JPH09316129A - 樹脂組成物、及び、樹脂 - Google Patents

樹脂組成物、及び、樹脂

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JPH09316129A
JPH09316129A JP8131881A JP13188196A JPH09316129A JP H09316129 A JPH09316129 A JP H09316129A JP 8131881 A JP8131881 A JP 8131881A JP 13188196 A JP13188196 A JP 13188196A JP H09316129 A JPH09316129 A JP H09316129A
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JP
Japan
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bis
compound
resin
meth
benzene
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Application number
JP8131881A
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English (en)
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Masataka Nakamura
正孝 中村
Koichiro Oka
紘一郎 岡
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPH09316129A publication Critical patent/JPH09316129A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F220/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F220/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
    • C08F220/10Esters
    • C08F220/38Esters containing sulfur

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高靭性で、かつ、高屈折率を有する樹脂となる
樹脂組成物を提供する。 【解決手段】分子内に1個以上のメルカプト基を有する
化合物を5重量%以上含有し、かつ分子内に2個以上の
(メタ)アクリロイルチオ基および1個以上の芳香環を
有する化合物を含有することを特徴とする樹脂組成物と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高靭性および高屈折
率を有する樹脂となる樹脂組成物に関し、特に、矯正用
レンズ、サングラスレンズ、ファッションレンズ、カメ
ラ用レンズ、光学装置用レンズ、プリズムなどプラスチ
ックレンズに代表される光学用途に好ましく用いられる
樹脂組成物、及び、樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックレンズの永遠の目標は“よ
り薄くより軽く”である。そのためには高屈折率の樹脂
が素材として好ましい。高屈折率を実現するためには、
硫黄原子や芳香環を分子中に有するモノマを用いること
が有効である。そのようなモノマとして一般に用いられ
ているものとしては、大きく分けてラジカル重合性官能
基によって重合するものと、イソシアネート基とメルカ
プト基の反応によって重合するものの2種類がある。前
者はモノマを1液型で使用できるのに対し、後者はモノ
マが2液型になるため、プラスチックレンズの製造の容
易さという点では前者が優れている。前者に属するモノ
マとしては多くのものが知られているが、例えば特開昭
63−316766号公報、特開昭63−162671
号公報、特開昭63−188660号公報および特開平
1−26613号公報に記載のものが例として挙げられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ラジカ
ル重合性官能基によって重合するタイプのモノマから得
られる樹脂は、イソシアネート基とメルカプト基の反応
によって重合するタイプのモノマから得られる樹脂と比
べると、一般に靭性が低いために割れやすく、例えばド
リルによる穴開け加工が難しいという欠点があった。
【0004】加工性を向上させるため、可塑剤の添加や
単官能性モノマの含有率を上げるなどの手法が検討され
た。しかし、これらの方法は、樹脂の靭性を向上させる
ことが可能であったが、かかる手法により得られる樹脂
は屈折率が大きく低下するという欠点があった。
