JPH09322492A - コイル挿入・成形装置 - Google Patents

コイル挿入・成形装置

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JPH09322492A
JPH09322492A JP13496596A JP13496596A JPH09322492A JP H09322492 A JPH09322492 A JP H09322492A JP 13496596 A JP13496596 A JP 13496596A JP 13496596 A JP13496596 A JP 13496596A JP H09322492 A JPH09322492 A JP H09322492A
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JP
Japan
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coil
iron core
slot
forming
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP13496596A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kawamura
勉 川村
Sukeyasu Mochizuki
資康 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、装置全体の小形化および軽量化を
図る。 【解決手段】 コイル挿入機構3およびコイル成形機構
3は、そのコイル挿入機構3が鉄心7の上半部のスロッ
ト群と軸方向でほぼ対向し、且つコイル成形機構4が鉄
心7の下半部のスロット群と軸方向でほぼ対向する形態
となるようにユニット化して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機の固定子
鉄心へコイルを挿入すると共にコイルを成形するコイル
挿入・成形装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の装置として
は、実公昭61−45732号公報に示されるように、
機台に、ベースを左右方向に移動可能に設け、このベー
スにコイル挿入治具とコイル成形治具とを左右に並べて
設け、一方、鉄心受け台をこれら各治具の前方に前後方
向に移動可能に設け、前記ベースを移動させることによ
り各治具を選択的に前記鉄心受け台に対峙させ得るよう
になっている。
【0003】このものでは、まず、コイル挿入治具に予
めコイルを懸架すると共に、鉄心受け台に予め鉄心を予
めセットしておき、コイル挿入治具が鉄心受け台に対峙
する位置へ至るようにベースを移動させ、このコイル挿
入治具により、コイルを、鉄心受け台の鉄心のスロット
に挿入する。この後、コイル成形治具が前記鉄心受け台
と対峙する位置へ至るようにベースを移動させ、コイル
成形治具により、鉄心のコイルを成形する。しかしなが
ら、上記従来構成では、装置全体が大形で重量も重く、
その設置スペースが大きくなり、また、設置レイアウト
が容易ではなく、特に鉄心が大きいほどこれらの不具合
が増大する。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、装置全体の小形化および軽量化を
図り得るコイル挿入・成形装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、スロットを有
する鉄心を保持する鉄心保持具と、鉄心のスロットにコ
イルを挿入するコイル挿入機構と、スロットに挿入され
たコイルを成形するコイル成形機構とを備え、これらコ
イル挿入機構およびコイル成形機構を、そのコイル挿入
機構が鉄心のスロット群の所定領域部分と軸方向でほぼ
対向し、且つコイル成形機構が鉄心のスロット群の他の
所定領域部分と軸方向でほぼ対向する形態となるように
ユニット化して構成したところに特徴を有する。
【0006】上記構成においては、コイル挿入機構が鉄
心のスロット群のうち所定領域部分と軸方向でほぼ対向
し、且つコイル成形機構が鉄心のスロット群の他の所定
領域部分と軸方向でほぼ対向する形態であるから、一つ
