JPH09315309A - 列車進路制御装置 - Google Patents

列車進路制御装置

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JPH09315309A
JPH09315309A JP8131823A JP13182396A JPH09315309A JP H09315309 A JPH09315309 A JP H09315309A JP 8131823 A JP8131823 A JP 8131823A JP 13182396 A JP13182396 A JP 13182396A JP H09315309 A JPH09315309 A JP H09315309A
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JP
Japan
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train
station
route
delay time
track
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Application number
JP8131823A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Shibata
寛 柴田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH09315309A publication Critical patent/JPH09315309A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 列車の進路を直前の進路のみならず可能な限
り前方まで確保して、列車運行を効率的に進める。 【解決手段】 線路に沿って配設された各駅に設けられ
た連動装置1A〜1Cからの動作情報を受信し、この動
作情報に基づいて各列車1レ,2レの現在位置を検出す
る列車追跡手段21と、予め定められた列車ダイヤ22
に基づいて各列車1レ,2レの検出された各現在位置か
らの各進路を決定する進路決定手段23と、各列車1レ
の前記決定された各進路における先行列車2レの現在位
置にて定まる位置までを制御する進路制御手段24とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列車ダイヤに従っ
て運行される列車の進行方向の進路を制御する列車進路
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】列車を安全にかつ能率的に運行するため
に、列車の進路制御は列車進路制御装置にて集中制御を
行っている。この列車進路制御装置は、線路に沿って配
設された各駅構内に設けられている場内信号機、出発信
号機、転轍器等の制御、優等列車の優先判断、及び単線
における列車の行き違い駅の変更等を行う。
【0003】駅構内及び駅相互間には列車の在線を検出
する軌道回路等が設けられている。一方、線路上には主
に信号制御を行うポイントとして所定の地点に接近点を
設けている。また、特急、急行等の優等列車を先に通過
させるポイントとして複数の線路の合流点や支線と本線
との分岐点等の同一競合点があり、先に通過すべき列車
を選択判断するためにこの競合点に対応する所定の地点
を設けている。
【0004】そして、列車進路制御装置は例えば下記
(1)〜(3) の基本的条件に基づいて列車の運行制御を行
う。 (1) 列車進路制御装置による駅構内信号機、出発信号機
等の信号機制御は、列車が前述の接近点に到達した時に
両信号機の制御を行う。
【0005】また、例えば進路が複数に分かれる構造の
場合で、先行列車と異なる進路を走行する列車が接近点
に到達した場合には、まず、進路変更を行うための転轍
器を転換し、その後に信号機の制御を行う。
【0006】(2) 列車進路制御装置による優等列車を先
に通過させるための優先判断は、競合点に対応する所定
の地点を列車が通過した時に、その列車を競合点接近列
車と捉え、競合点に接近した複数の列車の範囲内で判断
を行う。
【0007】(3) 列車進路制御装置による単線区間にお
ける列車順序や行き違い駅の設定は予めダイヤにて指定
されているが、列車の遅れによって変更が必要となる場
合がある。その際は、列車が該当駅に接近した時点に、
ダイヤに指定されている直前列車あるいは行き違い列車
が次駅までの範囲に在線していない場合に、指令員に問
い合わせ、指令員の判断に基づいて制御の可否を決定す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の列車進路制御装置においは、 (1) 進路が確保できる状態にあっても列車が所定地点に
達するまで制御を行わず、例えば複数の進路に分岐する
路線において、後続列車が先行列車と異なる進路を走行
する場合には、後続列車が所定地点に達した時点で転轍
器を転換し、その後に信号機の制御を行うため、信号機
が進行現示するまでに時間がかかる。また、列車を運転
する際に運転士は、前方の信号機が青色を現示していな
い場合には信号機の現示色(黄、赤)に応じて列車の走
行速度を所定の速度に制限しなければならないため、信
号機の進行現示までに時間がかかる。特に、列車の走行
時間を短くしなければならないラッシュ時間帯等の高密
度運転時には支障をきたすことになる。
【0009】また、列車が所定地点に達した時点で信号
制御を行うため、例えば、信号機故障、転轍器の転換不
良等が発生した場合には、駅員または列車監視員は信号
機や転轍器が制御された時にその異常発生を把握するこ
とになる。そのため、軽度の異常であったとしても、短
時間のうちに異常原因を調べて正常状態に復旧させるこ
とは非常に困難であるので、列車の運行に支障をきた
し、列車の遅延を招きやすい。
【0010】(2) 複数の線路の合流点や支線と本線との
分岐点等の同一競合点を先に通過すべき列車を選択する
ための優先判断では、競合点に対応する路線上に設けら
れた所定の地点を通過した複数の列車間で、すなわち競
合点と競合点に対応する所定地点の間に在線する列車間
で優先判断を行うため、競合点に近づきつつあるが、所
定地点を通過していない特急、急行等の優等列車を優先
させようとしても、優先判断に対象外列車となるため、
優先させるような判断ができない。
【0011】(3) 単線区間における列車順序や行違い駅
の変更は、新たに指定した行違い駅への出発進路を制御
する際に、列車ダイヤに指定されている直前列車あるい
は行違い列車が次駅までの範囲に在線していないことを
