JPH09310758A - 自動変速機のバンドブレーキドラム支持装置 - Google Patents

自動変速機のバンドブレーキドラム支持装置

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JPH09310758A
JPH09310758A JP8148522A JP14852296A JPH09310758A JP H09310758 A JPH09310758 A JP H09310758A JP 8148522 A JP8148522 A JP 8148522A JP 14852296 A JP14852296 A JP 14852296A JP H09310758 A JPH09310758 A JP H09310758A
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drum
case
band
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brake
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JP8148522A
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English (en)
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Kazumasa Tsukamoto
一雅 塚本
Masahiro Hayabuchi
正宏 早渕
Masaaki Nishida
正明 西田
Akitoshi Kato
明利 加藤
Satoru Kasuya
悟 糟谷
Nobutada Sugiura
伸忠 杉浦
Tatsuya Iida
達也 飯田
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Aisin AW Co Ltd
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Aisin AW Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/3003Band brake actuating mechanisms
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D49/00Brakes with a braking member co-operating with the periphery of a drum, wheel-rim, or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H37/00Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
    • F16H37/02Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
    • F16H37/06Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts
    • F16H37/08Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機のバンドブレーキにおいてドラム
支持部をオフセットする場合の支持部の大型化を避け
る。 【解決手段】 ドラム支持部42の外周を、ケース10
からドラム支持部42の径方向外側に延びる固定支持部
10Aのボス部10aで、軸方向に並んだ2つの軸受5
0,60を介して支持し、ブレーキ係合時に大きなモー
メント力が作用するボス部の軸受50側を径方向フラン
ジ部10bでケース10に固定し、フランジ部を利用し
てボス部の軸受50側の剛性を増した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機のバン
ドブレーキに関し、特に、該ブレーキのバンドドラムの
支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機において、その回転要素をケ
ースに係止させる摩擦要素としてバンドブレーキが配設
されるが、こうしたバンドブレーキのドラムは、一般
に、その径方向内側の支持部をドラムの軸方向幅内にお
さまる部位で軸受を介してケースに支持され、それによ
りバンド締結時にドラムにかかるラジアル力による支持
部回りのモーメント力が軸受部に作用しないようにして
いる。こうした構成のバンドブレーキドラム支持装置と
して、従来、特開平2−129442号公報に開示の技
術がある。そして、このような構成を採ると、ドラム支
持構造を簡素化することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のよう
に、バンドブレーキのドラムをその軸方向幅内の径方向
内側の部分で支持できる場合は、上記のような構造を採
用することができるが、関連機構の配置上の制約から、
ドラムの内周側にケースを張り出させてドラム支持部を
構成できない場合がある。この場合には、支持部をドラ
ムのバンド係合部に対してオフセットさせた、すなわち
軸方向に位置をずらせた配置とする必要があるが、この
オフセットにより軸受部に大きなモーメント力が作用す
るため、軸受支持部を強固な構成としなければならず、
変速機の大型化を招く。
