JPH09317591A - 自動二輪車用2サイクルディーゼルエンジン - Google Patents

自動二輪車用2サイクルディーゼルエンジン

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JPH09317591A
JPH09317591A JP8138562A JP13856296A JPH09317591A JP H09317591 A JPH09317591 A JP H09317591A JP 8138562 A JP8138562 A JP 8138562A JP 13856296 A JP13856296 A JP 13856296A JP H09317591 A JPH09317591 A JP H09317591A
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JP
Japan
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fuel injection
injection pump
fuel
diesel engine
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP8138562A
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English (en)
Inventor
Masahiko Hirano
雅彦 平野
Hiroshi Hasegawa
弘 長谷川
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09317591A publication Critical patent/JPH09317591A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率的な燃料配管が可能であって、燃料噴射
ポンプが他部品のレイアウトに制約を与えることのない
自動二輪車用2サイクルディーゼルエンジンを提供する
こと。 【構成】 カム軸44によって駆動される燃料噴射ポン
プ42を備える自動二輪車用2サイクルディーゼルエン
ジン10において、前記カム軸44をクランク軸21と
は別軸としてクランク軸21の前方斜め上方に配置する
とともに、前記燃料噴射ポンプ42を車体幅中心線に対
して略平行に前傾状態で配置する。本発明によれば、燃
料噴射ポンプ42の燃料吐出口42cが燃料噴射ノズル
24に近づくため、両者を連結する燃料配管が短縮さ
れ、高い配管効率が得られる。又、燃料噴射ポンプ42
が自動二輪車の車体幅中心線に対して略平行に前傾状態
で配置されるため、該燃料噴射ポンプ42が吸気系部品
や車体フレーム等の他部品に干渉することがなく、従っ
て、燃料噴射ポンプ42が他部品のレイアウトに制約を
与えることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カム軸によって駆
動される燃料噴射ポンプを備える自動二輪車用2サイク
ルディーゼルエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射ポンプを備える2サイクルディ
ーゼルエンジンにおいては、燃料噴射ポンプはガソリン
エンジンに用いられるインジェクタのような低圧で燃料
を噴射するものに比して大型であり、通常はエンジン本
体の側方に配置されるため、斯かる2サイクルディーゼ
ルエンジンを搭載する自動二輪車においては、燃料噴射
ポンプを車体やライダーとの干渉を避けて配置する必要
がある。
【0003】又、燃料タンクから燃料噴射ポンプに至る
燃料配管と燃料噴射ポンプから燃料噴射ノズルに至る燃
料配管の長さは燃料噴射ポンプの配置によって決まるた
め、燃料噴射ポンプは燃料配管の長さを最短として高い
配管効率が得られるよう配置されるべきである。
【0004】そこで、本出願人は、ドライブ軸又はクラ
ンク軸をカム駆動軸とし、燃料噴射ポンプを略垂直に配
置した自動二輪車用2サイクルディーゼルエンジンを先
に提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案に係る自動二輪車用2サイクルディーゼルエンジンに
あっては、燃料噴射ポンプの吐出口と燃料噴射ノズルが
大きく離れているために両者を連結する燃料配管が長く
なり、必ずしも高い配管効率が得られなかった。
