JPH09308885A - 電解水生成装置 - Google Patents
電解水生成装置Info
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- JPH09308885A JPH09308885A JP12506096A JP12506096A JPH09308885A JP H09308885 A JPH09308885 A JP H09308885A JP 12506096 A JP12506096 A JP 12506096A JP 12506096 A JP12506096 A JP 12506096A JP H09308885 A JPH09308885 A JP H09308885A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 常に安定した電解水を生成するとともに、同
電解水の生成に伴い発生した塩素ガス及び水素ガスが大
気中に放出することを防止する。 【解決手段】 希塩水タンク20内に希塩水を蓄えてお
き、同希塩水を電解槽30にて電気分解して電解水を生
成する。同電解水及び同電解水の生成に伴い発生した気
体は共に気液分離タンク40,50へ供給され、同タン
ク40,50内に貯留されて電解水と気体とに分離され
る。同分離された電解水の蓄積により前記タンク40,
50の水位が上限水位に達すると、電気制御回路70が
バルブ43,53を閉じる。これにより前記分離された
気体が前記タンク40,50内に蓄積されて同タンク4
0,50の水位が下限水位に達すると、電気制御回路7
0がバルブ70を開いて同気体を希塩水タンク20に供
給する。
電解水の生成に伴い発生した塩素ガス及び水素ガスが大
気中に放出することを防止する。 【解決手段】 希塩水タンク20内に希塩水を蓄えてお
き、同希塩水を電解槽30にて電気分解して電解水を生
成する。同電解水及び同電解水の生成に伴い発生した気
体は共に気液分離タンク40,50へ供給され、同タン
ク40,50内に貯留されて電解水と気体とに分離され
る。同分離された電解水の蓄積により前記タンク40,
50の水位が上限水位に達すると、電気制御回路70が
バルブ43,53を閉じる。これにより前記分離された
気体が前記タンク40,50内に蓄積されて同タンク4
0,50の水位が下限水位に達すると、電気制御回路7
0がバルブ70を開いて同気体を希塩水タンク20に供
給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、希塩水を電気分解
して、医療用などに利用するための酸性水及びアルカリ
性水を電解水として生成する電解水生成装置に関する。
して、医療用などに利用するための酸性水及びアルカリ
性水を電解水として生成する電解水生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電解水生成装置は、所定
の低濃度の希塩水を希塩水タンク内に蓄えておき、同タ
ンク内に蓄えられた希塩水を電解槽の第1及び第2の電
極室それぞれに供給するとともに、同各電極室内に収容
された電極にそれぞれ正負の直流電圧を印加して同希塩
水を電気分解し、第1及び第2の電極室にてそれぞれ酸
性水及びアルカリ性水を生成して取り出すようにしてい
る。このとき、酸性水と同酸性水の生成に伴い発生した
塩素ガスとを気液分離器により分離し、同分離された塩
素ガスを第2の電極室内に供給することにより、同第2
の電極室内の負の直流電圧が印加される電極にて生成さ
れた塩基性析出物を溶かして除去するとともに、塩素ガ
スが酸性水と共に取り出されることを防止するようにし
たものもあった(特開平7−163980号、特開平7
−236886号)。
の低濃度の希塩水を希塩水タンク内に蓄えておき、同タ
ンク内に蓄えられた希塩水を電解槽の第1及び第2の電
極室それぞれに供給するとともに、同各電極室内に収容
された電極にそれぞれ正負の直流電圧を印加して同希塩
水を電気分解し、第1及び第2の電極室にてそれぞれ酸
