JPH0931899A - ぼかし意匠織り織物襖紙 - Google Patents

ぼかし意匠織り織物襖紙

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Publication number
JPH0931899A
JPH0931899A JP20727795A JP20727795A JPH0931899A JP H0931899 A JPH0931899 A JP H0931899A JP 20727795 A JP20727795 A JP 20727795A JP 20727795 A JP20727795 A JP 20727795A JP H0931899 A JPH0931899 A JP H0931899A
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JP
Japan
Prior art keywords
paper
light
fusuma
fusuma paper
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20727795A
Other languages
English (en)
Inventor
Munekazu Sasada
宗計 笹田
Mitsuhiro Ban
充弘 伴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SASADA ORIMONO KK
TOKYO MATSUYA KK
Original Assignee
SASADA ORIMONO KK
TOKYO MATSUYA KK
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Publication date
Application filed by SASADA ORIMONO KK, TOKYO MATSUYA KK filed Critical SASADA ORIMONO KK
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Publication of JPH0931899A publication Critical patent/JPH0931899A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高級感があり、ボリウム感を自在に付与できる
ぼかし意匠織りぼかし意匠織り織物襖紙とした。 【構造】織物襖紙の丈の1/2〜1/6程度の間隔にわ
たって、前記襖紙の地色と異にする数種類の色調の横糸
を横入れ比率を段階的に濃から淡に又は淡から濃に変化
させることによってぼかし模様を表現してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高級感があり、ボリ
ウム感を自在に付与できるぼかし意匠織りぼかし意匠織
り織物襖紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のぼかし襖紙としては、印刷形式の
ものが存在した。又、織物組織を有する織物襖紙として
は、色調を異にする境界が明確に識別し得るような断層
的な横縞模様による襖紙は存在した。
【0003】
【発明が解決するための課題】しかし、印刷形式のぼか
し模様の襖紙又は、色調を異にする境界が明確に識別し
得るような織物襖紙では、需要者に高級感を感じさせな
い欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、上記のような欠
点を解決して、高級感のあるぼかし襖紙をとするため、
織物襖紙の丈の1/2〜1/6程度の間隔にわたって、
前記襖紙の地色と異にする数種類の色調の横糸を、その
横入れ比率を段階的に濃から淡又は淡から濃に変化させ
ることによってぼかし模様を表現したものである。
【0005】
【作用】色調を異にする数種の横糸を使用し、その横入
れ比率を異にして濃から淡へ、又は淡から濃へ段階的に
変化するように該糸を横入れすることによってぼかし意
匠織りの襖紙とすることができる。
【0006】
【実施例1】織物襖紙の丈の1/2〜1/6程度の間隔
にわたって、前記襖紙の地色と異にする濃色Aと淡色B
とからなる横糸を横入れ比率を異ならしめて、段階的に
濃から淡に変化させることによってぼかし模様を表現す
るものである。
【0007】例えば、ぼかし意匠織りをする領域を、下
層から一層目1、二層目2、三層目3、四層目4、五層
目5の5層に区分し、各層にはそれぞれ100本の横糸
が入るものとして、以下の比率で濃色Aと淡色Bの横糸
を入れる。但し、横糸は常に濃色Aと淡色Bを混在した
形で入れるものとする。 一層目1 濃色A100%と淡色B 0% 二層目2 濃色A 75%と淡色B25% 三層目3 濃色A 50%と淡色B50% 四層目4 濃色A 25%と淡色B75% 五層目5 濃色A 0%と淡色B100% 以下の層 襖紙の地色の横糸のみ 上記のようにエアージェット織機もしくはレピア織機の
ような多色織り織機にて平組織又はドピー組織にて織れ
ば、全体として、1層から5層方向に次第に濃淡模様に
ぼかし状に色変化した襖紙となる。以上は襖紙のぼかし
の原理を模式的に示したものである。図1は、上記の襖
紙のぼかしの原理を模式的に示したものである。
【0008】
【実施例2】織物襖紙のぼかしぼかし意匠織りに使用す
る横糸として明度(濃から淡)の順に次のような4種類
の糸、即ち (1)レーヨン40(ベージュ)とレーヨン黄金ラメの
引き揃え糸6(以下、一の引き揃え糸という) (2)レーヨン40(ベージュ)とレーヨン白金ラメの
引き揃え糸7(以下、二の引き揃え糸という) (3)レーヨン40(ベージュ)とレーヨン40(白)
の引き揃え糸8(以下、三の引き揃え糸という) (4)レーヨン40(ベージュ)とレーヨン27スラブ
