JP4816335B2 - 導体チャック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多層のリング状に配置した複数の導体をチャック保持する導体チャック装置に関する。
従来から、複数のU字状導体を多層のリング状に配置し、各U字状導体のU字部を周方向に捻ることによりコイル成形を行うコイル成形装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このコイル成形装置には、同心状に配置された2組の内側リングと外側リングが備わっており、内周側に配置された内側リングと外側リングを用いて2本のU字状導体のU字部を捻るとともに、外周側に配置された内側リングと外側リングを用いて1本のU字状導体のU字部を捻るようになっている。
特開2005−211951号公報(第7−11頁、図1−10)
ところで、特許文献1に開示された従来方式を用いることにより、多数のU字状導体を規則正しく成形することができるが、コイルの仕様によっては一部のU字状導体のU字部の捻り角度を若干(例えば1スロット分)ずらす必要がある。このようなU字状導体は、それ以外のU字状導体とは別にして、上述した2組の内側リングと外側リングに挿入する必要がある。したがって、この挿入を行うためにU字状導体をチャック保持するチャック装置では、内周側に配置された内側リングと外側リングに挿入するU字状導体と、外周側に配置された内側リングと外側リングに挿入するU字状導体との間に所定の隙間をあけた状態を維持する必要がある。ところが、従来のチャック装置は、例えば特許文献1の図8および図9に示すような形状のチャック爪部(ガイド矢)を用いているため、径方向に沿ったU字状導体間の隙間を維持することができないという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、多層の複数導体をリング状に、しかも層間に隙間を設けて保持することができる導体チャック装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の導体チャック装置は、放射状に形成された案内部を有してベースとなるチャック本体部と、案内部に沿って放射状に移動可能な複数のチャック爪部と、複数のチャック爪部を放射状に移動させる駆動部とを備え、複数のチャック爪部を内径側に移動させた状態でこれら複数のチャック爪部間に複数の導体を保持する。また、チャック爪部の先端を、途中に外側に凸となる段付き部を有するテーパ形状としている。先細りとなるテーパ形状の複数のチャック爪部を用いて導体を挟んで保持する際に、その途中の段差部を挟んで径方向に複数の導体を分離することができる。したがって、多層の複数導体をリング状に、しかも層間に隙間を設けて保持することが可能になる。
また、上述したチャック爪部の先端は、周方向に沿った幅が先端になるほど細くなるテーパ形状を有し、一方の周方向側面は1つの平面で構成され、他方の周方向側面は、段付き部を除いて全体として1直線上に配置され、それぞれが平面で構成された複数の分割側面を有している。これにより、段付き部を挟んで径方向両側に形成された2つの分割側面のそれぞれで導体の周方向側面を押圧して保持することができる。
また、上述した段付き部は、外径側に配置された一の分割側面に対して段差がなく連続し、かつ、傾斜が異なる凸側面を有し、この凸側面と内径側に配置された他の分割側面との間に段差が形成されていることが望ましい。これにより、チャック爪部を放射状に内径側に移動させた際に、凸側面の内径側に形成された段差によってそれより内径側に配置された導体の外径側への移動を拘束することができるため、段差部を挟んで導体の配置を分離し、これらの間に確実に隙間を確保することができる。
また、上述した一のチャック爪部の複数の分割側面は、複数の導体を保持する際に、周方向に隣接する他のチャック爪部の対向する周方向側面と平行となるように形成されていることが望ましい。これにより、周方向に隣接する2本チャック爪部の分割側面を用いて導体を周方向に挟み込んで保持することが可能になる。
以下、本発明を適用した一実施形態の導体チャック装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、車両エアコンのコンプレッサー動力発生用に用いられる一実施形態の回転電機としての走行モータの軸方向断面図である。また、図2はステータコイルの一部をなすセグメントの斜視図である。図3は、ステータコアに設けられたスロット内におけるセグメントの収容状態を示す部分断面図である。
