JPH09315959A - 貼付剤用支持体 - Google Patents

貼付剤用支持体

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Publication number
JPH09315959A
JPH09315959A JP13233196A JP13233196A JPH09315959A JP H09315959 A JPH09315959 A JP H09315959A JP 13233196 A JP13233196 A JP 13233196A JP 13233196 A JP13233196 A JP 13233196A JP H09315959 A JPH09315959 A JP H09315959A
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JP
Japan
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adhesive
thickness
backing member
patch
skin
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Application number
JP13233196A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Hatanaka
浩行 畠中
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼付時に粘着面同士が接着したり折れ曲がる
ことがなく、皮膚に沿って貼付し易いため、貼付操作が
容易であり、かつ貼付後に皮膚の変形に抵抗を示さず違
和感の少ない貼付剤用支持体を提供する。 【解決手段】 柔軟性を有するフィルム状基材の片面に
裏打部材が剥離可能な状態で積層され、該裏打部材が、
不織布又は発泡体から形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貼付剤用支持体に
関する。
【0002】
【従来の技術】貼付剤の要求品質は、まず、目的とする
効果(例えば、治療、予防、検査等)が発揮されること
であるが、さらに皮膚に貼付するという点から、貼付操
作の容易性、皮膚への接着性、皮膚への追従性、皮膚へ
の低刺激性、違和感のない貼付感、剥離時の痛みの緩
和、などが要求されている。特に、長時間貼付する場合
には、全体としての低刺激性が重要となるため、支持体
としては薄くしなやかなもの又は薄く伸縮性を有するも
のを採用することにより、支持体エッジ部による皮膚へ
の物理的刺激を小さくすると共に、皮膚の変形に抵抗を
示さず違和感の少ない貼付剤とすることが提案されてい
る。
【0003】しかしながら、支持体を薄くしなやかに、
又は薄く伸縮性を有するものにすることは、要求品質の
一つである貼付操作の容易性を損なうものであり、操作
時に自己支持性がないため貼付剤が変形し易く、折れ曲
がって粘着面同士がくっついたり、しわを生じたりし
て、きれいに貼付できないという問題点があった。
【0004】そこで、上記問題点を解決する方法とし
て、通常粘着面の保護のために用いられているセパレー
ターに背割りを設けて分割することにより、部分的に粘
着面を露出させ徐々に貼付してゆく方法や、セパレータ
ーの中央部をまず剥離して窓を設けて部分的に貼付し、
その後に窓の縁側にあたるセパレーターを剥離して全体
を貼付する方法等が一般的に用いられている。また、支
持体に対する工夫として、支持体の外表面にさらに裏打
部材を設けて貼付操作時は適当な固さと厚みをもたせ、
貼付後に裏打部材を取り除き、貼付に適した薄さに調整
するという方法等も以前から提案されている。
【0005】背割りを設ける方法としては、例えば、特
開昭59−141943号公報、実開昭60−3656
3号公報、実開昭62−50623号公報等、数多くの
提案がなされている。
【0006】背割りを設けたものは、まず、中央部のみ
粘着面を露出させて両端部を持ちながら貼付し、その
後、両端部を露出させ貼付するという方法であるが、こ
の方法は貼付操作が複雑であり、使用者が意図した通り
の操作を必ずしも行わないという問題(例えば、誤って
