JP2005266794A - プラスチックレンズおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ジエチレングリコールビスアリルカーボネート系アリルモノマーまたはジアリルフタレート系アリルモノマーを含む重合性単量体組成物の硬化体からなるプラスチックレンズであって、人体に対し種々の悪影響を与える紫外線の透過率が低く、しかも黄色度が低いプラスチックレンズおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】 アリル系モノマーに2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン等の紫外線吸収剤を添加混合した後、該当モノマーをパーオキシエステル系の重合開始剤を使用して重合するか、または低酸価のアリル系モノマーを使用して、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン等の紫外線吸収剤及びジイソプロピルパーオキシジカーボネート系重合開始剤を用いてプラスチックレンズを得る。
【選択図】 なし

Description

本発明は紫外線吸収性に優れたプラスチックレンズ及びその製造方法に関する。詳しくは、波長が400nm近辺の長波長紫外線を吸収するにもかかわらず黄色の着色が少ない、眼鏡レンズに適したプラスチックレンズ及びその製造方法に関するものである。
紫外線は波長が約200〜400nmの電磁波であり、人体に対し種々の悪影響を与えると言われている。眼鏡レンズの関係においても、紫外線からの人眼保護の観点から紫外線吸収レンズへの要望が高まってきている。プラスチック眼鏡レンズに紫外線吸収能を付与する方法としては種々の方法があるが、
第一の方法として、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンあるいは2,2’−ジヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン等を紫外線吸収剤として用い、この紫外線吸収剤をプラスチックレンズモノマーに混合し、重合したプラスチックレンズが提供されている(特許文献1参照)。或いは2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)ベンゾトリアゾールを紫外線吸収剤として用い、この紫外線吸収剤をプラスチックレンズモノマーに混合し、重合したプラスチックレンズが提供されている(特許文献2参照)。
第二の方法はプラスチックレンズの染色と同じく、80〜100℃に加熱した紫外線吸収剤を分散させた水溶液にプラスチックレンズを浸漬することにより、紫外線吸収剤をプラスチックレンズに含浸させる方法である(特許文献3参照)。
第三の方法は紫外線吸収及び/又は散乱する物質をプラスチックレンズ表面に塗布する方法である(特許文献4参照)。
これらの方法のうち、波長が400nmまでの紫外線を吸収する特性を有する従来の市販のプラスチック眼鏡レンズは、前記第二の方法により製造されているものが大半であると推定されている。
特開昭58−122501号公報 特開2001−91906号公報 特開平1−230003号公報 特開平9−265059号公報
ジエチレングリコールビスアリルカーボネートに代表されるアリル系モノマーを重合する際の重合開始剤として、一般的にジイソプロピルパーオキシジカーボネート(以下、IPPと略す。)等のパーオキシジカーボネート系の過酸化物が使用されている。
これらのパーオキシジカーボネート系過酸化物を用いて、前述の第一の方法により、 2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンあるいは2,2’−ジヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノンまたは2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)ベンゾトリアゾールを用いて、波長が400nm近辺までの紫外線を吸収するアリル系モノマーのレンズを製造すると、IPPあるいはアリルラジカルによる紫外線吸収剤の酸化分解が起こり、その結果レンズが黄変してしまうといった問題を生じる。また、紫外線吸収剤の使用量が多くなるため重合反応に影響を与え、得られたプラスチックレンズの物性が悪くなりやすいという問題がある。
同じく前記第二の方法により波長が400nm近辺までの紫外線を吸収するプラスチックレンズを製造する場合にも、用いる紫外線吸収剤は高い紫外線吸収能力と適度な水への溶解度が必要であり、充分な紫外線吸収能力を付与できないか付与できる場合でも長時間の浸漬時間が必要となることが多い。水の代わりに有機溶媒を用いる方法も提案されているが、この方法で製造された波長が400nm近辺までの紫外線を吸収するプラスチックレンズは、黄色の着色が大きいという問題がある。
