JPH09317790A - 隙間検知器の摺動防止手段を有するプレッシャプレート構造群 - Google Patents

隙間検知器の摺動防止手段を有するプレッシャプレート構造群

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JPH09317790A
JPH09317790A JP9036576A JP3657697A JPH09317790A JP H09317790 A JPH09317790 A JP H09317790A JP 9036576 A JP9036576 A JP 9036576A JP 3657697 A JP3657697 A JP 3657697A JP H09317790 A JPH09317790 A JP H09317790A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬時に、押付けプレートに設けた隙間検知
器の不測の摺動が避けられるようプレッシャプレート構
造群を構成する。 【解決手段】 自動車用摩擦クラッチ10の組立状態に
おいて軸線Aのまわりに同時に回転するようフライホイ
ール12に結合され、フライホイール12に関して軸線
方向へ移動できる押付けプレート16を含む。押付けプ
レート16は、フライホイール12に向く摩擦面36を
有し、押付けプレート16には、隙間修正装置22と共
働する作動レバー部分30と、フライホイール12と共
働する軸線方向ストッパ部分32とを有する少なくとも
1つの隙間検知器28が設けてある。プレッシャプレー
ト構造群14は、プレッシャプレート構造群14とフラ
イホイール12との組立前に押付けプレート16に関す
る少なくとも1つの隙間検知器28の摺動を阻止する摺
動防止手段50を含む。少なくとも1つの隙間検知器2
8は、押付けプレート16に関して軸線方向へ摺動で
き、好ましくは、ばねの予圧によって押付けプレート1
6に軸線方向へ保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の摩擦クラ
ッチの組立状態において軸線のまわりに同時に回転する
ようはずみ車に結合され、はずみ車に関して軸線方向へ
移動できる押付けプレートを含み、押付けプレートが、
はずみ車に向く摩擦面を有し、押付けプレートには、隙
間調節装置と共働する作動レバー部分と、はずみ車と共
働する軸線方向当接部分とを有する少なくとも1つの隙
間検知器が設けてあり、少なくとも1つの隙間検知器
が、押付けプレートに関して軸線方向へ摺動でき、好ま
しくは、ばねの予圧によって押付けプレートに軸線方向
へ保持される形式のプレッシャプレート構造群に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の摩擦クラッチの製造または組立
時、通常、自動車の摩擦クラッチの各種の構造部材また
は構造群を各メーカにおいて製造または予組立し、次い
で、例えば、自動車メーカにおいて統合する。通常、特
に、自動車の摩擦クラッチの一方のプレッシャプレート
構造群および他方のフライホイルは、異なるメーカにお
いて製造される。この種のプレッシャプレート構造群を
メーカから納入先へ運搬する際あるいはメーカまたは納
入先の工場内で運搬する際、プレッシャプレート構造群
の押付けプレートに既に設けた隙間検知器に、不測に、
摺動力が作用し、かくして、はずみ車と共働する上記検
知器の端部が、押付けプレート、特に、押付けプレート
の摩擦面上を過度に摺動されるという危険性が生ずる。
【0003】従って、押付けプレートに設けた隙間修正
装置の修正操作が必要となる。従って、自動車の摩擦ク
ラッチの統合前に、隙間検知器をもとの位置に手操作で
戻さなければならず、同時に、隙間検知器と共働する隙
間修正装置を出発位置に戻さなければならない。更に、
隙間検知器の不測な摺動が認識されず、隙間検知器が摺
動したままで自動車用摩擦クラッチを統合し、かくし
て、隙間検知器が、最初から、当該の機能を果たし得な
いという危険性が生ずる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、運搬時に、押付けプレートに設けた隙間検知器の不
測の摺動が避けられるようプレッシャプレート構造群を
構成することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明にも
とづき、自動車の摩擦クラッチの組立状態において軸線
のまわりに同時に回転するようはずみ車に結合され、は
ずみ車に関して軸線方向へ移動できる押付けプレートを
含み、押付けプレートが、はずみ車に向く摩擦面を有
し、押付けプレートには、隙間調節装置と共働する作動
レバー部分と、はずみ車と共働する軸線方向当接部分と
を有する少なくとも1つの隙間検知器が設けてあり、少
なくとも1つの隙間検知器が、押付けプレートに関して
軸線方向へ摺動でき、好ましくは、ばねの予圧によって
押付けプレートに軸線方向へ保持される形式のプレッシ
ャプレート構造群によって、解決される。プレッシャプ
レート構造群は、更に、プレッシャプレート構造群とは
ずみ車との組立前に押付けプレートに関する少なくとも
1つの隙間検知器の摺動を阻止する摺動防止手段を含
む。
【0006】上記した構成によれば、プレッシャプレー
ト構造群は、常に、はずみ車と組立てるための状態で供
給され、この場合、押付けプレートに設けた隙間検知器
の調節は不要であり、隙間検知器は、既に、自動車用摩
擦クラッチと共に組立て可能な状態にある。
【0007】
【発明の実施の形態】この場合、本発明による1つの実
施の形態によれば、摺動防止手段は、例えば、軸線方向
当接部分に対する摺動力作用を阻止するタイプであって
よい。この場合、摺動防止手段が、軸線方向当接部分よ
りも大きく摩擦面から突出する遮蔽手段を含んでいれば
好ましい。即ち、例えば、プレッシャプレート構造群を
テーブルなどの上に置いた場合、軸線方向当接が、例え
ば、テーブル板などに当接したことによって、隙間検知
器がずれるのが阻止される。
【0008】遮蔽手段は、例えば、押付けプレートに設
置できる。
【0009】遮蔽手段が、軸線方向当接部分を円周方向
へ少なくとも部分的に囲めば、軸線方向当接部分の特に
良好な遮蔽が達成される。この場合、遮蔽手段は、遮蔽
スリーブを含むことができる。
【0010】押付けプレートに対する遮蔽スリーブの取
付を簡単化するため、遮蔽スリーブは、押付けプレート
に設けられ軸線方向スリーブによって貫通される開口内
に突出させ、この開口において押付けプレートに固定さ
せることを提案する。
【0011】遮蔽スリーブが、所定の力を加えることに
よって塑性的または弾性的に変形されれば、自動車用摩
擦クラッチの組立時に、あらかじめ遮蔽スリーブを除去
する必要はない。組立てた自動車用摩擦クラッチにおい
て押付けプレートをはずみ車に押圧する力作用によっ
て、遮蔽スリーブが変形され、その結果、隙間検知器の
軸線方向当接が、はずみ車に当接され、かくして、その
機能を果たすと考えられる。
【0012】更に、遮蔽手段は、好ましくは差込作用に
よって押付けプレートに固定でき押付けプレートに取付
けた状態において軸線方向当接部分を少なくとも部分的
に囲む少なくとも1つの遮蔽シューを含むことができ
る。この場合、遮蔽シューは、自動車用摩擦クラッチの
組立時、差込結合を外すことによって、押付けプレート
から簡単に除去できる。この場合、組立てた自動車用摩
擦クラッチには、クラッチの機能に不要な構造部材は存
在しない。
【0013】この場合、少なくとも1つの遮蔽シュー
は、自己分解材料(好ましくは、ワックスまたは水分で
分解する材料)から構成できる。この場合、自動車用摩
擦クラッチの組立時に遮蔽シューを除去する必要はな
く、遮蔽シューは、比較的大きい熱の発生を伴うクラッ
チの運転時に、ひとりでに溶融して流出する。特に、溶
融可能な材料から構成したことにもとづき、自動車用摩
擦クラッチの組立時、隙間検知器の軸線方向当接部分
は、溶融可能な材料からなる遮蔽シューの変形とともに
はずみ車に当接することになる。
【0014】この場合、溶融可能な材料が、運転時の温
度(好ましくは、約30℃以上)において溶融すれば有
利である。
【0015】本発明による別の実施の形態にもとづき、
遮蔽手段は、摩擦力はめ合いによってプレッシャプレー
ト構造群に保持され、所定の力の印加によって軸線方向
へ摺動されるボルト要素を含むことができる。この実施
の形態の場合も、自動車用摩擦クラッチの組立前に、特
に、ボルト要素を除去する必要はない。同じく、プレッ
シャプレート構造群とはずみ車との統合時に作用する力
によって、ボルト要素は、隙間検知器の運転を妨害しな
い位置に置かれると云える。
【0016】少なくとも1つのボルト要素を軸線方向当
接部分の近傍において押付けプレート)に取付ければ、
ボルト要素は、確実に、プレッシャプレート構造群の鋭
敏な範囲、即ち、隙間検知器の範囲において作用する。
【0017】特に簡単で安価な実施の形態にもとづき、
少なくとも1つのボルト要素は、押付けプレートの板ば
ねリベットに取付けることができる。
【0018】プレッシャプレート構造群は、更に、押付
けプレートに空転しないよう結合され、押付けプレート
に関して軸線方向へ可動であり、自動車用摩擦クラッチ
の組立状態において半径方向外側範囲ではずみ車に固定
されたハウジングを含むことができる。この場合、遮蔽
手段(例えば、少なくとも1つのボルト)は、ハウジン
グに設ることができる。
【0019】ハウジングが、はずみ車にハウジングを固
定するため、半径方向外側のハウジング範囲に、半径方
向フランジを含んでいれば好ましい。半径方向フランジ
は、遮蔽手段の設置のため、軸線方向へ部分的に加工で
きる。例えば、半径方向フランジには、少なくとも1つ
の軸線方向隆起を設けることができる。別の方策にもと
づき、半径方向フランジには、円周方向へ延び、端部で
半径方向フランジに結合され、第2端部範囲が軸線方向
へ突出する少なくとも1つの遮蔽トングを設けることが
できる。
【0020】更に、ハウジングの半径方向外側部分に
は、遮蔽手段を形成し軸線方向へ延びる突起を設けるこ
とができる。遮蔽手段をこのように構成すれば、さもな
ければプレッシャプレート構造群の構造部材を補足する
ための要素は不要である。プレッシャプレート構造群の
既存の構造部材、特に、ハウジングの半径方向外部範囲
が、遮蔽手段を形成すると考えられる。この場合、更
に、はずみ車には、遮蔽手段を受容するための凹みを構
成できる。
【0021】代替方策として、遮蔽手段によって、半径