【0005】本発明は、1液型のモノマ、つまり、ラジ
カル重合性官能基によって重合するタイプのモノマか
ら、高靭性で、かつ、高屈折率を有する樹脂を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決するため鋭意検討を進めた結果、分子内に1個以
上のメルカプト基を有する化合物と分子内に2個以上の
(メタ)アクリロイルチオ基および1個以上の芳香環を
有する化合物を所定の割合で含有することにより、高靭
性で、かつ、高屈折率を有する樹脂となる樹脂組成物が
得られることを見出だし、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明は、分子内に1個以上の
メルカプト基を有する化合物を5重量%以上含有し、か
つ、分子内に2個以上の(メタ)アクリロイルチオ基お
よび1個以上の芳香環を有する化合物を含有することを
特徴とする樹脂組成物、および、樹脂である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明において、分子内に2個以上の(メ
タ)アクリロイルチオ基および1個以上の芳香環を有す
る化合物としては、1,4−ベンゼンジチオール、1,
3−ベンゼンジチオール、1,2−ベンゼンジチオー
ル、4−t−ブチル−1,2−ベンゼンジチオール、
1,2−ビス(メルカプトメチレン)ベンゼン、1,3
−ビス(メルカプトメチレン)ベンゼン、1,4−ビス
(メルカプトメチレン)ベンゼン、1,2−ビス(メル
カプトエチレン)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプト
エチレン)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトエチレ
ン)ベンゼン、1,2−ビス(メルカプトプロピレン)
ベンゼン、1,3−ビス(メルカプトプロピレン)ベン
ゼン、1,4−ビス(メルカプトプロピレン)ベンゼ
ン、1,2−ビス(メルカプトメチレンチオ)ベンゼ
ン、1,3−ビス(メルカプトメチレンチオ)ベンゼ
ン、1,4−ビス(メルカプトメチレンチオ)ベンゼ
ン、1,2−ビス(メルカプトエチレンチオ)ベンゼ
ン、1,3−ビス(メルカプトエチレンチオ)ベンゼ
ン、1,4−ビス(メルカプトエチレンチオ)ベンゼ
ン、1,2−ビス(メルカプトプロピレンチオ)ベンゼ
ン、1,3−ビス(メルカプトプロピレンチオ)ベンゼ
ン、1,4−ビス(メルカプトプロピレンチオ)ベンゼ
ン、1,2−ビス(メルカプトエチレンチオメチレン)
ベンゼン、1,3−ビス(メルカプトエチレンチオメチ
レン)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトエチレンチ
オメチレン)ベンゼン、1,2−ビス(メルカプトプロ
ピレンチオメチレン)ベンゼン、1,3−ビス(メルカ
プトプロピレンチオメチレン)ベンゼン、1,4−ビス
(メルカプトプロピレンチオメチレン)ベンゼン、4,
4’−チオビスベンゼンチオール、4,4’−オキシビ
スベンゼンチオール、4,4’−ビフェニルジチオー
ル、1,2−ビス(メルカプトメチレンオキシ)ベンゼ
ン、1,3−ビス(メルカプトメチレンオキシ)ベンゼ
ン、1,4−ビス(メルカプトメチレンオキシ)ベンゼ
ン、1,2−ビス(メルカプトエチレンオキシ)ベンゼ
ン、1,3−ビス(メルカプトエチレンオキシ)ベンゼ
ン、1,4−ビス(メルカプトエチレンオキシ)ベンゼ
ン、1,2−ビス(メルカプトエチレンオキシメチレ
ン)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプトエチレンオキ
シメチレン)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトエチ
レンオキシメチレン)ベンゼン、1,2−ビス(メルカ
プトプロピレンオキシメチレン)ベンゼン、1,3−ビ
ス(メルカプトプロピレンオキシメチレン)ベンゼン、
1,4−ビス(メルカプトプロピレンオキシメチレン)
ベンゼン、1,3,5−トリメルカプトベンゼンなどの
(メタ)アクリレートおよびこれらの化合物のベンゼン
環をナフタレン環またはビフェニル環で置換したものな
どが挙げられる。
【0010】これらの中でも、高屈折率の樹脂が得られ
やすいという点からは、分子内の硫黄原子含有率が20
重量%以上である化合物が好ましい。また、耐光安定性
の点からは、芳香環に直接結合した硫黄原子を含まない
化合物が好ましい。さらに、これらの条件をともに満た
す化合物、すなわち分子内の硫黄原子含有率が20重量
%以上でありなおかつ芳香環に直接結合した硫黄原子を
含まない化合物がより好ましい。さらに好ましくは、ビ
ス(2−メルカプトエチレンチオメチレン)ベンゼンの
ジメタクリレートが挙げられ、下記の1,4−ビス(2
−メルカプトエチレンチオメチレン)ベンゼンのジメタ
