JPH09322193A - 各種テレビジョン方式兼用映像機器のくし型フィルタ制御回路 - Google Patents
各種テレビジョン方式兼用映像機器のくし型フィルタ制御回路Info
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- JPH09322193A JPH09322193A JP15486296A JP15486296A JPH09322193A JP H09322193 A JPH09322193 A JP H09322193A JP 15486296 A JP15486296 A JP 15486296A JP 15486296 A JP15486296 A JP 15486296A JP H09322193 A JPH09322193 A JP H09322193A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 モード切換型のくし型フィルタ１０を自動的
に切り換えること。 【解決手段】 ＮＴＳＣ、ＰＡＬ、ＳＥＣＡＭ信号を入
力信号とする各種テレビジョン方式兼用映像機器におい
て、モード切換型のくし型フィルタ１０、カラーバース
ト判別回路３６、ＳＥＣＡＭ判別回路４０及び論理和回
路４２を具備し、カラーバースト判別回路３６とＳＥＣ
ＡＭ判別回路４０の判別信号の論理和信号でくし型フィ
ルタ１０のモードを切り換える。くし型フィルタ１０が
コムモードのときにＳＥＣＡＭ信号が入力すると、ＳＥ
ＣＡＭ有又はカラーバースト無の判別信号で切換回路１
６をスルー側に切り換え、くし型フィルタ１０をスルー
モードに設定する。くし型フィルタ１０がスルーモード
のときにＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力すると、ＳＥＣＡ
Ｍ無又はカラーバースト有の判別信号で切換回路１６を
コム側に切り換え、くし型フィルタ１０をコムモードに
設定する。
に切り換えること。 【解決手段】 ＮＴＳＣ、ＰＡＬ、ＳＥＣＡＭ信号を入
力信号とする各種テレビジョン方式兼用映像機器におい
て、モード切換型のくし型フィルタ１０、カラーバース
ト判別回路３６、ＳＥＣＡＭ判別回路４０及び論理和回
路４２を具備し、カラーバースト判別回路３６とＳＥＣ
ＡＭ判別回路４０の判別信号の論理和信号でくし型フィ
ルタ１０のモードを切り換える。くし型フィルタ１０が
コムモードのときにＳＥＣＡＭ信号が入力すると、ＳＥ
ＣＡＭ有又はカラーバースト無の判別信号で切換回路１
６をスルー側に切り換え、くし型フィルタ１０をスルー
モードに設定する。くし型フィルタ１０がスルーモード
のときにＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力すると、ＳＥＣＡ
Ｍ無又はカラーバースト有の判別信号で切換回路１６を
コム側に切り換え、くし型フィルタ１０をコムモードに
設定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＮＴＳＣ、ＰＡ
Ｌ、ＳＥＣＡＭ方式のうちのＳＥＣＡＭ方式を含む２種
以上の複合映像信号を入力信号とする各種テレビジョン
方式兼用映像機器（例えば、ＮＴＳＣ、ＰＡＬ、ＳＥＣ
ＡＭ方式兼用又はＰＡＬ、ＳＥＣＡＭ方式兼用の映像関
連機器など、以下単に各種テレビジョン方式兼用映像機
器という）で使用されるくし型フィルタの制御回路に関
するものである。ここでＮＴＳＣ方式とは日本やアメリ
カで用いられているカラーＴＶ（テレビジョン）標準方
式を表し、ＰＡＬ方式とは西ヨーロッパで用いられてい
るカラーＴＶ標準方式を表し、ＳＥＣＡＭ方式とはフラ
ンスやロシアなどで用いられているカラーＴＶ標準方式
を表し、垂直同期信号周波数（垂直走査周波数）、色副
搬送波周波数及びカラーバースト（色同期信号）の判別
結果については図４に示すような相違がある。
Ｌ、ＳＥＣＡＭ方式のうちのＳＥＣＡＭ方式を含む２種
以上の複合映像信号を入力信号とする各種テレビジョン
方式兼用映像機器（例えば、ＮＴＳＣ、ＰＡＬ、ＳＥＣ
ＡＭ方式兼用又はＰＡＬ、ＳＥＣＡＭ方式兼用の映像関
連機器など、以下単に各種テレビジョン方式兼用映像機
器という）で使用されるくし型フィルタの制御回路に関
するものである。ここでＮＴＳＣ方式とは日本やアメリ
カで用いられているカラーＴＶ（テレビジョン）標準方
式を表し、ＰＡＬ方式とは西ヨーロッパで用いられてい
るカラーＴＶ標準方式を表し、ＳＥＣＡＭ方式とはフラ
ンスやロシアなどで用いられているカラーＴＶ標準方式
を表し、垂直同期信号周波数（垂直走査周波数）、色副
搬送波周波数及びカラーバースト（色同期信号）の判別
結果については図４に示すような相違がある。
【０００２】
【従来の技術】ＮＴＳＣ方式やＰＡＬ方式の映像機器で
使用されるくし型フィルタは、１ライン（１Ｈ）遅延回
路（メモリ）や２ライン（２Ｈ）遅延回路（メモリ）を
用いて複合映像信号を輝度信号と色信号に分離する構成
となっているので、ライン毎に色副搬送波の周波数が変
わるＳＥＣＡＭ方式の映像機器では利用することができ
ない。すなわち、ＳＥＣＡＭ方式では、送信側において
３原色信号（Ｒ、Ｇ、Ｂ）を輝度信号と２つの色差信号
Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙに変換し、この２つの色差信号Ｒ−Ｙ、
Ｂ−Ｙをライン毎に並べ換える。その後１．４ＭＨｚに
帯域制限し、この色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙで周波数の異
なる色副搬送波（４．４０ＭＨｚと４．２５ＭＨｚ）を
ＦＭ変調した後Ｙ信号に多重化して送信しているからで
ある。
使用されるくし型フィルタは、１ライン（１Ｈ）遅延回
路（メモリ）や２ライン（２Ｈ）遅延回路（メモリ）を
用いて複合映像信号を輝度信号と色信号に分離する構成
となっているので、ライン毎に色副搬送波の周波数が変
わるＳＥＣＡＭ方式の映像機器では利用することができ
ない。すなわち、ＳＥＣＡＭ方式では、送信側において
３原色信号（Ｒ、Ｇ、Ｂ）を輝度信号と２つの色差信号
Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙに変換し、この２つの色差信号Ｒ−Ｙ、
Ｂ−Ｙをライン毎に並べ換える。その後１．４ＭＨｚに
帯域制限し、この色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙで周波数の異
なる色副搬送波（４．４０ＭＨｚと４．２５ＭＨｚ）を
ＦＭ変調した後Ｙ信号に多重化して送信しているからで
ある。
【０００３】このため、従来は、入力信号がＳＥＣＡＭ
方式の複合映像信号（以下ＳＥＣＡＭ信号という）のと
きにはそのままＹ出力とするスルーモードに切り換えら
れ、入力信号がＮＴＳＣ方式やＰＡＬ方式の複合映像信
号（以下ＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号という）のときには輝度
信号と色信号に分離してＹ出力とＣ出力とするコムモー
ドに切り換えられるように構成されたモード切換型のく
し型フィルタを設け、入力信号がＳＥＣＡＭ信号である
かＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号であるかによって、スルーモー
ドとコムモードに手動で切り換えるようにしていた。ま
たは、この手動切り換えをなくすために、ＮＴＳＣ／Ｐ
ＡＬ信号を輝度信号と色信号に分離するくし型フィルタ
を構成し、このくし型フィルタの手前からＳＥＣＡＭ信
号の信号経路を別系統として設けるようにしていた。
方式の複合映像信号（以下ＳＥＣＡＭ信号という）のと
きにはそのままＹ出力とするスルーモードに切り換えら
れ、入力信号がＮＴＳＣ方式やＰＡＬ方式の複合映像信
号（以下ＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号という）のときには輝度
信号と色信号に分離してＹ出力とＣ出力とするコムモー
ドに切り換えられるように構成されたモード切換型のく
し型フィルタを設け、入力信号がＳＥＣＡＭ信号である
かＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号であるかによって、スルーモー
ドとコムモードに手動で切り換えるようにしていた。ま
たは、この手動切り換えをなくすために、ＮＴＳＣ／Ｐ
ＡＬ信号を輝度信号と色信号に分離するくし型フィルタ
を構成し、このくし型フィルタの手前からＳＥＣＡＭ信
号の信号経路を別系統として設けるようにしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
モード切換型のくし型フィルタを使用した従来例では、
入力信号がＳＥＣＡＭ信号かＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号かに
よって、スルーモードとコムモードに手動で切り換えて
いたので、切り換え操作が煩雑になるという問題点があ
った。また、上述のくし型フィルタの手前からＳＥＣＡ
Ｍ信号の信号経路を別系統として設けた従来例では、く
し型フィルタの前後間でクロストークが生じるなどの特
性上の問題点があるとともに、別系統の信号経路を設け
なければならないので構成が複雑になるという問題点だ
あった。
モード切換型のくし型フィルタを使用した従来例では、
入力信号がＳＥＣＡＭ信号かＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号かに
よって、スルーモードとコムモードに手動で切り換えて
いたので、切り換え操作が煩雑になるという問題点があ
った。また、上述のくし型フィルタの手前からＳＥＣＡ
Ｍ信号の信号経路を別系統として設けた従来例では、く
し型フィルタの前後間でクロストークが生じるなどの特
性上の問題点があるとともに、別系統の信号経路を設け
なければならないので構成が複雑になるという問題点だ
あった。
【０００５】本発明は、上述の点に鑑みなされたもの
で、各種テレビジョン方式兼用映像機器で使用されるく
し型フィルタをモード切換型のくし型フィルタで構成
し、このくし型フィルタのモード切り換えを自動的に行
うことができるようにすることを目的とするものであ
る。また、くし型フィルタにサンプリング用のクロック
を出力するクロック発生回路を設けた場合において、入
力信号がＳＥＣＡＭ信号のときに、クロック発生回路の
クロックがＳＥＣＡＭ信号中の色信号に不定期に位相同
期してサンプリング位相が不安定になるのを防止するこ
とを目的とするものである。
で、各種テレビジョン方式兼用映像機器で使用されるく
し型フィルタをモード切換型のくし型フィルタで構成
し、このくし型フィルタのモード切り換えを自動的に行
うことができるようにすることを目的とするものであ
る。また、くし型フィルタにサンプリング用のクロック
を出力するクロック発生回路を設けた場合において、入
力信号がＳＥＣＡＭ信号のときに、クロック発生回路の
クロックがＳＥＣＡＭ信号中の色信号に不定期に位相同
期してサンプリング位相が不安定になるのを防止するこ
とを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１のくし型フィル
タ制御回路に係る発明は、各種テレビジョン方式兼用映