方向外方かはずみ車を被うことができる。
【0022】別の実施の形態にもとづき、半径方向フラ
ンジには、ハウジングをはずみ車に固定するねじボルト
が貫通する多数の孔を設け、ねじボルトは、本質的に完
全に、孔に導入させ、完全に導入された位置においてね
じボルトを保持する手段を設けることができる。即ち、
この場合も、プレッシャプレート構造群において、特
に、はずみ車との結合に必要な手段を遮蔽手段として構
成できる。
【0023】プレッシャプレート構造群は、更に、蓄力
器、特に、ダイアフラムばねを含むことができ、この場
合、押付けプレートは、蓄力器によって、はずみ車と結
合するためのハウジングの側に押圧され、更に、ハウジ
ングに完全に引込まれた位置に蓄力器の力作用に抗して
押付けプレートを保持する予圧手段が設けてある。押付
けプレートのこの完全な引込位置は、本質的に、自動車
用摩擦クラッチの組立後に可能なクラッチ解離位置に対
応する。この位置では、押付けプレートに結合されたす
べての構造部材(即ち、はずみ車も)は、ハウジング内
に完全に引込まれ、従って、例えば、プレッシャプレー
ト構造群を平面上に置いた際に、同じく、はずみ車に対
する力作用が避けられる。
【0024】プレッシャプレート構造群は、更に、場合
によっては摩擦ライニングを介して押付けプレートの摩
擦面に当接するクラッチディスクを含むことができる。
この場合、押付けプレートに関してクラッチディスクを
固定するため、更に、着脱自在な固定手段を設けること
ができ、クラッチディスクおよび、場合によっては、摩
擦ライニングは、固定手段と共働して保護手段を形成す
る。即ち、クラッチディスクは、固定手段によって、押
付けプレートに保持される。
【0025】プレッシャプレート構造群とはずみ車との
統合前に、上記固定手段を除去できる。このような自動
車用摩擦クラッチの新しい状態では、クラッチディスク
の厚さは、場合によっては、摩擦ライニングの厚さも含
めて、押付けプレートの摩擦ライニングを越えて延びる
軸線方向当接部分の範囲と少なくとも等大であるので、
クラッチディスクは、場合によっては、摩擦ライニング
を含めて、不測な力作用から軸線方向当接部分を保護す
る。
【0026】本発明に係るプレッシャプレート構造群の
別の実施の形態にもとづき、遮蔽手段は、ハウジングに
配置された遮蔽プレート部分を含み、上記遮蔽プレート
部分は、ハウジングがはずみ車から分離された場合、遮
蔽位置に移動され、ハウジングのはずみ車当接面から軸
線方向へ突出して配置されて、少なくとも1つの隙間検
知器の軸線方向当接部分を遮蔽し、ハウジングがはずみ
車に結合された場合、軸線方向当接部分が現れた摩耗を
検知できる機能釈放位置に移動される。
【0027】この場合、遮蔽プレート部分が、少なくと
も1つの隙間検知器の両側で、好ましくは、円周方向
へ、ハウジングに軸線方向へ摺動自在に設置された本質
的に剛なプレート部分を含んでいれば、少なくとも隙間
検知器の特に良好で確実な保護が達成される。
【0028】一方では、十分に確実な遮蔽作用が得られ
るが、他方では、プレッシャプレート構造群とはずみ車
との統合時に遮蔽プレート部分を遮蔽位置から機能解放
位置に確実に移行させ得るよう、プレート部分には、そ
れぞれ、周縁端の範囲に、本質的に軸線方向へ延び、そ
れぞれ、ハウジングの対応するピン受容開口に摩擦締付
はめ合いによって軸線方向へ摺動自在に保持された少な
くとも1つのピン要素を設ける。この場合、ピン要素
は、特に簡単に製造でき、しかも、ノッチ付付ピンなど
を含んでいれば、高い機能確実性を示す。
【0029】少なくとも1つの隙間検知器のための遮蔽
プレート部分を取付けるために設けたハウジング部分
に、はずみ車当接面に関して引込んで凹みを設け、ハウ
ジングをはずみ車に結合した際、遮蔽プレート部分を上
記凹み内に完全に受容できれば、プレッシャプレート構
造群とはずみ車とを結合した後、この実施の形態の場合
に遮蔽プレート部分は、このような構造のクラッチの以
降の運転において、他の構造部材に有害な作用を加える
ことはない。かくして、更に、このような構造のクラッ
チの軸線方向構造高さの増大が避けられる。
【0030】この場合、はずみ車にハウジングを結合し
た場合、遮蔽プレート部分は、はずみ車に向く側で、は
ずみ車に少なくとも部分的に当接させることができる。
即ち、このような実施の形態の場合、摩耗時にはずみ車
の方向へゆっくり移動される少なくとも1つの隙間検知
器の軸線方向当接部分は、はずみ車の表面を走査せず、
遮蔽プレート部分の表面を走査する。しかしながら、遮
蔽プレート部分は、所定の厚さを有し、はずみ車に不動
に当接するので、摩耗の確実な把握が可能である。
【0031】代替方策として、遮蔽プレート部分に、軸
線方向当接部分と本質的に軸線方向へ配列された軸線方
向貫通口を設け、摩耗検知のため、軸線方向当接部分を
はずみ車に当接させることができる。
【0032】本発明による別の実施の形態にもとづき、
遮蔽プレート部分は、少なくとも1つの隙間検知器に関
して好ましくは両側でハウジングに円周方向へ設置さ
れ、ハウジングをはずみ車に結合した場合、遮蔽位置か
ら機能釈放位置に変形できる、好ましくは、弾性変形自
在な弾性プレート部分を含むことができる。
【0033】この実施の形態の場合も、プレッシャプレ
ート構造群をはずみ車と結合した後、このような構造の
クラッチに遮蔽プレート部分、即ち、変形可能な弾性プ
レート部分が残存するので、少なくとも1つの隙間検知
器のための弾性プレート部分の設置のために設けたハウ
ジングの部分に、はずみ車当接面に関して引込んだ凹み
を設ければ有利であり、かくして、ハウジン)をはずみ
車に結合した場合、弾性プレート部分を上記凹みに完全
に受容できる。
【0034】即ち、同じく、ハウジングとはずみ車との
結合後、他の構造部材による弾性プレート部分の妨害が
現れることはなく、更に、このような構造のクラッチの
軸線方向高さが増大されることはない。
【0035】弾性プレート部分は、例えば、遮蔽位置に
おいて軸線方向当接部分を本質的に弧状に囲み、機能釈
放位置への変形後に、Mばね形状または逆方向へ弧状に
湾曲した弾性プレートの形状を取るよう構成することが
できる。
【0036】弾性プレート部分が機能解放位置に変形さ
れた後に、はずみ車に関する軸線方向当接部分の摩耗検
知を行い得るよう、弾性プレート部分に、軸線方向当接
部分と軸線方向へ本質的に配列された軸線方向貫通口を
設け、摩耗検知のために、はずみ車に軸線方向当接部分
を軸線方向当接部分を当接させ得るよう構成することを
提案する。
【0037】軸線方向当接部分を遮蔽する遮蔽プレート
部分の範囲が、遮蔽位置では、ハウジングのはずみ車当
接面に対してほぼ平行に配置されれば好ましい。
【0038】一方では、遮蔽プレート部分に本発明に係
るプレッシャプレート構造群を不測に載せた際に、上記
遮蔽プレート部分が遮蔽位置から機能解放位置へ摺動さ
れるが、ハウジングをはずみ車に結合した場合には、こ
のような摺動を強制的に誘起できるよう、軸線方向力を
100N−500N(好ましくは、200N−400
N)の範囲とすることを提案する。
【0039】本発明の別の代替方策にもとづき、摺動防
止手段には、外部の摺動力が隙間検知器に作用した場合
に隙間検知器の摺動を阻止する阻止手段を設けることが
できる。即ち、摺動防止手段のこの実施の形態の場合、
第1に、何らかの力がはずみ車に作用するのが阻止され
ず、はずみ車は、所定位置において押付けプレートに固
定される。
【0040】この場合、阻止手段は、摩擦面の側の押付
けプレートと軸線方向当接部分の自由端に構成された突
起との間に導入できる阻止シューを含むことができる。
自動車用摩擦クラッチの組立前に、阻止シューを除去で
き、かくして、隙間検知器は、その機能を果たすことが
できる。
【0041】阻止手段は、更に、軸線方向当接部分が貫
通する押付けプレートの貫通口の範囲に配置された自己
分解性環状要素を含むことができる。この場合、自己分
解性環状要素は、摩擦作用および/または接着作用およ
び/または形状結合によって、軸線方向へ移動しないよ
う軸線方向当接部分を阻止する。
【0042】環状要素が、運転時の温度(好ましくは、
約30℃以上の温度)において溶融すれば有利である。
即ち、組立てた自動車用摩擦クラッチを運転した場合、
環状要素は、この際に生ずる熱によって、溶融し、従っ
て、はずみ車は、機能できるよう解放される。
【0043】プレッシャプレート構造群は、同じく、押
付けプレートに空転しないよう結合され押付けプレート
に関して軸線方向へ可動なハウジングを含むことができ
る。阻止手段は、ハウジングに保持されハウジングに関
して隙間検知器を軸線方向へ固定する阻止ピンを含むこ
とができる。この場合、阻止ピンは、締付はめ合い作用
によってハウジングに固定し、ハウジングに関して軸線
方向の所定力の作用によって、隙間検知器の釈放のため
に移動させ得る。この場合、自動車用摩擦クラッチを組
立てた際、押付けプレートとはずみ車との間に作用する
大きい力にもとづき且つ押付けプレートに関してはずみ
車が摺動された場合、阻止ピンが摺動され、かくして、
はずみ車は、その機能を果たすことができる。
【0044】更に、プレッシャプレートは、更に、ハウ
ジングに関して押付けプレートを予圧する蓄力器、特
に、ダイヤフラムスばねを含みことができ、蓄力器は、
半径方向外方へ突出して、自動車の摩擦クラッチの非組
立状態では隙間検知器に作用し軸線方向へ移動しないよ
う上記隙間検知器を確保する阻止突起を有する。この場
合、自動車用摩擦クラッチを組立てた際、蓄力器は、ク
ラッチディスクが押付けプレートとはずみ車との間に固
定されるクラッチの結合状態に対応する位置に置かれ
る。しかしながら、上記位置において既に、蓄力器の摺
動にもとづき、阻止突起は、はずみ車から引離され、従
って、隙間検知器が解放される。
【0045】この場合、阻止突起が、作動レバー部分と
軸線方向当接部分との結合範囲において隙間検知器に作
用すれば好ましい。
【0046】阻止突起は、蓄力器に取付けることがで
き、好ましくは、差込むことができ、自動車用摩擦クラ
ッチの組立後、選択的に、蓄力器から除去できるか、上
記蓄力器に残置できる。
【0047】本発明は、更に、プレッシャプレート構造
群とはずみ車との統合前に、押付けプレートに設けた隙
間検知器の摺動を阻止するための、プレッシャプレート
構造群の摺動防止手段に関する。この場合、該摺動防止
手段は、隙間検知器に対する摺動力の作用を阻止する手
段および/または隙間検知器に摺動力が作用した際に隙
間検知器の摺動を阻止する手段を含む。
【0048】添付の図面を参照して、以下に、本発明を