【0004】そこで、本発明は、自動変速機のバンドブ
レーキドラム支持装置におけるドラム支持部をオフセッ
トする必要がある場合において、可能な限り装置の大型
化を避けうる支持装置を提供することを第1の目的とす
る。
【0005】次に、本発明は、上記装置において、ケー
ス側の支持部をコンパクト化することを第2の目的とす
る。
【0006】更に、本発明は、上記装置において、ケー
ス側の支持部を変速機の他の回転要素の支持に利用可能
とすることを第3の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するため、本発明は、自動変速機の回転要素に連結さ
れ、ケースに配設されたブレーキバンドの締めつけでケ
ースに係止されるバンドドラムを備えるバンドブレーキ
ドラム支持装置において、前記ドラムは、バンド係合部
と、該バンド係合部に対して軸方向にオフセットさせて
バンド係合部より径方向内側に延在させた筒状のドラム
支持部とを有し、該ドラム支持部は、その外周を、前記
ケースからドラム支持部の径方向外側に延びる固定支持
部に、軸方向に並ぶ2つの軸受を介して支持され、前記
固定支持部は、ドラム支持部と同軸的に設けられ、内周
側に前記2つの軸受が係合する筒状のボス部と、該ボス
部のバンドブレーキ寄りの端部から径方向外方に延びる
板状のフランジ部とからなることを特徴とする。
【0008】次に、上記第2の目的を達成するため、前
記ケースはアルミ合金製とされ、前記固定支持部は、ケ
ースとは別体の鋼製とされて、ケースに取付けられた、
構成とされる。
【0009】そして、上記第3の目的を達成するため、
前記固定支持部は、そのボス部の外周側で、ベアリング
を介して出力ギヤを支持する、構成とされる。
【0010】
【発明の作用及び効果】上記請求項1記載の構成では、
軸方向に並ぶ2つの軸受によりドラムを支持することに
よりモーメント力が分散されるが、この場合、バンドブ
レーキに近い側の軸受のほうが、大きなモーメント力が
作用するので、軸受を支持するボス部の、この大きなモ
ーメント力が作用する軸受を支持する側からフランジ部
を延在させて、ボス部のバンドブレーキ寄りの剛性を高
めることで片持ち構造を採りながら大きなモーメント力
に耐える構造としている。したがって、この構成によ
り、支持部をオフセットさせても、十分なドラム支持能
力を確保することができるとともに、ボス部の外周側に
一方に開いた空間を形成することができ、そこに変速装
置の他の部材を配置することで、装置の大型化を抑えた
合理的な部材配置が可能となる。
【0011】更に、請求項2記載の構成では、固定支持
部を剛性の高い鋼で構成することにより、ケースと同じ
アルミ合金で構成した場合を比較して、同様の剛性を確
保しながら固定支持部をコンパクトにすることができ
る。
【0012】また、請求項3記載の構成では、固定支持
部でドラムのモーメント力を遮断して、出力ギヤに作用
させないようにすることができ、出力ギヤの噛み合いず
れによるノイズの発生や耐久性への影響を防ぐことがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態を示す図
面を参照しながら説明する。図1に示すように、バンド
ブレーキは、自動変速機の図示しない適宜の回転要素に
スプライン係合等で連結され、ケース10に配設された
ブレーキバンド30の締めつけでケース10に係止され
るドラム40を備える。ドラム40は、バンド係合部4
1と、バンド係合部41に対して軸方向にオフセットさ
れ、かつバンド係合部41より径方向内側に位置させた
筒状のドラム支持部42とを有する。ドラム支持部42
は、その外周を、ケース10からドラム支持部42の径
方向外側に延びる固定支持部10Aに、軸方向に並ぶ2
つの軸受50,60を介して支持されている。なお、図
示の形態では、バンド係合部41とドラム支持部42
は、別体のものとして示されているが、一体であること
を妨げるものではない。
【0014】ドラム支持部42を回転自在に支持する固
定支持部10Aは、ドラム支持部42と同軸的に設けら
れ、内周側に2つの軸受50,60のレースが圧入され
ることにより係合する筒状のボス部10aと、ボス部1
0aのバンドブレーキ寄りの端部から径方向外方に延び
る板状のフランジ部10bとからなる。この形態では、
ケース10は通常の自動変速機のケースと同様にアルミ
合金製とされるのに対して、固定支持部10Aは、ケー
ス10とは別体の鋼製とされて、ボルト10c等の適宜
の固着部材でケース10に不動に取付けられている。な
お、後に詳記するが、固定支持部10Aは、そのボス部
10aの外周側で、一対のボールベアリング70,80
を介して出力ギヤ19を支持している。
【0015】上記のように構成された支持装置におい
て、ブレーキ締結時にドラム40の各支持点(厳密に
は、円筒状の支持面となるが、計算の便宜上点として扱
う)にかかる力による各支持点まわりのモーメントを求
めると、ブレーキ締結力によりバンド係合部41にかか
る力をF、一方の軸受60の支持点Aにかかる力を
1 、他方の軸受50の支持点Bにかかる力をF2 、A
点とB点との間の軸方向距離をa、B点からブレーキ締
結力の作用中心点までの軸方向距離をbとすると、先
ず、B点まわりのモーメントのつりあいより、 F1 ・a=F・b ∴ F1 =(b/a)・F ・・・(1) 次に、A点まわりのモーメントのつりあいより、 F2 ・a=F・(a+b) ∴ F2 ={(a+b)/a}・F ・・・(2) となり、上記式(1)及び(2)の関係から、 F<F1 <F2 の関係が成り立つことがわかる。すなわち、軸方向に並