の鉄心に対して、コイル挿入とコイル成形とを同時に行
なうことが可能となる。すなわち、最初に、一つの鉄心
のスロット群のうち所定領域部分のスロットにコイル挿
入機構によりコイルを挿入する。そして、鉄心のスロッ
ト位置を変えるべく鉄心を鉄心保持具にセットし直し
て、コイルが挿入されたスロット部分をコイル成形機構
に対向させると共に、鉄心のスロット群のうちコイルが
挿入されていないスロット(空きスロット)部分をコイ
ル挿入装置に対向させる。この状態で、コイル挿入機構
により空きスロットにコイルを挿入し、同時に、先にス
ロットに挿入されたコイルをコイル成形機構により成形
する。
【0007】この後、新たなコイルを挿入すると共に、
先に挿入したコイルを成形するが、今回のコイル挿入時
に先のコイルが成形されているから、コイル挿入が容易
となる。上述の手順を繰り返して、スロットに所要数の
コイルを挿入しつつ成形する。特に多極回転電機の鉄心
の場合、コイル挿入回数も多くなるが、挿入したコイル
は順次成形するから、次のコイル挿入が非常に容易とな
る。
【0008】また、コイル挿入機構およびコイル成形機
構を、鉄心と軸方向において対向する形態にユニット化
して構成しているから、装置全体を小形化できるように
なると共に重量も軽くなる。また、その設置スペースが
小さくて済み、さらに、設置レイアウトも容易となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き図1ないし図14を参照しながら説明する。図1およ
び図2において、基台1の右側には、鉄心保持具2が設
けられ、ほぼ中央部にはコイル挿入機構3およびコイル
成形機構4が設けられており、左側にはこれら各機構3
および4の駆動部5が設けられている。
【0010】さて、鉄心保持具2は、図1の左右方向
(矢印AおよびA′で示す方向)に移動可能に設けられ
ており、これは図2に示すボールねじ6を図示しないモ
ータにより回転駆動させることにより、上記矢印A方向
あるいは矢印A′方向へ移動されるようになっている。
なお、この鉄心保持具3は、鉄心7をその軸方向が矢印
A方向と合致するように保持するものである。
【0011】上記コイル挿入機構3およびコイル成形機
構4は、基台1に取付けられた共通の保持部材8により
保持されている。まず、コイル成形機構4について述べ
る。このコイル成形機構4の主体をなす案内筒9は、上
面が平坦な半円筒形をなし、前記保持部材8に取付けら
れており、その先端部であるガイド部10は矢印A′方
向に指向しており、砲弾の上半部をカットしたような形
状をなす。そして、このガイド部10の基端側には、拡
張機構11が設けられている。
【0012】この拡張機構11は、コイルエンドを外側
へ拡開するためのものであり、図3に示すように、例え
ば4個の拡張片12を径方向に出没自在に設けると共
に、各拡張片12を出没させるための矢板13を軸方向
に移動可能に設けている。この矢板13は、駆動部5の
取付けブラケット14に固定されたシリンダ15によ
り、下部カップリング16およびロッド17を介して矢
印A方向および矢印A′方向へ作動されるものであり、
このシリンダ15の作動に伴う矢板13の矢印A′方向
への作動により、各拡張片12を図3に二点鎖線で示す
ように案内筒9から突出させ、矢印A方向への作動によ
り実線で示すように案内筒9とほぼ面一となる位置まで
後退させる。また、案内筒9の基端側には、片方のコイ
ルエンドを拡開する成形型部18が設けられている。
【0013】一方、コイル挿入機構3について述べる
と、ブレードホルダ19には、所要数のブレード20の
一端部が固着されており、このブレードホルダ19は、
駆動部5の二軸同心形のシリンダユニット21のうちの
メインシリンダ22に上部カップリング23および中空
のロッド24を介して連結されており、そしてこのメイ
ンシリンダ22の作動により矢印A方向および矢印A′
方向へ移動されるようになっている。
【0014】ブレードホルダ19の右側には、外周部に
ブレード20が嵌合する溝を有するストリッパ25が移
動可能に設けられている。このストリッパ25は、前記
中空のロッド24を通されたロッド26を介してシリン
ダユニット21のうちのサブシリンダ27に連結されて
おり、このサブシリンダ27の作動により矢印Aおよび
