JPH09322108A - 画像処理装置及び動画像伝送装置 - Google Patents

画像処理装置及び動画像伝送装置

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JPH09322108A
JPH09322108A JP8130287A JP13028796A JPH09322108A JP H09322108 A JPH09322108 A JP H09322108A JP 8130287 A JP8130287 A JP 8130287A JP 13028796 A JP13028796 A JP 13028796A JP H09322108 A JPH09322108 A JP H09322108A
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clock
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Motoi Tariki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信側のメモリに対する動画像データの書込
動作及び読出動作が競合することを防ぐ画像処理装置及
び動画像伝送装置を提供する。 【解決手段】 記憶手段204は、第1の周波数を有す
る第1のクロックで入力される画像データを記憶する。
書込制御手段205は、上記第1のクロックと同期した
書込信号で上記画像データを記憶手段204に書き込
む。検出手段210は、上記書込信号と上記読出信号の
位相差を検出する。読出制御手段206は、第2の周波
数を有する読出信号で記憶手段204から上記画像デー
タを読み出す際、検出手段210で検出された位相差に
応じて、上記読出信号の位相を上記画像データの垂直同
期信号単位に変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリに対する画
像データの書込動作と読出動作を異なるタイミングで行
うようにした画像処理装置、及び上記画像処理装置を用
いて無線通信又は有線通信により動画像データを伝送す
る動画像伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、ビデオカメラで得ら
れた映像信号をモニタ側に有線又は無線で送信し、モニ
タ側で受信した映像信号を画面表示するようにした動画
像伝送装置が提案されている。
【0003】このような動画像伝送装置は、例えば、図
6に示すような送信機300と、図7に示すような受信
機400とからなり、送信機300はビデオカメラ等か
らの映像信号を受信機400に無線で送信し、受信機4
00は送信機300からの映像信号を受信して図示して
いないモニタに供給するようになされている。また、こ
の動画像伝送装置は、スペクトラム拡散変調方式を用い
てテレビジョン方式の映像信号を伝送するようになされ
ている。
【0004】すなわち、上記図6の送信機300におい
て、ビデオカメラ等の映像信号供給部301からディジ
タル化された映像信号(以下、画像データと言う)が供
給される。この画像データは、書込タイミング発生回路
302が発生する制御パルスに基づいてメモリ303に
書き込まれると共に、読出タイミング発生回路304が
発生する制御パルスに基づいてメモリ303から読み出
され、送信回路306により送信アンテナ307を介し
てスペクトラム拡散変調されて受信機400に送信され
る。一方、上記図7の受信機400は、画像処理装置か
らなり、送信機300からの送信信号を受信アンテナ4
01を介して受信回路402によりを受信しスペクトラ
ム逆拡散して画像データに復元する。この画像データ
は、書込タイミング発生回路405が発生する制御パル
スに基づいてメモリ404a及び404bに交互に書き
込まれると共に、読出タイミング発生回路406が発生
する制御パルスに基づいてメモリ404a又は404b
から交互に読み出され、NTSC方式又はPAL方式の
エンコーダ408によりエンコードされてモニタに供給
される。
【0005】図8は送信機300において、書込タイミ
ング発生回路302が発生する制御パルスにより、映像
信号供給部301から出力される画像データをメモリ3
03に書き込むタイミングと、読出タイミング発生回路
304が発生する制御パルスにより、メモリ303から
画像データを読み出して送信回路306に供給するタイ
ミングとを示すタイミングチャートである。また、図9
は受信機400において、書込タイミング発生回路40
5が発生する制御パルスにより、受信回路402から出
力される画像データをメモリ404a及び404bに交
互に書き込むタイミングと、読出タイミング発生回路4
06が発生する制御パルスにより、メモリ404a又は
404bから交互に読み出してエンコーダ408に供給
するタイミングとを示すタイミングチャートである。以
下、上記図6〜図9を用いて、送信機300及び受信機
400の各動作タイミングについて説明する。
【0006】先ず、送信機300において、映像信号供
給部301から書込タイミング発生回路302には、図
示していない第1のクロック周波数を有するサンプリン
グクロックを分周して生成された垂直同期パルスVD3
及びスイッチパルスSW3が供給される。書込タイミン
グ発生回路302は、スイッチパルスSW3の立ち上が
りで作動状態となり、垂直同期パルスVD3に基づい
て、12フィールド毎にHIGHレベルとなる書込イネ
ーブルパルスWE3を生成してメモリ303に供給す
る。この書込イネーブルパルスWE3により、メモリ3
03には、12フィールド毎に1フィールド分の画像デ
ータが書き込まれる。
【0007】また、書込タイミング発生回路302は、
垂直同期パルスVD3を、図示していないサンプリング
クロックを分周して生成された水平同期パルスの立ち上
がりと、上記第1のクロック周波数を有するサンプリン
グパルスとで画像データと同期をとった書込アドレスク