確認し、次駅までの進路に対して該当列車の進行可能の
制御を指令員が判断する必要があるので、指令員に負荷
がかかる。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、各列車の現在位置を検出し、制御すべき
進路のチェック範囲を広げ、できるだけ早めに広範囲の
進路を制御することによって、列車を効率的に遅延なく
運行できる列車進路制御装置を提供することを目的とす
る。
【0013】また、別に発明においては、上記目的に加
えて、線路の競合点の優先列車の判定では、全線の列車
運行を予測して最適な列車を優先的に競合点を通過さ
せ、各列車を効率的に運行できる列車進路制御装置を提
供することを目的とする。
【0014】さらに、別の発明においては、上記目的に
加えて、単線の列車進路制御においても、単線全線の運
行状況から列車の運行状態を判断することにより、たと
え列車ダイヤが乱れたとしても行違い駅の変更を実行で
き、指令員の負荷を軽減でき、かつ単線における最適な
列車運行を実現できる列車進路制御装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明の請求項1の列車進路制御装置においては、線
路に沿って配設された各駅に設けられた連動装置からの
動作情報を受信し、この動作情報に基づいて各列車の現
在位置を検出する列車追跡手段と、予め定められた列車
ダイヤに基づいて各列車の検出された各現在位置からの
各進路を決定する進路決定手段と、各列車の決定された
各進路における先行列車の現在位置にて定まる位置まで
を制御する進路制御手段とを備えている。
【0016】また、請求項2の列車進路制御装置におい
ては、線路に沿って配設された各駅に設けられた連動装
置からの動作情報を受信し、この動作情報に基づいて各
列車の現在位置を検出する列車追跡手段と、予め定めら
れた列車ダイヤに基づいて各列車の検出された各現在位
置からの各進路を決定する進路決定手段と、各列車の決
定された各進路内の先行列車の現在位置にて定まる位置
までの各転轍器を各信号機に先だって制御する転轍器制
御手段とを備えている。
【0017】請求項3の列車進路制御装置においては、
競合点を有する線路に沿って配設された各駅に設けられ
た連動装置からの動作情報を受信し、この動作情報に基
づいて各列車の現在位置を検出する列車追跡手段と、予
め定められた列車ダイヤに基づいて各列車の検出された
各現在位置からの各進路を決定する進路決定手段と、異
なる線路を走行する各列車の決定された各進路内に競合
点を含むとき、各線路の列車が他方の線路の列車より後
に競合点を通過することによる各遅延時間を求め、この
遅延時間が小さくなるように競合点を先に通過する列車
を選択する先行列車選択手段と、選択された列車に対す
る進路を制御する進路制御手段とを備えている。
【0018】請求項4の列車進路制御装置においては、
競合点を有する線路に沿って配設された各駅に設けられ
た連動装置からの動作情報を受信し、この動作情報に基
づいて各列車の現在位置を検出する列車追跡手段と、予
め定められた列車ダイヤに基づいて各列車の検出された
各現在位置からの各進路を決定する進路決定手段と、異
なる線路を走行する各列車の決定された各進路内に競合
点を含むとき、各線路の列車が他方の線路の列車よりも
後に競合点を通過することによる各遅延時間を求め、こ
の求めた各遅延時間に各列車の優先度を乗算した各遅延
評価値を求め、この遅延評価値が小さくなるように競合
点を先に通過する列車を選択する先行列車選択手段と、
この選択された列車に対する進路を制御する進路制御手
段とを備えている。
【0019】請求項5の列車進路制御装置においては、
単線路に沿って配設されかつ行違い線を有した各駅に設
けられた連動装置からの動作情報を受信し、この動作情
報に基づいて対向する各列車の各現在位置を検出する列
車追跡手段と、予め定められた列車ダイヤに基づいて各
列車の検出された各現在位置からの各進路を決定する進
路決定手段と、各列車が列車ダイヤに定められた規定行
違い駅で行違がうために該当規定行違い駅に到達すると
きの各列車の遅延時間を算出する第1の遅延時間算出手
段と、列車が遅延したことに起因して、行違い駅を規定
行違い駅以外の他の臨時行違い駅に設定した場合の、各
列車が該当臨時行違い駅に到達するときの遅延時間を算
出する第2の遅延時間算出手段と、この算出された規定
駅での行き違いにおける遅延時間と臨時駅での行き違い
における遅延時間とに基づいて行違い駅を決定する行違
い駅選択手段と、各列車の前記決定された各進路のうち
選択された行違い駅までを制御する進路制御手段とを備
えている。
【0020】請求項6の列車進路制御装置においては、
単線路に沿って配設されかつ行違い線を有した各駅に設
けられた連動装置からの動作情報を受信し、この動作情
報に基づいて対向する各列車の各現在位置を検出する列
車追跡手段と、予め定められた列車ダイヤに基づいて各
列車の検出された各現在位置からの各進路を決定する進
路決定手段と、各列車が列車ダイヤに定められた規定行
違い駅で行違がうために該当規定行違い駅に到達すると
きの各列車の遅延時間を算出する第1の遅延時間算出手
段と、列車が遅延したことに起因して、行違い駅を規定
行違い駅以外の他の臨時行違い駅に設定した場合の、各
列車が該当臨時行違い駅に到達するときの遅延時間を算
出する第2の遅延時間算出手段と、この算出された規定
駅での行違いにおける遅延時間の合計時間と臨時駅での
行違いにおける遅延時間の合計時間との差分が、規定行
違い駅と臨時行違い駅との間の所要時間に基づき定めら
れた差分比較基準値よりも大きいときに、行違い駅を臨
時行違い駅へ変更する行違い駅選択手段と、各列車の前
記決定された各進路のうち選択された行違い駅までを制
御する進路制御手段とを備えている。
【0021】請求項7においては、前記請求項1,3,
4,5,6の列車進路制御装置に対して、進路制御手段
にて各列車の進路を制御した時刻から各列車が該当進路
を通過するまでの経過時間を計時する経過時間計時手段
と、経過時間計時手段にて計時された経過時間が許容遅
延時間を越えると、進路の制御を解除する制御解除手段
とを付加している。
【0022】さらに、請求項8においては、請求項1,
3,4,5,6の列車進路制御装置に対して、進路制御
手段にて各列車の進路を制御した後に行われたダイヤ変
更を検出するダイヤ変更検出手段と、ダイヤ変更検出手
段によるダイヤ変更検出に応じて、前記進路の制御を解
除する制御解除手段とを付加している。
【0023】このように構成された請求項1の列車進路
制御装置であれば、各列車の進路は先行列車の存在位置
