JPH09323663A - トラクタ用枠構造体 - Google Patents

トラクタ用枠構造体

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JPH09323663A
JPH09323663A JP8143261A JP14326196A JPH09323663A JP H09323663 A JPH09323663 A JP H09323663A JP 8143261 A JP8143261 A JP 8143261A JP 14326196 A JP14326196 A JP 14326196A JP H09323663 A JPH09323663 A JP H09323663A
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JP
Japan
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frame
tractor
vehicle body
reinforcing frame
support column
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JP8143261A
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English (en)
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Kazuhiko Ikeuchi
和彦 池内
Shozo Hirooka
正三 広岡
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドフレームの上部内に日除け装置の前支
柱を挿入して強固に連結し、前支柱の位置を前側に変位
させてトラクタ操縦部内の空間を広くできるようにす
る。 【解決手段】 トラクタ車体5の下部に補強枠8を取り
付け、この補強枠8の左右前部に左右側壁及び背壁を有
するサイドフレーム28を装着し、左右サイドフレーム
28から前支柱43を立設し、補強枠8の後部に左右一
対の後支柱41を立設し、前後支柱41、43の上部に
天蓋42を設ける。サイドフレーム28の左右側壁及び
背壁で形成された空間内に前支柱43の下部を挿入して
取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタ車体の補
強及び日除け装置の装着に最適なトラクタ用枠構造体に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、トラクタ・フロントローダ・バ
ックホー(TLB)においては、前部のフロントローダ
又は後部のバックホーから圧縮、引っ張り、捩じれ、曲
げ等の過大な荷重を受けるため、トラクタ車体に補強枠
を設けて過負荷に耐えるだけの強度を得るようになって
おり、また、その補強枠を利用して日除け装置を装着し
ている。
【0003】この種の従来技術としては、特開平6−3
2188号公報に開示されているように、エンジン及び
ミッションケースを前後方向に連結しかつエンジンから
前方に前車軸フレームを突出してトラクタ車体を形成
し、このトラクタ車体に、前部にフロントローダを、後
部に後部作業機をそれぞれ装着する補強枠を設けてお
り、前記補強枠はトラクタ車体に取り付けられかつフロ
ントローダ用の装着部を有する前横枠材と、トラクタ車
体の左右に沿って配置されていてその前部が前横枠材と
連結されかつ後部に後部作業機用の装着部とトラクタ車
体の後部に対して取り付ける取り付け部とを有する左右
側枠材と、この左右側枠材の後部を互いに連結する後横
枠材とを備えている。
【0004】また、日除け装置は左右一対の前後支柱の
上部に天蓋を有し、それのみで組み立てておき、そし
て、前支柱をフロントローダのマストの背面に、後支柱
を左右側枠材の後部にそれぞれ連結するようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の日除け
装置の前支柱はマストの背面に固定のステーを介して連
結されているため、トラクタ操縦部内の空間を狭くして
おり、前支柱とマストとは階段状に連結されていて、連
結部の連結強度を高くすることが困難になっている。
【0006】また、トラクタ車体に対して前横枠材、左
右側枠材及び後横枠材等をバラバラに装着しており、枠
体としての剛性が低く、トラクタ車体でも大きな荷重を
分担支持しなくてはならなく、捩じれ、曲げ等の荷重は
分散し難く、トラクタ車体にかかる負荷を減少するのが
困難になっている。本発明は、サイドフレームの上部内