【0006】又、燃料噴射ポンプは吸気マニホールド通
路を遮る位置やクラッチの近傍に配置されていたため、
吸気系部品の配置やクラッチワイヤーの配線等に制約を
受けるという問題もあった。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、効率的な燃料配管が可能であ
って、燃料噴射ポンプが他部品のレイアウトに制約を与
えることのない自動二輪車用2サイクルディーゼルエン
ジンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、カム軸によって駆動される燃料噴射ポン
プを備える自動二輪車用2サイクルディーゼルエンジン
において、前記カム軸をクランク軸とは別軸としてクラ
ンク軸の前方斜め上方に配置するとともに、前記燃料噴
射ポンプを車体幅中心線に対して略平行に前傾状態で配
置したことを特徴とする。
【0009】従って、本発明によれば、燃料噴射ポンプ
の吐出口が燃料噴射ノズルに近づくため、両者を連結す
る燃料配管が短縮され、高い配管効率が得られる。
【0010】又、燃料噴射ポンプが自動二輪車の車体幅
中心線に対して略平行に前傾状態で配置されるため、該
燃料噴射ポンプが吸気系部品や車体フレーム等の他部品
に干渉することがなく、従って、燃料噴射ポンプが他部
品のレイアウトに制約を与えることがない。
【0011】更に、燃料噴射ポンプはクラッチから大き
く離れて配置されるため、クラッチワイヤーの配線が効
率良く行われるとともに、燃料噴射ポンプとライダーの
足との干渉が防がれる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明に係る2サイクルディーゼル
エンジンを搭載した自動二輪車の側面図、図2は同自動
二輪車における燃料噴射ポンプの配置を示す部分平面
図、図3は2サイクルディーゼルエンジンの破断正面
図、図4は同2サイクルディーゼルエンジンのカバーを
取り外した状態を示す側面図、図5は図3のA−A線に
沿う破断面図、図6及び図7はガバナーの作用説明図で
ある。
【0014】先ず、図1に示す自動二輪車1の概略構成
を説明すると、図中、2は車体前方上部に位置するヘッ
ドパイプであって、該ヘッドパイプ2内に回動自在に挿
通する不図示のステアリング軸の上端にはハンドル3が
結着されている。又、ステアリング軸にはフロントフォ
ーク4の上部が取り付けられており、該フロントフォー
ク4の下端部には前輪5が回転自在に軸支されている。
【0015】又、上記ヘッドパイプ2の車体後方には燃
料タンク6とシート7が順次配されており、ヘッドパイ
プ2から下方へ延出するダウンチューブ8と燃料タンク
6とで囲まれる空間内には本発明に係る2サイクルディ
ーゼルエンジン10が配置されている。尚、2サイクル
ディーゼルエンジン10の排気系から下方へ導出する排
気管11は車体後方に向かって折り曲げられ、その後端
部には排気マフラー12が接続されている。又、2サイ
クルディーゼルエンジン10の前方の前記ダウンチュー
ブ8にはラジエータ13が取り付けられている。
【0016】ところで、前記ヘッドパイプ2から車体後
方へ延出するメインフレーム9(図2参照)の前記ダウ
ンチューブ8との接続部近傍には不図示のリヤアームブ
ラケットが結着されており、このリヤアームブラケット
にはリヤアーム14の前端部が上下に揺動自在に枢着さ
れている。そして、リヤアーム14の後端部には後輪1
5が回転自在に軸支されており、該後輪15とリヤアー
ム14とはリヤクッション16によって車体側に懸架さ
れている。
【0017】ここで、本発明に係る2サイクルディーゼ
ルエンジン10の構成の詳細を図3乃至図5に基づいて
説明する。
【0018】本実施の形態に係る2サイクルディーゼル
エンジン10はクランク室圧縮式であって、前傾のシリ
ンダボディ17には、図3及び図5示すように、シリン
ダ18が形成されており、該シリンダ18内にはピスト
ン19が摺動自在に嵌装されている。そして、このピス
トン19はコンロッド20を介してクランク軸21に連
結されている。
【0019】上記シリンダボディ17の上部にはシリン
ダヘッド22が被着されており、図5に示すように、該
シリンダヘッド22の頂部にはグロープラグ23と燃料
噴射ポンプ24が取り付けられている。そして、燃料噴
射ポンンプ24の先部はシリンダヘッド22に形成され
た副燃焼室25に臨んでいる。尚、図5において、2
6,27は冷却水通路である。
【0020】又、シリンダボディ17の下部にはクラン
クケースとミッションケースを一体化して成るエンジン
ケース28が取り付けられており、図3に示すように、
該エンジンケース28には前記クランク軸21がベアリ
ング29によって回転自在に支承されている。
【0021】ところで、図5に示すように、シリンダボ
ディ17には掃気通路30と排気通路31が形成されて
おり、排気通路31には前記排気管11(図1参照)が
接続されている。
【0022】又、前記エンジンケース28の上部には吸
気通路32が形成されており、該吸気通路32にはリー
ド弁33が設けられている。そして、この吸気通路32
には図1に示す吸気管34が接続されており、該吸気管
34は不図示のエアクリーナに接続されている。
【0023】一方、図2に示すように、前記エンジンケ
ース28には入力軸35と出力軸36がクランク軸21
と平行に回転自在に配されており、クランク軸21の回
転はギヤ37,38を経て減速され、クラッチ39を介
して入力軸35に伝達され、更に不図示の変速ギヤを経
て変速されて出力軸36に伝達され、出力軸36の端部
に結着されたスプロケット40及び不図示のチェーンを
介して図1に示す後輪15に伝達される。
【0024】ところで、図3及び図4に示すように、エ
ンジンケース28の側部にはハウジング41が取り付け
られており、該ハウジング41には燃料噴射ポンプ42
が自動二輪車1の車体幅中心線に対して略平行に(図2
参照)前傾状態で取り付けられている(図1及び図4参
照)。そして、図3に示すように、エンジンケース28
とハウジング41のカバー41a間であって、クランク
軸21の上方にはガバナー軸43が、同クランク軸21
の前方斜め上方にはカム軸44がそれぞれ互いに平行
に、且つ、回転自在に配されている(図4参照)。尚、
燃料噴射ポンプ42の頂部には、図4に示すように、燃
料吸入口42bと燃料吐出口42cが設けられており、
燃料吸入口42bは不図示の燃料配管によって前記燃料
タンク6に接続されており、図2に示すように、2つの
燃料吐出口42cはダウンチューブ8の後方近傍を通る
燃料配管100によって前記燃料噴射ノズル24に接続
されている。尚、図2及び図3において、100aは燃
料合流器である。
【0025】そして、上記カム軸44には前記ギヤ37
に噛合する大径のギヤ45が結着されており、クランク
軸21の回転はギヤ37,45によって1/2に減速さ
れてカム軸44に伝達される。又、ガバナー軸43には
小径のギヤ46が結着されており、該ギヤ46はカム軸
44に結着された大径のギヤ47に噛合しており、カム
軸44の回転はギヤ47,46を介して2倍に増速され
てガバナー軸43に伝達される。
【0026】而して、上記カム軸44には、図4に示す
ようにカム48が一体に形成されており、該カム47の
外周面(カム面)には前記燃料噴射ポンプ42のプラン
ジャ42aが当接している。又、図3に示すように、カ
ム軸44には燃料噴射時期を制御するための進角装置
(タイマー)49が設けられている。
【0027】他方、前記ガバナー軸43上には燃料噴射
量調整用のガバナー50が設けられているが、このガバ
ナー50の構成の詳細を図6に基づいて説明する。
【0028】即ち ガバナー50においては、ガバナー
軸43にウェイトホルダー51が結着されるとともに、
スライディングブロック52が摺動自在に保持されてお
り、ウェイトホルダー51には遠心力によって各軸53
を中心に回動する複数のウェイト54が設けられてい
る。そして、各ウェイト54の先端爪部分は図示のよう
に前記スライディングブロック52の端面に当接してい
る。
【0029】一方、前記ハウジング41の下部にはサポ
ーティングレバー55が軸56によって回動自在に枢着
されており、該サポーティングレバー55にはフローテ
ィングレバー57の下端が軸58によって連結されてい
る。このフローティングレバー57の下端は前記スライ
ディングブロック52の他端面に当接しており、その中
間部には長孔57aが形成され、上端には切欠き状の溝
57bが形成されている。
【0030】そして、上記フローティングレバー57の
長孔57aには、軸59を中心に回回動するアクセルレ
バー60の他端がピン61を介して摺動自在に嵌合して
おり、同フローティングレバー57の上端に形成された
前記溝57bには、燃料噴射ポンプ42に設けられたポ
ンプラック62に突設されたピン63が係合している。