(白)の引き揃え糸9(以下、四の引き揃え糸という) を使用して、襖紙の丈の約1/2にわたって、下方より
上方に向かってぼかし模様を作成する場合、襖紙の丈の
下方部約1/2程度にわたって、主として上記明度の濃
い一の引き揃え糸と上記一の引き揃え糸より若干明度の
薄い二の引き揃え糸を適宜に混せながら、一の引き揃え
糸を襖紙全体の横入れ糸数としては約13%程度とし、
二の引き揃え糸をを襖紙全体の横入れ糸数としては約5
%程度として下方から順次に適当に、三の引き揃え糸、
及び四のの引き揃え糸をも適宜に交えてランダムに横入
れし、更に襖紙の丈の上方部約1/2は、主として三の
引き揃え糸と、四の引き揃え糸とをランダムに横入れし
てあるが、襖紙全体として横入れ数の比率としては三の
引き揃え糸54%、四の引き揃え糸を28%として、襖
紙全体として下方から上方へ濃から淡へのぼかし意匠模
様としてある。以上のように、各引き揃え糸を明度の順
に上記の横入れ率で横入れすれば、襖紙全体とすれば、
襖紙の丈の約1/2程度の範囲で主として一の引き揃え
糸と二の引き揃え糸とが混在するぼかし模様を表現され
る。又、何れの引き揃え糸もその一はレーヨン40(ベ
ージュ)を共通としているのでその色調に断層的な差異
はないので色調及び明度に明確な境界を設けないぼかし
調に表現できる。ぼかし用横入れ糸として太めの糸を使
用することによって、ぼかし部分にボリウム感を表現す
ることができる。
【0009】
【実施例3】上記の実施例では、襖紙の丈の下方部約1
/2〜1/6程度にわたって、襖紙全体として下方から
上方へ濃から淡へのぼかし意匠模様としてあるが、実施
例2とは逆に襖紙全体として上方から下方へ濃から淡へ
のぼかし意匠模様とすることも上記実施例の横入れ比率
を維持しつつ、上方より順に濃から淡にランダムに横入
れ糸を横入れすれば、襖紙全体として上方からほぼ1/
2〜1/6程度に濃から淡のぼかし意匠織りとなる。
【0010】
【実施例4】濃から淡のぼかし意匠織りの部分が、襖紙
の中央部を「濃」として、中央部から順次に上下方向に
「淡」になるようにすることもできる。
【0011】
【実施例5】濃から淡のぼかし意匠織りの部分が、襖紙
の上方部と下方部の二箇所でぼかし意匠織りとすること
もできる。以上規則的な繰り返し単位ではなくランダム
に順次に濃色から淡色の4種類の糸を順次に横入れし、
濃淡を繰り返しながら、襖紙の一定領域にぼかし領域を
形成するものである。以上実施例1〜実施例5におい
て、色調の濃淡を中心に説明したが、濃淡で表現される
ものであれば、糸種の変化、糸色の色相、彩度の変化も
含まれるものとする。
【0012】
【発明の効果】請求項1のぼかし意匠織り織物襖紙で
は、織物襖紙の丈の1/2〜1/6程度の間隔にわたっ
て、前記襖紙の地色と異にする色調の横糸を横入れ比率
を段階的に濃から淡に変化させることによってぼかし模
様を表現してあるので、種類の異なる横糸を使用するこ
とによって、複雑なぼかし模様を作ることができ、需要
者に織物襖紙として高級感を看取させることができる。
又、横糸に黄金ラメ糸、白金ラメ糸、その他ボリウム感
のある横糸を使用することによって意匠織り襖紙のぼか
し部分にボリウム感を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ぼかし模様織りの模式図
【図2】下方から上方濃から淡にぼかし模様織りしてな
る襖紙の平面図
【図3】意匠織り領域を示すぼかし模様織りしてなる襖
紙の拡大平面図
【図4】上方から下方濃から淡にぼかし模様織りしてな
る襖紙の平面図
【図5】中央部から上下方向に濃から淡にぼかし模様織
りしてなる襖紙の平面図
【図6】上部と下部において上下方向に濃から淡にぼか
し模様織りしてなる襖紙の平面図
【符号の説明】
1 ...一層目 2 ...二層目 3 ...三層目 4 ...四層目 5 ...五層目 6 ...一の引き揃え糸 7 ...二の引き揃え糸 8 ...三の引き揃え糸 9 ...四の引き揃え糸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織物襖紙の丈の1/2〜1/6程度の間隔
    にわたって、前記襖紙の地色と異にする数種類の色調の
    横糸を横入れ比率を段階的に濃から淡に又は淡から濃に
    変化させることによってぼかし模様を表現してなること
    を特徴とするぼかし意匠織り織物襖紙。
JP20727795A 1995-07-10 1995-07-10 ぼかし意匠織り織物襖紙 Pending JPH0931899A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20727795A JPH0931899A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 ぼかし意匠織り織物襖紙

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JP20727795A JPH0931899A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 ぼかし意匠織り織物襖紙

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JPH0931899A true JPH0931899A (ja) 1997-02-04

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JP20727795A Pending JPH0931899A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 ぼかし意匠織り織物襖紙

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