に日除け装置の前支柱を挿入して強固に連結し、前支柱
の位置を前側に変位させてトラクタ操縦部内の空間を広
くできるようにしたトラクタ用枠構造体を提供すること
を目的とする。
【0007】また、本発明は、補強枠自体の剛性を高く
できるようにしたり、サイドフレームでフロントローダ
のブームを支持する場合に、サイドフレームの上部を上
方に延長して、ブームの支持位置を確保しながら前支柱
との連結ができるようにしたり、またサイドフレームに
前後方向の荷重が加わっても、日除け装置に荷重が伝播
しないようにしたトラクタ用枠構造体を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、トラクタ車体5の下部に
補強枠8を取り付け、この補強枠8の左右前部に左右側
壁28a及び背壁28bを有するサイドフレーム28を
装着し、左右サイドフレーム28から前支柱43を立設
し、補強枠8の後部に左右一対の後支柱41を立設し、
前後支柱41、43の上部に天蓋42を設けたトラクタ
用枠構造体であって、サイドフレーム28の左右側壁2
8a及び背壁28bで形成された空間内に前支柱43の
下部を挿入して取り付けていることである。
【0009】これによって、サイドフレーム28の上部
内に日除け装置44の前支柱43を挿入して強固に連結
し、前支柱43の位置を前側に変位させてトラクタ操縦
部内の空間を広くする。本発明における課題解決のため
の第2の具体的手段は、トラクタ車体5の下部に補強枠
8を取り付け、この補強枠8の左右前部に左右側壁28
a及び背壁28bを有する断面コ字形状でかつフロント
ローダ6のブーム29を支持するサイドフレーム28を
装着し、左右サイドフレーム28から前支柱43を立設
し、補強枠8の後部に後部作業機7を着脱自在に装着す
ると共に左右一対の後支柱41を立設し、前後支柱4
1、43の上部に天蓋42を設けたトラクタ用枠構造体
であって、補強枠8はトラクタ車体5の下側部に沿って
配置した左右側枠材13を前後方向少なくとも1本の横
枠材で連結して形成しており、サイドフレーム28のブ
ーム29支持位置より上部でかつ左右側壁28a及び背
壁28bで形成された空間内に前支柱43の下部を挿入
して取り付けていることである。
【0010】これによって、横枠材で補強枠8自体の剛
性を高め、サイドフレーム28でフロントローダ6のブ
ーム29を支持する場合に、ブーム29の支持位置を確
保しながら前支柱43と強固な連結が可能になる。本発
明における課題解決のための第3の具体的手段は、第1
又は2の具体的手段に加えて、サイドフレーム28の上
部をブーム29支持位置より上方に延長し、この延長部
内に前支柱43の下部を挿入固定していることである。
【0011】これによって、サイドフレーム28の上部
を上方に延長するだけで、ブーム29の支持位置を確保
しながら前支柱43と連結が可能になる。本発明におけ
る課題解決のための第4の具体的手段は、第1又は2の
具体的手段に加えて、前支柱43の下部を、サイドフレ
ーム28の左右側壁28aと共に貫通される1本の連結
具46で連結していることである。
【0012】これによって、サイドフレーム28に前後
方向の荷重が加わっても、日除け装置44への荷重の伝
播が減少する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜7において、1はトラクタ
・フロントローダ・バックホーで、トラクタ車体5の前
部にフロントローダ6を、後部に後部作業機7としてバ
ックホーを連結している。
【0014】トラクタ車体5はエンジン2、フライホィ
ールハウジング、クラッチハウジング及びミッションケ
ース3等を前後方向に直結して構成され、エンジン2の
側面から前方へ前車軸フレーム4が突設されている。2
1は前輪、22は後車軸23に設けた後輪、24はハン
ドルをそれぞれ示している。トラクタ車体5の後部は、
ミッションケース3の左右から後車軸23を支持する後
車軸ケース18が突出され、この後車軸ケース18に左
右後輪フェンダ26が取り付けられ、左右後輪フェンダ
26間のトラクタ車体5上には運転席27が配置されて
いる。
【0015】前記フロントローダ6はマスト(サイドフ
レーム)28、ブーム29、ブームシリンダ30及びブ
レイス31、バケット32等が図示されており、左右ブ
レイス31の前端にはブラケットを介して連結杆60が
連結され、この連結杆60が前車軸フレーム4にブラケ
ットを介して又は直接に着脱自在に固定されており、左
右マスト28は上部背面に着脱自在に設けた連結板61
によって連結されている。
【0016】前記バックホー7は基台34、その前部の