リアパルスRSTW3を生成してメモリ303に供給す
る。この書込アドレスクリアパルスRSTW3の立ち上
がりで、メモリ303の書込アドレスがクリアされる。
【0008】そして、メモリ303への画像データの書
込みが終了すると、読出タイミング発生回路406は、
第2のクロック周波数を有する図示していない転送クロ
ックに同期した読出イネーブルパルスRE3、書込イネ
ーブルパルスWE3に対して逆位相の読出アドレスクリ
アパルスRSTR3及び出力パルスTxON3を生成し
てメモリ303に供給する。
【0009】したがって、読出イネーブルパルスRE3
のHIGHレベルの区間で、上記転送クロックに同期し
てメモリ303から画像データが読み出され、読出アド
レスクリアパルスRSTR3の立ち上がりで、メモリ3
03の読出アドレスがクリアされる。
【0010】すなわち、書込イネーブルパルスWE3に
より1フィールド分の画像データがメモリ303に書き
込まれた直後に、読出アドレスクリアパルスRSTR3
によりメモリ303の読出アドレスがクリアされ、直ち
に読出イネーブルパルスRE3によりメモリ303から
画像データが読み出される。
【0011】そして、メモリ303から読み出された画
像データは、出力パルスTxON3のHIGHレベルの
区間で、送信回路307に供給されて受信機400に送
信される。
【0012】次に、受信機400において、受信回路4
02から書込タイミング発生回路405には、上記第2
のクロック周波数を有する転送クロックと同じ周波数の
受信用の図示していない同期クロックと、受信データの
タイミングを示す同期パルスRxON4とが供給され
る。また、エンコーダ408から読出タイミング発生回
路406には、第3のクロック周波数を有するサンプリ
ングクロックを分周して生成された垂直同期パルスVD
4が供給される。
【0013】書込タイミング発生回路405は、同期パ
ルスRxON4、すなわち送信機300における出力パ
ルスTxON3に同期した同期パルスRxON4に基づ
いて、メモリ404aとメモリ404bが交互にアクテ
ィブとなるようなタイミングで、メモリ404a用の書
込イネーブルパルスWE4a及びメモリ404b用の書
込イネーブルパルスWE4bを生成してメモリ404a
及びメモリ404bに供給する。これらの書込イネーブ
ルパルスWE4a及びWE4bにより、メモリ404a
における書込動作とメモリ404bにおける書込動作が
交互に行われる。すなわち、1回の書込動作の期間に送
信機300から送信されてくる1フィールド分の画像デ
ータは、1フィールドおきに書込み先のメモリがメモリ
404a又はメモリ404bに切り換えられることによ
り、メモリ404aとメモリ404bに交互に書き込ま
れる。
【0014】また、書込タイミング発生回路405は、
書込イネーブルパルスWE4aの立ち上がり及び立ち下
がりのタイミングでメモリ404a用の書込アドレスク
リアパルスRSTW4aを生成してメモリ404aに供
給し、書込イネーブルパルスWE4bの立ち上がり及び
立ち下がりのタイミングでメモリ404b用の書込アド
レスクリアパルスRSTW4bを生成してメモリ404
bに供給する。これらの書込アドレスクリアパルスRS
TW4a及びRSTW4bにより、書込イネーブルパル
スWE4aの立ち上がり及び立ち下がりのタイミング
で、メモリ404aの書込アドレスがクリアされ、書込
イネーブルパルスWE4bの立ち上がり及び立ち下がり
のタイミングで、メモリ404bの書込アドレスがクリ
アされる。
【0015】そして、例えば、書込イネーブルパルスW
E4aにより、メモリ404aに1フィールド分の画像
データが書き込まれると、その直後の垂直同期パルスV
D4の立ち上がりのタイミングで、読出タイミング発生
回路406は、メモリ404a用の読出イネーブルパル
スRE4aを生成してメモリ404aに供給する。この
読出イネーブルパルスRE4aの立ち上がりで、メモリ
404aの画像データの読出動作が開始される。
【0016】また、読出タイミング発生回路406は、
垂直同期クロックVD4を、第3のクロック周波数を有
するサンプリングクロックを分周して生成された図示し
ていない水平同期パルスの立ち上がりと、第3のクロッ
ク周波数を有する図示していないクロックとで同期をと
った読出アドレスクリアパルスRSTR4aを生成して
メモリ404aに供給する。これにより、エンコーダ4
08から読出タイミング発生回路406に対して出力さ
れる垂直同期パルスVD4に同期して、メモリ404a
から読み出される画像データのアドレスが更新される。
【0017】上述のようにして、12フィールド期間、
メモリ404aからは、送信機300から送信されてき
た1フィールド分の画像データが繰り返し読み出され
る。また、メモリ404aから繰り返し12フィールド
期間同じ1フィールド分の画像データが読み出されてい
る間、上述したメモリ404aにおける書込動作と同様
にして、メモリ404bにも送信機300から送信され
て来る次のフィールドの画像データが書き込まれる。そ
して、メモリ404aからの画像データの読み出しが終
了すると同時に、メモリ404bからの画像データの読
み出しが開始される。このとき、スイッチ407によ
り、12フィールド毎に、メモリ404aからエンコー
ダ408に対する出力とメモリ404bからエンコーダ
408に対する出力が交互に切り換えられる。これによ
り、エンコーダ408には、連続した画像データが供給
されることとなる。
【0018】そして、エンコーダ408は、メモリ40
4a及びメモリ404bからの画像データを、NTSC
方式又はPAL方式の映像信号にエンコードして図示し
ていないモニタに供給し、上記モニタによりNTSC方
式又はPAL方式の映像信号が画面表示される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述した動画
像伝送装置では、図示していないが、送信機300と受