ぶ2つの軸受50,60によりドラム40を2点支持し
てモーメントを分散させた場合、バンドブレーキ寄りの
軸受50のほうが、大きなモーメント力を受ける。そこ
で、本発明にしたがい、ボス部10aに関して、この大
きなモーメント力が作用する軸受50を支持する側から
フランジ部10bを延在させて、フランジ部10bを利
用してボス部10aの剛性を高めることで、大きなモー
メント力に耐える構造としている。これにより、ドラム
40の支持部をオフセットさせても十分な支持能力を確
保することができる。
【0016】更に、この形態では、固定支持部10Aを
剛性の高い鋼で構成することにより、ケースと同じアル
ミ合金で構成した場合を比較して、同様の剛性を得るの
に固定支持部10Aを全体に薄肉化して、コンパクトに
することができる。
【0017】ところで、こうした構成では、ボス部10
aの外周側に空間を形成することができ、該空間を利用
して変速装置の他の部材、すなわち本形態において出力
ギヤ19を配置することができる。しかも、そのように
すると、装置の大型化を抑えることができる。そこで、
そのような構成を採る変速機構の例を以下に説明する。
【0018】図2は、上記自動変速機Tのギヤトレイン
の全体構成を説明する。この変速機Tは、ロックアップ
クラッチ11付のトルクコンバータ12と、3段のプラ
ネタリギヤセットM1,M2,M3からなる変速機構M
と、それに関連配置されたブレーキ(B−1, B−2,
B−R,B−3)及び前記クラッチ(C−1,C−2)
から構成されている。両ギヤセットM1,M2のピニオ
ンギヤP1,P2は一体化され、両ギヤセットM1,M
3のそれぞれのリングギヤR1,R3とキャリアC3,
C1は、相互に連結されており、ギヤセットM1のサン
ギヤS1とキャリアC1は入力要素とすべく、それぞれ
クラッチ(C−1,C−2)を介してトルクコンバータ
12のタービン軸13に連なる入力軸14に連結されて
いる。相互に連結されたリングギヤR1とキャリアC3
は、出力軸15を介して出力要素としての出力ギヤ19
に連結されている。
【0019】更に、ギヤセットM1のサンギヤS1は、
ブレーキ(B−1)により変速機ケース10に固定可能
とされ、ギヤセットM2のサンギヤS2は、ブレーキ
(B−2)により変速機ケース10に固定可能とされ、
ギヤセットM3のサンギヤS3は、ブレーキ(B−3)
により同じく変速機ケース10に固定可能とされ、キャ
リアC1に連結されたリングギヤR3は、ブレーキ(B
−R)により変速機ケース10に固定可能とされてい
る。更に詳しくは、本形態において、サンギヤS1は、
入力軸14の外周に嵌まるサンギヤ軸16を介してクラ
ッチ(C−1)に連結され、キャリアC1は、入力軸1
4の外周に嵌まるキャリア軸17を介してクラッチ(C
−2)に連結され、サンギヤS3は、キャリア軸17の
外周に嵌まるサンギヤ軸18を介してブレーキ(B−
3)に連結されている。また、ブレーキ(B−R)を除
く各ブレーキは、バンドブレーキ構成とされ、ブレーキ
(B−R)については、多板ブレーキ構成とされてい
る。なお、この形態では、出力ギヤ19は、カウンタギ
ヤ20を介して差動装置21に連結されて、横置構成の
トランスミッションとされている。
【0020】このように構成された変速機は、図示しな
い油圧制御装置の制御の下に各クラッチ及びブレーキに
対応する油圧サーボに油圧を供給し、図3に示すように
各クラッチ及びブレーキを係合(図に○印で示す)及び
解放(図に無印で示す)させることで各変速段を達成す
る。すなわち、第1速(1ST)は、クラッチ(C−
1)を係合させ、ブレーキ(B−3)を係止させたとき
に達成される。このとき、入力軸14の回転は、クラッ
チ(C−1)経由でサンギヤS1に入り、ブレーキ(B
−3)の係止によるサンギヤS3の固定で最も減速され
たキャリアC3の回転として出力ギヤ19に出力され
る。これに対して第2速(2ND)は、クラッチ(C−
2)の係合とブレーキ(B−3)の係止で達成される。
このとき、クラッチ(C−2)経由でキャリア軸17に
入った入力は、キャリアC1経由でそのままリングギヤ
R3に入り、ブレーキ(B−3)の係止で固定されたサ
ンギヤS3を反力要素とするキャリアC3の差動回転と
して出力ギヤ19に出力される。第3速(3RD)は、
両クラッチ(C−1,C−2)の係合による第1のプラ
ネタリギヤセットM1の直結で達成される。このとき入
力軸14の回転は、そのままキャリアC3の回転として
出力ギヤ19に出力される。
【0021】オーバドライブによる第4速(4TH)
は、クラッチ(C−2)の係合と、サンギヤS1を固定
するブレーキ(B−1)の係止で達成される。このと
き、入力軸14の回転はキャリアC1の回転に対してピ
ニオンギヤP1の自転分増速されたリングギヤR1の回
転としてキャリアC3から出力ギヤ19に伝達される。
これに対して、第5速は、クラッチ(C−2)の係合
と、ブレーキ(B−2)の係止で達成され、このとき、
入力軸14の回転はキャリアC1の回転に対して、第4
速達成時より大径のサンギヤS2に反力をとる小径のピ
ニオンギヤP2の自転分更に増速されたリングギヤR1
の回転としてキャリアC3から出力ギヤ19に伝達され
る。
【0022】なお、後進(REV)は、クラッチ(C−
1)の係合とブレーキ(B−R)の係止で達成され、こ
のとき、サンギヤS1の入力に対してキャリアC1の固