端部までセパレーターを剥がしてしまうため、貼付剤が
しわくちゃになる)や、上記操作にてしわなく貼付する
ために、両手で貼付剤を引張って伸ばしたまま、さらに
皮膚面に押さえ付けるといった操作をしなければなら
ず、引張った際に手から離れて粘着面同士が接着した
り、貼付する際に引張り過ぎてしわになったり、逆に弛
んだりねじれたりして、しわになり易いという問題点が
ある。
【0007】さらに、両手で貼付剤を持たなければなら
ないという欠点があり、他人の皮膚に貼付する際は適応
可能であるが、自分自身の皮膚に貼付しづらい方法であ
る。また、ほぼ等分に分割した背割りにおいて、部分的
にセパレーターをめくり貼付後、セパレーターを徐々に
剥離しながら全体的に貼付してゆく方法であるが、この
方法は、一方の手で貼付剤を支えながら、他方の手でセ
パレーターをめくり、さらに支えている手で貼付剤を押
さえて貼付しなければならず、スムーズな操作が困難で
あった。
【0008】裏打部材を設ける方法も、例えば、特開昭
55−32553号公報、実開昭56−57235号公
報、特開昭57−107155号公報、特開昭62−7
7314号公報、特開昭64−16719号公報、特開
平5−38348号公報、特開平5−176982号公
報等に、数多く開示されている。
【0009】この方法は、貼付操作時に粘着面同士が接
着するというトラブルの解消に効果はあるが、実際上の
問題として、裏打部材とフィルムとの密着力のコントロ
ールが困難である。つまり、貼付剤とした時、セパレー
ターの剥離力、粘着剤の皮膚への接着力、フィルムと裏
打部材との密着力、の性能バランスにおいて、セパレー
ターの剥離力が大きいと粘着面を露出させる際に、意に
反して裏打ち部材が剥がれてしまったり、裏打部材の剥
離力が大きいと除去する際に貼付剤が一緒になって皮膚
から剥がれてしまうという問題を生じ、また、皮膚への
接着力は、使用後に皮膚から無理なく(痛みや皮膚の損
傷を伴うことなく)除去できる程度に抑えなければなら
ないという制約があるため、上記三つの特性値のバラン
スが微妙であり、裏打部材と柔軟なフィルム状基材の密
着力についても自由に選択できる手段が必要となる。
【0010】また、裏打部材の選定において、自己支持
性の付与のみにとらわれて、紙ベースやフィルムベース
の基材を選定した結果、裏打部材に柔軟性が乏しくな
り、貼付剤として皮膚曲面に適用する際、皮膚に沿って
貼付してゆくことが困難となり、しわが入ったり、貼付
剤と皮膚との間に空気が入ったり、きれいに貼り付けづ
らいという問題がある。また、これを多少改善するため
に紙ベースやフィルムベースの基材の厚みを薄くするこ
とも可能であるが、裏打部材の厚みが薄くなると、除去
する際に指をかけてめくろうとすると、貼付剤を一緒に
剥がしてしまうというトラブルを生じる。また、紙ベー
スやフィルムベースの基材では、セパレーターと類似し
た外観となり、間違って貼付前に裏打部材を剥がしてし
まうという問題もある。
【0011】以上の裏打部材の問題点を改善する方法と
して、裏打部材に貼付方法についての説明を印刷した
り、貼付剤とした際に裏打部材に背割りやドライエッジ
を設けて操作性を改良する工夫がなされているが、裏打
部材そのものについては、どのようなものが適切かにつ
いて殆ど工夫がなされていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するものであって、その目的は、貼付時に粘着面
同士が接着したり折れ曲がることがなく、皮膚に沿って
貼付し易いため、貼付操作が容易であり、かつ貼付後に
皮膚の変形に追従するので違和感の少ない貼付剤用支持
体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の貼付剤用支持体
は、柔軟性を有するフィルム状基材の片面に裏打部材が
剥離可能な状態で積層され、該裏打部材が、不織布又は
発泡体から形成されていることを特徴とする。
【0014】本発明の支持体は、フィルム状基材と裏打
部材とが剥離可能な状態で積層された積層体から形成さ
れる。
【0015】上記基材としては、柔軟性を有するフィル
ム状のものであれば特に制限はなく、例えば、紙、プラ
スチックフィルム、織布、不織布、編み物、金属箔及び