像機器において、入力信号がＳＥＣＡＭ信号のときには
そのままＹ出力とするスルーモードに切り換えられ、入
力信号がＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号のときには輝度信号と色
信号に分離してＹ出力とＣ出力とするコムモードに切り
換えられるくし型フィルタと、このくし型フィルタのＣ
出力中にカラーバーストが有るか否かを判別するカラー
バースト判別回路と、くし型フィルタのＹ出力中にＳＥ
ＣＡＭ信号が有るか否かを判別するＳＥＣＡＭ判別回路
と、カラーバースト判別回路とＳＥＣＡＭ判別回路の判
別信号の論理和信号を、くし型フィルタにおけるスルー
モードとコムモードの切換制御信号とする論理和回路と
を具備してなることを特徴とする。
タ制御回路に係る発明は、各種テレビジョン方式兼用映
像機器において、入力信号がＳＥＣＡＭ信号のときには
そのままＹ出力とするスルーモードに切り換えられ、入
力信号がＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号のときには輝度信号と色
信号に分離してＹ出力とＣ出力とするコムモードに切り
換えられるくし型フィルタと、このくし型フィルタのＣ
出力中にカラーバーストが有るか否かを判別するカラー
バースト判別回路と、くし型フィルタのＹ出力中にＳＥ
ＣＡＭ信号が有るか否かを判別するＳＥＣＡＭ判別回路
と、カラーバースト判別回路とＳＥＣＡＭ判別回路の判
別信号の論理和信号を、くし型フィルタにおけるスルー
モードとコムモードの切換制御信号とする論理和回路と
を具備してなることを特徴とする。
【０００７】くし型フィルタがコムモードのときにＳＥ
ＣＡＭ信号が入力すると、このＳＥＣＡＭ信号がＹ出力
側を介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するか、又はＣ出
力側を介してカラーバースト判別回路に入力するので、
ＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ有の判別信号またはカ
ラーバースト判別回路のカラーバースト無の判別信号に
よって、くし型フィルタがコムモードからスルーモード
に切り換えられる。
ＣＡＭ信号が入力すると、このＳＥＣＡＭ信号がＹ出力
側を介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するか、又はＣ出
力側を介してカラーバースト判別回路に入力するので、
ＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ有の判別信号またはカ
ラーバースト判別回路のカラーバースト無の判別信号に
よって、くし型フィルタがコムモードからスルーモード
に切り換えられる。
【０００８】くし型フィルタがスルーモードのときにＮ
ＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力すると、このＮＴＳＣ／ＰＡ
Ｌ信号が輝度信号と色信号に分離され、輝度信号がＹ出
力側を介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するとともに、
色信号がＣ出力側を介してカラーバースト判別回路に入
力するので、ＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ無の判別
信号とカラーバースト判別回路のカラーバースト有の判
別信号のいずれかによって、くし型フィルタがスルーモ
ードからコムモードに切り換えられる。
ＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力すると、このＮＴＳＣ／ＰＡ
Ｌ信号が輝度信号と色信号に分離され、輝度信号がＹ出
力側を介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するとともに、
色信号がＣ出力側を介してカラーバースト判別回路に入
力するので、ＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ無の判別
信号とカラーバースト判別回路のカラーバースト有の判
別信号のいずれかによって、くし型フィルタがスルーモ
ードからコムモードに切り換えられる。
【０００９】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、くし型フィルタを、入力信号を輝度信号と色信号に
分離するＹ／Ｃ分離回路と、入力信号とＹ／Ｃ分離回路
で分離された輝度信号とを、カラーバースト判別回路の
判別信号とＳＥＣＡＭ判別回路の判別信号の論理和信号
で切り換えてＹ出力とする切換回路とで構成する。
て、くし型フィルタを、入力信号を輝度信号と色信号に
分離するＹ／Ｃ分離回路と、入力信号とＹ／Ｃ分離回路
で分離された輝度信号とを、カラーバースト判別回路の
判別信号とＳＥＣＡＭ判別回路の判別信号の論理和信号
で切り換えてＹ出力とする切換回路とで構成する。
【００１０】くし型フィルタがコムモードのときにＳＥ
ＣＡＭ信号が入力すると、このＳＥＣＡＭ信号がＹ出力
側を介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するか、またはＣ
出力側を介してカラーバースト判別回路に入力するの
で、ＳＥＣＡＭ信号有の判別信号またはカラーバースト
無の判別信号のいずれかで切換回路が切り換えられ、く
し型フィルタがコムモードからスルーモードに切り換え
られる。
ＣＡＭ信号が入力すると、このＳＥＣＡＭ信号がＹ出力
側を介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するか、またはＣ
出力側を介してカラーバースト判別回路に入力するの
で、ＳＥＣＡＭ信号有の判別信号またはカラーバースト
無の判別信号のいずれかで切換回路が切り換えられ、く
し型フィルタがコムモードからスルーモードに切り換え
られる。
【００１１】くし型フィルタがスルーモードのときにＮ
ＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力すると、このＮＴＳＣ／ＰＡ
Ｌ信号が輝度信号と色信号に分離され、輝度信号がＹ出
力側を介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するとともに、
色信号がＣ出力側を介してカラーバースト判別回路に入
力するので、ＳＥＣＡＭ信号無の判別信号とカラーバー
スト有の判別信号のいずれかで切換回路が切り換えら
れ、くし型フィルタがスルーモードからコムモードに切
り換えられる。
ＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力すると、このＮＴＳＣ／ＰＡ
Ｌ信号が輝度信号と色信号に分離され、輝度信号がＹ出
力側を介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するとともに、
色信号がＣ出力側を介してカラーバースト判別回路に入
力するので、ＳＥＣＡＭ信号無の判別信号とカラーバー
スト有の判別信号のいずれかで切換回路が切り換えら
れ、くし型フィルタがスルーモードからコムモードに切
り換えられる。
【００１２】請求項３の発明は、請求項１又は２の発明
において、カラーバースト判別回路を輝度信号処理回路
及びＮＴＳＣ／ＰＡＬ色信号処理回路とともにメインチ
ップ上に一体に構成し、ＳＥＣＡＭ判別回路をＳＥＣＡ
Ｍ色信号処理回路とともにサブチップ上に一体に構成
し、必要な構成部品数を少なくする。
において、カラーバースト判別回路を輝度信号処理回路
及びＮＴＳＣ／ＰＡＬ色信号処理回路とともにメインチ
ップ上に一体に構成し、ＳＥＣＡＭ判別回路をＳＥＣＡ
Ｍ色信号処理回路とともにサブチップ上に一体に構成
し、必要な構成部品数を少なくする。
【００１３】請求項４のくし型フィルタ制御回路に係る
発明は、各種テレビジョン方式兼用映像機器において、
入力信号がＳＥＣＡＭ信号のときにはそのままＹ出力と
するスルーモードに切り換えられ、入力信号がＮＴＳＣ
／ＰＡＬ信号のときには輝度信号と色信号に分離してＹ
出力とＣ出力とするコムモードに切り換えられるくし型
フィルタと、入力信号の入力に基づいて、入力信号中の
カラーバーストに位相同期されたクロックを発生してく
し型フィルタに出力するクロック発生回路と、くし型フ
ィルタのＹ出力中にＳＥＣＡＭ信号が有るか否かを判別
し、この判別信号をくし型フィルタにおけるスルーモー
ドとコムモードの切換制御信号とするＳＥＣＡＭ判別回
路と、このＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ信号有の判
別信号に基づいてクロック発生回路に入力するカラーバ
ーストを遮断するスイッチ回路とを具備してなることを
特徴とするものである。
発明は、各種テレビジョン方式兼用映像機器において、
入力信号がＳＥＣＡＭ信号のときにはそのままＹ出力と
するスルーモードに切り換えられ、入力信号がＮＴＳＣ
／ＰＡＬ信号のときには輝度信号と色信号に分離してＹ
出力とＣ出力とするコムモードに切り換えられるくし型
フィルタと、入力信号の入力に基づいて、入力信号中の
カラーバーストに位相同期されたクロックを発生してく
し型フィルタに出力するクロック発生回路と、くし型フ
ィルタのＹ出力中にＳＥＣＡＭ信号が有るか否かを判別
し、この判別信号をくし型フィルタにおけるスルーモー
ドとコムモードの切換制御信号とするＳＥＣＡＭ判別回
路と、このＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ信号有の判
別信号に基づいてクロック発生回路に入力するカラーバ
ーストを遮断するスイッチ回路とを具備してなることを
特徴とするものである。
【００１４】くし型フィルタがコムモードのときにＳＥ
ＣＡＭ信号が入力すると、このＳＥＣＡＭ信号がＹ出力
側を介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するので、このＳ
ＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ信号有の判別信号によっ
てくし型フィルタがコムモードからスルーモードに切り
換えられる。くし型フィルタがスルーモードのときにＮ
ＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力すると、このＮＴＳＣ／ＰＡ
Ｌ信号が輝度信号と色信号に分離され、輝度信号がＹ出
力側を介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するので、この
ＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ信号無の判別信号によ
ってくし型フィルタがスルーモードからコムモードに切
り換えられる。
ＣＡＭ信号が入力すると、このＳＥＣＡＭ信号がＹ出力
側を介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するので、このＳ
ＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ信号有の判別信号によっ
てくし型フィルタがコムモードからスルーモードに切り
換えられる。くし型フィルタがスルーモードのときにＮ
ＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力すると、このＮＴＳＣ／ＰＡ
Ｌ信号が輝度信号と色信号に分離され、輝度信号がＹ出
力側を介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するので、この
ＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ信号無の判別信号によ
ってくし型フィルタがスルーモードからコムモードに切
り換えられる。
【００１５】クロック発生回路は、入力信号の入力に基
づいて、この入力信号に含まれるカラーバーストに位相
同期されたクロックを発生してくし型フィルタに出力す
るが、スイッチ回路はＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ
信号有の判別信号に基づいてクロック発生回路に入力す
るカラーバーストを遮断するので、クロック発生回路で
発生するクロックは、カラーバーストに位相同期された
状態から解除される（すなわち、完全なフリーランとな
る）。このため、入力信号がＳＥＣＡＭ信号のときに、
クロック発生回路のクロックがＳＥＣＡＭ信号中の色信
号に不定期に位相同期することがなく、くし型フィルタ
のサンプリング位相が不安定になることがない。
づいて、この入力信号に含まれるカラーバーストに位相
同期されたクロックを発生してくし型フィルタに出力す
るが、スイッチ回路はＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ
信号有の判別信号に基づいてクロック発生回路に入力す
るカラーバーストを遮断するので、クロック発生回路で
発生するクロックは、カラーバーストに位相同期された
状態から解除される（すなわち、完全なフリーランとな
る）。このため、入力信号がＳＥＣＡＭ信号のときに、
クロック発生回路のクロックがＳＥＣＡＭ信号中の色信
号に不定期に位相同期することがなく、くし型フィルタ
のサンプリング位相が不安定になることがない。
【００１６】請求項５の発明は、請求項４の発明におい
て、入力信号がクロック発生回路へ入力する信号経路に
挿入されたスイッチ回路の前段にＢＰＦを付加し、この
ＢＰＦで抽出されたカラーバーストの入力に基づいて、
クロック発生回路がカラーバーストに位相同期したクロ
ックをサンプリング用としてくし型フィルタへ出力する
ようにしたので、クロック発生回路の構成を簡単にする
ことができる。
て、入力信号がクロック発生回路へ入力する信号経路に
挿入されたスイッチ回路の前段にＢＰＦを付加し、この
ＢＰＦで抽出されたカラーバーストの入力に基づいて、
クロック発生回路がカラーバーストに位相同期したクロ
ックをサンプリング用としてくし型フィルタへ出力する
ようにしたので、クロック発生回路の構成を簡単にする
ことができる。
【００１７】請求項６の発明は、請求項４又は５の発明
において、くし型フィルタを、入力信号を輝度信号と色
信号に分離するＹ／Ｃ分離回路と、入力信号とＹ／Ｃ分
離回路で分離された輝度信号とをＳＥＣＡＭ判別回路の
判別信号で切り換えてＹ出力とする切換回路とで構成す
る。
において、くし型フィルタを、入力信号を輝度信号と色
信号に分離するＹ／Ｃ分離回路と、入力信号とＹ／Ｃ分
離回路で分離された輝度信号とをＳＥＣＡＭ判別回路の
判別信号で切り換えてＹ出力とする切換回路とで構成す
る。
【００１８】くし型フィルタがコムモードのときにＳＥ
ＣＡＭ信号が入力すると、このＳＥＣＡＭ信号がＹ出力
側を介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するので、ＳＥＣ
ＡＭ信号有の判別信号で切換回路が切り換えられ、くし
型フィルタがコムモードからスルーモードに切り換えら
れる。くし型フィルタがスルーモードのときにＮＴＳＣ
／ＰＡＬ信号が入力すると、このＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号
が輝度信号と色信号に分離され、輝度信号がＹ出力側を
介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するので、ＳＥＣＡＭ
信号無の判別信号で切換回路が切り換えられ、くし型フ
ィルタがスルーモードからコムモードに切り換えられ
る。
ＣＡＭ信号が入力すると、このＳＥＣＡＭ信号がＹ出力
側を介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するので、ＳＥＣ
ＡＭ信号有の判別信号で切換回路が切り換えられ、くし
型フィルタがコムモードからスルーモードに切り換えら
れる。くし型フィルタがスルーモードのときにＮＴＳＣ
／ＰＡＬ信号が入力すると、このＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号
が輝度信号と色信号に分離され、輝度信号がＹ出力側を
介してＳＥＣＡＭ判別回路に入力するので、ＳＥＣＡＭ
信号無の判別信号で切換回路が切り換えられ、くし型フ
ィルタがスルーモードからコムモードに切り換えられ
る。
【００１９】請求項７の発明は、請求項４、５又は６の
発明において、ＳＥＣＡＭ判別回路をＳＥＣＡＭ色信号
処理行う回路とともにサブチップ上に一体に構成してな
り、必要な構成部品数を少なくする。
発明において、ＳＥＣＡＭ判別回路をＳＥＣＡＭ色信号
処理行う回路とともにサブチップ上に一体に構成してな
り、必要な構成部品数を少なくする。
【００２０】
【発明の実施の形態】第１に、請求項１〜３に係る本発
明の一実施形態例を図１を用いて説明する。図１におい
て、１０は３ラインのくし型フィルタ、１２はクロック
発生回路としてのクロックジェネレータである。前記く
し型フィルタ１０は、Ｙ／Ｃ分離回路１４と切換回路１
６で構成され、入力信号がＮＴＳＣ、ＰＡＬ、ＳＥＣＡ
Ｍ方式のうちのＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号のときには、切換
回路１６をコムモード側に接続してＹ／Ｃ分離回路１４
で分離された輝度信号と色信号をＹ出力とＣ出力とし、
ＳＥＣＡＭ信号のときには、切換回路１６をスルーモー
ド側に接続して入力信号をそのままＹ出力とする。
明の一実施形態例を図１を用いて説明する。図１におい
て、１０は３ラインのくし型フィルタ、１２はクロック
発生回路としてのクロックジェネレータである。前記く
し型フィルタ１０は、Ｙ／Ｃ分離回路１４と切換回路１
６で構成され、入力信号がＮＴＳＣ、ＰＡＬ、ＳＥＣＡ
Ｍ方式のうちのＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号のときには、切換
回路１６をコムモード側に接続してＹ／Ｃ分離回路１４
で分離された輝度信号と色信号をＹ出力とＣ出力とし、
ＳＥＣＡＭ信号のときには、切換回路１６をスルーモー
ド側に接続して入力信号をそのままＹ出力とする。
【００２１】前記Ｙ／Ｃ分離回路１４は、図１に示すよ
うに、２つの１ライン遅延回路１８、２０、切換回路２
２、加算回路２４及び減算回路２６からなり、ＮＴＳＣ
信号（又はＰＡＬ信号）の色副搬送波の位相が１ライン
毎（又は２ライン毎）に反転していることを利用し、１
ライン（又は２ライン）前のデータと現ラインのデータ
とを加算して２で割って色成分を消してＹ（輝度）信号
を得、減算して２で割って色成分のみを残してＣ（色）
信号を得、Ｙ信号とＣ信号を分離するようにしていた。
ＮＴＳＣ信号とＰＡＬ信号の切り換えは、外部から供給
される切換制御信号（ＮＴ／ＰＬ）−１で切換回路２２
の切り換えを制御することによって行われる。
うに、２つの１ライン遅延回路１８、２０、切換回路２
２、加算回路２４及び減算回路２６からなり、ＮＴＳＣ
信号（又はＰＡＬ信号）の色副搬送波の位相が１ライン
毎（又は２ライン毎）に反転していることを利用し、１
ライン（又は２ライン）前のデータと現ラインのデータ
とを加算して２で割って色成分を消してＹ（輝度）信号
を得、減算して２で割って色成分のみを残してＣ（色）
信号を得、Ｙ信号とＣ信号を分離するようにしていた。
ＮＴＳＣ信号とＰＡＬ信号の切り換えは、外部から供給
される切換制御信号（ＮＴ／ＰＬ）−１で切換回路２２
の切り換えを制御することによって行われる。
【００２２】前記クロックジェネレータ１２は、周波数
が４Ｆｓｃのサンプリング用クロックを発生して前記く
し型フィルタ１０に出力するように構成されている。こ
のＦｓｃは色副搬送波周波数を表し、入力信号がＮＴＳ
Ｃ信号のときには３．５８ＭＨｚ（４．４３ＮＴＳＣの
ときには４．４３ＭＨｚ）を表し、入力信号がＰＡＬ信
号のときには４．４３ＭＨｚを表し、この３．５８ＭＨ
ｚ（ＮＴＳＣ信号用）と４．４３ＭＨｚ（ＰＡＬ信号
用）の切り換えは、外部から供給される切換制御信号
（ＮＴ／ＰＬ）−２で行われる。
が４Ｆｓｃのサンプリング用クロックを発生して前記く
し型フィルタ１０に出力するように構成されている。こ
のＦｓｃは色副搬送波周波数を表し、入力信号がＮＴＳ
Ｃ信号のときには３．５８ＭＨｚ（４．４３ＮＴＳＣの
ときには４．４３ＭＨｚ）を表し、入力信号がＰＡＬ信
号のときには４．４３ＭＨｚを表し、この３．５８ＭＨ
ｚ（ＮＴＳＣ信号用）と４．４３ＭＨｚ（ＰＡＬ信号
用）の切り換えは、外部から供給される切換制御信号
（ＮＴ／ＰＬ）−２で行われる。
【００２３】２８、３０はＩＣ（集積回路）で構成され
たメインチップ、サブチップである。前記メインチップ
２８内には、輝度信号処理回路３２、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ
色復調処理回路３４及びカラーバースト判別回路３６が
形成され、前記サブチップ３０内には、ＳＥＣＡＭ色復
調処理回路３８及びＳＥＣＡＭ判別回路４０が形成され
ている。
たメインチップ、サブチップである。前記メインチップ
２８内には、輝度信号処理回路３２、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ
色復調処理回路３４及びカラーバースト判別回路３６が
形成され、前記サブチップ３０内には、ＳＥＣＡＭ色復
調処理回路３８及びＳＥＣＡＭ判別回路４０が形成され
ている。
【００２４】前記輝度信号処理回路３２は、前記Ｙ／Ｃ
分離回路１４のＹ出力中のＮＴＳＣ、ＰＡＬ、ＳＥＣＡ
Ｍ方式の輝度信号の処理を行ってＹ信号を出力するよう
に構成されている。前記ＮＴＳＣ／ＰＡＬ色復調処理回
路３４は、前記Ｙ／Ｃ分離回路１４のＣ出力中のＮＴＳ
Ｃ、ＰＡＬ方式の色信号の復調処理を行って色差信号Ｒ
−Ｙ、Ｂ−Ｙを出力するように構成されている。前記カ
ラーバースト判別回路３６は、前記Ｙ／Ｃ分離回路１４
のＣ出力中にカラーバーストが有るか否かを判別して判
別信号を出力し、前記ＳＥＣＡＭ色復調処理回路３８は
前記Ｙ／Ｃ分離回路１４のＹ出力中のＳＥＣＡＭ方式の
色信号の復調処理を行って色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙを出
力し、前記ＳＥＣＡＭ判別回路４０は前記Ｙ／Ｃ分離回
路１４のＹ出力中にＳＥＣＡＭ信号が有るか否かを判別
して判別信号を出力するように構成されている。
分離回路１４のＹ出力中のＮＴＳＣ、ＰＡＬ、ＳＥＣＡ
Ｍ方式の輝度信号の処理を行ってＹ信号を出力するよう
