JPH09318295A - 熱交換器の逆洗機構を備えた冷却装置 - Google Patents

熱交換器の逆洗機構を備えた冷却装置

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JPH09318295A
JPH09318295A JP15901796A JP15901796A JPH09318295A JP H09318295 A JPH09318295 A JP H09318295A JP 15901796 A JP15901796 A JP 15901796A JP 15901796 A JP15901796 A JP 15901796A JP H09318295 A JPH09318295 A JP H09318295A
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cooling water
passage
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tank
path
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JP15901796A
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English (en)
Inventor
Kiyoji Matsumoto
喜代治 松本
Yoshinori Tokunaga
好範 徳永
Takeshi Ezawa
武 江沢
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Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器の冷却水路を冷却水を逆循環させ
て、冷却水路を逆洗する逆洗機構を備えた冷却装置を得
る。 【解決手段】 冷却水路14とタンク40内とに亙って
冷却水20を強制循環させる第1、第2連結路50、6
0及び循環ポンプ70と、センサ80で検知したタンク
40内の冷却水20の温度に基づき、冷却機30の運転
を間欠的にON、OFF制御する制御手段90とを備え
た冷却装置において、冷却機30の運転をOFF状態と
した際に、タンク40内の冷却水を、第1、第2連結路
50、60の間を連結した第1サブ連結路100及び第
2サブ連結路110を通して、冷却水路14を逆循環さ
せて、タンク40内に流入させるための、第1三方電磁
弁120及び第2三方電磁弁130と、それらの電磁弁
を駆動、制御するためのサブ制御手段140とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却機の熱交換器
の冷却水路を冷却水を逆循環させて、その冷却水路を洗
浄する逆洗機構を備えた、冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機械装置に内蔵された発熱源等の被冷却
体の冷却装置は、被冷却体を冷却する冷却水を得るため
の熱交換換器を備えている。
【0003】熱交換器には、一般に、プレート型熱交換
器を用いている。プレート型熱交換器は、冷間プレス加
工された波形プレートを、複数枚積層して形成してい
る。複数枚積層した隣合う波形プレートの突き合わせ部
分は、ろう付け接合している。そして、複数枚積層した
隣合う波形プレートの間に、冷媒を循環させる冷媒路
と、冷却水を循環させる冷却水路とを、隣接させて交互
に配置している。冷媒路は、冷却装置に備えた冷却機の
冷媒を循環させる蒸発器に用いている。そして、冷媒路
を循環させる冷媒で、冷却水路を循環する冷却水を冷却
している。そして、その冷媒で冷却した冷却水を用い
て、被冷却体を冷却している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記冷却装
置においては、長期に亙って使用した場合に、冷却水に