取り付け体35、その上部の操縦部36、基台34の後
部に枢支された旋回台37、旋回台37に横軸を介して
枢支されたブーム38、バケット39及びアウトリガー
40等が図示されている。41は後立枠となる後支柱
で、2本のパイプ材又はパイプ材を門型に屈曲して形成
され、運転席27を保護するようにトラクタ車体5の後
部に立設され、その上部に天蓋42を取り付けており、
天蓋42の前部は前支柱43に取り付けられ、前支柱4
3の下部はマスト28に連結され、これらにより、4柱
式の日除け装置44が構成されている。
【0017】前記トラクタ車体5には、フロントローダ
6とバックホー7とをそれぞれ着脱自在に装着し、かつ
日除け装置44を取り付けるための補強枠8が設けられ
ている。この補強枠8は、トラクタ車体5の左右側で車
体長手方向に沿って延設する左右側枠材13と、この左
右側枠材13の前・後・中途部の内の少なくとも1ヵ所
を連結する横枠材と、前部側をトラクタ車体5の前部に
連結するための前側連結機構16と、後部側をトラクタ
車体5の後部に連結するための後側連結機構12と、フ
ロントローダ6を装着可能にするためのローダ装着機構
9と、後部作業機7を装着可能にするための作業機装着
機構11とを有する。
【0018】左右側枠材13はトラクタ車体5の左右側
面に沿って配置されており、各側枠材13は前部が前横
枠材15に連結された角パイプ13Aと、この角パイプ
13Aの後部に固着された側面視略三角形の三角フレー
ム13Bと、角パイプ13Aと三角フレーム13Bの固
着を補強する受け板13Cとを有する。前記三角フレー
ム13Bには上方開放状の凹部48が形成されていて、
後車軸23に下方から嵌合可能になっており、この凹部
48の開口を塞ぐように抜け止め板49がボルト締結さ
れている。この抜け止め板49は、三角フレーム13B
に凹部48を形成したことによる強度低下を補ってお
り、また、トラクタ車体5に補強枠8を装着する際に、
補強枠8の後部をトラクタ車体5側に仮に引っ掛けてお
くのにも使用できるものである。
【0019】また、受け板13Cは後車軸ケース18に
下側から当接可能であり、この受け板13Cは後車軸ケ
ース18を上側から押さえる押さえ板17をボルト等の
締結具50を介して固定可能になっており、三角フレー
ム13B、受け板13C及び押さえ板17等によって、
補強枠8をトラクタ車体5の後部に固定する後側連結機
構12が構成されている。
【0020】前記受け板13C及び押さえ板17は、補
強枠8に後車軸ケース18を保持するための保持手段を
構成しており、この保持手段としては、後車軸ケース1
8に軸外方向から外嵌する筒体で形成して、その筒体を
三角フレーム13Bにボルト固定するようにしてもよ
く、またその場合、後車軸ケース18と筒体との間に球
継手を介在し、左右方向及び上下方向の曲げ、捩じれ等
を受けた場合に、補強枠8を前側連結機構16を中心に
後部が左右・上下にずれ動くのを許容するように構成し
てもよい。
【0021】実施の形態では横枠材(クロスバー部材)
として、前横枠材15と後横枠材14とが設けられてお
り、前横枠材15はトラクタ車体5の下方を横切って配
置される円形パイプ材で形成され、この前横枠材15の
中途部に左右一対の取り付け板16aを固着して前側連
結機構16を形成し、前横枠材15の左右両端をトラク
タ車体5の側方に突出してかつその上面に正面視コ字状
の取り付け台45を被せるように固着してローダ装着機
構9を形成している。
【0022】前記後横枠材14は、左右三角フレーム1
3Bの後下部を棒材製の下後横枠材14Dで連結し、後
上部を同じく棒材製の上後横枠材14Uで連結してい
る。この上後横枠材14Uは側枠材13に対して着脱自
在にしてもよい。前側連結機構16の左右一対の取り付
け板16aは、前横枠材15からトラクタ車体5の側面
に沿って前上方突設されており、その前上端がエンジン
2を挟むようにエンジン2側面の前車軸フレーム4と共
締めでボルト連結されている。この取り付け板16aは
板幅方向が上下に向く鋼板であり、その前部のみが固定
されていて、上下方向の剛性が大きく、左右方向の剛性
が小さくなっており、左右方向に僅かに弾性変形可能に
なっている。
【0023】ローダ装着機構9にフロントローダ6の左
右の各マスト28が立設状に固定され、トラクタ車体5
に対して着脱自在になっている。前記各マスト28の下
部は、取り付け台45の外側面と上面とに当接する部分
を有し、各部分が取り付け台45に当接した状態でボル
ト固定している。前記取り付け台45は上壁が前横枠材
15を形成しているパイプ材から上方に離れて位置して
空間Fを形成し、マスト28の下部を取り付けるボルト
