JPH09325276A - 望遠機能付顕微鏡 - Google Patents

望遠機能付顕微鏡

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JPH09325276A
JPH09325276A JP8141449A JP14144996A JPH09325276A JP H09325276 A JPH09325276 A JP H09325276A JP 8141449 A JP8141449 A JP 8141449A JP 14144996 A JP14144996 A JP 14144996A JP H09325276 A JPH09325276 A JP H09325276A
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auxiliary
optical
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顕微鏡と望遠鏡とを兼用できる光学機器を得
る。 【解決手段】 顕微鏡の対物レンズ系11における観察
対象物の側に、負の屈折力を有する補助レンズ群15を
内蔵した補助光学ユニットAUを着脱自在に取付可能と
なっており、この補助光学ユニットAUに、対物レンズ
系11に対して補助レンズ群15を光軸方向に移動させ
る望遠焦点調節機構を設けて望遠機能付顕微鏡が構成さ
れる。そして、望遠焦点調節機構による補助レンズ群1
5の位置調節により実質的に無限遠方に焦点位置を移動
させることができる。このように望遠焦点調節機構によ
り実質的に無限遠方に焦点位置が合った状態で、補助レ
ンズ群単体の像面が、顕微鏡の観察対象物の位置に位置
するようにに補助光学ユニットAUが取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顕微鏡に関し、さら
に詳しくは、対物レンズの先端側に補助光学部材を取り
付けてこれを望遠鏡あるいは双眼鏡としても用いること
ができるような望遠機能付の顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡(光学顕微鏡)は古くから良く知
られており、一般的に観察対象側に位置する対物レンズ
と観察者の眼側に位置する接眼レンズとを有して構成さ
れ、対物レンズの前方近傍においた小さな観察対象を拡
大して観察するものである。一方、望遠鏡も対物レンズ
と接眼レンズから構成されるものが良く知られている
が、この場合には遠くにある観察対象を拡大して観察す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような顕微鏡およ
び望遠鏡は、対物レンズおよび接眼レンズを有するとと
もに観察対象を拡大して観察するという共通点を有する
が、使用目的、観察方法が全く異なるとともに観察対象
から装置までの距離が極端に異なっているといった理由
から、従来ではそれぞれ異なる装置として存在してい
た。
【0004】しかしながら、たとえ使用目的および観察
方法が異なっていても、顕微鏡と望遠鏡を一つの装置に
より実現できれば、使い勝手の良い便利な光学機器とな
ると考えられる。本発明はこのようなことに鑑みたもの
で、顕微鏡に補助光学部材を付加することにより、いま
まで別の装置として存在した顕微鏡と望遠鏡とを兼用で
きる光学機器を提供することを目的とする。また、本発
明のもう一つの目的は、顕微鏡(あるいは実体顕微鏡)
と望遠鏡(双眼鏡)とを兼用できる光学機器を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明においては、顕微鏡の対物レンズ系における
観察対象物の側に、負の屈折力を有する補助レンズ群を
有する補助光学部材を着脱自在に取付可能となってお
り、この補助光学部材に、対物レンズ系に対して補助レ
ンズ群を光軸方向に移動させる望遠焦点調節機構を設け
て望遠機能付顕微鏡が構成される。そして、補助光学部
材を対物レンズ系に取り付けた状態で、望遠焦点調節機
構による調節により実質的に無限遠方に焦点位置を移動
させることができるようになっている。このように望遠
焦点調節機構により実質的に無限遠方に焦点位置が合っ
た状態で、補助レンズ群単体の像面が、顕微鏡の観察対
象物の位置に位置するように補助光学部材を取り付け
る。
【0006】このような構成の顕微鏡の場合には、対物
レンズ系の前に補助光学部材を取り付けるだけでこれを
望遠鏡として用いることができ、一つの光学装置を顕微
鏡および望遠鏡として兼用することができる。しかも、
望遠鏡として用いるときの焦点調節機構をこのように着
脱される補助光学部材に設けているため、顕微鏡として
の構成部分には顕微鏡の機能のみを有すればよい。この
ため、顕微鏡単体としては従来の顕微鏡とほとんど同一
構成とすることができる。
【0007】なお、対物レンズ系を観察対象物側から順