含まれる異物が、熱交換器の冷却水路の内周壁に付着し
て、堆積した。そして、その冷却水路を、冷却水を円滑
に循環させることができなくなってしまった。また、冷
却水路の内周壁に付着、堆積した異物の影響を受けて、
冷却水路と冷媒路との間の熱交換器の仕切り壁の熱伝導
率が低下した。そして、冷却水路を循環する冷却水を、
冷却水路に隣接させて配置した冷媒路を循環させる冷媒
で効率良く冷却できなくなってしまった。
【0005】このプレート型等の熱交換器の冷却水路の
内周壁に付着、堆積した異物を除去する方法として、熱
交換器を分解して、その波形プレート等の冷却水路の構
成部品を洗浄し、その冷却水路の構成部品の内周壁に付
着、堆積した異物を除去する方法が考えられる。
【0006】しかしながら、プレート型等の熱交換器
は、その隣合う波形プレートの突き合わせ部分等がろう
付け接合してあって、容易に分解して、洗浄し、再び組
み立て直すことができなかった。そして、その波形プレ
ート等の冷却水路の構成部品の内周壁に付着、堆積した
異物を除去することができなかった。
【0007】また、プレート型等の熱交換器には、複数
枚の波形プレート等を、ガイドバーやフレーム等を用い
て、積層した状態に固定等したものもある。
【0008】しかしながら、このような熱交換器におい
ても、それを容易に分解して、洗浄し、再び組み立て直
すのに、多大な手数を要し、困難を極めた。
【0009】そこで、本発明者らは、鋭意研究の末、水
路内を水を逆流させて、水路の内周壁に付着、堆積した
異物を水路の内周壁から除去する、いわゆる逆洗と呼ば
れる方法を用いて、熱交換器の冷却水路を、冷却水を逆
循環させれば、その冷却水で、冷却水路の内周壁に付
着、堆積した異物を、冷却水路の内周壁から除去して、
冷却水と共に、冷却水路外部に排除できることに想到し
た。
【0010】また、冷却装置の冷却機の運転をOFF状
態とした際に、上記のようにして、熱交換器の冷却水路
を冷却水を逆循環させれば、冷却機を通常通り継続して
間欠的に運転しながら、熱交換器の冷却水路を冷却水で
逆洗できることに想到した。
【0011】そして、冷却装置の冷却機の運転をOFF
状態とした際に、熱交換器の冷却水路を冷却水を逆循環
させて、その冷却水路を逆洗する逆洗機構を備えた冷却
装置を開発した。
【0012】即ち、本発明は、熱交換器の冷却水路の逆
洗機構を備えた冷却装置(以下、冷却装置という)を提
供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の冷却装置は、冷媒路と冷却水路とを隣接さ
せて配置してなる熱交換器の冷媒路を蒸発器に用いた冷
却機と、冷却水を貯留したタンクと、該タンク内と前記
冷却水路の入口とを連結する第1連結路と、前記タンク
内と前記冷却水路の出口とを連結する第2連結路と、そ
れらの第1、第2連結路を通して前記タンク内と冷却水
路とに亙って冷却水を強制循環させる循環ポンプと、前
記タンク内に貯留した冷却水の温度を検知するセンサ
と、該センサで検知した温度に基づき、前記冷却機の運
転を間欠的にON、OFF制御して、前記タンク内に貯
留した冷却水を所定の低温状態に保持する制御手段とを
備えた冷却装置において、前記タンク側の第1連結路部
分と冷却水路側の第2連結路部分との間を第1サブ連結
路で連結すると共に、前記冷却水路側の第1連結路部分
とタンク側の第2連結路部分との間を第2サブ連結路で
連結し、前記第1サブ連結路と第1連結路との結合部及
び前記第2サブ連結路と第2連結路との結合部、又は前
記第1サブ連結路と第2連結路との結合部及び第2サブ
連結路と第1連結路との結合部に第1、第2三方電磁弁
をそれぞれ備え、前記循環ポンプを前記第1サブ連結路
と第1連結路との結合部よりタンク側の第1連結路部分
又は前記第2サブ連結路と第2連結路との結合部よりタ
ンク側の第2連結路部分に備え、前記第1、第2三方電
磁弁を駆動制御するサブ制御手段を備えて、前記制御手
段により、前記冷却機の運転をOFF状態とした際に、