これらの積層体等が挙げられる。さらに、これらの基材
は、貼付剤としての安全性が確保されており、貼付時に
エッジ部による物理的皮膚刺激が少なくなる程度に薄
く、違和感が少なくしなやかなものであって、伸縮性を
有するものが好ましい。
【0016】上記基材において、伸縮性の乏しいもの
は、例えば、数μm〜10数μm程度に厚みを薄くする
ことにより柔軟性を付与することが可能であり、伸縮性
の富んだものは、厚みを極端に薄くする必要はなく、例
えば、数10μm〜100μm程度の厚みで使用可能で
ある。
【0017】本発明で用いられる裏打部材としては、不
織布又は発泡体が用いられる。上記不織布としては、ポ
リエステル繊維、レーヨン繊維、ビニロン繊維、綿繊
維、アクリル系繊維を素材とするものが挙げられる。ま
た、ウレタンやSIS(スチレン・イソプレン・スチレ
ン共重合体)繊維から製せられた不織布も貼付剤用途と
しての安全性が確保されていれば使用可能である。
【0018】上記発泡体としては、ポリオレフィン系、
ウレタン系、ゴム系の発泡体を素材とし、貼付剤用途と
しての安全性が確保されているものが使用可能である。
【0019】上記裏打部材は、不織布又は発泡体を素材
とすることにより、柔軟で曲げ易く、曲げた場合でも折
り目が付き難いため、貼りづらさがなく、皮膚に沿って
適用し易い。また、嵩密度が小さいため、厚みの割に軽
く自重で垂れ下がったりしないための自己支持性を付与
することができる。
【0020】本発明の支持体を基材と裏打部材との積層
体とすることにより、裏打部材を除去する際の効果とし
て、不織布又は発泡体は押さられた時に縮むため、指で
つまみ易く裏打部材の剥離を容易に行うことができる。
【0021】上記裏打部材の厚みは、薄くなると指でつ
まみづらくなり、自己支持性も失われ、嵩密度が大きく
なると、厚みに応じて自重が重くなり、垂れ下がって貼
りづらくなるか、柔軟性が失われて貼りづらくなるの
で、厚みは80μm以上に制限され、好ましくは150
μm以上であり、嵩比重は0.4g/cm3 以下に制限
され、好ましくは0.3g/cm3 以下である。
【0022】上記厚みは、130g/cm2 の一定荷重
下でダイヤルゲージを用いて測定したものであり、上記
嵩密度は、単位面積当たりの重量を厚みより計算した体
積で除したものである。
【0023】上記基材と上記裏打部材との接着方法とし
ては、自着性のある場合は加圧ラミネートすることがで
き、熱可塑性の材質の場合は加熱ラミネートすることが
できる。さらに、接着剤もしくは接着性の樹脂を使用し
てラミネートする方法が挙げられる。接着剤としては、
例えば、天然・合成ゴム系、アクリル系、シリコーン
系、ウレタン系、ポリエステル系などの接着剤が挙げら
れる。また、接着性の樹脂としては、例えば、ポリエチ
レン、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のオレフィン系
樹脂、SIS(スチレン・イソプレン・スチレン共重合
体)等が挙げられる。上記接着剤もしくは接着性の樹脂
としては、貼付剤としての安全性が確保されているもの
であれば、特に限定されない。
【0024】上記接着剤もしくは接着性の樹脂の選定に
おいて注意を要する点としては、剥離除去する際に、裏
打部材側に接着剤もしくは接着性の樹脂がくっついて除
去されるよう、つまり接着剤もしくは接着性の樹脂と基
材との間で剥離できる方が見栄えよくなるため、基材側
より裏打部材側に接着し易い材料を用いることが好まし
い。
【0025】また、上記基材と上記裏打部材との密着力
は、貼付剤として加工する際や取り扱う際に剥がれるこ
とのないよう、ある程度強くなければならないが、余り
強くなると、裏打部材の剥離時に基材毎剥離したり、基
材を破損する恐れがある。従って、密着力を剥離強度と
して評価した場合、剥離強度は、貼付剤の皮膚への接着
力より小さく、基材が破損しないように基材の破壊強度
より小さくする必要があり、さらに指でつまんで容易に
剥離できる程度の密着力であることが好ましい。そのた
めには、剥離強度は、20〜150(g/10mm幅)
に制限され、好ましくは30〜80(g/10mm幅)
である。
【0026】上記剥離強度とは、基材と裏打部材との積
層体を10mm幅に切断した短冊状試験片を、300m