に配設された正の屈折力を有する第1および第2対物レ
ンズ群から構成し、第1対物レンズ群と前記第2対物レ
ンズ群との間の光路が平行光束であり、補助レンズ群の
焦点距離fと、第1対物レンズ群の焦点距離f1とが、 −0.98<(f/f1)<−0.2 となる条件式を満足するようにレンズ諸元を設定するの
が好ましい。
【0008】また、対物レンズ系が、正の屈折力を有す
る一つのレンズ群から構成される場合、もしくはレンズ
群間の光路が非平行光束となる正屈折力の複数のレンズ
群から構成される場合には、補助レンズ群の焦点距離f
と、このように対物レンズ系を構成するレンズ群のうち
最も観察対象物側のレンズ面から顕微鏡の観察対象物の
位置までの距離dとが、 −0.98<(f/d)<−0.2 となる条件式を満足するようにレンズ諸元を設定するの
が好ましい。
【0009】このような顕微鏡としては、単眼式顕微
鏡、双眼式および実体顕微鏡のいずれにでもよく、更
に、実体顕微鏡の場合に、左右の光軸が平行のタイプで
もこれが内斜したタイプでも良い。
【0010】この顕微鏡は、対物レンズ系と接眼レンズ
系とを保持する光学ユニットと、観察対象物を載置する
載置台と、観察対象と光学ユニットとの間隔を変更可能
に支持する支持手段と、光学ユニットと支持手段とを相
対的に移動させて顕微鏡の焦点調節を行う顕微鏡焦点調
節機構とから構成することができる。この場合に、光学
ユニットを、支持手段から着脱自在としたり、載置台に
おいて対物レンズ系の観察対象物側に位置する部分を着
脱自在としたり構成するのが好ましい。また、光学ユニ
ットを支持手段に回動自在に取り付け、対物レンズ系が
載置台(観察対象物)に対向する位置と、載置台対向位
置から外れて対物レンズ系の前方に障害となるものがな
くなる位置とで回動移動可能に構成しても良い。このよ
うにすれば、対物レンズ系の前方を邪魔するものがない
状態(対物レンズ系の前方に載置台が位置しない状態)
で対物レンズ系に補助光学部材を取り付け、これを望遠
鏡としてそのまま使用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。まず、図1に本発明
の第1実施例に係る望遠機能付顕微鏡を示している。こ
の望遠機能付顕微鏡は実体顕微鏡をベースとしており、
実体顕微鏡として用いられる場合の外観を図2に示して
いる。
【0012】図2に示すように、実体顕微鏡は、対物レ
ンズ系等を収納した第1筐体10aおよびそれぞれプリ
ズム系、接眼レンズ系等を収納した左右一対の第2筐体
10bから一体に構成された主光学ユニット10と、対
物レンズ系に対向して位置して観察標本が載置される標
本台22を有した載置台21と、この載置台21に対し
て上下(矢印A2方向)に移動自在であり、主光学ユニ
ット10が取り付けられる支持部材23と、この支持部
材23をつまみ24aを回転させて上下動させ、焦点調
節を行う顕微鏡焦点調節機構24とから構成される。標
本台22に観察標本を載置し、これを主光学ユニット1
0を介して接眼レンズ系側から見て、標本の拡大像を観
察する。このとき、顕微鏡の焦点調節はつまみ24aを
回転させて、支持部材23とともに主光学ユニット10
を上下動させて行う。
【0013】このような構成の実体顕微鏡部分におい
て、第1筐体10aの下面(対物レンズ系が対向する
面)に取付部材10cが設けられており、この取付部材
10cに補助光学ユニットAU(図2においては二点鎖
線で示す)が着脱自在に取付可能となっている。この補
助光学ユニットAUは主光学ユニット10の焦点位置を
無限遠方まで移動させることができる負の屈折力を有し
ており、これにより、主光学ユニット10を双眼鏡とし
て用いることができるようになっている。なお、標本台
22は矢印A1で示すように載置台21に着脱自在であ
り、双眼鏡として用いるときに標本台22を取り外すよ
うになっている。
【0014】このように補助光学ユニットAUを取り付
けた状態での主光学ユニット10の光学系構成を図1に
示している。主光学ユニット10は、左右の光軸が対物
レンズ系側において狭くなるように内斜した実体顕微鏡
を構成しており、左右対物レンズ系11と、左右プリズ
ム12と、左右接眼レンズ系13とから構成される。そ
して、左右の対物レンズ系11に向かい合って補助レン
ズ群15を有した補助光学ユニットAUが取り付けられ
ている。なお、対物レンズ系11はそれぞれ観察対象側
から順に位置する第1および第2対物レンズ群11a,
11bから構成される。また、プリズム12はそれぞ
れ、2個のプリズムを斜面を向かい合わせるとともに稜
線を直交させて配置したポロプリズム構成を有してい
る。
【0015】ここで、補助光学ユニットAUが未装着の
状態では、主光学ユニット10の対物レンズ側焦点位置
は、左右の対物レンズ系とも点Fに位置する。このた
め、標本台22の上面を点Fを含み軸Xに直角な面に位