サブ制御手段により、前記第1、第2三方電磁弁を駆動
させて、前記循環ポンプにより、前記第1連結路を冷却
水路側に流す冷却水を、第1サブ連結路と、冷却水路側
の第2連結路部分とを通して、冷却水路にその出口側か
ら流入させて、冷却水路を逆循環させた後、その冷却水
を、冷却水路の入口側から、冷却水路側の第1連結路部
分と、第2サブ連結路と、タンク側の第2連結路部分と
を通して、タンク内に流入させるようにしたことを特徴
としている。
【0014】この冷却装置においては、制御手段によ
り、冷却機の運転をOFF状態とした際に、サブ制御手
段により、第1、2三方電磁弁を駆動させて、タンク側
の第1連結路部分又はタンク側の第2連結路部分に備え
た循環ポンプにより、タンク内からタンク側の第1連結
路部分を冷却水路側に流す冷却水を、第1サブ連結路
と、該連結路が連結された冷却水路側の第2連結路部分
とを通して、熱交換器の冷却水路に、その出口側から流
入させることができる。そして、その冷却水を、冷却水
路を、その出口側から入口側へと逆循環させることがで
きる。
【0015】また、熱交換器の冷却水路を逆循環させ
て、冷却水路の入口から冷却水路側の第1連結路部分に
流出させた冷却水は、第2サブ連結路を通して、該連結
路が連結されたタンク側の第2連結路部分へと流出させ
ることができる。そして、その冷却水を、第2連結路を
通して、タンク内に流入させることができる。
【0016】そして、冷却水路を逆循環させる冷却水
で、熱交換器の冷却水路の内周壁に付着、堆積した異物
を冷却水路の内周壁から除去できる。そして、その異物
を、冷却水と共に、冷却水路の入口を通して、冷却水路
の入口側の第1連結路部分に流出させることができる。
そして、その異物を、冷却水と共に、第2サブ連結路
と、該連結路が連結されたタンク側の第2連結路部分と
を通して、タンク内に流出させて、排除できる。
【0017】また、制御手段により、冷却機の運転をO
N状態とした際には、サブ制御手段により、第1、第2
三方電磁弁の駆動を停止させて、タンク側の第1連結路
部分又はタンク側の第2連結路部分に備えた循環ポンプ
により、タンク内から第1連結路を冷却水路側に流す冷
却水を、第1サブ連結路及び第2サブ連結路に流入させ
ずに、熱交換器の冷却水路に、その入口側から流入させ
ることができる。そして、その冷却水を、冷却水路をそ
の入口側から出口側へと順循環させることができる。
【0018】また、熱交換器の冷却水路の出口から冷却
水路側の第2連結路部分に流出させた冷却水は、第1サ
ブ連結路及び第2サブ連結路に流出させずに、第2連結
路を通して、タンク内に流入させることができる。
【0019】そして、タンク側の第1連結路部分又はタ
ンク側の第2連結路部分に備えた循環ポンプにより、タ
ンク内と熱交換器の冷却水路とに亙って、冷却水を強制
循環し続けることができる。そして、その冷却水路を循
環する冷却水を、冷却水路に隣接させて配置した熱交換
器の冷媒路を循環させる冷媒で冷却し続けることができ
る。そして、その冷媒で冷却した冷却水を、タンク内に
貯留した冷却水に流入させて、タンク内に貯留した冷却
水を低温状態に冷却することができる。
【0020】本発明の冷却装置においては、第1サブ連
結路にノズルを内挿し、サブ制御手段により、第1、第
2三方電磁弁を駆動させた際に、前記ノズルに圧縮空気
を送給して、ノズルから圧縮空気を前記第1サブ連結路
の内側に噴出させる圧縮空気送給手段を備えた構造とす
ることを好適としている。
【0021】この冷却装置にあっては、冷却機の運転を
OFF状態として、サブ制御手段により、第1、第2三
方電磁弁を駆動させた際に、圧縮空気送給手段を用い
て、圧縮空気を、ノズルを通して、ノズルを内挿した第
1サブ連結路の内側に噴出させることができる。そし
て、その圧縮空気を、第1サブ連結路を循環する冷却水
に混入させて、その冷却水の洗浄能力を高めることがで
きる。そして、その洗浄能力を高めた冷却水を、冷却水
