JPH09321936A - 原稿読み取り装置 - Google Patents

原稿読み取り装置

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JPH09321936A
JPH09321936A JP8136780A JP13678096A JPH09321936A JP H09321936 A JPH09321936 A JP H09321936A JP 8136780 A JP8136780 A JP 8136780A JP 13678096 A JP13678096 A JP 13678096A JP H09321936 A JPH09321936 A JP H09321936A
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roller
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JP8136780A
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Shuichi Kasai
修一 河西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿を読み取り位置に押圧するための押さえ
部材の浮きを防止することで、画質の基準設定を安定さ
せる。 【解決手段】 上部本体Aに、加圧ローラ3,5、加圧
スプリング6、原稿分離パッド7、分離加圧スプリング
8、原稿押さえ板10等を設け、下部本体Bに、原稿給紙
ローラ1、原稿搬送ローラ2、等倍型密着センサ11、原
稿排出ローラ4およびスタックトレイ16を設け、さらに
上部本体Aを下部本体Bに対して開閉可能に取り付け、
上部本体Aを閉じたとき、加圧ローラ3を原稿搬送ロー
ラ2に、加圧ローラ5を原稿排出ローラ4にそれぞれ当
接させる。さらに、原稿押さえ板10は上部本体Aに対し
て着脱自在であり、原稿押さえ板10の取付部18を、上部
本体Aの外装の側面や上部本体Aの内部に設置された部
材の一部など、原稿ガイド板9に対して独立した位置に
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
や複合器等に適用され、かつ等倍型密着センサを使用す
る原稿読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術としては、実開平2-
77962号公報及び実開平3-30568号公報に記載されたもの
がある。実開平2-77962号公報には、読み取り位置に設
けられた原稿搬送ローラの左右に、原稿を軽く圧接する
フィルム状の薄片を設けることで、原稿読み取り位置に
おいて原稿のばたつきを防止することが記載されてい
る。また、実開平3-30568号公報には、スペーサと透明
部材との当接方向に原稿案内部材を付勢する付勢部材を
設けることにより、読み取り位置付近の原稿読み取り用
搬送路を比較的狭く、かつ安定に保つことを可能とする
ことが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開平2-7796
2号公報記載の技術では、中央部の原稿搬送ローラによ
って原稿の中央部の浮き上がりは解消するが、ローラを
付加したためコスト面で不利になる。また、経時のロー
ラの汚れ、ローラとガラス面との摩擦による負荷の増大
などを考慮する必要がある。
【0004】実開平3-30568号公報記載の技術では、原
稿案内部材を押し付けた状態では原稿が進入できないた
め、解除機構が必要となり、構造的にコストが割高にな
ってしまう。また、駆動するためのモータのトルクのア
ップさせる必要がある。
【0005】ところで、等倍型密着センサの保護ガラス
面に可撓性を有する原稿押さえ板を押し当てて原稿の搬
送およびスキャンを行う読み取り搬送機構系は、 構成部品点数が少なく、コストを安くできる。 経時の表面汚れが比較的少ない。 シェーディング補正が容易にできる。 原稿の搬送性能を安定させやすい。 構造が単純なため、組み立てが容易である。 などの特徴およびメリットがあるため、従来より小ボリ
ュームの小型機種用のスキャナ機構として用いられてい
る。
【0006】その反面、前述した読み取り搬送機構系で
は、 (a) 用いる押し付け板のコシが強すぎると、薄紙原稿の
搬送がしにくくなる。 (b) 押し付け板に透過性の高い材質を用いると、白基準
として使えない。 (c) 保護ガラスに押し当てられた状態では押し付け板が
弧状に変形するため、等倍型密着センサの読み取りライ
ンとの位置出し制度が出しにくい。 (d) 押し付け板を貼付する部材が樹脂等で強度が低い場