矢印A′方向へ移動されるようになっている。
【0015】上記ブレード20の外側には、ウェッジガ
イド28が配置されており、このウェッジガイド28の
一端部は半円環状のウェッジホルダ29に固着されてい
る。ストリッパ25の左側にはロッド30が連結されて
いて、このロッド30は、ブレードホルダ19に形成さ
れた貫通孔を通つており、その先端部(左端部)には、
ウェッジガイド28の内側に位置するウェッジプッシャ
31が取付けられている。
【0016】上記ブレード20の先端側において、案内
筒9上面には、アライメントツール32が設けられてお
り、これは手作業により取付け・取外しができるように
なっている。このアライメントツール32は、ブレード
20の間隔を一定に保つためのブレードガイド33を有
すると共に、鉄心のスロット開口部と嵌合して鉄心の回
り止めをするコアガイド34を有し、さらにスロット内
を挿通する突起35を有し、さらにまたハンドル36を
有する構成である。なお、このアライメントツール32
とは別に、上記突起35を形成していない補助アライメ
ントツールが備えられており、これらは選択的に用いら
れるものである。
【0017】しかして、これらコイル挿入機構3および
コイル成形機構4は、そのコイル挿入機構3が鉄心7の
スロット群のうち所定領域部分(この場合ほぼ鉄心の上
半部のスロット群)と軸方向でほぼ対向し、且つコイル
成形機構4が鉄心7のスロット群の他の所定領域部分
(鉄心の下半部のスロット群)と軸方向でほぼ対向する
形態となるようにユニット化して構成されているもので
ある。なお、このユニット構成体37は、前述の下部カ
ップリング16および上部カップリング23部分で駆動
部5と分離できるようになっている。またコイル挿入機
構3は、全極数の1/2の極数に相当するコイル群を同
時に挿入するようになっている。この場合、4極であ
り、2極に相当するコイル群を同時に挿入するようにな
っている。つまり、図4に示すように、U相コイルでい
うとU1およびU2からなるコイル群が同時に挿入さ
れ、この後U3およびU4からなるコイル群が同時に挿
入されるものであり、以下V相、W相についても同様で
ある。
【0018】次に上記構成において、鉄心7に、図4に
示すような4極48スロットの巻線パターンでコイルを
挿入・成形する場合について述べる。まず、第1層目コ
イルU1,U2を挿入・成形する場合について述べる。
最初に、図1に示したように、鉄心保持具2に鉄心7を
取付ける。この時、鉄心保持具2の位置は図1の位置H
とする。また、前もって切断・成形したウェッジ(図示
せず)をウェッジガイド28相互間に挿入配置してお
く。続いて、図5に示すように、別行程で巻回したコイ
ルU1,U2を、移載治具もしくは手作業でブレード2
0間に移載し、アライメントツール32を案内筒9上に
載置する。
【0019】この後、鉄心保持部2を、図示しないモー
タの駆動によるボールねじ6の回転に基づいて矢印A方
向に移動させて図6の位置S3にまで移動させる。この
時、コアガイド34が鉄心7のスロット開口部に嵌合す
ると共にブレード20の一部が鉄心7のティース部先端
に嵌合する。
【0020】この状態で、メインシリンダ22を作動さ
せてブレードホルダ19を矢印A′方向へ移動させ、ブ
レード20の先端が鉄心7の右側の端面から若干突出す
る位置で停止させる。なお、これに伴ってストリッパ2
5も移動する。続いて、サブシリンダ27を作動させて
ストリッパ25を矢印A′方向へ移動させ、これが鉄心
7の右端面から若干突出する位置で停止する。これによ
りコイルU1,U2がスロットに挿入され、同時に、図
示しないウェッジがウェッジプッシャ31によって押さ
れてウェッジガイド28に沿って移動し、スロットに挿
入される(図7参照)。この後、アライメントツール3
2を手作業により取り外す。
【0021】次いで、鉄心保持部2を図8で示す元の位
置まで戻す。この位置で、鉄心7を180度回転させて
コイルをコイル成形機構4に対向させる。この後、前述
と同様に、コイルU3,U4をブレード20に移載する
と共に、ウェッジをウェッジガイド28に配置し、突起
35を有するアライメントツール32を配置し、鉄心保
持具2を図9に示す第1の成形位置S1に移動させる。
つまり、左側のコイルエンドを拡張機構11の拡張片1
2外側に被せる位置まで移動させる。
