JPH09318377A - ナビゲーション装置 - Google Patents
ナビゲーション装置Info
- Publication number
- JPH09318377A JPH09318377A JP8138861A JP13886196A JPH09318377A JP H09318377 A JPH09318377 A JP H09318377A JP 8138861 A JP8138861 A JP 8138861A JP 13886196 A JP13886196 A JP 13886196A JP H09318377 A JPH09318377 A JP H09318377A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- route
- distance
- congestion
- traffic
- point
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
- Instructional Devices (AREA)
- Navigation (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】経路上の複数の規制箇所や渋滞箇所を効率よく
迂回する経路を探索するようにしたナビゲーション装置
を提供する。 【解決手段】 FM多重受信機で交通情報を受信する。
交通情報には渋滞情報や規制情報が含まれる。設定され
た推奨経路上の渋滞情報が複数ある場合には、現在地検
出装置で検出されている現在位置に最も近い渋滞箇所を
含む複数の渋滞箇所を1つの渋滞として迂回路を探索す
る。
迂回する経路を探索するようにしたナビゲーション装置
を提供する。 【解決手段】 FM多重受信機で交通情報を受信する。
交通情報には渋滞情報や規制情報が含まれる。設定され
た推奨経路上の渋滞情報が複数ある場合には、現在地検
出装置で検出されている現在位置に最も近い渋滞箇所を
含む複数の渋滞箇所を1つの渋滞として迂回路を探索す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両外部から送信
されてくる交通規制情報や渋滞情報に基づいて推奨経路
の迂回路を探索することができるナビゲーション装置に
関する。
されてくる交通規制情報や渋滞情報に基づいて推奨経路
の迂回路を探索することができるナビゲーション装置に
関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】FM多重放送電波や光ビー
コンあるいは電波ビーコンから送られてくる交通情報を
表示画面上に図形で表示したり、文字で表示するナビゲ
ーション装置が知られている。一方、車両現在地から目
的地までの経路を設定して交差点などの誘導ポイントで
進路を誘導するナビゲーション装置が知られている。こ
の場合、FM多重放送から受信した交通情報に基づい
て、車線規制箇所、ランプ閉鎖箇所、あるいは渋滞箇所
などの交通情報が画面に表示される。
コンあるいは電波ビーコンから送られてくる交通情報を
表示画面上に図形で表示したり、文字で表示するナビゲ
ーション装置が知られている。一方、車両現在地から目
的地までの経路を設定して交差点などの誘導ポイントで
進路を誘導するナビゲーション装置が知られている。こ
の場合、FM多重放送から受信した交通情報に基づい
て、車線規制箇所、ランプ閉鎖箇所、あるいは渋滞箇所
などの交通情報が画面に表示される。
【0003】特開平6−201393号公報には、複数
の渋滞箇所があるときは路線上の1つの渋滞箇所だけを
表示したり、その1つの渋滞箇所を回避する経路を探索
するようにしたナビゲーション装置が開示されている。
の渋滞箇所があるときは路線上の1つの渋滞箇所だけを
表示したり、その1つの渋滞箇所を回避する経路を探索
するようにしたナビゲーション装置が開示されている。
【0004】本発明の目的は、推奨経路上に複数の規制
箇所や渋滞箇所が存在する場合に効率良く迂回経路を探
索するようにしたナビゲーション装置を提供することに
ある。
箇所や渋滞箇所が存在する場合に効率良く迂回経路を探
索するようにしたナビゲーション装置を提供することに
ある。
【0005】
(1)請求項1の発明は、目的地までの経路を設定する
経路設定手段と、現在位置を検出する位置検出手段と、
外部からの交通情報を受信する受信手段と、受信手段で
受信した交通情報の中に設定された経路上で走行に支障
をきたす箇所が複数ある場合には、検出手段で検出され
ている現在位置に最も近い支障ある箇所を含めた手前か
ら最も遠い支障ある箇所の先まで迂回する経路を探索す
る迂回経路探索手段とを備えるものである。 (2)支障がある箇所とは渋滞箇所、または交通規制箇
所である。 (3)請求項3の発明は、目的地までの経路を設定する
経路設定手段と、現在位置を検出する位置検出手段と、
外部からの交通情報を受信する受信手段と、受信手段で
受信した交通情報の中に設定された経路上に複数の渋滞
箇所がある場合には、検出手段で検出されている現在位
置に最も近い渋滞箇所を含めた手前から最も遠い渋滞箇
所の先まで迂回する経路を探索する迂回経路探索手段と
を備えるものである。 (4)請求項4の発明のように、請求項3のナビゲーシ
ョン装置において、現在位置と渋滞箇所の最後尾との距
離が所定距離以内に接近したときに迂回経路の探索を行
なってもよい。 (5)請求項5の発明のように、請求項1〜4のいずれ
かのナビゲーション装置において、車両が高速道路以外
の道路を走行中の場合に迂回路経路探索を行なうように
するのが好ましい。 (6)請求項6の発明のように、請求項3のナビゲーシ
ョン装置において、複数の渋滞箇所のうち現在位置に最
も近い渋滞箇所の渋滞長が所定距離以上の場合に迂回経
路の探索を行なうことができる。 (7)請求項7の発明のように、請求項3のナビゲーシ
ョン装置において、複数の渋滞箇所のうち隣接する2つ
の渋滞箇所の先頭と最後尾との距離が所定距離以内の複
数の渋滞箇所を回避するように迂回経路の探索を行なう
のが好ましい。 (8)請求項8の発明のように、請求項1〜7のいずれ
かのナビゲーション装置において、迂回経路の探索を指
令する信号を出力する操作部材をさらに備え、探索指令
信号が出力されているときに迂回経路の探索を行なうよ
うにするのが好ましい。
経路設定手段と、現在位置を検出する位置検出手段と、
外部からの交通情報を受信する受信手段と、受信手段で
受信した交通情報の中に設定された経路上で走行に支障
をきたす箇所が複数ある場合には、検出手段で検出され
ている現在位置に最も近い支障ある箇所を含めた手前か
ら最も遠い支障ある箇所の先まで迂回する経路を探索す
る迂回経路探索手段とを備えるものである。 (2)支障がある箇所とは渋滞箇所、または交通規制箇
所である。 (3)請求項3の発明は、目的地までの経路を設定する
経路設定手段と、現在位置を検出する位置検出手段と、
外部からの交通情報を受信する受信手段と、受信手段で
受信した交通情報の中に設定された経路上に複数の渋滞
箇所がある場合には、検出手段で検出されている現在位
置に最も近い渋滞箇所を含めた手前から最も遠い渋滞箇
所の先まで迂回する経路を探索する迂回経路探索手段と
を備えるものである。 (4)請求項4の発明のように、請求項3のナビゲーシ
ョン装置において、現在位置と渋滞箇所の最後尾との距
離が所定距離以内に接近したときに迂回経路の探索を行
なってもよい。 (5)請求項5の発明のように、請求項1〜4のいずれ
かのナビゲーション装置において、車両が高速道路以外
の道路を走行中の場合に迂回路経路探索を行なうように
するのが好ましい。 (6)請求項6の発明のように、請求項3のナビゲーシ
ョン装置において、複数の渋滞箇所のうち現在位置に最
も近い渋滞箇所の渋滞長が所定距離以上の場合に迂回経
路の探索を行なうことができる。 (7)請求項7の発明のように、請求項3のナビゲーシ
ョン装置において、複数の渋滞箇所のうち隣接する2つ
の渋滞箇所の先頭と最後尾との距離が所定距離以内の複
数の渋滞箇所を回避するように迂回経路の探索を行なう
のが好ましい。 (8)請求項8の発明のように、請求項1〜7のいずれ
かのナビゲーション装置において、迂回経路の探索を指
令する信号を出力する操作部材をさらに備え、探索指令
信号が出力されているときに迂回経路の探索を行なうよ
うにするのが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるナビゲーショ
ン装置の一実施の形態のブロック図である。ナビゲーシ
ョン装置は車両の現在地を検出する現在地検出装置を備
え、本例では、車両の進行方位を検出するジャイロ1
a、ジャイロ1aからの信号を処理する信号処理回路1
b、車速に応じた車速信号を出力する車速センサ1c、
車速センサ1cからの信号を処理する信号処理回路1
d、およびGPS(Global Positioning System)衛星
からのGPS信号を受信するGPS受信機1eによって
現在位置検出装置を構成している。2aはCD−ROM
2bに格納されている平面道路地図データを読み込むC
D−ROMドライブ、2cはCD−ROMインターフェ
ース回路である。
ン装置の一実施の形態のブロック図である。ナビゲーシ
ョン装置は車両の現在地を検出する現在地検出装置を備
え、本例では、車両の進行方位を検出するジャイロ1
a、ジャイロ1aからの信号を処理する信号処理回路1
b、車速に応じた車速信号を出力する車速センサ1c、
車速センサ1cからの信号を処理する信号処理回路1
d、およびGPS(Global Positioning System)衛星
からのGPS信号を受信するGPS受信機1eによって
現在位置検出装置を構成している。2aはCD−ROM
2bに格納されている平面道路地図データを読み込むC