図1に示すように、本実施形態の走行モータ100は、ステータコア(固定子鉄心)1、ロータ2、ステータコイル(固定子巻線)3、ハウジング4、回転軸7を含んで構成されている。ステータコア1は、ハウジング4の周壁内周面に固定される。ステータコイル3は、ステータコア1の各スロットに巻装されている。ロータ2は、ハウジング4に回転自在に支持された回転軸7に固定されたIPM型ロータであり、ステータコア1の内径側に配置されている。ステータコイル3は、三相電機子巻線であって、外部のバッテリに接続された三相インバータから給電されている。
この走行モータ100は、二次電池車又は燃料電池車又はハイブリッド車の車両エアコンのコンプレッサー動力を発生する永久磁石型三相ブラシレスDCモータ(同期モータ)であるが、モータ構造としては、公知の種々の形式に置換可能である。このような種々の形式の同期機自体は周知であるので動作原理についての詳細な説明は省略する。
ステータコイル3は、図2に示す所定形状(U字状)の電気導体としてのセグメント33をステータコア1の一方の端面側からステータコア1の各スロットに挿通し、スロットから各セグメント33の飛び出し端部をステータコア1の他方の端面側に必要な長さだけ突出させ、各セグメント33の飛び出し端部を周方向にほぼ電気角でπ/2だけそれぞれ捻り、各セグメント33の飛び出し端部の先端部(接合部)を所定の組み合わせで溶接して構成されている。セグメント33は、溶接部分すなわち上記飛び出し端部の先端部(端部先端部ともいう)を除いて樹脂皮膜(絶縁皮膜)で被覆された長板U字形状を有している。
なお、図1に示すように、本実施形態のステータコイル3では、内周側に配置されたセグメントセットS1と外周側に配置されたセグメントセットS2のそれぞれが図2に示す大小のセグメント33を組み合わせた構造を有している(図3)。
次に、2本のセグメント33からなるセグメントセットS1(セグメントセットS2についても同様である)の詳細を更に詳しく説明する。セグメントセットS1は、ほぼU字状のターン部としての頭部と、この頭部の両端から直線的に伸びてスロットに収容されている一対のスロット導体部と、両スロット導体部の先端からそれぞれ伸びる一対の飛び出し端部とをそれぞれ有する2つのセグメント33からなっている。これら2つのセグメント33において、小さい方を小セグメント332、この小セグメント332を囲む大きい方を大セグメント331と称する。なお、ステータコア1の各スロット35に挿入される前の状態では、周方向に捻られた飛び出し端部が形成されておらず、スロット導体部と飛び出し端部に相当する部分が直線部を形成している。
ステータコイル3は、ステータコア1の一方の端面側に全体としてリング状に存在する第一のコイルエンド部(頭部側コイルエンド部)31と、ステータコア1の他方の端面側に全体としてリング状に存在する第二のコイルエンド部(端部側コイルエンド部)32と、スロット内に存在するスロット導体部とに区分される。つまり、図1において、頭部側コイルエンド31は、各セグメント33の上記頭部により構成され、端部側コイルエンド32は各セグメント33の上記飛び出し端部により構成されている。
大セグメント331は、スロット導体部331a、331bと、頭部331cと、飛び出し端部331f、331gとを有する。飛び出し端部331f、331gの先端部33
1d、331eは、接合部分であるので端部先端部又は接合部とも称する。
小セグメント332は、スロット導体部332a、332bと、頭部332cと、飛び出し端部332f、332gとを有する。飛び出し端部332f、332gの先端部332d、332eは、接合部分であるので端部先端部又は接合部とも称する。
符号「’」は、図示しない大セグメント331または小セグメント332の符号「’」がない部分と同じ部分を示す。したがって、図2では、互いに径方向に隣接する接合部332dと接合部331d’とが溶接され、互いに径方向に隣接する接合部332eと接合部331e’とが溶接されている。
図2では、最内層のスロット導体部331aと中内層のスロット導体部332aが、ステータコア1の一のスロット35に収容される場合、同じ大セグメント331および小セグメント332の最外層のスロット導体部331bと中外層のスロット導体部332bは、この一のスロット35から所定奇数磁極ピッチT(たとえば1磁極ピッチ(電気角度π))離れた他のスロット35に収容される。小セグメント332の頭部332cは大セグメント331の頭部331cに囲まれるようにして配置されている。