等に基づいて該当列車の進行が確保可能になった時点で
非制御から制御へ移行する。
【0024】したがって、列車の運転手にとっては、従
来手法において既に制御している直前の信号機のみなら
ず、従来手法においてはまだ非制御である遥か前方の信
号機も本願発明においては制御に移行しているので、そ
の前方のの信号機の状態も考慮して運転することが可能
である。したがって、不必要な減速操作を実施すること
なく、列車を効率的に運行できる。
【0025】また、進路に存在する制御に移行した各信
号機や各転轍器の設置位置に列車が到達するまでに時間
的余裕がある。その結果、信号機の故障や転轍器の転換
不良が早い時機に検出され、その故障復帰が早期に実施
可能となるため、列車運行に与える支障を最小限に抑制
できる。
【0026】請求項2においては、決定された各列車の
進路のなかの各転轍器が各信号機に先だって制御され
る。すなわち、例えば事故や大幅遅延等の要因で、運転
ダイヤの臨時変更(運転整理)により列車の進路を変更
するような場合においては、運転士が信号機で進行指示
を確認した後に、運転士に対して、急に停止指示または
速度を低速へ変更する指示を出すことは避けるべきであ
る。
【0027】すなわち、請求項2においては、従来手法
と同様に、列車が通常の接近点に来るまでは信号機の制
御を行わないようにして制御後に発生する可能性がある
停止指示の出力を抑制する。しかし、制御が可能になっ
ている進路に存在する転轍器の転換は信号機の制御より
先に実施される。その結果、転轍器の転換時間に起因す
る進路の各信号機の制御の遅れは縮小される。
【0028】また、転轍器の転換が最も早い時期に実行
されるため、たとえ転轍器に転換不良が発生したとして
も、列車が該当転轍器に達するまでの間に転換不良に対
する対策を講ずることが可能となり、転轍器の転換不良
の列車運行に与える影響を最小限に抑制できる。
【0029】請求項3の列車進路制御装置においては、
競合点を通過する同一方向の列車の進路を全線に亘って
決定し、各線路の列車が他方の線路の列車に対して後か
らこの競合点を通過することによる各遅延時間を求め、
この遅延時間が小さくなるように競合点を先に通過する
列車を選択している。したがって、最も時間遅れが少な
く、効率的に列車を運行できる。
【0030】請求項4においては、先行列車選択する場
合の基準として、特急,急行等の優先列車と各駅停車等
の普通列車との間の優先度が加味されている。すなわ
ち、各線路の列車が他方の線路の列車に対して後から競
合点を通過することによる各遅延時間を求め、この求め
た各遅延時間に各列車の優先度を乗算した各遅延評価値
を求め、この遅延評価値が小さくなるように競合点を先
に通過する列車を選択している。
【0031】その結果、競合点に近づきつつある優先列
車を普通列車に対して優位に進行させることも可能とな
る。請求項5の列車進路制御装置においては、単線にお
いて互いに対向する各列車の現在位置が検出され、かつ
各列車の進路が決定されるが、互いに対向する各列車が
列車ダイヤに定められた規定行違い駅で行違がった場合
の規定所要時間からの増加分を示す遅延時間と、行違い
駅を規定行違い駅以外の他の臨時行違い駅に設定した場
合の規定所要時間からの増加分を示す遅延時間が算出さ
れ、これらに基づいて行違い駅が例えば最も効率良く各
列車を運行できるように自動的に選択される。
【0032】請求項6においては、行違い駅の選択判断
基準がより明確に定義されている。すなわち、算出され
た規定駅で行違う場合の遅延時間の合計時間と臨時駅で
行違う場合の遅延時間の合計時間との差分が、規定行違
い駅と臨時行違い駅との間の所要時間に基づき定められ
た比較基準値よりも大きいとき、行違い駅を前記臨時行
違い駅へ変更している。
【0033】このように定量的に得られる情報に基づい
て判断することによって、常に各列車の延べ遅れ時間が
最小になるように自動的に制御される。次に請求項7の
発明を説明する。上記請求項1,3,4,5,6におい
て、列車の進行方向について可能な進路を順次制してい
くが、この場合、進路を確保した列車が遅延した場合に
その進路を進行可能な状態に長時間確保したままである
と、遅延していない他列車の進路を確保することができ
なくなり、結果的に、この遅延していない他列車を遅延
させる懸念がある。
【0034】そこで、この請求項7においては、各列車
の進路を制御した時刻から各列車が該当進路を通過する
までの経過時間が許容遅延時間を越えると、進路の制御
を解除している。したがって、遅延していない他列車が
該当進路に進行可能となる。
【0035】最後に、請求項8の発明を説明する。上記
請求項1,3,4,5,6において、列車の進行方向に
ついて可能な進路を順次制御していくが、列車の進路を
確保した後に、運転整理(臨時ダイヤ変更)によりダイ
ヤが変更され、確保した進路が無効となった場合、その
ままであると、自列車や他列車の進路に支障が出る。
【0036】そこで、この請求項8においては、変更後
のダイヤに従い、各列車の進路を再決定し、制御した進
路のなかで無効となった部分の制御を解除(復位)する
事により、他の各列車の運行に支障が生じるのを極力抑
制している。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
を用いて順番に説明していく。 (第1実施形態)図1は、第1実施形態に係わる列車進
路制御装置の概略構成を示すブロック図である。図2は
その進路制御処理動作を示す流れ図である。
【0038】図1は、説明を簡素化するために、複線区
間の一方向のみを示している。図示するように、線路に
沿って、A駅.B駅.C駅の合計3つの駅が設置されて
いるる。
【0039】A駅には、3機の場内信号機1b1,1b
2,1b3と1機の出発信号機1b4と、2機の転轍器
1k1,1k2及び待機線が設けられている。同様に、
B駅にも、3機の場内信号機1b5,1b6.1b7と
1機の出発信号機1b8と、2機の転轍器1k3,1k
4及び待機線が設けられている。さらに、C駅にも、3
機の場内信号機1b9,1b10.1b11と1機の出
発信号機1b12と、2機の転轍器1k5,1k6及び
待機線が設けられている。
【0040】さらに、A駅の手前の接近点に軌道回路A
Tが設けられ、B駅の手前の接近点には軌道回路BTが
設けられ、さらに、C駅の手前の接近点には軌道回路C
Tが設けられている。なお、図中1レ,2レは列車を示
す。
【0041】A駅,B駅,C駅にはそれぞれ連動装置1
A,1B,1Cが設けられている。各連動装置1A,1
B,1Cは、自己駅に設置された各信号機,各転轍器,
及び接近点の軌道回路の動作状態を監視し、各信号機及
