JPH09322194A - 各種テレビジョン方式兼用映像機器の兼用デバイス制御回路 - Google Patents

各種テレビジョン方式兼用映像機器の兼用デバイス制御回路

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JPH09322194A
JPH09322194A JP15486396A JP15486396A JPH09322194A JP H09322194 A JPH09322194 A JP H09322194A JP 15486396 A JP15486396 A JP 15486396A JP 15486396 A JP15486396 A JP 15486396A JP H09322194 A JPH09322194 A JP H09322194A
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JP
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signal
circuit
color
frequency
secam
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JP15486396A
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Masayuki Otawara
正幸 大田原
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Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 くし型フィルタ10やクロックジェネレータ
12などの兼用デバイスを、入力信号に対応したモード
に自動的に切り換え設定すること。 【解決手段】 NTSC、PAL、SECAM方式のう
ちのSECAM方式を含む2種以上の複合映像信号を入
力信号とする各種テレビジョン方式兼用映像機器におい
て、垂直同期周波数判別回路33、色副搬送波周波数が
3.58MHz、4.43MHz又は設定値に対して高
低を繰り返すトグルのいずれであるかを判別する色副搬
送波周波数判別回路35、SECAM判別回路40、切
換制御信号で対応したモードに設定される兼用デバイス
及びカラースタンダード判別・制御回路42を具備し、
カラースタンダード判別・制御回路42が判別回路3
3、35、40の判別信号に基づいて兼用デバイスに切
換制御信号を出力することによって、入力信号の方式に
従って兼用デバイスを対応したモードに自動設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NTSC、PA
L、SECAM方式のうちのSECAM方式を含む2種
以上の複合映像信号を入力信号とする各種テレビジョン
方式兼用映像機器(例えばNTSC/PAL/SECA
M兼用映像機器やPAL/SECAM兼用映像機器、以
下単に各種テレビジョン方式兼用映像機器という)にお
いて、入力信号の方式を判別してくし型フィルタやクロ
ックジェネレータなどの兼用デバイスを対応したモード
に設定する制御回路に関するものである。ここでNTS
C方式とは日本やアメリカで用いられているカラーテレ
ビジョン(以下、カラーTVという)標準方式を表し、
PAL方式とは西ヨーロッパで用いられているカラーT
V標準方式を表し、SECAM方式とはフランスやロシ
アなどで用いられているカラーTV標準方式を表し、垂
直同期信号周波数、色副搬送波周波数、カラーバースト
(色同期信号)判別結果については図5に示すような相
違がある。
【0002】
【従来の技術】各種テレビジョン方式兼用映像機器にお
いて、外部からの切換制御信号で入力信号の方式に対応
したモードに設定される兼用デバイス(例えばくし型フ
ィルタやクロックジェネレータ)を用いる場合、従来は
手動によって、この兼用デバイスのモードを対応したテ
レビジョン方式に切り換えるようにしていた。
【0003】例えば、輝度信号処理回路と色信号処理回
路の前段にくし型フィルタ及びクロックジェネレータな
どの兼用デバイスを設けたNTSC/PAL/SECA
M兼用映像機器においては、くし型フィルタは、入力信
号がSECAM方式の複合映像信号(以下、SECAM
信号という)のときには手動でスルーモードに切り換え
られ、入力信号がNTSC方式やPAL方式の複合映像
信号(以下、NTSC/PAL信号という)のときには
手動でコムモードに切り換えられていた。また、入力信
号がNTSC方式の複合映像信号(以下、NTSC信号
という)のときと、PAL方式の複合映像信号(以下P
AL信号という)のときとの1ライン遅延モードと2ラ
イン遅延モード切り換えも手動で行われていた。
【0004】また、クロックジェネレータは、入力信号
中の色信号の色副搬送波周波数が3.58MHzのとき
(例えば3.58NTSC信号のとき)には、手動で対
応した色副搬送波周波数Fsc(=3.58MHz)の
4倍(4Fsc)のクロックを出力するモードに切り換
えられ、4.43MHzのとき(例えば4.43NTS
C信号やPAL信号のとき)には、手動で対応した色副
搬送波周波数Fsc(=4.43MHz)の4倍(4F
sc)のクロックを出力するモードに切り換えられてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