合には、その部材の反りがそのまま押し付け板の反りと
なって現われ、密着センサとの接触に均一性を欠くおそ
れがある。 といった問題点がある。
【0007】この中で、特に、(c)および(d)の問題点に
ついては、等倍型密着センサの焦点深度が非常に浅いた
め、僅かな押し付け板の浮き上がりがあってもシェーデ
ィング補正時に影響を受けやすく、地肌汚れ等の画像異
常が起こり易くなる。
【0008】本発明は、このような問題点、特に(c)お
よび(d)の問題点を解決して、安定した状態で読み取り
画質の基準を設定することができる原稿読み取り装置を
提供することをその課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、複数枚セットされた原稿を1枚ずつ分離
して原稿読み取り部側へ給紙搬送するための分離搬送ロ
ーラおよび分離給紙パッドから構成される分離給紙部
と、分離給紙部にて分離かつ給紙された原稿を原稿読み
取り部まで一定スピードにて搬送するための原稿フィー
ドローラおよび加圧ローラより構成される原稿搬送ロー
ラ対と、原稿情報をスキャンするための原稿照明系、結
像レンズ系、受光素子列および保護ガラスより構成され
る等倍型密着センサと、前記等倍型密着センサにて原稿
情報を読み取る際に原稿が浮き上がらないように前記保
護ガラス面へ押し付けるための可撓性を有する原稿押さ
え板と、前記加圧ローラおよび前記原稿押さえ板を保持
するとともに、原稿のガイド面を有する原稿ガイド板
と、原稿読み取り部にてスキャン終了した原稿を排出搬
送するための原稿排出ローラおよび加圧ローラとにより
構成された原稿排出ローラ対とを備えた原稿読み取り装
置において、前記原稿ガイド板が原稿搬送時に原稿フィ
ードローラおよび原稿排出ローラと各々の加圧ローラ間
の加圧力による反発のために撓んだ場合にも前記原稿押
さえ板が浮き上がらないように、前記原稿押さえ板を前
記原稿ガイド板に対して独立した状態で本体内に保持さ
せることを特徴とする。このような構成により原稿ガイ
ド板の強度不足による反りなどが生じても、原稿押さえ
板にその反りによる影響が及ぶことをなくすことができ
る。
【0010】また、前記原稿押さえ板が、原稿搬送方向
に対して平行に若干量スライド可能であることを特徴と
する。このような構成により、シェーディング補正など
の読み取り画質の基準設定時に、基準となる原稿押さえ
板を、ある程度強制的に等倍型密着センサの読み取り位
置に対して十分に余裕を確保した位置まで移動させるこ
とができる。
【0011】また、前記原稿押さえ板が、原稿搬送方向
に沿った方向に若干量揺動可能であることを特徴とす
る。このような構成により、シェーディング補正などの
読み取り画質の基準設定時に、基準となる原稿押さえ板
を、ある程度強制的に等倍型密着センサの保護ガラス面
に押し当てることができる。
【0012】また、等倍型密着センサの保護ガラス面に
圧接する部分に、照明光をスキャンライン側に集めるた
めの微小な凹凸を設けたことを特徴とする。このような
構成により、原稿押さえ板に凹凸を設けて、等倍型密着
センサからの照明光を一定方向に反射させることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の第1実施形態の装置の要部
構成を示す側面図であり、1は原稿給紙ローラ、2は原
稿搬送ローラ、3は原稿搬送ローラ2に当接する加圧ロ
ーラ、4は原稿排出ローラ、5は原稿排出ローラ4に当
接する加圧ローラ、6は加圧ローラ3および加圧ローラ
5をそれぞれ原稿搬送ローラ2および原稿排出ローラ4
側に押圧する加圧スプリング、7は、原稿給紙ローラ1
に当接し、かつ本体に回動可能に取り付けられた原稿分
離パッド、8は原稿分離パッド7を原稿給紙ローラ1側
に付勢する分離加圧スプリング、9は原稿給紙ローラ1
と原稿分離パッド7との間に原稿を導く原稿ガイド板、
10は原稿押さえ板、11は等倍型密着センサ、12は照明用
LEDアレイ、13は集光レンズ、14は受光素子列、15は
保護ガラス、16はスタックトレイ、17は原稿載置部、18
は原稿押さえ板10を取り付けるための取付部を示す。
【0015】また、等倍型密着センサ11は、表面を原稿
が通過する保護ガラス15と、保護ガラス15上を通過する
原稿を照明する照明用LEDアレイ12と、原稿からの反
射光を集光する集光レンズ13と、集光レンズ13からの光
を受光する受光素子列14とからなり、原稿搬送ローラ2
と原稿排出ローラ4との間に配置される。この時、照明
用LEDアレイ12は原稿搬送ローラ2側に配置される。
【0016】さらに、Aは上部本体、Bは下部本体を示
し、上部本体Aには、加圧ローラ3,5、加圧スプリン