性水及びアルカリ性水を生成して取り出すようにしてい
る。このとき、酸性水と同酸性水の生成に伴い発生した
塩素ガスとを気液分離器により分離し、同分離された塩
素ガスを第2の電極室内に供給することにより、同第2
の電極室内の負の直流電圧が印加される電極にて生成さ
れた塩基性析出物を溶かして除去するとともに、塩素ガ
スが酸性水と共に取り出されることを防止するようにし
たものもあった(特開平7−163980号、特開平7
−236886号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、前記アルカリ性水の生成に伴い発生した
水素ガスが同アルカリ性水と共に取り出され、大気中に
放出されて好ましくないという問題があった。特に、当
該電解水生成装置を狭い空間内で使用する場合、同放出
された水素ガスが同空間内に高密度に蓄積されて好まし
くなかった。
置にあっては、前記アルカリ性水の生成に伴い発生した
水素ガスが同アルカリ性水と共に取り出され、大気中に
放出されて好ましくないという問題があった。特に、当
該電解水生成装置を狭い空間内で使用する場合、同放出
された水素ガスが同空間内に高密度に蓄積されて好まし
くなかった。
【0004】
【発明の概要】本発明は上記問題に対処するためになさ
れたもので、負の直流電圧が印加される電極における塩
基性析出物の生成を抑制することにより同塩基性析出物
の蓄積による電解効率の低下を回避して常に安定した電
解水を生成するとともに、酸性水の生成に伴い発生した
塩素ガスが同酸性水と共に取り出されないようにして同
塩素ガスの大気中への放出を回避した上で、アルカリ性
水の生成に伴い発生した水素ガスが同アルカリ性水と共
に取り出されないようにして同水素ガスの大気中への放
出を回避する電解水生成装置を提供することを目的とす
る。
れたもので、負の直流電圧が印加される電極における塩
基性析出物の生成を抑制することにより同塩基性析出物
の蓄積による電解効率の低下を回避して常に安定した電
解水を生成するとともに、酸性水の生成に伴い発生した
塩素ガスが同酸性水と共に取り出されないようにして同
塩素ガスの大気中への放出を回避した上で、アルカリ性
水の生成に伴い発生した水素ガスが同アルカリ性水と共
に取り出されないようにして同水素ガスの大気中への放
出を回避する電解水生成装置を提供することを目的とす
る。
【0005】上記目的を達成するために、前記請求項1
に係る発明の構成上の特徴は、第1の電極室に接続さ
れ、同第1の電極室にて生成された酸性水と同酸性水の
生成に伴い発生した塩素ガスとを分離し、同分離された
酸性水を取り出し可能とするとともに同分離された塩素
ガスを希塩水タンク内に供給する塩素ガス供給手段と、
第2の電極室に接続され、同第2の電極室にて生成され
たアルカリ性水と同アルカリ性水の生成に伴い発生した
水素ガスとを分離し、同分離されたアルカリ性水を取り
出し可能とするとともに同分離された水素ガスを希塩水
タンク内に供給する水素ガス供給手段とを設けたことに
ある。
に係る発明の構成上の特徴は、第1の電極室に接続さ
れ、同第1の電極室にて生成された酸性水と同酸性水の
生成に伴い発生した塩素ガスとを分離し、同分離された
酸性水を取り出し可能とするとともに同分離された塩素
ガスを希塩水タンク内に供給する塩素ガス供給手段と、
第2の電極室に接続され、同第2の電極室にて生成され
たアルカリ性水と同アルカリ性水の生成に伴い発生した
水素ガスとを分離し、同分離されたアルカリ性水を取り
出し可能とするとともに同分離された水素ガスを希塩水
タンク内に供給する水素ガス供給手段とを設けたことに
ある。
【0006】上記のように構成した請求項1に係る発明
においては、電解水の生成に伴い発生した塩素ガス及び
水素ガスはそれぞれ塩素ガス供給手段及び水素ガス供給
手段により酸性水及びアルカリ性水とに分離されて希塩
水タンク内に供給されるため同酸性水及びアルカリ性水
と共に取り出されることがなくなり、同塩素ガス及び水
素ガスの大気中への放出が回避される。そして、希塩水
