JPH09316915A - フロントローダの姿勢制御装置 - Google Patents
フロントローダの姿勢制御装置Info
- Publication number
- JPH09316915A JPH09316915A JP13531696A JP13531696A JPH09316915A JP H09316915 A JPH09316915 A JP H09316915A JP 13531696 A JP13531696 A JP 13531696A JP 13531696 A JP13531696 A JP 13531696A JP H09316915 A JPH09316915 A JP H09316915A
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- JP
- Japan
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- bucket
- valve
- boom
- control valve
- cylinder
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- Pending
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- Operation Control Of Excavators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バケットのダンプ動作時のショックを抑え、
土こぼれを防止する。 【解決手段】 ブーム上昇時のバケットのダンプ作動時
の油ショックを逃がす逃し路18Cを制御弁装置14に
備えている。
土こぼれを防止する。 【解決手段】 ブーム上昇時のバケットのダンプ作動時
の油ショックを逃がす逃し路18Cを制御弁装置14に
備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロントローダの
姿勢制御装置に関する。
姿勢制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示しているように、土砂、堆肥等
の積込み、積降ろし、運搬等の作業を行うフロントロー
ダ1は、前輪2と後輪3を備え、ハンドル4と運転席5
からなる操縦部を有するトラクタ6に着脱自在に装着し
て構成されている。このローダ1は、トラクタ車体7の
腹部に左右一対の取付台8を設け、この取付台8のそれ
ぞれにマスト9を装着し、バケット10を先端に有する
ブーム11をマスト9に枢支させ、ブームシリンダ12
の伸縮動作でブーム11を昇降させるとともにバケット
シリンダ13の伸縮動作でバケット10をスクイ動作お
よびダンプ動作可能としており、前記両シリンダ12,
13は、操縦部に備えた制御弁装置14によって姿勢制
御するようにされている。
の積込み、積降ろし、運搬等の作業を行うフロントロー
ダ1は、前輪2と後輪3を備え、ハンドル4と運転席5
からなる操縦部を有するトラクタ6に着脱自在に装着し
て構成されている。このローダ1は、トラクタ車体7の
腹部に左右一対の取付台8を設け、この取付台8のそれ
ぞれにマスト9を装着し、バケット10を先端に有する
ブーム11をマスト9に枢支させ、ブームシリンダ12
の伸縮動作でブーム11を昇降させるとともにバケット
シリンダ13の伸縮動作でバケット10をスクイ動作お
よびダンプ動作可能としており、前記両シリンダ12,
13は、操縦部に備えた制御弁装置14によって姿勢制
御するようにされている。
【0003】なお、図4において、符号15はブレイス
を示している。
を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の制御弁装置14
においては、バケット10をスクイ動作したときには、
イン・アウトの双方にインチング溝を設けており、ダン
プ動作のときはイン側のみにインチング溝を形成してい
た。これは、制御弁装置14におけるスプール(プラン
ジャ)の弁幅が狭いからであった。
においては、バケット10をスクイ動作したときには、
イン・アウトの双方にインチング溝を設けており、ダン
プ動作のときはイン側のみにインチング溝を形成してい
た。これは、制御弁装置14におけるスプール(プラン
ジャ)の弁幅が狭いからであった。
【0005】従って、ブーム11を上昇時にバケット1
0の姿勢制御する際、バケットダンプ側は再生回路にな
っていて高圧油が急激に流れ、油ショックが発生し、バ
ケット10からの土こぼれが生じ、これは油の流量が多
くなる程ショックが発生することから、適正な姿勢制御
が困難となっていた。そこで本発明では、制御弁装置1
4に細工を施すことによって、バケットダンプ動作時の
油ショックを少なくして土こぼれ等を防止しようとする
ものである。
0の姿勢制御する際、バケットダンプ側は再生回路にな
っていて高圧油が急激に流れ、油ショックが発生し、バ
ケット10からの土こぼれが生じ、これは油の流量が多