D−ROMドライブ、2cはCD−ROMインターフェ
ース回路である。
【0007】3は装置全体を制御する中央演算処理装置
であり、マイクロプロセッサ、RAM、ROMおよびそ
の他の周辺回路から成る。RAMには、平面道路地図描
画用データや、ディスプレイ5aに表示するための画像
データ、あるいは、受信した交通情報を表示し音声出力
するための各種データテーブルが格納される。地図描画
用データはCD−ROM2aから読み出した平面道路地
図データに基づいて作成され、画像データは平面地図描
画用データと各種交通情報の図形データから作成され
る。画像データは適宜読み出されてディスプレイ5aに
表示される。また、データテーブルは交通情報に基づい
て作成される。4aは各種スイッチを有する入力装置、
4bは入力スイッチ4aからのスイッチ信号を処理する
信号処理回路である。入力装置4aは音声要求スイッチ
や迂回路スイッチ、その他の各種スイッチを備える。な
お、ディスプレイ5aは表示回路5bに接続されて制御
され、ディスプレイ5aの表示画面上にも各種のタッチ
パネルスイッチが設定される。
であり、マイクロプロセッサ、RAM、ROMおよびそ
の他の周辺回路から成る。RAMには、平面道路地図描
画用データや、ディスプレイ5aに表示するための画像
データ、あるいは、受信した交通情報を表示し音声出力
するための各種データテーブルが格納される。地図描画
用データはCD−ROM2aから読み出した平面道路地
図データに基づいて作成され、画像データは平面地図描
画用データと各種交通情報の図形データから作成され
る。画像データは適宜読み出されてディスプレイ5aに
表示される。また、データテーブルは交通情報に基づい
て作成される。4aは各種スイッチを有する入力装置、
4bは入力スイッチ4aからのスイッチ信号を処理する
信号処理回路である。入力装置4aは音声要求スイッチ
や迂回路スイッチ、その他の各種スイッチを備える。な
お、ディスプレイ5aは表示回路5bに接続されて制御
され、ディスプレイ5aの表示画面上にも各種のタッチ
パネルスイッチが設定される。
【0008】6はFM多重受信機であり、FM多重放送
電波による交通情報(以下、VICS情報と呼ぶ)を受
信する。本明細書で説明するVICS情報は、渋滞情
報、規制情報を含む。渋滞情報は、渋滞している(渋滞
データ種別3)、混雑している(データ種別2)、渋滞
混雑なしで順調に流れている(渋滞データ種別1)、お
よび不明(渋滞データ種別0)の4種類であり、道路の
上下線ごとに分けて、渋滞を赤色で、混雑を黄色で、渋
滞混雑なし順調を緑色で表示する。規制情報は通行止め
情報(規制データ種別1)、高速道路のランプ閉鎖情報
(規制データ種別2)、および規制なし(規制データ種
別0)である。車線規制情報を含めてもよい。このよう
なVICS情報は、道路地図データであるメッシュ番
号、リンク番号に対応させて、リンク始点から渋滞最後
尾までの距離、リンク始点から渋滞先頭までの距離、渋
滞データ種別、リンク始点から規制地点までの距離、規
制データ種別などから構成される。
電波による交通情報(以下、VICS情報と呼ぶ)を受
信する。本明細書で説明するVICS情報は、渋滞情
報、規制情報を含む。渋滞情報は、渋滞している(渋滞
データ種別3)、混雑している(データ種別2)、渋滞
混雑なしで順調に流れている(渋滞データ種別1)、お
よび不明(渋滞データ種別0)の4種類であり、道路の
上下線ごとに分けて、渋滞を赤色で、混雑を黄色で、渋
滞混雑なし順調を緑色で表示する。規制情報は通行止め
情報(規制データ種別1)、高速道路のランプ閉鎖情報
(規制データ種別2)、および規制なし(規制データ種
別0)である。車線規制情報を含めてもよい。このよう
なVICS情報は、道路地図データであるメッシュ番
号、リンク番号に対応させて、リンク始点から渋滞最後
尾までの距離、リンク始点から渋滞先頭までの距離、渋
滞データ種別、リンク始点から規制地点までの距離、規
制データ種別などから構成される。
【0009】7aは、渋滞箇所までの距離や規制箇所ま
での距離を音声で報知するためのスピーカ、7bは音声
合成回路およびアンプである。
での距離を音声で報知するためのスピーカ、7bは音声
合成回路およびアンプである。
【0010】図2および図3は道路地図データを説明す
る図である。図2において、1本の道路R1が2本の道
路R2,3と交差している。道路R1と道路R2との交
差点をノードN1、道路R1と道路R3との交差点をノ
ードN2と呼び、ノードN1とN2をそれぞれ始点、終
点とする素線をリンク1と呼ぶ。ノードN1とノードN
2の間には補間点A1〜A3が設けられ、ノードN1、
N2、補間点A1〜A3はそれぞれ座標位置(X2,Y
2)〜(X6,Y6)データ、各点間の距離データ、リ
ンク長データなどを有する。道路地図は複数の領域に分
割され、それぞれの分割領域は固有のメッシュ番号で定
義される。ここで、1つのメッシュ番号(たとえば、5
33946)の地図分割領域内における道路R1が10
0個のリンクで構成されるとすると、道路R1は図3の
ように、リンク番号1〜100、各リンクを構成するノ
ードと補間点の点数、各点のX、Y座標で定義される。
すなわち図3は1メッシュの道路データテーブルを示
す。なお、リンク番号、ノード番号はメッシュ領域ごと
に1〜所定番号まで割当てられる。
る図である。図2において、1本の道路R1が2本の道
路R2,3と交差している。道路R1と道路R2との交
差点をノードN1、道路R1と道路R3との交差点をノ
ードN2と呼び、ノードN1とN2をそれぞれ始点、終
点とする素線をリンク1と呼ぶ。ノードN1とノードN
2の間には補間点A1〜A3が設けられ、ノードN1、
N2、補間点A1〜A3はそれぞれ座標位置(X2,Y
2)〜(X6,Y6)データ、各点間の距離データ、リ
ンク長データなどを有する。道路地図は複数の領域に分
割され、それぞれの分割領域は固有のメッシュ番号で定
義される。ここで、1つのメッシュ番号(たとえば、5
33946)の地図分割領域内における道路R1が10
0個のリンクで構成されるとすると、道路R1は図3の
ように、リンク番号1〜100、各リンクを構成するノ
ードと補間点の点数、各点のX、Y座標で定義される。
すなわち図3は1メッシュの道路データテーブルを示
す。なお、リンク番号、ノード番号はメッシュ領域ごと
に1〜所定番号まで割当てられる。
【0011】図4は同一のメッシュ内に始点と終点が設
定された推奨経路RRを太い黒線で示し、FM多重受信
機6で受信した渋滞箇所と規制箇所を合わせて示すもの
である。推奨経路RRは、リンク番号9,10,10
6,105,3,4の順に設定され、リンク番号10と
3に渋滞箇所が、リンク番号105に混雑箇所が、リン
ク番号4に順調に流れている箇所がある場合を示してい
る。また、リンク番号3に通行止めがある場合を示して
いる。推奨経路以外のリンク上にも渋滞箇所や規制箇所
がある。以下で説明する各テーブルはこの図示例に基づ
いて作成されるものである。
定された推奨経路RRを太い黒線で示し、FM多重受信
機6で受信した渋滞箇所と規制箇所を合わせて示すもの
である。推奨経路RRは、リンク番号9,10,10
6,105,3,4の順に設定され、リンク番号10と
3に渋滞箇所が、リンク番号105に混雑箇所が、リン
ク番号4に順調に流れている箇所がある場合を示してい
る。また、リンク番号3に通行止めがある場合を示して
いる。推奨経路以外のリンク上にも渋滞箇所や規制箇所
がある。以下で説明する各テーブルはこの図示例に基づ
いて作成されるものである。
【0012】図11〜図20と図22〜図24は中央演
算処理装置3の各種処理を示すフローチャートであり、
以下これらのフローチャートに基づいて本実施の形態の
動作を説明する。なお、中央演算処理装置3は、キーが
イグニッションオン位置に操作されたときに図11〜図
20と図22〜図24のフローチャートで表されたプロ
グラムを実行する。
算処理装置3の各種処理を示すフローチャートであり、
以下これらのフローチャートに基づいて本実施の形態の
動作を説明する。なお、中央演算処理装置3は、キーが
イグニッションオン位置に操作されたときに図11〜図
20と図22〜図24のフローチャートで表されたプロ
グラムを実行する。
【0013】図11は目的地設定処理のフローチャート
である。ステップS1では、現在位置から目的地までの
推奨経路を演算して設定する。目的地は入力装置4を介
して操作者によって設定され、推奨経路は例えば周知の
ダイクストラ法等を用いた演算によって自動的に設定さ
れる。この場合、現在地は現在地検出装置で検出した位
置を使用することができる。あるいは、ROM等に推奨
経路の候補を予め記憶しておき、その中からいずれかを
推奨経路として選択してもよい。ステップS2では、中
央演算処理装置3のRAMの所定領域に推奨経路のデー
タを格納して推奨経路データテーブルを作成する。ステ
ップS3では、推奨経路上の誘導ポイントでの誘導案内
のデータを中央演算処理装置3のRAMに格納して誘導
ポイントテーブルを作成する。
である。ステップS1では、現在位置から目的地までの
推奨経路を演算して設定する。目的地は入力装置4を介
して操作者によって設定され、推奨経路は例えば周知の
ダイクストラ法等を用いた演算によって自動的に設定さ
れる。この場合、現在地は現在地検出装置で検出した位
置を使用することができる。あるいは、ROM等に推奨
経路の候補を予め記憶しておき、その中からいずれかを
推奨経路として選択してもよい。ステップS2では、中
央演算処理装置3のRAMの所定領域に推奨経路のデー
タを格納して推奨経路データテーブルを作成する。ステ
ップS3では、推奨経路上の誘導ポイントでの誘導案内
のデータを中央演算処理装置3のRAMに格納して誘導
ポイントテーブルを作成する。