クリレートが最も好ましい化合物として挙げられる。
【0011】
【化1】 分子内に2個以上の(メタ)アクリロイルチオ基および
1個以上の芳香環を有する化合物は、好ましくは、70
重量%以上、より好ましくは74重量%以上、さらに好
ましくは、78重量%以上用いられ、眼鏡レンズ用ドリ
ルによる穴開け加工が問題なく行える良好な靭性と、e
線基準の屈折率(以下ne )が1.640以上という屈
折率の両方を満足する樹脂となる。分子内に2個以上の
(メタ)アクリロイルチオ基および1個以上の芳香環を
有する化合物が、70重量%未満の場合は、屈折率が低
下する場合があり、靭性および屈折率を同時に満足させ
るのが困難となる傾向がある。
【0012】分子内に2個以上の(メタ)アクリロイル
チオ基および1個以上の芳香環を有する化合物は、1種
のみを用いても、2種以上を同時に用いてもよい。2種
以上を同時に用いる場合には、それらの合計が70重量
%以上用いられることが好ましい。
【0013】分子内に2個以上の(メタ)アクリロイル
チオ基および1個以上の芳香環を有する化合物は、例え
ば、それぞれ対応するメルカプタン化合物と(メタ)ア
クリル酸ハロゲン化物を塩基性化合物の存在下で反応さ
せて製造されるが、これに限定されない。上記の製造法
において(メタ)アクリル酸ハロゲン化物としては、
(メタ)アクリル酸臭化物および(メタ)アクリル酸塩
化物が好適に使用できる。また、塩基性化合物として
は、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化
物、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニ
ア、アンモニウム塩などの無機塩基性化合物および/ま
たは三級アミンに代表される有機塩基性化合物が好適に
使用できる。
【0014】本発明の分子内に1個以上のメルカプト基
を有する化合物としては、例えば、チオグリコール酸、
チオグリコール酸メチル、チオグリコール酸オクチル、
チオグリコール酸3−メトキシブチル、チオグリコール
酸トリデシルなどのチオグリコール酸アルキルエステル
類、チオグリコール酸アルケニルエステル類、チオグリ
コール酸アルコキシアルキルエステル類、チオグリコー
ル酸シクロアルキルエステル類、N−(2−ヒドロキシ
エチル)チオグリコール酸アミドなどのチオグリコール
酸アミド類、3−メルカプトプロピオン酸、3−メルカ
プトプロピオン酸メチル、3−メルカプトプロピオン酸
オクチル、3−メルカプトプロピオン酸3−メトキシブ
チル、3−メルカプトプロピオン酸トリデシルなどの3
−メルカプトプロピオン酸アルキルエステル類、3−メ
ルカプトプロピオン酸アルケニルエステル類、3−メル
カプトプロピオン酸アルコキシアルキルエステル類、3
−メルカプトプロピオン酸シクロアルキルエステル類、
N−(2−ヒドロキシエチル)−3−メルカプトプロピ
オン酸アミドなどの3−メルカプトプロピオン酸アミド
類、2−メルカプトプロピオン酸、N−(α−メルカプ
トプロピオニル)グリシン、α−メルカプトプロピオニ
ルグリシン、チオリンゴ酸、カルボキシメチルメルカプ
トコハク酸、システイン、N−アセチルシステイン、シ
ステインメチルエステル、システインエチルエステル、
メチオニン、グルタチオン、N−アセチルメチオニン、
シスチン、シスチンジメチルエステル、シスチンジエチ
ルエステル、N,N’−ジアセチルシスチン、N,N’
−ジアセチルシスチンジメチルエステル、メチルメルカ
プタン、エチルメルカプタン、プロピルメルカプタン、
ブチルメルカプタン、ヘキシルメルカプタン、ドデシル
メルカプタン、ステアリルメルカプタン、2−メルカプ
トエチルオクタノエート、2−メルカプトエタノール、
1−メルカプト−2−プロパノール、3−メルカプトプ
ロパノール、α−メルカプトエチルアミン、β−メルカ
プトエチルアミン、ジメルカプロール、1−チオグリセ
ロール、ブチル−2−ヒドロキシ−3−メルカプトエー
テル、1−クロロ−3−メルカプト−2−プロパノー
ル、チオサリチル酸、4−メルカプトピリジン、m−チ
オクレゾール、ジメチルチオフェノール、4−t−ブチ
ルチオフェノール、t−ブチルチオクレゾール、4−ク
ロロチオフェノール、3−クロロチオカテコール、2,
5−ジクロロチオフェノール、ペンタクロロチオフェノ
ール、2−アミノチオフェノール、4−アミノチオフェ
ノール、2−ニトロチオフェノール、2−メルカプトフ
ェノール、ベンジルメルカプタン、3−メルカプトジフ
ェニルメタン、2−ナフタレンチオール、1−メルカプ
ト−2−ナフトール、2−メルカプトベンゾチアゾー
ル、ジエチレングリコールジメルカプタン、トリエチレ
ングリコールジメルカプタン、1,2−エタンジチオー
ル、1,3−プロパンジチオール、メルカプトメチルス
ルフィド、1,6−ヘキサンジチオール、1,12−ド
デカンジチオール、1,4−ブタンジチオール、3−メ