【0022】この後、シリンダ15を作動させて矢板1
3を矢印A′方向へ移動させ、もって、拡張片12を拡
開させる。これにて、左側のコイルエンドが外側へ押し
広げられて開き状態に成形される。次いで、矢板13を
戻して拡張片12を後退させ、そして鉄心保持具7を図
10に示す第2の成形位置S2まで移動させる。つま
り、右側のコイルエンドが拡張機構11に被さる位置ま
で移動させる。この後、前述と同様に、拡張片12を拡
開させ、右側のコイルエンドも成形する。
【0023】そして、拡張片12を後退させた後、鉄心
保持部2を、図11に示すように第3の成形位置S3に
移動させる。つまり、左側のコイルエンドを成形型部1
8に押し当ててさらに所定の開き形状に成形する。そし
て、この第3の成形位置S3のときに、前述と同様のコ
イル挿入動作を行なってコイルU3,U4をスロットに
挿入する。このようにして、コイル挿入とコイル成形と
同時に進行させて、コイルU3,U4がスロットに挿入
されたところで、鉄心保持具2を元位置Hに戻す。
【0024】この後、コイルU3,U4の成形を行なう
が、この場合、コイル挿入およびウェッジ挿入動作は行
なわないから、突起35のない補助アライメントツール
を使用する。いま、コイルU3,U4の位置を下方側へ
180度回転させるべく、鉄心7を回転させる。これに
て、コイルU3,U4がコイル成形機構4と軸方向で対
向する。しかる後、前述コイルU1,U2の成形動作と
同様の手順にて行なうものである。
【0025】次に、第2層目のコイルV1,V2,V
3,V4について挿入・成形動作を同様に行なうが、こ
の場合鉄心7を、それぞれ挿入するスロットに合わせて
回動して角度調整しておくものである。また、第3層目
のコイルW1,W2,W3,W4についてNO挿入・成
形動作を同様に行なう。
【0026】上述したコイルの挿入・成形の手順を模擬
的に示すと図12ないし図14のようになる。図12は
コイルU1,U2,U3,U4の挿入・成形の様子を示
し、図13はコイルV1,V2,V3,V4の挿入・成
形の様子を示し、図14はコイルW1,W2,W3,W
4の挿入・成形の様子を示している。
【0027】上述から理解できるように、本実施例によ
れば、コイル挿入機構3が鉄心7のスロット群のうち所
定領域部分と軸方向でほぼ対向し、且つコイル成形機構
4が鉄心7のスロット群の他の所定領域部分と軸方向で
ほぼ対向する形態であるから、一つの鉄心7に対して、
コイル挿入と、コイル成形とを同時に行なうことができ
る。すなわち、最初に、一つの鉄心7のスロット群のう
ち上半部領域部分のスロットにコイル挿入機構3により
コイルを挿入する。その後、鉄心7のスロット位置を変
えて、コイルが挿入されたスロット部分をコイル成形機
構4に対向させると共に、鉄心7の空きスロット部分を
コイル挿入装置3に対向させる。この状態では、コイル
挿入機構3により空きスロットにコイルを挿入しつつ、
同時に、スロットに挿入されているコイルをコイル成形
機構4により成形することができる。これを順次行なう
ことにより、所要数のコイルを同時に挿入・成形でき
る。従って、コイル挿入時に先のコイルが成形されてい
るから、コイル挿入が容易となる。
【0028】また、コイル挿入機構3およびコイル成形
機構4を、鉄心7と軸方向において対向する形態にユニ
ット化して構成しているから、装置全体を小形化できる
と共に重量も軽くなる。また、その設置スペースが小さ
くて済み、さらに、設置レイアウトも容易となる。
【0029】特に、これらコイル挿入機構3およびコイ
ル成形機構4は、そのコイル挿入機構3が鉄心7のスロ
ット群のうち鉄心の上半部のスロット群と軸方向でほぼ
対向し、且つコイル成形機構4が鉄心7の下半部のスロ
ット群と軸方向でほぼ対向するから、鉄心7を180度
回動させるといった簡単な段取り作業でコイル挿入と成
形との切換えができ、作業効率が良い。
【0030】さらに、コイル挿入機構3は、全極数の1
/2の極数に相当するコイル群を同時に挿入するように
なっているから、コイル挿入機構3を、全極数のコイル
群を同時に挿入する構成に比して1/2の構成部品で構
成でき、これに伴って、コイル成形機構4も1/2の構
成部品で構成できて、いわゆる全極数を同時に挿入し成
形する構成の物に比して、全体構成の簡略化に寄与でき
