JPH09310245A - スクリ−ン紗 - Google Patents
スクリ−ン紗Info
- Publication number
- JPH09310245A JPH09310245A JP8123247A JP12324796A JPH09310245A JP H09310245 A JPH09310245 A JP H09310245A JP 8123247 A JP8123247 A JP 8123247A JP 12324796 A JP12324796 A JP 12324796A JP H09310245 A JPH09310245 A JP H09310245A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer
- core
- sheath
- component
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
生じにくいスクリ−ン紗用繊維及びスクリ−ン紗を提供
する。 【解決手段】 溶融液晶性ポリエステル(Aポリマ−)
からなる芯成分、屈曲性熱可塑性ポリマ−(Bポリマ
−)を含む鞘成分により構成され、該Aポリマ−および
Bポリマ−が芯鞘界面で混合されていることを特徴とす
る芯鞘型複合繊維を用いてなるスクリ−ン紗。
Description
強力を有し、かつ耐久性、寸法安定性に優れたスクリ−
ン紗に関する。
を実現するためには、ハイテンション紗張りが可能であ
ること、寸法変化が小さいこと、弾性回復力が大きいこ
とが要求される。ナイロン、ポリエステル等の屈曲性高
分子からなる繊維を用いたスクリ−ン紗が広く使用され
ているが、かかるスクリ−ン紗は強度・弾性率がともに
低く、寸法安定性も必ずしも良いものではなかった。こ
のことから、高強度高弾性率を有する溶融液晶性ポリエ
ステルを用いたスクリ−ン紗が、特開平2−80640
号公報、特開平3−220340号公報に提案されてい
る。
ル繊維のみからなるスクリ−ン紗は強度・弾性率の点で
は問題がないものの、剛直性ポリマ−であるため表面が
フィブリル化しやすく、製織工程で発生したフィブリル
がインキの透過性を阻害し、高精度印刷を妨げるため実
用に付すことができなかった。また、特開平3−220
340号公報には、溶融液晶性ポリエステルを芯成分、
屈曲性ポリマ−を鞘成分とする芯鞘型複合繊維を用いた
スクリ−ン紗が提示されているが、かかる繊維の強度を
高めるためには鞘成分の割合を極力低くする必要があ
り、製造時の偏芯による芯の露出等が生じて操業規模で
の生産は極めて困難であった。また、鞘成分の屈曲性ポ
リマ−が延伸されていない(配向結晶化されていない)
ため、非常に脆く、鞘の剥離や脱落等が生じやすい問題
があった。
たスクリ−ン紗を提供することにある。
リエステル(Aポリマ−)からなる芯成分、屈曲性熱可
塑性ポリマ−(Bポリマ−)を含む鞘成分により構成さ
れ、該Aポリマ−およびBポリマ−が芯鞘界面で混合さ
れている芯鞘型複合繊維を用いたスクリ−ン紗、および
溶融液晶性ポリエステル(Aポリマ−)からなる芯成
分、海成分が屈曲性熱可塑性ポリマ−(Bポリマ−)、
島成分が溶融液晶性ポリエステル(Cポリマ−)である
鞘成分から構成され、該Aポリマ−およびBポリマ−が
芯鞘界面で混合されている芯鞘型複合繊維を用いたスク
リ−ン紗を提供するものである。
性)とは、溶融相において光学的液晶性(異方性)を示
すことである。例えば試料をホットステ−ジにのせ、窒
素雰囲気下で昇温加熱し、試料の透過光を観察すること
により認定できる。本発明で用いる芳香族ポリエステル
は、芳香族ジオ−ル、芳香族ジカルボン酸、芳香族ヒド
ロキシカルボン酸等の反復構成単位からなるが、下記化
1、化2に示す反復構成単位の組み合わせからなるもの
が好ましい。
単位の組み合わせからなるポリマ−が好ましい。特に、
(A)及び(B)の反復構成単位からなる部分が65重量
%以上であるポリマ−であり、特に(B)の成分が4〜
45重量%である芳香族ポリエステルが好ましい。
(MP)は、260 〜360 ℃、より好ましくは270 〜350
℃である。ここでいう融点とは、示差走査熱量(DS
C:例えばmettler 社製、TA3000)で観察される主吸
熱ピ−クのピ−ク温度である(JIS K7121)。具体
的には、DSC(例えばMettler 社製 TA3000)