タンク内の希塩水は前記供給された塩素ガス及び水素ガ
スを溶け込ませて酸性となり、同酸性となった希塩水が
電解槽にて電気分解されるため、第2の電極室にて生成
されるアルカリ性水のpHが低く抑えられる。これによ
り、同第2の電極室内の負の直流電圧が印加される電極
における塩基性析出物の生成が抑制されて同塩基性析出
物の蓄積による電解効率の低下が回避され、常に安定し
た電解水が生成されるようになる。
においては、電解水の生成に伴い発生した塩素ガス及び
水素ガスはそれぞれ塩素ガス供給手段及び水素ガス供給
手段により酸性水及びアルカリ性水とに分離されて希塩
水タンク内に供給されるため同酸性水及びアルカリ性水
と共に取り出されることがなくなり、同塩素ガス及び水
素ガスの大気中への放出が回避される。そして、希塩水
タンク内の希塩水は前記供給された塩素ガス及び水素ガ
スを溶け込ませて酸性となり、同酸性となった希塩水が
電解槽にて電気分解されるため、第2の電極室にて生成
されるアルカリ性水のpHが低く抑えられる。これによ
り、同第2の電極室内の負の直流電圧が印加される電極
における塩基性析出物の生成が抑制されて同塩基性析出
物の蓄積による電解効率の低下が回避され、常に安定し
た電解水が生成されるようになる。
【0007】また、前記請求項2及び請求項3に係る発
明の構成上の特徴は、前記請求項1に係る電解水生成装
置において、ガス供給手段(塩素ガス供給手段又は水素
ガス供給手段)を、同ガス供給手段に接続した一方の電
極室に接続され、同接続された一方の電極室にて生成さ
れた電解水(酸性水又はアルカリ性水)及び同電解水の
生成に伴い発生した気体(塩素ガス又は水素ガス)を一
時的に貯留して電解水と気体とに分離する気液分離タン
クと、同気液分離タンクの上部に一端を接続して前記分
離された気体を希塩水タンクに供給するための供給管
と、同供給管に介装されて前記分離された気体を希塩水
タンクに選択的に供給するバルブと、前記気液分離タン
クの下部に一端を接続するとともに同接続した位置より
上方に延設され、前記分離された電解水を取り出すため
の取り出し管とで構成したことにある。
明の構成上の特徴は、前記請求項1に係る電解水生成装
置において、ガス供給手段(塩素ガス供給手段又は水素
ガス供給手段)を、同ガス供給手段に接続した一方の電
極室に接続され、同接続された一方の電極室にて生成さ
れた電解水(酸性水又はアルカリ性水)及び同電解水の
生成に伴い発生した気体(塩素ガス又は水素ガス)を一
時的に貯留して電解水と気体とに分離する気液分離タン
クと、同気液分離タンクの上部に一端を接続して前記分
離された気体を希塩水タンクに供給するための供給管
と、同供給管に介装されて前記分離された気体を希塩水
タンクに選択的に供給するバルブと、前記気液分離タン
クの下部に一端を接続するとともに同接続した位置より
上方に延設され、前記分離された電解水を取り出すため
の取り出し管とで構成したことにある。
【0008】上記のように構成した請求項2及び請求項
3に係る発明においては、電解槽にて生成された電解水
と同電解水の生成に伴い発生した気体は、共に気液分離
タンクに供給される。気液分離タンクは下部にて電解水
を取り出すための取り出し管を接続しているが、同取り
出し管は同気液分離タンクとの接続位置より上方に延設
されているため、前記電解水及び気体は取り出し管の出
力端から直ちに流出することなく気液分離タンク内下部
に貯留される。これにより、前記電解水及び気体が確実
に電解水と気体とに分離され、同分離された電解水が気
液分離タンク内下部に蓄積される。このとき、バルブが
閉じていれば気液分離タンク内上部は密閉状態となり前
記分離された気体を蓄積するため、前記蓄積された電解
水が供給管を介して希塩水タンクに流入することが防止
される。また、前記蓄積された気体は、前記蓄積に伴う
電解水の水面の上昇により圧縮されて圧力を高めている
ため、バルブが開かれたとき速やかに希塩水タンクに供
給される。したがって、これによれば、電解水の生成に
伴い発生した気体を確実に希塩水タンクに供給する電解