尚、前記アクセルレバー60には、図1に示すハンドル
3に設けられたスロットルグリップ3aから導出するス
ロットルワイヤー64(図4参照)が連結されている。
【0031】次に、本実施の形態に係る2サイクルディ
ーゼルエンジン10の作用を説明する。
【0032】当該2サイクルディーゼルエンジン10が
駆動されると、そのクランク軸21の回転は前述のよう
にギヤ37,45を経て1/2に減速されてカム軸44
に伝達され、該カム軸44の回転はギヤ47,46を経
て2倍に増速されてガバナー軸43に伝達され、カム軸
44とガバナー軸43がそれぞれ所定の速度で回転駆動
される。
【0033】而して、カム軸44が回転すると、該カム
軸44に一体に形成されたカム48によって燃料噴射ポ
ンプ42のプランジャ42aが駆動されて所定量の高圧
燃料が燃料配管100を経て前記燃料噴射ノズル24に
供給され、該燃料噴射ノズル24から所定量の燃料が適
当なタイミングで副燃焼室25に噴射されて燃焼に供さ
れる。
【0034】又、前述のようにガバナー軸43が回転す
ると、該ガバナー軸43に結着された前記ウェイトホル
ダー51とこれに保持されたウェイト54が一体的に回
転し、ウェイト54に作用する遠心力によって該ウェイ
ト54が軸53を中心として径方向外方(図5の矢印方
向)に回動し、その先端爪部でスライディングブロック
52を押してこれを図6の矢印方向に摺動せしめる。す
ると、スライディングブロック52はフローティングレ
バー57の下端を同方向に押すため、該フローティング
レバー57はピン63を介して燃焼噴射ポンプ42のポ
ンプラック62を図6の矢印方向に移動せしめ、これに
よって燃料噴射ポンプ42による燃料噴射量が絞られ、
クランク軸21の回転速度が下がる。
【0035】上述のようにクランク軸21の回転速度が
下がると、ガバナー軸43の回転も同様に下がるために
ウェイト54に作用する遠心力が小さくなって該ウェイ
ト54が逆方向に回動し、スライディングブロック52
は不図示の付勢手段によってガバナー軸43上を逆方向
に摺動するために燃料噴射ポンプ42のポンプラック6
2がフローティングレバー57によって逆方向に移動
し、これによって燃料噴射ポンプ42による燃料噴射量
が増量されてクランク軸21の回転速度が高められる。
【0036】而して、クランク軸21の回転と燃料噴射
量との関係がバランスするまで以上の動作が繰り返さ
れ、燃料噴射量がクランク軸21の回転速度に応じて自
動的に調整される。尚、図1に示すハンドル3に設けら
れたスロットルグリップ3aを用いてスロットル操作が
なされると、スロットルワイヤー64を介してアクセル
レバー60が軸59を中心として回転せしめられてポン
プラック62が駆動され、これによって燃料噴射量が増
減される。
【0037】ところで、クランク軸21の回転速度が低
いアイドリング時においては、図6に示すようにフロー
ティングレバー57のレバー比L1 :L2 が約1:1に
設定されるため、小さい力(ウェイト推力)でポンプラ
ック62を作動させることができる。又、クランク軸2
1の回転速度が高い高速時においては、図7に示すよう
にフローティングレバー57のレバー比L1 :L2 が約
2:1に設定されるため、ポンプラック62を小さなス
トロークで作動させることができる。
【0038】以上において、本実施の形態においては、
カム軸44をクランク軸21とは別軸としてクランク軸
21の前方斜め上方に配置するとともに、燃料噴射ポン
プ42を車体幅中心線に対して略平行に前傾状態で配置
したため、図4に示すように燃料吐出口42cが燃料噴
射ノズル24に近づき、従って、両者を連結する燃料配
管100が短縮され、高い配管効率が得られる。
【0039】又、上述のように燃料噴射ポンプ42が自
動二輪車1の車体幅中心線に対して略平行に前傾状態で
配置されるため、該燃料噴射ポンプ42が吸気管34等
の吸気系部品や車体フレーム等の他部品に干渉すること
がなく、従って、燃料噴射ポンプ42が他部品のレイア
ウトに制約を与えることがない。
【0040】更に、燃料噴射ポンプ42はクラッチ39
から大きく離れて配置されるため、不図示のクラッチワ
イヤーの配線が効率良く行われるとともに、燃料噴射ポ
ンプ42とライダーの足との干渉が防がれる。
【0041】その他、本実施の形態では、ガバナー軸4
3とカム軸44とを別軸としたため、ガバナー50の作
用力(ウェイト推力)は燃料噴射ポンプ42のプランジ