に構成されている。前記ＮＴＳＣ／ＰＡＬ色復調処理回
路３４は、前記Ｙ／Ｃ分離回路１４のＣ出力中のＮＴＳ
Ｃ、ＰＡＬ方式の色信号の復調処理を行って色差信号Ｒ
−Ｙ、Ｂ−Ｙを出力するように構成されている。前記カ
ラーバースト判別回路３６は、前記Ｙ／Ｃ分離回路１４
のＣ出力中にカラーバーストが有るか否かを判別して判
別信号を出力し、前記ＳＥＣＡＭ色復調処理回路３８は
前記Ｙ／Ｃ分離回路１４のＹ出力中のＳＥＣＡＭ方式の
色信号の復調処理を行って色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙを出
力し、前記ＳＥＣＡＭ判別回路４０は前記Ｙ／Ｃ分離回
路１４のＹ出力中にＳＥＣＡＭ信号が有るか否かを判別
して判別信号を出力するように構成されている。
【００２５】前記くし型フィルタ１０の切換回路１６
は、前記カラーバースト判別回路３６のカラーバースト
有、無の判別信号と、前記ＳＥＣＡＭ判別回路４０のＳ
ＥＣＡＭ信号有、無の判別信号との論理和回路４２を介
した論理和信号に基づいて、コムモードとスルーモード
に切り換え制御されるように構成されている。
は、前記カラーバースト判別回路３６のカラーバースト
有、無の判別信号と、前記ＳＥＣＡＭ判別回路４０のＳ
ＥＣＡＭ信号有、無の判別信号との論理和回路４２を介
した論理和信号に基づいて、コムモードとスルーモード
に切り換え制御されるように構成されている。
【００２６】つぎに、図１の作用を説明する。 （イ）まず、くし型フィルタ１０がコムモードのときに
ＳＥＣＡＭ信号が入力し、くし型フィルタ１０がＳＥＣ
ＡＭ信号に対応したスルーモードに自動的に切り換えら
れる作用について説明する。
ＳＥＣＡＭ信号が入力し、くし型フィルタ１０がＳＥＣ
ＡＭ信号に対応したスルーモードに自動的に切り換えら
れる作用について説明する。
【００２７】ＳＥＣＡＭ信号はライン毎に色副搬送波の
周波数が変わるので、ＳＥＣＡＭ信号に対してはくし型
フィルタ１０が成立せず、Ｙ、Ｃ信号に分離されない。
このため、くし型フィルタ１０の切換回路１６がコムモ
ードのときにＳＥＣＡＭ信号が入力すると、このＳＥＣ
ＡＭ信号がくし型フィルタ１０のＹ出力側を介してＳＥ
ＣＡＭ判別回路４０に入力するか、またはくし型フィル
タ１０のＣ出力側を介してカラーバースト判別回路３６
に入力し、ＳＥＣＡＭ判別回路４０のＳＥＣＡＭ信号有
の判別信号又はカラーバースト判別回路３６のカラーバ
ースト無の判別信号によって、くし型フィルタ１０の切
換回路１６がコムモードからスルーモードに切り換えら
れる。
周波数が変わるので、ＳＥＣＡＭ信号に対してはくし型
フィルタ１０が成立せず、Ｙ、Ｃ信号に分離されない。
このため、くし型フィルタ１０の切換回路１６がコムモ
ードのときにＳＥＣＡＭ信号が入力すると、このＳＥＣ
ＡＭ信号がくし型フィルタ１０のＹ出力側を介してＳＥ
ＣＡＭ判別回路４０に入力するか、またはくし型フィル
タ１０のＣ出力側を介してカラーバースト判別回路３６
に入力し、ＳＥＣＡＭ判別回路４０のＳＥＣＡＭ信号有
の判別信号又はカラーバースト判別回路３６のカラーバ
ースト無の判別信号によって、くし型フィルタ１０の切
換回路１６がコムモードからスルーモードに切り換えら
れる。
【００２８】したがって、Ｙ／Ｃ分離回路１４の切換回
路２２がＰＡＬ信号側（図中の下側）に接続され、クロ
ックジェネレータ１２からくし型フィルタ１０へ供給さ
れるサンプリング用クロック（周波数４Ｆｓｃ）のＦｓ
ｃがＰＡＬ用の４．４３ＭＨｚであって、入力したＳＥ
ＣＡＭ信号中から４．４３ＭＨｚ付近の成分がなくな
り、ＳＥＣＡＭ判別回路４０からＳＥＣＡＭ信号有の判
別信号が出力しないような場合であっても、図４に示す
ようにＳＥＣＡＭ信号中にはカラーバーストが無いの
で、カラーバースト判別回路３６からはカラーバースト
無の判別信号が出力し、この判別信号によってくし型フ
ィルタ１０の切換回路１６がコムモードからスルーモー
ドに切り換えられる。
路２２がＰＡＬ信号側（図中の下側）に接続され、クロ
ックジェネレータ１２からくし型フィルタ１０へ供給さ
れるサンプリング用クロック（周波数４Ｆｓｃ）のＦｓ
ｃがＰＡＬ用の４．４３ＭＨｚであって、入力したＳＥ
ＣＡＭ信号中から４．４３ＭＨｚ付近の成分がなくな
り、ＳＥＣＡＭ判別回路４０からＳＥＣＡＭ信号有の判
別信号が出力しないような場合であっても、図４に示す
ようにＳＥＣＡＭ信号中にはカラーバーストが無いの
で、カラーバースト判別回路３６からはカラーバースト
無の判別信号が出力し、この判別信号によってくし型フ
ィルタ１０の切換回路１６がコムモードからスルーモー
ドに切り換えられる。
【００２９】（ロ）つぎに、くし型フィルタ１０がスル
ーモードのときにＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力し、くし
型フィルタ１０がＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号に対応したコム
モードに自動的に切り換えられる作用について説明す
る。
ーモードのときにＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力し、くし
型フィルタ１０がＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号に対応したコム
モードに自動的に切り換えられる作用について説明す
る。
【００３０】くし型フィルタ１０がスルーモードのとき
にＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力すると、このＮＴＳＣ／
ＰＡＬ信号がくし型フィルタ１０のＹ出力側を介してＳ
ＥＣＡＭ判別回路４０に入力するとともに、Ｙ／Ｃ分離
回路１４でＹ信号とＣ信号に分離され、このＣ信号がカ
ラーバースト判別回路３６に入力する。このため、少な
くとも、ＳＥＣＡＭ判別回路４０のＳＥＣＡＭ信号無の
判別信号とカラーバースト判別回路３６のカラーバース
ト有の判別信号のいずれかによって、くし型フィルタ１
０の切換回路１６がスルーモードからコムモードに切り
換えられる。
にＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力すると、このＮＴＳＣ／
ＰＡＬ信号がくし型フィルタ１０のＹ出力側を介してＳ
ＥＣＡＭ判別回路４０に入力するとともに、Ｙ／Ｃ分離
回路１４でＹ信号とＣ信号に分離され、このＣ信号がカ
ラーバースト判別回路３６に入力する。このため、少な
くとも、ＳＥＣＡＭ判別回路４０のＳＥＣＡＭ信号無の
判別信号とカラーバースト判別回路３６のカラーバース
ト有の判別信号のいずれかによって、くし型フィルタ１
０の切換回路１６がスルーモードからコムモードに切り
換えられる。
【００３１】したがって、モノクロのＮＴＳＣ／ＰＡＬ
信号が入力し、カラーバースト判別回路３６からカラー
バースト有の判別信号が出力しないような場合であって
も、このモノクロのＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号がくし型フィ
ルタ１０のＹ出力側からＳＥＣＡＭ判別回路４０に入力
し、モノクロのＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号にはＳＥＣＡＭ信
号が無いので、ＳＥＣＡＭ判別回路４０からＳＥＣＡＭ
信号無の判別信号が出力し、この判別信号によってくし
型フィルタ１０の切換回路１６がスルーモードからコム
モードに切り換えられる。
信号が入力し、カラーバースト判別回路３６からカラー
バースト有の判別信号が出力しないような場合であって
も、このモノクロのＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号がくし型フィ
ルタ１０のＹ出力側からＳＥＣＡＭ判別回路４０に入力
し、モノクロのＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号にはＳＥＣＡＭ信
号が無いので、ＳＥＣＡＭ判別回路４０からＳＥＣＡＭ
信号無の判別信号が出力し、この判別信号によってくし
型フィルタ１０の切換回路１６がスルーモードからコム
モードに切り換えられる。
【００３２】（ハ）つぎに、前記（イ）、（ロ）によっ
て、くし型フィルタ１０が入力信号の方式に対応したス
ルーモード、コムモードに切り換えられた後の作用、又
は最初からくし型フィルタ１０が入力信号の方式に対応
したスルーモード、コムモードになっているときの作用
について説明する。
て、くし型フィルタ１０が入力信号の方式に対応したス
ルーモード、コムモードに切り換えられた後の作用、又
は最初からくし型フィルタ１０が入力信号の方式に対応
したスルーモード、コムモードになっているときの作用
について説明する。
【００３３】まず、くし型フィルタ１０の切換回路１
６がスルーモードのときにＳＥＣＡＭ信号が入力した場
合の作用について説明する。入力したＳＥＣＡＭ信号
は、くし型フィルタ１０のＹ出力側を介してメインチッ
プ２８内の輝度信号処理回路３２に入力するとともに、
サブチップ３０内のＳＥＣＡＭ色復調処理回路３８及び
ＳＥＣＡＭ判別回路４０に入力する。
６がスルーモードのときにＳＥＣＡＭ信号が入力した場
合の作用について説明する。入力したＳＥＣＡＭ信号
は、くし型フィルタ１０のＹ出力側を介してメインチッ
プ２８内の輝度信号処理回路３２に入力するとともに、
サブチップ３０内のＳＥＣＡＭ色復調処理回路３８及び
ＳＥＣＡＭ判別回路４０に入力する。
【００３４】輝度信号処理回路３２で処理された輝度信
号Ｙと、ＳＥＣＡＭ色復調処理回路３８で色復調された
色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙとは、後段のマトリックス回路
（図示省略）でＲ、Ｇ、Ｂ信号に変換され表示装置に供
給され、カラー画像が表示される。また、入力したＳＥ
ＣＡＭ信号はくし型フィルタ１０のＹ／Ｃ分離回路１４
を経、Ｃ出力側を介してカラーバースト判別回路３６に
入力しているが、ＳＥＣＡＭ信号中にはカラーバースト
が無く、さらにＳＥＣＡＭ判別回路４０からはＳＥＣＡ
Ｍ信号有の判別信号が出力しているので、切換回路１６
がスルーモードからコムモードに切り換わることがな
い。
号Ｙと、ＳＥＣＡＭ色復調処理回路３８で色復調された
色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙとは、後段のマトリックス回路
（図示省略）でＲ、Ｇ、Ｂ信号に変換され表示装置に供
給され、カラー画像が表示される。また、入力したＳＥ
ＣＡＭ信号はくし型フィルタ１０のＹ／Ｃ分離回路１４
を経、Ｃ出力側を介してカラーバースト判別回路３６に
入力しているが、ＳＥＣＡＭ信号中にはカラーバースト
が無く、さらにＳＥＣＡＭ判別回路４０からはＳＥＣＡ
Ｍ信号有の判別信号が出力しているので、切換回路１６
がスルーモードからコムモードに切り換わることがな
い。
【００３５】つぎに、くし型フィルタ１０の切換回路
１６がコムモードのときにＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力
した場合の作用について説明する。入力したＮＴＳＣ／
ＰＡＬ信号は、くし型フィルタ１０のＹ／Ｃ分離回路で
Ｙ信号とＣ信号に分離され、Ｙ信号はＹ出力側を介して