る。
【0031】図15は本発明の第2の実施例を示してお
り、この実施例においては、第1の実施例におけるコイ
ル挿入機構3とコイル成形機構4とのユニット構成体3
7と同様の構成のユニット構成体41,42を、可動ベ
ース43に平行状態に取付け、この可動ベース43は、
鉄心7の軸方向とほぼ直交する方向に移動し得るように
基台1に取付けられている。この場合、ボールねじ44
が図示しないモータにより回転されることにより可動ベ
ース43が矢印B方向および矢印B′方向へ移動される
ものである。なお、上述のユニット構成体41,42
は、異なる鉄心機種に対応するように構成されている。
このユニット構成体41,42は、第1の実施例の下部
カップリング16および上部カップリング23と同様の
下部カップリング(図示せず)および上部カップリング
45により駆動部2と選択的に連結されるようになって
いる。
【0032】この第2の実施例においては、回転電機の
固定子の機種が異なる場合に、その段取り作業として
は、下部カップリングおよび上部カップリング45に
て、ユニット構成体41を駆動部5から分離し、可動ベ
ース43を矢印B方向へ移動させてユニット構成体42
を鉄心保持具2と軸方向で対向させる。この後、このユ
ニット構成体42を下部カップリングおよび上部カップ
リング45にて駆動部5に連結する。この後、第1の実
施例の場合と同様にしてコイル挿入・成形を行なうもの
である。なお、この場合、作業者46は、向い側に移動
してコイル挿入・成形の作業を行なえば良い。
【0033】この第2の実施例によれば、異なる機種の
固定子の鉄心にも対応できると共に、各機種ごとのコイ
ル挿入・成形のユニット構成体について、それぞれ、小
形化できると共に重量も軽くなる。また、その設置スペ
ースが小さくて済み、可動ベースの小形化も図ることが
でき、さらに、設置レイアウトも容易となる。
【0034】図16および図17は本発明の第3の実施
例を示している。図16には、鉄心51が4極38スロ
ットで、2層巻の巻線パターンである場合を示してお
り、この実施例では、コイル成形機構52の拡張機構5
3の拡張片54を図17に示す斜め下向きとしている。
この場合、作業者は斜め上からこの部分を見ることにな
るので、人間工学的に見やすいものである。そして、こ
の実施例においては、コイル挿入・成形動作は1コイル
のみの挿入および成形動作となる。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、コイル挿入機構およびコイル成形機構を、そのコ
イル挿入機構が鉄心のスロット群のうち所定領域部分と
軸方向でほぼ対向し、且つコイル成形機構が鉄心のスロ
ット群の他の所定領域部分と軸方向でほぼ対向する形態
となるようにユニット化して構成したから、コイル挿入
とコイル成形とを同時に行なうことができ、特に、複数
巻の巻線パターンの場合には、最初に挿入したコイルを
成形しながら次層のコイルを挿入することができ、製造
性の向上を図り得、しかも、装置全体を小形化できると
共に重量も軽くでき、また、その設置スペースが小さく
て済み、さらに、設置レイアウトも容易となる。
【0036】請求項2の発明によれば、コイル挿入機構
が鉄心のほぼ上半部のスロット群と対向し、コイル成形
機構が鉄心のほぼ下半部のスロット群と対向するように
したから、簡単な段取り作業でコイル挿入と成形との切
換えができ、作業効率がさらに良くなる。請求項3の発
明によれば、コイル挿入機構が、全極数の1/2の極数
に相当するコイル群を挿入するようになっているから、
全体構成の簡略化にさらに寄与できる。請求項4の発明
によれば、鉄心保持具に保持された鉄心の軸方向と交差
する方向に移動可能な可動ベースを設け、この可動ベー
スに、コイル挿入機構およびコイル成形機構をユニット
化したユニット構成体を複数平行状態に設け、このベー
スの移動により複数のユニット構成体を択一的に鉄心と
軸方向で対向するようにしたから、異なる機種の固定子
の鉄心にも対応できると共に、各機種ごとのコイル挿入
・成形のユニット構成体について、それぞれ、小形化お
よび軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す一部破断の側面図
【図2】平面図
【図3】要部の縦断正面図