路側の第2連結路部分を通して、冷却水路にその出口側
から流入させて、冷却水路を逆循環させることができ
る。そして、その圧縮空気を混入させた冷却水で、冷却
水路の内周壁に付着、堆積した異物を冷却水路の内周壁
から的確に除去できる。
【0022】また、第1サブ連結路にノズルを内挿した
本発明の冷却装置においては、冷却水路の出口側に近い
第1サブ連結路部分の内径を小径に絞って、該第1サブ
連結路部分にノズルを内挿した構造とすることを好適と
している。
【0023】この冷却装置にあっては、圧縮空気を噴出
させるノズルを内挿した第1サブ連結路部分の内径を、
小径に絞っているため、ノズルから第1サブ連結路部分
の内側に噴出させた圧縮空気を、その内径を小径に絞っ
た第1サブ連結路部分を通過する冷却水に万遍なく混入
させることができる。
【0024】また、冷却水路の出口側に近い第1サブ連
結路部分にノズルを内挿して、冷却水路の出口側に近い
第1サブ連結路部分を通過する冷却水に圧縮空気を混入
させているため、その冷却水に混入させた圧縮空気を、
冷却水内の一部に偏らせずに、冷却水に万遍なく混入さ
せた状態のまま、冷却水と共に、冷却水路にその出口側
から送り込むことができる。そして、その圧縮空気を万
遍なく混入させて洗浄能力を高めた状態の冷却水で、冷
却水路を効率良く洗浄できる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。図1は本発明の冷却装置の好適な実施
の形態を示し、詳しくはその回路構造説明図である。以
下に、この冷却装置を説明する。
【0026】図において、10は、冷媒を循環させる蒸
発器用の冷媒路12と、冷却水20を循環させる冷却水
路14とを、隣接させて交互に配置してなる、プレート
型等の熱交換器である。
【0027】30は、冷却機である。冷却機30は、上
記熱交換器の蒸発器用の冷媒路12と、コンプレッサ3
2と、コンデンサ34と、ドライヤー36と、膨脹弁3
8と、それらの間を冷媒を循環させるための循環路39
等で構成している。
【0028】40は、冷却水20を貯留したタンクであ
る。
【0029】タンク40内と、熱交換器10の冷却水路
の入口14aとは、第1連結路50で連結している。タ
ンク40内と、熱交換器10の冷却水路の出口14bと
は、第2連結路60で連結している。そして、第1連結
路50と第2連結路60とを通して、タンク40内と冷
却水路14とに亙って、冷却水20を循環させることが
できるようにしている。
【0030】70は、第1連結路50と第2連結路60
とを通して、タンク40内と冷却水路14とに亙って冷
却水20を強制循環させる循環ポンプである。
【0031】80は、タンク40内に貯留した冷却水2
0の温度を検知するセンサである。センサ80は、支持
腕(図示せず)を用いて、タンク40内の冷却水20中
に埋没させた状態で、タンク40内に支持している。
【0032】90は、冷却機30の運転を間欠的にO
N、OFF制御する制御手段である。制御手段90は、
電子回路で形成している。そして、センサ80で検知し
た温度に基づき、制御手段90により、冷却機30の運
転を間欠的にON、OFF制御して、冷却水路14を循
環させてタンク40内に流入させる冷却水20であっ
て、冷却水路14に隣接させて配置した熱交換器の冷媒
路12を循環させる冷媒で冷却する冷却水20の温度を
高低に調整できるようにしている。そして、その冷媒で
冷却した冷却水20で冷却するタンク40内に貯留した
冷却水20の温度を、所定の低温状態に保持できるよう
にしている。
【0033】以上の構成は、従来の熱交換器を備えた冷
却装置と同様であるが、図の冷却装置においては、タン
ク40側の第1連結路部分52と冷却水路14側の第2
連結路部分64との間を、第1サブ連結路100で連結
している。
【0034】また、冷却水路14側の第1連結路部分5
4とタンク40側の第2連結路部分62との間を、第2
サブ連結路110で連結している。