【0014】図5は推奨経路データテーブルの一例を示
す。推奨経路データテーブルは、基本的にはメッシュ番
号とリンク番号が現在地から目的地に向って順番に格納
されて構成される。たとえば、図5においては、同一メ
ッシュ領域内でリンク番号9、リンク番号10、リンク
番号106……リンク番号4で推奨経路を表している。
各リンク番号に対応して、リンク始点から渋滞箇所の最
後尾までの距離のデータ、リンク始点から渋滞箇所の先
頭までの距離のデータ、渋滞データ種別、始点から規制
データまでの距離、規制データ種別の情報がそれぞれ格
納されている。
す。推奨経路データテーブルは、基本的にはメッシュ番
号とリンク番号が現在地から目的地に向って順番に格納
されて構成される。たとえば、図5においては、同一メ
ッシュ領域内でリンク番号9、リンク番号10、リンク
番号106……リンク番号4で推奨経路を表している。
各リンク番号に対応して、リンク始点から渋滞箇所の最
後尾までの距離のデータ、リンク始点から渋滞箇所の先
頭までの距離のデータ、渋滞データ種別、始点から規制
データまでの距離、規制データ種別の情報がそれぞれ格
納されている。
【0015】図6は誘導ポイントテーブルの一例を示
す。誘導ポイントテーブルは、推奨経路の始点から誘導
ポイントまでの距離のデータと、各誘導ポイントで案内
する方向のデータから構成される。
す。誘導ポイントテーブルは、推奨経路の始点から誘導
ポイントまでの距離のデータと、各誘導ポイントで案内
する方向のデータから構成される。
【0016】図12は交通情報受信処理を説明するフロ
ーチャートである。まず、FM多重放送受信機6で受信
した交通情報データについて説明する。図7は渋滞情報
提供テーブルの一例を示し、メッシュ番号とリンク番号
に対応して、リンク始点から渋滞箇所の最後尾までの距
離と、リンク始点から渋滞箇所の先頭までの距離と、渋
滞データ種別がそれぞれ格納されている。また、データ
数も格納されている。
ーチャートである。まず、FM多重放送受信機6で受信
した交通情報データについて説明する。図7は渋滞情報
提供テーブルの一例を示し、メッシュ番号とリンク番号
に対応して、リンク始点から渋滞箇所の最後尾までの距
離と、リンク始点から渋滞箇所の先頭までの距離と、渋
滞データ種別がそれぞれ格納されている。また、データ
数も格納されている。
【0017】図8は規制情報提供テーブルの一例を示
し、メッシュ番号とリンク番号に対応して、リンク始点
から規制箇所までの距離と、規制データ種別とがそれぞ
れ格納されている。また、データ数も格納されている。
し、メッシュ番号とリンク番号に対応して、リンク始点
から規制箇所までの距離と、規制データ種別とがそれぞ
れ格納されている。また、データ数も格納されている。
【0018】図12において、ステップS11で推奨経
路が設定されていると判定されるとステップS12に進
み、受信した交通情報の中に渋滞情報があるかを判定す
る。ステップS12が肯定されるとステップS13で推
奨経路データテーブル上に渋滞情報を格納する。ステッ
プS13の詳細は図13により後述する。ステップS1
4では、受信した交通情報の中に規制情報があるかを判
定する。ステップS14が肯定されるとステップS15
で推奨経路データテーブル上に規制情報を格納する。ス
テップS15の詳細は図14により後述する。なお、推
奨経路が設定されていない場合はステップS11が否定
され、渋滞情報がない場合はステップS12が否定さ
れ、規制情報がない場合はステップS14が否定され
る。
路が設定されていると判定されるとステップS12に進
み、受信した交通情報の中に渋滞情報があるかを判定す
る。ステップS12が肯定されるとステップS13で推
奨経路データテーブル上に渋滞情報を格納する。ステッ
プS13の詳細は図13により後述する。ステップS1
4では、受信した交通情報の中に規制情報があるかを判
定する。ステップS14が肯定されるとステップS15
で推奨経路データテーブル上に規制情報を格納する。ス
テップS15の詳細は図14により後述する。なお、推
奨経路が設定されていない場合はステップS11が否定
され、渋滞情報がない場合はステップS12が否定さ
れ、規制情報がない場合はステップS14が否定され
る。
【0019】図9は渋滞規制データテーブルの一例を示
し、推奨経路始点から渋滞箇所の最後尾までの距離と、
渋滞長と、渋滞データ種別と、推奨経路始点から規制箇
所までの距離と、規制データ種別とがそれぞれ格納され
ている。推奨経路始点から渋滞箇所の最後尾までの距離
は、推奨経路を構成する各リンクの長さのデータと、渋
滞箇所のあるリンクの始点から渋滞最後尾までの距離と
に基づいて計算でき、また、リンク始点から渋滞最後尾
までの距離とリンク始点から先頭までの距離とに基づい
て渋滞長が計算できる。推奨経路始点から規制箇所まで
の距離も同様にして求められる。
し、推奨経路始点から渋滞箇所の最後尾までの距離と、
渋滞長と、渋滞データ種別と、推奨経路始点から規制箇
所までの距離と、規制データ種別とがそれぞれ格納され
ている。推奨経路始点から渋滞箇所の最後尾までの距離
は、推奨経路を構成する各リンクの長さのデータと、渋
滞箇所のあるリンクの始点から渋滞最後尾までの距離と
に基づいて計算でき、また、リンク始点から渋滞最後尾
までの距離とリンク始点から先頭までの距離とに基づい
て渋滞長が計算できる。推奨経路始点から規制箇所まで
の距離も同様にして求められる。
【0020】図10は図9の渋滞規制データテーブルの
内容を具体的に示すもので、推奨経路始点から各渋滞箇
所最後尾までの距離と規制箇所までの距離をそれぞれ示
すとともに渋滞長を示す。
内容を具体的に示すもので、推奨経路始点から各渋滞箇
所最後尾までの距離と規制箇所までの距離をそれぞれ示
すとともに渋滞長を示す。
【0021】図13は、図12のステップS13での経
路上の渋滞情報を登録する処理の詳細フローチャートを
示す図である。ステップS131において、受信した渋
滞データ種別を有するリンク番号が推奨経路上のリンク
番号であるか判定する。肯定されるとステップS132
に進み、該当するメッシュ番号とリンク番号に対応付け
て、リンク始点から渋滞最後尾までの距離と、リンク始
点から渋滞先頭までの距離と、渋滞データ種別とを格納
する。ステップS131が否定されるとステップS13
2はスキップされる。ステップS133では、受信した
全渋滞情報について以上の処理を終了したか判定し、全
情報に対するチェックが終了するとステップS134に
進む。ステップS134では、各リンク始点から渋滞最
後尾と先頭までの距離のそれぞれを推奨経路の始点から
の距離に変換する。ステップS135で全リンクに対し
て変換処理が終了したと判定されるとこの処理を終了す
る。
路上の渋滞情報を登録する処理の詳細フローチャートを
示す図である。ステップS131において、受信した渋
滞データ種別を有するリンク番号が推奨経路上のリンク
番号であるか判定する。肯定されるとステップS132
に進み、該当するメッシュ番号とリンク番号に対応付け
て、リンク始点から渋滞最後尾までの距離と、リンク始
点から渋滞先頭までの距離と、渋滞データ種別とを格納
する。ステップS131が否定されるとステップS13
2はスキップされる。ステップS133では、受信した
全渋滞情報について以上の処理を終了したか判定し、全
情報に対するチェックが終了するとステップS134に
進む。ステップS134では、各リンク始点から渋滞最
後尾と先頭までの距離のそれぞれを推奨経路の始点から
の距離に変換する。ステップS135で全リンクに対し
て変換処理が終了したと判定されるとこの処理を終了す
る。
【0022】図5の推奨経路データテーブルはこの処理
が終了した後のテーブルである。例えば、リンク番号9
については渋滞情報が不明、規制なしであり、リンク番
号10については渋滞箇所があり、規制なしを、リンク
番号105は混雑箇所が有るが規制はないことを、ま
た、リンク番号3は渋滞があり、通行止め規制もあるこ
とを、さらにリンク番号4は順調に流れているが、規制
はないことを示している。
が終了した後のテーブルである。例えば、リンク番号9
については渋滞情報が不明、規制なしであり、リンク番
号10については渋滞箇所があり、規制なしを、リンク
番号105は混雑箇所が有るが規制はないことを、ま
た、リンク番号3は渋滞があり、通行止め規制もあるこ
とを、さらにリンク番号4は順調に流れているが、規制
はないことを示している。
【0023】図14は、図12のステップS15での経
路上の規制情報を登録する処理の詳細フローチャートを
示す図である。ステップS151において、受信した規
制データ種別を有するリンク番号が推奨経路上のリンク
番号であるか判定する。肯定されるとステップS152
に進み、該当するメッシュ番号とリンク番号に対応付け
て、リンク始点から規制箇所までの距離と、規制データ
種別とを格納する。ステップS151が否定されるとス
テップS152はスキップされる。ステップS153で
は、受信した全規制情報について以上の処理を終了した
か判定し、全情報に対するチェックが終了するとステッ
プS154に進む。ステップS154では、各リンク始
点から規制箇所までの距離のそれぞれを推奨経路の始点
からの距離に変換する。ステップS155で全リンクに
対して変換処理が終了したと判定されるとこの処理を終
了する。
路上の規制情報を登録する処理の詳細フローチャートを
示す図である。ステップS151において、受信した規
制データ種別を有するリンク番号が推奨経路上のリンク
番号であるか判定する。肯定されるとステップS152
に進み、該当するメッシュ番号とリンク番号に対応付け
て、リンク始点から規制箇所までの距離と、規制データ
種別とを格納する。ステップS151が否定されるとス