び各転轍器の動作を制御する。
【0042】各連動装置1A,1B,1CはLANの伝
送路5の伝送ステーション6A,6B,6Cに接続され
ている。このLANの伝送路5に伝送ステーション6D
を介して列車進路制御装置20が接続されている。
【0043】各駅の連動装置1A,1B,1Cは、前述
した動作状態11A,11B,11Cを各伝送ステーシ
ョン6A,6B,6C,伝送路5及び伝送ステーション
6Dを介して列車進路制御装置20へ送信する。
【0044】また、連動装置1A,1B,1Cは列車進
路制御装置20から伝送ステーション6D,伝送路5及
び各伝送ステーション6A,6B,6Cを介して受信し
た制御情報10A,10B,10Cに基づいて各信号機
及び各転轍器の動作を制御する。
【0045】列車進路制御装置20は、コンピュータ等
の一種の情報制御装置で構成されており、内部に、列車
追跡部21,列車ダイヤファイル22,進路決定部23
及び進路制御部24が形成されている。列車ダイヤファ
イル22内には、予め定められた各列車のダイヤが記憶
されている。
【0046】列車追跡部21は、各駅からの各信号機,
各転轍器,及び接近点の軌道回路の動作状態から各列車
1レ,2レの現在位置を検出して、進路決定部23へ送
出する。進路決定部23は、検された各列車1レ,2レ
の現在位置と、列車ダイヤファイル22から読出した該
当列車1レ,2レのダイヤデータとに基づいて各列車1
レ.2レの進路を決定して、進路制御部24へ送出す
る。
【0047】進路制御部24は、決定された各列車1
レ,2レの進路における先行列車の現在位置にて定まる
位置までを制御範囲とし、対象となる各駅の各信号機及
び各転轍器の制御情報14D,14A〜14Cを伝送路
5を介して各駅の連動回路1A,1B,1Cへ送出す
る。
【0048】図2はこの列車進路制御装置20の具体的
な進路制御処理動作を示す流れ図である。先ず、各列車
の各現在位置(在線情報)を検出し(S21)、未チェ
ックの一つの列車を特定し(S22)、該当列車の前回
確保済みの進路を取出す(S23)。次に、該当列車の
次の進路への進行が可能か否かの制御条件を判断して
(S24)、該当進路に先行列車が存在していないこと
を確認し(S25)、該当列車の進路を制御する。すな
わち、該当進路に存在する各信号機や各転轍器を列車進
行可能に制御する(S26)。そして、進路確保したこ
とを登録する(S27)。まだチエックしていない他の
列車が存在すれば(S28)、S22へ戻り該当列車を
特定して、S23へ進む。
【0049】このように構成された列車進路制御装置に
おいて、例えば図1に示すよように、列車1レがA駅の
手前に位置し、列車2レがC駅を出発した状態とする。
この場合、列車1レはA駅からC駅まで列車2レの後続
列車であり、かつ本線を走行することが列車ダイヤにて
指示されているならば、列車1レに対してA駅の場内信
号機1b2から、1b4,1b6,1b8、C駅の場内
信号機1b10まで進路を列車進行可能な状態に制御す
る。
【0050】このように、従来の手法においては、列車
1レが接近点の軌道回路ATに達しすると、A駅の各信
号機,各転轍器のみが列車進行可能な状態に制御される
が、この実施形態においては、前述したように、C駅の
場内信号機1b10までの進路が列車進行可能な状態に
制御される。したがって、列車1レの運転士はA駅のみ
らずB駅以遠の信号機を確認して運転を実施できるの
で、減速操作等を極力少なくでき、列車の運転効率を向
上できる。
【0051】また、例えば、この列車位置で、信号機1
b10にて故障が検出された場合には、列車1レがC駅
に接近するまで時間的な余裕があるため、列車接近まで
に該当信号機1b10を修理する事が可能となり、列車
の遅延を防ぐことが可能となる。
【0052】(第2実施形態)図3は第2実施形態に係
わる列車進路制御装置の概略構成を示すブロック図であ
る。図1に示す第1実施形態と同一部分には同一符号が
付してある。したがって、重複する部分の詳細説明は省
略されている。
【0053】この第2実施形態においては、第1実施形
態における進路制御部24の代りに、転轍器制御部25
が設けられている。この転轍器制御部25は、進路決定
部23で決定された進路に存在する信号機や転轍器のう
ち転轍器を信号機に先だって列車進行可能な状態に制御
する。転轍器以外の信号機は列車が接近点(軌道回路)
に達した時点で列車進行可能な状態に制御される。
【0054】図4はこの列車進路制御装置20の具体的
な進路制御処理動作を示す流れ図である。先ず、列車が
接近点を通過したことを軌道回路で検出すると(S4
1)、該当列車の進路を決定し、該当進路が転換済み進
路の場合は(S42)、先行列車が存在しないことを確
認(S43)できると、該当進路の信号機を列車進行可
能な状態に制御する(S44)。
【0055】該当進路が転換済み進路でない場合は、S
45にて該当列車の次の進路を取出し、該当進路に含ま
れる転轍器を転換する場合は(S46)、該当転轍器を
先行列車が通過済みであることを確認すると(S4
7)、該当転轍器に対して転換指令を送出して転換させ
る(S48)。該当転轍器が転換されると、該当転轍器
を含む進路に対して列車進行可能な状態に制御して登録
する(S49)。
【0056】このように構成された列車進路制御装置2
0においては、図3に示す列車在線状態では、列車1レ
が軌道回路ATに達しているので、A駅の場内信号機1
b2、出発信号機1b4の進路が進行可能に制御され、
B駅の転轍器1k3,1k4,C駅の転轍器1k5,1
k6に対する転換制御が実施される。
【0057】そして、列車1レがA駅を出発してから、
軌道回路BTを踏んだ時がB駅への接近とし、この時、
B駅の信号機1b6,1b8が進行可能な状態に制御さ
れる。したがって、図3に示す在線状態で、転轍器1k
5が転轍器転換不良となっても、列車がC駅に接近し、
信号機1b10を通行可能に制御されるまでに転轍器転
換不良が解除されれば、列車1レの運転に支障が発生す
ることはない。
【0058】また、列車が軌道回路が設置された接近点
を通過し、進路制御を行うまでは、列車の予定進路を変
更する運転整理(ダイヤ変更)が容易に実施できる。例
えば、図3の在線状態でB駅の進入番線を変更する場合
には、B駅の場内進路を所定の状態に制御するだけでよ
い。その前方の進路は、制御された状態を解除する必要
はなく、あらたな転轍器転換制御を実施するだけでよく
なり、運転整理時の処理が簡単になり、かつ一旦決定し
た進路の制御された状態を解除して、再設定する必要が
ない。したがって、運転整理(ダイヤ変更)に対応する
進路制御処理が簡素化される。
【0059】(第3実施形態)図5は第3実施形態に係