信機400に各々基準周波数発振器が設けられている。
この基準周波数発振器は、上述したような第1〜第3の
クロック周波数を有する各同期信号を生成するためのも
のであるが、送信機300と受信機400で処理する映
像信号が同じテレビジョン方式であっても、送信機30
0の基準周波数発振器と、受信機400の基準周波数発
振器との間にばらつきが生じているため、第1〜第3の
クロック周波数は互いに同期していないのが一般的であ
る。このため、受信機400において、例えば、メモリ
404aに対する書込イネーブルパルスWE4aと、メ
モリ404aに対する読出イネーブルパルスRE4aと
の間に位相差が生じてくる。
【0020】具体的に言うと、まず、送信機300にお
ける出力パルスTxON3は、第2のクロック周波数を
有する転送クロックに同期したパルスであり、受信機4
00における同期パルスRxON4は、出力パルスTx
ON3に同期したパルスである。そして、書込イネーブ
ルパルスWE4aは、同期パルスRxON4に基づいて
生成されたパルスである。すなわち、書込イネーブルパ
ルスWE4aは、送信機300の基準周波数発振器によ
り生成された第2のクロック周波数を有する転送クロッ
クに依存したパルスである。一方、読出イネーブルパル
スRE4aは、第3のクロック周波数を有するクロック
を基準とした垂直同期パルスVD4に基づいて生成され
たパルスである。すなわち、読出イネーブルパルスRE
4aは、受信機400の基準周波数発振器により生成さ
れた第3のクロック周波数を有するクロックに依存した
パルスである。したがって、第2のクロック周波数を発
振する送信機300の基準周波数発振器と、第3のクロ
ック周波数を発振する受信機400の基準周波数発振器
との間にずれが生じていることにより、第2のクロック
周波数を有する転送クロックと、第3のクロック周波数
を有するクロックとの間に位相差が生じることとなる。
このため、上述したような従来の動画像伝送装置では、
上記図9の破線部Dに示すように、例えば、書込イネー
ブルパルスWE4aが読出イネーブルパルスRE4aに
対して時間の経過と共に遅れてしまい、書込イネーブル
パルスWE4aと読出イネーブルパルスRE4aが時間
軸上で重なってしまう競合期間Tが生じる場合があっ
た。
【0021】したがって、上記動画像伝送装置では、受
信側において、送信側から送信されてきた1フィールド
分の画像データがメモリに完全に書き込まれないうち
に、上記メモリからの画像データの読み出しが開始され
てしまい、この結果、上記動画像伝送装置から画像デー
タが供給されるモニタにより表示される画面が、表示画
面の途中から前回書き込まれた12フィールド前の画面
に切り替わることがあった。また、逆に1フィールド分
の画像データがメモリから完全に読み出されないうちに
書き込みが開始されてしまうと、モニタで表示される画
面が表示の途中で12フィールド先の画面に切り替わる
ことになり、非常に見苦しいものであった。
【0022】上述のように、上記動画像伝送装置では、
送信側と受信側間で動画像データが非同期して伝送され
る場合、受信側のメモリに対する動画像データの書込動
作及び読出動作が競合してしまい、良好な再生画像を得
ることができなかった。
【0023】本発明は上記の欠点を除去するために成さ
れたもので、メモリに対する動画像データの書込動作及
び読出動作が競合することを防ぐことにより、良好な再
生画像を得ることができる画像処理装置を提供すること
を目的としている。また、本発明は、送信側と受信側間
で動画像データが非同期して伝送される場合に、受信側
のメモリに対する動画像データの書込動作及び読出動作
が競合することを防ぐことにより、良好な再生画像を得
ることができる動画像伝送装置を提供することを目的と
している。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、第1の周波数を有する第1のクロックで入力され
る画像データを記憶する記憶手段と、上記第1のクロッ
クと同期した書込信号で上記画像データを上記記憶手段
に書き込む書込制御手段と、第2の周波数を有する読出
信号で上記記憶手段から上記画像データを読み出す読出
制御手段と、上記書込信号と上記読出信号の位相差を検
出する検出手段とを備える。そして、上記読出制御手段
は、上記検出手段で検出された位相差に応じて、上記読
出信号の位相を上記画像データの垂直同期信号単位に変
化させることを特徴とする。また、本発明に係る画像処
理装置は、上記記憶手段は、第1のフィールドメモリと
第2のフィールドメモリからなり、上記書込制御手段と
上記読出制御手段は、先ず、上記第1のフィールドメモ
リへの書込動作を複数フィールドについて行った後、読
出動作を行い、次に、上記第2のフィールドメモリへの
書込動作を複数フィールドについて行った後、読出動作
を行うことを特徴とする。また、本発明に係る画像処理
装置は、上記読出信号は、上記第1のクロックとは非同
期に発生される第2のクロックに同期していることを特
徴とする。本発明に係る動画像伝送装置は、動画像デー
タを第1の周波数を有する第1のクロックで送信する送
信手段と、上記送信手段からの動画像データを上記第1
のクロックで受信して出力する受信手段とからなる動画
像伝送装置であって、上記受信手段は、受信した動画像
データを記憶する受信データ記憶手段と、上記第1のク
ロックと同期した書込信号で上記動画像データを上記受
信データ記憶手段に書き込む書込制御手段と、第2の周
波数を有する読出信号で上記受信データ記憶手段から上
記画像データを読み出す読出制御手段と、上記書込信号
と上記読出信号の位相差を検出する検出手段とを備え
る。そして、上記読出制御手段は、上記検出手段で検出
された位相差に応じて、上記読出信号の位相を上記画像
データの垂直同期信号単位に変化させることを特徴とす
る。また、本発明に係る動画像伝送装置は、上記送信手
段は、映像信号供給手段により得られた動画像データを
送信することを特徴とする。また、本発明に係る動画像
