JPH09324155A - 粘着テープ - Google Patents

粘着テープ

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Publication number
JPH09324155A
JPH09324155A JP14194496A JP14194496A JPH09324155A JP H09324155 A JPH09324155 A JP H09324155A JP 14194496 A JP14194496 A JP 14194496A JP 14194496 A JP14194496 A JP 14194496A JP H09324155 A JPH09324155 A JP H09324155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
adhesive
adhesive tape
embossed
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP14194496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Iizuka
裕保 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP14194496A priority Critical patent/JPH09324155A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手切れ性に優れるとともに、粘着力が安定
し、且つ、生産性のよい粘着テープを提供する。 【解決手段】 一面が平滑面3であり、他の面にエンボ
ス加工がなされた熱可塑性樹脂フィルム1のエンボス加
工面3に厚み8〜80μmのポリエチレン層4が積層さ
れた基材フィルム5の平滑面3に粘着剤層6が設けられ
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手切れ性及び粘着性
に優れた粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手切れ性が要求される粘着テープ
の基材として、紙やセロハン、延伸により方向性が付与
された延伸ポリプロピレンフィルム等が一般的に用いら
れていた。しかし、これらのものは手切れ作業に要領を
必要としたり、切断線が幅方向に揃わないという問題が
あった。
【0003】手切れ性を有する粘着テープとしては、例
えば、特公昭50−13306号公報により、押出成形
したシートの一面にエンボス加工し、他の平滑面に粘着
剤層を設けた粘着テープが知られている。また、特開平
3−47885号公報には、片面が凹凸加工即ちエンボ
ス加工されたポリオレフィン樹脂フィルムのエンボス加
工面に粘着剤層が設けられた粘着テープが記載されてい
る。
【0004】上記特公昭50−13306号公報に記載
のものによると、粘着剤層の反対側の基材面が凹凸面で
あるから巻重体の巻き戻しが楽にできる、凹凸面に筆記
可能である。また、平滑面に粘着剤層が設けられるので
粘着剤の塗工作業も容易で生産性がよい等の特長があ
る。しかしながら、粘着剤を塗工後の巻取り、巻き戻
し、巻重体状態としたとき、粘着剤が凹凸面に徐々にな
じみ、粘着剤層面に凹凸が転写される。その結果、平滑
な粘着面と比較して接着面積が小さくなり粘着力が低く
なるという欠点があった。
【0005】特開平3−47885号公報に記載された
粘着テープにおいては、粘着剤層面の凹凸による粘着力
の低下ということはなく、概ね良好な粘着物性を示す
が、基材の凹凸面に粘着剤を塗布するので粘着剤層の厚
みが変動し、それにより被着体へ貼付した初期、特に低
温状態において被着体への密着性が劣ると言う欠点があ
る。
【0006】例えば、片面が平滑で他の面がエンボス加
工された同一のポリエチレンフイルムの両面に同一の粘
着剤を等量ずつ塗布すると、粘着力は常に〔エンボス加
工面≦平滑面〕となり、一般にこの傾向は低温領域にな
るほど顕著となる。更に、凹凸面に粘着剤を塗工するた
めに気泡を巻き込んだり、粘着面が荒れることになり、
品質を安定させることが困難で生産性がよくない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題点を解消し、手切れ性に優れるとともに、粘着力が安
定し、且つ、生産性のよい粘着テープを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の粘着テープは、
一面が平滑面であり、他の面にエンボス加工がなされた
熱可塑性樹脂フィルムのエンボス加工面に厚み8〜80
μmのポリエチレン層が積層され、平滑面に粘着剤層が
設けられてなることを特徴とするものである。
【0009】本発明で用いられる熱可塑性樹脂フィルム
としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体等
のポリオレフィン系樹脂の他、ポリエステル、ポリウレ
タン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド等が
挙げられる。
【0010】上記熱可塑性樹脂フィルムの一面に行うエ
ンボス加工は、エンボスロールに該フィルムをニップ圧
で押し付けながら通過させる方法が代表的である。この
エンボス加工により手切れ性が得られる。
【0011】エンボス加工面に積層されるポリエチレン
樹脂は一般には2〜10g/10minのメルトインデ
ックスを有するものが溶融押出しラミネートし易いので
好ましい。積層ポリエチレン層の厚みは8〜80μmが
好ましく、8μm未満では製造ライン速度に同調するこ
とが困難で、ラミネート樹脂が切れる可能性がある。8
0μmを超えると著しく手切れ性が損なわれる。
【0012】上記基材フィルムの平滑面に粘着剤を塗布