ステータコア1の各スロット35におけるセグメントの配置状態を図3を用いて説明する。各スロット35には径方向に沿って8個の導体収容位置P1〜P8が設定され、各導体収容位置P1〜P8にはそれぞれ1本のスロット導体部が収容されている。各スロット35は、上述した2つのセグメントセットS1、S2を径方向へ順番に収容し、導体収容位置P1〜P4はセグメントセットS1を、導体収容位置P5〜P8はセグメントセットS2を収容している。
内側のセグメントセットS1を一例として詳しく説明すると、最内層のスロット導体部331aはステータコア1のスロット35の径方向最内側に配置され、以下、径方向外側へ順に、中内層のスロット導体部332a、中外層のスロット導体部332b’、最外層のスロット導体部331b’の順に配置され、結局、各スロット35はセグメントセットS1に関して4本のスロット導体部を4層1列に収容する。図3において、スロット導体部331b’、332b’は、スロット導体部332a、331aをもつ大セグメント331、小セグメント332とは異なる大セグメント331、小セグメント332に属している。セグメントセットS2は上記と同様の配置を有している。図4は、大セグメント331と小セグメント332とからなるセグメントセットS1をスロット35に挿入する状態を示す図である。
ところで、上述した2つのセグメントセットS1、S2に含まれる頭部331c、332cは、所定形状の捻り装置を用いて同時に成形される。図5は、捻り装置の平面図である。図6は、捻り装置にセグメントセットS1の一部をセットする状態を示す図であり、一組のセグメントセットS1に対応する部分のみが示されている。
図5に示すように、捻り装置200は、同心状に配置された円筒形状の4つの捻り治具210、220、230、240を備えている。内周側に配置された2つの捻り治具210、220は、内周側のセグメントセットS1に対応している。セグメントセットS1に含まれる大セグメント331と小セグメント332の一方のスロット導体部331a、332aは、捻り治具210に形成された挿入部212に挿入される。また、セグメントセットS1に含まれる大セグメント331と小セグメント332の他方のスロット導体部331b、332bは、捻り治具220に形成された挿入部222に挿入される。同様に、外周側のセグメントセットS2の各スロット導体部が捻り治具230、240の各挿入部232、242に挿入される。このようにしてセグメント33(大セグメント331、小セグメント332)が挿入された状態で各捻り治具210、220、230、240を回転させることにより、大セグメント331の頭部331cと小セグメント332の頭部332cの成形が行われる。
ところで、ほとんどのセグメント33(大セグメント331、小セグメント332)の頭部331c、332cは、規則正しく周方向に同じ角度で成形されるが、一部のセグメント33については周方向の角度が若干変更されている。例えば、電気角で30度異なる2本の相巻線を直列接続する場合などには、1スロット分頭部331c、332cの周方向の角度が変更された変則のセグメント33が用いられる。巻線仕様によるが、このような変則のセグメント33が所定本数用いられる。
このような変則のセグメント33を図5および図6に示した捻り治具210、220、230、240に挿入して頭部331c、332cを所定形状に成形する場合には、他の規則的なセグメント33とは別に捻り治具210等に挿入する必要がある。変則的なセグメント33の頭部331c、332cを例えば1スロット分前工程で周方向に捻って成形しておく必要があるからである。このようにして変則的なセグメント33を別に捻り治具210、220、230、240に挿入する場合には、セグメントセットS1とS2の間に、捻り治具220の挿入部222と捻り治具230の挿入部232との間に存在するこれらの捻り治具220、230の径方向肉厚部分に相当する隙間を空けた状態でセグメントセットS1、S2を保持する必要がある。
次に、セグメントセットS1、S2の間に所定の隙間を確保した状態でセグメント33を保持する導体チャック装置について説明する。図7は、導体チャック装置の主要部の縦断面図である。また、図8は導体チェック装置の部分的な形状を示す平面図である。本実施形態の導体チャック装置400は、位置が固定されてベースとなるチャック本体部410と、チャック本体部410に形成された放射状の案内部としての案内溝に収容されて径方向に移動可能な複数本のチャック爪部420と、チャック爪部420を径方向に移動させるカム430と、カム430を回転駆動する駆動部440とを備えている。この駆動部440とカム430の両方が特許請求の範囲における駆動部に対応する。