装置に、サンプルを10〜20mgをとりアルミ製パンへ封入
した後、キャリア−ガスとして窒素を100cc/分流し、2
0℃/分で昇温したときの吸熱ピ−クを測定する。ポリ
マ−の種類により上記1st Runで明確な吸熱ピ−クが現
れない場合は、50℃/分の昇温速度で予想される流れ
温度よりも50℃高い温度まで昇温し、その温度で3分
間完全に溶融した後、80℃/分の速度で50℃まで冷
却し、しかる後に20℃/分の昇温速度で吸熱ピ−クを
測定するとよい。
性ポリエステルには、本発明の効果を損なわない範囲
で、ポリエチレンテレフタレ−ト、変性ポリエチレンテ
レフタレ−ト、ポリオレフィン、ポリカ−ボネ−ト、ポ
リアリレ−ト、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリエ−テルエステルケトン、フッ素樹脂熱可塑性
ポリマ−を添加しても良い。また酸化チタン、カオリ
ン、シリカ、酸化バリウム等の無機物、カ−ボンブラッ
ク、染料や顔料等の着色剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、光安定剤等の各種添加剤を含んでいても良い。
熱可塑性ポリマ−であれば特に限定されるものではな
く、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
アリレ−ト、ポリカ−ボネ−ト、ポリフェニレンサルフ
ァイド、ポリエステルエ−テルケトン、フッ素樹脂等が
挙げられる。特に好ましくは、ポリフェニレンサルファ
イド(PPS)、ポリエチレンナフタレ−ト及び下記化
4で表される半芳香族ポリエステルアミドである。屈曲
性熱可塑性ポリマ−を海成分として用いることにより、
耐フィブリル性、耐摩耗性は大きく改善される。なお、
本発明にいう屈曲性ポリマ−とは、主鎖上に芳香環を有
さないポリマ−及び主鎖上に芳香環を有し、かつ芳香環
間の主鎖上に原子が4個以上存在するポリマ−をいう。
熱可塑性ポリマ−(Bポリマ−)のみでなく、屈曲性熱
可塑性ポリマ−(Bポリマ−)と溶融液晶性ポリエステ
ル(Cポリマ−)のブレンドで構成するのが好ましく、
特にBポリマ−を海成分、Cポリマ−を島成分とする海
島構造とするのが好ましい。鞘成分を溶融液晶性ポリエ
ステルと屈曲性ポリマ−からなるブレンド(特に海島構
造)で構成することにより、鞘成分の強力を高めると同
時に鞘成分と芯成分との接着性を顕著に高めることがで
きる。Cポリマ−は、Aポリマ−と同様の溶融液晶性ポ
リエステルを用いることができ、Aポリマ−とCポリマ
−は同種であっても異種であっても良い。好ましくは、
Bポリマ−の融点(MP)+80℃以下、MP−10℃
以上のポリマ−が好ましい。
おいて、マトリックスとなる海成分の中に数十から数百
の島が存在している状態を意味する。Bポリマ−及びC
ポリマ−の混合比、溶融粘度等を変えることにより島数
を調整することができる。Bポリマ−とCポリマ−をチ
ップブレンドする、または両成分の溶融物をスタチック
ミキサ−等で混合することにより得られる。鞘成分中の
島成分比は、製造された鞘型複合繊維の横断面積比C/
(B+C)において、強力及び耐フィブリル性の点で
0.25〜0.5とするのが好ましい。島成分比は、繊
維横断面の顕微鏡写真から求められるが、製造時の芯成
分と鞘成分の吐出量の体積比により求めることもでき
る。島成分の直径は0.1〜2μm程度とするのが好ま
しい。
しているが、偏心芯鞘型を含むものである。複合繊維に
おける芯成分比は0.25〜0.80、好ましくは、
0.4〜0.7とする。特に、鞘成分をBポリマ−とC
ポリマ−で構成した場合には、鞘成分も強力向上に寄与
するため、芯成分比率を低くした場合においても、強度
15g/d以上の優れた複合繊維を得ることができる。
芯成分比が大きくなりすぎると芯が露出しやすく、小さ
すぎると強力の点で不十分となる場合がある。なお、本
発明にいう芯成分比とは、複合繊維の断面積比A/(A
+B+C)を示す。断面積比は、繊維横断面の顕微鏡写
真から求められるが、製造時の芯成分と鞘成分の吐出量
の体積比により求めることもできる。得られる繊維の線
径変動率は−3.5〜+3.5%、さらに−3.0〜+
3.0%であるのが好ましく、抱合度(ガイド摩耗回
数)は1200回以上とするのが好ましい。
/又はCポリマ−に着色剤を含有させることができる。
着色剤は海成分及び島成分の両方に含まれていても、ど