メインチップ２８内の輝度信号処理回路３２に入力する
とともに、サブチップ３０内のＳＥＣＡＭ色復調処理回
路３８及びＳＥＣＡＭ判別回路４０に入力し、Ｃ信号は
Ｃ出力側を介してメインチップ２８内のＮＴＳＣ／ＰＡ
Ｌ色復調処理回路３４及びカラーバースト判別回路３６
に入力する。
１６がコムモードのときにＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力
した場合の作用について説明する。入力したＮＴＳＣ／
ＰＡＬ信号は、くし型フィルタ１０のＹ／Ｃ分離回路で
Ｙ信号とＣ信号に分離され、Ｙ信号はＹ出力側を介して
メインチップ２８内の輝度信号処理回路３２に入力する
とともに、サブチップ３０内のＳＥＣＡＭ色復調処理回
路３８及びＳＥＣＡＭ判別回路４０に入力し、Ｃ信号は
Ｃ出力側を介してメインチップ２８内のＮＴＳＣ／ＰＡ
Ｌ色復調処理回路３４及びカラーバースト判別回路３６
に入力する。
【００３６】輝度信号処理回路３２で処理された輝度信
号Ｙと、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ色復調処理回路３４で色復調
された色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙとは、後段のマトリック
ス回路（図示省略）でＲ、Ｇ、Ｂ信号に変換され表示装
置に供給され、カラー画像が表示される。また、カラー
バースト判別回路３６からカラーバースト有の判別信号
が出力し、さらにＳＥＣＡＭ判別回路４０からはＳＥＣ
ＡＭ信号無の判別信号が出力しているので、切換回路１
６がコムモードからスルーモードに切り換わることがな
い。
号Ｙと、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ色復調処理回路３４で色復調
された色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙとは、後段のマトリック
ス回路（図示省略）でＲ、Ｇ、Ｂ信号に変換され表示装
置に供給され、カラー画像が表示される。また、カラー
バースト判別回路３６からカラーバースト有の判別信号
が出力し、さらにＳＥＣＡＭ判別回路４０からはＳＥＣ
ＡＭ信号無の判別信号が出力しているので、切換回路１
６がコムモードからスルーモードに切り換わることがな
い。
【００３７】（ニ）ＮＴＳＣ信号とＰＡＬ信号の切り換
えは、つぎのようにして行われる。入力信号がＮＴＳＣ
信号のときには、くし型フィルタ１０のＹ／Ｃ分離回路
１４の切換回路２２は、外部から供給された切換制御信
号（ＮＴ／ＰＬ）−１によって遅延回路１８のみを組み
込む側（図中の上側の接点）に接続されるとともに、ク
ロックジェネレータ１２は、外部から供給された切換制
御信号（ＮＴ／ＰＬ）−２によって、Ｆｓｃを３．５８
ＭＨｚ（４．４３ＮＴＳＣのときには４．４３ＭＨｚ）
とする４Ｆｓｃのサンプリング用クロックをＹ／Ｃ分離
回路１４に出力する。
えは、つぎのようにして行われる。入力信号がＮＴＳＣ
信号のときには、くし型フィルタ１０のＹ／Ｃ分離回路
１４の切換回路２２は、外部から供給された切換制御信
号（ＮＴ／ＰＬ）−１によって遅延回路１８のみを組み
込む側（図中の上側の接点）に接続されるとともに、ク
ロックジェネレータ１２は、外部から供給された切換制
御信号（ＮＴ／ＰＬ）−２によって、Ｆｓｃを３．５８
ＭＨｚ（４．４３ＮＴＳＣのときには４．４３ＭＨｚ）
とする４Ｆｓｃのサンプリング用クロックをＹ／Ｃ分離
回路１４に出力する。
【００３８】入力信号がＰＡＬ信号のときには、くし型
フィルタ１０のＹ／Ｃ分離回路１４の切換回路２２は、
外部から供給された切換制御信号（ＮＴ／ＰＬ）−１に
よって遅延回路１８及び２０を組み込む側（図中の下側
の接点）に接続されるとともに、クロックジェネレータ
１２は、外部から供給された切換制御信号（ＮＴ／Ｐ
Ｌ）−２によって、Ｆｓｃを４．４３ＭＨｚとする４Ｆ
ｓｃのサンプリング用クロックをＹ／Ｃ分離回路１４に
出力する。
フィルタ１０のＹ／Ｃ分離回路１４の切換回路２２は、
外部から供給された切換制御信号（ＮＴ／ＰＬ）−１に
よって遅延回路１８及び２０を組み込む側（図中の下側
の接点）に接続されるとともに、クロックジェネレータ
１２は、外部から供給された切換制御信号（ＮＴ／Ｐ
Ｌ）−２によって、Ｆｓｃを４．４３ＭＨｚとする４Ｆ
ｓｃのサンプリング用クロックをＹ／Ｃ分離回路１４に
出力する。
【００３９】第２に、請求項４〜７に係る本発明の一実
施形態例を図２を用いて説明する。図２において図１と
同一部分は同一符号とする。図２において、１０はＹ／
Ｃ分離回路１４と切換回路１６で構成されたくし型フィ
ルタ、１２ａはクロック発生回路としてのクロックジェ
ネレータ、１３は入力信号からカラーバーストを抽出す
るＢＰＦ（バンドパスフィルタ）である。
施形態例を図２を用いて説明する。図２において図１と
同一部分は同一符号とする。図２において、１０はＹ／
Ｃ分離回路１４と切換回路１６で構成されたくし型フィ
ルタ、１２ａはクロック発生回路としてのクロックジェ
ネレータ、１３は入力信号からカラーバーストを抽出す
るＢＰＦ（バンドパスフィルタ）である。
【００４０】前記クロックジェネレータ１２ａは、入力
信号から同期信号を分離する同期分離回路４４と、この
同期分離回路４４に結合して発振周波数を安定化させる
ためのＡＦＣ（自動周波数制御）回路４６と、同期分離
回路４４の出力を波形整形してＢＧＰ（バーストゲート
パルス）を出力する波形整形回路４８と、外部からの切
換制御信号（ＮＴ／ＰＬ）−２によって３．５８ＭＨｚ
用の水晶振動子５０と４．４３ＭＨｚ用の水晶振動子５
２の一方を選択する切換回路５４と、ＡＰＣ（自動位相
制御）回路５６とからなり、このＡＰＣ回路５６は、前
記波形整形回路４８から出力するＢＧＰを用いて、スイ
ッチ回路５８を介して前記ＢＰＦ１３から出力するカラ
ーバーストと位相を同期させ、かつ切換回路５４で選択
された周波数に対応した周波数４Ｆｓｃのサンプリング
用クロックを前記Ｙ／Ｃ分離回路１４に出力するように
構成されている。
信号から同期信号を分離する同期分離回路４４と、この
同期分離回路４４に結合して発振周波数を安定化させる
ためのＡＦＣ（自動周波数制御）回路４６と、同期分離
回路４４の出力を波形整形してＢＧＰ（バーストゲート
パルス）を出力する波形整形回路４８と、外部からの切
換制御信号（ＮＴ／ＰＬ）−２によって３．５８ＭＨｚ
用の水晶振動子５０と４．４３ＭＨｚ用の水晶振動子５
２の一方を選択する切換回路５４と、ＡＰＣ（自動位相
制御）回路５６とからなり、このＡＰＣ回路５６は、前
記波形整形回路４８から出力するＢＧＰを用いて、スイ
ッチ回路５８を介して前記ＢＰＦ１３から出力するカラ
ーバーストと位相を同期させ、かつ切換回路５４で選択
された周波数に対応した周波数４Ｆｓｃのサンプリング
用クロックを前記Ｙ／Ｃ分離回路１４に出力するように
構成されている。
【００４１】２８ａ、３０はＩＣ（集積回路）で構成さ
れたメインチップ、サブチップである。前記メインチッ
プ２８ａ内には、輝度信号処理回路３２及びＮＴＳＣ／
ＰＡＬ色復調処理回路３４が形成され、前記サブチップ
３０内には、ＳＥＣＡＭ色復調処理回路３８及びＳＥＣ
ＡＭ判別回路４０が形成されている。
れたメインチップ、サブチップである。前記メインチッ
プ２８ａ内には、輝度信号処理回路３２及びＮＴＳＣ／
ＰＡＬ色復調処理回路３４が形成され、前記サブチップ
３０内には、ＳＥＣＡＭ色復調処理回路３８及びＳＥＣ
ＡＭ判別回路４０が形成されている。
【００４２】前記くし型フィルタ１０の切換回路１６
は、前記ＳＥＣＡＭ判別回路４０のＳＥＣＡＭ信号有、
無の判別信号に基づいて、コムモード、スルーモードに
切り換え制御されるように構成されている。前記スイッ
チ回路５８は、前記ＳＥＣＡＭ判別回路４０のＳＥＣＡ
Ｍ信号有、無の判別信号に基づいて、スイッチオフ、ス
イッチオンに切り換え制御されるように構成されてい
る。
は、前記ＳＥＣＡＭ判別回路４０のＳＥＣＡＭ信号有、
無の判別信号に基づいて、コムモード、スルーモードに
切り換え制御されるように構成されている。前記スイッ
チ回路５８は、前記ＳＥＣＡＭ判別回路４０のＳＥＣＡ
Ｍ信号有、無の判別信号に基づいて、スイッチオフ、ス
イッチオンに切り換え制御されるように構成されてい
る。
【００４３】つぎに、図２の作用を、Ａ：くし型フィル
タ１０のモード切り換え作用と、Ｂ：クロックジェネレ
ータ１２ａのクロック位相同期・クロック位相同期解除
の作用とに分けて説明する。
タ１０のモード切り換え作用と、Ｂ：クロックジェネレ
ータ１２ａのクロック位相同期・クロック位相同期解除
の作用とに分けて説明する。
【００４４】Ａ：くし型フィルタ１０のモード切り換え
作用 （イ）まず、くし型フィルタ１０がコムモードのときに
ＳＥＣＡＭ信号が入力し、くし型フィルタ１０がＳＥＣ
ＡＭ信号に対応したスルーモードに自動的に切り換えら
れる作用について説明する。
作用 （イ）まず、くし型フィルタ１０がコムモードのときに
ＳＥＣＡＭ信号が入力し、くし型フィルタ１０がＳＥＣ
ＡＭ信号に対応したスルーモードに自動的に切り換えら
れる作用について説明する。
【００４５】ＳＥＣＡＭ信号はライン毎に色副搬送波の
周波数が変わるので、ＳＥＣＡＭ信号に対してはくし型
フィルタ１０が成立せず、Ｙ、Ｃ信号に分離されない。
このため、くし型フィルタ１０の切換回路１６がコムモ
ードのときにＳＥＣＡＭ信号が入力すると、このＳＥＣ
ＡＭ信号がＹ出力側を介してＳＥＣＡＭ判別回路４０に
入力し、ＳＥＣＡＭ判別回路４０のＳＥＣＡＭ信号有の
判別信号によって、くし型フィルタ１０の切換回路１６
がコムモードからスルーモードに切り換えられる。
周波数が変わるので、ＳＥＣＡＭ信号に対してはくし型
フィルタ１０が成立せず、Ｙ、Ｃ信号に分離されない。
このため、くし型フィルタ１０の切換回路１６がコムモ
ードのときにＳＥＣＡＭ信号が入力すると、このＳＥＣ
ＡＭ信号がＹ出力側を介してＳＥＣＡＭ判別回路４０に
入力し、ＳＥＣＡＭ判別回路４０のＳＥＣＡＭ信号有の
判別信号によって、くし型フィルタ１０の切換回路１６
がコムモードからスルーモードに切り換えられる。
【００４６】（ロ）つぎに、くし型フィルタ１０がスル
ーモードのときにＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力し、くし
型フィルタ１０がＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号に対応したコム
モードに自動的に切り換えられる作用について説明す
る。
ーモードのときにＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力し、くし
型フィルタ１０がＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号に対応したコム
モードに自動的に切り換えられる作用について説明す
る。
【００４７】くし型フィルタ１０がスルーモードのとき
にＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力すると、このＮＴＳＣ／
ＰＡＬ信号がくし型フィルタ１０のＹ出力側を介してＳ
ＥＣＡＭ判別回路４０に入力するので、ＳＥＣＡＭ判別
回路４０のＳＥＣＡＭ信号無の判別信号によって、くし
型フィルタ１０の切換回路１６がスルーモードからコム