・乾燥する。粘着剤は天然ゴム系の他、ブチルゴム、イ
ソプレンゴム、スチレン−イソプレン−スチレンブロッ
ク共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック
共重合体等の合成ゴム系、各種のアクリル酸エステルモ
ノマーを重合して得られるアクリル系粘着剤等が使用で
きる。熱可塑性樹脂フィルムの平滑面、エンボス加工面
のいずれか一方もしくは両面にコロナ放電処理をしても
よい。
【0013】(作用)熱可塑性樹脂フィルムの平滑面に
粘着剤を塗布するので、基材フィルムと粘着剤層との間
に気泡が巻き込まれることがなく、品質が安定するとと
もに生産性が低下することがない。巻重体としても粘着
剤層は積層されたポリエチレン層の平滑面に接するので
粘着剤層面が荒れることがない。また、熱可塑性樹脂フ
ィルムにエンボス加工がなされているので良好な手切れ
性が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明粘着テープの実施例を
図面を参照して説明する。 (実施例1)図1は本発明粘着テープの実施例を示す断
面図であり、ポリエチレン樹脂(メルトインデックス
6.7g/10min)に炭酸カルシウム20重量%を
混合し、押出成形したフィルムの片面が深さ25μmの
エンボス加工面2となされたベースフィルム1のエンボ
ス加工面2の反対側は平滑面3である。メルトインデッ
クス4.0g/10min、密度0.924g/cm3
のポリエチレン樹脂を280℃で溶融、押出しすること
により厚み30μmで上記エンボス加工面2にポリエチ
レン層4が積層されている。次に上記ポリエチレン層4
面と反対側のベースフィルム1面の表面張力が42dy
n/cmとなるようにコロナ放電処理して基材フィルム
5とした。
【0015】ブチルアクリレート、2−エチルヘキシル
アクリレート、アクリル酸、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレートの重量比が47:47:5:1よりなるアク
リル系ポリマーの酢酸エチル溶液に、架橋剤(日本ポリ
ウレタン社製,商品名「コロネートL」)を1の割合で
添加したアクリル系粘着剤を上記基材フィルム5の平滑
面3に塗布し、90℃の乾燥炉で3分間乾燥して厚み3
0μmの粘着剤層6を形成して粘着テープを得た。
【0016】(比較例1)基材フィルムとして実施例1
のベースフィルムだけを用いた以外は実施例1と同様に
して粘着テープを得た。
【0017】(比較例2)積層するポリエチレン樹脂の
厚みを5μmとした以外は実施例1と同様にして粘着テ
ープを得た。
【0018】(比較例3)積層するポリエチレン樹脂の
厚みを100μmとした以外は実施例1と同様にして粘
着テープを得た。
【0019】以上の実施例1及び比較例1〜3の粘着テ
ープにつき、粘着力と手切れ性を評価した。その結果を
表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】表1から判るように、本発明の粘着テープ
は手切れ性がよく、低温における粘着力が安定したもの
である。しかし比較例1のものは低温における粘着力が
非常に不安定であり、比較例3のものはポリエチレン層
が厚すぎるので手切れ性に劣る。
【0022】
【発明の効果】本発明粘着テープの構成は以上のとおり
であるから、手切れ性に優れるとともに、巻重体とした
ときに粘着剤層は積層されたポリエチレン層の平滑面に
接するので粘着剤層面が荒れることがないため粘着力が
安定し、且つ、基材フィルムと粘着剤層との間に気泡が
巻き込まれることがなく、品質が安定するとともに生産
性がよいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明粘着テープの実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1:基材フィルム 2:エンボス加工面 3:平滑面 4:ポリエチレン層 5:基材フィルム 6:粘着剤層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面が平滑面であり、他の面にエンボス
    加工がなされた熱可塑性樹脂フィルムのエンボス加工面
    に厚み8〜80μmのポリエチレン層が積層され、平滑
    面に粘着剤層が設けられてなることを特徴とする粘着テ
    ープ。
JP14194496A 1996-06-04 1996-06-04 粘着テープ Pending JPH09324155A (ja)

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JP14194496A JPH09324155A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 粘着テープ

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JP14194496A JPH09324155A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 粘着テープ

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JPH09324155A true JPH09324155A (ja) 1997-12-16

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JP14194496A Pending JPH09324155A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 粘着テープ

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