テップS152はスキップされる。ステップS153で
は、受信した全規制情報について以上の処理を終了した
か判定し、全情報に対するチェックが終了するとステッ
プS154に進む。ステップS154では、各リンク始
点から規制箇所までの距離のそれぞれを推奨経路の始点
からの距離に変換する。ステップS155で全リンクに
対して変換処理が終了したと判定されるとこの処理を終
了する。
【0024】図15は、音声要求スイッチを操作した時
に処理されるフローチャートを示す。音声要求スイッチ
が操作されると、ステップS21において、図6の誘導
ポイントテーブルを検索して現在値に最も近い誘導ポイ
ントの案内方向を音声合成回路とアンプ7aを介してス
ピーカ7bから出力する。ステップS22で推奨経路上
に渋滞箇所があると判定されるとステップS23に進
み、現在地から渋滞最後尾までの距離と渋滞長を音声で
出力する。ステップS24で推奨経路上に規制箇所があ
ると判定されるとステップS25に進み、現在地から規
制箇所までの距離を音声で出力する。渋滞箇所も規制箇
所もない場合には、ステップS22やステップS24が
否定され、音声出力は行われない。
に処理されるフローチャートを示す。音声要求スイッチ
が操作されると、ステップS21において、図6の誘導
ポイントテーブルを検索して現在値に最も近い誘導ポイ
ントの案内方向を音声合成回路とアンプ7aを介してス
ピーカ7bから出力する。ステップS22で推奨経路上
に渋滞箇所があると判定されるとステップS23に進
み、現在地から渋滞最後尾までの距離と渋滞長を音声で
出力する。ステップS24で推奨経路上に規制箇所があ
ると判定されるとステップS25に進み、現在地から規
制箇所までの距離を音声で出力する。渋滞箇所も規制箇
所もない場合には、ステップS22やステップS24が
否定され、音声出力は行われない。
【0025】図16は、一定走行距離、たとえば10m
ごとに処理を行なうフローチャートである。ステップS
30で音声処理を行ない、ステップS60で迂回経路探
索処理を行なう。ステップS30の音声処理は図17〜
図20により詳細に説明し、ステップS60の迂回経路
探索処理は図22〜図24により詳細に説明する。
ごとに処理を行なうフローチャートである。ステップS
30で音声処理を行ない、ステップS60で迂回経路探
索処理を行なう。ステップS30の音声処理は図17〜
図20により詳細に説明し、ステップS60の迂回経路
探索処理は図22〜図24により詳細に説明する。
【0026】図17により音声出力処理について説明す
る。ステップS31において推奨経路が設定されている
と判定されると、ステップS32において、設定されて
いる推奨経路上を車両が走行しているか判定する。推奨
経路上を走行している場合にはステップS33におい
て、推奨経路始点から現在地までの推奨経路上の距離を
算出する。ステップS34において、推奨経路上に渋滞
箇所があると判定されるとステップS35において、現
在地が渋滞箇所の中か判定する。現在地が渋滞箇所内で
なければステップS36において渋滞の発声条件をチェ
ックする。このチェックの詳細は図18で後述する。現
在地が渋滞箇所内であれば、ステップS43において現
在地から渋滞先頭までの距離を音声で報知する。
る。ステップS31において推奨経路が設定されている
と判定されると、ステップS32において、設定されて
いる推奨経路上を車両が走行しているか判定する。推奨
経路上を走行している場合にはステップS33におい
て、推奨経路始点から現在地までの推奨経路上の距離を
算出する。ステップS34において、推奨経路上に渋滞
箇所があると判定されるとステップS35において、現
在地が渋滞箇所の中か判定する。現在地が渋滞箇所内で
なければステップS36において渋滞の発声条件をチェ
ックする。このチェックの詳細は図18で後述する。現
在地が渋滞箇所内であれば、ステップS43において現
在地から渋滞先頭までの距離を音声で報知する。
【0027】ステップS37に進むと、図18の渋滞の
発声条件チェック処理でオン・オフされる発声フラグが
オンか否かを判定する。すなわち、渋滞箇所が推奨経路
上にあっても、所定の条件下では耳障りとなりがちな音
声出力を禁止する場合があり、音声出力禁止の時に発声
フラグをオフ、音声出力許可のとき発声フラグをオンす
る。
発声条件チェック処理でオン・オフされる発声フラグが
オンか否かを判定する。すなわち、渋滞箇所が推奨経路
上にあっても、所定の条件下では耳障りとなりがちな音
声出力を禁止する場合があり、音声出力禁止の時に発声
フラグをオフ、音声出力許可のとき発声フラグをオンす
る。
【0028】ステップS37で発声フラグがオンであれ
ばステップS38において、現在地から渋滞箇所最後尾
までの距離と渋滞長を発声する。次いで、ステップS3
9において、推奨経路上に規制箇所があると判定される
とステップS40において規制の発声条件をチェックす
る。このチェックの詳細は図18で後述する。
ばステップS38において、現在地から渋滞箇所最後尾
までの距離と渋滞長を発声する。次いで、ステップS3
9において、推奨経路上に規制箇所があると判定される
とステップS40において規制の発声条件をチェックす
る。このチェックの詳細は図18で後述する。
【0029】ステップS41に進むと、図18の規制の
発声条件チェック処理でオン・オフされる発声フラグが
オンか否かを判定する。すなわち、規制箇所が推奨経路
上にあっても、所定の条件下では耳障りとなりがちな音
声出力を禁止する場合があり、音声出力禁止の時に発声
フラグをオフ、音声出力許可のとき発声フラグをオンす
る。ステップS41で発声フラグがオンであればステッ
プS42において、現在地から規制箇所までの距離を発
声する。規制箇所については、規制箇所が複数個あって
も現在地に最も近い規制箇所の距離だけを音声出力で報
知する。
発声条件チェック処理でオン・オフされる発声フラグが
オンか否かを判定する。すなわち、規制箇所が推奨経路
上にあっても、所定の条件下では耳障りとなりがちな音
声出力を禁止する場合があり、音声出力禁止の時に発声
フラグをオフ、音声出力許可のとき発声フラグをオンす
る。ステップS41で発声フラグがオンであればステッ
プS42において、現在地から規制箇所までの距離を発
声する。規制箇所については、規制箇所が複数個あって
も現在地に最も近い規制箇所の距離だけを音声出力で報
知する。
【0030】図18は渋滞箇所についての発声条件チェ
ック処理の詳細を示すフローチャートである。ステップ
S361において、現在地よりも先で渋滞箇所の手前に
規制箇所があると判定されると、ステップS375にお
いて発声フラグをオフし、ステップS376において、
距離カウンタに所定値を加算する。この距離カウンタは
初めて渋滞箇所について音声出力をしたときから現在ま
での走行距離を計測するカウンタである。
ック処理の詳細を示すフローチャートである。ステップ
S361において、現在地よりも先で渋滞箇所の手前に
規制箇所があると判定されると、ステップS375にお
いて発声フラグをオフし、ステップS376において、
距離カウンタに所定値を加算する。この距離カウンタは
初めて渋滞箇所について音声出力をしたときから現在ま
での走行距離を計測するカウンタである。
【0031】ステップS361が否定されると、ステッ
プS362に進み、推奨経路上の渋滞箇所を今回初めて
受信したか判定する。今回初めての受信であれば、ステ
ップS371において発声フラグをオンし、さらにステ
ップS372において現在地から渋滞箇所最後尾までの
距離を記憶する。さらにステップS373で距離カウン
タをクリアし、ステップS374でタイマをクリアす
る。このタイマは初めて渋滞箇所について音声出力をし
たときから現在までの経過時間を計測するタイマであ
る。
プS362に進み、推奨経路上の渋滞箇所を今回初めて
受信したか判定する。今回初めての受信であれば、ステ
ップS371において発声フラグをオンし、さらにステ
ップS372において現在地から渋滞箇所最後尾までの
距離を記憶する。さらにステップS373で距離カウン
タをクリアし、ステップS374でタイマをクリアす
る。このタイマは初めて渋滞箇所について音声出力をし
たときから現在までの経過時間を計測するタイマであ
る。
【0032】ステップS362が否定されると、ステッ
プS363において、渋滞最後尾までの距離が前回は5
0km以上であり今回が50km未満であるか判定し、
このステップS363が否定されるとステップS364
に進む。ステップS364では、渋滞最後尾までの距離
が前回は10km以上であり今回が10km未満である
か判定する。ステップS364が否定されるとステップ
S365において、渋滞最後尾までの距離が前回は2k
m以上であり今回が2km未満であるか判定する。ステ
ップS365が否定されると、ステップS366におい
て、前回の渋滞最後尾までの距離と今回の渋滞最後尾ま
での距離が10km以上離れているか判定する。
プS363において、渋滞最後尾までの距離が前回は5
0km以上であり今回が50km未満であるか判定し、
このステップS363が否定されるとステップS364
に進む。ステップS364では、渋滞最後尾までの距離
が前回は10km以上であり今回が10km未満である
か判定する。ステップS364が否定されるとステップ
S365において、渋滞最後尾までの距離が前回は2k
m以上であり今回が2km未満であるか判定する。ステ
ップS365が否定されると、ステップS366におい
て、前回の渋滞最後尾までの距離と今回の渋滞最後尾ま
での距離が10km以上離れているか判定する。
【0033】ステップS363〜366が肯定されると
ステップS367に進み、前回報知した渋滞箇所最後尾
までの距離と今回の渋滞箇所最後尾までの距離とが2k
m以上離れているか判定する。ステップS367が否定
されるとステップS375で発声フラグをオフする。ス
テップS367が肯定されるとステップS368に進
み、前回発声地点から5km以上走行しているかを判定
する。否定されるとステップS375で発声フラグをオ
フする。ステップS368が肯定されるとステップS3
69に進み、前回発声時点から10分以上経過している
かを判定する。否定されるとステップS375で発声フ
ラグをオフする。ステップS369が肯定されるとステ
ップS370に進み、現在地から渋滞最後尾までの距離
が100km以内かを判定し、否定されるとステップS
375で発声フラグをオフする。ステップS370が肯
定されるとステップS371へ進む。以上のステップS
367〜370の処理は頻繁に音声報知が行われると耳
障りであり、むやみに音声出力しないようにしたもので
ある。
ステップS367に進み、前回報知した渋滞箇所最後尾
までの距離と今回の渋滞箇所最後尾までの距離とが2k
m以上離れているか判定する。ステップS367が否定
されるとステップS375で発声フラグをオフする。ス
テップS367が肯定されるとステップS368に進
み、前回発声地点から5km以上走行しているかを判定
する。否定されるとステップS375で発声フラグをオ
フする。ステップS368が肯定されるとステップS3
69に進み、前回発声時点から10分以上経過している
かを判定する。否定されるとステップS375で発声フ
ラグをオフする。ステップS369が肯定されるとステ
ップS370に進み、現在地から渋滞最後尾までの距離
が100km以内かを判定し、否定されるとステップS
375で発声フラグをオフする。ステップS370が肯
定されるとステップS371へ進む。以上のステップS
367〜370の処理は頻繁に音声報知が行われると耳
障りであり、むやみに音声出力しないようにしたもので
ある。
【0034】図19は規制箇所についての発声条件チェ
ック処理の詳細を示すフローチャートである。ステップ
S411において、推奨経路上の規制箇所を今回初めて
受信したか判定する。今回初めての受信であれば、ステ
ップS419において発声フラグをオンし、さらにステ
ップS420において規制箇所までの距離を記憶する。
さらにステップS421で距離カウンタをクリアし、ス
テップS422でタイマをクリアする。
ック処理の詳細を示すフローチャートである。ステップ
S411において、推奨経路上の規制箇所を今回初めて
受信したか判定する。今回初めての受信であれば、ステ
ップS419において発声フラグをオンし、さらにステ
ップS420において規制箇所までの距離を記憶する。
さらにステップS421で距離カウンタをクリアし、ス
テップS422でタイマをクリアする。
【0035】ステップS411が否定されると、ステッ
プS412において、規制箇所までの距離が前回は50
km以上であり今回が50km未満であるか判定し、こ
のステップS412が否定されるとステップS413に
進む。ステップS413では、規制箇所までの距離が前
回は10km以上であり今回が10km未満であるか判
定する。ステップS413が否定されるとステップS4
14において、規制箇所までの距離が前回は2km以上
であり今回が2km未満であるか判定する。ステップS
414が否定されると、ステップS415において、前
回の規制箇所までの距離と今回の規制箇所までの距離が
10km以上離れているか判定する。
プS412において、規制箇所までの距離が前回は50
km以上であり今回が50km未満であるか判定し、こ
のステップS412が否定されるとステップS413に
進む。ステップS413では、規制箇所までの距離が前
回は10km以上であり今回が10km未満であるか判
定する。ステップS413が否定されるとステップS4
14において、規制箇所までの距離が前回は2km以上
であり今回が2km未満であるか判定する。ステップS
414が否定されると、ステップS415において、前
回の規制箇所までの距離と今回の規制箇所までの距離が
10km以上離れているか判定する。
【0036】ステップS412〜415が肯定されると
ステップS416に進み、前回報知した規制箇所までの
距離と今回の規制箇所までの距離とが2km以上離れて
いるか判定する。ステップS416が否定されるとステ
ップS423で発声フラグをオフし、ステップS424
で距離カウンタに所定値を加算する。
ステップS416に進み、前回報知した規制箇所までの
距離と今回の規制箇所までの距離とが2km以上離れて
いるか判定する。ステップS416が否定されるとステ
ップS423で発声フラグをオフし、ステップS424
で距離カウンタに所定値を加算する。
【0037】ステップS416が肯定されるとステップ
S417に進み、前回発声地点から5km以上走行して
いるかを判定する。否定されるとステップS423で発
声フラグをオフする。ステップS417が肯定されると
ステップS418に進み、前回発声時点から10分以上
経過しているかを判定する。否定されるとステップS4
23で発声フラグをオフする。ステップS418が肯定
されるとステップS419に進む。
S417に進み、前回発声地点から5km以上走行して
いるかを判定する。否定されるとステップS423で発
声フラグをオフする。ステップS417が肯定されると
ステップS418に進み、前回発声時点から10分以上
経過しているかを判定する。否定されるとステップS4
23で発声フラグをオフする。ステップS418が肯定
されるとステップS419に進む。
【0038】図20は一定時間毎に割込み処理されるフ
ローチャートであり、ステップS51においてタイマカ
ウンタを所定値だけカウンタアップする。
ローチャートであり、ステップS51においてタイマカ
ウンタを所定値だけカウンタアップする。
【0039】現在地から渋滞箇所までの距離と渋滞長は
図21(a)のように発声され、現在地が渋滞箇所内に
あるときに現在地から渋滞先頭までの距離は図21
(b)のように発声され、現在地から規制箇所までの距
離は図21(c)のように発声され、現在地からランプ
閉鎖箇所までの距離は図2(d)のように発声され、誘
導ポイントでの進路方向は図21(e)のように発声さ
れる。
図21(a)のように発声され、現在地が渋滞箇所内に
あるときに現在地から渋滞先頭までの距離は図21
(b)のように発声され、現在地から規制箇所までの距
離は図21(c)のように発声され、現在地からランプ
閉鎖箇所までの距離は図2(d)のように発声され、誘
導ポイントでの進路方向は図21(e)のように発声さ
れる。
【0040】以上の実施の形態によれば次のようにして
渋滞箇所と規制箇所についての情報が音声で報知され
る。 (1)推奨経路を設定して推奨経路データテーブル(図
5)と誘導ポイントテーブル(図6)を作成する。 (2)FM多重受信機6でVICS情報として渋滞情報
と交通規制情報を受信して、渋滞情報提供テーブル(図
7)と規制情報提供テーブル(図8)を作成する。
渋滞箇所と規制箇所についての情報が音声で報知され
る。 (1)推奨経路を設定して推奨経路データテーブル(図
5)と誘導ポイントテーブル(図6)を作成する。 (2)FM多重受信機6でVICS情報として渋滞情報
と交通規制情報を受信して、渋滞情報提供テーブル(図
7)と規制情報提供テーブル(図8)を作成する。
【0041】(3)渋滞情報提供テーブルと規制情報提
供テーブルの中に、推奨経路データテーブルの各リンク
と同一のメッシュ番号で同一リンク番号のものがあれ
ば、推奨経路データテーブルにそれらの渋滞情報と規制
情報を格納する。 (4)推奨経路データテーブルに格納されたリンク始点
から渋滞箇所最後尾までの距離とリンク始点から規制箇
所までの距離を経路始点からの距離に変換し、その変換
後の距離に対応づけて、渋滞長さ、渋滞データ種別、経
路始点からの規制箇所までの距離、および規制データ種
別を格納して渋滞規制データテーブル(図9)を作成す
る。
供テーブルの中に、推奨経路データテーブルの各リンク
と同一のメッシュ番号で同一リンク番号のものがあれ
ば、推奨経路データテーブルにそれらの渋滞情報と規制
情報を格納する。 (4)推奨経路データテーブルに格納されたリンク始点
から渋滞箇所最後尾までの距離とリンク始点から規制箇
所までの距離を経路始点からの距離に変換し、その変換
後の距離に対応づけて、渋滞長さ、渋滞データ種別、経
路始点からの規制箇所までの距離、および規制データ種
別を格納して渋滞規制データテーブル(図9)を作成す
る。
【0042】(5)音声要求スイッチが操作されると、
現在地に最も近い誘導ポイントでの進路の案内を音声出
力するとともに、それに引続いて、渋滞箇所までの距離
と規制箇所までの距離を音声出力する。 (6)一定距離走行するごとに、渋滞箇所および規制箇
所について音声出力する条件を満足するか判定し、音声
出力条件を満足する場合に発声フラグをオンし、条件を
満足しない場合は発声フラグをオフする。発声フラグが
オンで車両が渋滞箇所内に位置していれば渋滞箇所先頭
までの距離を音声出力する。発声フラグがオンで車両が
渋滞箇所の手前に位置していれば渋滞箇所最後尾までの
距離を音声出力する。発声フラグがオフならば音声出力
を行なわない。
現在地に最も近い誘導ポイントでの進路の案内を音声出
力するとともに、それに引続いて、渋滞箇所までの距離
と規制箇所までの距離を音声出力する。 (6)一定距離走行するごとに、渋滞箇所および規制箇
所について音声出力する条件を満足するか判定し、音声
出力条件を満足する場合に発声フラグをオンし、条件を
満足しない場合は発声フラグをオフする。発声フラグが
オンで車両が渋滞箇所内に位置していれば渋滞箇所先頭
までの距離を音声出力する。発声フラグがオンで車両が
渋滞箇所の手前に位置していれば渋滞箇所最後尾までの
距離を音声出力する。発声フラグがオフならば音声出力
を行なわない。
【0043】(7)次の場合に渋滞箇所や規制箇所まで
の距離が音声出力される。 今回初めて渋滞情報が受信されたとき、および初めて
規制情報が受信されたとき。 2度以降の受信時には、つぎのような状況変化が発生
するまでは音声出力を禁止する。前回の渋滞最後尾まで
の距離が50km以上で今回が50km未満の場合、前
回の渋滞最後尾までの距離が10km以上で今回が10
km未満の場合、または前回の渋滞最後尾までの距離が
2km以上で今回が2km未満の場合で、かつ、前回音
声報知した渋滞最後尾までの距離と今回の距離が2km
以上離れていて、前回音声報知から5km以上走行し、
10分以上経過し、さらに、現在地から100km以内
であるとき。
の距離が音声出力される。 今回初めて渋滞情報が受信されたとき、および初めて
規制情報が受信されたとき。 2度以降の受信時には、つぎのような状況変化が発生
するまでは音声出力を禁止する。前回の渋滞最後尾まで
の距離が50km以上で今回が50km未満の場合、前
回の渋滞最後尾までの距離が10km以上で今回が10
km未満の場合、または前回の渋滞最後尾までの距離が
2km以上で今回が2km未満の場合で、かつ、前回音
声報知した渋滞最後尾までの距離と今回の距離が2km
以上離れていて、前回音声報知から5km以上走行し、
10分以上経過し、さらに、現在地から100km以内
であるとき。
【0044】2度以降の受信時には、つぎのような状
況変化が発生するまでは音声出力を禁止する。前回の規
制箇所までの距離が50km以上で今回が50km未満
の場合、前回の規制箇所までの距離が10km以上で今
回が10km未満の場合、または前回の規制箇所までの
距離が2km以上で今回が2km未満の場合で、かつ、
前回音声報知した渋滞最後尾までの距離と今回の距離が
2km以上離れていて、前回音声報知から5km以上走
行し、10分以上経過しているとき。 渋滞箇所の手前に規制箇所があるときは渋滞箇所まで
の距離の音声出力は行なわない。
況変化が発生するまでは音声出力を禁止する。前回の規
制箇所までの距離が50km以上で今回が50km未満
の場合、前回の規制箇所までの距離が10km以上で今
回が10km未満の場合、または前回の規制箇所までの
距離が2km以上で今回が2km未満の場合で、かつ、
前回音声報知した渋滞最後尾までの距離と今回の距離が
2km以上離れていて、前回音声報知から5km以上走
行し、10分以上経過しているとき。 渋滞箇所の手前に規制箇所があるときは渋滞箇所まで
の距離の音声出力は行なわない。
【0045】(8)音声要求スイッチが操作されると、
誘導ポイントでの案内に引続いて渋滞箇所までの距離や
規制箇所までの距離を音声で報知する。 (9)渋滞箇所と規制箇所がそれぞれ存在するときは、
連続して音声出力する。
誘導ポイントでの案内に引続いて渋滞箇所までの距離や
規制箇所までの距離を音声で報知する。 (9)渋滞箇所と規制箇所がそれぞれ存在するときは、
連続して音声出力する。
【0046】次に図22により迂回経路探索処理につい
て説明する。ステップS61で迂回路スイッチがオンし
ていると判定されるとステップS62に進む。ステップ
S62において推奨経路が設定されていると判定される
と、ステップS63において、設定されている推奨経路
上を車両が走行しているか判定し、推奨経路上を車両が
走行している場合、ステップS64において、推奨経路
上に渋滞箇所があるか判定する。渋滞箇所があると判定
されるとステップS65において、推奨経路始点から現
在地までの推奨経路上の距離を算出する。次いでステッ
プS66において渋滞長さが所定値以上と判定される
と、ステップS67において迂回経路自動設定条件をチ
ェックする。このチェックの詳細は図23で後述する。
て説明する。ステップS61で迂回路スイッチがオンし
ていると判定されるとステップS62に進む。ステップ
S62において推奨経路が設定されていると判定される
と、ステップS63において、設定されている推奨経路
上を車両が走行しているか判定し、推奨経路上を車両が
走行している場合、ステップS64において、推奨経路
上に渋滞箇所があるか判定する。渋滞箇所があると判定
されるとステップS65において、推奨経路始点から現
在地までの推奨経路上の距離を算出する。次いでステッ
プS66において渋滞長さが所定値以上と判定される
と、ステップS67において迂回経路自動設定条件をチ
ェックする。このチェックの詳細は図23で後述する。
【0047】ステップS68では迂回路自動設定フラグ
がオフか判定し、オンならステップS69に進む。ステ
ップS69では1つめの渋滞の先頭までの距離を算出
し、ステップS70において、1つめの渋滞の先にさら
に渋滞箇所があるかを判定する。渋滞が1つだけの場合
にはステップS71で迂回経路計算を行う。この迂回経
路計算の詳細は図24により詳細に説明する。渋滞が複
数あるときは、ステップS72において、隣接する2つ
の渋滞の先頭と最後尾との距離が1km以内かを判定
し、肯定されると現在値から最先端の渋滞の先頭までの
距離を算出してステップS70に戻る。したがって、複
数の渋滞箇所が互に1km以内の間隔で連続して存在す
る場合には、全ての渋滞箇所を迂回するように最先端の
渋滞の先頭までの距離が算出される。
がオフか判定し、オンならステップS69に進む。ステ
ップS69では1つめの渋滞の先頭までの距離を算出
し、ステップS70において、1つめの渋滞の先にさら
に渋滞箇所があるかを判定する。渋滞が1つだけの場合
にはステップS71で迂回経路計算を行う。この迂回経
路計算の詳細は図24により詳細に説明する。渋滞が複
数あるときは、ステップS72において、隣接する2つ
の渋滞の先頭と最後尾との距離が1km以内かを判定
し、肯定されると現在値から最先端の渋滞の先頭までの
距離を算出してステップS70に戻る。したがって、複
数の渋滞箇所が互に1km以内の間隔で連続して存在す
る場合には、全ての渋滞箇所を迂回するように最先端の
渋滞の先頭までの距離が算出される。
【0048】迂回路自動設定条件チェック処理について
説明する。図23のステップS671で高速道路を走行
していないと判定されると、ステップS672におい
て、現在位置から渋滞最後尾までの距離が10km以内
かを判定する。肯定されると、ステップS673で迂回
路自動設定フラグをオンする。高速道路上を走行してい
る場合、10kmを越えた地点に渋滞最後尾が位置する
場合には、ステップS674で迂回路自動設定フラグを
それぞれオフする。
説明する。図23のステップS671で高速道路を走行
していないと判定されると、ステップS672におい
て、現在位置から渋滞最後尾までの距離が10km以内
かを判定する。肯定されると、ステップS673で迂回
路自動設定フラグをオンする。高速道路上を走行してい
る場合、10kmを越えた地点に渋滞最後尾が位置する
場合には、ステップS674で迂回路自動設定フラグを
それぞれオフする。
【0049】高速道路を走行している時に迂回路探索を
行なわないのは、迂回するためにいったん高速道路を降
りる必要があり、迂回した後は高速道路に再び進入する
可能性が高く、その場合、高速通行料金が割高になるた
めである。
行なわないのは、迂回するためにいったん高速道路を降
りる必要があり、迂回した後は高速道路に再び進入する
可能性が高く、その場合、高速通行料金が割高になるた
めである。
【0050】図24の迂回路計算処理について説明す
る。ステップS711で推奨経路上の現在位置から渋滞
の先頭までを抜けた地点までのノードを全て列挙し、ス
テップS712においてノードの有無を判定する。ステ
ップS712においてノードがあると判定されるとステ
ップS713に進み、渋滞の先頭よりも先で最も近いノ
ードを探索終点として設定する。ステップS714でノ
ードがあると判定されると、ステップS715におい
て、現在地に最も近いノードを探索始点として設定す
る。車両が渋滞箇所に位置しているときは、渋滞箇所の
ノードが探索始点となる。
る。ステップS711で推奨経路上の現在位置から渋滞
の先頭までを抜けた地点までのノードを全て列挙し、ス
テップS712においてノードの有無を判定する。ステ
ップS712においてノードがあると判定されるとステ
ップS713に進み、渋滞の先頭よりも先で最も近いノ
ードを探索終点として設定する。ステップS714でノ
ードがあると判定されると、ステップS715におい
て、現在地に最も近いノードを探索始点として設定す
る。車両が渋滞箇所に位置しているときは、渋滞箇所の
ノードが探索始点となる。
【0051】ステップS716では、以上のようにして
設定された探索始点と探索終点の間で経路探索を行う。
この場合、回避しようとしている渋滞箇所に戻る経路は
削除する。ステップS717で探索に成功したと判定さ
れるとステップS718で新しい経路を表示し、探索が
失敗するとステップS719で別の始点ノードがあるか
判定する。別の始点ノードがなければステップS720
で元のルートを表示する。別の始点ノードがあれば、ス
テップS721でその始点を新たな始点ノードとしてス
テップS716で経路探索を行う。
設定された探索始点と探索終点の間で経路探索を行う。
この場合、回避しようとしている渋滞箇所に戻る経路は
削除する。ステップS717で探索に成功したと判定さ
れるとステップS718で新しい経路を表示し、探索が
失敗するとステップS719で別の始点ノードがあるか
判定する。別の始点ノードがなければステップS720
で元のルートを表示する。別の始点ノードがあれば、ス
テップS721でその始点を新たな始点ノードとしてス
テップS716で経路探索を行う。
【0052】以上の迂回経路探索処理を図25によりさ
らに具体的に説明する。図25は図4に示した推奨経路
と同様な図であり、リンク番号10の渋滞箇所は迂回路
DR1で迂回され、リンク番号3の渋滞箇所と通行止め
箇所は迂回路DR2で迂回されている。なお、図22〜
24のフローチャートでは通行止めを回避する手順を説
明していないが、迂回したい渋滞箇所を特定する手法と
同様にすることができる。
らに具体的に説明する。図25は図4に示した推奨経路
と同様な図であり、リンク番号10の渋滞箇所は迂回路
DR1で迂回され、リンク番号3の渋滞箇所と通行止め
箇所は迂回路DR2で迂回されている。なお、図22〜
24のフローチャートでは通行止めを回避する手順を説
明していないが、迂回したい渋滞箇所を特定する手法と
同様にすることができる。
【0053】以上の説明では、渋滞箇所が複数ある場合
でも現在地に最も近い1つの渋滞箇所についてのみ音声
で報知するようにしたが、渋滞箇所が複数個ある場合に
それらを全て音声報知したり、所定条件を満足する複数
の渋滞箇所を音声報知してもよい。図26および図27
はそのような場合の一定走行ごとに割込まれるフローチ
ャートと渋滞発声条件チェック処理の一例を示す。
でも現在地に最も近い1つの渋滞箇所についてのみ音声
で報知するようにしたが、渋滞箇所が複数個ある場合に
それらを全て音声報知したり、所定条件を満足する複数
の渋滞箇所を音声報知してもよい。図26および図27
はそのような場合の一定走行ごとに割込まれるフローチ
ャートと渋滞発声条件チェック処理の一例を示す。
【0054】図26は図16に対応するもので10m走
行ごとに実行されるフローチャートである。図16との
相違点はステップS38Aの判定である。ステップS3
8Aにおいて、現在地から100km以内にまだ発声し
ていない渋滞箇所があるか判定し、あればステップS3
8に戻ってその渋滞箇所最後尾までの距離と渋滞長を発
声する。これにより、100km以内にある全ての渋滞
箇所が音声報知される。100kmを2000kmなど
大きな数値にすれば、全部の渋滞情報を発生することが
できる。
行ごとに実行されるフローチャートである。図16との
相違点はステップS38Aの判定である。ステップS3
8Aにおいて、現在地から100km以内にまだ発声し
ていない渋滞箇所があるか判定し、あればステップS3
8に戻ってその渋滞箇所最後尾までの距離と渋滞長を発
声する。これにより、100km以内にある全ての渋滞
箇所が音声報知される。100kmを2000kmなど
大きな数値にすれば、全部の渋滞情報を発生することが
できる。
【0055】図27は図18に対応するもので渋滞発声
条件チェック処理のフローチャートである。図18との
相違点は、耳障りな音声出力を抑制するステップS36
7〜ステップS370の判定を省略したものである。す
なわち、ステップS361〜ステップS366の音声出
力条件の判定にしたがって音声出力を行い、または、条
件が整っていなければ音声出力を行わないようにするも
のである。
条件チェック処理のフローチャートである。図18との
相違点は、耳障りな音声出力を抑制するステップS36
7〜ステップS370の判定を省略したものである。す
なわち、ステップS361〜ステップS366の音声出
力条件の判定にしたがって音声出力を行い、または、条
件が整っていなければ音声出力を行わないようにするも
のである。
【0056】なお、現在位置から目的地までの距離に対
する渋滞長の割合が所定値以上の場合に迂回路を探索す
るようにしてもよい。渋滞が1つの場合はその1つの渋
滞長の割合である。複数の渋滞がある場合には、隣接す
る渋滞が接近していて1つの渋滞とみなせる全渋滞長で
ある。
する渋滞長の割合が所定値以上の場合に迂回路を探索す
るようにしてもよい。渋滞が1つの場合はその1つの渋
滞長の割合である。複数の渋滞がある場合には、隣接す
る渋滞が接近していて1つの渋滞とみなせる全渋滞長で
ある。
【0057】
(1)本発明によれば、推奨経路上に渋滞箇所や規制箇
所が複数存在する場合、複数の渋滞箇所や規制箇所を迂
回する経路を新たに探索して表示するようにしたので、
複数の渋滞が連続する場合でも1つの渋滞と認識して迂
回経路を探索することができ、効率のよい迂回経路演算
が可能となる。 (2)その場合、隣接する渋滞箇所が互に接近している
複数の渋滞箇所は1つの渋滞とみなすことで、効率よく
迂回経路を探索できる。 (3)渋滞箇所が1つの場合の渋滞長あるいは渋滞が2
つの場合の全渋滞長が所定値以上の場合に迂回経路を探
索するようにすれば、迂回する必要性の低い通過にそれ
ほど時間がかからないような場合には迂回経路を探索し
ないので、信頼性の高い迂回経路探索ができる。 (4)高速道路を走行しているときは迂回経路探索をし
ないようにしたので、高速道路を降りて渋滞を迂回し、
その後再び高速道路に乗るよう迂回経路探索を行うこと
がなく、高速料金が高額になるような事態を防止でき
る。
所が複数存在する場合、複数の渋滞箇所や規制箇所を迂
回する経路を新たに探索して表示するようにしたので、
複数の渋滞が連続する場合でも1つの渋滞と認識して迂
回経路を探索することができ、効率のよい迂回経路演算
が可能となる。 (2)その場合、隣接する渋滞箇所が互に接近している
複数の渋滞箇所は1つの渋滞とみなすことで、効率よく
迂回経路を探索できる。 (3)渋滞箇所が1つの場合の渋滞長あるいは渋滞が2
つの場合の全渋滞長が所定値以上の場合に迂回経路を探
索するようにすれば、迂回する必要性の低い通過にそれ
ほど時間がかからないような場合には迂回経路を探索し
ないので、信頼性の高い迂回経路探索ができる。 (4)高速道路を走行しているときは迂回経路探索をし
ないようにしたので、高速道路を降りて渋滞を迂回し、
その後再び高速道路に乗るよう迂回経路探索を行うこと
がなく、高速料金が高額になるような事態を防止でき
る。
【図1】本発明によるナビゲーション装置の一実施の形
態を示すブロック図
態を示すブロック図
【図2】道路地図データを説明する図
【図3】道路地図データテーブルを説明する図
【図4】推奨経路、渋滞情報、規制情報の具体例を説明
する図
する図
【図5】推奨経路データテーブルを説明する図
【図6】誘導ポイントテーブルを説明する図
【図7】渋滞情報提供データテーブルを説明する図
【図8】規制情報提供データテーブルを説明する図
【図9】渋滞規制情報データテーブルを説明する図
【図10】推奨経路始点から渋滞箇所と規制箇所までの
距離を説明する図
距離を説明する図
【図11】推奨経路設定処理を示すフローチャート
【図12】交通情報受信処理を示すフローチャート
【図13】推奨経路データテーブル上に渋滞情報を登録
する処理を示すフローチャート
する処理を示すフローチャート
【図14】推奨経路データテーブル上に規制情報を登録
する処理を示すフローチャート
する処理を示すフローチャート
【図15】音声要求スイッチ操作時の処理を示すフロー
チャート
チャート
【図16】一定距離走行ごとに実行される音声出力処理
と経路探索のフローチャート
と経路探索のフローチャート
【図17】音声出力処理のフローチャート
【図18】渋滞情報の発声条件をチェックする処理を示
すフローチャート
すフローチャート
【図19】規制情報の発声条件をチェックする処理を示
すフローチャート
すフローチャート
【図20】一定時間で割込まれる時間計時処理のフロー
チャート
チャート
【図21】音声出力処理内容を説明する図
【図22】迂回経路探索処理のフローチャート
【図23】迂回路自動設定条件チェックのフローチャー
ト
ト
【図24】迂回路を演算するためのフローチャート
【図25】図4の推奨経路上の渋滞箇所と通行止め箇所
を迂回する具体例を示す図
を迂回する具体例を示す図
【図26】複数の渋滞箇所を音声報知するための一定走
行距離ごとに実行されるフローチャート
行距離ごとに実行されるフローチャート
【図27】複数の渋滞箇所を音声報知するための渋滞発
声条件チェック処理を示すフローチャート
声条件チェック処理を示すフローチャート
1a ジャイロ 1c 車速センサ 2a CD−ROMドライバ 2b CD−ROM 3 中央演算装置 4a 入力装置 5 ディスプレイ 6 FM多重受信機 7b スピーカ
Claims (8)
- 【請求項1】目的地までの経路を設定する経路設定手段
と、 現在位置を検出する位置検出手段と、 外部からの交通情報を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した交通情報の中に前記設定された
経路上で走行に支障をきたす箇所が複数ある場合には、
前記検出手段で検出されている現在位置に最も近い前記
支障ある箇所を含めた手前から、最も遠い前記支障ある
箇所の先まで迂回する経路を探索する迂回経路探索手段
とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項2】請求項1のナビゲーション装置において、
前記支障がある箇所とは渋滞箇所、または交通規制箇所
であることを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項3】目的地までの経路を設定する経路設定手段
と、 現在位置を検出する位置検出手段と、 外部からの交通情報を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した交通情報の中に前記設定された
経路上に複数の渋滞箇所がある場合には、前記検出手段
で検出されている現在位置に最も近い前記渋滞箇所を含
めた手前から、最も遠い前記渋滞箇所の先まで迂回する
経路を探索する迂回経路探索手段とを備えることを特徴
とするナビゲーション装置。 - 【請求項4】請求項3のナビゲーション装置において、
前記迂回経路探索手段は、前記現在位置と前記渋滞箇所
の最後尾との距離が所定距離以内に接近したときに前記
迂回経路の探索を行なうことを特徴とするナビゲーショ