から内側壁までの距離Eを大きくとり、ボルトの締結を
可能にすると共に応力集中を無くし、ボルトにかかる応
力を少なくしている。
【0024】各マスト28は左右側壁28a及び背壁2
8bを有する断面コ字状に形成されていて、上下方向中
途部にブーム29の基端を挿入して枢支ピン62で枢支
しており、マスト28はその支持位置より上方に延長さ
れていて、その延長上部にかつ左右側壁28a及び背壁
28bで形成された空間内に前支柱43の下部を挿入し
て、1本のピン又はボルト等の連結具46を介して取り
付けている。
【0025】したがって、前支柱43は背壁28bの前
面に近接されていて、マスト28の背面より前側に位置
し、階段状でないマスト28に沿った連結部を形成し、
ステーを介して背面に固定する場合よりも前支柱43と
ハンドル24との間隔を大きくし、前支柱43と運転席
27又は後支柱41との間の操縦部の空間をより広くし
ている。
【0026】前記左右側枠材13の三角フレーム13B
の後下部には、後端上面に凹状下係合部51を有する下
連結体52が固着されており、バックホー7の取り付け
体35の下部に設けた連結棒53を凹状下係合部51に
嵌合して連結支持可能になっている。また、三角フレー
ム13Bの後上部と受け板13Cに固着補助された支持
板54とには上連結ピン55が設けられており、この上
連結ピン55にはバックホー7の取り付け体35の上部
に設けた開閉自在な連結具56が嵌脱自在に嵌合してお
り、この連結具56を開放することにより、上連結ピン
55との嵌合が解除され、トラクタ車体5に対してバッ
クホー7を着脱できる。
【0027】前記下連結体52及び上連結ピン55等に
よって、作業機装着機構11が構成されている。日除け
装置44は左右一対の前支柱43と左右一対の後支柱4
1の各上部に天蓋42を設けて構成されており、左右前
支柱43の下部を左右各マスト28のブーム29支持位
置より上部に挿入して着脱自在に取り付け、左右後支柱
41の下部を左右三角フレーム13Bの後上部に設けた
支柱装着部63に挿入して着脱自在に取り付けている。
後支柱41は左右側枠材13の後上部を連結する作用も
している。
【0028】前記左右後支柱41の下部は支柱装着部6
3に固着されていて、補強枠8に対して剛結合されてお
り、一方、左右前支柱43の下部は左右各マスト28に
1本の横軸状連結具46で係合されているので、僅かな
屈曲が可能であり、フロントローダ6からマスト28に
荷重が加わってもその荷重は伝播され難くなり、したが
って、前支柱43とマスト28との連結部が破損するこ
とがないように構成されている。
【0029】前記補強枠8は図3、4に示すように、前
横枠材15及び後横枠材14と左右一対の側枠材13と
で平面視矩形状に形成され、前部の前側連結機構16で
トラクタ車体5に連結され、後部の後側連結機構12で
後車軸ケース18に連結された構造であり、それのみで
剛性の高い枠組を構成しており、フロントローダ6から
の衝撃を十分に支持し、アウトリガー40及びフロント
ローダ6のバケット32を接地した状態でのバックホー
7からの衝撃及び曲げ等に対しても十分に支持し、ま
た、それらの作業中にかかる捩じれに対しても十分吸収
でき、トラクタ車体の強度以上にパワーアップすること
が可能になる。
【0030】前記補強枠8は、押さえ板17及び抜け止
め板49が左右側枠材13に対して着脱自在であるの
で、側枠材13に対する押さえ板17及び抜け止め板4
9の着脱とトラクタ車体5に対する取り付け板16aの
着脱だけで、トラクタ車体5に対して下方から着脱する
ことができる。また、TLB全体として見るならば、補
強枠8の左右前部にマスト28を立設し、このマストと
補強枠8の左右後部とに日除け装置44の前後支柱4
1、43を連結し、ブレイス31を前車軸フレーム4に
連結し、左右側枠材14を前後横枠材14、15で連結
し、左右マスト28を連結板61で連結し、左右ブレイ
ス31を連結杆60で連結した枠構造になっており、補
強枠8だけでなく、日除け装置44及びフロントローダ
6の一部も加わった枠構造体となっていて、トラクタの
応力分散、補強をしている。
【0031】なお、本発明は前記実施の態様に限定され
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
前後横枠材15、14を設けているが、左右側枠材13
の前・後・中途部の内のいずれか1ヶ所もしくは2ヶ所
又は3ヶ所全部を連結するようにしてもよく、前横枠材
15を設けない場合は、左右各側枠材13の前端に左右
突出状のパイプを連結し、そのパイプに取り付け板16
a及び取り付け台45を設けるようにする。補強枠8は
ローダ装着機構9と作業機装着機構11の両方を有する