【0035】第1サブ連結路100と第1連結路50と
の結合部には、第1三方電磁弁120を備えている。
【0036】第2サブ連結路110と第2連結路60と
の結合部には、第2三方電磁弁130を備えている。
【0037】循環ポンプ70は、第1サブ連結路100
と第1連結路50との結合部よりタンク40側の第1連
結路部分52に備えている。そして、タンク40内の冷
却水20を、第1連結路50を通して、冷却水路14に
強制的に送り込むことができるようにしている。そし
て、冷却水20を、第1、第2連結路50、60、又は
それに加えて、第1、第2サブ連結路100、110を
通して、タンク40内と冷却水路14とに亙って、強制
循環させることができるようにしている。
【0038】制御手段90には、サブ制御手段140を
内蔵させている。サブ制御手段140は、電子回路で形
成している。そして、制御手段90により、冷却機30
の運転をOFF状態とした際に、サブ制御手段140に
より、第1三方電磁弁120と第2三方電磁弁130と
を駆動させることができるようにしている。そして、タ
ンク40側の第1連結路部分52に備えた循環ポンプ7
0により、第1連結路50を冷却水路14側に流す冷却
水20を、第1サブ連結路100と、冷却水路14側の
第2連結路部分64とを通して、冷却水路14にその出
口14b側から流入させることができるようにしてい
る。そして、その冷却水20を、冷却水路14を逆循環
させることができるようにしている。また、その冷却水
路14を逆循環して、冷却水路の入口14aから第1連
結路50に流出する冷却水20は、冷却水路14側の第
1連結路部分54と、第2サブ連結路110と、タンク
40側の第2連結路部分62とを通して、タンク40内
に流入させることができるようにしている。
【0039】図1に示した冷却装置は、以上のように構
成している。
【0040】次に、この冷却装置の使用例並びにその作
用を説明する。
【0041】この冷却装置を用いて、被冷却体を冷却す
るには、図1に示したように、被冷却体200周囲に、
冷却水循環路160を形成しておく。そして、タンク4
0内と冷却水循環路160とを、連結路150で連結し
ておく。連結路150には、循環ポンプ152を備えて
おく。そして、循環ポンプ152を駆動させて、タンク
40内と冷却水循環路160とに亙って、冷却水20を
強制循環させる。
【0042】それと共に、タンク40側の第1連結路部
分52に備えた循環ポンプ70を駆動させて、冷却水2
0を、第1連結路50と第2連結路60とを通して、タ
ンク40内と熱交換器の冷却水路14とに亙って強制循
環させる。そして、冷却水路14を循環する冷却水20
を、冷却水路14に隣接させて配置した熱交換器の冷媒
路12を循環させる冷媒で冷却する。そして、その冷却
水20を、第2連結路60を通して、タンク40内に流
入させる。そして、その冷却水20で、タンク40内に
貯留した冷却水20を冷却する。
【0043】その際には、センサ80で、タンク40内
に貯留した冷却水20の温度を検知して、そのセンサ8
0で検知した冷却水20の温度に基づき、冷却機30の
運転を、例えば3分ずつ等の間隔で、間欠的にON、O
FF制御する。そして、熱交換器の冷媒路12を循環さ
せる冷媒で冷却する冷却水20であって、冷却水路14
を循環する冷却水20の温度を高低に調整する。そし
て、その冷却水20で冷却するタンク40内の冷却水2
0の温度を、所定の低温状態に保持し続ける。
【0044】そして、タンク40内の低温状態に保持し
た冷却水20を、循環ポンプ152により、連結路15
0を通して、冷却水循環路160を循環させる。
【0045】すると、その冷却水20で、被冷却体20
0を所定の低温状態に冷却し続けることができる。
【0046】また、制御手段90により、冷却機30の
運転をOFF状態とした際には、サブ制御手段140に
より、第1三方電磁弁120と第2三方電磁弁130と
を駆動させる。そして、タンク40側の第1連結路部分