伝送装置は、上記送信手段及び受信手段は、無線により
送信及び受信することを特徴とする。また、本発明に係
る動画像伝送装置は、上記送信手段は、上記映像信号供
給手段により得られた動画像データを記憶し上記第1の
クロックで読み出す送信データ記憶手段を有することを
特徴とする。また、本発明に係る動画像伝送装置は、上
記受信データ記憶手段は、第1のフィールドメモリと第
2のフィールドメモリからなり、上記書込制御手段と上
記読出制御手段は、先ず、上記第1のフィールドメモリ
への書込動作を複数フィールドについて行った後、読出
動作を行い、次に、上記第2のフィールドメモリへの書
込動作を複数フィールドについて行った後、読出動作を
行うことを特徴とする。また、本発明に係る動画像伝送
装置は、上記読出信号は、上記第1のクロックとは非同
期に発生される第2のクロックに同期していることを特
徴とする。
【0025】
【作用】本発明に係る画像処理装置では、書込制御手段
は、第1の周波数を有する第1のクロックで入力された
画像データを、上記第1のクロックと同期した書込信号
で記憶手段に書き込む。また、読出制御手段は、第2の
周波数を有する読出信号で上記記憶手段から上記画像デ
ータを読み出す。このとき、検出手段は、上記書込信号
と上記読出信号の位相差を検出する。そこで、上記読出
制御手段は、上記検出手段で検出された位相差に応じ
て、上記読出信号の位相を上記画像データの垂直同期信
号単位に変化させて上記画像データを読み出す。また、
本発明に係る画像処理装置では、上記書込制御手段と上
記読出制御手段は、先ず、上記記憶手段の第1のフィー
ルドメモリへの書込動作を複数フィールドについて行っ
た後、読出動作を行い、次に、上記記憶手段の第2のフ
ィールドメモリへの書込動作を複数フィールドについて
行った後、読出動作を行う。また、本発明に係る画像処
理装置では、上記読出信号は、上記第1のクロックとは
非同期に発生される第2のクロックに同期している。す
なわち、上記書込信号と上記読出信号は非同期してい
る。本発明に係る動画像伝送装置では、送信手段は、動
画像データを第1の周波数を有する第1のクロックで送
信する。また、受信手段において、書込制御手段は、上
記第1のクロックで受信された動画像データを上記第1
のクロックと同期した書込信号で受信データ記憶手段に
書き込む。読出制御手段は、第2の周波数を有する読出
信号で上記受信データ記憶手段から上記画像データを読
み出す。このとき、検出手段は、上記書込信号と上記読
出信号の位相差を検出する。そこで、上記読出制御手段
は、上記検出手段で検出された位相差に応じて、上記読
出信号の位相を上記画像データの垂直同期信号単位に変
化させる。また、本発明に係る動画像伝送装置では、上
記送信手段は、映像信号供給手段により得られた動画像
データを送信する。また、本発明に係る動画像伝送装置
では、上記送信手段及び受信手段は、無線により送信及
び受信する。また、本発明に係る動画像伝送装置では、
上記送信手段は、送信データ記憶手段に上記映像信号供
給手段により得られた動画像データを記憶し上記第1の
クロックで読み出す。また、本発明に係る動画像伝送装
置では、上記書込制御手段と上記読出制御手段は、先
ず、上記受信データ記憶手段の第1のフィールドメモリ
への書込動作を複数フィールドについて行った後、読出
動作を行い、次に、上記受信データ記憶手段の第2のフ
ィールドメモリへの書込動作を複数フィールドについて
行った後、読出動作を行う。また、本発明に係る動画像
伝送装置では、上記読出信号は、上記第1のクロックと
は非同期に発生される第2のクロックに同期している。
すなわち、上記書込信号と上記読出信号は非同期してい
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。本発明に係る動画像伝送装置
は、例えば、図1に示すような送信機100と、図2に
示すような受信機200とからなり、受信機200は、
本発明に係る画像処理装置を適用したものである。ま
た、この動画像伝送装置は、スペクトラム拡散変調方式
を用いてテレビジョン方式の画像データを無線伝送する
ようになされた装置である。
【0027】まず、送信機100は、ビデオカメラ等の
映像信号供給部101と、映像信号供給部101の出力
が供給される書込タイミング発生回路102と、書込タ
イミング発生回路102及び映像信号供給部101の各
出力が供給されるメモリ103と、メモリ103の出力
が供給されるシフトレジスタ103と、シフトレジスタ
103の出力が供給される送信回路106と、送信回路
106の出力が供給される読出タイミング発生回路10
4とを備えており、メモリ103には、読出タイミング
発生回路104の出力も供給されるように成されてい
る。また、送信回路106は、送信アンテナ107によ
り、信号を受信機200に対して送信するようになされ
ている。また、送信機100は、図示していない基準周
波数発振器を備えており、上記基準周波数発振器によ
り、後述する第1のクロック周波数を有する同期信号
や、第2のクロック周波数を有する同期信号を生成する
ようになされている。
【0028】受信機200は、受信アンテナ201によ
り受信された送信機100からの信号が供給される受信
回路202と、受信回路202の出力が供給される書込
タイミング発生回路205及びシフトレジスタ203
と、書込タイミング発生回路205及びシフトレジスタ
203の各出力が供給されるメモリ204と、メモリ2
04の出力が供給されるスイッチ207と、スイッチ2
07の出力が供給されるエンコーダ208と、エンコー
ダ208の出力が供給される読出タイミング発生回路2
06とを備えており、読出タイミング発生回路206の
出力は、メモリ204及びスイッチ207に各々供給さ
れ、エンコーダ208の出力は、図示していないモニタ
にも供給されるようになされている。また、メモリ20
4は、2系統に分かれた2つのメモリ204aとメモリ
204bからなり、シフトレジスタ203の出力がメモ