また、前記第三の方法も、波長が400nm近辺までの紫外線を吸収するプラスチックレンズを得るためには紫外線吸収剤を薄膜中に数%以上の高濃度で存在させる必要があり、このような高溶解性の紫外線吸収剤はなく実用的な方法とはいえない。
本発明は、上述した課題を解決し、波長が400nm近辺までの紫外線の吸収性に優れ、従来のプラスチックレンズと比べて、黄色の着色が少なく且つ紫外線吸収剤の添加量を少量にすることが可能な眼鏡レンズとして好適なプラスチックレンズの製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは前記目的を達成するため鋭意検討した結果、アリル系モノマーの重合硬化の際に、特定の紫外線吸収剤と特定の重合開始剤を用いること、或いはモノマー中の酸価を0.2mgKOH/g以下にして特定の紫外線吸収剤と組み合わせることにより、波長が400nm近辺までの紫外線の吸収性に優れ且つ黄色の着色が少ない眼鏡レンズが得られることを見出し本発明に到達した。
即ち、第一の本発明は、 2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノンおよび2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンよりなる群から選ばれた少なくとも一種の紫外線吸収剤並びにアリル系モノマーを含む重合性単量体組成物の硬化体からなるプラスチックレンズであって、該レンズの光路長2.0mmにおけるYI(黄色度)が0.7〜3.0の範囲にあり、且つ波長400nmの紫外線透過率が20%以下であることを特徴とするプラスチックレンズである。
第二の発明は、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノンおよび2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンよりなる群から選ばれた少なくとも一種の紫外線吸収剤並びにアリル系モノマーを含む重合性単量体組成物を、パーオキシエステル系重合開始剤の存在下に重合することを特徴とする上記プラスチックレンズの製造方法である。
第三の発明は、アリル系モノマーを含み且つ酸価が0.2mgKOH/g以下である単量体並びに2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノンおよび2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンよりなる群から選ばれた少なくとも一種の紫外線吸収剤を含む重合性単量体組成物を、パーオキシジカーボネート系重合開始剤の存在下に重合することを特徴とする上記プラスチックレンズの製造方法である。
本発明により、波長が400nm近辺までの紫外線をほぼ完全に吸収するにもかからずレンズの着色が少ない眼鏡レンズとして好適なプラスチックレンズを得ることができる。
本発明のプラスチックレンズに用いられる重合性単量体(モノマー)は、アリル系モノマーである。アリル系モノマーとは重合性官能基としてアリル基を有するモノマーを意味する。これらアリル系モノマーは公知のものが何ら制限無く使用でき、例えば、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート系モノマーおよびジアリルフタレート系モノマーを挙げることができる。
ジエチレングリコールビスアリルカーボネート系モノマーとは、その両分子末端がアリルカーボネート基を有するモノマーである。具体的には、ジエチレンブリコールジアリルカーボネートを挙げることができる。
ジアリルフタレート系モノマーとは、その両分子末端にアリルフタレート基を有するモノマーである。具体的には、ジアリルイソフタレート、ジアリルテレフタレート、或いは下記式
Figure 2005266794
(式中、Rは水素原子又はメチル基であり、Xはハロゲン原子であり、nは1〜20の整数である。)で表されるアリルエステルオリゴマーを挙げることができる。上記式で表されるアリルエステルオリゴマー中、nが1〜10のオリゴマーが特に好ましい。
上記アリルエステルオリゴマーは、例えば特開平7−33831記載の方法で製造される。このとき使用されるエステル交換反応酸触媒やモノマーの原料である多価カルボン酸の残存により反応終了後モノマー中には酸成分が存在する。一般的には、水酸化カリウムを使用する滴定により0.4mgKOH/g程度の酸分がモノマー中に含まれることが確認できる。
本発明に使用するアリル系モノマーは単独あるいは複数混合して使用することがでるが、更にこれらモノマーに共重合可能な他のモノマーを混合して用いても良い。