52に備えた循環ポンプ70により、第1連結路50を
冷却水路14側に流す冷却水20を、図1に破線矢印で
示したように、第1サブ連結路100と、該連結路が連
結された冷却水路14側の第2連結路部分64とを通し
て、熱交換器の冷却水路14に、その出口14b側から
流入させる。そして、その冷却水20を、冷却水路14
を、その出口14b側からその入口14a側へと逆循環
させる。
【0047】また、熱交換器の冷却水路14を逆循環さ
せて、冷却水路の入口14aから第1連結路50に流出
させた冷却水20は、図1に破線矢印で示したように、
冷却水路14側の第1連結路部分54と、第2サブ連結
路110とを通して、タンク40側の第2連結路部分6
2へと流出させる。そして、その冷却水20を、第2連
結路60を通して、タンク40内に流入させる。
【0048】すると、熱交換器の冷却水路14を逆循環
させる冷却水20で、冷却水路14の内周壁に付着、堆
積した異物を、冷却水路14の内周壁から除去できる。
そして、その異物を、冷却水20と共に、冷却水路の入
口14aを通して、冷却水路の入口14aに連結された
第1連結路部分54に流出させることができる。そし
て、その異物を、冷却水20と共に、第2サブ連結路1
10と、該連結路に連結されたタンク40側の第2連結
路部分62とを通して、タンク40内に流出させて、排
除できる。
【0049】また、制御手段90により、冷却機30の
運転をON状態とした際には、サブ制御手段140によ
り、第1三方電磁弁120と第2三方電磁弁130との
駆動を停止させる。そして、タンク40側の第1連結路
部分52に備えた循環ポンプ70により、第1連結路5
0を冷却水路14側に流す冷却水20を、図1に実線矢
印で示したように、第1サブ連結路100及び第2サブ
連結路110に流入させずに、熱交換器の冷却水路14
に、その入口14a側から流入させる。そして、その冷
却水20を、冷却水路14をその入口14a側からその
出口14b側に順循環させる。
【0050】また、熱交換器の冷却水路の出口14bか
ら第2連結路60に流出させた冷却水20は、図1に実
線矢印で示したように、第1サブ連結路100及び第2
サブ連結路110に流出させずに、第2連結路60を通
して、タンク40内に流入させる。
【0051】すると、タンク40側の第1連結路部分5
2に備えた循環ポンプ70により、タンク40内と熱交
換器の冷却水路14とに亙って、冷却水20を強制循環
させることができる。そして、その冷却水路14を循環
する冷却水20を、冷却水路14に隣接させて配置した
熱交換器の冷媒路12を循環させる冷媒で冷却すること
ができる。そして、その冷媒で冷却した冷却水20を、
タンク40内に貯留した冷却水20に流入させて、その
冷却水20で、タンク40内に貯留した冷却水20を低
温状態に冷却することができる。
【0052】この冷却機30の運転のON、OFF制御
状態と、第1三方電磁弁120及び第2三方電磁弁13
0の駆動のON、OFF制御状態とのタイムチャート図
を示すと、図2に示したようになる。
【0053】なお、上述冷却装置においては、図3と図
4に示したように、第1サブ連結路100にノズル17
0を内挿し、サブ制御手段140により、第1三方電磁
弁120と第2三方電磁弁130とを駆動させた際に、
ノズル170に圧縮空気を送給して、ノズル170から
圧縮空気を第1サブ連結路100の内側に噴出させる圧
縮空気送給手段180を備えると良い。そして、冷却機
30の運転をOFF状態として、サブ制御手段140に
より、第1三方電磁弁120と第2三方電磁弁130と
を駆動させた際に、圧縮空気送給手段180を用いて、
圧縮空気を、ノズル170を通して、ノズル170を内
挿した第1サブ連結路100の内側に噴出させることが
できるようにすると良い。そして、その圧縮空気を、第
1サブ連結路100を循環する冷却水20に混入させ
て、その冷却水20の洗浄能力を高めることができるよ