わる列車進路制御装置の概略構成を示すブロック図であ
る。図1に示す第1実施形態と同一部分には同一符号が
付してある。したがって、重複する部分の詳細説明は省
略されている。
【0060】この第3実施形態に適用される線路には図
5に示すように、B駅の入場側に路線ALからと路線B
Lとから進入する列車間で競合が発生する競合点Xが存
在する。
【0061】また、列車進路制御装置20内には、列車
追跡部21,列車ダイヤファイル22,進路決定部2
3,先行列車選択部26及び進路制御部24aが形成さ
れている。
【0062】列車追跡部21は各列車の現在位置を検出
し、進路決定部23は、列車ダイヤファイル22を用い
て各列車の各進路を決定する。先行列車選択部26は、
各列車の進路が競合点Xを含む場合は、どちらの列車を
先に競合点Xを通過させるかを選択する。進路制御部2
4aは選択された列車に対する進路を制御する。
【0063】図6及び図7は列車進路制御装置20の進
路制御処理動作を示す流れ図である。先ず、各列車の現
在位置を検出し(S61)、未チェックの一つの競合点
Xを取出し(S62)、該当競合点Xが進路に含まれる
全ての列車を検出する(S63)。
【0064】そして、各線路における最初に競合点Xに
予定の列車の競合点Xの通過予定時刻を求め、さらに、
該当競合点Xの鎖錠解除時刻を予測する(S64)。一
方の列車を先に競合点Xを通過させることによって、生
じる他方の線路の先頭列車の遅延時間(増過分)を求め
る。そして、列車の特急,急行,普通等の列車毎の優先
度係数を乗算して遅延評価値を求める。なお、この優先
度係数は優先順位が高くなると、値が大きくなる。遅れ
る他方の線路の他の列車が存在すれば、同様に遅延評価
値を求めて、最終的に遅延評価値の総和を求める(S6
5)。
【0065】上述した遅延評価値の総和を求める処理
を、全ての先頭列車に対して他方の線路の列車を先に競
合点Xを通過させる場合における遅延評価値の総和を求
める(S66)。そして、遅延評価値が最小となる条件
における先頭列車をこの競合点Xを最初に通過する列車
として選択する(S67)。
【0066】全ての競合点Xに対する検証が終了すると
(S68)、図7のS69へ進み、未チェックの列車の
現在位置情報を取込み、該当列車の次の進路を取出し
(S70)、該当進路に対する列車進行が可能の場合で
(S71)、該当進路を先行列車が通過済みであり(S
72)、かつ競合点Xが存在しないか、存在しても該当
列車が優先列車の場合は(S73)、該当進路を列車進
行可能な状態に制御する(S74)。そして、該当列車
に対して前方進路確保を登録する(S75)。
【0067】そして、全ての列車に対するチエック処理
が終了すると(S76)この処理を終了する。このよう
に構成された列車進路制御装置20の具体的動作を図5
に示す列車状態を用いて説明する。
【0068】図5において、路線ALの先頭列車は優等
列車1レであり、路線BLの先頭列車は普通列車2レで
ある。列車ダイヤファイル22内には、優等列車1レは
A駅、B駅の2番線を通過し、普通列車2レはB駅の一
番線に停車するダイヤが記憶されている。
【0069】今、列車1レは遅延しており、B駅の接近
点に達していないが、列車2レはB駅の接近点に達して
いるものとする。この場合、普通列車2レを列車1レよ
り優先して、B駅への1番線入場制御を行うと、列車2
レが競合点Xを通過してから、1番線に収容されるま
で、この競合点Xの鎖錠は解けず、列車1レのB駅に対
する2番線入場の制御はできない。
【0070】逆に、列車1レを優先してB駅の入場制御
を行うと、列車1レがB駅1番線に収容されるまで、列
車2レの入場制御はできず、駅外で待たされることにな
る。そこで、いずれの列車を優先させるかを判断するた
めに、優等列車の列車種別係数(優先度)をK1、普通
列車の列車種別係数(優先度)をK2とする。なお、列
車種別係数は優先度が高い方が値が大きい。また、列車
1レの列車2レを優先した時の遅延時間(増加分)DT
1と、列車2レの列車1レを優先した時の遅延時間(増
加分)DT2を計算し、列車1レ及び列車2レの各遅延
評価値V1,V2を計算する。
【0071】 V1=DT1・K1(列車2レを先に通過させた場合) V2=DT2・K2(列車1レを先に通過させた場合) 各遅延評価値V1,V2を比較し、V1<V2なら列車
2レを優先し、V2>V1なら列車1レを優先してB駅
の入場制御を行う。
【0072】こうして、全線の列車運行状況から、優先
列車を自動的に判断して進路制御を行うことが可能とな
る。したがって、駅員(指令員)が判断する必要がない
ので、駅員(指令員)の負担を大幅に軽減できると共
に、即座に最適判断が実施され、各列車を効率的に運行
できる。
【0073】また、競合点Xを先に通過する列車を選択
した後は、その結果を駅員(指令員)に問いかけ、駅員
(指令員)の判断を容易にすることも可能である。な
お、第3実施形態においては、各列車の優先度係数を乗
算して得られた各遅延評価値V1,V2の大小で、競合
点Xを先に通過する列車を選択したが、算出された各遅
延時間(増加分)DT1,DT2の大小のみで競合点X
を先に通過する列車を選択してもよい。
【0074】(第4実施形態)図8は第4実施形態に係
わる列車進路制御装置の概略構成を示すブロック図であ
る。図1に示す第1実施形態と同一部分には同一符号が
付してある。したがって、重複する部分の詳細説明は省
略されている。
【0075】この第4実施形態に適用される線路には図
8に示すように、単線であり、A駅,B駅,C駅の各駅
内には行違い線(待機線)が敷設されている。また、列
車進路制御装置20内には、列車追跡部21,列車ダイ
ヤファイル22,進路決定部23,第1の遅延時間算出
部27,第2の遅延時間算出部28,行違い駅選択部2
9及び進路制御部24bが形成されている。
【0076】列車追跡部21は対向する各列車の現在位
置を検出し、進路決定部23は各列車の進路を決定す
る。第1の遅延時間算出部27は、各列車が列車ダイヤ
ファイル22のダイヤに定められた規定行違い駅で行違
う場合のこの規定行違い駅に到達するときの各列車の遅
延時間(増加分)を算出する。
【0077】また、第2の遅延時間算出部28は、列車
が遅延したことに起因して、行違い駅を規定行違い駅以
外の他の臨時行違い駅に設定した場合に各列車が臨時行
違い駅に到達するときの遅延時間(増加分)を算出す
る。
【0078】さらに、行違い駅選択部29は、規定駅で
行違う場合の遅延時間(増加分)と臨時駅で行違う場合
の遅延時間(増加分)とに基づいて行違い駅を決定す
る。具体的には、算出された規定駅で行違う場合の遅延
