッチ管継手の間に保持させた消音器。
  12. 【請求項12】前記ワンタッチ管継手のうちの一方に
    は、前記消音材を保持するためのホルダ部が形成されて
    いる請求項11に記載の消音器。
  13. 【請求項13】前記ホルダ部には、同ホルダ部を持たな
    いワンタッチ管継手側に係止しうる係止構造が設けられ
    ている請求項12に記載の消音器。
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