モードに切り換えられる。
にＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力すると、このＮＴＳＣ／
ＰＡＬ信号がくし型フィルタ１０のＹ出力側を介してＳ
ＥＣＡＭ判別回路４０に入力するので、ＳＥＣＡＭ判別
回路４０のＳＥＣＡＭ信号無の判別信号によって、くし
型フィルタ１０の切換回路１６がスルーモードからコム
モードに切り換えられる。
【００４８】（ハ）つぎに、前記（イ）、（ロ）によっ
て、くし型フィルタ１０が入力信号の方式に対応したス
ルーモード、コムモードに切り換えられた後の作用、又
は最初からくし型フィルタ１０が入力信号の方式に対応
したスルーモード、コムモードになっているときの作用
は、図１の作用と同様なので説明を省略する。 （ニ）また、ＮＴＳＣ信号とＰＡＬ信号の切り換え作用
は、図１の作用と同様なので説明を省略する。
て、くし型フィルタ１０が入力信号の方式に対応したス
ルーモード、コムモードに切り換えられた後の作用、又
は最初からくし型フィルタ１０が入力信号の方式に対応
したスルーモード、コムモードになっているときの作用
は、図１の作用と同様なので説明を省略する。 （ニ）また、ＮＴＳＣ信号とＰＡＬ信号の切り換え作用
は、図１の作用と同様なので説明を省略する。
【００４９】Ｂ：クロックジェネレータ１２ａのクロッ
ク位相同期作用・クロック位相同期解除作用 （イ）まず、入力信号がＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号で、くし
型フィルタ１０がコムモード（切換回路１６がコム側）
の場合について説明する。
ク位相同期作用・クロック位相同期解除作用 （イ）まず、入力信号がＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号で、くし
型フィルタ１０がコムモード（切換回路１６がコム側）
の場合について説明する。
【００５０】ＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号は、くし型フィルタ
１０のＹ／Ｃ分離回路１４でＹ信号とＣ信号に分離さ
れ、このＹ信号がサブチップ３０のＳＥＣＡＭ判別回路
４０に入力し、このＹ信号中にはＳＥＣＡＭ信号が含ま
れていないので、ＳＥＣＡＭ判別回路４０からはＳＥＣ
ＡＭ信号無の判別信号が出力し、スイッチ回路５８はス
イッチオン状態に制御される。
１０のＹ／Ｃ分離回路１４でＹ信号とＣ信号に分離さ
れ、このＹ信号がサブチップ３０のＳＥＣＡＭ判別回路
４０に入力し、このＹ信号中にはＳＥＣＡＭ信号が含ま
れていないので、ＳＥＣＡＭ判別回路４０からはＳＥＣ
ＡＭ信号無の判別信号が出力し、スイッチ回路５８はス
イッチオン状態に制御される。
【００５１】このスイッチ回路５８がスイッチオンの状
態においては、ＢＰＦ１３で抽出されたカラーバースト
がクロックジェネレータ１２ａのＡＰＣ回路５６に入力
するので、クロックジェネレータ１２ａのＡＰＣ回路５
６からは、入力信号のカラーバーストに位相同期した周
波数４ＦｓｃのサンプリングクロックがＹ／Ｃ分離回路
１４に出力する。すなわち、入力信号が３．５８ＮＴＳ
Ｃ信号のときには、このＦｓｃは３．５８ＭＨｚのカラ
ーバースト周波数に位相同期し、入力信号が４．４３Ｎ
ＴＳＣ信号又はＰＡＬ信号のときには、このＦｓｃは
４．４３ＭＨｚのカラーバースト周波数に位相同期した
ものとなる。
態においては、ＢＰＦ１３で抽出されたカラーバースト
がクロックジェネレータ１２ａのＡＰＣ回路５６に入力
するので、クロックジェネレータ１２ａのＡＰＣ回路５
６からは、入力信号のカラーバーストに位相同期した周
波数４ＦｓｃのサンプリングクロックがＹ／Ｃ分離回路
１４に出力する。すなわち、入力信号が３．５８ＮＴＳ
Ｃ信号のときには、このＦｓｃは３．５８ＭＨｚのカラ
ーバースト周波数に位相同期し、入力信号が４．４３Ｎ
ＴＳＣ信号又はＰＡＬ信号のときには、このＦｓｃは
４．４３ＭＨｚのカラーバースト周波数に位相同期した
ものとなる。
【００５２】（ロ）ついで、入力信号がＳＥＣＡＭ信号
で、くし型フィルタ１０がスルーモード（切換回路１６
がスルー側）の場合について説明する。ＳＥＣＡＭ信号
は、くし型フィルタ１０のＹ出力側を介してサブチップ
３０のＳＥＣＡＭ判別回路４０に入力し、このＳＥＣＡ
Ｍ判別回路４０からＳＥＣＡＭ信号有の判別信号が出力
するので、スイッチ回路５８はスイッチオフ状態に制御
される。
で、くし型フィルタ１０がスルーモード（切換回路１６
がスルー側）の場合について説明する。ＳＥＣＡＭ信号
は、くし型フィルタ１０のＹ出力側を介してサブチップ
３０のＳＥＣＡＭ判別回路４０に入力し、このＳＥＣＡ
Ｍ判別回路４０からＳＥＣＡＭ信号有の判別信号が出力
するので、スイッチ回路５８はスイッチオフ状態に制御
される。
【００５３】このスイッチ回路５８がスイッチオフの状
態においては、ＢＰＦ１３で抽出されたカラーバースト
がクロックジェネレータ１２ａのＡＰＣ回路５６に入力
するのを阻止しているので、クロックジェネレータ１２
ａのＡＰＣ回路５６から出力するサンプリング用クロッ
クは、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号のカラーバーストに位相同
期された状態から解除される（すなわち、完全なフリー
ランとなる）。このため、入力信号がＳＥＣＡＭ信号の
ときに、クロックジェネレータ１２ａから出力するサン
プリング用クロック（周波数４Ｆｓｃ）がＳＥＣＡＭ信
号中の色信号に不定期に位相同期することがなく、くし
型フィルタ１０のサンプリング位相が不安定になること
がない。この周波数４ＦｓｃはＡＰＣ回路５６の時定数
で設定された発振周波数となる。
態においては、ＢＰＦ１３で抽出されたカラーバースト
がクロックジェネレータ１２ａのＡＰＣ回路５６に入力
するのを阻止しているので、クロックジェネレータ１２
ａのＡＰＣ回路５６から出力するサンプリング用クロッ
クは、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号のカラーバーストに位相同
期された状態から解除される（すなわち、完全なフリー
ランとなる）。このため、入力信号がＳＥＣＡＭ信号の
ときに、クロックジェネレータ１２ａから出力するサン
プリング用クロック（周波数４Ｆｓｃ）がＳＥＣＡＭ信
号中の色信号に不定期に位相同期することがなく、くし
型フィルタ１０のサンプリング位相が不安定になること
がない。この周波数４ＦｓｃはＡＰＣ回路５６の時定数
で設定された発振周波数となる。
【００５４】したがって次のような問題点が生じない。
すなわち、通常クロックジェネレータ１２ａのＡＰＣ回
路５６の時定数が緩く設定されているので、入力信号が
ＳＥＣＡＭ信号であっても、ライン毎に色副搬送波の周
波数が変わるＳＥＣＡＭ色信号に対して、クロックジェ
ネレータ１２ａのＡＰＣ回路５６から出力するサンプリ
ング用クロックが一時的（例えば不定期的）に位相同期
する場合があり、このような場合、サンプリング位相が
不安定になり画面上で縦線が揺らぐような障害となる問
題点があるが、入力信号がＳＥＣＡＭ信号のときに、Ａ
ＰＣ回路５６に入力するカラーバーストを遮断し、クロ
ックジェネレータ１２ａからくし型フィルタ１０へ出力
するサンプリング用クロックを完全なフリーランにし
て、上述のような問題点を解決している。
すなわち、通常クロックジェネレータ１２ａのＡＰＣ回
路５６の時定数が緩く設定されているので、入力信号が
ＳＥＣＡＭ信号であっても、ライン毎に色副搬送波の周
波数が変わるＳＥＣＡＭ色信号に対して、クロックジェ
ネレータ１２ａのＡＰＣ回路５６から出力するサンプリ
ング用クロックが一時的（例えば不定期的）に位相同期
する場合があり、このような場合、サンプリング位相が
不安定になり画面上で縦線が揺らぐような障害となる問
題点があるが、入力信号がＳＥＣＡＭ信号のときに、Ａ
ＰＣ回路５６に入力するカラーバーストを遮断し、クロ
ックジェネレータ１２ａからくし型フィルタ１０へ出力
するサンプリング用クロックを完全なフリーランにし
て、上述のような問題点を解決している。
【００５５】前記図２に示した実施形態例では、ＢＰＦ
１３で入力信号からカラーバーストを抽出し、この抽出
したカラーバーストをスイッチ回路５８を介してクロッ
クジェネレータ１２ａに入力することによって、このク
ロックジェネレータ１２ａからくし型フィルタ１０に出
力するサンプリング用クロックを、カラーバーストに位
相同期させるようにしたが、本発明はこれに限るもので
なく、クロックジェネレータは、入力信号の入力に基づ
いて、この入力信号に含まれるカラーバーストに位相同
期されたクロックを発生してくし型フィルタに出力する
ものであればよい。
１３で入力信号からカラーバーストを抽出し、この抽出
したカラーバーストをスイッチ回路５８を介してクロッ
クジェネレータ１２ａに入力することによって、このク
ロックジェネレータ１２ａからくし型フィルタ１０に出
力するサンプリング用クロックを、カラーバーストに位
相同期させるようにしたが、本発明はこれに限るもので
なく、クロックジェネレータは、入力信号の入力に基づ
いて、この入力信号に含まれるカラーバーストに位相同
期されたクロックを発生してくし型フィルタに出力する
ものであればよい。
【００５６】図３はその一例の要部を示すもので、この
図３において、スイッチ回路５８ａがクロックジェネレ
ータ１２ｂの入力信号の入力経路に挿入され、このスイ
ッチ回路５８ａは、ＳＥＣＡＭ判別回路４０からのＳＥ
ＣＡＭ信号有、無の判別信号に基づいて、スイッチオ
フ、スイッチオン状態に制御されるように構成されてい
る。ＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力してスイッチ回路５８
ａがスイッチオンとなっているときには、このＮＴＳＣ
／ＰＡＬ信号がクロックジェネレータ１２ｂに入力する
ので、このクロックジェネレータ１２ｂは入力信号中の
カラーバーストに位相同期したサンプリング用クロック
をくし型フィルタ１０に出力する。ＳＥＣＡＭ信号が入
力してスイッチ回路５８ａをスイッチオフとなっている
ときには、このＳＥＣＡＭ信号がクロックジェネレータ
１２ｂに入力するのを遮断しているので、クロックジェ
ネレータ１２ｂからくし型フィルタ１０へ出力するサン
プリング用クロックを完全なフリーランにする。
図３において、スイッチ回路５８ａがクロックジェネレ
ータ１２ｂの入力信号の入力経路に挿入され、このスイ
ッチ回路５８ａは、ＳＥＣＡＭ判別回路４０からのＳＥ
ＣＡＭ信号有、無の判別信号に基づいて、スイッチオ
フ、スイッチオン状態に制御されるように構成されてい
る。ＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力してスイッチ回路５８
ａがスイッチオンとなっているときには、このＮＴＳＣ
／ＰＡＬ信号がクロックジェネレータ１２ｂに入力する
ので、このクロックジェネレータ１２ｂは入力信号中の
カラーバーストに位相同期したサンプリング用クロック
をくし型フィルタ１０に出力する。ＳＥＣＡＭ信号が入
力してスイッチ回路５８ａをスイッチオフとなっている
ときには、このＳＥＣＡＭ信号がクロックジェネレータ
１２ｂに入力するのを遮断しているので、クロックジェ
ネレータ１２ｂからくし型フィルタ１０へ出力するサン
