JPH09309382A - 車両用アウターミラー装置 - Google Patents

車両用アウターミラー装置

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JPH09309382A
JPH09309382A JP12669096A JP12669096A JPH09309382A JP H09309382 A JPH09309382 A JP H09309382A JP 12669096 A JP12669096 A JP 12669096A JP 12669096 A JP12669096 A JP 12669096A JP H09309382 A JPH09309382 A JP H09309382A
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shaft
rotary shaft
stopper
rotary
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Yukio Shimuta
幸男 紫牟田
Toshiyuki Ichiyama
敏之 市山
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 唯一個の構成部品の仕様を変更するのみで各
車種に対して、かつ、車体左右への取り付けに対して共
用化を図ることができる車両用アウターミラー装置を提
供する。 【解決手段】 本発明に係わる車両用アウターミラー装
置は、車体に固定されるハウジング1にアウタミラーを
担持する回転シャフト3が回転可能に支承され、回転シ
ャフト3の軸部4にモータ駆動により従動回転される回
転伝達ギヤ20が装着されて、回転シャフト3が使用位
置と格納位置との間で回動され、ハウジング1にモータ
Mを制御する制御回路部28が設けられると共に使用位
置と格納位置とでモータMの駆動を停止するリミットス
イッチ22、22´が設けられ、軸部4にこの軸部4と
一体回転されてリミットスイッチ22、22´をオンオ
フする回転プレート18が挿通され、回転プレート18
には回転シャフト3に加わる強制回動力により回転シャ
フト3が所定角度以上回転するのを阻止するストッパー
部18bが形成され、ハウジング1はストッパー部18
bと係合する係合壁部1b、1cを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体に固定されるハウ
ジングにアウタミラーを担持する回転シャフトが回転可
能に支承され、この回転シャフトの軸部にモータ駆動に
より従動回転される回転伝達ギヤが装着されて、その回
転シャフトが使用位置と格納位置との間で回動される車
両用アウターミラー装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両用アウターミラー装置に
は、車体に固定されるハウジングにアウタミラーを担持
する回転シャフトが回転可能に支承され、この回転シャ
フトの軸部にモータ駆動により従動回転される回転伝達
ギヤが装着されて、その回転シャフトが使用位置と格納
位置との間で回動されるものが知られている。
【0003】この車両用アウターミラー装置には、回転
シャフトに加わる強制回動力によりこの回転シャフトが
所定角度以上回転するのを阻止するために、回転シャフ
トに係合するストッパー部材がハウジングに形成されて
いる一方、ハウジングにモータを制御する制御回路部が
設けられると共に使用位置と格納位置とでそのモータの
駆動を停止するリミットスイッチが設けられ、軸部には
この軸部と一体回転されてそのリミットスイッチを使用
位置と格納位置とでオンオフする回転プレートが挿通さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アウターミ
ラーの格納位置と使用位置、すなわち、回転シャフトの
格納位置と使用位置とが車種によって異なることがあ
る。また、衝突衝撃等の強制回動力が回転シャフトに加
わった場合に車体の損傷を避けるために設定された使用
位置から回転シャフトが回動停止されるまでの回動停止
位置までの作動角が車種によって異なることがある。更
に、格納位置、使用位置に対する回動停止位置の相対関
係を車種によって変更しなければならないこともある。
このような場合、従来のアウターミラー装置では、車種
毎に、アウターミラー装置の構成部品として、それに専
用のストッパー部材、回転プレートを準備すると共に、
それに専用のハウジングを準備していた。アウターミラ
ー装置を車体の右側に取り付けるか、左側に取り付ける