ちらか一方に含まれていても良く、含有率が2成分で異
なっていても良い。着色剤としては、カ−ボンブラッ
ク、顔料(酸化チタン等を含む)、耐熱性を有する染料
等を用いることができ、好ましくは、粒径が10〜10
00mμのものを用いる。着色剤の混合方法は、直接B
ポリマ−及び/又はCポリマ−に所定量を添加しても良
いし、高濃度のマスタ−チップを繊維製造時にブレンド
法で希釈しても良い。また、Bポリマ−及びCポリマ−
には、本発明の効果を損なわない程度に、他のポリマ−
や各種添加剤を含んでいても良い。
ついて説明する。本発明においては、芯部と鞘部とを構
成する溶融液晶性ポリエステル(Aポリマ−)および屈
曲性熱可塑性ポリマ−(Bポリマ−)がその界面で混合
されていることに大きな特徴を有する。一般に繊維の製
造において、溶融ポリマ−は計量ポンプ通過後、ろ過層
を通って紡糸口金に送られ、繊維化される。複合繊維の
製造方法においても、該複合繊維を構成する各ポリマ−
がそれぞれろ過層を通ったのち複合され、複合形態を保
ったまま紡糸口金から繊維化される。本発明において
は、Aポリマ−およびBポリマ−を含む複合流を形成し
た後、さらに『揺らぎ形成層』を通すことにより、芯成
分と鞘成分との界面でAポリマ−とBポリマ−、または
該ポリマ−と他のポリマ−を混合し、その結果、界面剥
離を抑制する。
ことにより芯鞘型複合繊維の芯成分と鞘成分等のポリマ
−相互の界面を乱す機能を有するものであれば、とくに
その素材に限定はないが、金網、金属細線等からなる不
織布、金属細線からなる焼結体、金属やセラミックスか
らなる微粒子層などを用いることができる。金網はステ
ンレスワイヤ等を織ったもので、平織、畳織、綾畳織等
のものが用いられる。また、該金網は30〜500メッ
シュのものが好適であり、金網は1枚のみならず、メッ
シュの異なる金網を数枚重ねて用いることも可能であ
る。金属細線からなる不織布としては5〜100ミクロ
ンのろ過効率を有し、捕集効率の良好なものが用いら
れ、金属微粒子としては30〜100メッシュアンダ−
のステンレスパウダ−、セラミックとしては20〜10
0メッシュアンダ−のサンドや100〜1000ミクロ
ンのガラスビ−ズが用いられる。
を組み合わせて用いることもできる。上述の『揺らぎ形
成層』を通過した複合流は口金から吐出され、繊維化さ
れる本発明の芯鞘型複合繊維は、上述の『揺らぎ形成
層』を通過させることにより得られるが、その他は公知
の複合溶融紡糸法が適用される。芯形成部のノズル直径
は0.06〜0.8mmが好ましく、口金ノズル直径は
0.06〜1.0mmのものが好ましい。芯形成ノズル
および口金ノズルの形状は丸型、異形のいずれでもよい
し、口金ノズルは円柱状であっても、末広がり型の円錐
状であってもよい。このようにして得られた芯鞘型複合
繊維は、芯部と鞘部を構成する各ポリマ−が芯鞘界面で
複雑にランダムに入り組んだ状態であり、該各ポリマ−
が混合された断面形態を有する。
合していることは、放流糸を銅板法でカットし、透過光
源にて光顕微鏡で観察することにより容易に観察でき
る。被写体が光を透過しないものは落射照明法で観察で
きる。芯鞘型複合繊維における芯鞘界面での混合状態、
入り組み状態はポリマ−の組み合わせ、各ポリマ−の粘
度等によって微妙に異なるが、一般に高粘度程またはポ
リマ−間の粘度差が大きい程、複雑な界面構造を呈す
る。芯鞘界面構造が単調になり、芯成分と鞘成分との剥
離が若干生じる場合は、上述の『揺らぎ形成層』を構成
する金網のメッシュの異なるものを数枚積層したり、金
網と金属細線不織布や微粒子層との併用で芯成分と鞘成
分との剥離の問題を解決できる。
十分な強度、弾性率を有しているが弛緩熱処理あるいは
緊張熱処理により性能を更に向上させることができる。
熱処理は、窒素等の不活性ガス雰囲気下や、空気の如き
酸素含有の活性ガス雰囲気中または減圧下で行うことが
可能である。熱処理雰囲気は露点が−80℃以下の低湿
気体が好ましい。好ましい熱処理条件としては、芯成分
の融点−40℃以下から鞘成分ポリマ−の融点以下まで
順次昇温していく温度パタ−ンが挙げられる。処理時間
は目的により数分から数十時間行う。熱の供給は、気体
等の媒体を用いる方法、加熱板、赤外線ヒ−タ−等によ
り輻射を利用する方法、熱ロ−ラ−、熱プレ−ト等に接
触して行う方法、高周波等を利用した内部加熱方法等が
ある。