m/分の剥離速度で180度剥離した時の剥離強度であ
る。
【0027】上記基材と上記裏打部材との密着力を調整
する方法としては、接着面積を調整する方法が最も容易
であり、接着剤層を筋状、格子状又は点状等の部分的に
接着することにより、加工時の取扱い時に剥がれず、貼
付時に容易に剥離可能な密着力とすることができる。こ
の部分的接着において、剥離除去時に接着箇所にのみ応
力集中するため、同等の剥離強度で全面積を接着したも
のに比べて、剥離し易くすることができる。特に、点状
に接着させた場合は、筋状や格子状に比べて接着面積を
小さくすることができ、接着点に剥離時の応力を集中さ
せることができるため、剥離し易くなる。
【0028】その際、接着面積は非接着面積より大きく
なると、剥離除去時にほぼ連続的に抵抗を生じるが、接
着面積を非接着面積より小さくしておけば、断続的に抵
抗を生じるため、接着部の密着力が多少大きくなって
も、指への抵抗感が小さくなるので、接着面積を非接着
面積より小さくしておくことが好ましい。また、接着面
積を非接着面積より小さくしておけば、柔軟なフィルム
状基材の全面を引張ることにならないため、貼付した貼
付剤の基材側が剥がれたり、浮き上がったするのを防ぐ
ことができる。
【0029】上記基材と上記裏打部材とを部分的に接着
する方法としては、ラミネート時にエンボスロール等に
て加圧又は加熱圧着された部分のみを接着する方法や、
接着剤をパートコートする方法等が挙げられ、パートコ
ートする方法としては、部分的に凹状部分を設けたグラ
ビヤコーターを用いて塗布する方法;ロールコーターや
ナイフコーターにて塗布した接着剤を櫛歯にて掻き落と
す方法;スプレー塗布方式やダイコートにて隙間を設け
たり、不連続的に吐出させる方法などが挙げられる。
【0030】本発明の支持体は、上述のように、柔軟な
フィルム状基材を用いた貼付剤において、貼付操作性の
向上を目的とするものであるが、粘着剤層を露出させる
際や貼付操作時に、粘着剤層が指に接したりして貼りづ
らくなるケースがあるため、粘着剤層の保護材であるセ
パレーターにドライエッジや背割りを設けてもよい。
【0031】本発明の支持体を使用して貼付剤を得る方
法としては、例えば、支持体又はセパレーター上に粘着
剤を展延して薬剤を含有する接着剤を形成した後、支持
体にセパレータを貼り合わせるか、セパレーターに支持
体を貼り合わせて積層体とすることにより得られる。粘
着剤を展延する方法としては、ロールコーター、ナイフ
コーター、バーコーター、ダイコーター、スプレーなど
による塗布が用いられる。
【0032】本発明でいう貼付剤としては、治療及び予
防のために局所又は全身作用性の薬理効果を発揮する薬
物を含むもの;体内及び体表面からの分泌物等に反応し
疾患、検査等に用いる物質を含むもの;痩身、美肌、保
護、装飾、脱臭、芳香といった美容を目的とするもの;
患部の保護や固定;電極端子やカテーテル等の補助具の
固定用に用いられるものなどが挙げられ、およそ皮膚や
粘膜に貼付されるシート状のものを全て含み、一般的に
は支持体、粘着剤層及び該粘着剤層を保護する保護材の
積層体からなる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
【0034】(実施例1)図2及び図3に示すように、
厚み3μmの柔軟なポリエチレンテレフタレート(以
下、PETという)フィルム基材12にポリエステル系
接着剤13を乾燥後の塗工量が7g/m2 となるように
塗工、乾燥し、その塗工面とレーヨン不織布(坪量20
g/m2 、厚み80μm)裏打部材11とをラミネート
して支持体1を得た。(ただし、接着剤13はPETフ
ィルム基材12の全面に塗布した) 別途、離型処理した厚み75μmのPETフィルム3の
離型処理面に、アクリル系粘着剤溶液を乾燥後の厚みが
35μmとなるように調整して展延、乾燥して粘着剤層
2を形成した。この粘着剤層2を上記支持体1のPET
フィルム12側に貼り合わせた後、71mm×71mm
のサイズに打ち抜き、離型処理したPETフィルム3の
みに中央部で2等分するように背割り(切り込み)を入
れて、貼付剤サンプルを作製した。尚、PETフィルム
3は保護材として貼付剤の使用時まで貼り付けたままの
状態とした。
【0035】(実施例2)厚み3μmのPETフィルム