詳細に説明する。
【0049】
【実施例】図1に、自動車用摩擦クラッチ10の略縦断
面図を示した。図1において、特に、はずみ車12(破
線で示した)と統合されるプレッシャプレート構造群1
4の本質的部分を示した。プレッシャプレート構造群1
4は、押付けプレート16と、はずみ車12に公知の態
様で半径方向外側範囲において固定するハウジング18
と、ハウジング18に支持され押付けプレート16をは
ずみ車12の方向へ予圧するダイアフラムばね要素20
とを含む。自動車用摩擦クラッチ10の組立て状態で
は、摩擦ディスク(図示してない)は、はずみ車12と
押付けプレート16との間に、場合によっては、摩擦ラ
イニングを介して保持される。ダイアフラムばね20
は、隙間修正装置22を介して押付けプレート16に作
用する。隙間修正装置は、各種の態様に構成できる。図
1の実施の形態の場合、隙間修正装置は相対的に可動な
2つの環状要素24,26からなる。
【0050】押付けプレート16には、更に、隙間検知
器28が設けてある。隙間検知器28は、隙間修正装置
22と共働する作動レバー部分30と、押付けプレート
16の貫通口または貫通ボア34を通過し押付けプレー
トの摩擦ライニング36を越えて延びる軸線方向当接部
分32とを含む。貫通ボア34の径は、軸線方向当接部
分32の径よりも僅かに大きいので、隙間検知器28が
僅かに傾斜すると、押付けプレート16に対する隙間検
知器28の摩擦締付はめ合いが誘起される。
【0051】この傾動モーメントは、押付けプレート1
6と軸線方向当接部分32の半径方向へ突出する周面フ
ランジ40との間に作用するコイル圧縮ばね38と、作
動レバー部分30と押付けプレート16との間の半径方
向内側範囲に作用するコイル圧縮ばね42とによって形
成される。このような隙間検知器の構造および各種の構
造の隙間修正装置との共働は、先行技術において周知で
あり、従って、ここでは、これに関して詳細な説明は行
わない。
【0052】押付けプレート16の貫通ボア34の径
は、摩擦ライニングへ向かって開放した範囲において幾
分拡張されている。貫通ボア34のこの範囲には、スリ
ーブ要素44が導入され、従って、コイル圧縮ばね38
を囲み、押付けプレート16に固定される。スリーブ要
素44は、隙間検知器28の軸線方向当接部分32を囲
み、押付けプレート16の摩擦面から軸線方向当接部分
32よりも突出する。即ち、スリーブ44は、プレッシ
ャプレート構造群14の運搬時、力が、隙間検知器、特
に、軸線方向当接部分32に作用し、隙間検知器を始め
の組立位置外に摺動するのを阻止する。これは、プレッ
シャプレート構造群が、はずみ車12とは異なるメーカ
によって供給されるか予組立てされた場合に特に重要で
ある。
【0053】この場合、即ち、プレッシャプレート構造
群14の運搬時に、例えば、プレッシャプレート構造群
をベース上に置いた際に、力が、隙間検知器28の軸線
方向当接部分32に作用し、上記部分を摺動させる危険
性が生ずる。この場合、同時に、ダイアフラムばねを修
正装置に当接しないよう取付けた場合には特に、隙間修
正装置22に対応する修正作用が現れる。
【0054】従って、以降でプレッシャプレート構造群
14をはずみ車12と組合せる場合、隙間検知器28
は、なお、始めの組込み位置にあり、調整操作を補足す
る必要はない。
【0055】この場合、スリーブ44は、所定の力を越
えた際に、図1に46で示した如く、変形するよう設計
するか、変形するような材料から構成する。このような
スリーブ44の力作用グラフを図2に示した。この場
合、力作用グラフの水平軸にストロークまたは変形スト
ロークを示し、垂直軸に所要変形力を示した。垂直線E
で、図1においてスリーブ44の既に変形した位置(4
6)に対応する組込位置を示した。
【0056】即ち、スリーブ44を始めの位置から変形
する場合、まず、ピークFAPまで急激に上昇する力が必
要である。このピークは、スリーブ44が軸線方向当接
部分32よりも大きく押付けプレート16の摩擦面を越
えて延びる変形ストロークW Fにある。
【0057】次いで、変形力は、急激に減少し、本質的
に一定の数値FAPに低下する。スリーブ44は、力FAP
が、プレッシャプレート構造群の自重の数倍であるが、
自動車用摩擦クラッチの組立状態においてダイアフラム
ばね20から加えられる圧力よりも小さいよう、設計す
る。即ち、自動車用摩擦クラッチの組立時に、スリーブ
44は、変形され、次いで、自動車用摩擦クラッチの組
立状態および以降の運転時には、本質的に、はずみ車1
2上の押付けプレート16の運動に対して抵抗を与えな
い。
【0058】このような変形を容易化するため、スリー
ブに開口48を設けることができる。スリーブ44の周
面のまわりに複数のこのような開口またはスリットを設
けることもできる。
【0059】この実施の形態の場合、スリーブ44は、
プレッシャプレート構造群14とはずみ車12とを統合
する前に、不測の力作用に対して隙間検知器28の軸線
方向当接部分32を遮蔽する遮蔽手段50を形成する。
【0060】以下に説明する図面に、この種の遮蔽手段
50の別の実施の形態を示した。これらの図面におい
て、同一のまたは対応する構造部材は、図1と同一の符
号で表した。
【0061】図3に、同じく、軸線方向当接部分32を
有する隙間検知器を押付けプレートに設けたプレッシャ
プレート構造群14の側面図を示した。更に、ハウジン
グ18には、この実施の形態において遮蔽手段50をな
す調心ピン52が設けてある。1つの実施の形態の場
合、調心ピン52は、押付けプレート16の摩擦面から
隙間検知器28の軸線方向当接部分32よりも大きく突
出し、従って、例えば、床にプレッシャプレート構造群
14を置いた場合、軸線方向当接部分12が床に当接す
るのを阻止する。
【0062】調心ピン52は、更に、はずみ車(図3に
は示してない)の所望の位置にプレッシャプレート構造
群14を取付けるのに役立つ。もちろん、ハウジング
に、複数のこの種の調心ピンを円周方向へ分布させて設
けることができる。このような調心ピンの構造は、公知
であるので、ここでは、調心ピンの詳細な説明は省く。
【0063】図4〜6に、プレッシャプレート構造群1
4に設けた遮蔽手段50の別の実施の形態を示した。こ
の場合、遮蔽手段50は、押付けプレート16に差込作
用によって取付け得る遮蔽シュー54を含む。特に、遮
蔽シュー54は、押付けプレート16の半径方向へ突出
する部分56にはめ込まれ、上記部分には、隙間検知器
の軸線方向当接部分32のための貫通口34が構成され
ている。
【0064】遮蔽シュー54は、同じく、押付けプレー
ト16の摩擦面36から軸線方向当接部分32よりも大
きく突出する。プレッシャプレート構造群14とはずみ
車との組立前に、遮蔽シュー54を除去する。このた
め、例えば、除去を容易化する取手要素58を設けるこ
とができる。遮蔽シュー54は、例えば、合成樹脂から
作製できる。
【0065】図7に、本発明に係る遮蔽手段50の別の
実施の形態を示した。図7には、押付けプレート16に
設けた板ばねリベット60が示してある。板ばねリベッ
ト60は、板ばね62を押付けプレート16に保持し、
この板ばね62は、他方では、ハウジングに固定され、
従って、押付けプレート16は、ハウジングに、回転方
向へは不動であるが軸線方向へ摺動自在に固定される。
板ばねリベット60には、軸線方向へ延び、ピン、例え
ば、ノッチ付ピン64を導入する貫通口63が設けてあ
る。
【0066】ノッチ付ピン64の円周方向寸法は、この
ピンに設けたノッチ66にもとづき可変であり、従っ
て、上記ノッチ付ピンは、クランプ作用によって板ばね
リベット62に保持されるが、所定の力の印加時に軸線
方向へ摺動される。ノッチ付ピン64は、同じく、押付
けプレート16の摩擦面36から隙間検知器の軸線方向
当接部分(図7には示してない)よりも大きく突出す
る。
【0067】プレッシャプレート構造群とはずみ車とを
組合せた場合、特に、ダイアフラムばねから加えられ圧
力にもとづき、ノッチ付ピン64は、当接によってはず
み車に沿って摺動され、かくして、はずみ車による作用
を阻止しない。この場合、特に、板ばねリベット60の
ノッチ付ピン64の締付力作用は、ノッチ付ピン64を
摺動する力が、プレッシャプレート構造群の重力の数倍
であるが、ダイアフラムばねによって加えられる圧力よ
りも小さいよう、設計する。
【0068】図8に示した如く、更に、摩擦ライニング
70を有するクラッチディスク68が設けてある。クラ
ッチディスク68は、固定シュー72によってダイアフ
ラムばね20に保持される。図8において、固定シュー
72の右半部を切欠して示した。特に、押付けプレート
またはダイアフラムばね20のための固定シュー72の
外周面の第1調心面72bには、ダイアフラムばね20
の半径方向内側端部をクランプする2つのクランプ隆起
72aが設けてある。
【0069】クラッチディスク68の半径方向内側部分
は、第2調心面72cに当接し、第1調心面72bと第
2調心面72cとの間に形成されたショルダ72dと別
のクラッチ隆起72eとの間にクランプされる。即ち、
固定シュー72によって、クラッチディスク68は、組
立前に既に、ハウジング18および押付けプレート16
に関して調心され、組立のための正しい位置に保持され
る。調心面の径を対応して設計すれば、隆起72a,7
2eを省くことができる。
【0070】この実施の形態の場合、押付けプレート1
6、ハウジング18、ダイアフラムばね20、クラッチ
ディスク68および固定シュー72が、プレッシャプレ
ート構造群14を形成する。クラッチ組立後、固定シュ
ー72を除去する。しかしながら、固定シューは、図8
に示した位置では、クラッチディスク68とともに遮蔽
手段50を形成する。
【0071】自動車用摩擦クラッチまたはプレッシャプ
レート構造群の未使用の新しい状態では、摩擦ディスク
の摩擦ライニング70は、押付けプレート16の摩擦面
36から軸線方向当接部分32よりも大きく突出する。
従って、同じく、プレッシャプレート構造群14を、例
えば、床に置いた場合、軸線方向当接部分32が、床に
当接して不測にずれるのが阻止される。クラッチディス
ク68は、公知の構造であるので、ここでは、詳細な説
明は省く。
【0072】図9に、遮蔽手段50の別の実施の形態を
示した。この場合、ハウジング18は、ハウジング18
を公知の態様ではずみ車(図示してない)に取付けるた
めの半径方向周縁フランジ74を有する。このため、ネ
ジ78を半径方向周縁フランジ74に設けた開口76に
導入し、はずみ車の対応するネジ穴に螺着する。
【0073】しかしながら、図9から明らかな如く、ボ
ア76には、唯一つのネジピッチまたはネジピッチ80
の部分が設けてある。プレッシャプレート構造群の組立
時、ネジ頭が半径方向周縁フランジ74に当接するま
で、唯一つのネジ山を有する開口76にネジ78をネジ
込む。かくして、ネジ78は、ネジピッチ80によって
ハウジング18に固定される。ネジ78の長さは、プレ
ッシャプレート構造群14の上記の組立状態において上
記ネジが軸線方向当接部分から突出するよう、設計す
る。
【0074】次いで、プレッシャプレート構造群とはず
み車との統合時、ネジ78に対するトルクの作用によっ
て、唯一つのネジ山80が破壊され、使用不能となる。
この場合、ネジ78は、ボア76内を自由に回転でき、
押付けプレートをはずみ車に保持するため、はずみ車の
対応するネジ穴に螺着できる。
【0075】即ち、遮蔽手段50を設けるため、他の機
能を有しておらず、以降にプレッシャプレート構造群ま
たは組立てた自動車用摩擦クラッチから除去しなければ
ならない構造部材は不要である。
【0076】図10に示した如く、遮蔽手段50は、同
じく、ハウジング18のボア90にはめ込まれるボル
ト、例えば、ノッチ88を有するノッチ付ボルト86を
含む。ノッチ付ピン86の周面寸法の可変性にもとづ
き、上記ピンは、クランプ作用によってボア90内に保
持される。ノッチ付ボルト86の長さは、同じく、プレ
ッシャプレート構造群の統合状態において上記ボルトが
隙間検知器の軸線方向当接部分よりも大きく突出するよ
う、設計されている。ボア90内のノッチ付ボルト86
のクランプ力は、同じく、はずみ車との統合前にはプレ
ッシャプレート構造群の重力の数倍となるが、ダイアフ
ラムばねから加えられる圧力によって克服され、かくし
て、かくして、ノッチ付ボルト86をハウジング18の
方向へ摺動できるよう、設計する。
【0077】図11,12に、遮蔽手段50として役立
つ遮蔽シュー92の別の実施の形態を示した。遮蔽シュ
ー92は、同じく、本質的にホーク状に構成され、押付
けプレート16の半径方向突起56にはめ込むことがで
きる。半径方向突起56には、図4−6の実施の形態の
場合と同様、隙間検知器28の軸線方向当接部分32の
ための貫通口34が構成されている。
【0078】この実施の形態の場合、遮蔽シュー92
は、自己破壊性の、例えば、溶融可能な材料(例えば、
ワックスなど)から製造される。プレッシャプレート構
造群14とはずみ車28との統合時、遮蔽シュー92
は、その変形可能性にもとづき、隙間検知器28の機能
を阻止しないよう変形される。自動車用摩擦クラッチの
以降の運転時、この際に形成される熱にもとづき、遮蔽
シュー92は溶融、流出される。
【0079】図12から明らかな如く、遮蔽シュー92
は、中央の壁部分94と、上記壁部分から本質的に直角
に突出する2つの側壁部分96,98とを含む。押付け
プレート16の半径方向突起56に取付ける際、上記双
方の壁部分96,98の端面100,102は、押付け
プレート16の半径方向突起56のはずみ車12に向く
側に当接する。更に、中央の壁部分94には、押付けプ
レート16の半径方向突起56を後方から囲み、遮蔽シ
ュー92を半径方向突起56に保持する固定部分104
が設けてある。遮蔽シュー92は、その溶融性に関し
て、30℃〜50℃の範囲の温度およびより高温におい
て溶融するよう構成されている。
【0080】図13,14の実施の形態の場合、遮蔽手
段50は、ハウジング18の半径方向周縁フランジ74
に構成され軸線方向へ延びる隆起106から形成されて
いる。図14から明らかな如く、このため、ハウジング
18には開口108を構成し、かくして半径方向周縁フ
ランジ74の形成のためハウジング18を折曲げた後に
開口108の範囲において半径方向周縁フランジ74を
隆起させることができる。この場合、はずみ車12には
はずみ車12とプレッシャプレート構造群との統合時に
隆起106を導入させるための対応する凹み110が設
けてある。
【0081】図15,16の実施の形態の場合、ハウジ
ング18には、軸線方向へ延び、プレッシャプレート構
造群14とはずみ車12との統合状態では、同じく、は
ずみ車の凹み110内に突出する突起112が設けてあ
る。突起112は、同じく、はずみ車12との統合前
に、隙間検知器28の軸線方向当接部分32よりも大き
く押付けプレート16の摩擦面36を越えて軸線方向へ
延びるよう構成されている。
【0082】図17,18に、同じく、半径方向周縁フ
ランジ74に構成され軸線方向へ延びる隆起114が遮
蔽手段50を形成する実施の形態を示した。しかしなが
ら、図17,18の実施の形態の場合、軸線方向隆起1
14は、はずみ車12の対応する凹み内には突出せず、
この隆起は、プレッシャプレート構造群14とはずみ車
12との統合状態において、半径方向外方からはずみ車
12を囲むよう、即ち、半径方向外方においてはずみ車
12に沿って軸線方向へ延びるよう構成されている。
【0083】図19〜21に、遮蔽手段50の更に別の
実施の形態を示した。この場合、プレッシャプレート構
造群14の構造は、同じく、本質的に、図1を参照して
説明した構造に対応する。この実施の形態の場合、遮蔽
手段50は、本質的にU字状のヨーク120によって中
心のボス118に旋回自在に保持された多数のくさび要
素116を含む。遮蔽手段50の遮蔽位置(図19)で
は、くさび116は、ダイアフラムばね要素20の半径
方向内側範囲とハウジング18の補完範囲との間に導入
され、この際、クラッチ、即ち、押付けプレート16の
解離位置に対応する位置にダイアフラムばね要素を置
く。
【0084】図19から明らかな如く、この位置では、
押付けプレート16および隙間検知器28の軸線方向当
接部分32は、ハウジング18内に完全に引込まれ、従
って、軸線方向当接部分32は、例えば、床に押付けプ
レートユニットを置いた際、同じく、不測の損傷に対し
て保護される。
【0085】プレッシャプレート構造群14とはずみ車
との統合前には、図21に示した如く、中心ボス118
は矢印122の方向へ回転される。この回転運動時、く
さび116からボス118までの半径方向距離が縮小さ
れ、従って、くさび116は、図19に示した遮蔽位置
から、中心ボス118へ向かって引込まれた位置へ移動
され、かくして、ダイアフラムばね20が解放される。
この場合、中心ボス118は、更に、例えば、ハウジン
グに関する他の要素(例えば、クラッチディスク)の調
心に役立つ。中心ボス118を除くこともでき、従っ
て、くさび要素116は除去される。
【0086】図22に、はずみ車にハウジング18を固
定するために使用するネジ124が遮蔽手段50を形成
する遮蔽手段50の実施の形態を示した。この場合、ネ
ジ124は、ハウジング18の半径方向周縁フランジ7
4の貫通ボア126を通過する。貫通ボア126の内径
は、ネジ124の外径よりも大きいよう設計してある。
ネジシャフト128には、本質的に完全に導入された位
置でネジ124をハウジング18に保持するためのクラ
ンプリング130が設けてある。ネジ124は、はずみ
車の補完のネジ穴にネジ込むために自由に回転させるこ
とができる。ネジ124のネジシャフト128は、同じ
く、隙間検知器の軸線方向当接部分よりも軸線方向へ突
出しているので、ネジ124は、同じく、プレッシャプ
レート構造群の軸線方向当接部分が不測に直接的に設置
されるのを阻止する。
【0087】図23に、図22と類似の遮蔽手段50の
実施の形態を示した。この実施の形態の場合、ネジ13
2のネジシャフト134には、ネジ頭136の近傍に、
ネジ山のない部分138が設けてある。ハウジング18
の半径方向周縁フランジ74のネジ山を備えた貫通ボア
140にネジ132を完全にネジ込んだ場合、ネジ山の
ない部分138は、貫通ボア140の範囲にあり、即
ち、本質的に完全に貫通ボア140にネジ込まれたこの
位置においてハウジング18に担持されるが、はずみ車
の対応するネジ穴にネジ込むため自由に回転できる。も
ちろん、半径方向周縁フランジ74には、このような構
造の多数のネジを円周方向へ相互間隔を置いて配置でき
る。
【0088】図24,25に、プレッシャプレート構造
群14の部分側面図を示した。これら双方の図面におい
て、遮蔽手段50は、半径方向周縁フランジ74に構成
された遮蔽手段対142,144(図24)または唯一
つの遮蔽手段146(図25)から形成される。遮蔽手
段142,144;146は、第1端部範囲150にお
いて半径方向周縁フランジ74に結合され、第2端部範
囲148が軸線方向へ突出するよう構成され、かくし
て、上記遮蔽手段は、同じく、軸線方向当接部分32を
越えて軸線方向へ延び、上記当接部分に対する力作用を
遮蔽する。
【0089】遮蔽手段142,144;146と半径方
向周縁フランジ74との結合範囲には、切欠き152
(図25には示してない)が設けてある。上記切欠きに
よって、プレッシャプレート構造群14とはずみ車との
統合時、遮蔽手段142,144;146は半径方向周
縁フランジ74と配列される位置に曲げられ、かくし
て、ハウジング18をはずみ車に適切に固定できる。
【0090】もちろん、ハウジング18の周面に沿っ
て、このような複数の遮蔽手段または複数の遮蔽手段対
を設けることができる。
【0091】図26に、トング要素154を含む遮蔽手
段50の実施の形態を示した。要素154は、同じく、
板ばねリベット60によって押付けプレート16に固定
され、要素自由端156は、押付けプレート16の摩擦
面36を越えて延び、隙間検知器の軸線方向当接部分か
ら軸線方向へ突出する。要素154は、例えば、ばね鋼
などからなる板ばね要素を含むことができる。要素15
4のばね特性は、プレッシャプレート構造群の重量の数
倍の範囲にある力作用に対抗できるが、ダイアフラムば
ね要素から圧力が加えられた場合には撓み、湾曲するよ
う、設計されており、かくして、隙間検知器の運転また
は機能が、ばね要素154によって阻害されることはな
い。代替方策として、トング要素154は、湾曲した金
属板部材であってよい。
【0092】図35,36に、本発明に係る遮蔽手段5
0の別の実施の形態を示した。この実施の形態の場合、
遮蔽手段50は、円周方向とは逆方向の双方の端部で、
それぞれ、ピン要素202,204(図示の実施の形態
の場合、ノッチ付ピン)に固定され、かくして、遮蔽プ
レート部材を形成する強固な、即ち、剛なプレート部材
200を含む。ハウジング18には、プレート部材20
0の寸法に対応する幅および深さを有する凹み206
が、ハウジング18のはずみ車当接面208に関して軸
線方向後方へ、即ち、はずみ車から離れるようずらして
設けてある。凹み206の底壁210には、2つの貫通
口212,214が設けてあり、上記貫通口には、それ
ぞれ、ノッチ付ピン202,204が貫入し、可動に案
内され、しかも、摩擦締付はめ合いによって保持され
る。
【0093】この実施の形態の場合、プレート部材20
0および関連の凹み206は、プレッシャプレート構造
群14の隙間検知器28も位置する範囲に円周方向へ配
置されている。図36の(a)および図36の(b)を
参照して、この実施の形態の機能を説明する。
【0094】図36の(a)に、はずみ車との統合前の
プレッシャプレート構造群14の略図を示した。同図に
おいて、プレート部材200は、遮蔽位置にある。この
遮蔽位置において、プレート部材200は、軸線Aの方
向へハウジング18のはずみ車当接面208から突出し
て配置され、上記面に本質的に平行をなす。遮蔽位置で
は、隙間検知器28の軸線方向当接部分32は、プレー
ト部材200から軸線方向へ僅かに離れている。プレー
ト部材200は、ノッチ付ピン202,204を介して
摩擦締付はめ合いによってハウジング18に固定されて
いる。
【0095】通常の力が作用した場合、即ち、このよう
なプレッシャプレート構造群14をプレート部材200
上に置いた場合、ハウジングに対するノッチ付ピンの摩
擦締付はめ合いは、遮蔽位置外へのプレート部材200
の摺動を阻止するのに十分である。軸線方向当接部分3
2とプレート部材200との間の小さい間隔は、極めて
強い力の短時間の作用時、例えば、このようなプレッシ
ャプレート構造群の落下による衝突の場合にー多分、プ
レート部材200の僅かな摺動を誘起するのだがー隙間
検知器28への作用を阻止する補足の安全策をなす。特
に、ハウジングのノッチ付ピン202,204の摩擦締
付力は、200−400Nの範囲にあるよう、設計す
る。
【0096】プレッシャプレート構造群14がはずみ車
と結合できる態勢にある位置である図36の(b)の遮
蔽位置では、隙間検知器は、既に、それぞれ、組込スタ
ンバイ状態にあり、即ち、次いではずみ車と結合すれば
直ちに摩耗検知が可能であるような程度にハウジング1
8のはずみ車当接面208から軸線方向へ突出してい
る。しかしながら、隙間検知器28の軸線方向当接部分
32は、このような構造のクラッチの運転開始以降に摩
耗検知の機能を果たすのに必要な距離よりも幾分大きく
はずみ車当接面208から突出させるのが好ましい。
【0097】図36の(b)に、はずみ車12に結合さ
れたハウジング18を模式的に示した。この位置では、
ハウジング18のはずみ車当接面208は、はずみ車1
2に当接する。はずみ車12をハウジング18に、例え
ば、ネジ(図示してない)によって、結合した場合、上
記双方の構造部材の間には、十分に大きい軸線方向力を
形成でき、かくして、はずみ車が、はずみ車に向くプレ
ート部材200の側216に当接した場合、ノッチ付ピ
ン202,204は、その摩耗力に抗して軸線方向へ摺
動される。
【0098】次いで、ハウジング18とはずみ車12と
が更に接近すると、プレート部材200は、ハウジング
18の方向へ凹み206に導入され、かくして、上記凹
みに完全に受容される。特に、凹み206の深さは、プ
レート部材200の軸線方向厚さに対応させることがで
きる。この位置において、プレート部材200は、ハウ
ジング18,即ち、凹みの底面210とはずみ車12と
の間に固定(好ましくは、クランプ)される。
【0099】この機能解放位置において、隙間検知器2
8の軸線方向当接部分32は、プレート部材200のは
ずみ車12とは逆の面218に当接する。
【0100】既述の如く、プレッシャプレート構造群1
4とはずみ車12との結合前の隙間検知器28の軸線方
向当接部分32の位置決めは、軸線方向当接部分32
が、初期位置に必要な程度よりも大きくはずみ車当接面
218から軸線方向へ突出するよう、行う。次いで、プ
レッシャプレート構造群14とはずみ車12とを結合し
た場合、軸線方向当接部分32は、プレート部材200
の面218に当接し、場合によっては、はずみ車がハウ
ジング18のはずみ車当接面208に当接するまで、軸
線方向へ戻される。この場合、隙間検知器28は、公知
の態様で摩耗検知可能な状態となる。このような実施の
形態の場合、特に、隙間検知器28は、はずみ車12の
表面の直接の走査ではなく、別の面216ではずみ車1
2に当接するプレート部材200の側218の走査によ
って隙間を検知する。
【0101】遮蔽手段50は、このような実施の形態の
場合、はずみ車12と統合する際に、プレッシャプレー
ト構造群14から除去する必要はないので、特にこのよ
うなプレッシャプレート構造群14から構成したクラッ
チを組込む際に、組立作業を容易化できる。遮蔽手段の
除去を忘れてはならない。なぜならば、遮蔽手段は、ハ
ウジング18とはずみ車12との結合時に、遮蔽位置
(図36の(a))から、隙間検知器28が隙間を検知
できる機能解放位置へ自動的に移動されるからである。
【0102】図37,38に、プレート部材200の異
なる構成方式を示した。図37に、プレート部材200
は、例えば、プレス、溶接などによって、別個のピン2
02,204に結合されている。ピン202,204
は、特に簡単に且つ安価にノッチ付ピンとして構成でき
る。プレート部材200は、安価な材料から構成するの
が好ましい。即ち、プレート部材は、鋳造金属から構成
でき、あるいは、金属板から切断またはスタンピン加工
できる。
【0103】図38において、プレート部材200は、
金属板から切断またはスタンピン加工してピン202
´,204´と一体に構成した部材からなる。ピン20
2´,204´は、機能に関して、図37を参照して説
明したピン202,204に対応するよう、折曲加工で
きる。ピン202´,204´は、同じく、ハウジング
の対応する開口に挿入または圧入でき、かくして、摩擦
締付はめ合いによってハウジングに保持されるが、所定
の力(例えば、200−400Nの範囲の力)の作用に
よって摺動させることができる。
【0104】図38から、更に、明らかな如く、プレー
ト部材200´は、中心範囲に、隙間検知器28の軸線
方向当接部分32のための貫通口220´を有する。プ
レッシャプレート構造群の統合時、上記貫通口220´
は、軸線方向当接部分32に軸線方向へ配列され、従っ
て、軸線方向当接部分は、貫通口220´を介してはず
み車に当接でき、はずみ車にかんする摩耗を検知する。
もちろん、このような貫通口は、図37のプレート部材
200に設けることができる。
【0105】図39に、本発明に係るプレッシャプレー
ト構造群14の別の実施の形態を示した。この実施の形
態は、本質的に、図35に示した実施の形態に対応す
る。ハウジング18は、同じく、遮蔽プレート部材を受
容する凹み206を有する。図39の実施の形態の場
合、遮蔽プレート部材は、弾性プレート部材222から
形成される。弾性プレート部材222は、隙間検知器2
8の両側において、ハウジング18の凹み206の側壁
230,232の当該のダクト状開口226,228に
円周方向へ導入され、上記開口に固定される。
【0106】図39から明らかな如く、弾性プレート部
材222は、隙間検知器28の軸線方向当接部分32を
弧状に囲み、この場合、弾性プレート部材222が軸線
方向当接部分32を直接に囲む、即ち、上記当接部分と
本質的に軸線方向へ配列された範囲に、弾性プレート部
材222は、軸線方向頂部を有し、この頂部においてハ
ウジング18のはずみ車当接部分208にほぼ平行に延
びる。
【0107】図39に、弾性プレート部材222の遮蔽
位置を実線で示した。この位置では、弾性プレート部材
は、はずみ車当接面208から軸線方向へ突出し、かく
して、軸線方向当接部分32に対する力作用を阻止し、
即ち、上記当接部分を遮蔽する。プレッシャプレート構
造群14とはずみ車とを結合した場合、弾性プレート部
材222は、まず、はずみ車に当接し、ハウジング18
とはずみ車とが更に接近すると、弾性プレート部材22
2は、遮蔽位置から機能解放位置に軸線方向へ摺動さ
れ、この位置において、凹み206に本質的に完全に受
容される。
【0108】この場合、弾性プレート部材は、例えば、
本質的にM字状の形状を有する。図39において、弾性
プレート部材222の前縁の破線で弾性プレート部材2
22の形状を示した。しかしながら、弾性プレート部材
222は、この機能解放位置において、凹み206に完
全に受容できる別の任意の形状を取ることもできる。即
ち、例えば、開口226,228が、はずみ車当接面2
08の方向へ更にずらして配置され、かくして、凹み2
06の底面から軸線方向へ離れた形状も考えられる。
【0109】この形状の場合、弾性プレート部材222
は、ハウジング18とはずみ車12との結合時に、再ス
ナッピングによって、図39の遮蔽位置から機能解放位
置に置くことができ、上記解放位置では、弾性プレート
部材222は、図39とは逆方向へ折曲げられ、即ち、
凹み206に導入され、はずみ車12から離れる方向へ
折曲げられる。しかしながら、このためには、既述の如
く、逆方向へ湾曲した弾性プレート部材222を受容で
きる軸線方向構造スペースを弾性プレート部材222と
凹み206の底面との間に設ける必要がある。
【0110】はずみ車に関して軸線方向当接部分による
摩耗検知が可能なよう、弾性プレート部材222は、軸
線方向当接部分32に軸線方向へ配列された貫通口22
4を有し、弾性プレート部材222が遮蔽位置から機能
解放位置に変形された場合、軸線方向当接部分が上記貫
通口に貫入し、上記軸線方向当接部分は、はずみ車に関
して現れた摩耗を直接に検知できる。
【0111】隙間検知器28を確実に遮蔽できるよう、
弾性プレート部材222は、200−400Nの範囲の
力によって遮蔽位置から機能解放位置に変形され得るよ
う構成する。このような変形力は、このようなプレッシ
ャプレート構造群を弾性プレート部材上に置いた場合、
上記弾性プレート部材は変形されないが、例えば、ネジ
ボルトなど(図示してない)によってハウジング18と
はずみ車とを結合した場合は、弾性プレート部材222
を変形するのに十分な軸線方向力を上記弾性プレート部
材に加えるのに十分である。
【0112】図39の実施の形態の場合も、プレッシャ
プレート構造群14とはずみ車とを結合した後、弾性プ
レート部材222は、かくして形成されたクラッチに残
存し、従って、上記遮蔽手段50を除去する必要はな
く、かくして、このようなクラッチの組立作業が簡単化
され、クラッチにおける遮蔽手段50の残置にもとづ
き、機能障害が生ずることはない。
【0113】以上において図35〜39を参照して、関
連の遮蔽プレートを有するこの種の唯一つの隙間検知器
について説明したが、もちろん、このようなプレッシャ
プレート構造群の周面に沿って、当該の遮蔽プレートを
有する複数の隙間検知器を設けることができる。
【0114】図1〜26および35〜39を参照して、
遮蔽手段として構成された摺動防止手段の実施の形態を
説明する。即ち、同図に示した摺動防止手段は、力作用
に対して隙間検知器の軸線方向当接部分を遮蔽する。特
に、遮蔽手段は、軸線方向当接部分から軸線方向へ突出
して、力作用に対して上記軸線方向当接部分を遮蔽す
る。
【0115】さて、図27〜34を参照して、基本的に
軸線方向当接部分に対する力作用が可能であるが、摺動
防止手段が、隙間検知器、即ち、軸線方向当接部分の運
動を阻止する手段を含む摺動防止手段の実施の形態につ
いて説明する。
【0116】図27の場合、摺動防止手段は、阻止手段
160を含む。阻止手段160は、ハウジング18に隙
間検知器28の範囲に設けてありハウジング18に設け
た貫通口164に締付はめ合いによって保持されたボル
ト162を含む。ボルト162は、直接に、隙間検知器
28(例えば、作動レバー部分30)に作用し、プレッ
シャプレート構造群14のこの状態において、ハウジン
グ18、即ち、押付けプレート16に関する軸線方向当
接部分32の摺動を阻止する。
【0117】貫通口164内のボルト162の締付力
は、同じく、プレッシャプレート構造群14から軸線方
向当接部分32に加えられる重力の数倍となるよう設計
されている。プレッシャプレート構造群14とはずみ車
とを統合して軸線方向当接部分32をはずみ車に当接さ
せた場合、貫通口164内のボルト162の締付力は、
クラッチの解離時に克服され、かくして、ボルト162
が、貫通口164に導入され、以降では、隙間検知器2
8の運転をもはや妨害しない。更に、ボルトは、隙間検
知器の運転を妨害しないよう湾曲させることができる。
【0118】図28の実施の形態の場合、阻止手段16
0は、ダイアフラムばねから半径方向へ突出する阻止突
起166を含む。阻止突起166は、その半径方向外側
端範囲において、隙間検知器28へ向かって湾曲され、
プレッシャプレート構造群14の図28の位置において
軸線方向へ摺動しないよう隙間検知器28を固定する。
【0119】プレッシャプレート構造群14と、はずみ
車と、クラッチの作動、即ち、クラッチの解離のために
ダイアフラムばねと共働する装置とを組立てる場合、ダ
イアフラムばね20の内側範囲は、押付けプレートへ向
かって移動し、かくして、ダイアフラムばねの半径方向
外側範囲、特に、阻止突起166は、隙間検知器28か
ら離れるよう移動し、上記隙間検知器を解放する。クラ
ッチを、例えば、車輛に組込んだ場合、特に、クラッチ
の解離時、ダイアフラムばね20の半径方向内側範囲
は、更に、押付けプレートへ向かって移動し、かくし
て、ダイアフラムばねの半径方向外側範囲、特に、阻止
突起166は、更に、隙間検知器28から離れるよう旋
回され、従って、ダイアフラムばねの半径方向外側範囲
とはずみ車28との相互妨害は排除される。
【0120】図29に示した如く、阻止突起200を別
個の構造部材として構成し、ダイアフラムばね20には
め込むことも可能である。この阻止突起は、選択的に、
クラッチに残置するか、統合後、除去できる。
【0121】図30〜34に、阻止シュー168から形
成した阻止手段160の実施の形態を示した。阻止シュ
ー168は、本質的にホーク状輪郭を有し、軸線方向当
接部分のための貫通口34の範囲の押付けプレート16
の摩擦面36と軸線方向当接部分32の自由端172の
範囲の半径方向へ突出する突起170との間に導入され
る。プレッシャプレート構造群14とはずみ車との統合
前に、阻止シュー168をグリップ部材169で側方へ
引出すことができる。
【0122】阻止シュー168は、例えば、ホーク状に
曲げた金属板部材として製造できる。代替方策として、
阻止シュー168を合成樹脂材料などから作製すること
もできる。この場合、図33、34に示した如く、阻止
シューは、突起170と摩擦面36との間に導入される
範囲においてV字状またはU字状に構成でき、特に、阻
止シューは、V字状に曲げた板ばね部材として構成でき
る。阻止シューは、自己分解性の、例えば、溶融可能な
材料から構成することもできる。
【0123】図35に、押付けプレート16の貫通口3
4の拡張範囲176に設置されたリング要素174から
形成された阻止手段160の実施の形態を示した。この
場合、リング要素174は、特に、押付けプレート16
の摩擦面36へ向かって開放した貫通口34の側に設け
てある。リング要素174は、摩擦作用によってまたは
接着作用によって軸線方向当接部分32を貫通口34に
保持する。
【0124】自動車用摩擦クラッチのこのように構成さ
れたプレッシャプレート構造群14の運転時、この際に
生ずる熱にもとづき、溶融可能な材料からなるリング要
素174は、同じく、液化し、かくして、貫通口34か
ら流出し、従って、軸線方向当接部分32を解放する。
リング要素174は、30℃−50℃の範囲の温度およ
びより高温において溶融するような材料から作製され
る。
【0125】図35に示した実施の形態の場合、隙間検
知器28は、端部範囲の作動レバー部分30に固定され
た板ばね要素178によって摩擦締付はめ合い状態に予
圧される。この場合、板ばね要素178は、半径方向内
側範囲において、押付けプレート16に支持される。
【0126】以上に、各図面に、摺動防止手段の各実施
の形態を示したが、もちろん、プレッシャプレート構造
群において、各種のこのような摺動防止手段を組合せる
ことができる。即ち、確実性の向上のため、一方では、
遮蔽手段として役立ち隙間検知器に対する摺動力作用を
阻止する摺動防止手段を設け、他方では、阻止手段とし
て役立ち、しかも、摺動力作用が隙間検知器に加えられ
た場合に隙間検知器の摺動を阻止する摺動防止手段を設
けることができる。
【0127】更に、もちろん、多数のクラッチ構造にお
いて、例えば、押付けプレートが半径方向外方へ突出
し、軸線方向当接部分は、押付けプレートの摩擦面から
突出しない槽状構造のはずみ車を有するクラッチに、上
述の摺動防止手段を使用でき、従って、プレッシャプレ
ート構造群の特定の構造の実施の形態に関する説明は、
単なる例であり、限定的とはみなされない。
【図面の簡単な説明】
【図1】隙間検知器の摺動防止手段を設けた形式の自動
車用摩擦クラッチの略縦断面図である。
【図2】図1に示した摺動防止手段の変形力特性を示す
グラフである。
【図3】摺動防止手段の別の実施の形態の図面である。
【図4】着脱自在の遮蔽シューとして構成された摺動防
止手段の別の実施の形態の図面である。
【図5】着脱自在の遮蔽シューとして構成された摺動防
止手段の別の実施の形態の図面である。
【図6】着脱自在の遮蔽シューとして構成された摺動防
止手段の別の実施の形態の図面である。
【図7】摺動自在のボルトとして構成された摺動防止手
段の別の実施の形態の図面である。
【図8】プレッシャプレート構造群と結合されたクラッ
チディスクから構成した摺動防止手段の別の実施の形態
の図面である。
【図9】固定ネジから構成した摺動防止手段の別の実施
の形態の図面である。
【図10】プレッシャプレート構造群のハウジングに摺
動自在に設置したボルトを含む摺動防止手段の別の実施
の形態の図面である。
【図11】溶融可能な材料からなる遮蔽シューを含む摺
動防止手段の別の実施の形態の図面である。
【図12】溶融可能な材料からなる遮蔽シューを含む摺
動防止手段の別の実施の形態の図面である。
【図13】ハウジングの半径方向周縁フランジに隆起を
含む摺動防止手段の別の実施の形態の図面である。
【図14】図13のX−IV矢視図である。
【図15】ハウジングの軸線方向突起から構成した摺動
防止手段の別の実施の形態の図面である。
【図16】図15に示された摺動防止手段のはずみ車と
統合したプレッシャプレート構造群を示した実施の形態
の図面である。
【図17】ハウジングの半径方向周縁フランジに設けた
軸線方向隆起から構成した摺動防止手段の別の実施の形
態の図面である。
【図18】図17のX−VIII矢視図である。
【図19】ハウジングに引込んだ位置にハウジングを保
持する摺動防止手段の別の実施の形態の図面である。
【図20】図19の摺動防止手段の平面図である。
【図21】同じく、図19に示された摺動防止手段の平
面図である。
【図22】ハウジングの半径方向周縁フランジに設けた
固定ネジから構成した摺動防止手段の別の実施の形態の
図面である。
【図23】同じく、図22に示されたハウジングの半径
方向周縁フランジに設けた固定ネジから構成した摺動防
止手段の別の実施の形態の図面である。
【図24】半径方向周縁フランジのトング状突起から構
成した摺動防止手段の別の実施の形態の図面である。
【図25】図24に示された半径方向周縁フランジのト
ング状突起から構成した摺動防止手段の別の実施の形態
の図面である。
【図26】押付けプレートに固定した弾性トングから構
成した摺動防止手段の別の実施の形態の図面である。
【図27】ハウジングに保持したボルトによって隙間検
知器を摺動しないよう確保した摺動防止手段の別の実施
の形態の図面である。
【図28】ダイアフラムばねによって隙間検知器を摺動
しないよう確保した摺動防止手段の別の実施の形態の図
面である。
【図29】図28の摺動防止手段の変更例の図面であ
る。
【図30】阻止シューによって隙間検知器を軸線方向へ
摺動しないよう確保した摺動防止手段の別の実施の形態
の図面である。
【図31】図29に示された摺動防止手段の使用状態を
示す部分横断面図である。
【図32】阻止シューによって隙間検知器を軸線方向へ
摺動しないよう確保した摺動防止手段の別の実施の形態
の図面である。
【図33】阻止シュー自体の1つの実施の形態の断面図
である。
【図34】阻止シュー自体のもう1つの実施の形態の平
面図である。
【図35】固着リングまたは接着リングによって隙間検
知器を軸線方向へ摺動しないよう確保した摺動防止手段
の別の実施の形態の図面である。
【図36】別の実施の形態の摺動防止手段を含む本発明
に係るプレッシャプレート構造群の斜視図である。
【図37】図35のプレッシャプレート構造群の図35
のXXXVI矢視の略側面図であり、(a)において遮蔽
位置にあるプレート部材を示し、(b)において解放位
置にあるプレート部材を示している。
【図38】不動の遮蔽プレートの1つの実施の形態の図
面である。
【図39】不動の遮蔽プレートのもう1つの実施の形態
の図面である。
【図40】本発明に係る摺動防止手段の別の実施の形態
を含む本発明に係るプレッシャプレート構造群の図35
に対応する斜視図である。
【符号の説明】
A 軸線 10 摩擦クラッチ 12 はずみ車 14 遮蔽プレート部分 16 押付けプレート 18 ハウジング 20 蓄力器(ダイアフラムばね) 22 隙間調節装置 28 隙間検知器 30 作動レバー部分 32 軸線方向スリーブ(軸方向当接部分) 34 開口(貫通口) 36 摩擦面 44 遮蔽スリーブ 50 摺動防止手段(遮蔽手段) 54 プレッシャプレート構造群 60 板ばねリベット 64 ボルト要素 68 クラッチディスク 70 摩擦ライニング 72 固定手段 74 半径方向フランジ 76 孔 78 ねじボルト 86 ボルト要素 92 遮蔽シュー 106 遮蔽手段(軸線方向隆起) 110 凹み 112 遮蔽手段(突起) 114 軸線方向隆起 116 予圧手段 118 予圧手段 120 予圧手段 124 ねじボルト 126 孔 132 ねじボルト 140 孔 142 遮蔽トング 144 遮蔽トング 146 遮蔽トング 148 第2端部範囲 150 端部 160 摺動防止手段 160 阻止手段 162 阻止ピン 166 阻止突起 168 阻止シュー 170 突起 172 自由端 174 自己分解性環状要素 200 遮蔽プレート部分 202 ピン要素 204 ピン要素 208 はずみ車当接面 206 凹み 212 ピン受容開口 214 ピン受容開口 218 逆の側 222 遮蔽プレート部分(弾性プレート部分) 224 軸線方向貫通口 200´ 遮蔽プレート部分 202´ ピン要素 204´ ピン要素 220´ 軸線方向貫通口
フロントページの続き (72)発明者 アヒム・リンク ドイツ連邦共和国 シュヴァインフルト、 アムゼルシュトラーセ 46 (72)発明者 アンドレアス・オーラミュンダー ドイツ連邦共和国 シュヴァインフルト、 ノイトールシュトラーセ 27 (72)発明者 ウーヴェ・ザールミューラー ドイツ連邦共和国 ゲルターシャイム、チ ューヒ 16

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の摩擦クラッチ(10)の組立状態
    において軸線Aのまわりに同時に回転するようはずみ車
    (12)に結合され、はずみ車(12)に関して軸線方
    向へ移動できる押付けプレート(16)を含み、押付け
    プレート(16)が、はずみ車(12)に向く摩擦面
    (36)を有し、押付けプレート(16)には、隙間調
    節装置(22)と共働する作動レバー部分(30)と、
    はずみ車(12)と共働する軸線方向当接部分(32)
    とを有する少なくとも1つの隙間検知器(28)が設け
    てあり、少なくとも1つの隙間検知器(28)が、押付
    けプレート(16)に関して軸線方向へ摺動でき、好ま
    しくは、ばねの予圧によって押付けプレート(16)に
    軸線方向へ保持され、更に、プレッシャプレート構造群
    とはずみ車(12)との組立前に押付けプレート(1
    6)に関する少なくとも1つの隙間検知器(28)の摺
    動を阻止する摺動防止手段(50;160)を含む自動
    車の摩擦クラッチのためのプレッシャプレート構造群。
  2. 【請求項2】摺動防止手段(50)が、軸線方向当接部
    分(32)に対する摺動力作用を阻止することを特徴と
    する請求項1に記載のプレッシャプレート構造群。
  3. 【請求項3】摺動防止手段(50)が、遮蔽手段(5
    0)を含むことを特徴とする請求項2に記載のプレッシ
    ャプレート構造群。
  4. 【請求項4】遮蔽手段(50)が、押付けプレート(1
    6)に設けてあることを特徴とする請求項3に記載のプ
    レッシャプレート構造群。
  5. 【請求項5】遮蔽手段(50)が、軸線方向当接部分
    (32)を円周方向へ少なくとも部分的に囲むことを特
    徴とする請求項4に記載のプレッシャプレート構造群。
  6. 【請求項6】遮蔽手段(50)が、遮蔽スリーブ(4
    4)を含むことを特徴とする請求項4または5に記載の
    プレッシャプレート構造群。
  7. 【請求項7】遮蔽スリーブ(44)が、押付けプレート
    (16)に設けられ軸線方向スリーブ(32)によって
    貫通される開口(34)内に突出し、この開口において
    押付けプレート(16)に固定されていることを特徴と
    する請求項6に記載のプレッシャプレート構造群。
  8. 【請求項8】遮蔽スリーブ(44)が、所定の力を加え
    ることによって塑性的または弾性的に変形されることを
    特徴とする請求項6または7に記載のプレッシャプレー
    ト構造群。
  9. 【請求項9】遮蔽手段(50)が、好ましくは差込作用
    によって押付けプレート(16)に固定でき押付けプレ
    ート(16)に取付けた状態において軸線方向当接部分
    (32)を少なくとも部分的に囲む少なくとも1つの遮
    蔽シュー(54;92)を含むことを特徴とする請求項
    4または5に記載のプレッシャプレート構造群。
  10. 【請求項10】少なくとも1つの遮蔽シュー(92)
    が、自己分解材料(好ましくは、ワックス)からなるこ
    とを特徴とする請求項9に記載のプレッシャプレート構
    造群。
  11. 【請求項11】自己分解材料が、運転時の温度(好まし
    くは、約30℃以上)において溶融することを特徴とす
    る請求項10に記載のプレッシャプレート構造群。
  12. 【請求項12】遮蔽手段(50)が、摩擦力はめ合いに
    よってプレッシャプレート構造群(14)に保持され、
    所定の力の印加によって軸線方向へ摺動されるボルト要
    素(64;86)を含むことを特徴とする請求項3に記
    載のプレッシャプレート構造群。
  13. 【請求項13】少なくとも1つのボルト要素(64)
    が、軸線方向当接部分(32)の近傍において押付けプ
    レート(16)に取付けてあることを特徴とする請求項
    3に記載のプレッシャプレート構造群。
  14. 【請求項14】少なくとも1つのボルト要素(64)
    が、押付けプレート(16)のの板ばねリベット(6
    0)に取付けてあることを特徴とする請求項12または
    13に記載のプレッシャプレート構造群。
  15. 【請求項15】プレッシャプレート構造群(14)が、
    更に、押付けプレート(16)に空転しないよう結合さ
    れ、押付けプレート(16)に関して軸線方向へ可動で
    あり、自動車の摩擦クラッチ(10)の組立状態におい
    て半径方向外側範囲ではずみ車(50)に固定されたハ
    ウジング(18)を含み、遮蔽手段(50)が、ハウジ
    ング(18)に設けてあることを特徴とする請求項1〜
    14の内のいづれか1項に記載のプレッシャプレート構
    造群。
  16. 【請求項16】少なくとも1つのボルト(86)が、ハ
    ウジングに設けてあることを特徴とする請求項12また
    は15に記載のプレッシャプレート構造群。
  17. 【請求項17】ハウジング(18)が、はずみ車(1
    2)にハウジング(18)を固定するため、半径方向外
    側のハウジング範囲に、半径方向フランジ(74)を含
    むことを特徴とする請求項15または16に記載のプレ
    ッシャプレート構造群。
  18. 【請求項18】半径方向フランジ(74)が、遮蔽手段
    (50)の設置のため、軸線方向へ部分的に加工されて
    いることを特徴とする請求項17に記載のプレッシャプ
    レート構造群。
  19. 【請求項19】半径方向フランジ(74)には、少なく
    とも1つの軸線方向隆起(106;114)が設けてあ
    ることを特徴とする請求項18に記載のプレッシャプレ
    ート構造群。
  20. 【請求項20】半径方向フランジ(74)には、円周方
    向へ延び、端部(150)で半径方向フランジ(74)
    に結合され、第2端部範囲(148)が軸線方向へ突出
    する少なくとも1つの遮蔽トング(142,144;1
    46)が設けてあることを特徴とする請求項18に記載
    のプレッシャプレート構造群。
  21. 【請求項21】ハウジング(18)の半径方向外側部分
    には、遮蔽手段(50)を形成し軸線方向へ延びる突起
    (112)が設けてあることを特徴とする請求項15に
    記載のプレッシャプレート構造群。
  22. 【請求項22】はずみ車(12)は、遮蔽手段(10
    6;112)を受容するための凹み(110)が構成さ
    れていることを特徴とする請求項15〜20の内のいづ
    れか1項に記載のプレッシャプレート構造群。
  23. 【請求項23】遮蔽手段(114)が、半径方向外方か
    らはずみ車(12)を被うことを特徴とする請求項15
    〜21の内のいづれか1項に記載のはずみ車構造群。
  24. 【請求項24】半径方向フランジ(74)には、ハウジ
    ング(18)をはずみ車(12)に固定するねじボルト
    (78;124;132)が貫通する多数の孔(76;
    126;140)が設けてあり、ねじボルト(78;1
    24;132)が、本質的に完全に、孔(76;12
    6;140)に導入され、完全に導入された位置におい
    てねじボルト(78;124;132)を保持する手段
    (80;130;138)が設けてあることを特徴とす
    る請求項17に記載のプレッシャプレート構造群。
  25. 【請求項25】プレッシャプレート構造群(14)が、
    更に、蓄力器、特に、ダイアフラムばね(20)を含
    み、この場合、押付けプレート(16)が、蓄力器(2
    0)によって、はずみ車(12)と結合するためのハウ
    ジング(18)の側に押圧され、更に、ハウジング(1
    8)に完全に引込まれた位置に蓄力器(20)の力作用
    に抗して押付けプレート(16)を保持する予圧手段
    (116,118,120)を含むことを特徴とする請
    求項15に記載のプレッシャプレート構造群。
  26. 【請求項26】プレッシャプレート構造群(14)が、
    更に、場合によっては摩擦ライニング(70)を介して