かによってもそれに対応した変更を余儀なくされてい
た。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは、唯一個の構成部品の仕
様を変更するのみで各車種に対して、かつ、車体左右へ
の取り付けに対して共用化を図ることができるアウター
ミラー装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるアウター
ミラー装置は、上記の課題を解決するため、車体に固定
されるハウジングにアウタミラーを担持する回転シャフ
トが回転可能に支承され、該回転シャフトの軸部にモー
タ駆動により従動回転される回転伝達ギヤが装着され
て、前記回転シャフトが使用位置と格納位置との間で回
動され、前記ハウジングに前記モータを制御する制御回
路部が設けられると共に前記使用位置と前記格納位置と
で前記モータの駆動を停止するリミットスイッチが設け
られ、前記軸部に該軸部と一体回転されて前記リミット
スイッチをオンオフする回転プレートが挿通され、該回
転プレートには前記回転シャフトに加わる強制回動力に
より該回転シャフトが所定角度以上回転するのを阻止す
るストッパー部が形成され、前記ハウジングは該ストッ
パー部と係合する係合壁部を有する。
【0007】本発明によれば、アウターミラー装置の構
成部品としての回転プレートに、ストッパー部が設けら
れているので、この回転プレートのリミットスイッチに
対するオンオフ関係を変更すれば、車種に応じて格納位
置と使用位置とを変更でき、ストッパー部の幅を変更す
れば、使用位置から回転シャフトの回動停止位置までの
作動角を車種に応じて変更でき、使用位置、格納位置に
対するストッパー部の位置を変更すれば、使用位置、格
納位置に対する回動停止位置の相対関係を車種に応じて
変更でき、唯一個の回転プレートの仕様のみを変更する
ことにより共用化を図ることができる。
【0008】好ましくは、回転プレートはリミットスイ
ッチをオンオフするカム面を有するカムプレートとスト
ッパー部を有するストッパープレートとから構成され、
カムプレートとストッパープレートとは相対回転可能に
連係されている。このように構成すると、ストッパープ
レートとカムプレートとが相対回転可能に連係されてい
るので、ストッパープレートに加わる強制回動力がカム
プレートに伝達されず、ストッパープレートに加わる強
制回動力によりストッパープレートと回転シャフトの軸
部との間に経時的にガタが発生したとしても、カムプレ
ートと回転シャフトの軸部との間にガタが発生するのを
防止でき、従って、回転プレートに強制回動力が加わっ
たとしても格納位置、使用位置がずれるのを防止でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】
【0010】
【発明の実施の形態1】図1において、1は駆動機構を
内蔵する上部ハウジング、2は下部ハウジング、3は回
転シャフトである。回転シャフト3は軸部4とフランジ
部5とを有する。上部ハウジング1には軸受部6が設け
られ、7は回転シャフト3の軸部4が挿通される軸受穴
である。フランジ部5にはスクリュ挿通孔8が設けられ
ている。このフランジ部5には防水用のカバー9がかぶ
せられる。このフランジ部5にはこのカバー9を介して
取り付けフランジ10がスクリュ部材11により固定さ
れ、その取り付けフランジ10にはアウターミラー(図
示を略す)を担持したステー12が固定されている。軸
受部6には環状溝13がその外周に形成されると共に、
係合突起14が形成されている。その環状溝13にはO
リング15が嵌合され、係合突起14には摩擦クラッチ
板16が固定され、符号16´はその係合突起14に対
応する形状の切欠を示している。
【0011】回転シャフト3の軸部4にはワッシャ1
7、回転プレート18、スプリング19、回転伝達ギヤ
20、クラッチ板21が挿通されている。回転プレート
18はモータMの駆動・停止を行うために用いられ、そ
の回転プレート18は角形挿通穴18aとストッパ部1
8bとを有する。上部ハウジング1内にはその回転プレ
ート18の回動域に臨んで2個のリミットスイッチ2
2、22´が設けられている。回転プレート18、リミ
ットスイッチ22、22´、ハウジング1の詳細につい
ては後述する。
【0012】軸部4には、図2に拡大して示すようにフ
ランジ部5から突出する突出基部に角形挿通穴18aに
嵌合する角部4aが形成されていると共に、その先端部
に小判形状のカット部4bが設けられている。クラッチ
板21にはこのカット部4bに対応して小判形状の挿通