チャック爪部420のそれぞれにはカム430側に突出するピン421が取り付けられている。カム430は、複数のチャック爪部420のそれぞれに取り付けられたピン421が1対1に対応するカム溝431を有している。これらのカム溝431は、チャック爪部420のピン421を収納可能な幅を有し、チャック本体部410に形成された放射状の案内溝に対して所定の角度(例えば45°)をなす向きを有している。カム430を回転させることによりカム溝431内をピン421が移動する。ピン421が取り付けられたチャック爪部420は、チャック本体部410の案内溝に沿って移動可能であり、カム430の回転に合わせてチャック爪部420が案内溝に沿って径方向内側あるいは外側に移動する。
図9は、チャック爪部420の詳細な先端形状を示す図である。また、図10はチャック爪部420によってセグメントセットS1、S2を保持する動作の概略を示す図である。図11は、セグメントセットS1、S2の詳細な保持状態を示す図である。
図9に示すように、チャック爪部420は、先端が周方向に沿った幅が先細りとなるテーパ形状を有し、一方の側面の途中に他方の側面と平行となる平行部を有している。具体的には、一方の側面420Gに対し、他方の側面が分割側面420A、420C、420D、420Fによって構成されている。側面420Gおよび各分割側面420A、420C、420D、420Fは、それぞれが平面で構成されている。2つの分割側面420A、420Dは、間に平行部を形成する分割側面420Cを挟んで一直線上に配置されている。また、これら1直線上に配置された2つの分割側面420A、420Dは、セグメントセットS1、S2を保持する際に、隣接する他のチャック爪部420の側面420Gと平行になる向きに形成されている。さらに、分割側面420Cと分割側面420Dは連続しており、分割側面420Cと分割側面420Aの間には段差部420Bが存在する。分割側面420Dと分割側面420Fの間にも段差部420Eが存在する。分割側面420Cと段差部420Bによって区画される部分が、外側に凸となる段付き部を形成している。また、分割側面420Cが特許請求の範囲における凸側面に対応する。
このような形状を有するチャック爪部420は、セグメントセットS1、S2を保持する前は径方向外側(図10において右側)に待避した状態にある。この状態でカム430を回転駆動し、カム430に形成されたカム溝341を反時計回り方向に回転させることにより、チャック爪部420の先端を径方向内側(図10において左側、正確には、チャック爪部420の長手方向に沿った向きに図示しない案内溝が形成されており、この案内溝に沿って左側方向)に移動させ、セグメントセットS1、S2を構成する合計8本のスロット導体部(導体)を保持する。このとき、一方のセグメントセットS1を構成する4本のスロット導体部が、一のチャック爪部420の分割側面420Aと、隣接する他のチャック爪部420の側面420Gによって周方向に挟み込まれて保持される。また、他方のセグメントセットS2を構成する4本のスロット導体部が、一のチャック爪部420の分割側面420Dと、隣接する他のチャック爪部420の側面420Gによって周方向に挟み込まれて保持される。なお、2つの側面420A、420D間には分割側面420Cと段差部420Bが存在するため、セグメントセットS1の径方向外側端部(右側端部)の位置が段差部420Bで規制されるとともに、セグメントセットS2の径方向内側端部(左側端部)の位置が側面420Cの右側端部で規制され、セグメントセットS1、S2の間には側面420Cに対応する距離が確保される。
なお、2本のチャック爪部420によって保持されるセグメントセットS1に含まれる4本のスロット導体部は、1つのセグメントセットS1に含まれる場合の他、2つのセグメントセットS1に含まれる場合が考えられる。例えば、1スロット分前工程で周方向に捻って成形した変則的なセグメントセットS1を、それ以外の規則的なセグメントセットS1と組み合わせるために保持する場合には、2本のチャック爪部420によって保持されるセグメントセットS1に対応する4本のスロット導体部は、内径側の2本と外径側の2本のそれぞれが別々のセグメントセットS2に属することになる。セグメントセットS2についても同様である。すなわち、2つのセグメントセットS1、S2を周方向に沿って投影したときに、2つのセグメントセットS1、S2の間に径方向に沿った隙間を確保できるものであれば、各セグメントセット内のスロット導体部の配置は保持の際に周方向にずれていてもよい。
このように、本実施形態の導体チャック装置400では、先細りとなるテーパ形状の複数のチャック爪部420を用いて導体を挟んで保持する際に、その途中の段差部を挟んで径方向に複数の導体を分離することができる。したがって、多層の複数導体をリング状に、しかも層間に隙間を設けて保持することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。上述した実施形態では、2つのセグメントセットS1、S2の間に隙間を設けるようにしたが、3組以上のセグメントセットの間に隙間を設ける場合にも本発明を適用することができる。また、チャック爪部420の側面420Gと分割側面420Cを平行に形成したが、必ずしも平行である必要はない。また、側面420Cには、スロット導体部が接しないため、必ずしも平面である必要はなく、曲面としてもよい。
また、上述した実施形態では、各セグメントセットを2本のU字状のセグメントで構成した場合について説明したが、各セグメントセットを1本のU字状のセグメントで構成したり、1本以上の直線状のセグメントで構成するようにしてもよい。また、上述した実施形態では、チャック爪部420の一方の側面420Gを1つの平面としたが、他方の側面に形成された分割側面420Cと段差部420Bからなる凸形状を側面420G側にも設けるようにしてもよい。
車両エアコンのコンプレッサー動力発生用に用いられる一実施形態の回転電機としての走行モータの軸方向断面図である。 ステータコイルの一部をなすセグメントの斜視図である。 ステータコアに設けられたスロット内におけるセグメントの収容状態を示す部分断面図である。 大セグメントと小セグメントとからなるセグメントセットをスロットに挿入する状態を示す図である。 捻り装置の平面図である。 捻り装置にセグメントセットの一部をセットする状態を示す図である。 導体チャック装置の主要部の縦断面図である。 導体チェック装置の部分的な形状を示す平面図である。 チャック爪部の詳細な先端形状を示す図である。 チャック爪部によってセグメントセットを保持する動作の概略を示す図である。 セグメントセットの詳細な保持状態を示す図である。
符号の説明
1 ステータコア
2 ロータ
3 ステータコイル
4 ハウジング
7 回転軸
33 セグメント
100 モータ
331 大セグメント
332 小セグメント
400 導体チャック装置
410 チャック本体部
420 チャック爪部
420A、420C、420D、420F 分割側面
420B、420E 段差部
420G 側面
421 ピン
430 カム
431 カム溝
440 駆動部

Claims (3)

  1. 放射状に形成された案内部を有してベースとなるチャック本体部と、前記案内部に沿って放射状に移動可能な複数のチャック爪部と、前記複数のチャック爪部を放射状に移動させる駆動部とを備え、前記複数のチャック爪部を内径側に移動させた状態でこれら複数のチャック爪部間に複数の導体を保持する導体チャック装置において、
    前記チャック爪部の先端、途中に外側に凸となる段付き部を有し、周方向に沿った幅が先端になるほど細くなるテーパ形状を有し、
    一方の周方向側面は、1つの平面で構成され、
    他方の周方向側面は、前記段付き部を除いて全体として1直線上に配置され、それぞれが平面で構成された複数の分割側面を有することを特徴とする導体チャック装置。
  2. 請求項1において、
    前記段付き部は、外径側に配置された一の前記分割側面に対して段差がなく連続し、かつ、傾斜が異なる凸側面を有し、この凸側面と内径側に配置された他の前記分割側面との間に段差が形成されていることを特徴とする導体チャック装置。
  3. 請求項1において、
    一の前記チャック爪部の前記複数の分割側面は、前記複数の導体を保持する際に、周方向に隣接する他の前記チャック爪部の対向する前記周方向側面と平行となるように形成されていることを特徴とする導体チャック装置。
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