    押付けプレート(16)の摩擦面(36)に当接し、押
    付けプレート(16)に関してクラッチディスク(6
    8)を固定するため、更に、着脱自在な固定手段(7
    2)が設けてあり、クラッチディスク(68)および、
    場合によっては、摩擦ライニング(70)が、固定手段
    (72)と共働して遮蔽手段(50)を形成することを
    特徴とする請求項1〜25の内のいづれか1項に記載の
    プレッシャプレート構造群。
  27. 【請求項27】遮蔽手段(50)が、ハウジングに配置
    された遮蔽プレート部分(200;200´;222)
    を含み、上記遮蔽プレート部分が、ハウジング(18)
    がはずみ車(12)から分離された場合、遮蔽位置に移
    動され、ハウジング(18)のはずみ車当接面から軸線
    方向へ突出して配置されて、少なくとも1つの隙間検知
    器(28)の軸線方向当接部分(32)を遮蔽し、ハウ
    ジング(18)がはずみ車(12)に結合された場合、
    軸線方向当接部分(32)が現れた摩耗を検知できる機
    能釈放位置に移動されることを特徴とする請求項15お
    よび、望ましくは、請求項1〜25の内のいづれか1項
    に記載のプレッシャプレート構造群。
  28. 【請求項28】遮蔽プレート部分(200;200´)
    が、少なくとも1つの隙間検知器(28)の両側で、好
    ましくは、円周方向へ、ハウジング(18)に軸線方向
    へ摺動自在に設置された本質的に剛なプレート部分(2
    00;200´)を含むことを特徴とする請求項27に
    記載のプレッシャプレート構造群。
  29. 【請求項29】プレート部分(200;200´)に
    は、それぞれ、周縁端の範囲に、本質的に軸線方向へ延
    び、それぞれ、ハウジング(18)の対応するピン受容
    開口(212,214)に摩擦締付はめ合いによって軸
    線方向へ摺動自在に保持された少なくとも1つのピン要
    素(202,204;202´,204´)が設けてあ
    ることを特徴とする請求項28のプレッシャプレート構
    造群。
  30. 【請求項30】少なくとも1つのピン要素(202,2
    04;202´,204´)が、各周縁端に、ノッチ付
    ピンんどを含むことを特徴とする請求項29に記載のプ
    レッシャプレート構造群。
  31. 【請求項31】少なくとも1つの隙間検知器(28)の
    ための遮蔽プレート部分(200)を取付けるために設
    けたハウジング部分には、はずみ車当接面(208)に
    関して引込んで凹み(206)が設けてあり、ハウジン
    グ(18)をはずみ車(12)に結合した際、遮蔽プレ
    ート部分(200)を上記凹み内に完全に受容できるこ
    とを特徴とする請求項30に記載のプレッシャプレート
    構造群。
  32. 【請求項32】はずみ車(12)にハウジングを結合し
    た場合、遮蔽プレート部分(202;202´;22
    2)が、はずみ車(12)に向く側で、はずみ車(1
    2)に少なくとも部分的に当接することを特徴とする請
    求項28〜31の内のいづれか1項に記載のプレッシャ
    プレート構造群。
  33. 【請求項33】摩耗検知のため、遮蔽プレート部分(2
    00)のはずみ車(12)とは逆の側(218)に軸線
    方向当接部分(32)を当接させ得ることを特徴とする
    請求項32に記載のプレッシャプレート構造群。
  34. 【請求項34】遮蔽プレート部分(200´)が、軸線
    方向当接部分(32)と本質的に軸線方向へ配列された
    軸線方向貫通口(220´)を有し、摩耗検知のため、
    軸線方向当接部分(200´)をはずみ車(12)に当
    接させ得ることを特徴とする請求項32に記載のプレッ
    シャプレート構造群。
  35. 【請求項35】遮蔽プレート部分(222)が、少なく
    とも1つの隙間検知器(28)に関して好ましくは両側
    でハウジング(18)に円周方向へ設置され、ハウジン
    グ(18)をはずみ車(12)に結合した場合、遮蔽位
    置から機能釈放位置に変形できる、好ましくは、弾性変
    形自在な弾性プレート部分(222)を含むことを特徴
    とする請求項27に記載のプレッシャプレート構造群。
  36. 【請求項36】少なくとも1つの隙間検知器(28)の
    ための弾性プレート部分(222)の設置のために設け
    たハウジング(18)の部分には、はずみ車当接面(2
    08)に関して引込んだ凹み(206)が設けてあり、
    ハウジング(18)をはずみ車(12)に結合した場
    合、弾性プレート部分(222)を上記凹みに完全に受
    容できることを特徴とする請求項35に記載のプレッシ
    ャプレート構造群。
  37. 【請求項37】弾性プレート部分(222)が、遮蔽位
    置において軸線方向当接部分(32)を本質的に弧状に
    囲み、機能釈放位置への変形後に、Mばね形状または逆
    方向へ弧状に湾曲した弾性プレートの形状を取ることを
    特徴とする請求項35または36に記載のプレッシャプ
    レート構造群。
  38. 【請求項38】弾性プレート部分(222)が、軸線方
    向当接部分(32)と軸線方向へ本質的に配列された軸
    線方向貫通口(224)を有し、摩耗検知のため、はず
    み車(12)に軸線方向当接部分を当接させ得ることを
    特徴とする請求項35〜37の内のいづれか1項に記載
    のプレッシャプレート構造群。
  39. 【請求項39】遮蔽位置では、軸線方向当接部分(3
    2)を遮蔽する遮蔽プレート部分(200;200´;
    222)の範囲が、ハウジング(18)のはずみ車当接
    面(208)に対してほぼ平行に配置されることを特徴
    とする請求項27〜38の内のいづれか1項に記載のプ
    レッシャプレート構造群。
  40. 【請求項40】軸線方向力が、100N−500N(好
    ましくは、200N−400N)の範囲にあることを特
    徴とする請求項27〜39の内のいづれか1項に記載の
    プレッシャプレート構造群。
  41. 【請求項41】摺動防止手段が、外部の摺動力が隙間検
    知器(28)に作用した場合に隙間検知器28の摺動を
    阻止するプロック手段160を含むことを特徴とする請
    求項1に記載のプレッシャプレート構造群。
  42. 【請求項42】阻止手段(160)が、摩擦面(36)
    の側の押付けプレート(12)と軸線方向当接部分(3
    2)の自由端(172)に構成された突起(170)と
    の間に導入できる阻止シュー(168)を含むことを特
    徴とする請求項41に記載のプレッシャプレート構造
    群。
  43. 【請求項43】阻止手段(160)が、軸線方向当接部
    分(32)が貫通する押付けプレート(16)の貫通口
    (34)の範囲に配置された自己分解性環状要素(17
    4)を含むことを特徴とする請求項41に記載のプレッ
    シャプレート構造群。
  44. 【請求項44】環状要素(174)が、運転時の温度
    (好ましくは、約30℃以上の温度)において溶融する
    ことを特徴とする請求項43に記載のプレッシャプレー
    ト構造群。
  45. 【請求項45】プレッシャプレート構造群(14)が、
    更に、押付けプレート(16)に空転しないよう結合さ
    れ押付けプレート(16)に関して軸線方向へ可動なハ
    ウジング(18)を含むことを特徴とする請求項41に
    記載のプレッシャプレート構造群。
  46. 【請求項46】阻止手段(160)が、ハウジング(1
    8)に保持されハウジング(18)に関して隙間検知器
    (28)を軸線方向へ固定する阻止ピン(162)を含
    むことを特徴とする請求項45に記載のプレッシャプレ
    ート構造群。
  47. 【請求項47】阻止ピン(162)が、締付はめ合い作
    用によってハウジング(18)に固定され、ハウジング
    に関して軸線方向の所定力の作用によって、隙間検知器
    (28)の釈放のために移動させ得ることを特徴とする
    請求項46に記載のプレッシャプレート構造群。
  48. 【請求項48】プレッシャプレート(14)が、更に、
    ハウジング(18)に関して押付けプレート(16)を
    予圧する蓄力器(20)、特に、ダイヤフラムスばね
    (20)を含み、蓄力器(20)が、半径方向外方へ突
    出して、自動車の摩擦クラッチ(10)の非統合状態で
    は隙間検知器(28)に作用し軸線方向へ移動しないよ
    う上記隙間検知器を確保する阻止突起(166)を有す
    ることを特徴とする請求項45に記載のプレッシャプレ
    ート構造群。
  49. 【請求項49】阻止突起(166)が、作動レバー部分
    (30)と軸線方向当接部分(32)との結合範囲にお
    いて隙間検知器(28)に作用することを特徴とする請
    求項48に記載のプレッシャプレート構造群。
  50. 【請求項50】阻止突起(166)が、蓄力器(20)
    に取付けることができ、好ましくは、差込むことがで
    き、自動車の摩擦クラッチの統合後、選択的に、蓄力器
    (20)から除去できるか、上記蓄力器に残置できるこ
    とを特徴とする請求項48または49に記載のプレッシ
    ャプレート構造群。
  51. 【請求項51】プレッシャプレート構造群(14)とは
    ずみ車(12)との統合前に、押付けプレート(16)
    に設けた隙間検知器(28)の摺動を阻止するための、
    プレッシャプレート構造群(14)の摺動防止手段(5
    0;160)において、該摺動防止手段(50;16
    0)が、隙間検知器(28)に対する摺動力の作用を阻
    止する手段(50)および隙間検知器(28)或いはそ
    れらの内のいづれかに摺動力が作用した際に隙間検知器
    (28)の摺動を阻止する手段(160)を含む、請求
    項1〜50の内のいづれか1項に記載のプレッシャプレ
    ート構造群を有することを特徴とする摺動防止手段。
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