が、ローダ装着機構9のみでもよい。サイドフレーム2
8をフロントローダ6のブーム29を支持するマストと
して示したが、フロントローダ6を装着しないトラクタ
に専用のサイドフレーム28を設けてトラクタ用枠構造
体としてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、サイドフ
レーム28の上部内に日除け装置44の前支柱43を挿
入して強固に連結でき、前支柱43の位置を前側に変位
させてトラクタ操縦部内の空間を広くすることができ
る。また、横枠材で補強枠8自体の剛性を高め、サイド
フレーム28でフロントローダ6のブーム29を支持す
る場合に、ブーム29の支持位置を確保しながら前支柱
43と強固な連結が可能になる。
【0033】更に、サイドフレーム28の上部を上方に
延長するだけで前支柱43を連結することができ、ブー
ム29の支持位置を確保しながらサイドフレーム28と
前支柱43とを連結することができ、サイドフレーム2
8に前後方向の荷重が加わっても、日除け装置44への
荷重の伝播を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の態様を示す全体側面図である。
【図2】同要部の側面図である。
【図3】補強枠の一部断面平面図である。
【図4】補強枠の正面斜視図である。
【図5】補強枠及びマストの一部断面斜視図である。
【図6】後側連結機構の側面図である。
【図7】後側連結機構の正面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ・フロントローダ・バックホー 2 エンジン 3 ミッションケース 4 前車軸フレーム 5 トラクタ車体 6 フロントローダ 7 バックホー(後部作業機) 8 補強枠 9 ローダ装着機構 11 作業機装着機構 12 後側連結機構 13 側枠材 14 後横枠材 15 前横枠材 16 前側連結機構 18 後車軸ケース 23 後車軸 28 マスト(サイドフレーム) 28a 側壁 28b 背壁 29 ブーム 41 後支柱 42 天蓋 43 前支柱 44 日除け装着

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ車体(5)の下部に補強枠
    (8)を取り付け、この補強枠(8)の左右前部に左右
    側壁(28a)及び背壁(28b)を有するサイドフレ
    ーム(28)を装着し、左右サイドフレーム(28)か
    ら前支柱(43)を立設し、補強枠(8)の後部に左右
    一対の後支柱(41)を立設し、前後支柱(41、4
    3)の上部に天蓋(42)を設けたトラクタ用枠構造体
    であって、 サイドフレーム(28)の左右側壁(28a)及び背壁
    (28b)で形成された空間内に前支柱(43)の下部
    を挿入して取り付けていることを特徴とするトラクタ用
    枠構造体。
  2. 【請求項2】 トラクタ車体(5)の下部に補強枠
    (8)を取り付け、この補強枠(8)の左右前部に左右
    側壁(28a)及び背壁(28b)を有する断面コ字形
    状でかつフロントローダ(6)のブーム(29)を支持
    するサイドフレーム(28)を装着し、左右サイドフレ
    ーム(28)から前支柱(43)を立設し、補強枠
    (8)の後部に後部作業機(7)を着脱自在に装着する
    と共に左右一対の後支柱(41)を立設し、前後支柱
    (41、43)の上部に天蓋(42)を設けたトラクタ
    用枠構造体であって、 補強枠(8)はトラクタ車体(5)の下側部に沿って配
    置した左右側枠材(13)を前後方向少なくとも1本の
    横枠材で連結して形成しており、サイドフレーム(2
    8)のブーム(29)支持位置より上部でかつ左右側壁
    (28a)及び背壁(28b)で形成された空間内に前
    支柱(43)の下部を挿入して取り付けていることを特
    徴とするトラクタ用枠構造体。
  3. 【請求項3】 サイドフレーム(28)の上部をブーム
    (29)支持位置より上方に延長し、この延長部内に前
    支柱(43)の下部を挿入固定していることを特徴とす
    る請求項2に記載のトラクタ用枠構造体。
  4. 【請求項4】 前支柱(43)の下部を、サイドフレー
    ム(28)の左右側壁(28a)と共に貫通される1本
    の連結具(46)で連結していることを特徴とする請求
    項1〜3に記載のトラクタ用枠構造体。
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