うにすると良い。そして、その洗浄能力を高めた冷却水
20を、冷却水路14側の第2連結路部分64を通し
て、冷却水路14にその出口14b側から流入させて、
冷却水路14を逆循環させることができるようにすると
良い。そして、その圧縮空気を混入させた冷却水20
で、冷却水路14の内周壁に付着、堆積した異物を冷却
水路14の内周壁から的確に除去できるようにすると良
い。
【0054】また、ノズル170を内挿した第1サブ連
結路部分102の内径は、図4に示したように、小径に
絞ると良い。そして、ノズル170から噴出させる圧縮
空気を、その内径を小径に絞った第1サブ連結路部分1
02を通過する冷却水20に万遍なく混入させることが
できるようにすると良い。
【0055】また、ノズル170は、図3と図4に示し
たように、冷却水路の出口14b側に近い第1サブ連結
路部分102に内挿すると良い。そして、ノズル170
から噴出させる圧縮空気を、冷却水路の出口14b側に
近い第1サブ連結路部分102を通過する冷却水20に
混入させることができるようにすると良い。そして、そ
の冷却水20に混入させた圧縮空気を、冷却水20内の
一部に偏らせずに、冷却水20に万遍なく混入させた状
態のまま、冷却水20と共に、冷却水路14にその出口
14b側から送り込むことができるようにすると良い。
そして、そ圧縮空気を万遍なく混入させて洗浄能力を高
めた状態の冷却水20で、冷却水路14を効率良く洗浄
できるようにすると良い。
【0056】また、第1三方電磁弁120と第2三方電
磁弁130とは、第1サブ連結路100と第2連結路6
0との結合部及び第2サブ連結路110と第1連結路5
0との結合部にそれぞれ備えても良く、そのようにして
も、上述冷却装置と同様な作用を持つ冷却装置を提供で
きる。
【0057】また、循環ポンプ70は、第2サブ連結路
110と第2連結路60との結合部よりタンク40側の
第2連結路部分62に備えても良い。そして、冷却水路
14を循環させた冷却水20を、第2連結路60を通し
て、タンク40内に強制的に引き戻すことができるよう
にしても良い。そして、冷却水20を、第1、第2連結
路50、60、又はそれに加えて、第1、第2サブ連結
路100、110を通して、タンク40内と冷却水路1
4とに亙って、強制循環させるようにしても良く、その
ようにしても、上述冷却装置と同様な作用を持つ冷却装
置を提供できる。
【0058】また、本発明の冷却装置に用いる冷却水2
0には、水のほかに、不凍液等を混入させた各種の冷却
液を用いることができ、そのようにしても、上述冷却装
置と同様な作用を有する、冷却装置を提供できる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の冷却装置
によれば、冷却機の運転をOFF状態とした時間を有効
利用して、熱交換器の冷却水路を、冷却水を逆循環させ
ることができる。そして、その冷却水で、冷却水路の内
周壁に付着、堆積した異物を冷却水路の内周壁から除去
できる。そして、その除去した異物を、冷却水と共に、
タンク内に流出させて、排除できる。
【0060】そして、冷却機を通常通り継続して間欠的
に運転しながら、熱交換器の冷却水路の洗浄を繰り返し
行うことができる。そして、その冷却水路を、冷却水
を、常に円滑に循環させることができる。それと共に、
その冷却水路と冷媒路との間の熱交換器の仕切り壁の熱
伝導率が低下するのを防いで、冷却水路を循環する冷却
水を、冷却水路に隣接させて配置した熱交換器の冷媒路
を循環させる冷媒で、効率良く冷却し続けることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却装置の回路構造説明図である。
【図2】本発明の冷却装置の冷却機の運転のON、OF
F制御状態と、第1三方電磁弁及び第2三方電磁弁の駆
動のON、OFF制御状態とのタイムチャート図であ
る。
【図3】本発明の冷却装置の圧縮空気を噴出させるノズ
ルを備えた部分の拡大回路構造説明図である。