共重合体可能な他のモノマーの具体例としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロルスチレン、クロルメチルスチレン、ジビニルベンゼン等の芳香族ビニル化合物;メチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、ベンジルメタクリレート等のモノ(メタ)アクリレート類;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシ基を有するモノ(メタ)アクリレート類;エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジ(メタ)アクリロキシプロパン、2,2−ビス〔4−((メタ)アクリロキシエトキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−((メタ)アクリロキシ・ジエトキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−((メタ)アクリロキシ・ポリエトキシ)フェニル〕プロパン等のジ(メタ)アクリレート類;トリメチロールプロパントリメタクリレート、テトラメチロールメタントリメタクリレート等のトリ(メタ)アクリレート類;テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート等のテトラ(メタ)アクリレート類〔(メタ)アクリレートは、メタクリレート又はアクリレートを意味する〕などが挙げられる。これら他のモノマーのうち、高屈折率の眼鏡用プラスチックレンズを提供する観点からは、芳香環を有するモノマーが好ましい。
本発明において用いられる紫外線吸収剤は、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノンまたは2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンである。これらの添加量は、プラスチックレンズモノマーの種類や所望の紫外線吸収特性等によって異なるが、プラスチックレンズモノマーに対して0.01〜1重量%の範囲で使用することが望ましく、特に0.03〜0.5重量%が好ましい。0.01重量%を下回る場合は、400nm付近の紫外線吸収量が不十分であり、1重量%を超える範囲では、紫外線吸収剤自身が有する可視光領域の吸収が顕著となり、その結果レンズが黄色く着色するため好ましくない。また、これらの紫外線吸収剤は単独あるいは混合して使用しても良い。
さらに、レンズの耐候性を向上させるために、レンズの着色が許容の範囲内で他の紫外線吸収剤を併用しても良い。他の紫外線吸収剤としては、公知の物質が何ら制限無く使用でき、ベンゾトリアゾール系、サリチル酸エステル系、シアノアクリレート系、ヒドロキシベンゾエート系、ベンゾオキサジノン系およびトリアジン系等を挙げることができる。具体的に例示すると、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、p−t−ブチルフェニルサリシレート、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−(2−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール等を挙げることができる。他の紫外線吸収剤は、単独あるいは複数を混合して使用しても良い。
ところで、アクリル系モノマーを含む酸価が0.2mgKOH/gを超えるモノマーに、紫外線吸収剤として上述の2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノンまたは2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンを組み合わせ、重合開始剤としてはIPPを添加して製造されるレンズは著しく黄変し、しかもレンズが光劣化するにつれてその黄変度は増加する。この原因としては、モノマー中の酸を含む不純物と過酸化物あるいはアリルラジカルとの反応生成物が、紫外線吸収剤と反応して黄変物質を形成することにあると考えられる。
そこでこれら黄変を抑制するために、モノマーの酸価を0.2mgKOH/g以下にするか、あるいは重合開始剤をIPPから反応性の低い過酸化物、例えばパーオキシエステル系重合開始剤に変更することでこの黄変を防止することができることを見出した。
モノマー中の酸価を0.2mgKOH/g以下にする方法を大別すると、アクリルエステルオリゴマーを、エステル交換反応酸触媒やモノマーの原料である多価カルボン酸の残存を防ぐために反応条件を最適化して残存酸の残らない製法にする反応条件の最適化、或いは高段数の蒸留塔による高還流比での蒸留分離、アルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属化合物によるアルカリ処理、または個体吸着剤による吸着処理等の精製法の採用を挙げることができる。