【図4】巻線パターンを示す図
【図5】挿入・成形動作説明のための一部破断の側面図
【図6】挿入・成形動作説明のための一部破断の側面図
【図7】挿入・成形動作説明のための一部破断の側面図
【図8】挿入・成形動作説明のための一部破断の側面図
【図9】挿入・成形動作説明のための一部破断の側面図
【図10】挿入・成形動作説明のための一部破断の側面
【図11】挿入・成形動作説明のための一部破断の側面
【図12】U相コイルの挿入・成形の手順を示すための
鉄心の概略正面図
【図13】V相コイルの挿入・成形の手順を示すための
鉄心の概略正面図
【図14】W相コイルの挿入・成形の手順を示すための
鉄心の概略正面図
【図15】本発明の第2の実施例を示す平面図
【図16】本発明の第3の実施例を示す巻線パターンの
【図17】要部の縦断正面図
【符号の説明】
1は基台、2は鉄心保持部、3はコイル挿入機構、4は
コイル成形機構、5は駆動部、7は鉄心、9は案内筒、
11は拡張機構、12は拡張片、18は成形型部、19
はブレードホルダ、20はブレード、25はストリッ
パ、28はウェッジガイド、29はウェッジホルダ、3
1はウェッジプッシャ、32はアライメントツール、3
7はユニット構成体、41,42はユニット構成体、4
3は可動ベース、51は鉄心、52はコイル成形機構、
53は拡張機構、54は拡張片を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットを有する鉄心を保持する鉄心保
    持具と、 鉄心のスロットにコイルを挿入するコイル挿入機構と、 スロットに挿入されたコイルを成形するコイル成形機構
    とを備え、 これらコイル挿入機構およびコイル成形機構を、そのコ
    イル挿入機構が鉄心のスロット群のうち所定領域部分と
    軸方向でほぼ対向し、且つコイル成形機構が鉄心のスロ
    ット群の他の所定領域部分と軸方向でほぼ対向する形態
    となるようにユニット化して構成したことを特徴とする
    コイル挿入・成形装置。
  2. 【請求項2】 コイル挿入機構が鉄心のほぼ上半部のス
    ロット群と対向し、コイル成形機構が鉄心のほぼ下半部
    のスロット群と対向することを特徴とする請求項1記載
    のコイル挿入・成形装置。
  3. 【請求項3】 コイル挿入機構は、全極数の1/2の極
    数に相当するコイル群を挿入するようになっていること
    を特徴とする請求項1記載のコイル挿入・成形装置。
  4. 【請求項4】 鉄心保持具に保持された鉄心の軸方向と
    交差する方向に移動可能な可動ベースを設け、この可動
    ベースに、コイル挿入機構およびコイル成形機構をユニ
    ット化したユニット構成体を複数平行状態に設け、この
    ベースの移動により複数のユニット構成体を択一的に鉄
    心と軸方向で対向するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載のコイル挿入・成形装置。
JP13496596A 1996-05-29 1996-05-29 コイル挿入・成形装置 Pending JPH09322492A (ja)

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JP13496596A JPH09322492A (ja) 1996-05-29 1996-05-29 コイル挿入・成形装置

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JP13496596A JPH09322492A (ja) 1996-05-29 1996-05-29 コイル挿入・成形装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7275299B2 (en) 2002-07-30 2007-10-02 Aisin Aw Co., Ltd. Motor manufacturing process
CN114825817A (zh) * 2022-04-20 2022-07-29 安徽皖新电机有限公司 一种单双层模具可替换式电机定子自动嵌线设备

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