リ204aとメモリ204bに供給され、メモリ204
aとメモリ204bの各出力がスイッチ207に供給さ
れるようになされている。さらに、受信機200は、図
示していない基準周波数発振器を備えており、上記基準
周波数発振器により、後述する第3のクロック周波数を
有する同期信号を生成するようになされている。
【0029】ここで、受信機200は、上述した構成用
件に加えて、位相検出回路210を備えている。この位
相検出回路210には、書込タイミング発生回路205
及び読出タイミング発生回路206の各出力が供給さ
れ、位相検出回路210の出力は、読出タイミング発生
回路206に供給されるようになされている。
【0030】まず、図3は送信機100において、書込
タイミング発生回路102が発生する制御パルスによ
り、映像信号供給部101から出力される画像データを
メモリ103に書き込むタイミングと、読出タイミング
発生回路104が発生する制御パルスにより、メモリ1
03から画像データを読み出して送信回路106に供給
するタイミングとを示すタイミングチャートである。ま
た、図4は受信機200において、書込タイミング発生
回路205が発生する制御パルスにより、受信回路20
2から出力される画像データをメモリ204a及びメモ
リ204bに交互に書き込むタイミングと、読出タイミ
ング発生回路206が発生する制御パルスにより、メモ
リ204a又はメモリ204bから交互に読み出してエ
ンコーダ208に供給するタイミングとを示すタイミン
グチャートである。
【0031】以下、上記図1〜図4を用いて、送信機1
00及び受信機200の各動作について説明する。
【0032】先ず、送信機100において、映像信号供
部101は、例えば、NTSC方式の映像信号をディジ
タル化して得られた画像データをメモリ103に供給す
る。また、映像信号供部101は、上述した送信機10
0に設けられた基準周波数発振器により生成された第1
のクロック周波数を有するサンプリングクロックを分周
することにより垂直同期パルスVD1及び図示していな
い水平同期パルスを生成して書込タイミング発生回路1
02に供給する。さらに、映像信号供給部101は、書
込タイミング発生回路102を作動状態にするためのス
イッチパルスSW1を生成して書込タイミング発生回路
102に供給する。
【0033】書込タイミング発生回路102は、スイッ
チパルスSW1の立ち上がりで作動状態となり、映像信
号供給部101からの垂直同期パルスVD1を12分周
することにより、12フィールド毎にHIGHレベルと
なる書込イネーブルパルスWE1を生成してメモリ10
3に供給する。この書込イネーブルパルスWE1によ
り、メモリ103には、12フィールド毎に1フィール
ド分の画像データが書き込まれる。また、書込タイミン
グ発生回路102は、垂直同期パルスVD1を、映像信
号供給部101からの図示していない水平同期パルスの
立ち上がりと、上記第1のクロック周波数を有する図示
していないサンプリングパルスとで画像データと同期を
とった書込アドレスクリアパルスRSTW1を生成して
メモリ103に供給する。この書込アドレスクリアパル
スRSTW3の立ち上がりで、メモリ303の書込アド
レスがクリアされる。
【0034】上述のようにして、メモリ103への画像
データの書込みが終了すると、読出タイミング発生回路
104は、上述した送信機100に設けられた基準周波
数発振器により生成された第2のクロック周波数を有す
る図示していない転送クロックに同期した読出イネーブ
ルパルスRE3を生成してメモリ103に供給する。こ
の読出イネーブルパルスRE3のHIGHレベルの区間
で、上記転送クロックに同期して、メモリ103から画
像データが読み出される。また、読出タイミング発生回
路104は、書込イネーブルパルスWE1と逆位相の読
出アドレスクリアパルスRSTR1を生成してメモリ1
03に供給する。この読出アドレスクリアパルスRST
R1の立ち上がりで、メモリ103の読出アドレスがク
リアされる。
【0035】すなわち、書込イネーブルパルスWE1に
より1フィールド分の画像データがメモリ103に書き
込まれた直後に、読出アドレスクリアパルスRSTR1
によりメモリ103の読出アドレスがクリアされ、直ち
に読出イネーブルパルスRE1によりメモリ103から
画像データが読み出される。
【0036】そして、読出タイミング発生回路104
は、出力パルスTxON1を生成してメモリ103に供
給する。この出力パルスTxON1のHIGHレベルの
区間で、メモリ103から読み出された画像データは、
シフトレジスタ105に供給され、シフトレジスタ10
5により出力タイミングがとられて、送信回路106に
供給される。
【0037】送信回路106は、シフトレジスタ105
からの画像データを送信アンテナ107を介してスぺク
トラム拡散変調して受信機200に送信する。
【0038】次に、受信機200において、受信アンテ
ナ201により受信された送信機100からのデータ
は、受信回路202に供給される。
【0039】受信回路202は、受信アンテナ201で
受信されたデータをスペクトラム逆拡散して画像データ
に復元し、その画像データをシフトレジスタ203に供
給する。また、受信回路202は、上記第2のクロック
周波数を有する転送クロックと同じ周波数の受信用の図
示していない同期クロックと、受信アンテナ201で受
信されたデータのタイミングを示す同期パルスRxON
2とを生成して書込タイミング発生回路205に供給す
る。
【0040】そして、シフトレジスタ203に供給され
た画像データは、シフトレジスタ203により出力タイ
ミングがとられてメモリ204に供給される。
【0041】メモリ204は、メモリ204aで書込動
作が行われている間はメモリ204bで読出動作が行わ
れ、メモリ204bで書込動作が行われている間はメモ
リ204aで読出動作が行われるようになされている。
このため、書込タイミング発生回路205は、同期パル