穴21aが設けられている。このクラッチ板21の上面
には、係合突起21bが形成され、この係合突起21b
は回転伝達ギヤ20の下面に形成された係合凹所(図示
を略す)に係合される。軸部4の末端にはネジ溝22が
形成され、このネジ溝22にはナット23が螺合され、
これらのワッシャ17、回転プレート18、スプリング
19、回転伝達ギヤ20、クラッチ板21はナット23
により抜け止めされている。
【0013】回転シャフト3はスプリング19の付勢力
によりフランジ部5が摩擦クラッチ板16に密着する方
向に付勢されている。摩擦クラッチ板16とその回転シ
ャフト3のフランジ部5との間には、摺接部材24が介
在されている。この摺接部材24は摩擦クラッチ板16
に対面する対面板部24aと回転シャフト3に圧入され
る圧入筒部24bとを有する。その摺接部材24には耐
摩耗用のハードクロームメッキ処理がされている。摩擦
クラッチ板16には図3に拡大して示すようにその対面
板部24aに摩擦力を与える摩擦材板16aが焼付けに
より設けられている。圧入筒部24bは回転シャフト3
に密接する直線状の圧入壁部24cと圧入力を緩和する
湾曲状の間隙壁部24dとを有する。その圧入壁部24
cと間隙壁部24dとは回転シャフト3の軸部4の周回
り方向に交互に形成されて、圧入筒部24bは直線状の
辺部と湾曲状の角部とを有する略四角形状の角形筒を呈
している。軸部4の突出基部には図2に拡大して示すよ
うに圧入壁部24cに密着する直線状の密接壁部5aと
間隙壁部24dに間隙を開けて対向する湾曲状の対向壁
部5bとが形成されている。その密接壁部5aにはロー
レット5cが形成されている。その摺接部材24は突出
基部に圧入され、この摺接部材24を突出基部に圧入す
る際、図4に示すように矢印F方向に変形力が加わり間
隙Hが圧入に伴って小さくなる。これにより、圧入筒部
24bの変形が許容されるので、圧入力が緩和されて確
実に摺接部材24がフランジ部5に圧入される。なお、
符号25はEリングである。
【0014】ハウジング1には、図5、図6に示すよう
にその内部に回転プレート18の回動域を許容する回動
許容空間1aが形成されていると共に、回転プレート1
8の回動域の両端に係合突起1b、1cが形成されてい
る。係合突起1bは、アウターミラーが格納位置にある
ときに、アウターミラー等に障害物が衝突して格納位置
方向と同方向の強制回動力が回転シャフト3に作用した
ときに、ストッパ部18bと係合して回転シャフト3が
その格納位置から更に同方向に回動されて、車体にアウ
タミラー等が衝突するのを阻止する役割を果たす。係合
突起1cは、アウターミラーが使用位置にあるときに、
アウターミラー等に障害物が衝突して使用位置方向と同
方向の強制回動力が回転シャフト3に作用したときに、
回転シャフト3がその使用位置から更に同方向に回動さ
れて、車体にアウターミラー等が衝突するのを阻止する
役割を果たす。リミットスイッチ22、22´はそれぞ
れ作動端子22a、22a´を有する。このリミットス
イッチ22、22´はブラケット26に固定され、この
ブラケット26はネジ27によりハウジング1に固定さ
れている。ハウジング1は図7〜図10の回路図で表現
される制御回路部28を有する。この制御回路部28の
詳細構成については後述する。回転プレート18にはそ
の周面にカム面18cが形成されている。このカム面1
8cには、回転シャフト3の格納位置、使用位置を定義
する係合凹所18d、18eが形成されている。回転シ
ャフト3が格納位置にあるときには、図5に示すよう
に、リミットスイッチ22はその作動端子22aが係合
凹所18dに係合してオフとされ、リミットスイッチ2
2´はその作動端子22a´がカム面18cに摺接して
オンとされている。回転シャフト3が使用位置にあると
きには、図6に示すように、リミットスイッチ22はそ
の作動端子22aがカム面18cに摺接してオンとさ
れ、リミットスイッチ22´はその作動端子22a´が
係合凹所18eに係合してオフとされている。
【0015】制御回路部28は自己復帰型の手動操作用
のスイッチ29、リレー30〜32、スイッチ35〜3
9、モータM、直流電源Eから構成されている。図7は
回転シャフト3が格納位置にあって、モータMへの通電
が停止されている状態を示している。この図7におい
て、スイッチ29をダミーの固定接点29aから固定接
点29bの側に切り換えると、電源Eの+側からスイッ
チ29、リレー30、リミットスイッチ22´を経由し
て電源Eの−側に電流が流れ、リレー30が作動する。
このリレー30の作動によりスイッチ35がダミーの固