ルカプトプロピルスルフィド、4−メルカプトブチルス
ルフィド、6−メルカプトヘキシルスルフィド、1,2
−ビス−2−メルカプトエチルチオエタン、1,2−ビ
ス−3−メルカプトプロピルチオエタン、2−メルカプ
トエチルスルフィド、4−メルカプトブチルエーテル、
1,3−ビス−2−メルカプトエチルチオプロパン、
1,4−ビス−2−メルカプトエチルチオブタン、1,
6−ビス−2−メルカプトエチルチオヘキサン、ビス−
2−(2−メルカプトエチルチオ)エチルスルフィド、
2−メルカプトエチルエーテル、3−メルカプトプロピ
ルエーテル、6−メルカプトヘキシルエーテル、1,4
−シクロヘキサンジチオール、ビス−2−メルカプトエ
トキシメタン、ビス−2−(2−メルカプトエトキシ)
エチルエーテル、1,2−ビス−2−メルカプトエトキ
シエタン、2,2−ビス(2−ヒドロキシ−3−メルカ
プトプロポキシフェニル)プロパン、1,4−ベンゼン
ジチオール、1,3−ベンゼンジチオール、1,2−ベ
ンゼンジチオール、4−t−ブチル−1,2−ベンゼン
ジチオール、1,3−ビス(メルカプトメチレンチオ)
ベンゼン、1,2−ビス(メルカプトメチレン)ベンゼ
ン、1,3−ビス(メルカプトメチレン)ベンゼン、
1,4−ビス(メルカプトメチレン)ベンゼン、1,2
−ビス(メルカプトエチレン)ベンゼン、1,3−ビス
(メルカプトエチレン)ベンゼン、1,4−ビス(メル
カプトエチレン)ベンゼン、1,2−ビス(メルカプト
メチレンチオ)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトメ
チレンチオ)ベンゼン、1,2−ビス(2−メルカプト
エチレンチオ)ベンゼン、1,3−ビス(2−メルカプ
トエチレンチオ)ベンゼン、1,4−ビス(2−メルカ
プトエチレンチオ)ベンゼン、1,2−ビス(2−メル
カプトエチレンチオメチレン)ベンゼン、1,3−ビス
(2−メルカプトエチレンチオメチレン)ベンゼン、
1,4−ビス(2−メルカプトエチレンチオメチレン)
ベンゼン、1,2−ビス(メルカプトメチレンオキシ)
ベンゼン、1,3−ビス(メルカプトメチレンオキシ)
ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトメチレンオキシ)
ベンゼン、トリメルカプトエチルイソシアヌレート、
1,2−ビス(2−メルカプトエチレンオキシ)ベンゼ
ン、1,3−ビス(2−メルカプトエチレンオキシ)ベ
ンゼン、1,4−ビス(2−メルカプトエチレンオキ
シ)ベンゼン、4,4’−チオビスベンゼンチオール、
4,4’−オキシビスベンゼンチオール、4,4’−ビ
フェニルジチオール、1,3,5−トリメルカプトベン
ゼン、エチレングリコールビスチオグリコレート、エチ
レングリコールビスメルカプトプロピオネート、ジエチ
レングリコールビスチオグリコレート、ジエチレングリ
コールビスメルカプトプロピオネート、1,4−ブタン
ジオールビスチオグリコレート、1,4−ブタンジオー
ルビス−3−メルカプトプロピオネート、1,4−ブタ
ンジチオールビス−3−メルカプトプロピオネート、
1,4−ブタンジチオールビスチオグリコレート、ペン
タエリスリトールテトラキスチオグリコレート、ペンタ
エリスリトールトリスチオグリコレート、ペンタエリス
リトールビスチオグリコレート、ペンタエリスリトール
モノチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラキ
ス−3−メルカプトプロピオネート、ペンタエリスリト
ールトリス−3−メルカプトプロピオネート、ペンタエ
リスリトールビス−3−メルカプトプロピオネート、ペ
ンタエリスリトールモノ−3−メルカプトプロピオネー
ト、トリメチロールプロパントリスチオグリコレート、
トリメチロールプロパンビス−3−メルカプトプロピオ
ネート、トリメチロールプロパンモノチオグリコレー
ト、トリメチロールプロパンビスチオグリコレート、ト
リメチロールプロパントリス−3−メルカプトプロピオ
ネート、トリメチロールプロパンモノ−3−メルカプト
プロピオネート、ジペンタエリスリットヘキサキスチオ
グリコレート、ジペンタエリスリットヘペンタキスチオ
グリコレート、ジペンタエリスリットテトラキスチオグ
リコレート、ジペンタエリスリットトリスチオグリコレ
ート、ジペンタエリスリットビスチオグリコレート、ジ
ペンタエリスリットモノチオグリコレート、ジペンタエ
リスリットヘキサキス−3−メルカプトプロピオネー
ト、ジペンタエリスリットペンタキス−3−メルカプト
プロピオネート、ジペンタエリスリットテトラキス−3
−メルカプトプロピオネート、ジペンタエリスリットト
リス−3−メルカプトプロピオネート、ジペンタエリス
リットビス−3−メルカプトプロピオネート、ジペンタ
エリスリットモノ−3−メルカプトプロピオネート、メ
ルカプトプロピルイソシアヌレート、ペンタエリスリト
ールテトラキスチオグリコレート、下記式
【化2】