にポリエステル系接着剤を乾燥後の塗工量が7g/m2
となるように塗工、乾燥し、その塗工面とポリプロピレ
ン不織布(坪量30g/m2 、厚み150μm)とをラ
ミネートして支持体を得たこと以外は、実施例1と同様
にして貼付剤サンプルを作製した。
【0036】(実施例3)厚み3μmのPETフィルム
にポリエステル系接着剤を乾燥後の塗工量が7g/m2
となるように塗工、乾燥し、その塗工面とポリエステル
不織布(坪量40g/m2 、厚み220μm)とをラミ
ネートして支持体を得たこと以外は、実施例1と同様に
して貼付剤サンプルを作製した。
【0037】(実施例4)厚み3μmのPETフィルム
にポリウレタン系接着剤を乾燥後の塗工量が7g/m2
となるように塗工、乾燥し、その塗工面とポリウレタン
フォーム(坪量50g/m2 、厚み500μm)とを加
熱ラミネートして支持体を得たこと以外は、実施例1と
同様にして貼付剤サンプルを作製した。
【0038】(実施例5)厚み3μmのPETフィルム
にポリエステル系接着剤を乾燥後の塗工量が4g/m2
となるように塗工、乾燥し、その塗工面とポリエチレン
フォーム(坪量50g/m2 、厚み1000μm)とを
ラミネートして支持体を得たこと以外は、実施例1と同
様にして貼付剤サンプルを作製した。
【0039】(実施例6)厚み3μmのPETフィルム
にポリエステル系接着剤を乾燥後の塗工量が7g/m2
となるように塗工、乾燥し、その塗工面とSIS系不織
布(坪量50g/m2 、厚み160μm)とをラミネー
トして支持体を得たこと以外は、実施例1と同様にして
貼付剤サンプルを作製した。
【0040】(実施例7)厚み3μmのPETフィルム
にポリエステル系接着剤を乾燥後の塗工量が10g/m
2 となるように塗工、乾燥し、その塗工面とポリエステ
ル不織布(坪量40g/m2 、厚み220μm)とをラ
ミネートして支持体を得たこと以外は、実施例1と同様
にして貼付剤サンプルを作製した。
【0041】(実施例8)厚み3μmのPETフィルム
にポリエステル系接着剤を乾燥後の塗工量が15g/m
2 となるように塗工、乾燥し、その塗工面とポリエステ
ル不織布(坪量40g/m2 、厚み220μm)とをラ
ミネートして支持体を得たこと以外は、実施例1と同様
にして貼付剤サンプルを作製した。
【0042】(実施例9)厚み3μmのPETフィルム
にグラビアロールを用いて、ポリエステル系接着剤を乾
燥後の塗工量が7g/m2 となるように塗工、乾燥し
て、図4に示す連続模様を形成した後、この塗工面とポ
リエステル不織布(坪量40g/m2 、厚み220μ
m)とをラミネートして支持体を得たこと以外は、実施
例1と同様にして貼付剤サンプルを作製した。
【0043】(実施例10)厚み3μmのPETフィルム
にグラビアロールを用いて、ポリエステル系接着剤を乾
燥後の塗工量が7g/m2 となるように塗工、乾燥し
て、図5に示す連続模様を形成した後、その塗工面とポ
リエステル不織布(坪量40g/m2 、厚み220μ
m)とをラミネートして支持体を得たこと以外は、実施
例1と同様にして貼付剤サンプルを作製した。
【0044】(実施例11)厚み3μmのPETフィルム
にグラビアロールを用いて、ポリエステル系接着剤を乾
燥後の塗工量が4g/m2 となるように塗工、乾燥し
て、図6に示す連続模様を形成した後、その塗工面とポ
リエステル不織布(坪量40g/m2 、厚み220μ
m)とをラミネートして支持体を得たこと以外は、実施
例1と同様にして貼付剤サンプルを作製した。
【0045】(実施例12)厚み3μmのPETフィルム
に、ポリエステル系接着剤を乾燥後の塗工量が20g/
2 となるように塗工、乾燥し、その塗工面とポリエス
テル不織布(坪量40g/m2 、厚み220μm)とを
ラミネートして支持体を得たこと以外は、実施例1と同
様にして貼付剤サンプルを作製した。
【0046】(比較例1)厚み3μmのPETフィルム
に、ポリエステル系接着剤を乾燥後の塗工量が7g/m
2 となるように塗工、乾燥し、その塗工面とポリエステ
ル不織布(坪量15g/m2 、厚み60μm)とをラミ
ネートして支持体を得たこと以外は、実施例1と同様に
して貼付剤サンプルを作製した。
【0047】(比較例2)厚み3μmのPETフィルム