モード切換型のくし型フィルタやクロックジェネレータ
などの兼用デバイスを使用した従来例では、スルーモー
ドとコムモードの切り換え、遅延モードの切り換え、発
生するクロック周波数(4Fsc)の切り換えが手動で
行なわれていたので、切り換え操作が煩雑になるという
問題点があった。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みなされたもの
で、各種テレビジョン方式兼用映像機器において、入力
信号の方式を判別し、外部からの切換制御信号で入力信
号の方式に対応したモードに設定される兼用デバイス
(例えば、くし型フィルタやクロックジェネレータ)
を、自動的に対応したモードに設定することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の兼用デ
バイス制御回路に係る発明は、各種テレビジョン方式兼
用映像機器において、入力信号中の垂直同期信号の周波
数を判別する垂直同期周波数判別回路と、入力信号中の
色信号の色副搬送波周波数が3.58MHz、4.43
MHz又は設定値に対して高低を繰り返すトグルのいず
れであるかを判別する色副搬送波周波数判別回路と、入
力信号がSECAM信号であるか否かを判別するSEC
AM判別回路と、外部からの切換制御信号で入力信号の
方式に対応したモードに設定される兼用デバイスと、垂
直同期周波数判別回路、色副搬送波周波数判別回路及び
SECAM判別回路の判別信号に基づいて、兼用デバイ
スに切換制御信号を出力するカラースタンダード判別・
制御回路とを具備してなることを特徴とするものであ
る。
【0008】垂直同期周波数判別回路が垂直同期信号の
周波数を60Hzと判別したときは、入力信号が3.5
8NTSC方式か4.43NTSC方式の信号のときで
あり、この場合、色副搬送波周波数判別回路が色副搬送
波周波数を3.58MHzと判別したときは、入力信号
が3.58NTSC方式のときであり、4.43MHz
と判別したときは、入力信号が4.43NTSC方式の
ときであるので、カラースタンダード判別・制御回路
は、これらを判別して切換制御信号を兼用デバイスに出
力し、兼用デバイスを対応したモードに設定する。
【0009】垂直同期周波数判別回路が垂直同期信号の
周波数を50Hzと判別したときは、入力信号がPAL
方式、SECAM方式又はモノクロのときである。この
場合、色副搬送波周波数判別回路によって色副搬送波周
波数が4.43MHzであると判別されたときは、入力
信号がPAL方式のときであり、色副搬送波周波数が設
定値に対して高低を繰り返すトグルであると判別された
ときは、入力信号がSECAM方式又はモノクロのとき
である。この場合、SECAM判別回路がSECAM信
号有と判別したときは、入力信号がSECAM方式のと
きであり、SECAM判別回路がSECAM信号無と判
別したときは、入力信号がモノクロのときである。カラ
ースタンダード判別・制御回路は、これらを判別して兼
用デバイスを対応したモードに設定する。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、必要とする構成部品数を少なくするために、垂直同
期周波数判別回路と色副搬送波周波数判別回路を輝度信
号処理回路及びNTSC/PAL色信号処理回路ととも
にメインチップ上に一体に構成し、SECAM判別回路
をSECAM色信号処理回路とともにサブチップ上に一
体に構成する。
【0011】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、兼用デバイスがくし型フィルタとクロックジェネレ
ータからなり、このくし型フィルタは、入力信号がSE
CAM信号のときにはそのままY出力とするスルーモー
ドに切り換えられ、入力信号がNTSC/PAL信号の
ときには輝度信号と色信号に分離してY出力とC出力と
するコムモードに切り換えられ、かつ入力信号がNTS
C信号かPAL信号かで1ライン遅延モードと2ライン
遅延モードに切り換えられるように構成され、クロック
ジェネレータは、入力信号中の色信号の色副搬送波周波
数が3.58MHzか4.43MHzかで発生するクロ
ックの周波数を切り換えてくし型フィルタに出力するよ
うに構成され、くし型フィルタのY、C出力をメインチ
ップの入力とし、くし型フィルタのY出力をサブチップ
の入力としてなるものである。
【0012】請求項4に記載の兼用デバイス制御回路に
係る発明は、各種テレビジョン方式兼用映像機器におい
て、入力信号中の垂直同期信号の周波数を判別する垂直
同期周波数判別回路と、入力信号中の色信号の色副搬送
波周波数が3.58MHz、4.43MHz又は設定値
に対して高低を繰り返すトグルのいずれであるかを判別
する色副搬送波周波数判別回路と、外部からの切換制御
信号で入力信号の方式に対応したモードに設定される兼
用デバイスと、垂直同期周波数判別回路及び色副搬送波
周波数判別回路の判別信号に基づいて、兼用デバイスに
切換制御信号を出力するカラースタンダード判別・制御
回路とを具備してなることを特徴としてなるものであ
る。
【0013】垂直同期周波数判別回路が垂直同期信号の
周波数を60Hzと判別したときは、入力信号が3.5
8NTSC方式か4.43NTSC方式の信号のときで
ある。この場合、色副搬送波周波数判別回路によって色
副搬送波周波数が3.58MHzであると判別されたと
きは、入力信号が3.58NTSC方式のときであり、