【化3】 の化合物などが挙げられる。
【0015】分子内に1個以上のメルカプト基を有する
化合物は、耐熱性に及ぼす影響の小ささから、分子内に
2個以上のメルカプト基を有する化合物が好ましい。
【0016】分子内に1個以上のメルカプト基を有する
化合物は、1種のみを用いても、2種以上を同時に用い
てもよい。2種以上を同時に用いる場合には、それらの
合計が5重量%以上用いられる。
【0017】分子内に1個以上のメルカプト基を有する
化合物は、樹脂の靭性から5重量%用いられる。また、
十分に高い耐熱性を有する樹脂を得るためには、15重
量%以下であることが好ましく、靭性と耐熱性を両立す
るためには5〜15重量%、より好ましくは、5〜12
重量%用いられる。
【0018】本発明の樹脂は、必要に応じて他のモノマ
を含有していてもよい。この場合のモノマとしては、ラ
ジカル重合性官能基を有する化合物であれば特に限定な
く用いることができ、好ましくは、(メタ)アクリル系
化合物、スチレン系化合物、(メタ)アクリロニトリ
ル、(メタ)アクリルアミド系化合物、マレイミド系化
合物等があげられる。具体的には、メチル(メタ)アク
リレート、スチレン、α−メチルスチレン、エチル(メ
タ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ナ
フチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリ
レート、フェニル(メタ)アクリレート、フェノキシエ
チル(メタ)アクリレート、核ハロゲン置換ベンジル
(メタ)アクリレート、核ハロゲン置換フェニル(メ
タ)アクリレート、核ハロゲン置換フェノキシエチル
(メタ)アクリレート、核ハロゲン置換α−メチルスチ
レン、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘ
キシルメチレン(メタ)アクリレート、ビニルナフタレ
ン、核ハロゲン置換スチレン、ジビニルベンゼン、ジア
リルフタレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、下記一般式
【化4】 (式中、R1 〜R4 はそれぞれ臭素、塩素又は素を表
す。m、nはそれぞれ0〜5の整数を表す。)で表され
る化合物のモノ(メタ)アクリレートおよびジ(メタ)
アクリレート、トリアリルイソシアヌレート、ペンタエ
リスリトールテトラキス(メタ)アクリレート、トリメ
チロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトールトリス(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルプロパントリス(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リロニトリル、ジエチレングリコールビスアリルカーボ
ネート、(メタ)アクリルアミド、N−フェニルマレイ
ミド、N−イソプロピルマレイミド、N−シクロヘキシ
ルマレイミドなどである。
【0019】かかるモノマは25重量%以下の割合で用
いられることが好ましく、より好ましくは20重量%以
下である。かかるモノマの割合が多すぎると、靭性およ
び屈折率の両方の物性を満足することが困難となる傾向
がある。かかるモノマは1種のみを用いても、2種以上
を同時に用いてもよい。2種以上を同時に用いる場合に
は、それらの合計が25重量%以下、より好ましくは2
0重量%以下の割合で用いられる。
【0020】本発明の樹脂組成物には、パーオキサイド
系やアゾ系に代表される熱重合開始剤や、光重合開始剤
が添加されるのが一般的である。
【0021】熱重合を行う場合は、所望の反応温度に対
して最適な分解特性を有するものを選択して使用する。
一般的には10時間半減期温度が40〜100℃の過酸
化物系開始剤が好適であり、かかる開始剤により外観品
位の優れたレンズを製造することができる。かかる開始
剤の例としては、パーロイルIPP、パーブチル35
5、パーブチルE、パーブチルPV、パーブチルIB、
パーブチルOおよびパーブチルI(いずれも日本油脂株
式会社商品名)を挙げることができる。
【0022】また、光重合開始剤としてはベンゾフェノ
ンのようなカルボニル化合物とアミン併用系や、メルカ
プタン化合物、ジスルフィド化合物などを挙げることが
できる。
【0023】これらの重合開始剤は単独または混合して
用いられ、およそ1重量%くらいまでの量で使用され
る。
【0024】本発明の樹脂組成物には、通常、紫外線吸
収剤や酸化防止剤のような光黄変や熱黄変を防止するた
めの安定剤が添加される。
【0025】紫外線吸収剤としては、各種公知の物質が
広く使用できるが、好適な例としては、フェニルサリシ
レート、p−t−ブチルフェニルサリシレート、p−オ
クチルフェニルサリシレートなどサリチル酸エステル系