グ6、原稿分離パッド7、分離加圧スプリング8、原稿
押さえ板10等が備えられている。また、下部本体Bに
は、原稿給紙ローラ1、原稿搬送ローラ2、等倍型密着
センサ11、原稿排出ローラ4およびスタックトレイ16が
備えられている。上部本体Aは下部本体Bに対して開閉
可能に取り付けられており、上部本体Aを閉じたとき、
加圧ローラ3が原稿搬送ローラ2に、加圧ローラ5が原
稿排出ローラ4にそれぞれ当接する。
【0017】原稿押さえ板10は上部本体Aに対して着脱
自在であり、原稿押さえ板10の取付部18は、上部本体A
の外装の側面や上部本体Aの内部に設置された部材の一
部など、原稿ガイド板9とは独立した位置に設けられて
いる。また、原稿押さえ板10は、PET材等からなりか
つ可撓性を有する可撓部材10aと、この可撓部材10aの一
端を支持する支持部材10bとからなり、取付部18に支持
部材10bの端部を係合させることで原稿押さえ板10は上
部本体Aに設置される。そして、上部本体Aを閉じたと
き、可撓部材10aの他端が自由端として保護ガラス15の
画像読み取り位置に当接する。
【0018】下部本体Bの原稿載置部17にセットされた
原稿は、原稿給紙ローラ1と原稿分離パッド7によって
最下位置の原稿から一枚ずつ分離されて原稿搬送ローラ
2まで搬送される。原稿搬送ローラ2によって搬送され
た原稿は原稿押さえ板10と保護ガラス15との間を通過
し、その間、等倍型密着センサ11によって原稿の画像が
読み取られる。そして原稿排出ローラ4に送られ、この
原稿排出ローラ4によって原稿はスタックトレイ16上に
排出される。
【0019】このように構成したことにより、原稿の搬
送過程で、原稿押さえ板10は搬送されてきた原稿を等倍
型密着センサ11の保護ガラス15面に押さえ付ける機能を
有するようになる。その際、原稿ガイド板9とは独立し
た位置で着脱自在な構造にすることにより、原稿ガイド
板9が加圧スプリング6による反発力のために等倍型密
着センサ11から離れる方向に撓んだとしても、原稿押さ
え板10は、原稿ガイド板9の撓みに影響されることな
く、原稿押さえとしての機能を果たすことができる。
【0020】図2は本発明の第2実施形態の装置の要部
構成を示す側面図であり、19は原稿プリフィードロー
ラ、20はプリフィードソレノイド、21はプリフィードソ
レノイド20によって作動するロック解除レバー、22はロ
ック解除レバー21に係合する一回転カム、23はロック解
除レバー21を一回転カム22側に常時付勢するスプリン
グ、24は一回転カム22に同軸に設置されたギヤ、25はギ
ヤ24に噛合する第1減速ギヤ、26は第1減速ギヤ25に噛
合する第2減速ギヤ、27は第2減速ギヤ26に噛合する第
1伝達ギヤ、28は、第1伝達ギヤ27に同軸に設けられ、
かつ一部のみにギヤが形成されている第2伝達ギヤ、29
は第2伝達ギヤ28に噛合するラックを有するスライド用
レバー、30は原稿押さえ板10を支持する取付部を示す。
なお、図1に示した第1実施形態における部材と同一の
部材については同一の符号を付して、詳細な説明は省略
した。
【0021】第2実施形態では、給紙時に一回転だけす
る原稿プリフィードローラ19を付加した機構系として説
明する。
【0022】原稿押さえ板10は取付部30によって原稿搬
送方向に対して平行にスライド移動可能に支持されてお
り、さらに支持部10bはスライド用レバー29に固定され
ている。さらに、スライド用レバー29も原稿搬送方向に
対して平行にスライド移動可能に上部本体Aに設置され
ている。さらに、スライド用レバー29は図示しないスプ
リング等の付勢部材により原稿搬送方向に付勢されてい
る。なお、ロック解除レバー21と一回転カム22とが係止
状態の時はスライド用レバー29のラックが第2伝達ギヤ
28に噛合した状態にある。
【0023】下部本体Bの原稿載置部17にセットされた
原稿は、原稿プリフィードローラ19が一回転することに
より、原稿給紙ローラ1まで搬送される。その際、プリ
ーフィードソレノイド20が作動して、ロック解除レバー
21と一回転カム22とのロック状態を解除させることによ
って、一回転カム22は回転を開始する。一回転カム22が
回転するとその回転がギヤ24,第1,第2減速ギヤ25,
26および第1伝達ギヤ27を介して第2伝達ギヤ28に伝達
される。第2伝達ギヤ28が回転を開始すると、スライド
用レバー29のラックと第2伝達ギヤ28との噛合状態が解
除され、スライド用レバー29は一旦原稿搬送方向に移動
する。その後第2伝達ギヤ28が回転して、一回転カム22
が一回転する前にスライド用レバー29のラックと第2伝
達ギヤ28とが再度噛合して、第2伝達ギヤ28の回転