くなる程ショックが発生することから、適正な姿勢制御
が困難となっていた。そこで本発明では、制御弁装置1
4に細工を施すことによって、バケットダンプ動作時の
油ショックを少なくして土こぼれ等を防止しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、バケット10
を有するブーム11を昇降するためのブームシリンダ1
2と、前記バケット10をスクイ動作およびダンプ動作
するためのバケットシリンダ13と、前記両シリンダ1
2,13を制御する制御弁装置14と、を備えているフ
ロントローダの姿勢制御装置において、前述の目的を達
成するために、次の技術的手段を講じている。
を有するブーム11を昇降するためのブームシリンダ1
2と、前記バケット10をスクイ動作およびダンプ動作
するためのバケットシリンダ13と、前記両シリンダ1
2,13を制御する制御弁装置14と、を備えているフ
ロントローダの姿勢制御装置において、前述の目的を達
成するために、次の技術的手段を講じている。
【0007】すなわち、本発明は、ブーム上昇時のバケ
ット10のダンプ作動時の油ショックを逃がす逃し路1
8Cを制御弁装置14に備えていることを特徴とするも
のであり、前記逃し路18Cが制御弁装置14の弁体1
8又は弁箱16に形成されているのである。以上の構成
を採用したことにより、ブーム上昇時のバケット10の
姿勢制御する際、バケットダンプ側は再生回路になって
いて高圧油が急激に流れショックが発生しようとしても
逃し路(18C)によってショック発生を防止するので
ある。
ット10のダンプ作動時の油ショックを逃がす逃し路1
8Cを制御弁装置14に備えていることを特徴とするも
のであり、前記逃し路18Cが制御弁装置14の弁体1
8又は弁箱16に形成されているのである。以上の構成
を採用したことにより、ブーム上昇時のバケット10の
姿勢制御する際、バケットダンプ側は再生回路になって
いて高圧油が急激に流れショックが発生しようとしても
逃し路(18C)によってショック発生を防止するので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明すると、本発明は図4に示したフロ
ントローダ1の姿勢制御装置であり、制御弁装置14
は、タンクポートT、ポンプポートPおよびポートブロ
ックPBを有する弁箱(ケーシング)16に、再生回路
を形成していて、4位置切換用のブームシリンダ12用
のスプール弁17とバケットシリンダ13用の3位置切
換形のスプール弁18を並設している。
て図を参照して説明すると、本発明は図4に示したフロ
ントローダ1の姿勢制御装置であり、制御弁装置14
は、タンクポートT、ポンプポートPおよびポートブロ
ックPBを有する弁箱(ケーシング)16に、再生回路
を形成していて、4位置切換用のブームシリンダ12用
のスプール弁17とバケットシリンダ13用の3位置切
換形のスプール弁18を並設している。
【0009】図1(1)はダンプ動作時の制御弁装置1
4を示し、図2はニュートラル(Neutral)時の
制御弁装置14を示し、図3はロールバック(Roll
−back)時の制御弁装置14を示している。図1
(2)(3)(4)において、スプール弁18の弁部1
8Aには、バケット10をスクイ側に動作したときのイ
ン・アウト側の双方(図ではアウト側を示す)にインチ
ング溝(逃し路)18Bを対向配置で形成しているが、
ダンプ動作時のみにインチング溝(図示せず)を形成す
るのではなく、スクイ側のアウト側にも逃し路18Cを
形成したのである。
4を示し、図2はニュートラル(Neutral)時の
制御弁装置14を示し、図3はロールバック(Roll
−back)時の制御弁装置14を示している。図1
(2)(3)(4)において、スプール弁18の弁部1
8Aには、バケット10をスクイ側に動作したときのイ
ン・アウト側の双方(図ではアウト側を示す)にインチ
ング溝(逃し路)18Bを対向配置で形成しているが、
ダンプ動作時のみにインチング溝(図示せず)を形成す
るのではなく、スクイ側のアウト側にも逃し路18Cを
形成したのである。
【0010】すなわち、ブーム上昇時のバケット10の
姿勢制御する際、バケットダンプ側は再生回路になって
いて高圧油が急激に流れ、ショックが生じることから、
逃し路18Cを形成してバケットダンプ作動時のショッ
クをなくし、スムーズな動きにより土こぼれ等をなくし
たのである。図1(2)では逃し路18Cをインチング
溝18Bに対して90°位相をずらして反対側に切欠溝
として形成したものであり、図1(3)では弁箱16に
切欠溝として形成したものであり、図1(4)では孔と
して形成したものをそれぞれ示している。
姿勢制御する際、バケットダンプ側は再生回路になって
いて高圧油が急激に流れ、ショックが生じることから、
逃し路18Cを形成してバケットダンプ作動時のショッ
クをなくし、スムーズな動きにより土こぼれ等をなくし
たのである。図1(2)では逃し路18Cをインチング
溝18Bに対して90°位相をずらして反対側に切欠溝