のもの、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシ−4−アセトキシエトキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’
−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,
2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェ
ノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ
−5,5’−ジスルホベンゾフェノン・2ナトリウム塩
などベンゾフェノン系のもの、2(2’−ヒドロキシ−
5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2(2’
−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2(2’−ヒドロキシ−3’−t
−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾ
トリアゾール、2(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ
−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2(2’−ヒドロキ
シ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)
ベンゾトリアゾールなどベンゾトリアゾール系のもの、
2’,4’−ジ−t−ブチルフェニル−3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエートなどベンゾエー
ト系のもの、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニル
アクリレートなどシアノアクリレート系のもの、p−ア
ミノ安息香酸ブチルのようなアミノ安息香酸系などを挙
げることができる。
【0026】これらの化合物の中で、特に高い黄変防止
効果が得られるものは、ベンゾトリアゾール系紫外線吸
収剤である。
【0027】これらは単独または混合して用いられ、お
よそ1重量%くらいまでの量で使用される。
【0028】酸化防止剤としては、各種公知の物質が広
く使用できるが、好適なものとしては、ヒンダードフェ
ノール系、ヒンダードアミン系、ホスファイト系、スル
フィド系などの酸化防止剤を挙げることができる。これ
らの化合物の中で、特に高い黄変防止効果が得られるも
のは、ヒンダードフェノール系とホスファイト系の酸化
防止剤である。
【0029】これらは単独または混合して用いられ、お
よそ1重量%くらいまでの量で使用される。
【0030】また、内部密着剤や内部離型剤を添加する
ことにより、重合時のモールドとの密着性を最適にコン
トロールすることができる。
【0031】内部密着剤としては、グリシジル(メタ)
アクリレートに代表されるエポキシ化合物、3−(N,
N−ジメチルアミノ)プロピル(メタ)アクリルアミ
ド、3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピル(メタ)
アクリレートなどに代表されるアミン系化合物、各種イ
ソシアネート系化合物などが好ましく用いられる。内部
密着剤は単独または混合して用いられ、およそ5重量%
くらいまでの量で使用される。
【0032】また内部離型剤としてはリン酸アルキルエ
ステル類、亜リン酸アルキルエステル類などが好ましく
用いられる。内部離型剤は単独または混合して用いら
れ、およそ1重量%くらいまでの量で使用される。
【0033】また、本発明の樹脂組成物、及び、樹脂
は、硫黄原子を含有するため切断、研磨、穴開けなどの
機械加工時に多少の不快な硫黄臭が生ずることがある
が、天然系および合成系の香料を添加することにより硫
黄臭による不快感を緩和することができる。
【0034】また、本発明の樹脂組成物及び樹脂は、通
常ブルーイングと呼ばれる処理、すなわち適当量の青色
染料を添加して重合する処理によって、重合によって生
ずる樹脂の黄変を目視ではわからないように打ち消すこ
とができる。
【0035】また、本発明の樹脂組成物は、ラジカル重
合禁止剤を添加することによって、重合前のモノマ組成
物の経時安定性を向上させることができる。使用するラ
ジカル重合禁止剤としては、一般的に用いられる、フェ
ノール類、ヒドロキノン類、カテコール類、レゾルシン
類などのフェノール類、フェノチアジン類、N−ニトロ
ソフェニルヒドロキシルアミン塩類等が用いられる。こ
れらの中で本発明の樹脂組成物に特に好適な化合物とし
て、重合禁止効果と樹脂に黄変が起こりにくい点から、
4−メトキシフェノール、4−t−ブチルカテコール、
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、N−ニトロ
ソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩などが例
示される。
【0036】これらは単独または混合して用いられ、お
よそ1重量%くらいまでの量で使用される。
【0037】本発明の樹脂は、樹脂組成物を重合するこ
とにより製造することができる。
【0038】例えば、モールドを用いて重合する場合、
樹脂組成物を一定の形状を有する2枚のモールドの空隙
に充填し、光重合あるいは熱重合を行ってモールドの形
状に賦型する。モールドは、ガラス、セラミックス、金
属等で製作されているが、ガラス、特に表面を強化した
ガラスが通常は使用される。
【0039】プラスチックレンズを製造する場合には、
多くの場合、2枚の対向するガラスモールドとプラスチ
ックレンズに一定の厚みを与えかつ充填した樹脂組成物
の液モレを防止する目的を有するガスケットとでモール
ドの空隙が形成されている。ガスケットとガラスモール
ドとの間に注射針のような針をさし込み注入する方法で
モールドの空隙へ樹脂組成物を充填することができる。
【0040】樹脂組成物を充填したモールドは、続いて
紫外線のような活性光線を照射されるか、オーブンや液
槽に入れて加熱されて重合される。光重合の後に加熱重
合したり、逆に加熱重合後に光重合する両者を併用する
方法もありうる。光重合の場合は、水銀ランプを光源と
するような紫外線を多く含む光を短時間(通常は1時間
以下)照射するのが一般的である。熱重合を行う場合に
は、室温付近から徐々に昇温し、数時間ないし数十時間
かけて100℃前後の温度まで高めて行く条件が、重合
品(プラスチックレンズなど)の光学的な均一性、品位
を保持し、かつ再現性を高めるために好まれる。
【0041】得られた樹脂をプラスチックレンズとして
用いる場合には、表面にハードコート層を設けてレンズ
の損傷抵抗性を向上させたり、またさらにマルチコート
層を設けてレンズの光線透過率を高めるなど、種々のコ
ーティング技術を組み合わせて、プラスチックレンズと
しての価値をいっそう高めることができる。
【0042】本発明によって得られた樹脂は、メガネレ
ンズ、カメラレンズ、コンパクトディスクのピックアッ
プレンズ、その他の光学機器用レンズなどに好適に用い
られる。
【0043】
【実施例】以下、実施例により、本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。
【0044】実施例1 1,4−ビス(2−メルカプトエチレンチオメチレン)
ベンゼンのジメタクリレート(87.2重量%)、1,
4−ビス(2−メルカプトエチレンチオメチレン)ベン
ゼン(5.7重量%)及びα−メチルスチレン(7.1
重量%)に対して、重合開始剤パーブチルO(日本油脂
株式会社商品名)を0.1重量%加え、均一に混合し
た。得られた樹脂組成物を、2枚のガラスモールドと粘
着剤付ポリエチレンテレフタレートテープのガスケット
からなる注入型に注入し、オーブンに入れ室温から12
0℃の温度範囲で17時間加熱を行った後、取り出し
た。粘着剤付ポリエチレンテレフタレートテープを剥が
し、モールドと樹脂の間に鉄製のクサビを挿入してモー
ルドから樹脂を剥がした。得られた樹脂をもう一度オー
ブンに入れ、120℃、1時間の条件でアニーリング処
理を行った後、取り出した。
【0045】得られた樹脂の物性を下記(A)〜(D)
の要領で測定した。結果を表1に示した。得られた樹脂
は、眼鏡レンズ用ドリルによる穴開け加工が問題なく行
える靭性があり、屈折率は、ne が1.640以上であ
った。
【0046】(A)吸収エネルギー 得られた樹脂をダイヤモンドカッターおよび研磨機によ
って30mm×10mm×3mmのサイズに加工した試
験片を1試料につき5つ作成した。該試験片を用いて下
記条件で曲げ試験を行い、破断までの吸収エネルギーを
測定した。この吸収エネルギーは樹脂の靭性の指標とな
る値であり、この値が大きいほど靭性が大きいと判断さ
れる。
【0047】 曲げ試験機 テンシロンRTM−100 株式会社オ
リエンテック製 支点間距離 22mm 曲げ速度 1.5mm/分 試験回数およびデータ処理方法 1試料に対して5回の試験を行い、そのうち最も成績の
よかったデータと2番目に成績のよかったデータの平均
値をサンプルの吸収エネルギーとした。
【0048】(B)ドリル加工性 樹脂の靭性をより直接に評価するために、ドリルによる
穴開け加工性を評価した。樹脂の平板(厚さ2mm)に
レンズ用ドリル(DM−2型、株式会社タクボ精機製作
所)を用いて、同一条件で1サンプルあたり10個の穴
を開け、下記の基準で判定した。○または◎であれば眼
鏡レンズ用ドリルによる穴開け加工が問題なく行えると
判断した。
【0049】 ×× 3個以上の穴がヒビ割れを伴う。
【0050】 ○ すべての穴にヒビ割れは無い。エッジ部に小さなカ