スRxON2、すなわち送信機100における出力パル
スTxON1に同期した同期パルスRxON2に基づい
て、メモリ204aとメモリ204bが交互にアクティ
ブとなるようなタイミングで、メモリ204a用の書込
イネーブルパルスWE2a、及びメモリ204b用の書
込イネーブルパルスWE2bを生成してメモリ204a
及びメモリ204bに供給する。これらの書込イネーブ
ルパルスWE2a及びWE2bにより、メモリ204a
における書込動作と、メモリ204bにおける書込動作
とが交互に行われる。すなわち、1回の書込動作の期間
に送信機100から送信されてくる1フィールド分の画
像データは、1フィールドおきに書込み先のメモリがメ
モリ204a又はメモリ204bに切り換えられること
により、メモリ204aとメモリ204bに交互に書き
込まれる。
【0042】また、書込タイミング発生回路205は、
書込イネーブルパルスWE2aの立ち上がり及び立ち下
がりのタイミングで、メモリ204a用の書込アドレス
クリアパルスRSTW2aを生成してメモリ204aに
供給し、書込イネーブルパルスWE2bの立ち上がり及
び立ち下がりのタイミングで、メモリ204b用の書込
アドレスクリアパルスRSTW2bを生成してメモリ2
04bに供給する。これらの書込アドレスクリアパルス
RSTW2a及びRSTW2bにより、書込イネーブル
パルスWE2aの立ち上がり及び立ち下がりのタイミン
グで、メモリ204aの書込アドレスがクリアされ、書
込イネーブルパルスWE2bの立ち上がり及び立ち下が
りのタイミングで、メモリ204bの書込アドレスがク
リアされる。
【0043】ここで、エンコーダ208は、上述した受
信機200に設けられた基準周波数発振器により生成さ
れた第3のクロック周波数を有する図示していないサン
プリングクロックを分周することにより、垂直同期パル
スVD2及び図示していない水平同期パルスを生成して
読出タイミング発生回路206に供給する。そして、例
えば、書込イネーブルパルスWE2aにより、メモリ2
04aに1フィールド分の画像データが書き込まれる
と、その直後の垂直同期パルスVD2の立ち上がりのタ
イミングで、読出タイミング発生回路206は、メモリ
204a用の読出イネーブルパルスRE2aを生成して
メモリ204aに供給する。この読出イネーブルパルス
RE2aの立ち上がりで、メモリ404aの画像データ
の読出動作が開始される。
【0044】また、読出タイミング発生回路206は、
垂直同期クロックVD4を、エンコーダ208からの水
平同期パルスの立ち上がりと、第3のクロック周波数を
有するクロックとで同期をとった読出アドレスクリアパ
ルスRSTW2aを生成してメモリ204aに供給す
る。この読出アドレスクリアパルスRSTW2aによ
り、エンコーダ208から読出タイミング発生回路20
6に対して出力される垂直同期パルスVD2に同期し
て、メモリ204aから読み出される画像データのアド
レスが更新される。
【0045】上述のようにして、12フィールド期間、
メモリ204aからは、送信機100から送信されてき
た1フィールド分の画像データが繰り返し読み出され
る。また、メモリ204aから繰り返し12フィールド
期間同じ1フィールド分の画像データが読み出されてい
る間、上述したメモリ204aにおける書込動作と同様
にして、メモリ204bにも、送信機200から送信さ
れてくる次のフィールドの画像データが書き込まれる。
そして、メモリ204aの画像データの読み出しが終了
すると同時に、メモリ204bの画像データの読み出し
が開始される。
【0046】このとき、スイッチ207は、12フィー
ルド毎に、メモリ204aから読み出される画像データ
と、メモリ404bから読み出される画像データとを交
互に切り換えてエンコーダ208に対して出力する。こ
れにより、エンコーダ208には、連続した画像データ
が供給される。
【0047】エンコーダ208は、スイッチ207から
の画像データをNTSC方式の映像信号にエンコードし
て、その映像信号を図示していないモニタに供給し、上
記モニタによりNTSC方式の映像信号が画面表示され
る。
【0048】ところで、上述したように、送信機100
と受信機200では、処理する映像信号が同じNTSC
方式の信号であっても、各々が備える図示していない基
準周波数発振器のばらつきにより、上記図9に示したよ
うな競合区間Tが生じる場合がある。すなわち、時間の
経過に従って、送信機100の図示していない基準周波
数発振器により生成された第2のクロック周波数を有す
る転送クロックに依存した書込イネーブルパルスWE2
aと、受信機200の図示していない基準周波数発振器
により生成された第3のクロック周波数を有するクロッ
クに依存した読出イネーブルパルスRE2aとの間に、
位相のずれが生じる場合がある。
【0049】そこで、受信機200では、位相検出器2
10により、書込イネーブルパルスWE2aと読出イネ
ーブルパルスRE2aの位相差を検出するようになされ
ている。
【0050】図5は、位相検出器210及び読出タイミ
ング発生回路206の各構成を具体的に示した図であ
る。以下、上記図5を用いて、位相検出器210及び読
出タイミング発生回路206の各動作について具体的に
説明する。
【0051】先ず、書込タイミング発生回路205は、
書込イネーブルパルスWE2aをメモリ204aに供給
すると共に位相検出器210にも供給する。また、読出
タイミング発生回路206は、読出イネーブルパルスR
E2a,RE2bをメモリ204a,204bに供給す
ると共に、読出イネーブルパルスRE2a,RE2b及
びエンコーダ208からの垂直同期パルスVD2を位相
検出器210に供給する。
【0052】次に、位相検出器210は、ディレイフリ
ップフロップ(DFF)回路210a及び210bによ
り、書込タイミング発生回路205からの書込イネーブ
ルパルスWE2aを、読出タイミング発生回路206か
らの読出イネーブルパルスRE2a,2bで各々サンプ
リングする。そして、DFF回路210a及び210b
の各出力は、読出タイミング発生回路206のスイッチ
206eに供給される。
【0053】次に、読出タイミング発生回路206にお
いて、例えば、スイッチ206eに対して、DFF回路
210a及び210bからLOWレベルの信号が各々出
力された場合、スイッチ206eは、デコーダ206c
の出力結果、すなわち”12”をデコードした結果を、
読出パルス発生器(以下、RE発生器と言う)206f
のDFF206f1のRC端子に供給する。これによ
り、RE発生器206fは、エンコーダ208からの垂
直同期パルスVD2の12発分でクリアされ、上記図4
の破線部Bに示すように、RE発生器206fから出力
される読出イネーブルパルスRE2aは、正規のタイミ
ングでメモリ204aに供給される。また、この読出イ
ネーブルパルスRE2aに基づいて、読出イネーブルパ
ルスRE2bがメモリ204bに供給される。
【0054】ここで、例えば、DFF回路210aから
スイッチ206eに対してHIGHレベルの信号が出力
された場合、すなわち上記図4の破線部Aに示すよう
に、書込イネーブルパルスWE2aに対して読出イネー
ブルパルスRE2a’の位相が進んでいる場合、スイッ
チ206eは、位相検出器210のカウンタ210cか
らの、例えば、16Vのタイミングで遅延された信号で
制御されることにより、デコーダ206dの出力結果、
すなわち”13”をデコードした結果を、RE発生器2
06fのDFF回路206f1のRC端子に供給する。
これにより、RE発生器206fは、エンコーダ208
からの垂直同期パルスVD2の13発分でクリアされ、
RE発生器206fから出力される読出イネーブルパル
スRE2a’は、1区間のみが13Vである読出イネー
ブルパルスとしてメモリ204aに供給される。また、
この読出イネーブルパルスRE2a’に基づいて、図示
していない読出イネーブルパルスRE2b’がメモリ2
04bに供給される。そして、位相検出器210のカウ
ンタ210cの出力信号によりスイッチ206eが制御
されることにより、13Vの区間以降の位相が正規のタ
イミングに合わせられる。
【0055】また、例えば、DFF回路210bからス
イッチ206eに対してHIGHレベルの信号が出力さ
れた場合、すなわち上記図4の破線部Cに示すように、
書込パルスWE2aに対して読出イネーブルパルスRE
2a”の位相が遅れている場合、スイッチ206eは、
位相検出器210のカウンタ210cからの、例えば、
16Vのタイミングで遅延された信号で制御されること
により、デコーダ206cの出力結果、すなわち”1
1”をデコードした結果を、RE発生器206fのDF
F206f1のRC端子に供給する。これにより、RE
発生器206fは、エンコーダ208からの垂直同期パ
ルスVD2の11発分でクリアされ、RE発生器206
fから出力される読出パルスRE2aは、1区間のみが
11Vである読出イネーブルパルス2a”としてメモリ
204aに供給される。また、この読出イネーブルパル
スRE2a”に基づいて、図示していない読出イネーブ
ルパルスRE2b”がメモリ204bに供給される。そ
して、位相検出器210のカウンタ210cからの出力
信号によりスイッチ206eが制御されることにより、
11Vの区間以降の位相が正規のタイミングに合わせら
れる。
【0056】上述のように、受信機200では、位相検
出器210により、書込イネーブルパルスWE2aと読
出イネーブルパルスRE2aの位相差を検出し、書込イ
ネーブルパルスWE2aに対して読出イネーブルパルス
RE2aの位相が進んでいる場合には、読出イネーブル
パルスRE2aの立ち下がりを1回のみ1V遅らせるこ
とにより、HIGHレベル区間を13Vにし、それ以降
の位相を正規のタイミングに合わせるようになされてい
る。また、書込イネーブルパルスWE2aに対して読出
イネーブルパルスRE2aの位相が遅れている場合に
は、読出イネーブルパルスRE2aの立ち下がりを1回
のみ1V進めることにより、LOWレベル区間を11V
にし、それ以降の位相を正規のタイミングに合わせるよ
うになされている。このようにして、この動画像伝送装
置は、送信機100の同期信号(第2のクロック周波数
を有するパルス)のタイミングに依存した書込イネーブ
ルパルスWE2aと、受信機200の垂直同期信号(第
3のクロック周波数を有するパルス)を分周して生成さ
れた読出イネーブルパルスRE2aとが時間軸上で重な
らないように、位相検出器210の検出結果に応じて、
読出イネーブルパルスRE2aの位相を垂直同期信号単
位で変化させるようになされているため、送信機100
と受信機200の間で画像データを非同期して伝送する
場合でも、受信機200のメモリ204a及び204b
に対する画像データの書込動作と読出動作が競合するこ
とを容易に防ぐことができる。これにより、受信機20
0から画像データが供給される図示していないモニタに
より表示される画面が、表示画面の途中から前回書き込
まれた12フィールド前の画面に切り替わることを防ぐ
ことができる。すなわち、良好な再生画像を得ることが
できる。
【0057】尚、上述した動画像伝送装置では、NTS
C方式の映像信号を扱うものとしたが、PAL方式等の
他の方式の映像信号を扱うものとしてもよい。また、上
記図5に示した位相検出器210において、カウンタ2
10cは、16Vのタイミングで遅延した信号によりス
イッチ206eを制御することとしたが、正規のRE区
間が12Vである場合、そのタイミングは、14V以上
22V以下であればよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、書
込信号と読出信号の位相差を検出し、その検出結果に応
じて読出信号の位相差を垂直同期信号単位に変化させる
ように構成したことにより、上記第1のクロックと第2
のクロックが同期していない場合でも、上記書込信号と
上記読出信号を時間軸上で重なりあわないようにするこ