アルカリ処理剤としては、例えばアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、酸化物、炭酸塩等が挙げられるが、取扱の簡便性、安全性、入手の容易さ、経済性の観点より水酸化アルカリが良好であり、特に水酸化ナトリウムが最適である。吸着剤としては、例えばシリカゲル、珪藻土、活性炭、酸化マグネシウム、活性アルミナ、セライト、モレキュラーシーブス、水酸化アルミニウム、無機系合成吸着剤及びそれらの変成体等の従来公知の吸着剤を用いることができる。処理方法は、上記吸着剤をモノマー中に直接分散させ、吸着処理終了後に濾過により吸着剤を除去する方法と上記吸着剤を充填したカラムにモノマーを通過させる方法が望ましい。比較的粘度の高いモノマーに対しては、トルエン等のモノマーと反応しない炭化水素系溶媒で希釈して処理する方法が好ましい。
上記方法で得られるアリル系モノマーを含むモノマーであって酸価が0.2mgKOH/g以下のモノマーをプラスチックレンズモノマーとして用いる場合には、レンズの黄変は重合に使用する重合開始剤の影響は特に受けない。従って使用される重合開始剤は特に制限されないが、アリル系モノマーを効率良く重合できる点でパーオキシジカーボネート系重合開始剤が好ましく採用される。 該パーオキシジカーボネート系重合開始剤としては、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート(IPP)、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシルパーオキシジカーボネート等が挙げられる。
一方、モノマー中の酸価が0.2mgKOH/gを超えるモノマーと反応性の低い過酸化物を組み合わせてレンズの黄変を防止する場合は、以下のパーエステル系重合開始剤を単独あるいは複数併用することが必要である。
本発明において、酸価が0.2mgKOH/gを超えるモノマーに好適に使用されるパーオキシエステル系重合開始剤は、パーオキシエステル系の重合開始剤であれば公知のものが何ら制限なく使用できる。このような開始剤を具体的に挙げると、クミルパーオキシネオデカノエート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシネオデカノエート、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシネオデカノエート、t−ヘキシルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ヘキシルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシピバレート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシー2−エチルヘキサノエート、2,5−ジメチルー2,5−ジ(2−エチルヘキサノニルパーオキシ)ヘキサン、t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ヘキシルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシラウレート、2,5−ジメチルー2,5−ジ(3−メチルベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシイソプロプルモノカーボネート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート、t−ヘキシルパーオキシベンゾエート、2,5−ジメチルー2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシベンゾエートなどを挙げることができる。中でも2,5−ジメチルー2,5−ジ(2−エチルヘキサノニルパーオキシ)ヘキサン、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシー2−エチルヘキサノエート、t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートが黄変抑制の観点から好ましい。
これらの添加量は、プラスチックレンズモノマーの種類によって異なるが、プラスチックレンズモノマーに対して0.05〜10重量%の範囲で使用することが望ましく、特に0.1〜5重量%が好ましい。0.05重量%を下回る場合は、成形後のレンズの硬度が不十分であり、10重量%を超える範囲では、レンズが黄色く着色するため好ましくない。また、これらのパーオキシエステル系重合開始剤は単独あるいは複数併用しても良い。
さらに、プラスチックレンズの成形性あるいは硬度を上げるために、プラスチックレンズの着色が許容の範囲内で他の重合開始剤を併用しても良い。他の重合開始剤としては、公知のパーオキシ系重合開始剤が何ら制限無く使用でき、パーオキシケタール系、ハイドロパーオキサイド系、ジアルキルパーオキサイド系、ジアシルパーオキサイド系、パーオキシジカーボネート系重合開始剤を使用することができる。中でも、パーオキシケタール系、ジアルキルパーオキサイド系重合開始剤が好ましく、具体的に他の重合開始剤を例示すると、ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)パーオキサイド、ジラウロイルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネートを挙げることができる。これら他の重合開始剤は単独あるいは複数を併用しても良い。