置させ、標本台22の上に置いた標本を主光学ユニット
10を介して(すなわち、観察者の眼Eにより接眼レン
ズ系13を見て)拡大して見ることができる。
【0016】一方、補助光学ユニットAUを構成する補
助レンズ群15は負の屈折力を有するレンズからなる。
このため補助レンズ群15を装着すると、主光学ユニッ
ト10の焦点位置Fが前方に移動するが、本例では焦点
位置Fを無限遠方まで移動させるだけの負の屈折力を有
したレンズが用いられる。すなわち、図示のように補助
レンズ群15を配設した状態で、補助レンズ群単体での
焦点位置が上記主光学ユニット10の焦点Fと重なるだ
けの負の屈折力を有したレンズが用いられる。
【0017】なお、双眼鏡の観察対象は無限遠方のもの
ばかりでなく、有限遠方のものも対象であるため、有限
遠方にも焦点を合わせることができる必要があるが、補
助光学ユニットAUは補助レンズ群15を軸X方向移動
(矢印B)させる望遠焦点調節機構を有しており、この
ように補助レンズ群15を移動させて双眼鏡の焦点調節
を行うように構成されている。なお、望遠焦点調節機構
は補助レンズ群を移動させるものであればその構成は問
わないが、例えば、カメラのフォーカスリングのような
構成を用いることができる。
【0018】このようにして補助光学ユニットAUを装
着して双眼鏡として用いる場合の倍率を考える。本例で
は、第1および第2対物レンズ群11a,11bの間の
光路が平行光束となる光学系(テレセントリック光学
系)を構成しており、このため、補助レンズ群15と第
1対物レンズ群11aとを逆ガリレオ型光学系として考
え、第2対物レンズ群11bと接眼レンズ系13とをケ
プラー型望遠鏡として考えることができる。従って、そ
れぞれの倍率を掛け合わせることにより、全体倍率を求
めることができる。
【0019】なお、逆ガリレオ型光学系は倍率は1.0
より小さくなる光学系であるため、逆ガリレオ型光学系
の像縮小効果があまり大きくなると実用上望遠鏡(双眼
鏡)としての役割が果たせなくなる。この点について、
補助レンズ群15の焦点距離fと、第1対物レンズ群の
焦点距離f1との比(f/f1)を考えると、少なくと
も(f/f1)<−0.2(補助レンズ群15は凹レン
ズのため焦点距離は負の値となる)を満足しないと実用
的な望遠鏡(双眼鏡)を得ることは難しい。なお、この
値が大きくなる(絶対値が小さくなる)ということは補
助レンズ群15の焦点距離が短くなることであり、収差
補正の面からもこの値を小さくする(絶対値を大きくす
る)のが好ましく、このため、(f/f1)<−0.4
程度とするのが好ましい。さらに、(f/f1)<−
0.5程度とすれば一層好ましい。
【0020】また、補助レンズ群15はその焦点位置を
主光学系10の焦点位置Fと重なるように構成するため
に第1対物レンズ群11aに近づける必要があるが、第
1対物レンズ群11aとのある程度の空気間隔を確保す
る必要がある。このような条件を考慮すると、少なくと
も(f/f1)>−0.98を満足する必要があり、好
ましくは、(f/f1)>−0.9程度とするのが望ま
れる。さらに、(f/f1)>−0.85とするのが一
層好ましい。
【0021】以上整理すると、 少なくとも、 −0.98<(f/f1)<−0.2 ・・・(1) を満足させることが必要であり、好ましくは、 −0.9<(f/f1)−0.4 ・・・(2) を満足させることが望まれ、 −0.85<(f/f1)<−0.5 ・・・(3) を満足させるのが最も望ましい。
【0022】以上においては、対物レンズ系11を間の
光路が平行光束となる光学系から構成しているが、本発
明はこれに限られず、一つの対物レンズ群構成でされて
も良い。また、間の光路が非平行光束となる光学系を構
成する正屈折力の複数の対物レンズ群により構成しても
良い。この場合には、最も観察標本側に位置する対物レ
ンズ群のレンズ面から主光学ユニット10の焦点位置F
までの距離dを用い、(f/d)を上記式(1),
(2),(3)における(f/f1)に置き換えて用い
た条件式を満足するように設定する。
【0023】本例の顕微鏡に補助光学ユニットAUを取
り付けて双眼鏡として使用するときには、上述のように
標本台22を取り外し、この部分にできた空間を通して
遠方の観察対象を観察するようにしている。しかしこの
代わりに、図3に示すように、主光学ユニット10全体
を支持部材23に対して回動自在(矢印A3)に取り付
け、双眼鏡として用いるときには図3の位置まで回動さ
せて用いるように構成しても良い。なお、図3に示すよ
うに、補助光学ユニットAUにはフォーカスリング16
が設けられ、このリング16を回転させて双眼鏡の焦点
調節を行う。さらに、図4に示すように、主光学ユニッ
ト10を支持部材23に着脱自在となし、望遠鏡として
使用するときには主光学ユニット10を取り外すととも
に補助光学ユニットAUを取り付けるようにしても良
い。