定接点35aから固定接点35bの側に切り換えられる
と共に、スイッチ37が固定接点37aから固定接点3
7bに切り換えられる。これにより、電源Eの+側から
スイッチ37、モータM及びリレー32、スイッチ38
を経由して電源Eの−側に矢印G方向の電流が流れる。
モータMの矢印G方向への通電により回転伝達ギヤ21
が駆動され、この回転伝達ギヤ21の回転がクラッチ板
21を介して回転シャフト3に回転伝達されて、この回
転シャフト3が使用位置方向(図5の矢印K参照)に回
動され、この回転シャフト3と一体に回転プレート18
が回動される。また、リレー32への通電によりスイッ
チ39がダミーの固定接点39aから固定接点39bの
側に切り換えられる。これにより、電源Eの+側からス
イッチ39、スイッチ35を経由してリレー30への通
電が開始され、従って、スイッチ29が自己復帰により
固定接点29bから固定接点29aの側に切り替わった
としてもリレー30への通電が継続される。回転プレー
ト18の使用位置方向への回動により、作動端子22a
と係合凹所18dとの係合が解除され、リミットスイッ
チ22がオフからオンとなるが、スイッチ36がダミー
の固定接点36aに接続されたままであるので、リレー
31へは電流が流れない。その回転シャフト3が使用位
置に達すると、回転プレート18の係合凹所18eと作
動端子22a´とが係合し、リミットスイッチ22´は
オンからオフとなる。図8はそのリミットスイッチ22
´がオンからオフとなった直後でモータMへの通電が為
されている状態が示されており、このリミットスイッチ
22´がオフすると、リレー30への通電が断たれるた
め、スイッチ35が固定接点35bから固定接点35a
の側に切り換えられると共に、スイッチ37が固定接点
37bから固定接点37aの側に切り換えられる。これ
により、モータM、リレー32への通電が停止され、回
転シャフト3の回動が使用位置で停止されると共に、ス
イッチ39が固定接点39bから固定接点39aの側に
切り換えられる。図9はその回転シャフト3が使用位置
で回動停止された際の制御回路部28のリミットスイッ
チ22、22´、スイッチ35〜39の接続状態を示し
ている。
【0016】この図9において、スイッチ29を固定接
点29aから固定接点29cの側に切り換えると、電源
Eの+側からスイッチ29、リレー31、リミットスイ
ッチ22を経由して電源Eの−側に電流が流れ、リレー
31が作動する。このリレー31の作動によりスイッチ
36がダミーの固定接点36aから固定接点36bの側
に切り換えられると共に、スイッチ38が固定接点38
aから固定接点38bに切り換えられる。これにより、
電源Eの+側からスイッチ38、モータM及びリレー3
2、スイッチ37を経由して電源Eの−側に矢印G´方
向の電流が流れる。モータMの矢印G´方向への通電に
より回転伝達ギヤ21により回転シャフト3が格納位置
方向に回動され、この回転シャフト3と一体に回転プレ
ート18が回動される。また、リレー32への通電によ
りスイッチ39がダミーの固定接点39aから固定接点
39bの側に切り換えられる。これにより、電源Eの+
側からスイッチ39、スイッチ36を経由してリレー3
1への通電が開始され、従って、スイッチ29が自己復
帰により固定接点29cから固定接点29aの側に切り
替わったとしてもリレー31への通電が継続される。回
転プレート18の格納位置方向への回動により、作動端
子22a´と係合凹所18eとの係合が解除され、リミ
ットスイッチ22´がオフからオンとなるが、スイッチ
35がダミーの固定接点35aに接続されたままである
ので、リレー30へは電流が流れない。その回転シャフ
ト3が格納位置に達すると、回転プレート18の係合凹
所18dと作動端子22aとが係合し、リミットスイッ
チ22はオンからオフとなる。図10はそのリミットス
イッチ22がオンからオフとなる直前の状態が示されて
おり、このリミットスイッチ22がオフすると、リレー
31への通電が断たれるため、スイッチ36が固定接点
36bから固定接点36aの側に切り換えられると共
に、スイッチ38が固定接点38bから固定接点38a
の側に切り換えられる。これにより、モータM、リレー
32への通電が停止され、回転シャフト3の回動が格納
位置で停止されると共に、スイッチ39が固定接点39
bから固定接点39aの側に切り換えられる。
【0017】この発明の実施の形態1によれば、ストッ
パ部18bの幅Yを変更することにより作動角θを変更
することができ、係合凹所18d、18eの相対位置を
変更することにより格納位置、使用位置を変更すること