【図4】本発明の冷却装置の圧縮空気を噴出させるノズ
ルを備えた部分の拡大構造説明図である。
【符号の説明】
10 熱交換器 12 冷媒路 14 冷却水路 14a 冷却水路の入口 14b 冷却水路の出口 20 冷却水 30 冷却機 40 タンク 50 第1連結路 52 タンク側の第1連結路部分 54 冷却水路側の第1連結路部分 60 第2連結路 62 タンク側の第2連結路部分 64 冷却水路側の第2連結路部分 70 循環ポンプ 80 センサ 90 制御手段 100 第1サブ連結路 102 ノズルを内挿した第1サブ連結路部分 110 第2サブ連結路 120 第1三方電磁弁 130 第2三方電磁弁 140 サブ制御手段 150 連結路 152 循環ポンプ 160 冷却水循環路 170 ノズル 180 圧縮空気送給手段 200 被冷却体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒路と冷却水路とを隣接させて配置し
    てなる熱交換器の冷媒路を蒸発器に用いた冷却機と、冷
    却水を貯留したタンクと、該タンク内と前記冷却水路の
    入口とを連結する第1連結路と、前記タンク内と前記冷
    却水路の出口とを連結する第2連結路と、それらの第
    1、第2連結路を通して前記タンク内と冷却水路とに亙
    って冷却水を強制循環させる循環ポンプと、前記タンク
    内に貯留した冷却水の温度を検知するセンサと、該セン
    サで検知した温度に基づき、前記冷却機の運転を間欠的
    にON、OFF制御して、前記タンク内に貯留した冷却
    水を所定の低温状態に保持する制御手段とを備えた冷却
    装置において、前記タンク側の第1連結路部分と冷却水
    路側の第2連結路部分との間を第1サブ連結路で連結す
    ると共に、前記冷却水路側の第1連結路部分とタンク側
    の第2連結路部分との間を第2サブ連結路で連結し、前
    記第1サブ連結路と第1連結路との結合部及び前記第2
    サブ連結路と第2連結路との結合部、又は前記第1サブ
    連結路と第2連結路との結合部及び第2サブ連結路と第
    1連結路との結合部に第1、第2三方電磁弁をそれぞれ
    備え、前記循環ポンプを前記第1サブ連結路と第1連結
    路との結合部よりタンク側の第1連結路部分又は前記第
    2サブ連結路と第2連結路との結合部よりタンク側の第
    2連結路部分に備え、前記第1、第2三方電磁弁を駆動
    制御するサブ制御手段を備えて、前記制御手段により、
    前記冷却機の運転をOFF状態とした際に、サブ制御手
    段により、前記第1、第2三方電磁弁を駆動させて、前
    記循環ポンプにより、前記第1連結路を冷却水路側に流
    す冷却水を、第1サブ連結路と、冷却水路側の第2連結
    路部分とを通して、冷却水路にその出口側から流入させ
    て、冷却水路を逆循環させた後、その冷却水を、冷却水
    路の入口側から、冷却水路側の第1連結路部分と、第2
    サブ連結路と、タンク側の第2連結路部分とを通して、
    タンク内に流入させるようにしたことを特徴とする熱交
    換器の逆洗機構を備えた冷却装置。
  2. 【請求項2】 第1サブ連結路にノズルを内挿し、サブ
    制御手段により、第1、第2三方電磁弁を駆動させた際
    に、前記ノズルに圧縮空気を送給して、ノズルから圧縮
    空気を前記第1サブ連結路の内側に噴出させる圧縮空気
    送給手段を備えた請求項1記載の熱交換器の逆洗機構を
    備えた冷却装置。
  3. 【請求項3】 冷却水路の出口側に近い第1サブ連結路
    部分の内径を小径に絞って、該第1サブ連結路部分にノ
    ズルを内挿した請求項2記載の熱交換器の逆洗機構を備
    えた冷却装置。
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