本発明のプラスチックレンズは紫外線吸収性に優れ且つ黄色みが少ないことを特徴としている。レンズの光路長2mmにおける380nmでの光線透過率が30%以下が好ましく、さらには400nmでの光線透過率が20%以下の場合が好ましいものとする。
一方、レンズの黄色みとしては、一般的にYI(イエローネスインデックス、黄色度)を用いて表される。レンズの光路長2mmにおけるYIは、0.7〜3.0の範囲であることが好ましく、特に0.7〜2.5の範囲であることが良好な紫外線吸収性を示し且つ良好な黄色性を示すという観点から好ましい。本発明による紫外線吸収剤を、本発明による重合方法で製造したプラスチックレンズは、前述の好適な紫外線吸収特性および黄色度を与える。
本発明のプラスチックレンズの形状および厚さは特に限定されず、その厚さは2mm以上のものであってもよい。厚さが2mm以上のプラスチックレンズにおいては光線透過率およびYIの測定が困難であるが、この場合には、プラスチックレンズを得るのと同じ重合条件で原料の重合性単量体組成物を重合して厚さが2mm以上の板状体からなる試料を作製し、その光線透過率およびYIを測定することによりプラスチックレンズの2mmの光路長における光線透過率およびYIを知ることができる。
本発明のプラスチックレンズは、前記必須の成分を含有する重合性単量体組成物を重合することにより得られる。該組成物の重合方法は、特に限定されるものではないが、通常、注型重合が採用される。例えば、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノンまたは2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、パーオキシエステル系重合開始剤と前述のアリル系モノマーを含む重合性単量体とを混合した後、この混合液をレンズ成型用鋳型中に注入し、30℃〜150℃の間で加熱することよりプラスチックレンズが得られる。
本発明のプラスチックレンズは、さらに必要に応じて、内部離型剤、紫外線安定剤、酸化防止剤、染料、顔料等の助剤を必要に応じて添加することができる。特にレンズの着色(黄色化)を助剤で色調補正し、目視の色調を良くするために、顔料が好適に用いられる。好適な顔料としては、含イオウ−ナトリウム−アルミシリケートとしての群青、フェロシアン化第二鉄を主成分とした紺青、酸化コバルトとアルミナからなコバルトブルー、銅フタロシアニンからなるフタロシアニンブルー等を挙げることが出来る。この内群青は、油系のモノマーに対して分散性を向上させるために、ポリシロキサン、シリカ等で表面処理したものを使用できる。また、顔料の凝集や沈降を防止するため、非イオン性界面活性剤等も添加することができる。該顔料の添加量は、一般的にはプラスチックレンズモノマーに対して、5〜200ppmが好ましく、5〜150ppmが透過率の極度な低下を防止できるため好適である。
また、本発明で得られるプラスチックレンズは、着色剤を用いて染色処理を行うことができる。また、耐擦傷性向上のため、有機ケイ素化合物、酸化スズ、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化チタン等の微粒子状無機物等を有するコーティング液を用いて硬化被膜をプラスチックレンズ上に形成することができる。また、耐衝撃性を向上させるためにポリウレタンを主成分とするプライマー層を設けることができる。さらに、反射防止の性能を付与するために、酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化タンタル等を用いて反射防止膜を施すこともできる。また、撥水性向上のため、フッ素原子を有する有機ケイ素化合物を用いて撥水膜を反射防止膜上に施すことができる。
以下、本発明について実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
(1)プラスチックレンズの作製
ジアリルイソフタレートオリゴマー 70重量%{下記式の混合物、n=0(モノマー)が40重量%、n=1が54重量%、n=2〜7が6重量%}、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート30重量%(PPG社製:製品名 CR−39)からなるモノマーを調整した。このモノマーを100重量部とし、そこに、紫外線吸収剤として2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン(商品名シーゾーブ107(シプロ化成製))を0.1重量部、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート(商品名バイオソーブ910(共同薬品製))0.1重量部と、重合開始剤として1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシー2−エチルヘキサノエート(商品名パーオクタO(日本油脂製))2.25重量部、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(商品名パーヘキサ3M(日本油脂製))0.2重量部及び下記に示した顔料溶液1.5gを添加し、充分に攪拌混合してレンズ用モノマー組成物を調製した。