ケを生じた穴が有る。 ◎ すべての穴にヒビ割れおよびエッジ部のカケが無
い。
【0051】(C)耐熱性 ショアD硬度はスプリング式のショアデュロメーター
(ASTM:D1484−59T)を用い100℃に加
熱した試験片の表面押し込み硬度を測定した。
【0052】(D)屈折率 プルフリッヒの屈折率計(KPR−2型、カルニュー光
学工業株式会社)を用い、e線によって測定した。
【0053】実施例2〜7 それぞれ表1に示した組成で、実施例1と同様に重合お
よびアニーリング処理を行い、樹脂を得た。
【0054】実施例1に示した方法で、得られた樹脂の
物性を測定した。結果を表1に示した。得られた樹脂は
いずれも、下記の物性を同時に満足していた。
【0055】 靭性 :眼鏡レンズ用ドリルによる穴開け加工が問題な
く行える。 屈折率:ne が1.640以上。 比較例1 表1に示した組成で、実施例1と同様に重合およびアニ
ーリング処理を行い、樹脂を得た。この透明樹脂は、本
発明の樹脂の組成範囲から外れた組成を有するものであ
る。
【0056】実施例1に示した方法で、得られた透明樹
脂の物性を測定した。結果を表1に示した。得られた樹
脂は、靭性が低く、眼鏡レンズ用ドリルによる穴開け加
工が満足に行なえなかった。
【表1】
【0057】
【発明の効果】本発明により、1液型の樹脂組成物か
ら、高靭性および高屈折率を有する樹脂を得ることがで
き、メガネレンズ、カメラレンズ、コンパクトディスク
のピックアップレンズ、その他の光学機器用レンズなど
に好適に用いることができる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子内に1個以上のメルカプト基を有す
    る化合物を5重量%以上含有し、かつ、分子内に2個以
    上の(メタ)アクリロイルチオ基および1個以上の芳香
    環を有する化合物を含有することを特徴とする樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 分子内に2個以上の(メタ)アクリロイ
    ルチオ基および1個以上の芳香環を有する化合物の含有
    量が70重量%以上であることを特徴とする請求項1に
    記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 分子内に2個以上の(メタ)アクリロイ
    ルチオ基および1個以上の芳香環を有する化合物の含有
    量が74重量%以上であることを特徴とする請求項1に
    記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 分子内に2個以上の(メタ)アクリロイ
    ルチオ基および1個以上の芳香環を有する化合物の含有
    量が78重量%以上であることを特徴とする請求項1に
    記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 分子内に2個以上の(メタ)アクリロイ
    ルチオ基および1個以上の芳香環を有する化合物の硫黄
    原子含有率が20重量%以上であることを特徴とする請
    求項1に記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 分子内に2個以上の(メタ)アクリロイ
    ルチオ基および1個以上の芳香環を有する化合物が、芳
    香環に直接結合した硫黄原子を含まない化合物であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 分子内に1個以上のメルカプト基を有す
    る化合物のメルカプト基が2個以上であることを特徴と
    する請求項1に記載の樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 分子内に1個以上のメルカプト基を有す
    る化合物を5〜15重量%含有することを特徴とする請
    求項1に記載の樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 分子内に1個以上のメルカプト基を有す
    る化合物を5〜12重量%含有することを特徴とする請
    求項1に記載の樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 分子内に2個以上の(メタ)アクリロ
    イルチオ基および1個以上の芳香環を有する化合物が、
    1,4−ビス(2−メルカプトエチレンチオメチレン)
    ベンゼンのジメタクリレートであることを特徴とする請
    求項1に記載の樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の樹脂組成物を重合し
    て得られることを特徴とする樹脂。
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