として形成したものであり、図1(3)では弁箱16に
切欠溝として形成したものであり、図1(4)では孔と
して形成したものをそれぞれ示している。
【0011】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、急激
な油の流れがなくなり、バケットダンプ作動時のショッ
クを抑え、スムーズな動きにできて土こぼれ等を確実に
防止できる。
な油の流れがなくなり、バケットダンプ作動時のショッ
クを抑え、スムーズな動きにできて土こぼれ等を確実に
防止できる。
【図1】ダンプ時の制御弁装置の構成と要約を示してお
り、(1)は全体構成図、(2)は第1実施例の要部を
示す正面図と断面図、(3)は第2実施例の要部を示す
正面図と断面図、(4)は第3実施例の要部を示す正面
図と断面図である。
り、(1)は全体構成図、(2)は第1実施例の要部を
示す正面図と断面図、(3)は第2実施例の要部を示す
正面図と断面図、(4)は第3実施例の要部を示す正面
図と断面図である。
【図2】ニュートラル時の制御弁装置の構成図である。
【図3】ロールバック時の制御弁装置の構成図である。
【図4】フロントローダの側面図である。
1 フロントローダ 10 バケット 11 ブーム 12 ブームシリンダ 13 バケットシリンダ 14 制御弁装置 18C 逃し路
Claims (2)
- 【請求項1】 バケット(10)を有するブーム(1
1)を昇降するためのブームシリンダ(12)と、前記
バケット(10)をスクイ動作およびダンプ動作するた
めのバケットシリンダ(13)と、前記両シリンダ(1
2)(13)を制御する制御弁装置(14)と、を備え
ているフロントローダの姿勢制御装置において、 ブーム上昇時のバケット(10)のダンプ作動時の油シ
ョックを逃がす逃し路(18C)を制御弁装置(14)
に備えていることを特徴とするフロントローダの姿勢制
御装置。 - 【請求項2】 逃し路(18C)が制御弁装置(14)
の弁体(18)又は弁箱(16)に形成されていること
を特徴とする請求項1に記載のフロントローダの姿勢制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13531696A JPH09316915A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | フロントローダの姿勢制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13531696A JPH09316915A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | フロントローダの姿勢制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09316915A true JPH09316915A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15148901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13531696A Pending JPH09316915A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | フロントローダの姿勢制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09316915A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6871575B2 (en) | 2003-03-19 | 2005-03-29 | Kubota Corporation | Hydraulic control apparatus for controlling hydraulic cylinder for implement |
CN106092237A (zh) * | 2016-07-12 | 2016-11-09 | 新疆金牛能源物联网科技股份有限公司 | 多斗式翻斗计量装置 |
-
1996
- 1996-05-29 JP JP13531696A patent/JPH09316915A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6871575B2 (en) | 2003-03-19 | 2005-03-29 | Kubota Corporation | Hydraulic control apparatus for controlling hydraulic cylinder for implement |
CN106092237A (zh) * | 2016-07-12 | 2016-11-09 | 新疆金牛能源物联网科技股份有限公司 | 多斗式翻斗计量装置 |
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