下で行われる。処理形状はカセ状、トウ状(例えば金属
網等にのせて行う)、あるいはロ−ラ−間で連続的に処
理することも可能である。緊張熱処理は、芯成分の融点
−80℃以下の温度で、切断強度の1〜10%の張力を
かけて行うのが好ましく、この処理により様々な性能、
特に弾性率は一層改善される。
定されるものでなく、公知の方法により平織物等の布帛
とすればよい。150〜500メッシュ、特に200〜
400メッシュの平織物とするのが好ましい。また、本
発明の芯鞘型複合繊維は、高強力高弾性率でかつ耐フィ
ブリル性に優れているため、紗張りテンションも高くで
き、また弾性回復、寸法安定性も良好であるため、従来
金属細線へ使用していた紗の用途への適用も十分可能で
ある。
35μm以下のモノフィラメントとした場合に、本発明
の効果をより一層顕著に得られる。また、本発明の効果
を損なわない範囲で他の繊維と混用してスクリ−ン紗を
製造してもよい。本発明により得られたスクリ−ン紗
は、パタ−ン印刷、文字印刷、銘版印刷あるいはカラ−
印刷等のスクリ−ン印刷の分野で微細、かつ鮮明な印刷
を安定して行うことができる。
るが、本発明はこれにより何等限定されるものではな
い。 [溶融粘度 MV]300 ℃、剪断速度r=1000sec -1の
条件で東洋精機キャピログラフ1B型を用いて測定し
た。 [対数粘度ηinh ]試料をペンタフルオロフェノ−ルに
0.1 重量%溶解し(60〜80℃)、60℃の恒温槽中でウッ
ペロ−デ型粘度計を用いて相対粘度(ηrel)を測定し、
ηinh =ln(ηrel)/cにより算出した。なおcはポリ
マ−濃度(g/dl)である。
13に準じ、試長20cm、初荷重0.1g/d、引張速度10cm
/minの条件で破断強伸度を求め、5点以上の平均値を採
用した。 [弾性率 g/d]強伸度曲線を作成し、該曲線の原点
付近においてフックの法則に従う直線部分から、弾性率
=(w/D)/(ΔL/L)により算出される。なお、
wはΔL伸長したときの荷重g、Dは繊維のデニ−ル、
ΔLは荷重により伸長した長さ、Lは繊維原長を示す。 [線径変動%]ZIMMER社製の外径測定器M-4609A/2 を用
い、糸速20m/分で長さ100mのフィラメントの線
径を連続記録し、最大(max)と最小(min)及び
平均値(x)を測定し、下記式より求めた。 線径変動(%)=±((max−min)/2x)×1
00 線径変動が大きいほど、鞘成分の剥離、脱落が生じてい
ることとなる。
器社製の抱合力試験機を用い、120度の角度を配置さ
れた3本の櫛ガイドに6本のモノフィラメントを各々ガ
イドに通し、各フィラメントに1g/dの荷重を掛け、
ストロ−ク長3cm、速度95回/分で往復運動を与
え、毛羽(剥離、フィブリル化)の発生した回数を測定
した。 [製織工程性]スクリ−ン紗製織後、光学顕微鏡で繊維
表面を観察し、実質的に鞘成分の剥離がないものを◎、
剥離がまれにみられるものを○、剥離がときどきしょう
じているものを△、剥離が多く見られるものを×として
評価した。
示した構成単位(A)と(B)が73/27 モル%である溶
融液晶性ポリエステル(MP=281 ℃、MV=425pois
e、ηinh =4.38dl/g)を用い、Bポリマ−としてポリ
カ−ボネ−トを用いた。芯成分と鞘成分を別々の押出機
より溶融し、芯と鞘の重量比2:1になるように複合
し、図1に示される紡糸パックを用い、0.20mmφ
で6ホ−ルの口金より315℃、800m/分で複合紡
糸を行った。「揺らぎ形成層」として、300メッシ
ュ、30メッシュ、100メッシュの金網3枚を積層し
た。分繊後にソフト巻きし265℃の温度で窒素ガス雰
囲気中で18時間熱処理し、その後油剤を付与して9d
のモノフィラメント(線径28μm)を製造した。製造
工程での問題は全くなく、良好に生産できた。このフィ
ラメントを経糸及び緯糸に用いて平織物とし、280メ
ッシュのスクリ−ン紗を得た。製織工程での毛羽やフィ
ブリル化の発生はまったくなく、織目間隙の斑の非常に
少ない良好なものであった。結果を表1に示す。
以外は実施例1と同様に9dのモノフィラメント(線径
29μm)およびスクリ−ン紗を得た。結果を表1に示
す。
ェニレンサルファイド(溶融粘度1100poise -1、温度3
00℃)、Cポリマ−として実施例1で用いたAポリマ
−と同様の溶融液晶性ポリエステルを用い、島成分比
0.33となるようにブレンドした以外は、実施例1と