ついで、このレンズ用モノマー組成物を、予め準備したガラス製モールドと樹脂製ガスケットからなるレンズ成型用鋳型(レンズ径70mm、肉厚2.0mmに設定)の中に注入し、電気炉中で40〜110℃まで20時間かけて徐々に昇温し110℃で2時間保持して重合を行った。重合終了後、ガスケットとモールドを取り外したのち、110℃で2時間熱処理して厚さ2mmのレンズを得た。得られたレンズの紫外線透過率および黄色度を以下の方法で評価した。
Figure 2005266794
(顔料溶液の調整)
CR−39(PPG社製)100gに、PB−80(顔料、第一化成工業製)1g、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル0.2gを加え、ボールミルで30分間処理して願料溶液を得た。
(2)紫外線透過率および黄色度の評価
(i)紫外線透過率の評価
分光光度計(U−3210形 自記分光光度計、日立製作所(株) 製) を用いて400nmの波長における紫外線透過率を測定した。その透過率をT400%とし、結果を表2に示した。
(ii)黄色度(YI)測定:カラーコンピューター(タッチパネル式SMカラーコンピューターSM−T、スガ試験機(株)製)を用いて、JIS K7103−1977に規定されているプラスチックの黄色度及び黄色度試験方法に準じて測定した。その値をYIとし、結果を表2に示した。
実施例2〜4
表1に示すような、モノマー組成、紫外線吸収剤の添加量および重合開始剤に変えた以外は実施例1と同様にしてレンズを得た。得られたレンズの紫外線透過率および黄色度の結果を表2に示した。
比較例1
実施例1において紫外線吸収剤として2−(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルフェニル)−5’−クロロベンゾトリアゾール{商品名スミソーブ300(住友化学製)}を0.1重量部用いた以外は、実施例1と同様にしてレンズを得た。得られたレンズの紫外線透過率および黄色度の結果を表2に示した。
比較例2〜4
表1に示すような、モノマー組成、紫外線吸収剤の添加量および重合開始剤に変えた以外は実施例1と同様にしてレンズを得た。得られたレンズの紫外線透過率および黄色度の結果を表2に示した。
Figure 2005266794
Figure 2005266794
実施例5
(1)モノマーの精製
下記アリルエステルオリゴマー100重量部{下記式で示される混合物n=0(モノマー)が40重量%、n=1が54重量%、n=2〜5が6重量%;Rは水素原子、Xはブロム原子}に対し、トルエンを4容積倍入れ、酸化マグネシュウムを5重量部添加し室温にて20時間攪拌した。攪拌終了後、ヌッチェを用いADVANTEC社製定量濾紙(No.2)で濾過、ついでADVANTEC社製PTFE濾紙(0.5μm)を用いて濾過を行い、トルエンを減圧下留去して精製アリルエステルオリゴマーを得た。トルエン残量は0.3重量%であった。
Figure 2005266794
(2)プラスチックレンズ用モノマーの調整
(1)にて得た精製アリルエステルオリゴマー96重量%、ジベンジルマレート4重量%を混合しプラスチックレンズモノマーを調整した。
尚、吸着剤処理を行う前の未精製アリルエステルモノマーを用い調整した上記同一混合比でのプラスチックレンズモノマーの酸価は、0.4mgKOH/gであり、精製後の精製アリルエステルモノマー用い調整したプラスチックレンズモノマーの酸価は、0.08mgKOH/gであった。酸価の測定は、下記(3)の方法にて測定した。
(3)プラスチックレンズ用モノマーの酸価測定方法
2mlミクロビューレットにN/10水酸化カリウムアルコール(エタノール性)溶液(以下、滴定液)をセットし、スターラーを準備した。メスシリンダーを用い、エタノールとトルエンを50mlずつ精秤し、200mlビーカーに入れ、スターラーにて攪拌混合した。フェノールフタレイン溶液3滴加え、滴定液にて空滴定を行なった。空滴定後の溶液に試料20g入れ、スターラーにて攪拌混合した。更に、フェノールフタレイン溶液3滴加え、滴定液にて試料滴定を行って滴定量を得た。酸価の計算方法は以下の式に基づいて計算した。
酸価(mgKOH/g)=滴定量(ml) × 滴定液f × 5.6 ÷ 試料量(g)
(fは、滴定液のファクターを示す。)
(4)プラスチックレンズの作製