【0024】以上においては主光学ユニットを左右の光
軸が内斜した実体顕微鏡から構成しているが、主光学ユ
ニットを、図5に示すように、左右の光軸が平行となる
実体顕微鏡から構成しても良い。この例では、第1対物
レンズ群31aを一つの光軸を持つ大きな正レンズ群か
ら構成し、第2対物レンズ群31bを左右一対の正レン
ズ群から構成している。なお、図1の構成と同一部分に
は同一番号を付けてその説明は省略する。
【0025】主光学ユニットを、図6に示すように、1
本の光軸を有する単眼型顕微鏡から構成しても良い。こ
の例では対物レンズ41を正屈折力のレンズ群から構成
しており、補助レンズ群45はこの対物レンズ系41に
対向する大きさの負レンズ群から構成される。この例に
おいても、図1の構成と同一部分には同一番号を付けて
その説明は省略する。
【0026】
【実施例】本発明の具体的な実施例を、図1の光軸内斜
タイプの実体顕微鏡をベースにするものについて表1に
示す。但し、本発明はこの例のものに限定されるもので
はない。
【0027】
【表1】 1)第1対物レンズ群(11a) : 焦点距離f1=100mm 2)第2対物レンズ群(11b) : 焦点距離f2=100mm 3)接眼レンズ系(13) : 焦点距離fe=12.5mm 4)補助レンズ群(15) : 焦点距離f=−80mm 5)f/f1 : −0.8 6)第1対物レンズ群11aと補助レンズ群15との主点間隔: 20mm 7)顕微鏡の倍率 : 20倍 8)双眼鏡(望遠鏡)の倍率 : 6.4倍
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
顕微鏡の対物レンズ系における観察対象物の側に、負の
屈折力を有する補助レンズ群を内蔵した補助光学部材を
着脱自在に取付可能であり、この補助光学部材に、対物
レンズ系に対して補助レンズ群を光軸方向に移動させる
望遠焦点調節機構を設けて望遠機能付顕微鏡が構成され
ており、補助光学部材を対物レンズ系に取り付けた状態
で、望遠焦点調節機構による調節により実質的に無限遠
方に焦点位置を移動させることができるようになってい
るので、対物レンズ系の前に補助光学部材を取り付ける
だけでこれを望遠鏡として用いることができ、一つの光
学装置を顕微鏡および望遠鏡として兼用することができ
る。しかも、望遠鏡として用いるときの焦点調節機構を
このように着脱される補助光学部材に設けているため、
顕微鏡としての構成部分には顕微鏡の機能のみを有すれ
ばよいので、顕微鏡単体としては従来の顕微鏡とほとん
ど同一構成のまま用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る望遠機能付顕微鏡の光学系構成を
示す概略図である。
【図2】この望遠機能付顕微鏡の外観を示す斜視図であ
る。
【図3】この望遠機能付顕微鏡において主光学ユニット
を回動させ、補助光学ユニットを取り付けた状態を示す
斜視図である。
【図4】この望遠機能付顕微鏡において主光学ユニット
を取り外して補助光学ユニットを取り付けた状態を示す
斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る望遠機能付顕微鏡
の光学系構成を示す概略図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る望遠機能付顕微鏡
の光学系構成を示す概略図である。
【符号の説明】
10 主光学ユニット 11 対物レンズ系 12 プリズム 13 接眼レンズ系 15 補助レンズ群 22 標本台 23 支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 13/36 G03B 3/00 A

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正の屈折力を有する対物レンズ系と、正
    の屈折力を有する接眼レンズ系とを有してなる顕微鏡
    と、 前記対物レンズ系の観察対象物側に着脱自在に取り付け
    可能であり、負の屈折力を有する補助レンズ群を有する
    補助光学部材とを有し、 この補助光学部材は、前記対物レンズ系に対して前記補
    助レンズ群を前記補助レンズ群の光軸方向に移動させる
    望遠焦点調節機構を備えており、 この望遠焦点調節機構は、前記補助光学部材が前記対物
    レンズ系に取り付けられた状態で、実質的に無限遠方に
    焦点位置を移動できるように調節可能であることを特徴
    とする望遠機能付顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記望遠焦点調節機構により実質的に無
    限遠方に焦点位置が合った状態で、前記顕微鏡の観察対
    象物の位置に前記補助レンズ群単体の像面が位置するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の望遠機能付顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記対物レンズ系は、観察対象物側から
    順に、正の屈折力を有する第1および第2対物レンズ群
    から構成され、前記第1および第2対物レンズ群間の光
    路は平行光束であり、 前記補助レンズ群の焦点距離fと、前記第1対物レンズ
    群の焦点距離f1とが、 −0.98<(f/f1)<−0.2 となる条件式を満足することを特徴とする請求項1もし
    くは2に記載の望遠機能付顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記対物レンズ系は、正の屈折力を有す
    る一つのレンズ群、もしくはレンズ群間の光路が非平行
    光束となる正屈折力を有した複数のレンズ群からなり、 前記補助レンズ群の焦点距離fと、前記対物レンズ系を
    構成するレンズ群のうち最も観察対象物側のレンズ面か
    ら前記顕微鏡の観察対象物の位置までの距離dとが、 −0.98<(f/d)<−0.2 となる条件式を満足することを特徴とする請求項1もし
    くは2に記載の望遠機能付顕微鏡。
  5. 【請求項5】 前記顕微鏡は、一つの光軸を持つ対物レ
    ンズ系および一つの光軸を持つ接眼レンズ系から一つの
    観察用光路のみを形成する単眼式顕微鏡であることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の望遠機能付顕
    微鏡。
  6. 【請求項6】 前記顕微鏡は、左右一対の対物レンズ系
    および左右一対の接眼レンズ系を有し、前記左右一対の
    対物レンズ系の焦点が一カ所に重なる構成の実体顕微鏡
    であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の望遠機能付顕微鏡。
  7. 【請求項7】 前記実体顕微鏡の左右一対の光軸は、前
    記接眼レンズ系から前記対物レンズ系に向かって互いに
    近づく方向に内斜していることを特徴とする請求項6に
    記載の望遠機能付顕微鏡。
  8. 【請求項8】 前記顕微鏡は、左右一対の接眼レンズ系
    と、この左右一対の接眼レンズ系のそれぞれの光軸を一
    カ所に重ねるための対物レンズ群を含む対物レンズ系を
    備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の望遠機能付顕微鏡。
  9. 【請求項9】 前記顕微鏡は、前記対物レンズ系と前記
    接眼レンズ系とを保持する光学ユニットと、前記観察対
    象物を載置する載置台と、前記観察対象と前記光学ユニ
    ットとの間隔を変更可能に支持する支持手段と、前記光
    学ユニットと前記支持手段とを相対的に移動させて前記
    顕微鏡の焦点調節を行う顕微鏡焦点調節機構とを有し、 前記光学ユニットは、前記支持手段に着脱自在に取り付
    けられることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載の望遠機能付顕微鏡。
  10. 【請求項10】 前記顕微鏡は、前記対物レンズ系と前
    記接眼レンズ系とを保持する光学ユニットと、前記観察
    対象物を載置する載置台と、前記観察対象物と前記光学
    ユニットとの間隔を変更可能に支持する支持手段と、前
    記光学ユニットと前記支持手段とを相対的に移動させて
    前記顕微鏡の焦点調節を行う顕微鏡焦点調節機構とを有
    し、 前記載置台の前記対物レンズ系の前記観察対象物側に位
    置する部分は、着脱自在に構成されることを特徴とする
    請求項1〜8のいずれかに記載の望遠機能付顕微鏡。
  11. 【請求項11】 前記顕微鏡は、前記対物レンズ系と前
    記接眼レンズ系とを保持する光学ユニットと、前記観察
    対象物を載置する載置台と、前記観察対象物と前記光学
    ユニットとの間隔を変更可能に支持する支持手段と、前
    記光学ユニットと前記支持手段とを相対的に移動させて
    前記顕微鏡の焦点調節を行う顕微鏡焦点調節機構とを有
    し、 前記光学ユニットは、前記支持手段に回動自在に取り付
    けられ、前記対物レンズ系が前記載置台に対向する位置
    と、前記対物レンズ系の前方に前記載置台が位置しない
    位置との間で回動可能に構成されることを特徴とする請
    求項1〜8のいずれかに記載の望遠機能付顕微鏡。
JP14144996A 1996-06-04 1996-06-04 望遠機能付顕微鏡 Expired - Lifetime JP3661276B2 (ja)

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