に、ポリエステル系接着剤を乾燥後の塗工量が7g/m
2 となるように塗工、乾燥し、その塗工面とポリエステ
ル不織布(坪量50g/m2 、厚み80μm)とをラミ
ネートして支持体を得たこと以外は、実施例1と同様に
して貼付剤サンプルを作製した。
【0048】(比較例3)厚み3μmのPETフィルム
に、ポリエステル系接着剤を乾燥後の塗工量が7g/m
2 となるように塗工、乾燥し、その塗工面とポリエステ
ル不織布(坪量84g/m2 、厚み200μm)とをラ
ミネートして支持体を得たこと以外は、実施例1と同様
にして貼付剤サンプルを作製した。
【0049】上記実施例及び比較例で得られた貼付剤サ
ンプルにつき、下記の性能評価を行い、その結果を表1
に示した。 (1)貼り易さ 貼付剤サンプを10名の試験者に貼付させ、その「貼り
易さ」につき、下記の評価基準に従って点数を付けて貰
い、10名の合計点が、40点以上を○、30〜39点
を△、29点以下を×と表示した。 5点:貼り易く、きれいに貼ることができる 4点:貼りづらいが、きれいに貼ることができる 3点:貼り易いが、多少皺がはいる 2点:貼りづらく、多少皺がはいる 1点:貼りづらく、貼るのに失敗した
【0050】(2)剥がし易さ 貼付剤サンプを10名の試験者に貼付させ、裏打部材の
「剥がし易さ」につき、下記の評価基準に従って判定し
て貰い、10名の合計点が、40点以上を○、30〜3
9点を△、29点以下を×と表示した。 5点:容易に剥がすことができる 4点:剥がすことができるが多少抵抗がある 3点:剥がしづらく抵抗も大きい 2点:剥がすことができるが痛みを感じる、又は貼付剤
全体が皮膚から剥がれる 1点:剥がすことができない
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】本発明の貼付剤用支持体は、上述の通り
であり、取扱い時は良好な自己支持性を有するため、粘
着剤層同士がくっつくいたり、折れ曲がって貼りづらい
ことがなく、さらに、貼付後に容易に剥離可能な、裏打
部材を剥離することによって、柔軟なフィルム状基材が
皮膚の変形に追従するため、違和感の少ない貼付剤を提
供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貼付剤用支持体の構成を示す模式断面
図である。
【図2】本発明の貼付剤用支持体において、柔軟なフィ
ルム状基材と裏打部材とが部分的に接着している状態を
示す模式断面図である。
【図3】本発明の貼付剤用支持体を用いた貼付剤の一例
を示す模式断面図である。
【図4】実施例9の基材と裏打部材とを積層するために
用いられる接着剤の塗布状態を示す平面図である。
【図5】実施例10の基材と裏打部材とを積層するために
用いられる接着剤の塗布状態を示す平面図である。
【図6】実施例11の基材と裏打部材とを積層するために
用いられる接着剤の塗布状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 支持体 11 裏打部材 12 フィルム状基材 13 接着性材料 2 粘着剤層 3 保護材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性を有するフィルム状基材の片面に
    裏打部材が剥離可能な状態で積層され、該裏打部材が、
    厚み80μm以上、嵩密度0.4g/cm3 以下の不織
    布又は発泡体から形成されていることを特徴とする貼付
    剤用支持体。
  2. 【請求項2】 柔軟性を有するフィルム状基材と裏打部
    材との剥離強度が20〜150(g/10mm幅)であ
    ることを特徴とする請求項1記載の貼付剤用支持体。
JP13233196A 1996-05-27 1996-05-27 貼付剤用支持体 Pending JPH09315959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13233196A JPH09315959A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 貼付剤用支持体

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