(2)にて調整したプラスチックレンズモノマー100重量部に対し、紫外線吸収剤として2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン(商品名シーソーブ107(シプロ化成製))を0.05重量部、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート(商品名シーソーブ501(シプロ化成製))を0.1重量部、2−(2−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール(商品名シーソーブ709(シプロ化成製))を0.2重量部及び下記に示した顔料溶液1.5gと、重合開始剤としてジイソプロピルパーオキシカーボネート(商品名パーロイルIPP(日本油脂製))2.2重量部を添加し、充分に攪拌混合してレンズ用モノマー組成物を調製した。ついで、このレンズ用モノマー組成物を、予め準備したガラス製モールドと樹脂製ガスケットからなるレンズ成型用鋳型(レンズ径70mm、肉厚2.0mmに設定)の中に注入し、電気炉中で40〜90℃まで19時間かけて徐々に昇温し90℃で2時間保持して重合を行った。重合終了後、ガスケットとモールドを取り外したのち、110℃で2時間熱処理してレンズを得た。得られたレンズ(厚さ2mm)の紫外線透過率測定、黄色度測定及び下記耐候性試験を実施し、結果を表3にまとめた。
(顔料溶液の調整)
CR−39(PPG社製)100gに、PB−80(顔料、第一化成工業製)1g、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル0.2gを加え、ボールミルで30分間処理して願料溶液を得た。
(5)フェードメーターによる耐候性試験
光照射によるレンズの黄変度を評価するために次の劣化促進試験を行った。すなわち、得られたレンズをスガ試験器(株)製キセノンウェザーメーターX25により50及び100時間促進劣化させた。その後、前出実施例1−2−(ii)で示した方法で、黄色度測定を行った。
実施例6
(1)モノマーの精製
実施例5で用いたアリルエステルオリゴマー100gに対し酢酸エチル300mlを添加し攪拌した。ついで、5%水酸化ナトリウム水溶液100mlを加え充分に攪拌し、酸分を水層に抽出した。さらに分液後、蒸留水100mlで水洗し中性になるまで繰り返し水洗を行った。その後酢酸エチルを減圧除去し、更にトルエン100mlを加え減圧除去を行った。トルエンの残量は、残渣に対して0.3重量%であった。
(2)プラスチックレンズ用モノマーの調整
(1)にて精製したアリルエステルオリゴマー96重量%、ジベンジルマレート4重量%を混合しプラスチックレンズモノマーを調整した。得られたプラスチックレンズモノマーの酸価は0.18mgKOH/gであった。
上記(2)にて得られた精製アリルエステルオリゴマーを用いた以外は実施例5と同様な方法でレンズを作製し、得られたレンズの紫外線透過率、黄色度及び耐候性試験の結果を表3に示した。
比較例5
実施例5において未精製のアリルエステルオリゴマー(酸価0.4mgKOH/g)を使用した以外は、実施例5と同様にしてレンズを得た。得られたレンズの紫外線透過率および黄色度の結果を表3に示した。
Figure 2005266794

Claims (4)

  1. 2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノンおよび2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンよりなる群から選ばれた少なくとも一種の紫外線吸収剤並びにアリル系モノマーを含む重合性単量体組成物の硬化体からなるプラスチックレンズであって、該レンズの光路長2.0mmにおけるYI(黄色度)が0.7〜3.0の範囲にあり、且つ波長400nmの紫外線透過率が20%以下であることを特徴とするプラスチックレンズ。
  2. アリル系モノマーがジエチレングリコールビスアリルカーボネート系アリルモノマーまたはジアリルフタレート系アリルモノマーである請求項1記載のプラスチックレンズ。
  3. 2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノンおよび2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンよりなる群から選ばれた少なくとも一種の紫外線吸収剤並びにアリル系モノマーを含む重合性単量体組成物を、パーオキシエステル系重合開始剤の存在下に重合することを特徴とする請求項1または2記載のプラスチックレンズの製造方法。
  4. アリル系モノマーを含み且つ酸価が0.2mgKOH/g以下である重合性単量体並びに2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノンおよび2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンよりなる群から選ばれた少なくとも一種の紫外線吸収剤を含む重合性単量体組成物を、パーオキシジカーボネート系重合開始剤の存在下に重合することを特徴とする請求項1または2記載のプラスチックレンズ製造方法。
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