がスライド用レバー29のラックに伝達され、スライド用
レバー29が原稿搬送方向とは逆方向に移動する。それに
連動して原稿押さえ板10も原稿搬送方向とは逆方向に移
動する。そして一回転カム22は一回転した時点でロック
解除レバー21に係合し、スライド用レバー29は原稿搬送
方向とは逆方向に移動した状態で停止する。
【0024】その後、原稿給紙ローラ1が回転して、第
1実施形態と同様に原稿の画像が等倍型密着センサ11に
よって読み取られた後、原稿はスタックトレイ16に排出
される。
【0025】このように、スライド用レバー29を移動さ
せて、原稿押さえ板10を若干量だけ原稿搬送方向とは逆
方向に移動させることにより、照明用LEDアレイ12の
上まで原稿押さえ板10がカバーするようになり、安定し
た状態でシェーディングを補正することができる。
【0026】図3は本発明の第3実施形態の装置の要部
構成を示す側面図であり、31はギヤ24に噛合する減速ギ
ヤ、32は減速ギヤ31に噛合する第1伝達ギヤ、33は、第
1伝達ギヤ32に同軸に設けられ、かつ一部のみにギヤが
形成されている第2伝達ギヤ、34は第2伝達ギヤ33に噛
合するラックを有する揺動用レバー、35は取付部を示
す。なお、図1に示した第1実施形態および図2に示し
た第2実施形態における部材と同一の部材については同
一の符号を付して、詳細な説明は省略した。
【0027】原稿押さえ板10は取付部35において原稿搬
送方向に沿って回動可能に支持されている。さらに、揺
動用レバー34は原稿搬送方向に対して平行にスライド移
動可能に上部本体Aに設置されており、その一部が揺動
用レバー34に当接している。なお、揺動用レバー34は図
示しない付勢部材により原稿搬送方向に付勢されてい
る。
【0028】プリーフィードソレノイド20が作動して、
ロック解除レバー21と一回転カム22との係止状態を解
除させることによって、一回転カム22は回転を開始す
る。一回転カム22が回転するとその回転がギヤ24,減速
ギヤ31および第1伝達ギヤ32を介して第2伝達ギヤ33に
伝達される。第2伝達ギヤ33が回転を開始すると、揺動
用レバー34のラックと第2伝達ギヤ33との噛合状態が解
除され、揺動用レバー34は一旦原稿搬送方向とは逆方向
に移動する。その結果、原稿押さえ板10は保護ガラス15
から離間する方向に回動する。その後第2伝達ギヤ33が
回転して、一回転カム22が一回転する前に揺動用レバー
34のラックと第2伝達ギヤ33とが再度噛合して、第2伝
達ギヤ33の回転が揺動用レバー34のラックに伝達され、
揺動用レバー34が原稿搬送方向に移動する。それに連動
して原稿押さえ板10が保護ガラス15を押圧する方向に回
動する。そして一回転カム22は一回転した時点でロック
解除レバー21に係合し、揺動用レバー34は原稿搬送方向
に移動した状態で停止する。
【0029】このような構成により、当倍型密着センサ
11への原稿押さえ板10の圧接が促進されて画質基準の設
定がより安定する。
【0030】図4は本発明の第4実施形態の装置の要部
を示す側面図、図5は図4におけるC部分(原稿押さえ
板の自由端部)の拡大図である。
【0031】従来、等倍型密着センサ11の照明用LED
12からの照明光は拡散されるため、原稿押さえ板10の円
弧部で反射した光は乱反射光となりやすい。そこで、第
4実施形態の装置では、図5に示したように、原稿押さ
え板10の自由端部における円弧部付近に極微小な凹凸部
36を設けることにより、反射後の照明光を拡散させず
に、集光レンズ13側に導くことができる。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように構成された本発明
によれば、次に記載するような効果を奏する。
【0033】請求項1記載の構成によれば、原稿ガイド
板の強度不足による反りなどが生じても、原稿押さえ板
にその反りによる影響が及ぶことがなくなるため、安定
した状態でシェーディング補正等の読み取り画像の基準
を設定することができるようになるため、地肌読みなど
の画質上の問題の発生を防止することができる。
【0034】請求項2記載の構成によれば、シェーディ
ング補正などの読み取り画質の基準設定時に、基準とな
る原稿押さえ板を、ある程度強制的に等倍型密着センサ
の読み取り位置に対して十分に余裕を確保した位置まで
移動させた状態で基準設定を行うことにより、画像異常
などの発生を防止でき安定した読み取り基準を設定する
ことができる。
【0035】請求項3記載の構成によれば、シェーディ
ング補正などの読み取り画質の基準設定時に、基準とな
る原稿押さえ板を、ある程度強制的に等倍型密着センサ
の保護ガラス面に押し当てることにより、画質基準の設