ができ、ストッパ部18bの係合凹所18d、18eに
対する相対位置関係を変更することにより格納位置、使
用位置に対する回動停止位置を変更することができる。
更に、回転シャフト3の角部4aと回転プレート18の
角形18aとの形状を変更することにより、各種相対位
置関係を変更することも可能である。
【0018】
【発明の実施の形態2】この発明の実施の形態2では、
図11〜図13に示すように、2個のリミットスイッチ
22、22´を設ける代わりに1個のリミットスイッチ
22とすることもでき、この場合、この変更に応じて、
制御回路部28の構成が変更されることとなるが、1個
のリミットスイッチ22とした場合の制御回路部の構成
については公知であるので、その制御回路部の詳細な説
明は省略することとする。なお、ここでは、回転プレー
ト18には、格納位置を定義する係合凹所が2個設けら
れ、係合凹所18dは、車体のフロントガラスの直前方
にアウターミラーを格納する前方格納位置用として用い
られ、係合凹所18fは車体のドアに沿わせてアウター
ミラーを格納する後方格納位置用として用いられ、この
発明の実施の形態2では、前方格納位置と使用位置との
間での通常作動範囲での電動駆動に加えて、使用位置と
後方格納位置との間で電動駆動が可能である。
【0019】
【変形例1】図14、図15は本発明に係わる回転プレ
ート18の変形例1を示す斜視図であって、ここでは、
回転プレート18がカムプレート40とストッパプレー
ト41とから構成されている。カムプレート40は角形
挿通穴40a、リミットスイッチをオンオフするカム面
40b、係合凹所40c、40d、一対の挟持爪40
e、40eを有する。ストッパプレート41は角形挿通
穴41a、ストッパ部41b、作動端子22a、22a
´の逃げ溝41c、回転許容摺接面41dを有する。ス
トッパプレート41は挟持爪40e、40eにその厚さ
方向から挟持されてカムプレート40と相対回転可能に
連係されて一体化されている。
【0020】この回転プレート18を、リミットスイッ
チ22、22´をオンオフするカム面40bを有するカ
ムプレート40とストッパ部41bを有するストッパプ
レート41とから構成し、カムプレート40とストッパ
プレート41とを相対回転可能に連係する構成とすれ
ば、ストッパープレート41に加わる強制回動力がカム
プレート40に伝達されず、ストッパープレート41に
加わる強制回動力によりストッパープレート41と回転
シャフト3の軸部4との間に経時的にガタが発生したと
しても、カムプレート40と回転シャフト3の軸部4と
の間にガタが発生するのを防止でき、従って、回転プレ
ート18に強制回動力が加わったとしても格納位置、使
用位置がずれるのを防止できる。
【0021】
【変形例2】発明の実施の形態1では、回転プレート1
8のカム面18cに係合凹所18d、18eを形成する
ことにより、作動端子22a、22a´をオンオフさせ
る構成としたが、図16に示すように、回転中心からの
半径が大きい大径のカム面18c´と小径のカム面18
c´´とによりカム面18cを構成し、格納位置で作動
端子22aがオン、作動端子22a´がオフとなり、回
転プレート18の使用方向への回動中、格納方向への回
動中は作動端子22a、作動端子22a´の双方ともオ
フとなり、使用位置で作動端子22aがオフ、作動端子
22a´がオンとなるようにリミットスイッチ22、2
2´を配設する構成とすると共に、制御回路部28をこ
のリミットスイッチ22、22´のオンオフに対応した
回路構成とすることもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係わる車両用アウターミラー装
置は、以上説明したように構成したので、唯一個の構成
部品の仕様を変更するのみで各車種に対して、かつ、車
体左右への取り付けに対して共用化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施の形態1に係わる車両用アウタミ
ラー装置の概略構成を示す分解斜視図である。
【図2】 図1に示す回転シャフトと摺接部材との配置
関係を示す分解斜視図である。
【図3】 図1に示す摩擦クラッチ板の形状を示す拡大
斜視図である。
【図4】 図1に示す回転シャフトと摺接部材との圧入
関係を示す部分断面図である。
【図5】 発明の実施の形態1に係わる回転シャフトが
格納位置にある場合のリミットスイッチと回転プレート
との係合関係を示す説明図である。
【図6】 発明の実施の形態1に係わる回転シャフトが
使用位置にある場合のリミットスイッチと回転プレート
との係合関係を示す説明図である。