同様に紡糸して9dのモノフィラメント(線径28μ
m)を製造した後、スクリ−ン紗を得た。結果を表1に
示す。 <実施例3、4>鞘成分比、島成分比を変更した以外は
実施例2と同様に行った。結果を表1に示す。
以外は実施例2と同様に9dのモノフィラメント(線径
26μm)を製造した後、スクリ−ン紗を得た。結果を
表1に示す。
性率に優れ、線径変動率も4%未満のものであり、製織
してスクリ−ン紗としても鞘成分と芯成分の剥離、脱落
は極めて生じにくく、耐摩耗性の優れたものであった。
良好で、耐久性及び寸法安定性に優れた高密度スクリ−
ンを提供することができる。
一例図である。
形状の具体例。
Claims (2)
- 【請求項1】 溶融液晶性ポリエステル(Aポリマ−)
からなる芯成分、屈曲性熱可塑性ポリマ−(Bポリマ
−)を含む鞘成分により構成され、該Aポリマ−および
Bポリマ−が芯鞘界面で混合されていることを特徴とす
る芯鞘型複合繊維を用いてなるスクリ−ン紗。 - 【請求項2】 溶融液晶性ポリエステル(Aポリマ−)
からなる芯成分、海成分が屈曲性熱可塑性ポリマ−(B
ポリマ−)、島成分が溶融液晶性ポリエステル(Cポリ
マ−)である鞘成分から構成され、該Aポリマ−および
Bポリマ−が芯鞘界面で混合されていることを特徴とす
る芯鞘型複合繊維を用いてなるスクリ−ン紗。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8123247A JP2918222B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | スクリ−ン紗 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8123247A JP2918222B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | スクリ−ン紗 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09310245A true JPH09310245A (ja) | 1997-12-02 |
JP2918222B2 JP2918222B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=14855859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8123247A Expired - Fee Related JP2918222B2 (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | スクリ−ン紗 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2918222B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002371434A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-26 | Toray Monofilament Co Ltd | 複合モノフィラメント |
JP2004204364A (ja) * | 2002-12-24 | 2004-07-22 | Toray Ind Inc | 吸湿性に優れた芯鞘型ポリエステル繊維およびその製造方法ならびに吸湿性布帛 |
JP2008255536A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Kuraray Co Ltd | スクリーン紗用メッシュクロス |
-
1996
- 1996-05-17 JP JP8123247A patent/JP2918222B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002371434A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-26 | Toray Monofilament Co Ltd | 複合モノフィラメント |
JP2004204364A (ja) * | 2002-12-24 | 2004-07-22 | Toray Ind Inc | 吸湿性に優れた芯鞘型ポリエステル繊維およびその製造方法ならびに吸湿性布帛 |