プリング用クロックを完全なフリーランにする。
【００５７】前記図１、図２に示した実施形態例では、
くし型フィルタは、Ｙ／Ｃ分離回路と切換回路で構成す
るようにしたが、本発明はこれに限るものでなく、入力
信号がＳＥＣＡＭ方式の複合映像信号のときにはそのま
まＹ出力とするスルーモードに切り換えられ、入力信号
がＮＴＳＣ方式又はＰＡＬ方式の複合映像信号のときに
は輝度信号と色信号に分離してＹ出力とＣ出力とするコ
ムモードに切り換えられるものであればよい。
くし型フィルタは、Ｙ／Ｃ分離回路と切換回路で構成す
るようにしたが、本発明はこれに限るものでなく、入力
信号がＳＥＣＡＭ方式の複合映像信号のときにはそのま
まＹ出力とするスルーモードに切り換えられ、入力信号
がＮＴＳＣ方式又はＰＡＬ方式の複合映像信号のときに
は輝度信号と色信号に分離してＹ出力とＣ出力とするコ
ムモードに切り換えられるものであればよい。
【００５８】前記図１に示した実施形態例では、カラー
バースト判別回路を輝度信号処理回路及びＮＴＳＣ／Ｐ
ＡＬ色信号処理回路とともにメインチップ上に一体に構
成し、ＳＥＣＡＭ判別回路をＳＥＣＡＭ色信号処理回路
とともにサブチップ上に一体に構成して、構成部品数を
少なくした場合について説明したが、本発明はこれに限
るものでなく、カラーバースト判別回路を輝度信号処理
回路、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ色信号処理回路と別個に構成
し、（例えばメインチップと別個に構成し）、ＳＥＣＡ
Ｍ判別回路をＳＥＣＡＭ色信号処理回路と別個に構成
（例えばサブチップとは別個に構成）したものについて
も利用することができる。
バースト判別回路を輝度信号処理回路及びＮＴＳＣ／Ｐ
ＡＬ色信号処理回路とともにメインチップ上に一体に構
成し、ＳＥＣＡＭ判別回路をＳＥＣＡＭ色信号処理回路
とともにサブチップ上に一体に構成して、構成部品数を
少なくした場合について説明したが、本発明はこれに限
るものでなく、カラーバースト判別回路を輝度信号処理
回路、ＮＴＳＣ／ＰＡＬ色信号処理回路と別個に構成
し、（例えばメインチップと別個に構成し）、ＳＥＣＡ
Ｍ判別回路をＳＥＣＡＭ色信号処理回路と別個に構成
（例えばサブチップとは別個に構成）したものについて
も利用することができる。
【００５９】前記図２に示した実施形態例では、ＳＥＣ
ＡＭ判別回路をＳＥＣＡＭ色信号処理回路とともにサブ
チップ上に一体に構成した場合について説明したが、本
発明はこれに限るものでなく、ＳＥＣＡＭ判別回路をＳ
ＥＣＡＭ色信号処理回路と別個に構成（例えばサブチッ
プと別個に構成）したものについても利用することがで
きる。
ＡＭ判別回路をＳＥＣＡＭ色信号処理回路とともにサブ
チップ上に一体に構成した場合について説明したが、本
発明はこれに限るものでなく、ＳＥＣＡＭ判別回路をＳ
ＥＣＡＭ色信号処理回路と別個に構成（例えばサブチッ
プと別個に構成）したものについても利用することがで
きる。
【００６０】
【発明の効果】請求項１の発明は、各種テレビジョン方
式兼用映像機器において、モード切換型のくし型フィル
タ、カラーバースト判別回路、ＳＥＣＡＭ判別回路及び
論理和回路を具備し、カラーバースト有無の判別信号と
ＳＥＣＡＭ信号有無の判別信号の論理和信号で、くし型
フィルタをスルーモードとコムモードに切換制御するよ
うに構成したので、くし型フィルタのスルーモードとコ
ムモードの切り換えを自動的に行うことができ、従来例
の問題点を解決することができる。
式兼用映像機器において、モード切換型のくし型フィル
タ、カラーバースト判別回路、ＳＥＣＡＭ判別回路及び
論理和回路を具備し、カラーバースト有無の判別信号と
ＳＥＣＡＭ信号有無の判別信号の論理和信号で、くし型
フィルタをスルーモードとコムモードに切換制御するよ
うに構成したので、くし型フィルタのスルーモードとコ
ムモードの切り換えを自動的に行うことができ、従来例
の問題点を解決することができる。
【００６１】すなわち、くし型フィルタがコムモードの
ときにＳＥＣＡＭ信号が入力すると、ＳＥＣＡＭ判別回
路のＳＥＣＡＭ有の判別信号またはカラーバースト判別
回路のカラーバースト無の判別信号のいずれかによっ
て、くし型フィルタがコムモードからスルーモードに切
り換えられる。また、くし型フィルタがスルーモードの
ときにＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力すると、ＳＥＣＡＭ
判別回路のＳＥＣＡＭ無の判別信号とカラーバースト判
別回路のカラーバースト有の判別信号のいずれかによっ
て、くし型フィルタがスルーモードからコムモードに切
り換えられる。
ときにＳＥＣＡＭ信号が入力すると、ＳＥＣＡＭ判別回
路のＳＥＣＡＭ有の判別信号またはカラーバースト判別
回路のカラーバースト無の判別信号のいずれかによっ
て、くし型フィルタがコムモードからスルーモードに切
り換えられる。また、くし型フィルタがスルーモードの
ときにＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号が入力すると、ＳＥＣＡＭ
判別回路のＳＥＣＡＭ無の判別信号とカラーバースト判
別回路のカラーバースト有の判別信号のいずれかによっ
て、くし型フィルタがスルーモードからコムモードに切
り換えられる。
【００６２】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、くし型フィルタをＹ／Ｃ分離回路と切換回路で構成
し、ＳＥＣＡＭ信号有、無の判別信号とカラーバースト
無、有の判別信号で切換回路を切り換えて、くし型フィ
ルタのコムモードとスルーモードの切り換えを行うよう
にしたので、くし型フィルタのコムモードとスルーモー
ドのクロストークのない切り換えを、より確実に行うこ
とができる。
て、くし型フィルタをＹ／Ｃ分離回路と切換回路で構成
し、ＳＥＣＡＭ信号有、無の判別信号とカラーバースト
無、有の判別信号で切換回路を切り換えて、くし型フィ
ルタのコムモードとスルーモードの切り換えを行うよう
にしたので、くし型フィルタのコムモードとスルーモー
ドのクロストークのない切り換えを、より確実に行うこ
とができる。
【００６３】請求項３の発明は、請求項１又は２の発明
において、カラーバースト判別回路を輝度信号処理回路
及びＮＴＳＣ／ＰＡＬ色信号処理回路とともにメインチ
ップ上に一体に構成し、ＳＥＣＡＭ判別回路をＳＥＣＡ
Ｍ色信号処理回路とともにサブチップ上に一体に構成し
たので、必要とする構成部品数を少なくすることができ
る。
において、カラーバースト判別回路を輝度信号処理回路
及びＮＴＳＣ／ＰＡＬ色信号処理回路とともにメインチ
ップ上に一体に構成し、ＳＥＣＡＭ判別回路をＳＥＣＡ
Ｍ色信号処理回路とともにサブチップ上に一体に構成し
たので、必要とする構成部品数を少なくすることができ
る。
【００６４】請求項４の発明は、各種テレビジョン方式
兼用映像機器において、モード切換型のくし型フィル
タ、クロック発生回路、ＳＥＣＡＭ判別回路及びスイッ
チ回路を具備し、ＳＥＣＡＭ判別回路の判別信号でくし
型フィルタをスルーモードとコムモードに切換制御する
とともに、ＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ信号有の判
別信号でスイッチ回路をオフ状態とし、クロック発生回
路に入力するカラーバーストを遮断するようにしたの
で、くし型フィルタのスルーモードとコムモードの切り
換えを自動的に行うことができるとともに、ＳＥＣＡＭ
信号入力時にクロック発生回路のクロックがＳＥＣＡＭ
信号中の色信号に不定期に位相同期してサンプリング位
相が不安定になるのを防止することができる。
兼用映像機器において、モード切換型のくし型フィル
タ、クロック発生回路、ＳＥＣＡＭ判別回路及びスイッ
チ回路を具備し、ＳＥＣＡＭ判別回路の判別信号でくし
型フィルタをスルーモードとコムモードに切換制御する
とともに、ＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ信号有の判
別信号でスイッチ回路をオフ状態とし、クロック発生回
路に入力するカラーバーストを遮断するようにしたの
で、くし型フィルタのスルーモードとコムモードの切り
換えを自動的に行うことができるとともに、ＳＥＣＡＭ
信号入力時にクロック発生回路のクロックがＳＥＣＡＭ
信号中の色信号に不定期に位相同期してサンプリング位
相が不安定になるのを防止することができる。
【００６５】すなわち、くし型フィルタがコムモードの
ときにＳＥＣＡＭ信号が入力すると、ＳＥＣＡＭ判別回
路のＳＥＣＡＭ有の判別信号によって、くし型フィルタ
がコムモードからスルーモードに切り換えられる。ま
た、くし型フィルタがスルーモードのときにＮＴＳＣ／
ＰＡＬ信号が入力すると、ＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣ
ＡＭ無の判別信号によって、くし型フィルタがスルーモ
ードからコムモードに切り換えられる。
ときにＳＥＣＡＭ信号が入力すると、ＳＥＣＡＭ判別回
路のＳＥＣＡＭ有の判別信号によって、くし型フィルタ
がコムモードからスルーモードに切り換えられる。ま
た、くし型フィルタがスルーモードのときにＮＴＳＣ／
ＰＡＬ信号が入力すると、ＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣ
ＡＭ無の判別信号によって、くし型フィルタがスルーモ
ードからコムモードに切り換えられる。
【００６６】さらに、クロック発生回路は、入力信号が
ＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号のときには、信号中のカラーバー
ストに位相同期されたクロックを発生してくし型フィル
タに出力するが、入力信号がＳＥＣＡＭ信号のときに
は、ＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ信号有の判別信号
に基づいてスイッチ回路がスイッチオフの状態に制御さ
れるので、クロック発生回路への入力信号が遮断され
る。このため、ＳＥＣＡＭ信号入力時には、クロック発
生回路で発生するクロックがカラーバーストに位相同期
された状態から解除される（すなわち、完全なフリーラ
ンとなる）。したがって、入力信号がＳＥＣＡＭ信号の
ときに、クロック発生回路のクロックがＳＥＣＡＭ信号
中の色信号に不定期に位相同期することがない。
ＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号のときには、信号中のカラーバー
ストに位相同期されたクロックを発生してくし型フィル
タに出力するが、入力信号がＳＥＣＡＭ信号のときに
は、ＳＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ信号有の判別信号
に基づいてスイッチ回路がスイッチオフの状態に制御さ
れるので、クロック発生回路への入力信号が遮断され
る。このため、ＳＥＣＡＭ信号入力時には、クロック発
生回路で発生するクロックがカラーバーストに位相同期
された状態から解除される（すなわち、完全なフリーラ
ンとなる）。したがって、入力信号がＳＥＣＡＭ信号の
ときに、クロック発生回路のクロックがＳＥＣＡＭ信号
中の色信号に不定期に位相同期することがない。
【００６７】請求項５の発明は、請求項４の発明におい