【図7】 発明の実施の形態1に係わる制御回路部の回
路図であって、回転シャフトが格納位置にある場合の各
スイッチの接続状態を示す説明図である。
【図8】 発明の実施の形態1に係わる制御回路部の回
路図であって、回転シャフトが使用位置にあって、モー
タへの通電が断たれる直前の各スイッチの接続状態を示
す説明図である。
【図9】 発明の実施の形態1に係わる制御回路部の回
路図であって、回転シャフトが使用位置にあって、モー
タへの通電が断たれているときの各スイッチの接続状態
を示す説明図である。
【図10】 発明の実施の形態1に係わる制御回路部の
回路図であって、回転シャフトが使用位置から格納位置
方向への作動中の各スイッチの接続状態を示す説明図で
ある。
【図11】 発明の実施の形態2に係わる車両用アウタ
ミラー装置の概略構成を示す分解斜視図である。
【図12】 発明の実施の形態2に係わる回転シャフト
が格納位置にある場合のリミットスイッチと回転プレー
トとの係合関係を示す説明図である。
【図13】 発明の実施の形態2に係わる回転シャフト
が使用位置にある場合のリミットスイッチと回転プレー
トとの係合関係を示す説明図である。
【図14】 発明の実施の形態1に係わる回転プレート
の変形例1を示す組立斜視図である。
【図15】 発明の実施の形態2に係わる回転プレート
の変形例1を示す分解斜視図である。
【図16】 発明の実施の形態1に係わる回転プレート
の変形例2を示す図であって、回転シャフトが格納位置
にある場合の回転プレートとリミットスイッチとの係合
関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1…上部ハウジング 1b、1c…係合壁部 3…回転シャフト 4…軸部 18…回転プレート 20…回転伝達ギヤ 22、22´…リミットスイッチ 28…制御回路部 M…モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定されるハウジングにアウタミ
    ラーを担持する回転シャフトが回転可能に支承され、該
    回転シャフトの軸部にモータ駆動により従動回転される
    回転伝達ギヤが装着されて、前記回転シャフトが使用位
    置と格納位置との間で回動される車両用アウターミラー
    装置において、 前記ハウジングに前記モータを制御する制御回路部が設
    けられると共に前記使用位置と前記格納位置とで前記モ
    ータの駆動を停止するリミットスイッチが設けられ、前
    記軸部に該軸部と一体回転されて前記リミットスイッチ
    をオンオフする回転プレートが挿通され、該回転プレー
    トには前記回転シャフトに加わる強制回動力により該回
    転シャフトが所定角度以上回転するのを阻止するストッ
    パー部が形成され、前記ハウジングは該ストッパー部と
    係合する係合壁部を有する車両用アウターミラー装置。
  2. 【請求項2】 前記回転プレートが前記リミットスイッ
    チをオンオフするカム面を有するカムプレートと前記ス
    トッパー部を有するストッパープレートとから構成さ
    れ、前記カムプレートと前記ストッパープレートとは相
    対回転可能に連係されている請求項1に記載の車両用ア
    ウターミラー装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000047447A1 (de) * 1999-02-10 2000-08-17 Magna Reflex Holding Gmbh Fahrzeugaussenspiegel und verfahren zu dessen steuerung
WO2003070518A1 (en) * 2002-02-20 2003-08-28 Schefenacker Vision Systems Australia Pty Ltd Modular pivot arrangement
US7270433B2 (en) * 2004-10-20 2007-09-18 Illinois Tool Works Inc Mirror switch assembly

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US7270433B2 (en) * 2004-10-20 2007-09-18 Illinois Tool Works Inc Mirror switch assembly

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