色副搬送波周波数が4.43MHzであると判別された
ときは、入力信号が4.43NTSC方式のときである
ので、カラースタンダード判別・制御回路は、これらを
判別して兼用デバイスを対応したモードに設定する。
【0014】垂直同期周波数判別回路が垂直同期信号の
周波数を50Hzと判別したときは、入力信号がPAL
方式、SECAM方式又はモノクロのときである。この
場合、色副搬送波周波数判別回路によって色副搬送波周
波数が4.43MHzであると判別されたときは、入力
信号がPAL方式のときであり、色副搬送波周波数が設
定値(例えば4.325MHz)に対して高低を繰り返
すトグル状態(例えば4.40MHzと4.25MHz
又は4.43MHzと3.58MHzを繰り返す状態)
であると判別されたときは、入力信号がSECAM方式
またはモノクロ信号のときであるので、カラースタンダ
ード判別・制御回路は、これらを判別して兼用デバイス
を対応したモードに設定する。
【0015】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、必要とする構成部品数を少なくするために、垂直同
期周波数判別回路と色副搬送波周波数判別回路を輝度信
号処理回路及びNTSC/PAL色信号処理回路ととも
にメインチップ上に一体に構成し、サブチップ上にSE
CAM色信号処理回路を構成する。
【0016】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、兼用デバイスがY/C分離回路とクロックジェネレ
ータからなり、このY/C分離回路は、入力信号がNT
SC信号かPAL信号かで1ライン遅延モードと2ライ
ン遅延モードに切り換えられるように構成され、クロッ
クジェネレータは、入力信号中の色信号の色副搬送波周
波数が3.58MHzか4.43MHzかで発生するク
ロック周波数を切り換えてY/C分離回路に出力するよ
うに構成され、Y/C分離回路のY、C出力をメインチ
ップの入力とし、Y/C分離回路の前段から取り出した
入力信号をサブチップの入力としてなるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】図1を用いて本発明の一実施形態
例を説明する。図1において、10は3ラインのくし型
フィルタ、12はクロックジェネレータで、これらは外
部からの切換制御信号で入力信号の方式に対応したモー
ドに設定される兼用デバイスの一例ある。
【0018】前記くし型フィルタ10は、Y/C分離回
路14と切換回路16で構成され、入力信号がNTSC
/PAL信号のときには、切換回路16をコム側(コム
モード側)に接続してY/C分離回路14で分離された
輝度信号と色信号をY出力とC出力とし、入力信号がS
ECAM信号のときには、切換回路16をスルー側(ス
ルーモード側)に接続して入力信号をそのままY出力と
する。切換回路16の切り換えは、外部から供給される
切換制御信号aによって行われる。
【0019】前記Y/C分離回路14は、2つの1ライ
ン遅延回路18、20、切換回路22、加算回路24及
び減算回路26からなり、NTSC信号(又はPAL信
号)の色副搬送波の位相が1ライン毎(又は2ライン
毎)に反転していることを利用し、1ライン(又は2ラ
イン)前のデータと現ラインのデータとを加算して2で
割って色成分を消してY(輝度)信号を得、減算して2
で割って色成分のみを残してC(色)信号を得、Y信号
とC信号を分離するようにしていた。NTSC信号とP
AL信号の切り換えは、外部から供給される切換制御信
号(NT/PL)−1による切換回路22の切り換えで
行われる。
【0020】前記クロックジェネレータ12は、外部か
らの切換制御信号(NT/PL)−2によってFscを
3.58MHzとするための水晶振動子13とFscを
4.43MHzとするための水晶振動子15の一方を選
択する切換回路17と、APC(自動位相制御)回路1
9とを主体としてなり、このAPC回路19は、入力信
号中のカラーバーストと位相を同期させ、切換回路17
で選択された周波数に対応した周波数4Fscのサンプ
リング用クロックを発生して前記Y/C分離回路14に
出力するように構成されている。Fscは色副搬送波周
波数を表す。
【0021】28、30はIC(集積回路)で構成され
たメインチップ、サブチップである。前記メインチップ
28内には、輝度信号処理回路32、垂直同期周波数判
別回路33、NTSC/PAL色信号処理回路34及び
色副搬送波周波数判別回路35が形成され、前記サブチ
ップ30内には、SECAM色信号処理回路38及びS
ECAM判別回路40が形成されている。
【0022】前記輝度信号処理回路32は、前記くし型
フィルタ10のY出力中のNTSC、PAL、SECA
M方式の輝度信号の処理を行ってY信号を出力するよう
に構成されている。前記垂直同期周波数判別回路33
は、前記くし型フィルタ10のY出力中の垂直同期信号
の周波数(垂直走査周波数)が60Hzであるか50H
zであるかを判別してH/Lレベルの判別信号を出力す
るように構成されている。前記NTSC/PAL色信号
処理回路34は、前記くし型フィルタ10のC出力中の
NTSC、PAL方式の色信号の復調処理を行って色差
信号R−Y、B−Yを出力するように構成されている。
【0023】前記色副搬送波周波数判別回路35は、前
記くし型フィルタ10のC出力中のNTSC、PAL方
式の色信号の色副搬送波周波数が3.58MHz、4.
43MHz又は設定値(例えば4.325MHz)に対
して高低を繰り返すトグル状態(例えば4.40MHz
と4.25MHz又は4.43MHzと3.58MHz
を繰り返す状態)のいずれであるかを判別して、継続し
たHレベル、継続したLレベル、HレベルとLレベルを
繰り返すトグルの判別信号を出力するように構成されて
いる。
【0024】前記SECAM色信号処理回路38は、前
記くし型フィルタ10のY出力中のSECAM方式の色
信号の復調処理を行って色差信号R−Y、B−Yを出力
するように構成されている。前記SECAM判別回路4
0は、前記くし型フィルタ10のY出力中にSECAM
信号が有るか否かを判別してH/Lレベルの判別信号を
出力するように構成されている。
【0025】42はカラースタンダード判別・制御回路
で、このカラースタンダード判別・制御回路42は、前
記垂直同期周波数判別回路33と前記色副搬送波周波数
判別回路35の判別信号に基づいて、前記Y/C分離回
路14にHレベル又はLレベルの切換制御信号(NT/
PL)−1を出力する第1の機能と、前記クロックジェ
ネレータ12にHレベル又はLレベルの切換制御信号
(NT/PL)−2を出力する第2の機能とを具備する
とともに、前記SECAM判別信号の判別信号に基づい
て前記切換回路16にHレベル又はLレベルの切換制御
信号aを出力する第3の機能とを具備するように構成さ
れている。
【0026】つぎに、図2及び図3を用いて図1の作用
を説明する。説明の便宜上、A:入力信号に対応してく
し型フィルタ10がコムモードとスルーモードに切り換
えられる作用、B:入力信号に対応してY/C分離回路
14が1ライン遅延モードと2ライン遅延モードに切り
換えられる作用、C:入力信号中の色信号の色副搬送波
周波数が3.58MHzか4.43MHzかによってク
ロックジェネレータから出力するサンプリング用クロッ
クの周波数が切り換えられる作用に分けて説明する。
【0027】A:くし型フィルタ10のモード切換作用 (イ)まず、くし型フィルタ10の切換回路16がコム
側に接続されているときにSECAM信号が入力して、
切換回路16がスルー側に自動的に切り換えられる作用
について説明する。
【0028】SECAM信号はライン毎に色副搬送波の
周波数が4.25MHzと4.40MHzに変わるの
で、SECAM信号に対してはくし型フィルタ10が成
立せず、Y、C信号に分離されない。このため、くし型
フィルタ10の切換回路16がコム側のときにSECA
M信号が入力すると、このSECAM信号がY出力側を
介してSECAM判別回路40に入力し、カラースタン
ダード判別・制御回路42は、図2に示すように、SE
CAM信号有のHレベルの判別信号に基づく切換制御信
号a(Lレベル)によって、切換回路16をコム側から
スルー側に切り換える。
【0029】(ロ)つぎに、くし型フィルタ10の切換
回路16がスルー側に接続されているときにNTSC/
PAL信号が入力して、切換回路16がコム側に自動的
に切り換えられる作用について説明する。
【0030】くし型フィルタ10がスルーモードのとき
にNTSC/PAL信号が入力すると、このNTSC/
PAL信号がくし型フィルタ10のY出力側を介してS
ECAM判別回路40に入力する。このため、カラース
タンダード判別・制御回路42は、図2に示すように、
SECAM信号無の判別信号(Lレベル)に基づく切換
制御信号a(Hレベル)によって、くし型フィルタ10
の切換回路16をスルー側からコム側に自動的に切り換
える。
【0031】(ハ)つぎに、前記(イ)(ロ)によっ
て、くし型フィルタ10が入力信号の方式に対応したス
ルーモード、コムモードに切り換えられた後の作用、又
は最初から入力信号の方式に対応したスルーモード、コ
ムモードになっているときの輝度信号処理及び色信号処
理の作用について説明する。
【0032】まず、くし型フィルタ10がスルーモー
ドのときにSECAM信号が入力した場合の作用につい
て説明する。入力したSECAM信号は、くし型フィル
タ10のY出力側を介してメインチップ28内の輝度信
号処理回路32に入力するとともに、サブチップ30内
のSECAM色信号処理回路38及びSECAM判別回
路40に入力する。
【0033】輝度信号処理回路32で処理された輝度信
号Yと、SECAM色信号処理回路38で色復調された
色差信号R−Y、B−Yとは、後段のマトリックス回路
(図示省略)でR、G、B信号に変換され表示装置に供
給され、カラー画像が表示される。また、SECAM判
別回路40からはSECAM信号有の判別信号が出力し
ているので、切換回路16がスル側からコム側に切り換
わることがない。
【0034】つぎに、くし型フィルタ10がコムモー
ドのときにNTSC/PAL信号が入力した場合の作用
について説明する。入力したNTSC/PAL信号は、
くし型フィルタ10のY/C分離回路14でY信号とC
信号に分離され、Y信号はY出力側を介してメインチッ
プ28内の輝度信号処理回路32に入力するとともに、
サブチップ30内のSECAM色信号処理回路38及び
SECAM判別回路40に入力する。
【0035】輝度信号処理回路32で処理された輝度信
号Yと、NTSC/PAL色信号処理回路34で色復調
された色差信号R−Y、B−Yとは、後段のマトリック
ス回路(図示省略)でR、G、B信号に変換され表示装
置に供給され、カラー画像が表示される。また、SEC
AM判別回路40からはSECAM信号無の判別信号が
出力しているので、切換回路16がコム側からスルー側
に切り換わることがない。
【0036】B:Y/C分離回路14の遅延モード切換
作用 (イ)まず、入力信号がNTSC信号又はPAL信号
で、くし型フィルタ10がコムモードの場合について説
明する。コムモードのときは、入力信号はY/C分離回
路14によって輝度信号と色信号に分離され、この輝度
信号がY出力側を介して垂直同期周波数判別回路33に
入力し、色信号がC出力側を介して色副搬送波周波数判
別回路35に入力する。
【0037】入力信号がNTSC信号のとき(3.58
NTSCと4.43NTSCの場合)には、垂直同期信
号の周波数が60Hzなので、カラースタンダード判別
・制御回路42は、図2に示すように、色副搬送波周波
数判別回路35の判別信号に関係無く、垂直同期周波数
判別回路33のHレベルの判別信号に基づいて、Hレベ
ルの切換制御信号(NT/PL)−1を切換回路22に
出力してNT側とし、Y/C分離回路14を1ライン遅
延モード(NTSCモード)とする。
【0038】入力信号がPAL信号のときには、垂直同
期信号の周波数が50Hzで、かつ色副搬送波周波数が
4.43MHzなので、カラースタンダード判別・制御
回路42は、図2に示すように、垂直同期周波数判別回
路33のLレベルの判別信号と色副搬送波周波数判別回
路35のLレベルの判別信号とに基づいて、Lレベルの
切換制御信号(NT/PL)−1を切換回路22に出力
してPL側とし、Y/C分離回路14を2ライン遅延モ
ード(PALモード)とする。
【0039】(ロ)ついで、入力信号がSECAM信号
で、くし型フィルタ10がスルーモードの場合について
説明する。SECAM信号はライン毎に色副搬送波の周
波数が変わるので、SECAM信号に対してはくし型フ
ィルタ10が成立せず、Y、C信号に分離されない。こ
のため、入力したSECAM信号は、Y/C分離回路1
4をスルーし、Y出力側を介して垂直同期周波数判別回
路33及びSECAM判別回路40に入力するととも
に、くし型フィルタ10のC出力側を介して色副搬送波
周波数判別回路35に入力する。
【0040】したがって、カラースタンダード判別・制
御回路42は、図2に示すように、垂直同期周波数判別
回路33のLレベル(50Hz)の判別信号と色副搬送
波周波数判別回路35のトグルの判別信号に基づいて、
Lレベルの切換制御信号(NT/PL)−1を切換回路
22に出力してPL側とし、Y/C分離回路14を2ラ
イン遅延モード(PALモード)とする。
【0041】(ハ)前記(ロ)において、カラースタン
ダード判別・制御回路42が色副搬送波周波数判別回路
35からトグルの判別信号が出力していることを判別す
る作用は、例えば図3(a)(b)に示すように、色副
搬送波周波数判別回路35から出力する判別信号のトグ
ル周期5F(Fは1フィールド)を考慮して、その結果
を定期的に(例えば5F毎に)サンプリングすることに
よって行われる。
【0042】このため、使用するメインチップ28(例
えばビデオ・クロマIC)によっては、モノクロ時に
3.58MHzと4.43MHzのサーチを始めるた
め、色副搬送波周波数判別回路35から出力する判別信
号が、Hレベル(3.58MHzのとき)とLレベル
(4.43MHzのとき)を繰り返すようなトグルの場
合であっても、カラースタンダード判別に用いることが
でき、くし型フィルタ10のY/C分離回路14のモー
ド切換制御に利用することができる。
【0043】C:クロックジェネレータのクロック周波
数の切換作用 (イ)まず、入力信号がNTSC信号で、くし型フィル
タ10がコムモード(コム側)、Y/C分離回路14が
1ライン遅延モード(NT側)の場合について説明す
る。コムモードのときは、入力信号がY/C分離回路1
4によって輝度信号と色信号に分離され、この輝度信号
がY出力側を介して垂直同期周波数判別回路33に入力
し、色信号がC出力側を介して色副搬送波周波数判別回
路35に入力する。
【0044】入力信号がNTSC信号のとき(3.58
NTSCと4.43NTSCの場合)には、垂直同期周
波数判別回路33で判別される垂直同期信号の周波数は
60Hzである。また、入力信号が3.58NTSC方
式又は4.43NTSC方式のときには、色副搬送波周
波数判別回路35で判別される色副搬送波周波数は3.
58MHz又は4.43MHzである。
【0045】このため、カラースタンダード判別・制御
回路42は、図2に示すように、垂直同期周波数判別回
路33のHレベルの判別信号と、色副搬送波周波数判別
回路35のHレベル又はLレベルの判別信号とに基づい
て、H又はLレベルの切換制御信号(NT/PL)−2
を切換回路17に出力してNT側(3.58)又はPL
側(4.43)に切り換え、クロックジェネレータ12
から出力するサンプリングクロックの周波数4Fscの
Fscを3.58MHz又は4.43MHzとする。
【0046】(ロ)ついで、入力信号がPAL信号で、
くし型フィルタ10がコムモード(コム側)、Y/C分
離回路14が2ライン遅延モード(PL側)の場合につ
いて説明する。入力信号がPAL信号のときには、垂直
同期周波数判別回路33で判別される垂直同期信号の周
波数は50Hz、色副搬送波周波数判別回路35で判別
される色副搬送波周波数は4.43MHzである。
【0047】このため、カラースタンダード判別・制御
回路42は、図2に示すように、垂直同期周波数判別回
路33のLレベルの判別信号と、色副搬送波周波数判別
回路35のLレベルの判別信号とに基づいて、Lレベル
の切換制御信号(NT/PL)−2を切換回路17に出
力してPL側(4.43)に切り換え、クロックジェネ
レータ12から出力するサンプリングクロックの周波数
4FscのFscを4.43MHzとする。
【0048】(ハ)ついで、入力信号がSECAM信号
で、くし型フィルタ10がスルーモード、Y/C分離回
路14が2ライン遅延モード(PL側)の場合について
説明する。入力信号がSECAM信号のときには、垂直
同期周波数判別回路33で判別される垂直同期信号の周
波数が50Hz、色副搬送波周波数判別回路35で判別
される色副搬送波周波数が設定値(例えば4.325M
Hz)に対して高い周波数(例えば4.40MHz)と
低い周波数(例えば4.25MHz)を定期的に繰り返
すトグル状態である。
【0049】このため、カラースタンダード判別・制御
回路42は、図2に示すように、垂直同期周波数判別回
路33のLレベルの判別信号と、色副搬送波周波数判別
回路35のトグルの判別信号とに基づいて、Lレベルの
切換制御信号(NT/PL)−2を切換回路17に出力
してPL側(4.43)に切り換え、クロックジェネレ
ータ12から出力するサンプリングクロックの周波数4
FscのFscを4.43MHzとする。
【0050】(ニ)前記(ハ)において、カラースタン
ダード判別・制御回路42が色副搬送波周波数判別回路
35からトグルの判別信号が出力していることを判別す
る作用は、前記B:(ハ)と同様(図3(a)(b))
に行われるので、使用するメインチップ28(例えばビ
デオ・クロマIC)によって、モノクロ時に3.58M
Hzと4.43MHzのサーチを始め、色副搬送波周波
数判別回路35から出力する判別信号がHレベル(3.
58MHzのとき)とLレベル(4.43MHzのと
き)を繰り返すようなトグルの場合であっても、カラー
スタンダード判別に用いることができ、クロックジェネ
レータの出力クロック周波数の切換制御に利用すること
ができる。
【0051】前記実施形態例では、必要とする構成部品
数を少なくするために、垂直同期周波数判別回路及び色
副搬送波周波数判別回路が輝度信号処理回路及びNTS
C/PAL色信号処理回路とともにメインチップ上に一
体に構成され、SECAM判別回路がSECAM色信号
処理回路とともにサブチップ上に一体に構成された場合
について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、
垂直同期周波数判別回路及び色副搬送波周波数判別回路
が輝度信号処理回路、NTSC/PAL色信号処理回路
とは別個に構成され(例えばメインチップとは別個に構
成され)、SECAM判別回路がSECAM色信号処理
回路とは別個に構成され(例えばサブチップとは別個に
構成され)たものについても利用することができる。
【0052】前記実施形態例では、兼用デバイスは、く
し型フィルタとクロックジェネレータからなる場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限るものでなく、外部
からの切換制御信号で入力信号の方式に対応したモード
に設定されるものであればよい。例えば、図4に示すよ
うに、兼用デバイスがY/C分離回路14とクロックジ
ェネレータ12からなる場合についても利用することが
できる。
【0053】すなわち、図1のくし型フィルタ10の代
わりにY/C分離回路14を設け、このY/C分離回路
14で分離された輝度信号Yと色信号Cとをメインチッ
プ28の入力とし、Y/C分離回路14の前段から取り
出した入力信号(すなわち複合映像信号(コンポジット
ビデオ信号))をサブチップ30の入力とする。そし
て、カラースタンダード判別・制御回路42が、メイン
チップ28内の垂直同期周波数判別回路33及び色副搬
送波周波数判別回路35の判別信号に基づいて、Y/C
分離回路14に切換制御信号(NT/PL)−1を出力
するとともに、クロックジェネレータ12に切換制御信
号(NT/PL)−2を出力する。
【0054】これによって、入力信号のNTSC方式と
PAL方式に対応してY/C分離回路14を1ライン遅
延モードと2ライン遅延モードに切り換えるとともに、
入力信号中の色副搬送波周波数の相違(3.58MHz
と4.43MHz)に従ってクロックジェネレータ12
からY/C分離回路14へ出力するサンプリングクロッ
クの周波数4Fscを対応した周波数(Fscを3.5
8MHzとする場合と4.43MHzとする場合)に切
り換える。この場合、コムモードとスルーモードを切り
換えるためにカラースタンダード判別・制御回路42か
ら出力する切換制御信号aは使われない。
【0055】前記実施形態例では、本発明をNTSC/
PAL/SECAM兼用映像機器に利用した場合につい
て説明したが、本発明はこれに限るものでなく、NTS
C、PAL、SECAM方式のうちのSECAM方式を
含む2種以上の複合映像信号を入力信号とする各種テレ
ビジョン方式兼用映像機器に利用することができる。例
えば、PAL/SECAM兼用映像機器に利用すること
もできる。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明は、各種テレビジョン方
式兼用映像機器(例えば、NTSC/PAL/SECA
M兼用映像機器)において、垂直同期周波数判別回路、
色副搬送波周波数判別回路、SECAM判別回路、兼用
デバイス及びカラースタンダード判別・制御回路を具備
し、このカラースタンダード判別・制御回路が垂直同期
周波数判別回路、色副搬送波周波数判別回路及びSEC
AM判別回路の判別信号に基づいて兼用デバイスに対応
した切換制御信号を出力するようにしたので、入力信号
の方式に対応して、くし型フィルタやクロックジェネレ
ータなどの兼用デバイスを対応したモードに自動設定す
ることができる。
【0057】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、垂直同期周波数判別回路と色副搬送波周波数判別回
路を輝度信号処理回路及びNTSC/PAL色信号処理
回路とともにメインチップ上に一体に構成し、SECA
M判別回路をSECAM色信号処理回路とともにサブチ
ップ上に一体に構成したので、必要とする構成部品数を
少なくすることができる。
【0058】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、兼用デバイスを、コムモード・スルーモードの切り
換えと1ライン遅延モード・2ライン遅延モードの切り
換えとが行われるくし型フィルタと、入力信号中の色信
号の色副搬送波周波数に対応して発生するサンプリング
クロックの周波数を切り換えてくし型フィルタに出力す
るクロックジェネレータとで構成したので、各種テレビ
ジョン方式兼用映像機器において、くし型フィルタとク
ロックジェネレータのモード切り換えを自動的に行うこ
とができる。
【0059】請求項4の発明は、各種テレビジョン方式
兼用映像機器において、垂直同期周波数判別回路、色副
搬送波周波数判別回路、兼用デバイス及びカラースタン
ダード判別・制御回路を具備し、このカラースタンダー
ド判別・制御回路が垂直同期周波数判別回路及び色副搬
送波周波数判別回路の判別信号に基づいて兼用デバイス
に対応した切換制御信号を出力するようにしたので、入
力信号の方式に対応して、Y/C分離回路やクロックジ
ェネレータなどの兼用デバイスを対応したモードに自動
的に設定することができる。
【0060】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、垂直同期周波数判別回路と色副搬送波周波数判別回
路を、輝度信号処理回路及びNTSC/PAL色信号処
理回路とともにメインチップ上に一体に構成し、SEC
AM方式の複合映像信号中の色信号処理を行う回路をサ
ブチップ上に構成したので、必要とする構成部品数を少
なくすることができる。
【0061】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、兼用デバイスを、1ライン遅延モード・2ライン遅
延モードの切り換えが行われるY/C分離回路と、入力
信号中の色信号の色副搬送波周波数に対応して発生する
サンプリングクロックの周波数を切り換えてY/C分離
回路に出力するクロックジェネレータとで構成したの
で、NTSC、PAL、SECAM信号の輝度信号処理
と色信号処理とを行う兼用映像機器において、Y/C分
離回路とクロックジェネレータの切り換えを自動的に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による各種テレビジョン方式兼用映像機
器の兼用デバイス制御回路の一実施形態例を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の作用を示す説明図である。
【図3】図1の作用を示す説明図である。
【図4】本発明の他の実施形態例を示す要部のブロック
図である。
【図5】NTSC、PAL、SECAM方式の相違を示
す説明図である。
【符号の説明】
10…くし型フィルタ、 12…クロックジェネレー
タ、 13、15…水晶振動子、 14、14a…Y/
C分離回路、 16、17、22…切換回路、18、2
0…1ライン(1H)遅延回路、 19…APC(自動
位相制御)回路、 24…加算回路、 26…減算回
路、 28…メインチップ、 30…サブチップ、 3
2…輝度信号処理回路、 33…垂直同期周波数判別回
路、 34…NTSC/PAL色信号処理回路、 35
…色副搬送波周波数判別回路、 38…SECAM色信
号処理回路、 40…SECAM判別回路、 42…カ
ラースタンダード判別・制御回路、 3.58/4.4
3…色副搬送波周波数判別信号(3.58MHzと4.
43MHz)、 60/50…垂直同期信号の周波数、
Fsc…色副搬送波周波数、 4Fsc…クロックの
周波数、 a、(NT/PL)−1、(NT/PL)−
2…切換制御信号、 R−Y、B−Y…色差信号、 Y
…輝度信号。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】NTSC、PAL、SECAM方式のうち
    のSECAM方式を含む2種以上の複合映像信号を入力
    信号とする各種テレビジョン方式兼用映像機器におい
    て、前記入力信号中の垂直同期信号の周波数を判別する
    垂直同期周波数判別回路と、前記入力信号中の色信号の
    色副搬送波周波数が3.58MHz、4.43MHz又
    は設定値に対して高低を繰り返すトグルのいずれである
    かを判別する色副搬送波周波数判別回路と、前記入力信
    号がSECAM方式の複合映像信号であるか否かを判別
    するSECAM判別回路と、外部からの切換制御信号で
    入力信号の方式に対応したモードに設定される兼用デバ
    イスと、前記垂直同期周波数判別回路、色副搬送波周波
    数判別回路及びSECAM判別回路の判別信号に基づい
    て、前記兼用デバイスに切換制御信号を出力するカラー
    スタンダード判別・制御回路とを具備してなることを特
    徴とする各種テレビジョン方式兼用映像機器の兼用デバ
    イス制御回路。
  2. 【請求項2】垂直同期周波数判別回路と色副搬送波周波
    数判別回路は、輝度信号処理回路及びNTSC/PAL
    色信号処理回路とともにメインチップ上に一体に構成さ
    れ、SECAM判別回路はSECAM色信号処理回路と
    ともにサブチップ上に一体に構成されてなる請求項1記
    載の各種テレビジョン方式兼用映像機器の兼用デバイス
    制御回路。
  3. 【請求項3】兼用デバイスは、入力信号がSECAM方
    式の複合映像信号のときにはそのままY出力とするスル
    ーモードに切り換えられ、前記入力信号がNTSC方式
    又はPAL方式の複合映像信号のときには輝度信号と色
    信号に分離してY出力とC出力とするコムモードに切り
    換えられ、かつ前記入力信号がNTSC方式の複合映像
    信号かPAL方式の複合映像信号かで1ライン遅延モー
    ドと2ライン遅延モードに切り換えられるくし型フィル
    タと、前記入力信号中の色信号の色副搬送波周波数が
    3.58MHzか4.43MHzかで周波数が切り換え
    られたクロックを発生して前記くし型フィルタに出力す
    るクロックジェネレータとからなり、前記くし型フィル
    タのY、C出力をメインチップの入力とし、前記くし型
    フィルタのY出力をサブチップの入力としてなる請求項
    2記載の各種テレビジョン方式兼用映像機器の兼用デバ
    イス制御回路。
  4. 【請求項4】NTSC、PAL、SECAM方式のうち
    のSECAM方式を含む2種以上の複合映像信号を入力
    信号とする各種テレビジョン方式兼用映像機器におい
    て、前記入力信号中の垂直同期信号の周波数を判別する
    垂直同期周波数判別回路と、前記入力信号中の色信号の
    色副搬送波周波数が3.58MHz、4.43MHz又
    は設定値に対して高低を繰り返すトグルのいずれである
    かを判別する色副搬送波周波数判別回路と、外部からの
    切換制御信号で入力信号の方式に対応したモードに設定
    される兼用デバイスと、前記垂直同期周波数判別回路及
    び色副搬送波周波数判別回路の判別信号に基づいて、前
    記兼用デバイスに切換制御信号を出力するカラースタン
    ダード判別・制御回路とを具備してなることを特徴とす
    る各種テレビジョン方式兼用映像機器の兼用デバイス制
    御回路。
  5. 【請求項5】垂直同期周波数判別回路と色副搬送波周波
    数判別回路は、輝度信号処理回路及びNTSC/PAL
    色信号処理回路とともにメインチップ上に一体に構成さ
    れ、サブチップ上にSECAM色信号処理回路を構成し
    てなる請求項4記載の各種テレビジョン方式兼用映像機
    器の兼用デバイス制御回路。
  6. 【請求項6】兼用デバイスは、入力信号がNTSC方式
    の複合映像信号かPAL方式の複合映像信号かで1ライ
    ン遅延モードと2ライン遅延モードに切り換えられるY
    /C分離回路と、前記入力信号中の色信号の色副搬送波
    周波数が3.58MHzか4.43MHzかで発生する
    クロックの周波数を切り換えて前記Y/C分離回路に出
    力するクロックジェネレータとからなり、前記Y/C分
    離回路のY、C出力をメインチップの入力とし、前記Y
    /C分離回路の前段から取り出した前記入力信号をサブ
    チップの入力とする請求項5記載の各種テレビジョン方
    式兼用映像機器の兼用デバイス制御回路。
JP15486396A 1996-05-27 1996-05-27 各種テレビジョン方式兼用映像機器の兼用デバイス制御回路 Pending JPH09322194A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010288149A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Toshiba Corp 色信号処理回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010288149A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Toshiba Corp 色信号処理回路

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