JP2008255536A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Kuraray Co Ltd | スクリーン紗用メッシュクロス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2918222B2 (ja) | 1999-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1731634B1 (en) | Composite fiber and composite fabric of island-in-sea type and process for producing the same | |
EP1115924B1 (en) | Non-crimping polyester monofilament and process for producing same | |
JPH09310245A (ja) | スクリ−ン紗 | |
JP2007113151A (ja) | スクリーン紗用ポリエステルモノフィラメントの溶融紡糸方法及びスクリーン紗用ポリエステルモノフィラメント | |
JP2907418B2 (ja) | スクリ−ン紗用複合繊維及びスクリ−ン紗 | |
JP3778088B2 (ja) | スクリーン紗用芯鞘型複合ポリエステルモノフィラメントおよびその製造方法 | |
JP3698551B2 (ja) | スクリーン紗 | |
JP2000239925A (ja) | 樹脂補強材及び複合体 | |
JPH09296324A (ja) | 溶融液晶性ポリエステルからなる芯鞘型複合繊維およびその製造方法 | |
JP3875797B2 (ja) | 芯鞘型複合繊維 | |
JP3998090B2 (ja) | スクリーン紗用ポリエステルモノフィラメント | |
JP4459396B2 (ja) | 複合繊維およびその織物 | |
JP2002013030A (ja) | 高強力複合繊維及びメッシュクロス | |
JPH11269737A (ja) | モノフィラメント及びそれからなるスクリーン紗 | |
JP4892999B2 (ja) | 溶融液晶形成性ポリエステル複合繊維 | |
JP2001096108A (ja) | フィルター用メッシュクロス | |
JP2003293225A (ja) | 高強力複合繊維およびメッシュクロス | |
KR950007817B1 (ko) | 폴리에스테르 복합모노필라멘트로 되는 스크린 견직물 | |
JP3001217B2 (ja) | スクリーン紗 | |
JP2005047020A (ja) | スクリーン紗用ポリエステルモノフィラメント | |
JP3299500B2 (ja) | スクリーン紗用ポリエステルモノフィラメント | |
JP2002088587A (ja) | 高強力複合繊維およびメッシュクロス | |
JP2004284134A (ja) | スクリーン紗 | |
JPH07243128A (ja) | 芯鞘型複合繊維及びそれからなる釣糸 | |
JP2009074194A (ja) | 高強力複合繊維およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080423 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100423 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110423 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110423 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120423 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120423 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423 Year of fee payment: 15 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |