JPH09321109A - 半導体チップの検査方法 - Google Patents

半導体チップの検査方法

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JPH09321109A
JPH09321109A JP13322996A JP13322996A JPH09321109A JP H09321109 A JPH09321109 A JP H09321109A JP 13322996 A JP13322996 A JP 13322996A JP 13322996 A JP13322996 A JP 13322996A JP H09321109 A JPH09321109 A JP H09321109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor chip
electrodes
wiring electrodes
wiring
etching
Prior art date
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Pending
Application number
JP13322996A
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English (en)
Inventor
Takuji Keno
拓治 毛野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09321109A publication Critical patent/JPH09321109A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全数に対して良否判定の検査を迅速に行うこ
とのできる半導体チップの検査方法を提供する。 【解決手段】 基板1上に段差を有した絶縁膜2を形成
し、絶縁膜2上に配線電極3を形成してなる半導体チッ
プの検査方法において、半導体チップ製造の最終工程に
て、配線電極3a、3bを低速度でエッチングできる液
体に浸し、配線電極3a、3bの微小表面をエッチング
除去するようにし、その後に電気的特性の検査を行うよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に段差を有
した絶縁膜を形成し、該絶縁膜上に配線電極を形成して
なる半導体チップの検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、半導体チップは、図2に示すよう
に、シリコン等の基板1と、基板1の表面に形成される
シリコン酸化膜等の酸化膜2と、半導体チップ上に形成
する素子と半導体チップを包み込むパッケージのリード
配線とを電気的に接続するための配線電極3を有してな
る。半導体チップ上に素子を形成するために、酸化膜2
に局部的なエッチングを行うと、酸化膜2には段差が生
じる。従って、配線電極3は段差形状の酸化膜2の上に
形成される。酸化膜2の段差形状が図2(a)に示すよ
うに滑らかになっている場合には、この酸化膜2の上に
形成される配線電極3の形状も滑らかになり、断線する
ことはない。
【0003】ところが、酸化膜2の段差形状が図2
(b)に示すように、逆テーパ上の段差部2aを有して
いるような場合には、配線電極3が段差部2aの両側
で、配線電極3a、3bというように2分されてしまう
ように形成され、しかも、配線電極3a、3bは、完全
には断線せずに、互いに部分的に接触した状態で導通し
ているのである。一般に、半導体チップの良否を検査す
るには、その電気的特性の測定を行う。上述の図2
(b)のような場合には、電気的特性としては正常とな
り良品と判断されるが、その後の熱ストレスにより2分
された配線電極3a、3bの接触がなくなり、良否の検
査から時間が経過した後に不良になってしまうという問
題があった。
【0004】このような点を改善するために、プロセス
の設計や半導体チップ構造を決めるマスク設計で防止策
を施すが、量産を実施した場合に全品検査することがで
きない。従って、半導体チップを抜き取り、断面研磨し
て断面形状を調べるか、最近では、図3(a)に示すよ
うに、FIB(Focused Ion Beam)方
式で、半導体チップの配線電極の段差のある部分7をエ
ッチングで彫り込み、図3(b)に示すように、その側
面をみることにより、段差部の配線電極が断線している
か否かを確認するような方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような検査方法では、抜き取り検査であるので全品に対
する検査ができないし、この検査自体が破壊検査となる
ので、全品の検査は不可能であるという問題があった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなしたもので
あり、その目的とするところは、全数に対して良否判定
の検査を迅速に行うことのできる半導体チップの検査方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
基板上に段差を有した絶縁膜を形成し、該絶縁膜上に配
線電極を形成してなる半導体チップの検査方法におい
て、半導体チップ製造の最終工程にて、前記配線電極を
低速度でエッチングできる液体に浸し、前記配線電極の
微小表面をエッチング除去するようにし、その後に電気
的特性の検査を行うようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記配線電極上にパシベーション膜を形成
したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づき説明する。図1は、本発明の実施の形態
の一例に係る半導体チップを示す模式図である。図1
(a)に示すように、半導体チップは、シリコン等の基
板1と、基板1の表面に形成されるシリコン酸化膜等の
酸化膜2と、半導体チップ上に形成する素子と半導体チ
ップを包み込むパッケージのリード配線とを電気的に接
続するためのAl電極等の配線電極3を有してなる。半
導体チップ上に素子を形成するために、酸化膜2に局部
的をエッチングを施していくと、酸化膜2には段差部
(オーバーハング)2aが生じる。従って、配線電極3
は段差形状の酸化膜2の上に形成されることになり、配
線電極3が段差部2aの両側で、配線電極3a、3bと
いうように、接触部3cでのみ接触された状態で2分さ
れてしまうように形成される。さらに、配線電極3a、
3b上に保護用のパシベーション膜4を形成する。パシ
ベーション膜4は2分された配線電極3a、3b上に形
成されるので、クラックが発生し配線電極3a、3bと
同様に2分されパシベーション膜4a、4bとなる。
【0010】ここで、この半導体チップを40℃前後の
温度のりん酸溶液(エッチング液)に数十秒浸した後す
ぐに洗浄する。配線電極3a、3bのうち、パシベーシ
ョン膜4a、4bに覆われている部分は反応しないが、
パシベーション膜4a、4bの隙間5の下の配線電極3
の接触部3cはりん酸溶液にさらされ薄くエッチングさ
れる。従って、配線電極3a、3bは接触部3cが除去
されることにより、完全に分離され、配線電極3a、3
bに隙間6ができる。配線電極3a、3b間の隙間6に
より、配線電極3a、3b間は完全な断線状態となり、
両者間の電気的特性を測定することにより、不良と判定
することができる。
【0011】本実施形態によれば、従来の工程にりん酸
溶液によるエッチングの1工程を加えるだけで、不完全
な導通状態となっている配線電極3a、3bを完全な断
線状態にすることができるので、出来上がった半導体チ
ップの電気的特性検査により確実に不良と判断されるよ
うになる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、基板上に段差を有した絶縁膜を形成し、該絶縁膜
上に配線電極を形成してなる半導体チップの検査方法に
おいて、半導体チップ製造の最終工程にて、前記配線電
極を低速度でエッチングできる液体に浸し、前記配線電
極の微小表面をエッチング除去するようにし、その後に
電気的特性の検査を行うようにしたので、全数に対して
良否判定の検査を迅速に行うことのできる半導体チップ
の検査方法が提供できた。
【0013】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、前記配線電極上にパシベーション膜
を形成した場合でも、全数に対して良否判定の検査を迅
速に行うことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例に係る半導体チップ
の断面状態を示す模式図である。
【図2】従来の半導体チップの断面状態を示す模式図で
ある。
【図3】従来の半導体チップの特性検査方法を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 基板 2 酸化膜 2a 段差部 3、3a、3b 配線電極 4、4a、4b パシベーション膜 5 隙間 6 隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に段差を有した絶縁膜を形成し、
    該絶縁膜上に配線電極を形成してなる半導体チップの検
    査方法において、半導体チップ製造の最終工程にて、前
    記配線電極を低速度でエッチングできる液体に浸し、前
    記配線電極の微小表面をエッチング除去するようにし、
    その後に電気的特性の検査を行うようにしたことを特徴
    とする半導体チップの検査方法。
  2. 【請求項2】 前記配線電極上にパシベーション膜を形
    成したことを特徴とする請求項1記載の半導体チップの
    検査方法。
JP13322996A 1996-05-28 1996-05-28 半導体チップの検査方法 Pending JPH09321109A (ja)

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