時間(増加分)の合計時間と臨時駅で行違う場合の遅延
時間(増加分)の合計時間との間の差分が、予め設定さ
れた差分比較基準値(例えば駅間走行時間の半分時間)
よりも大きい場合に、両合計時間のうちの小さい方に対
応する駅で行違い行うと判断する。
【0079】そして、進路制御部24bは、各列車の各
進路のうち選択された行違い駅までを列車進行可能な状
態に制御する。図9は列車進路制御装置20の進路制御
処理動作を示す流れ図である。先ず、各列車の現在位置
を検出する。次に、一つの列車の前回確保済みの進路を
取出す(S91)。そして、その次の進路を決定し、該
当進路が進行可能か否かを判断し(S92)、進行可能
な場合は、該当進路が当駅の出発進路であることを確認
する(S93)。
【0080】そして、対向列車(行違い列車)が存在す
るか、又は対向列車(行違い列車)はまだ次駅に到着し
ない場合は(S94)、該当対向列車が次駅以遠に位置
していることを確認する(S95)。
【0081】次に、S96へ進み、当駅(列車ダイヤに
定められている規定行違い駅)で自己列車と対向列車が
行き違った場合の、各列車が該当規定行違い駅(当駅)
に到達するまでの遅延時間(増加分)を算出して、両者
の遅延時間(増加分)の合計時間を求める。
【0082】さらに、S97へ進み、次駅(列車が遅延
したことに起因して行違い駅を移動した場合における臨
時行違い駅)で自己列車と対向列車が行き違った場合
の、各列車が該当臨時行違い駅(次駅)に到達したとき
の各遅延時間(増加分)を算出して、両者の遅延時間
(増加分)合計時間を求める。
【0083】S98にて、規定駅で行違う場合の遅延時
間(増加分)の合計時間と臨時駅で行違う場合の遅延時
間(増加分)の合計時間との差分が、予め設定された差
分比較基準値(例えば駅間走行時間の半分時間)よりも
大きい場合は、行違い列車(対向列車)以外の同一方向
への先行列車が既に進路を走行済の場合は(S99)、
今回の行違い駅を当駅(正規行違い駅)から次駅(臨時
行違い駅)へ変更し、S103へ進み、該当列車の進路
を次駅まで進行可能な状態に制御する。
【0084】また、行違い列車(対向列車)以外の先行
列車が存在する場合は(S99)、対向列車に対して先
行列車と自己列車との2つの列車が行き違うので、先行
列車が対向列車を行違い駅で待つ場合における、先行列
車の遅延時間(増加分)と自己列車の遅延時間(増加
分)との合計遅延時間(合計増加分)を求める(S10
0)。同様に、対向列車が行違い駅で待つ場合におけ
る、先行列車の遅延時間(増加分)と自己列車の遅延時
間(増加分)との合計遅延時間(合計増加分)を求める
(S101)。
【0085】そして、両者を比較して、対向列車が行違
い駅で待つ場合の方が短い場合(S102)は、S10
3へ進み、該当列車の進路を次駅まで進行可能な状態に
制御する。
【0086】このように構成された列車進路制御装置の
具体的動作を図8に示す列車状態を用いて説明する。図
8において、列車1レはA駅方向へ向かい、この列車1
レと対向する方向に走行する列車2レはC駅方向に向か
う。そして、列車ダイヤによると、列車1レと列車2レ
とはA駅において行違う。各駅間走行時間は同じとし、
列車1レと列車2レとはともに普通列車とする。
【0087】今、列車2レは遅延しており、列車1レが
A駅に到着し、列車2レの到着を持つと列車1レの遅延
が増大する状況である。今、列車1レの次の制御進路が
A駅の出発進路とする。ここで、行違い駅を変更するか
否かの判断を行うために、予め、例えば駅間所要時間の
半分等の時間である差分比較基準値Tcを設定してお
く。
【0088】列車1レについては、次の制御進路(出発
進路)の制御条件は満足されており、次の進路は出発進
路であり、対向(行違い)列車2レは次駅以遠に在線し
ている。
【0089】そのため、当駅(A駅)で行違をした場合
の自列車1レと行違い列車2レの遅延時間(増加分)の
合計時間TAを計算する。また、次駅(B駅)で行違を
した場合の自列車1レと行違い列車2レの遅延時間(増
加分)の合計時間TBを求める。この場合は、図示する
ように、明らかにTAの方がTBよりも大きい。
【0090】TA>TB したがって、次駅(B駅)で行違う場合の方が全体の遅
延時間は小さいと判断される。よって、列車1レについ
ては、A駅の出発進路が進行可能な状態に制御される。
【0091】このように構成された列車進路制御装置に
おいては、単線区間における対向する列車の一方が遅延
した場合に、行違い駅を変更するか否かを自動的に判断
している。したがって、駅員(指令員)の負担が大幅に
軽減される。
【0092】また、規定駅(A駅)で行違いを行う場合
の遅延時間(増加分)の合計時間TAと、臨時駅(B
駅)で行違いを行う場合の遅延時間(増加分)の合計時
間TBとの差分(TA−TB)と先に設定した差分比較
基準値Tcとを比較する。
【0093】ここでは、規定駅(A駅)で行違った場合
の遅延時間(増加分)の合計時間TAと臨時駅(B駅)
で行違いを行う場合の遅延時間(増加分)の合計時間T
Bとの差分(TA−TB)は、図示するように、ほぼ駅
間所要時間に等しいので差分比較基準値Tcより大き
い。
【0094】(TA−TB)>Tc よって、次駅(B駅)で行違う場合の方が全体の遅延時
間は小さいと判断される。よって、列車1レについて
は、A駅の出発進路が進行可能な状態に制御される。
【0095】このように、差分比較基準値Tcを設ける
ことによって、行違い駅を変更したとしても遅延時間の
短縮量が少ない場合は、行違い駅の変更を実施せずに、
列車タイヤどおりの正規の駅で行違うようにすることも
可能である。
【0096】なお、行違い駅の変更を自動的に選択する
ために、両方の遅延時間(増加分)を示して駅員(指令
員)に問いかけてもよい。このように構成された列車進
路制御装置においても、単線区間における対向する列車
の一方が遅延した場合に、行違い駅を変更するか否かを
自動的に判断している。したがって、駅員(指令員)の
負担が大幅に軽減される。
【0097】(第5実施形態)図10は第5実施形態に
係わる列車進路制御装置の概略構成を示すブロック図で
ある。図1に示す第1実施形態と同一部分には同一符号
が付してある。したがって、重複する部分の詳細説明は
省略されている。
【0098】列車進路制御装置20内には、列車追跡部
21,列車ダイヤファイル22,進路決定部23,経過
時間計時部30,時計回路31,ダイヤ変更検出部3
2,制御解除部33及び進路制御部24cが形成されて
いる。
【0099】列車追跡部21は各列車の現在位置を検出
し、進路決定部23は前記各列車の進路を決定する。経
過時間計時部30は、決定された各列車の進路を制御し
た時刻から各列車が該当進路を通過するまでの経過時間
を計時する。また、ダイヤ変更検出部32は、進路制御
部24cにて各列車の進路が進行可能に制御した後に行
われたダイヤ変更を検出する。
【0100】さらに、制御解除部33は、経過時間計時
部30にて計時された経過時間が許容遅延時間を越える
と、該当列車の進路の制御を解除(復位)すると共に、
ダイヤ変更検出部32がダイヤ変更を検出すると、該当
列車の進路の制御を解除(復位)する。
【0101】図11は上記経過時間計時部30を含む列
車進路制御装置20の動作を示す流れ図である。先ず、
各列車の現在位置を検出する(S111)。次に、未チ
ェックの1つの列車を特定する(S112)。該当列車
の前方の進路が進行可能な状態に制御されてからの経過
時間を時計回路31を用いて計時して、該当経過時間
(遅延時間)が許容時間を越えると(S113)、該当
列車の前記進行可能な状態に制御された進路を進路決定
部23から取出す(S114)。
【0102】そして、この遅延によって、他の列車に支
障が発生する場合は(S115)、該当進路の制御を解
除(復位)する(S116)。全ての列車に対するチェ
ックが終了すると(S117)、この処理を終了する。
【0103】図12は上記経ダイヤ変更検出部32を含
む列車進路制御装置20の動作を示す流れ図である。、
先ず、各列車の現在位置を検出する(S121)。次
に、未チェックの1つの列車の現在位置を取出す(S1
22)。該当列車のダイヤが列車ダイヤファイル22に
設定されているダイヤから変更されたか否かを調べる
(S123)。変更されていた場合は、該当列車の進行
可能な状態に制御された進路を進路決定部23から取出
す(S124)。
【0104】そして、このダイヤ変更によって、進路が
変更された場合は(S125)、該当進路の制御を解除
(復位)する(S126)。同時に、確保済み最前方進
路の登録を変更する(S127)。全ての列車に対する
チェックが終了すると(S128)、この処理を終了す
る。
【0105】このように構成さた列車進路制御装置にお
いては、列車の進行方向の進路は順次進行可能な状態に
制御されるが、進路を確保した列車が遅延した場合にそ
の進路を確保した時刻から許容時間以上経過すると、自
動的にその進路の制御が解除される。その結果、遅延し
ていない他列車が該当進路に進行可能となり、全体の列
車運行が効率的に実行される。
【0106】また、列車の進路を確保した後に、運転整
理(臨時ダイヤ変更)によりダイヤが変更され、確保し
た進路が無効となった場合、該当進路の制御を解除(復
位)している。したがって、ある特定列車のダイヤ変更
が他の各列車の運行に支障を及ぼすのが極力抑制され
る。
【0107】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではない。各実施形態によれば、列車進路制
御装置20として、全線を集中して制御する集中型制御
方式を採用した。しかし、例えば、各駅に制御装置を分
散する分散型制御方式であっもよい。この場合は、各制
御装置が互いに情報を伝達する事により、集中制御形式
と同様に、本発明を実現する事ができる。
【0108】なお、全線の列車運行を予測したうえで確
保できる進路を全て確保する本発明の処理において、一
定時間以上停車する駅の出発進路については、出発予定
時刻の所定時間前になった時点で、該当列車の進路を確
保してもよい。また、単線区間で行違いや列車順序を変
更する際に、ダイヤを変えずに変更するのではなく、ダ
イヤを変更してからそのダイヤに従って制御してもよ
い。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように本発明の列車進路制
御装置によれば、各列車の現在位置を検出して、列車ダ
イヤから得られる進路のチェック範囲を広げて、各列車
の進路のうちのできるだけ広い範囲の制御を行うため、
列車の走行間隔を短縮することができる。
【0110】また、転轍器や信号機の制御を早くするた
め、転換不良や信号機故障を早めに検知し、列車運行に
与える悪影響を最小化することが可能となる。さらに、
線路の競合点の優先列車の判定では、全線の列車運転を
予測して最適な列車を優先的に競合点を通過させてい
る。したがって、駅員(指令員)の負担を軽減できると
共に、各列車を効率的に運行できる。
【0111】また、単線の列車進路制御においても、単
線全線の運行状況から行違い駅を選択している。したが
って、たとえ列車ダイヤが乱れたとしても、行違い駅の
変更を論理的に実行でき、駅員(指令員)の負担を軽減
でき、かつ単線における最適な列車運行を実現できる。
【0112】また、大幅な列車遅延やダイヤ変更が生じ
た場合は、既に確保されている経路の制御を解除するこ
とによって、列車遅延やダイヤ変更に起因して他の正常
な列車の運行に影響が及ぶことが極力抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係わる列車進路制御
装置の概略構成を示すブロック図
【図2】 同第1実施形態の列車進路制御装置における
列車進路制御動作を示す流れ図
【図3】 本発明の第2実施形態に係わる列車進路制御
装置の概略構成を示すブロック図
【図4】 同第2実施形態の列車進路制御装置における
列車進路制御動作を示す流れ図
【図5】 本発明の第3実施形態に係わる列車進路制御
装置の概略構成を示すブロック図
【図6】 同第3実施形態の列車進路制御装置における
列車進路制御動作を示す流れ図
【図7】 同じく第3実施形態の列車進路制御装置にお
ける列車進路制御動作を示す流れ図
【図8】 本発明の第4実施形態に係わる列車進路制御
装置の概略構成を示すブロック図
【図9】 同第4実施形態の列車進路制御装置における
列車進路制御動作を示す流れ図
【図10】 本発明の第5実施形態に係わる列車進路制
御装置の概略構成を示すブロック図
【図11】 同第5実施形態の列車進路制御装置におけ
る列車進路制御動作を示す流れ図
【図12】 同第5実施形態の列車進路制御装置におけ
る列車進路制御動作を示す流れ図
【符号の説明】 1レ,2レ,3レ…列車、1A〜1C…連動装置、5…
伝送路、6A〜6D…伝送ステーション、1k1〜1k
6…転轍器、1b1〜1b13…信号機、AT,BT,
CT…軌道回路、11A〜11D…動作情報、14A〜
14D…制御情報、20…列車進路制御装置、21…列
車追跡部、22…列車ダイヤファイル、23…進路決定
部、24,24a,24b,24c…進路制御部、25
…転轍器制御部、26…先行列車選択部、27…第1の
遅延時間算出部、28…第2の遅延時間算出部、29…
行違い駅選択部、30…経過時間計時部、31…時計回
路、32…ダイヤ変更検出部、33…制御解除部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線路に沿って配設された各駅に設けられ
    た連動装置からの動作情報を受信し、この動作情報に基
    づいて各列車の現在位置を検出する列車追跡手段と、 予め定められた列車ダイヤに基づいて前記各列車の前記
    検出された各現在位置からの各進路を決定する進路決定
    手段と、 前記各列車の前記決定された各進路における先行列車の
    現在位置にて定まる位置までを制御する進路制御手段と
    を備えた列車進路制御装置。
  2. 【請求項2】 線路に沿って配設された各駅に設けられ
    た連動装置からの動作情報を受信し、この動作情報に基
    づいて各列車の現在位置を検出する列車追跡手段と、 予め定められた列車ダイヤに基づいて前記各列車の前記
    検出された各現在位置からの各進路を決定する進路決定
    手段と、 前記各列車の前記決定された各進路内の先行列車の現在
    位置にて定まる位置までの各転轍器を各信号機に先だっ
    て制御する転轍器制御手段とを備えた列車進路制御装
    置。
  3. 【請求項3】 競合点を有する線路に沿って配設された
    各駅に設けられた連動装置からの動作情報を受信し、こ
    の動作情報に基づいて各列車の現在位置を検出する列車
    追跡手段と、 予め定められた列車ダイヤに基づいて前記各列車の前記
    検出された各現在位置からの各進路を決定する進路決定
    手段と、 異なる線路を走行する各列車の前記決定された各進路内
    に前記競合点を含むとき、前記各線路の列車が他方の線
    路の列車よりも後に前記競合点を通過することによる各
    遅延時間を求め、この遅延時間が小さくなるように前記
    競合点を先に通過する列車を選択する先行列車選択手段
    と、 この選択された列車に対する進路を制御する進路制御手
    段とを備えた列車進路制御装置。
  4. 【請求項4】 競合点を有する線路に沿って配設された
    各駅に設けられた連動装置からの動作情報を受信し、こ
    の動作情報に基づいて各列車の現在位置を検出する列車
    追跡手段と、 予め定められた列車ダイヤに基づいて前記各列車の前記
    検出された各現在位置からの各進路を決定する進路決定
    手段と、 異なる線路を走行する各列車の前記決定された各進路内
    に前記競合点を含むとき、前記各線路の列車が他方の線
    路の列車よりも後に前記競合点を通過することによる各
    遅延時間を求め、この求めた各遅延時間に各列車の優先
    度を乗算した各遅延評価値を求め、この遅延評価値が小
    さくなるように前記競合点を先に通過する列車を選択す
    る先行列車選択手段と、 この選択された列車に対する進路を制御する進路制御手
    段とを備えた列車進路制御装置。
  5. 【請求項5】 単線路に沿って配設されかつ行違い線を
    有した各駅に設けられた連動装置からの動作情報を受信
    し、この動作情報に基づいて対向する各列車の各現在位
    置を検出する列車追跡手段と、 予め定められた列車ダイヤに基づいて前記各列車の前記
    検出された各現在位置からの各進路を決定する進路決定
    手段と、 前記各列車が前記列車ダイヤに定められた規定行違い駅
    で行違がうために該当規定行違い駅に到達するときの各
    列車の遅延時間を算出する第1の遅延時間算出手段と、 列車が遅延したことに起因して、行違い駅を規定行違い
    駅以外の他の臨時行違い駅に設定した場合の、各列車が
    該当臨時行違い駅に到達するときの遅延時間を算出する
    第2の遅延時間算出手段と、 この算出された規定駅での行き違いにおける遅延時間と
    臨時駅での行き違いにおける遅延時間とに基づいて行違
    い駅を決定する行違い駅選択手段と、 前記各列車の前記決定された各進路のうち前記選択され
    た行違い駅までを制御する進路制御手段とを備えた列車
    進路制御装置。
  6. 【請求項6】 単線路に沿って配設されかつ行違い線を
    有した各駅に設けられた連動装置からの動作情報を受信
    し、この動作情報に基づいて対向する各列車の各現在位
    置を検出する列車追跡手段と、 予め定められた列車ダイヤに基づいて前記各列車の前記
    検出された各現在位置からの各進路を決定する進路決定
    手段と、 前記各列車が前記列車ダイヤに定められた規定行違い駅
    で行違がうために該当規定行違い駅に到達するときの各
    列車の遅延時間を算出する第1の遅延時間算出手段と、 列車が遅延したことに起因して、行違い駅を規定行違い
    駅以外の他の臨時行違い駅に設定した場合の、各列車が
    該当臨時行違い駅に到達するときの遅延時間を算出する
    第2の遅延時間算出手段と、 この算出された規定駅での行違いにおける遅延時間の合
    計時間と臨時駅での行違いにおける遅延時間の合計時間
    との差分が、前記規定行違い駅と臨時行違い駅との間の
    所要時間に基づき定められた差分比較基準値よりも大き
    いときに、行違い駅を前記臨時行違い駅へ変更する行違
    い駅選択手段と、 前記各列車の前記決定された各進路のうち前記選択され
    た行違い駅までを制御する進路制御手段とを備えた列車
    進路制御装置。
  7. 【請求項7】 前記進路制御手段にて各列車の進路の状
    態を制御した時刻から前記各列車が該当進路を通過する
    までの経過時間を計時する経過時間計時手段と、 この経過時間計時手段にて計時された経過時間が許容遅
    延時間を越えると、前記進路の制御を解除する制御解除
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1,3,4,
    5,6のいずれか一項記載の列車進路制御装置。
  8. 【請求項8】 前記進路制御手段にて各列車の進路の状
    態を制御した後に行われたダイヤ変更を検出するダイヤ
    変更検出手段と、 このダイヤ変更検出手段によるダイヤ変更検出に応じ
    て、前記進路の制御を解除する制御解除手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1,3,4,5,6のいずれか
    一項記載の列車進路制御装置。
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