定で逆転する減速されたリングギヤR1の回転がキャリ
アC3経由で出力ギヤ19から出力される。
【0023】この自動変速機Tにおいて、本発明は、回
転要素をサンギヤ軸18として、バンドブレーキ(B−
3)に適用されている。そして、特にこの自動変速機T
では、両入力クラッチ(C−1,C−2)の油圧サーボ
22,23は、変速機ケース10の左右の端壁内に埋め
込んだ構成とされており、クラッチ(C−1,C−2)
は、それらのピストンの押圧力をベアリングを介して伝
達する押圧部材により操作される。こうした構成の場
合、クラッチ(C−2)の摩擦要素の外周側に配設され
たバンドブレーキ(B−3)のドラム(以下、細部の構
成については、図1の参照符号を付す)40は、クラッ
チ(C−2)の摩擦要素と油圧サーボ23との間を遮る
形態でケース10に支持することはできない。しかも、
バンドブレーキ(B−3)のドラム40の径方向内側に
はクラッチ(C−2)の摩擦要素が配設されているの
で、ドラム支持部42をブレーキ(B−1)のようにド
ラムの径方向内側に設けることができない。そこで、こ
うした形態では、ドラム支持部42をバンドブレーキ
(B−3)に対してオフセットする配置を避けられな
い。したがって、こうした変速機の場合、本発明の構成
が有効に適用されるわけである。
【0024】そして、この変速機においては、上記のよ
うにクラッチ(C−1,C−2)を変速機構の両端に配
置し、両端のクラッチの入力軸14への連結により前記
の各変速段を達成する構成を採ることから、入力軸14
が変速機構Mを全通する配置となり、出力を軸出力とし
て取り出すことができない。そこで、一般には出力ギヤ
19を入力軸又はそれと同軸関係にある他の中間軸(本
例においてサンギヤ軸18)に支持することになるが、
この例では、出力ギヤ19を他の軸(サンギヤ軸18)
を介さずに直接ケース10(詳しくは、それに取付けら
れて固定支持部10A)に支持する構成を採っている。
この構成の利点は、出力ギヤ19に対して、ドラム40
のモーメント力を固定支持部10Aで遮断して作用させ
ないようにすることができる点にあり、そうすること
で、サンギヤ軸18の撓みによる出力ギヤ19の傾斜を
防ぎ、カウンタギヤ20との噛み合いのずれによるノイ
ズの発生を防ぎ、耐久性を向上させることができるよう
になる。
【0025】以上、本発明を一実施形態に基づき詳説し
たが、本発明は、特許請求の範囲の個々の請求項に記載
の事項の範囲内で種々に細部の具体的な構成を変更して
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動変速機のバンド
ブレーキドラム支持装置の断面図である。
【図2】上記バンドブレーキドラム支持装置を適用した
自動変速機の全体構成を示すスケルトン図である。
【図3】上記自動変速機の作動図表である。
【符号の説明】
T 自動変速機 S3 サンギヤ(回転要素) 10 ケース 10A 固定支持部 10a ボス部 10b フランジ部 19 出力ギヤ 30 ブレーキバンド 40 バンドドラム 41 バンド係合部 42 ドラム支持部 50,60 軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 明利 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 糟谷 悟 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 杉浦 伸忠 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 飯田 達也 福井県武生市池ノ上町38番地 アイシン・ エィ・ダブリュ工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機の回転要素に連結され、ケー
    スに配設されたブレーキバンドの締めつけでケースに係
    止されるバンドドラムを備えるバンドブレーキドラム支
    持装置において、 前記ドラムは、バンド係合部と、該バンド係合部に対し
    て軸方向にオフセットさせてバンド係合部より径方向内
    側に延在させた筒状のドラム支持部とを有し、 該ドラム支持部は、その外周を、前記ケースからドラム
    支持部の径方向外側に延びる固定支持部に、軸方向に並
    ぶ2つの軸受を介して支持され、 前記固定支持部は、ドラム支持部と同軸的に設けられ、
    内周側に前記2つの軸受が係合する筒状のボス部と、該
    ボス部のバンドブレーキ寄りの端部から径方向外方に延
    びる板状のフランジ部とからなることを特徴とする、自
    動変速機のバンドブレーキドラム支持装置。
  2. 【請求項2】 前記ケースはアルミ合金製とされ、 前記固定支持部は、ケースとは別体の鋼製とされて、ケ
    ースに取付けられた、請求項1記載の自動変速機のバン
    ドブレーキドラム支持装置。
  3. 【請求項3】 前記固定支持部は、そのボス部の外周側
    で、ベアリングを介して出力ギヤを支持する、請求項1
    又は2記載の自動変速機のバンドブレーキドラム支持装
    置。
JP8148522A 1996-05-21 1996-05-21 自動変速機のバンドブレーキドラム支持装置 Pending JPH09310758A (ja)

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