JPH09310483A - 仮設足場用壁つなぎ装置 - Google Patents

仮設足場用壁つなぎ装置

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JPH09310483A
JPH09310483A JP15320696A JP15320696A JPH09310483A JP H09310483 A JPH09310483 A JP H09310483A JP 15320696 A JP15320696 A JP 15320696A JP 15320696 A JP15320696 A JP 15320696A JP H09310483 A JPH09310483 A JP H09310483A
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JP
Japan
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wall
building
fixed
horizontal bar
temporary
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JP15320696A
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English (en)
Inventor
Susumu Kawamura
進 川村
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KAWAMORI SANGYO KK
Original Assignee
KAWAMORI SANGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 建物の外壁にインサート用の埋め込み穴
を形成することやインサートを不要として、取付作業が
迅速にでき、1つの壁つなぎ装置で、建物の外壁と足場
用支柱間の離間距離が異なっても簡単に対応することが
できる。 【解決手段】 横棒2の一端側2aを建物の外壁107
に固定し、他端側2bを仮設足場110に固定するよう
にしてなる仮設足場用壁つなぎ装置において、前記横棒
2の一端側2aには第1挟持体10と第2挟持体11と
を離間してかつ両者間の離間距離Lが調節できるように
設け、この第1挟持体10と第2挟持体11とで建物の
外壁107を挟み付けて固定するようにしたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として建築物等
の仮設工事等に使用されるものであって、建物の外周を
囲む仮設足場と、建物のベランダや外壁等(以下建物の
外壁という)とを接続する仮設足場用の壁つなぎ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の仮設足場用壁つなぎ装置
としては、例えば図13に示す如きものが知られてい
る。この図13の仮設足場用の壁つなぎ装置100は、
両端部に雌ねじ102、103を形成した横パイプ10
1と、該横パイプ101の一方の雌ねじ102に螺合さ
れる第1螺軸104と、横パイプ101の他方の雌ねじ
103に螺合されかつその先端部にクランプ106を有
する第2螺軸105とを備えている。
【0003】そして、横パイプ101に螺合した第1螺
軸104の雄ねじ104aを、ベランダ等の建物の外壁
107に埋設した長ナット状のインサート108の雌ね
じ109に螺合して固定する一方、横パイプ101に螺
合した第2螺軸105に設けたクランプ106を、仮設
足場110を構成する足場用支柱のうち前記建物の外壁
107に対して最近距離にある足場用支柱111に水平
に固定する。このとき、第1螺軸104と第2螺軸10
5は横パイプ101に対して、建物の外壁107と足場
用支柱111間の所定距離L1に対応して長さを調節す
るようにしてある。なお、図13における仮設足場11
0は図4に示しているものと同様に設けられているので
あるが、図面上は一部を省略している。図13で符号1
12は足場板、113は建物、114はインサート10
8を埋め込むための埋め込み穴である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来例
の壁つなぎ装置では、(イ) ベランダ等の建物の外壁
107にインサート108用の埋め込み穴114を形成
する作業とともに、該埋め込み穴114にインサート1
08を埋め込む作業を必要とする。しかも前記インサー
ト108の雌ねじ109に第1螺軸104の雄ねじ10
4aをねじ込む作業や、前記所定距離L1に対応して横
パイプ101に対する第1螺軸104と第2螺軸105
とを長さ調節する作業を必要とする。このように、上記
従来例のものでは、多くの工程や取付作業を要し取付作
業が手間取るという欠点があった。
【0005】(ロ) 上述の如き諸作業を経て、仮設足
場を建物の外壁に組み付けて、例えば建物の外壁に対す
る塗料の吹き付け工事や建築資材等の搬送作業等の仮設
工事が終了した後において、前記インサート108部の
穴にセメントを埋め込むなどの面倒な後処理作業を必要
とした。
【0006】(ハ) 建物の外壁107と足場用支柱1
11間の所定距離L1は工事現場において長短がある。
そのため、前述の如く、横パイプ101に対して第1螺
軸104と第2螺軸105とを長さ調節しても、所定距
離L1に対応できない場合がある。そこで、この従来例
では、ストローク長さの異なる複数種類の壁つなぎ装置
100…100を取り揃えておいているのが実情であ
る。逆に言えば、このように複数種類の壁つなぎ装置1
00…100を取り揃えていなければならないのは、こ
の従来例の欠点でもあった。
【0007】本発明は、上記従来例の欠点を解消しよう
とするものであって、建物の外壁にインサート用の埋め
込み穴を形成する必要がないばかりか、インサートや第
1螺軸及び第2螺軸も不要であって取付作業が迅速にで
き、仮設工事終了後においてインサート部の穴にセメン
トを埋設するなどの後処理作業が不要となり、さらに1
つの壁つなぎ装置で建物の外壁と足場用支柱間の離間距
離が異なっても簡単に対応することができる仮設足場用
の壁つなぎ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の仮設足場用壁つなぎ装置は、横棒の一端側
を建物の外壁に固定し、他端側を仮設足場に固定するよ
うにしてなる仮設足場用壁つなぎ装置において、前記横
棒の一端側には第1挟持体と第2挟持体とを離間してか
つ両者間の離間距離が調節できるように設け、この第1
挟持体と第2挟持体とで建物の外壁を挟み付けて固定す
るようにしたことを特徴とする。
【0009】ここで、横棒の形状は、搬送や取付作業者
の重量負担を考慮して、中空の管状の方が好ましいが、
中実の棒状のものでもよい。
【0010】横棒の一端側に設けられる第1挟持体と第
2挟持体は、互いに離間しかつその離間距離が調節でき
るとともに、両者でベランダ等の建物の外壁を挟み付け
て固定できるものであるれば、その具体的構成は任意で
ある。
【0011】また、第1挟持体と第2挟持体は、建物の
外壁面に対して面接触するものでもよいが、該建物の外
壁面に対して塗料を吹き付けする工事の際に可及的に吹
付け面積を広くしたい場合とか、該外壁面の損傷面積を
小さくしたい場合等においては、第1挟持体と第2挟持
体の少なくとも一方は、建物の外壁を挟み付ける側の先
端に尖端部を形成して、建物の外壁面に対して点接触す
るように構成するのが好ましい。このような点接触を達
成するための尖端部は第1挟持体と第2挟持体の両方に
形成する方が好適である。
【0012】第1挟持体と第2挟持体間の離間距離が調
節できるとは、両者のうち一方を固定し他方を移動可能
にする方式、両者とも移動可能にする方式のどちらでも
よい。
【0013】本発明は、具体的には、横棒には一端側か
ら他端側へ該横棒に直交する方向に間隔をおいて複数の
貫通孔を形成し、第1挟持体は横棒の一端部に固定する
とともに、第2挟持体は横棒に移動自在に設けてなり、
前記第2挟持体は、横棒の他端側から移動可能に嵌挿さ
れかつ横棒の前記貫通孔に連通する挿通孔を有する管部
と、該管部に接続された脚部とで構成され、前記第1挟
持体と第2挟持体とで建物の外壁を挟み付けた時に、第
2挟持体の管部の挿通孔と横棒の任意の貫通孔とを連通
させて両孔に連結ピンを嵌挿するようにするとよい。
【0014】上記構成において、第2挟持体の脚部の先
端には長ナットを固定し、この長ナットに調整用螺軸を
螺合して、第1挟持体と第2挟持体間の離間距離が調節
できるように構成する方が望ましい。これによれば、第
2挟持体の管部の挿通孔と横棒の任意の貫通孔とを連通
させて両孔に連結ピンを嵌挿することによって、第1挟
持体と第2挟持体間の離間距離を第1次的に粗調節す
る。次に前記螺軸を長ナットに対して締付方向へねじ込
み又はねじ込みを弛めることによって前記離間距離を第
2次的に微調節でき、2段階に離間距離のストローク長
さが調節できる利点がある。
【0015】また、上記構成において、第2挟持体の管
部の挿通孔と横棒の貫通孔と連通させて両孔に嵌挿する
連結ピンは、本発明の壁つなぎ装置には当初から取り付
けられていない別設のものを用いるようにすることがで
きる。しかし、連結ピンは、第2挟持体に一端を固定し
たチェーンの他端に接続した構成とすれば、連結ピンの
紛失が防止されるだけでなく、第2挟持体を横棒へ組み
付けする作業が迅速に行える。
【0016】本発明、第1挟持体は横棒の一端部に固定
するとともに、第2挟持体は横棒の適所に着脱自在に設
けてなり、この第2挟持体は、横棒の適所を固定あごと
可動あごとで抱持して締付けボルトで締付け固定するク
ランプ部と、該クランプ部に接続された脚部とから構成
することもできる。これによれば、第2挟持体は、前記
の如き貫通孔と挿通孔とへの連結ピンの嵌挿構造を設け
る必要がなく、横棒の長手方向の任意個所に設けること
ができるため、前記離間距離の調節が無段階に行える。
【0017】本発明、第1挟持体と第2挟持体とは、そ
れぞれ、横棒の適所を固定あごと可動あごとで抱持して
締付けボルトで締付け固定するクランプ部と、該クラン
プ部に接続されかつ建物の外壁を挟み付ける脚部とで構
成し、第1挟持体と第2挟持体とは共に横棒の任意位置
に着脱自在に設けることもできる。これによれば、第1
挟持体と第2挟持体とが、ともに横棒の任意位置に取り
付けできるため、両挟持体間の離間距離が自由に調節で
きるとともに、横棒の取付位置も自由位置が選定でき
る。
【0018】なお、上記構成の場合に、第2挟持体は第
1挟持体を前後逆向にして横棒に設けるようにすると、
両挟持体は同一構造のものを1対揃えるだけでよい。
【0019】また、本発明では、建物の外壁が第1挟持
体と第2挟持体とで損傷されないように、第1挟持体と
建物の外壁との間および第2挟持体と建物の外壁との間
には当て板を設けることもできる。
【0020】横棒の他端側を仮設足場に固定する手段と
しては、後述する実施形態で示すように公知の直交型ク
ランプを用いて、一方のクランプで横棒の他端側を固定
するとともに、他方のクランプで仮設足場を構成する足
場用支柱を固定するのが好ましい。しかし、仮設足場の
構造などに対応して、例えば横棒の他端側と仮設足場と
をロープ、ワイヤー、チェーン等の結束具で結び付ける
とか、或いはその他の固定具で固定することもでき、適
宜な固定手段を採ることができる。
【0021】本発明に係る仮設足場用の壁つなぎ装置の
組み付け例について、以下に説明する。先ず、横棒の一
端側の端部近くに第1挟持体を設けるとともに、該第1
挟持体より離間した位置(取り付けようとするベランダ
等の建物の外壁の厚さより長い位置)に第2挟持体を仮
に取り付けておく。
【0022】上記状態において、横棒の一端側の第1挟
持体を建物の外壁の内面より内側になるようにして、該
横棒の一端側を建物の外壁の上面に載置しながら、横棒
の他端側を仮設足場の足場用支柱等の適宜取り付け部材
に直交側クランプ等の固定手段で仮り止めする。
【0023】次に、横棒の一端側を少し上方へ持ち上げ
て、第2挟持体を建物の外壁の外面に当接して、第1挟
持体と第2挟持体とで建物の外壁を挟み付けて固定す
る。このときに、第2挟持体に長ナットと調整用螺軸を
設けている場合には、その調整用螺軸を調整して第1挟
持体とで建物の外壁を挟持して固定する。
【0024】さらに、横棒の他端側を仮り止めした直交
型クランプ等の固定手段を位置調整して、同固定手段で
仮設足場の足場用支柱等の取り付け部材に横棒の他端側
を正式に固定する。このような一連の操作を経て壁つな
ぎ装置が建物の外壁と仮設足場との間に接続されるので
ある。
【0025】なお、上記の場合に、直交型クランプ等の
固定手段で横棒の他端側を最初に仮設足場に仮り止めし
た後に、横棒の一端側を第1挟持体と第2挟持体とで建
物の外壁に挟み付けて固定するなど、他の手順で行うこ
とができるのは勿論である。
【0026】
【発明の実施の形態1】本発明の第1の実施の形態例を
図1〜図5に基づいて以下に説明する。図1は仮設足場
用壁つなぎ装置の斜視図、図2は図1の11ー11線断
面図、図3は図4の要部側面図、図4は図1の仮設足場
用壁つなぎ装置を仮設足場に取り付けた適用例を示す一
部断面斜視図、図5は固定手段の一例の斜視図である。
【0027】図1、図3及び図4において、1は本発明
に係る仮設足場用の壁つなぎ装置を示しており、この壁
つなぎ装置1は、中空の管状(本実施形態では管状であ
る)又は中実の棒状からなる金属製の横棒2と、横棒2
の一端側2aをベランダ等の建物の外壁107に挟持し
て固定する金属製の挟持手段3と、横棒2の他端側2b
を仮設足場110に固定する直交型クランプなどからな
る金属製の固定手段4とを設けている。
【0028】横棒2の全長は本実施形態では900mm
としているが、仮設足場110と建物の外壁107間の
離間距離に対応して適宜変更されるものであり、上記数
値に限定されるものではない。
【0029】また、横棒2には一端側2aから他端側2
bへ該横棒2に直交する方向に間隔をおいて複数の貫通
孔5a、5b、5c、5d、5zを形成している。この
貫通孔5a…5zの個数は2つ以上であればよいが、建
物の外壁107の厚さに応じて微調節でき、かつ横棒2
の強度を阻害しないように3つ以上が望ましい。もっと
も、各貫通孔5a…5z同士間の離間距離に応じて、そ
の個数は適宜変更される。また、横棒2の形状は、図2
の如く断面円形に限らず、断面が四角形や六角形など多
角形などでもよく、本発明では特に限定されるものでは
ない。
【0030】挟持手段3は、横棒2の一端側2aに離間
してかつ両者間の離間距離Lが調節できるように設け
た、金属製の第1挟持体10と金属製の第2挟持体11
とからなっており、この第1挟持体10と第2挟持体1
1とでベランダの建物の外壁107を挟み付けて固定す
るものである。
【0031】すなわち、この実施形態では、第1挟持体
10は、横棒2の一端側2aにおける最端部の下側に溶
接によって固定しているとともに、第2挟持体11は横
棒2に移動自在に設けている。
【0032】第1挟持体10の形状は、例えば1枚の板
を用いて、その右側端面又は正面を建物の外壁107に
帯状に面接触させるとか、棒状又は管状のものを面接触
させるとかして、建物の外壁107を挟持できるもので
あれば、その形状は限定されない。
【0033】この実施形態では、第1挟持体10は略L
字状の金属製板を用いており、その厚さtは5mm、長
さmは125mm、垂直部の幅wは50mm、下辺部の
一端は面取り12するとともに他端は傾斜状の突出部1
3を形成し、この突出部13の長さnは50mmとし、
該突出部13の先端には尖端部14を形成し、この尖端
部14を建物の外壁107の壁面に点接触して挟み込む
ようにしている。この点接触による利点は前述した通り
である。前記尖端部14は釘の先端の如く完全に尖って
いるものでもよいが、建物の外壁107の壁面内に食い
込んで該壁面を傷つける虞れがあるので、尖端部14は
切断面が平滑面の方が好ましい。なお、上述した第1挟
持体10の厚さt、長さm、幅w、長さnの数値はこれ
に限定されるものではない。図1で15は溶接による接
合部である。
【0034】第1挟持体10は、上記構成に限らず、例
えば後述する構造からなる第2挟持体11を横棒2の一
端側2aの左端部に連結ピンで固定して、第2挟持体1
1を対称的に設けることもできる。この場合には横棒2
の一端側2aの左端部には後述の如き貫通孔5a…を形
成する。かかる構成によれば、図1の如き第1挟持体1
0の溶接作業が不要となるばかりか、第2挟持体11を
2個用いて横棒2に対称的に取り付けられるので、第1
挟持体10は図1のような略L字状の形状のものを別設
する必要がなく構成部品点数を少なくできる利点があ
る。
【0035】第2挟持体11は、図1で横棒2の他端側
2bの右端部に抜け止め手段6と固定手段4とが取り付
けられていない状態において、横棒2の他端側2bから
移動可能に嵌挿されかつ横棒2の前記貫通孔5a…5z
に連通孔22を有する短管状の管部21と、該管部21
に溶接等により接続された脚部25とで構成され、前記
第1挟持体10と第2挟持体11とでベランダ等の建物
の外壁107を挟み付けた時に、第2挟持体11の管部
21の挿通孔22と横棒2の任意の貫通孔5a…5zと
を連通させて、両孔22、5a…5zに連結ピン30を
嵌挿するようにしてなるものである。
【0036】脚部25は、1枚の金属製等の板の上端部
を溶接などで管部21に溶着して、その一端面(図1で
左端面)を建物の外壁107に当接するように構成する
など、本発明は特に限定はしない。しかし、図1及び図
2に示すように、2枚の金属製板を上部から下部に向け
て幅狭くなるように略V字状に設け、該脚部25の先端
(下端)には長ナット26を溶接などにより横設固定
し、この長ナット26の雌ねじ26aにボルト状の調整
用螺軸27の雄ねじ27aを螺合するようにしてあり、
27bは調整用螺軸27の頭部、28は締付け用のナッ
トである。
【0037】調整用螺軸27の先端の尖端部27cは、
釘の先端の如く完全に尖っているものでもよいが、建物
の外壁107の壁面内に食い込んで該壁面を傷つける虞
れがあるので、尖端部27cは切断面が平滑面の方が好
ましい。
【0038】このように、第2挟持体11の一部をなす
長ナット26と調整用螺軸27とにによって、調整用螺
軸27の尖端部27cと前記第1挟持体10の尖端部1
4との離間距離Lは、調整用螺軸27の雄ねじ27aが
突出し又は没入するストローク量だけ調節できる。
【0039】従って、上記第1挟持体10と第2挟持体
11の構成によれば、前述したように、第2挟持体11
の管部21の挿通孔22と横棒2の任意の貫通孔5a…
5zとを連通させて両孔22、5a…5zに連結ピン3
0を嵌挿することによって、第1挟持体10の尖端部1
4と第2挟持体11の尖端部27c間の離間距離Lを第
1次的に粗調節できる。次に前記螺軸27を長ナット2
6に対して締付方向へねじ込み又はねじ込みを弛めるこ
とによって前記離間距離Lを第2次的に微調節でき、こ
のように2段階に離間距離のストローク長さが調節でき
る。
【0040】連結ピン30は、第2挟持体11に一端を
固定したチェーン31の他端に接続するのが好ましい。
このように構成すると、前述した如く、連結ピン30の
紛失が防止されるとともに、第2挟持体11を横棒2へ
組み付けする作業が迅速に行える。なお、連結ピン30
は、第2挟持体11に接続していない別設のものを用い
る方法も採用できるのは勿論である。
【0041】前記連結ピン30は、図1及び図2に示す
ように、管部21の直径より長い金属製の棒体を用いて
おり、例えば横棒2の直径が42.7mm、管部21の
直径が48.6mmに対して、該連結ピン30の長さは
88mmとし、該連結ピン30の基端部から12mmの
位置には貫通孔32を穿ち、この貫通孔32にリング3
3を挿入し、該リング33に一端を管部21に溶接など
により固定したチェーン31の他端を接続する。また、
連結ピン30の先端部(基端部から80mm位置)に
は、切欠き部34内を回動自在とした抜け止め部材35
が枢軸36で枢支されている。この抜け止め部材35は
板状であって、その横幅は連結ピン30の直径と同一又
はそれより小さくしてある。なお、連結ピン30の長さ
は、横棒2を嵌挿する管部21の直径の大きさに応じて
適宜変更される。
【0042】抜け止め部材35を図1に示している如く
連結ピン30と直線状にするとともに、第2挟持体11
を横棒2上で移動して、管部21の挿通孔22を横棒2
の貫通孔5a〜5zの所望のもの(図1、図2では5
a)と連通する。その状態で、前記連結ピン30及びそ
れと直線状とした抜け止め部材35を、前記挿通孔22
及び貫通孔5aに嵌挿してから、図2に示すように抜け
止め部材35を枢軸36を支点として該連結ピン30に
直交するように折り曲げて、連結ピン30が前記両孔2
2、5aから抜けないようにしている。この連結ピン3
0を両孔22、5aから抜き出す場合には、図2におい
て抜け止め部材35を連結ピン30に対して図1の如く
直線状になるように折り曲げてから、該連結ピン30を
引き抜くとよい。他の貫通孔5b〜5zに連結ピン30
を嵌挿する場合も上記の如く行う。
【0043】横棒2の他端側2bを仮設足場110に固
定する固定手段4としては、例えば図1及び図5に示す
如く公知の直交型クランプ40を用いるとよい。この直
交型クランプ40は同一構造のクランプをお互いに直交
するように溶接等で固定したものであって、第1クラン
プ41と第2クランプ42とからなっている。
【0044】第1クランプ41は、一端に締付けボルト
44を枢軸45で枢着した固定あご43と、固定あご4
3の他端に枢軸47で回動自在に枢着するとともに、一
端に前記締付けボルト44を係入する二股部48を有す
る可動あご46とからなっている。従って、横棒2の他
端側2bを固定あご43と固定あご43と可動あご46
とで抱持してから、締付けボルト44を二股部48に係
入して該締付けボルト44をナット49で締め付けるこ
とによって、第1クランプ41を横棒2に固定する。
【0045】一方、第2クランプ42も第1クランプ4
1と同様に構成されており、固定あご43、可動あご4
6、締付けボルト44、枢軸45、47、二股部48並
びにナット49を備えている。第1クランプ41との相
違点は、第2クランプ42の固定あご43が第1クラン
プ41の固定あご43に対して横向き状態で溶接などで
固定されている点にある。この第2クランプ42は上記
第1クランプ41と同様にして、固定あご43と可動あ
ご46とで仮設足場110として垂直方向に立設された
足場用支柱111を抱持してから、締付けボルト44を
二股部48に係入し該締付けボルト44をナット49で
締め付けることによって、第2クランプ42を足場用支
柱111に固定する。
【0046】
【発明の実施の形態2】本発明の第2の実施の形態例を
図6に基づいて以下に説明する。図6は仮設足場用壁つ
なぎ装置を仮設足場に取り付けた状態の一部の側面図を
示している。
【0047】この第2の実施形態例は、第1の実施形態
例に比べて、第2挟持体11の構造が異なるとともに当
て板55を設けている点で異なる。その他の横棒2、固
定手段4、第1挟持体10、連結ピン30、直交型クラ
ンプ40等の構造は第1実施形態のものと同一である。
【0048】すなわち、横棒2には複数の貫通孔5a〜
5zを形成し、該横棒2の一端部に固定した第1挟持体
10は尖端部14を有する略L字状の金属製板で形成し
てある。この第1挟持体10とで建物の外壁107を挟
み付けて固定する第2挟持体11は、横棒2の他端側2
bから移動可能に嵌挿されかつ横棒2の貫通孔5a〜5
zに連通する挿通孔22を有する管部21と、該管部2
1に溶接等で接続されかつ略L字状の1枚の金属製板か
らなる脚部25とで構成されており、該脚部25の下端
部には第1挟持体10の尖端部14と対向する如く尖端
部16を突出している。また、前記当て板55は木材や
プラスチックや金属などの材料で製造され、第1挟持体
10の尖端部14と建物の外壁107との間および第2
挟持体11の尖端部16と建物の外壁107との間に設
け、第2挟持体11を締め付けることにより両当て板5
5、55は脱落することなく挟持される。
【0049】上述のように、両当て板55、55を第1
挟持体10又は第2挟持体11と建物の外壁107間に
挟持させた状態で、第2挟持体11の管部21の挿通孔
22と横棒2の任意の貫通孔5a〜5zとを連通させて
両孔22、5a〜5zに、第2挟持体11に一端を固定
したチェーン31の他端に接続した連結ピン30を嵌挿
して固定する。
【0050】
【発明の実施の形態3】本発明の第3の実施形態例を図
7に基づいて以下に説明する。図7は仮設足場用壁つな
ぎ装置の斜視図を示している。この第3の実施形態例
は、第1の実施形態例に比べて、横棒2と第2挟持体1
1の構造が異なり、その他の第1挟持体10、固定手段
4たる直交型クランプ40は同一構造からなるものであ
る。
【0051】この場合の横棒2は第1実施形態例の如き
貫通孔5a〜5zは形成されていない単なるパイプ状の
ものであり、この横棒2の一端部に図1に示す如き第1
挟持体10を固定するとともに、第2挟持体11は横棒
2の適所に着脱自在に設けている。前記第2挟持体11
は、横棒2の適所を固定あご61と可動あご62とで抱
持して締付けボルト63で締付け固定するクランプ部6
0と、該クランプ部60に接続された脚部65とからな
っている。
【0052】第2挟持体11のクランプ部60は、図5
の第1クランプ41と同様に設けてある。つまり、固定
あご61の一端部には締付けボルト63の基端部が枢軸
66(図5の45に相当する)で枢支され、該固定あご
61の他端部には可動あご62の基端部が枢軸(図示せ
ず、図5の47に相当する)で枢支されている。可動あ
ご62の先端部には締付けボルト63を係入する二股部
68が形成されている。69はナットである。
【0053】また、第2挟持体11の脚部65は、図1
に示された脚部25と同様に構成されている。すなわ
ち、この脚部65は、図7に示すように、2枚の金属製
板を上部から下部に向けて幅狭くなるように略V字状に
設け、該脚部65の先端(下端)には図1と同一の長ナ
ット26を溶接などにより横設固定し、この長ナット2
6の雌ねじ26aにボルト状の調整用螺軸27の雄ねじ
27aを螺合するようにしてあり、27bは調整用螺軸
27の頭部、28は締付け用のナットである。
【0054】
【発明の実施の形態4】本発明の第4の実施形態例を図
8〜図11に基づいて以下に説明する。図8は仮設足場
用壁つなぎ装置の斜視図、図9は第1挟持体10の左側
面図、図10は第1挟持体10の右側面図、図11は第
1挟持体10を拡開した状態の斜視図を示している。
【0055】この第4の実施形態例は、第1の実施形態
例に比べて、図7と同様に単なるパイプ状からなる横棒
2と、第1挟持体10及び第2挟持体11の構造が異な
り、その他の構造は同一構造からなるものである。従っ
て固定手段4たる直交型クランプ40は図示を省略して
いる。
【0056】この場合の第1挟持体10と第2挟持体1
1とは、同一構造のもの1対を前後逆向きに使用したも
のであって、それぞれ、図1の如き複数の貫通孔5a〜
5zを有しない横棒2の適所を固定あご71と可動あご
72とで抱持して締付けボルト73で締付け固定するク
ランプ部70と、該クランプ部70に接続されかつ建物
の外壁107を挟み付ける脚部75とで構成し、第1挟
持体10と第2挟持体11とは共に横棒2の任意位置に
着脱自在に設けてなるものである。
【0057】すなわち、前記クランプ部70は、図7の
クランプ部60(図1の第1クランプ41)と同様に構
成されているものであって、さらに詳しくは図9〜図1
1のように構成されているものである。つまり、クラン
プ部70は、一端に締付けボルト73を枢軸76で枢着
した固定あご71と、固定あご71の他端に枢軸77で
回動自在に枢着するとともに、一端に前記締付けボルト
73を係入する二股部78を有する可動あご72とから
なっている。
【0058】脚部75は、図1で示した第1挟持体10
と略同様な構造からなり、その上端部を溶接(又は一体
成形)等によって前記クランプ部70の底面に垂設して
いる。すなわち、この脚部75は、略L字状の金属製板
を用いており、その下部の他端には傾斜状の突出部74
を形成し、この突出部74の先端には尖端部14(1
6)を形成し、この尖端部14(16)を建物の外壁1
07の壁面に点接触して挟み込むようにしている。
【0059】前記第1挟持体10と第2挟持体11とを
横棒2に取り付けるには、例えば以下のようにする。第
1挟持体10のクランプ部70を図11の如く開いて、
横棒2の一端側2aを固定あご71と可動あご72とで
抱持してから、締付けボルト73を二股部78に係入し
て該締付けボルト73をナット79で締め付けることに
よって、第1挟持体10を横棒2に固定する。第2挟持
体11は、上記第1挟持体10と同一構造のものを図8
に示す如く、前後を逆向きにして、同第2挟持体11の
脚部75の尖端部16が第1挟持体10の脚部75の尖
端部14に対向するようにした状態で、上記第1挟持体
10の場合と同様にして第2挟持体11を横棒2に固定
する。
【0060】上述の如く横棒2に固定された第1、第2
の挟持体10、11は、それぞれのクランプ部70に設
けたナット79を弛めて締付けボルト73を二股部78
から係合解除し、図11の如く固定あご71と可動あご
72とを開放することによって、横棒2から取り外すこ
とができる。
【0061】
【発明の実施の形態5】本発明の第5の実施形態例を図
12に基づいて以下に説明する。図12は仮設足場用壁
つなぎ装置を仮設足場に取り付けた状態の一部の側面図
を示している。
【0062】この第5の実施形態例は、第4の実施形態
例に比べて、第1挟持体10及び第2挟持体11の脚部
が異なるとともに、第1挟持体10と建物の外壁107
との間および第2挟持体11と建物の外壁107との間
に当て板55、55を設けるようにしている点が異な
り、その他の構成は前記第4の実施形態例と同様として
いるものである。そこで、第4の実施形態例と同一の構
成については説明を省略し、上記異なる構成については
以下に説明する。
【0063】すなわち、第5の実施形態例の第1挟持体
10及び第2挟持体11は、共に同一構造のもの1対を
前後逆向きにして使用することと、クランプ部70が前
記固定あご71と可動あご72と締付けボルト73とか
らなる点では、図8〜図11と同一である。しかし、こ
の第5の実施形態例の第1挟持体10および第2挟持体
11の脚部85、85は、図12に示す如く長方形状の
1枚の金属製板を用い、その上端部を溶接又は一体成形
等によって前記クランプ部70の底面に垂設している。
【0064】前記第1挟持体10と第2挟持体11を横
棒2に取り付けるには、図6の場合と同様に、平板状か
らなる当て板55、55を、第1挟持体10と建物の外
壁107との間および第2挟持体11と建物の外壁10
7との間に介設し、第1挟持体10と第2挟持体11と
で締め付けて固定する。
【0065】なお、当て板55は、第1挟持体10又は
第2挟持体11の脚部85の下部に一体的に設けること
もできる。
【0066】また、本発明は、図12に2点鎖線で示す
ように、ベランダ等の水平壁120に、水平方向に第1
挟持体10と第2挟持体11とを挟持して締付け固定
し、横棒2を垂直方向に立設し、このようにして垂直方
向に本発明品を2個所以上にポール状に立設し、それら
のポール同士間をロープ等で結び付けるようにして、ベ
ランダ等の脱落防止装置として使用することもできる。
【0067】各実施形態例において、横棒2、第1挟持
体10、第2挟持体11は、破損され難いプラスチック
等の材質で製造することもでき、そのとき脚部25、6
5、75、85は管部21又はクランプ部60、70と
一体成形するとよい。
【0068】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の仮設足場用壁つ
なぎ装置によれば、横棒の一端側には第1挟持体と第2
挟持体とを離間してかつ両者間の離間距離が調節できる
ように設け、この第1挟持体と第2挟持体とで建物の外
壁を挟み付けて固定するようにしてなるから、従来例の
ものに比べて、建物の外壁にインサート用の埋め込み穴
を形成する必要がないばかりか、インサートや第1螺軸
及び第2螺軸も不要であって取付作業が迅速にでき、仮
設工事終了後においてインサート部の穴にセメントを埋
設するなどの後処理作業が不要となり、さらに1つの壁
つなぎ装置で建物の外壁と足場用支柱間の離間距離が異
なっても簡単に対応することができる。
【0069】本発明の請求項2記載の仮設足場用壁つな
ぎ装置によれば、第1挟持体と第2挟持体の少なくとも
一方は、建物の外壁を挟み付ける側の先端に尖端部を形
成してあるから、該尖端部により、建物の外壁面に対し
て塗料を吹き付けする工事の際に可及的に吹付け面積を
広くできるし、又は該建物の外壁面の損傷面積を小さく
することができる。
【0070】本発明の請求項3記載の仮設足場用壁つな
ぎ装置によれば、第1挟持体は横棒の一端部に予め固定
してあるため、この第1挟持体に対する第2挟持体の離
間距離Lの調整が該第2挟持体のみの移動だけでよく組
み付け作業が少なくなる。また、横棒に対する第2挟持
体の固定は、横棒に形成した複数の貫通孔のいずれかと
該第2挟持体の管部に形成した挿通孔とを一致させて、
両孔に連結ピンを嵌挿して固定するものであるため、第
2挟持体が横棒に確実に固定される。
【0071】本発明の請求項4記載の仮設足場用壁つな
ぎ装置によれば、上記構成において、第2挟持体の脚部
の先端には長ナットを固定し、この長ナットに調整用螺
軸を螺合して、第1挟持体と第2挟持体間の離間距離が
調節できるようにしてあるから、第2挟持体の管部の挿
通孔と横棒の任意の貫通孔とを連通させて両孔に連結ピ
ンを嵌挿することによって、第1挟持体と第2挟持体間
の離間距離を第1次的に粗調節する。次に前記螺軸を長
ナットに対して締付方向へねじ込み又はねじ込みを弛め
ることによって前記離間距離を第2次的に微調節でき、
2段階に離間距離のストローク長さが調節できる利点が
ある。
【0072】本発明の請求項5記載の仮設足場用壁つな
ぎ装置によれば、連結ピンは第2挟持体に一端を固定し
たチェーンの他端に接続してあるから、連結ピンの紛失
が防止されるとともに、第2挟持体を横棒へ組み付けす
る作業が迅速に行える。
【0073】本発明の請求項6記載の仮設足場用壁つな
ぎ装置によれば、第1挟持体は横棒の一端部に固定する
とともに、第2挟持体は横棒の適所に着脱自在に設けて
なり、この第2挟持体は、横棒の適所を固定あごと可動
あごとで抱持して締付けボルトで締付け固定するクラン
プ部と、該クランプ部に接続された脚部とから構成して
あるから、第2挟持体は、貫通孔と挿通孔とへの連結ピ
ンの嵌挿構造を設ける必要がなく、横棒の長手方向の任
意個所に設けることができるため、前記離間距離の調節
が無段階に行える。
【0074】本発明の請求項7記載の仮設足場用壁つな
ぎ装置によれば、第1挟持体と第2挟持体とは、それぞ
れ、横棒の適所を固定あごと可動あごとで抱持して締付
けボルトで締付け固定するクランプ部と、該クランプ部
に接続されかつ建物の外壁を挟み付ける脚部とで構成
し、第1挟持体と第2挟持体とは共に横棒の任意位置に
着脱自在に設けるようにしてあるから、第1挟持体と第
2挟持体とが、ともに横棒の任意位置に取り付けできる
ため、両挟持体間の離間距離が自由に調節できるととも
に、横棒の取付位置も自由位置が選定できる。
【0075】本発明の請求項8記載の仮設足場用壁つな
ぎ装置によれば、第1挟持体と建物の外壁との間および
第2挟持体と建物の外壁との間には当て板を設けると、
建物の外壁が第1挟持体と第2挟持体とで損傷されるの
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の仮設足場用壁つなぎ
装置を示す斜視図である。
【図2】図1の11ー11線断面図である。
【図3】図4の要部側面図である。
【図4】図1の仮設足場用壁つなぎ装置の適用例を示す
一部断面斜視図である。
【図5】固定手段の一例の斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の仮設足場用壁つなぎ
装置を仮設足場に取り付けた状態の一部の側面図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施形態の仮設足場用壁つなぎ
装置を仮設足場に取り付けた状態の一部の斜視図であ
る。
【図8】本発明の第4の実施形態の仮設足場用壁つなぎ
装置の斜視図である。
【図9】第1挟持体の左側面図である。
【図10】第1挟持体の右側面図である。
【図11】第1挟持体を拡開した状態の斜視図である。
【図12】本発明の第5の実施形態の仮設足場用壁つな
ぎ装置を仮設足場に取り付けた状態の一部の側面図であ
る。
【図13】従来例の仮設足場用壁つなぎ装置の側面から
見た断面図である。
【符号の説明】
1 壁つなぎ装置 2 横棒 2a 一端側 2b 他端側 3 挟持手段 4 固定手段 5a〜5z 貫通孔 10 第1挟持体 11 第2挟持体 14 尖端部 16 尖端部 21 管部 22 挿通孔 25 脚部 26 長ナット 27 調整用螺軸 27c 尖端部 30 連結ピン 31 チェーン 35 抜け止め部材 40 直交型クランプ 43 固定あご 44 締付けボルト 46 可動あご 50 長ナット 51 支持片 55 当て板 60、70 クランプ部 61、71 固定あご 62、72 可動あご 63、73 締付けボルト 65、75、85 脚部 107 建物の外壁 110 仮設足場 111 足場用支柱 112 足場板 L 離間距離

Claims (8)

    【整理番号】 P605200 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横棒の一端側を建物の外壁に固定し、他
    端側を仮設足場に固定するようにしてなる仮設足場用壁
    つなぎ装置において、 前記横棒の一端側には第1挟持体と第2挟持体とを離間
    してかつ両者間の離間距離が調節できるように設け、こ
    の第1挟持体と第2挟持体とで建物の外壁を挟み付けて
    固定するようにしたことを特徴とする仮設足場用壁つな
    ぎ装置。
  2. 【請求項2】 第1挟持体と第2挟持体の少なくとも一
    方は、建物の外壁を挟み付ける側の先端に尖端部を形成
    してある請求項1の仮設足場用壁つなぎ装置。
  3. 【請求項3】 横棒には一端側から他端側へ該横棒に直
    交する方向に間隔をおいて複数の貫通孔を形成し、第1
    挟持体は横棒の一端部に固定するとともに、第2挟持体
    は横棒に移動自在に設けてなり、前記第2挟持体は、横
    棒の他端側から移動可能に嵌挿されかつ横棒の前記貫通
    孔に連通する挿通孔を有する管部と、該管部に接続され
    た脚部とで構成され、前記第1挟持体と第2挟持体とで
    建物の外壁を挟み付けた時に、第2挟持体の管部の挿通
    孔と横棒の任意の貫通孔とを連通させて両孔に連結ピン
    を嵌挿するようにしてなる請求項1または2の仮設足場
    用壁つなぎ装置。
  4. 【請求項4】 第2挟持体の脚部の先端には長ナットを
    固定し、この長ナットに調整用螺軸を螺合して、第1挟
    持体と第2挟持体間の離間距離が調節できるようにして
    なる請求項3の仮設足場用壁つなぎ装置。
  5. 【請求項5】 連結ピンは、第2挟持体に一端を固定し
    たチェーンの他端に接続してなる請求項3または4の仮
    設足場用壁つなぎ装置。
  6. 【請求項6】 第1挟持体は横棒の一端部に固定すると
    ともに、第2挟持体は横棒の適所に着脱自在に設けてな
    り、この第2挟持体は、横棒の適所を固定あごと可動あ
    ごとで抱持して締付けボルトで締付け固定するクランプ
    部と、該クランプ部に接続された脚部とから構成してあ
    る請求項1または2の仮設足場用壁つなぎ装置。
  7. 【請求項7】 第1挟持体と第2挟持体とは、それぞ
    れ、横棒の適所を固定あごと可動あごとで抱持して締付
    けボルトで締付け固定するクランプ部と、該クランプ部
    に接続されかつ建物の外壁を挟み付ける脚部とで構成
    し、第1挟持体と第2挟持体とは共に横棒の任意位置に
    着脱自在に設けてなる請求項1または2の仮設足場用壁
    つなぎ装置。
  8. 【請求項8】 第1挟持体と建物の外壁との間および第
    2挟持体と建物の外壁との間には当て板を設けてなる請
    求項1から7までのいずれかに記載の仮設足場用壁つな
    ぎ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012154045A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Kawamotogumi Co Ltd 足場取付具
JP5686451B1 (ja) * 2014-02-07 2015-03-18 訓央 細田 仮設足場用連結器具

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