ャ42aが当接するカムの外周面(カム面)には作用せ
ず、この結果、ガバナー50の作動特性が安定化すると
ともに、プランジャ42aにカム面との摩擦力による横
力が発生せず、該プランジャ42aの摩耗が抑えられて
燃料噴射ポンプ42の耐久性向上が図られる。
【0042】又、ガバナー軸43にはカム軸44の回転
がギヤ47,46によって増速されて伝達されるため、
所要の遠心力を確保するためのウェイト54の大きさを
小さく抑えることができ、この結果、2サイクルディー
ゼルエンジン10の小型・コンパクト化を図ることがで
きる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、燃料噴射ポンプの吐出口が燃料噴射ノズルに近
づくため、両者を連結する燃料配管が短縮され、高い配
管効率が得られる。
【0044】又、燃料噴射ポンプが自動二輪車の車体幅
中心線に対して略平行に前傾状態で配置されるため、該
燃料噴射ポンプが吸気系部品や車体フレーム等の他部品
に干渉することがなく、従って、燃料噴射ポンプが他部
品のレイアウトに制約を与えることがない。
【0045】更に、燃料噴射ポンプはクラッチから大き
く離れて配置されるため、クラッチワイヤーの配線が効
率良く行われるとともに、燃料噴射ポンプとライダーの
足との干渉が防がれるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2サイクルディーゼルエンジンを
搭載した自動二輪車の側面図である。
【図2】本発明に係る2サイクルディーゼルエンジンを
搭載した自動二輪車における燃料噴射ポンプの配置を示
す部分平面図である。
【図3】本発明に係る2サイクルディーゼルエンジンの
破断正面図である。
【図4】本発明に係る2サイクルディーゼルエンジンの
カバーを取り外した状態を示す側面図である。
【図5】図3のA−A線に沿う破断面図である。
【図6】アイドリング時のガバナーの作用説明図であ
る。
【図7】高速回転時のガバナーの作用説明図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 10 自動二輪車用2サイクルディーゼルエンジン 21 クランク軸 42 燃料噴射ポンプ 44 カム軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カム軸によって駆動される燃料噴射ポン
    プを備える自動二輪車用2サイクルディーゼルエンジン
    において、 前記カム軸をクランク軸とは別軸としてクランク軸の前
    方斜め上方に配置するとともに、前記燃料噴射ポンプを
    車体幅中心線に対して略平行に前傾状態で配置したこと
    を特徴とする自動二輪車用2サイクルディーゼルエンジ
    ン。
JP8138562A 1996-05-31 1996-05-31 自動二輪車用2サイクルディーゼルエンジン Pending JPH09317591A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8138562A JPH09317591A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 自動二輪車用2サイクルディーゼルエンジン

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JP8138562A JPH09317591A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 自動二輪車用2サイクルディーゼルエンジン

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT414015B (de) * 2004-05-17 2006-08-15 Avl List Gmbh Motorrad

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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AT414015B (de) * 2004-05-17 2006-08-15 Avl List Gmbh Motorrad

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040317