ン装置。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかのナビゲーション
装置において、 前記迂回経路探索手段は、車両が高速道路以外の道路を
走行中の場合に前記迂回経路の探索を行なうことを特徴
とするナビゲーション装置。 - 【請求項6】請求項3のナビゲーション装置において、
前記迂回経路探索手段は、前記複数の渋滞箇所のうち前
記現在位置に最も近い渋滞箇所の渋滞長が所定距離以上
の場合に前記迂回経路の探索を行なうことを特徴とする
ナビゲーション装置。 - 【請求項7】請求項3のナビゲーション装置において、
前記迂回経路探索手段は、前記複数の渋滞箇所のうち隣
接する2つの渋滞箇所の先頭と最後尾との距離が所定距
離以内の複数の渋滞箇所を回避するように前記迂回経路
の探索を行なうことを特徴とするナビゲーション装置。 - 【請求項8】請求項1〜7のいずれかのナビゲーション
装置において、 迂回経路の探索を指令する信号を出力する操作部材をさ
らに備え、 前記迂回経路探索手段は、前記探索指令信号が出力され
ているときに前記迂回経路の探索を行なうことを特徴と
するナビゲーション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8138861A JPH09318377A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8138861A JPH09318377A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ナビゲーション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09318377A true JPH09318377A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15231858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8138861A Pending JPH09318377A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ナビゲーション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09318377A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002061375A1 (fr) * | 2001-01-31 | 2002-08-08 | Xanavi Informatics Corporation | Dispositif de recherche d'itineraire |
JP2004233191A (ja) * | 2003-01-30 | 2004-08-19 | Mazda Motor Corp | 車両用ナビゲーション・システム、車両用ナビゲーションのためのコンピュータ・プログラム、及び車両用ナビゲーション装置 |
GB2413382A (en) * | 2004-03-23 | 2005-10-26 | Denso Corp | Route-setting device, map display device and navigation system |
JP2006153693A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Xanavi Informatics Corp | ナビゲーション装置、および経路誘導方法 |
US7653480B2 (en) | 2004-03-30 | 2010-01-26 | Honda Motor Co., Ltd. | Traffic information providing system |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP8138861A patent/JPH09318377A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002061375A1 (fr) * | 2001-01-31 | 2002-08-08 | Xanavi Informatics Corporation | Dispositif de recherche d'itineraire |
JP2002228469A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Xanavi Informatics Corp | 経路探索装置 |
US7546203B2 (en) | 2001-01-31 | 2009-06-09 | Xanavi Informatics Corporation | Route searching device |
JP4643031B2 (ja) * | 2001-01-31 | 2011-03-02 | クラリオン株式会社 | 経路探索装置 |
JP2004233191A (ja) * | 2003-01-30 | 2004-08-19 | Mazda Motor Corp | 車両用ナビゲーション・システム、車両用ナビゲーションのためのコンピュータ・プログラム、及び車両用ナビゲーション装置 |
GB2413382A (en) * | 2004-03-23 | 2005-10-26 | Denso Corp | Route-setting device, map display device and navigation system |
US7251560B2 (en) | 2004-03-23 | 2007-07-31 | Denso Corporation | Route-setting device, map display device and navigation system |
GB2413382B (en) * | 2004-03-23 | 2008-03-05 | Denso Corp | Route-setting device, map display device and navigation system |
US7653480B2 (en) | 2004-03-30 | 2010-01-26 | Honda Motor Co., Ltd. | Traffic information providing system |
JP2006153693A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Xanavi Informatics Corp | ナビゲーション装置、および経路誘導方法 |
JP4668593B2 (ja) * | 2004-11-30 | 2011-04-13 | クラリオン株式会社 | ナビゲーション装置、および経路誘導方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100296666B1 (ko) | 내비게이션장치 | |
JP3214181B2 (ja) | 車載用ナビゲーション装置 | |
US8566024B2 (en) | Navigation apparatus | |
JP4280424B2 (ja) | 移動手段のためのナビゲーション方法およびナビゲーションシステム | |
JP2001183159A (ja) | ナビゲーション装置 | |
JPH10239080A (ja) | ナビゲーション装置 | |
JPH1183516A (ja) | ナビゲーション装置 | |
JPH11201770A (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP2006220562A (ja) | カーナビゲーション装置 | |
JP3546537B2 (ja) | 車載用ナビゲーションシステム | |
JP2002090167A (ja) | 車載用ナビゲーション装置のルート案内方法 | |
JP2005115638A (ja) | 走行情報提供装置 | |
JPH09318377A (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP2973967B2 (ja) | 経路探索処理方法 | |
JP2013170877A (ja) | センター装置及びナビゲーションシステム | |
JP2000339580A (ja) | 道路地図の記憶方法 | |
JP2004317418A (ja) | 車両用地図表示装置 | |
JPH11160091A (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP2002303526A (ja) | 走行案内装置 | |
JP3478942B2 (ja) | ナビゲーション装置制御方法 | |
JP2004028825A (ja) | カーナビゲーション装置 | |
JP2882251B2 (ja) | 経路誘導装置 | |
JPH10269496A (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP3396724B2 (ja) | 車両用渋滞情報案内方法 | |
JP2005017037A (ja) | ナビゲーション装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040712 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040727 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041130 |