定を安定した状態で行うことができ、原稿押さえ板等の
浮き上がりなどで起こりやすい基準設定時の不良に起因
する画質異常を防止することができる。
【0036】請求項4記載の構成によれば、原稿押さえ
板に凹凸を設けて、等倍型密着センサからの照明光を一
定方向に反射させることにより、等倍型密着センサの受
光素子へ、乱反射光が入り込むのを防ぐことができ、安
定した状態で読み取り時の画質の基準を設定することが
できるとともに、地肌読みなどの異常画像の発生を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の装置の要部構成を示す
側面図である。
【図2】本発明の第2実施形態の装置の要部構成を示す
側面図である。
【図3】本発明の第3実施形態の装置の要部構成を示す
側面図である。
【図4】本発明の第4実施形態の装置の要部を示す一部
拡大図を含む側面図である。
【図5】図4におけるC部分(原稿押さえ板の自由端部)
の拡大図である。
【符号の説明】
1…原稿給紙ローラ、 2…原稿搬送ローラ、 3,5
…加圧ローラ、 4…原稿排出ローラ、 6…加圧スプ
リング、 7…原稿分離パッド、 8…分離加圧スプリ
ング、 9…原稿ガイド板、 10…原稿押さえ板、 10
a…可撓部材、10b…支持部材、 11…等倍型密着セン
サ、 12…照明用LEDアレイ、 13…集光レンズ、
14…受光素子列、 15…保護ガラス、 16…スタックト
レイ、17…原稿載置部、 18,30,35…取付部、 19…
原稿プリフィードローラ、20…プリフィードソレノイ
ド、 21…ロック解除レバー、 22…一回転カム、23…
スプリング、 24…ギヤ、 25…第1減速ギヤ、 26…
第2減速ギヤ、 27,32…第1伝達ギヤ、 28,33…第
2伝達ギヤ、 29…スライド用レバー、 31…減速ギ
ヤ、 34…揺動用レバー、 36…凹凸部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚セットされた原稿を1枚ずつ分離
    して原稿読み取り部側へ給紙搬送するための分離搬送ロ
    ーラおよび分離給紙パッドから構成される分離給紙部
    と、分離給紙部にて分離かつ給紙された原稿を原稿読み
    取り部まで一定スピードにて搬送するための原稿フィー
    ドローラおよび加圧ローラより構成される原稿搬送ロー
    ラ対と、原稿情報をスキャンするための原稿照明系、結
    像レンズ系、受光素子列および保護ガラスより構成され
    る等倍型密着センサと、前記等倍型密着センサにて原稿
    情報を読み取る際に原稿が浮き上がらないように前記保
    護ガラス面へ押し付けるための可撓性を有する原稿押さ
    え板と、前記加圧ローラおよび前記原稿押さえ板を保持
    するとともに、原稿のガイド面を有する原稿ガイド板
    と、原稿読み取り部にてスキャン終了した原稿を排出搬
    送するための原稿排出ローラおよび加圧ローラとにより
    構成された原稿排出ローラ対とを備えた原稿読み取り装
    置において、 前記原稿ガイド板が原稿搬送時に原稿フィードローラお
    よび原稿排出ローラと各々の加圧ローラ間の加圧力によ
    る反発のために撓んだ場合にも前記原稿押さえ板が浮き
    上がらないように、前記原稿押さえ板を前記原稿ガイド
    板に対して独立した状態で本体内に保持させることを特
    徴とする原稿読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿押さえ板が、原稿搬送方向に対
    して平行に若干量スライド可能であることを特徴とする
    請求項1記載の原稿読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記原稿押さえ板が、原稿搬送方向に沿
    った方向に若干量揺動可能であることを特徴とする請求
    項1記載の原稿読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記原稿押さえ板における、等倍型密着
    センサの保護ガラス面に当接する部分に、照明光をスキ
    ャンライン側に集めるための微小な凹凸を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の原稿読み取り装置。
JP8136780A 1996-05-30 1996-05-30 原稿読み取り装置 Pending JPH09321936A (ja)

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