て、入力信号がクロック発生回路へ入力する信号経路に
挿入されたスイッチ回路の前段にＢＰＦを付加し、この
ＢＰＦで抽出されたカラーバーストの入力に基づいて、
クロック発生回路がカラーバーストに位相同期したクロ
ックをサンプリング用としてくし型フィルタへ出力する
ようにしたので、クロック発生回路から出力するサンプ
リング用クロックを、より確実にカラーバーストに位相
同期させることができる。
て、入力信号がクロック発生回路へ入力する信号経路に
挿入されたスイッチ回路の前段にＢＰＦを付加し、この
ＢＰＦで抽出されたカラーバーストの入力に基づいて、
クロック発生回路がカラーバーストに位相同期したクロ
ックをサンプリング用としてくし型フィルタへ出力する
ようにしたので、クロック発生回路から出力するサンプ
リング用クロックを、より確実にカラーバーストに位相
同期させることができる。
【００６８】請求項６の発明は、請求項４又は５の発明
において、くし型フィルタをＹ／Ｃ分離回路と切換回路
で構成し、ＳＥＣＡＭ信号有、無の判別信号で切換回路
を切り換えて、くし型フィルタのコムモードとスルーモ
ードの切り換えを行うようにしたので、くし型フィルタ
のコムモードとスルーモードのクロストークのない切り
換えを、より確実に行うことができる。
において、くし型フィルタをＹ／Ｃ分離回路と切換回路
で構成し、ＳＥＣＡＭ信号有、無の判別信号で切換回路
を切り換えて、くし型フィルタのコムモードとスルーモ
ードの切り換えを行うようにしたので、くし型フィルタ
のコムモードとスルーモードのクロストークのない切り
換えを、より確実に行うことができる。
【００６９】請求項７の発明は、請求項４、５又は６の
発明において、ＳＥＣＡＭ判別回路をＳＥＣＡＭ色信号
処理回路とともにサブチップ上に一体に構成したので、
必要とする構成部品数を少なくすることができる。
発明において、ＳＥＣＡＭ判別回路をＳＥＣＡＭ色信号
処理回路とともにサブチップ上に一体に構成したので、
必要とする構成部品数を少なくすることができる。
【図１】本発明による各種テレビジョン方式兼用映像機
器のくし型フィルタ制御回路の一実施形態例を示すブロ
ック図である。
器のくし型フィルタ制御回路の一実施形態例を示すブロ
ック図である。
【図２】本発明による各種テレビジョン方式兼用映像機
器のくし型フィルタ制御回路の他の実施形態例を示すブ
ロック図である。
器のくし型フィルタ制御回路の他の実施形態例を示すブ
ロック図である。
【図３】図２の実施形態例において、クロックジェネレ
ータの入力信号入力側に設けられたスイッチ回路の前段
に挿入されたＢＰＦを省略した場合を示す要部ブロック
図である。
ータの入力信号入力側に設けられたスイッチ回路の前段
に挿入されたＢＰＦを省略した場合を示す要部ブロック
図である。
【図４】ＮＴＳＣ、ＰＡＬ、ＳＥＣＡＭ方式の相違を示
す説明図である。
す説明図である。
１０…くし型フィルタ、 １２、１２ａ、１２ｂ…クロ
ックジェネレータ（クロック発生回路の一例）、 １３
…ＢＰＦ（バンドパスフィルタ）、 １４…Ｙ／Ｃ分離
回路、 １６、２２、５４…切換回路、 １８、２０…
１ライン（１Ｈ）遅延回路、 ２４…加算回路、 ２６
…減算回路、 ２８、２８ａ…メインチップ、 ３０…
サブチップ、 ３２…輝度信号処理回路、 ３４…ＮＴ
ＳＣ／ＰＡＬ色復調回路（ＮＴＳＣ／ＰＡＬ色信号処理
回路の一例）、 ３６…カラーバースト判別回路、 ３
８…ＳＥＣＡＭ色復調回路（ＳＥＣＡＭ色信号処理回路
の一例）、 ４０…ＳＥＣＡＭ判別回路、 ４２…論理
和回路、 ４４…同期分離回路、 ４６…ＡＦＣ（自動
周波数制御）回路、 ４８…波形整形回路、 ５０、５
２…水晶振動子、 ５６…ＡＰＣ（自動位相制御）回
路、 ５８…スイッチ回路、 Ｆｓｃ…色副搬送波の周
波数、 ４Ｆｓｃ…クロックの周波数、 （ＮＴ／Ｐ
Ｌ）−１、（ＮＴ／ＰＬ）−２…切換制御信号、 Ｒ−
Ｙ、Ｂ−Ｙ…色差信号、 Ｙ…輝度信号。
ックジェネレータ（クロック発生回路の一例）、 １３
…ＢＰＦ（バンドパスフィルタ）、 １４…Ｙ／Ｃ分離
回路、 １６、２２、５４…切換回路、 １８、２０…
１ライン（１Ｈ）遅延回路、 ２４…加算回路、 ２６
…減算回路、 ２８、２８ａ…メインチップ、 ３０…
サブチップ、 ３２…輝度信号処理回路、 ３４…ＮＴ
ＳＣ／ＰＡＬ色復調回路（ＮＴＳＣ／ＰＡＬ色信号処理
回路の一例）、 ３６…カラーバースト判別回路、 ３
８…ＳＥＣＡＭ色復調回路（ＳＥＣＡＭ色信号処理回路
の一例）、 ４０…ＳＥＣＡＭ判別回路、 ４２…論理
和回路、 ４４…同期分離回路、 ４６…ＡＦＣ（自動
周波数制御）回路、 ４８…波形整形回路、 ５０、５
２…水晶振動子、 ５６…ＡＰＣ（自動位相制御）回
路、 ５８…スイッチ回路、 Ｆｓｃ…色副搬送波の周
波数、 ４Ｆｓｃ…クロックの周波数、 （ＮＴ／Ｐ
Ｌ）−１、（ＮＴ／ＰＬ）−２…切換制御信号、 Ｒ−
Ｙ、Ｂ−Ｙ…色差信号、 Ｙ…輝度信号。
Claims (7)
- 【請求項１】ＮＴＳＣ、ＰＡＬ、ＳＥＣＡＭ方式のうち
のＳＥＣＡＭ方式を含む２種以上の複合映像信号を入力
信号とする各種テレビジョン方式兼用映像機器におい
て、前記入力信号がＳＥＣＡＭ方式の複合映像信号のと
きにはそのままＹ出力とするスルーモードに切り換えら
れ、前記入力信号がＮＴＳＣ方式又はＰＡＬ方式の複合
映像信号のときには輝度信号と色信号に分離してＹ出力
とＣ出力とするコムモードに切り換えられるくし型フィ
ルタと、このくし型フィルタのＣ出力中にカラーバース
トが有るか否かを判別するカラーバースト判別回路と、
前記くし型フィルタのＹ出力中にＳＥＣＡＭ方式の複合
映像信号が有るか否かを判別するＳＥＣＡＭ判別回路
と、前記カラーバースト判別回路と前記ＳＥＣＡＭ判別
回路の判別信号の論理和信号を、前記くし型フィルタに
おけるスルーモードとコムモードの切換制御信号とする
論理和回路とを具備してなることを特徴とする各種テレ
ビジョン方式兼用映像機器のくし型フィルタ制御回路。 - 【請求項２】くし型フィルタは、入力信号を輝度信号と
色信号に分離するＹ／Ｃ分離回路と、前記入力信号と前
記Ｙ／Ｃ分離回路で分離された輝度信号とを、カラーバ
ースト判別回路とＳＥＣＡＭ判別回路の判別信号との論
理和信号で切り換えてＹ出力とする切換回路とからなる
請求項１記載の各種テレビジョン方式兼用映像機器のく
し型フィルタ制御回路。 - 【請求項３】カラーバースト判別回路は、輝度信号処理
回路及びＮＴＳＣ／ＰＡＬ色信号処理回路とともにメイ
ンチップ上に一体に構成され、ＳＥＣＡＭ判別回路は、
ＳＥＣＡＭ色信号処理回路とともにサブチップ上に一体
に構成されてなる請求項１または２記載の各種テレビジ
ョン方式兼用映像機器のくし型フィルタ制御回路。 - 【請求項４】ＮＴＳＣ、ＰＡＬ、ＳＥＣＡＭ方式のうち
のＳＥＣＡＭ方式を含む２種以上の複合映像信号を入力
信号とする各種テレビジョン方式兼用映像機器におい
て、前記入力信号がＳＥＣＡＭ方式の複合映像信号のと
きにはそのままＹ出力とするスルーモードに切り換えら
れ、前記入力信号がＮＴＳＣ方式又はＰＡＬ方式の複合
映像信号のときには輝度信号と色信号に分離してＹ出力
とＣ出力とするコムモードに切り換えられるくし型フィ
ルタと、前記入力信号の入力に基づいて、前記入力信号
中のカラーバーストに位相同期されたクロックを発生し
て前記くし型フィルタに出力するクロック発生回路と、
前記くし型フィルタのＹ出力中にＳＥＣＡＭ方式の複合
映像信号が有るか否かを判別し、この判別信号を前記く
し型フィルタにおけるスルーモードとコムモードの切換
制御信号とするＳＥＣＡＭ判別回路と、このＳＥＣＡＭ
判別回路のＳＥＣＡＭ信号有の判別信号に基づいて前記
クロック発生回路に入力するカラーバーストを遮断する
スイッチ回路とを具備してなることを特徴とする各種テ
レビジョン方式兼用映像機器のくし型フィルタ制御回
路。 - 【請求項５】ＮＴＳＣ、ＰＡＬ、ＳＥＣＡＭ方式のうち
のＳＥＣＡＭ方式を含む２種以上の複合映像信号を入力
信号とする各種テレビジョン方式兼用映像機器におい
て、前記入力信号がＳＥＣＡＭ方式の複合映像信号のと
きにはそのままＹ出力とするスルーモードに切り換えら
れ、前記入力信号がＮＴＳＣ方式又はＰＡＬ方式の複合
映像信号のときには輝度信号と色信号に分離してＹ出力
とＣ出力とするコムモードに切り換えられるくし型フィ
ルタと、前記入力信号からカラーバーストを抽出するバ
ンドパスフィルタと、この抽出されたカラーバーストの
入力に基づいて、このカラーバーストに位相同期された
クロックを発生して前記くし型フィルタに出力するクロ
ック発生回路と、前記くし型フィルタのＹ出力中にＳＥ
ＣＡＭ方式の信号が有るか否かを判別し、この判別信号
を前記くし型フィルタにおけるスルーモードとコムモー
ドの切換制御信号とするＳＥＣＡＭ判別回路と、このＳ
ＥＣＡＭ判別回路のＳＥＣＡＭ信号有の判別信号に基づ
いて前記クロック発生回路に入力するカラーバーストを
遮断するスイッチ回路とを具備してなることを特徴とす
る各種テレビジョン方式兼用映像機器のくし型フィルタ
制御回路。 - 【請求項６】くし型フィルタは、入力信号を輝度信号と
色信号に分離するＹ／Ｃ分離回路と、前記入力信号と前
記Ｙ／Ｃ分離回路で分離された輝度信号とをＳＥＣＡＭ
判別回路の判別信号で切り換えてＹ出力とする切換回路
とからなる請求項４または５記載の各種テレビジョン方
式兼用映像機器のくし型フィルタ制御回路。 - 【請求項７】ＳＥＣＡＭ判別回路は、ＳＥＣＡＭ色信号
処理回路とともにサブチップ上に一体に構成されてなる
請求項４、５または６記載の各種テレビジョン方式兼用
映像機器のくし型フィルタ制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15486296A JPH09322193A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 各種テレビジョン方式兼用映像機器のくし型フィルタ制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15486296A JPH09322193A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 各種テレビジョン方式兼用映像機器のくし型フィルタ制御回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09322193A true JPH09322193A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15593549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15486296A Pending JPH09322193A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 各種テレビジョン方式兼用映像機器のくし型フィルタ制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09322193A (ja) |
-
1996
- 1996-05-27 JP JP15486296A patent/JPH09322193A/ja active Pending
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