とができる。また、本発明によれば、動画像伝送装置に
おいて、送信手段と受信手段の間で動画像データを非同
期して無線又は有線伝送する場合でも、受信データ記憶
手段に対する動画像データの書込動作と読出動作を時間
軸上で重なり合わないようにすることができる。これに
より、例えば、読み出された画像データをモニタにより
画面表示する場合、表示画面の途中から前のフィールド
や先のフィールドの画面に切り替わってしまうような見
苦しさをなくすことができ、良好な再生画像を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動画像伝送装置の送信機の構成を
示すブロック図である。
【図2】上記動画像伝送装置の受信機の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】上記送信機におけるメモリの書込タイミング及
び読出タイミングを説明するための図である。
【図4】上記受信機におけるメモリの書込タイミング及
び読出タイミングを説明するための図である。
【図5】上記受信機の位相検出器及び読出タイミング発
生回路の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の動画像伝送装置の送信機の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】上記動画像伝送装置の受信機の構成を示すブロ
ック図である。
【図8】上記送信機におけるメモリの書込タイミング及
び読出タイミングを説明するための図である。
【図9】上記受信機におけるメモリの書込タイミング及
び読出タイミングを説明するための図である。
【符号の説明】
200 受信機 201 アンテナ 202 受信回路 203 シフトレジスタ 204 メモリ 205 書込タイミング発生回路 206 読出タイミング発生回路 207 スイッチ 208 エンコーダ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の周波数を有する第1のクロックで
    入力される画像データを記憶する記憶手段と、 上記第1のクロックと同期した書込信号で上記画像デー
    タを上記記憶手段に書き込む書込制御手段と、 第2の周波数を有する読出信号で上記記憶手段から上記
    画像データを読み出す読出制御手段と、 上記書込信号と上記読出信号の位相差を検出する検出手
    段とを備え、 上記読出制御手段は、上記検出手段で検出された位相差
    に応じて、上記読出信号の位相を上記画像データの垂直
    同期信号単位に変化させることを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段は、第1のフィールドメモ
    リと第2のフィールドメモリからなり、 上記書込制御手段と上記読出制御手段は、先ず、上記第
    1のフィールドメモリへの書込動作を複数フィールドに
    ついて行った後、読出動作を行い、次に、上記第2のフ
    ィールドメモリへの書込動作を複数フィールドについて
    行った後、読出動作を行うことを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記読出信号は、上記第1のクロックと
    は非同期に発生される第2のクロックに同期しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 動画像データを第1の周波数を有する第
    1のクロックで送信する送信手段と、上記送信手段から
    の動画像データを上記第1のクロックで受信して出力す
    る受信手段とからなる動画像伝送装置であって、 上記受信手段は、受信した動画像データを記憶する受信
    データ記憶手段と、上記第1のクロックと同期した書込
    信号で上記動画像データを上記受信データ記憶手段に書
    き込む書込制御手段と、第2の周波数を有する読出信号
    で上記受信データ記憶手段から上記画像データを読み出
    す読出制御手段と、上記書込信号と上記読出信号の位相
    差を検出する検出手段とを備え、 上記読出制御手段は、上記検出手段で検出された位相差
    に応じて、上記読出信号の位相を上記画像データの垂直
    同期信号単位に変化させることを特徴とする動画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】 上記送信手段は、映像信号供給手段によ
    り得られた動画像データを送信することを特徴とする請
    求項4記載の動画像伝送装置。
  6. 【請求項6】 上記送信手段及び受信手段は、無線によ
    り送信及び受信することを特徴とする請求項4記載の動
    画像伝送装置。
  7. 【請求項7】 上記送信手段は、上記映像信号供給手段
    により得られた動画像データを記憶し上記第1のクロッ
    クで読み出す送信データ記憶手段を有することを特徴と
    する請求項4記載の動画像伝送装置。
  8. 【請求項8】 上記受信データ記憶手段は、第1のフィ
    ールドメモリと第2のフィールドメモリからなり、 上記書込制御手段と上記読出制御手段は、先ず、上記第
    1のフィールドメモリへの書込動作を複数フィールドに
    ついて行った後、読出動作を行い、次に、上記第2のフ
    ィールドメモリへの書込動作を複数フィールドについて
    行った後、読出動作を行うことを特徴とする請求項4記
    載の動画像処理装置。
  9. 【請求項9】 上記読出信号は、上記第1のクロックと
    は非同期に発生される第2のクロックに同期しているこ
    とを特徴とする請求項4記載の動画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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