水生成装置を簡単に構成することができる。
3に係る発明においては、電解槽にて生成された電解水
と同電解水の生成に伴い発生した気体は、共に気液分離
タンクに供給される。気液分離タンクは下部にて電解水
を取り出すための取り出し管を接続しているが、同取り
出し管は同気液分離タンクとの接続位置より上方に延設
されているため、前記電解水及び気体は取り出し管の出
力端から直ちに流出することなく気液分離タンク内下部
に貯留される。これにより、前記電解水及び気体が確実
に電解水と気体とに分離され、同分離された電解水が気
液分離タンク内下部に蓄積される。このとき、バルブが
閉じていれば気液分離タンク内上部は密閉状態となり前
記分離された気体を蓄積するため、前記蓄積された電解
水が供給管を介して希塩水タンクに流入することが防止
される。また、前記蓄積された気体は、前記蓄積に伴う
電解水の水面の上昇により圧縮されて圧力を高めている
ため、バルブが開かれたとき速やかに希塩水タンクに供
給される。したがって、これによれば、電解水の生成に
伴い発生した気体を確実に希塩水タンクに供給する電解
水生成装置を簡単に構成することができる。
【0009】また、前記請求項4に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項2又は3に係る電解水生成装置にお
いて、気液分離タンク内に収容されて同気液分離タンク
内の水位を検出する水位センサと、同水位センサにより
気液分離タンク内の水位が所定の下限水位まで低下した
ことが検出されたときバルブを開き、同水位センサによ
り気液分離タンク内の水位が所定の上限水位まで上昇し
たことが検出されたときバルブを閉じるバルブ制御手段
とを設けたことにある。
特徴は、前記請求項2又は3に係る電解水生成装置にお
いて、気液分離タンク内に収容されて同気液分離タンク
内の水位を検出する水位センサと、同水位センサにより
気液分離タンク内の水位が所定の下限水位まで低下した
ことが検出されたときバルブを開き、同水位センサによ
り気液分離タンク内の水位が所定の上限水位まで上昇し
たことが検出されたときバルブを閉じるバルブ制御手段
とを設けたことにある。
【0010】上記のように構成した請求項4に係る発明
においては、バルブが閉じているとき、上述したように
気液分離タンク内上部に気体が蓄積され、同気液分離タ
ンク内下部に蓄積されている電解水の水位が低下して所
定の下限水位に達したことが水位センサにより検出され
ると、バルブ制御手段がバルブを開いて前記蓄積されて
いる気体を希塩水タンクに供給する。バルブが開いてい
るとき、電解水が蓄積されて気液分離タンク内の水位が
上昇し、上限水位に達したことが水位センサにより検出
されると、バルブ制御手段がバルブを閉じて希塩水タン
ク内上部に再び気体を蓄積し始める。したがって、これ
によれば、気液分離タンク内に蓄積された気体の量に基
づいて間欠的な気体の希塩水タンク内への供給が自動的
になされるので、電解水生成装置の使い勝手がさらに良
好となる。
においては、バルブが閉じているとき、上述したように
気液分離タンク内上部に気体が蓄積され、同気液分離タ
ンク内下部に蓄積されている電解水の水位が低下して所
定の下限水位に達したことが水位センサにより検出され
ると、バルブ制御手段がバルブを開いて前記蓄積されて
いる気体を希塩水タンクに供給する。バルブが開いてい
るとき、電解水が蓄積されて気液分離タンク内の水位が
上昇し、上限水位に達したことが水位センサにより検出
されると、バルブ制御手段がバルブを閉じて希塩水タン
ク内上部に再び気体を蓄積し始める。したがって、これ
によれば、気液分離タンク内に蓄積された気体の量に基
づいて間欠的な気体の希塩水タンク内への供給が自動的
になされるので、電解水生成装置の使い勝手がさらに良
好となる。
【0011】また、前記請求項5に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項2又は3に係る電解水生成装置にお
いて、所定時間毎にバルブを開くバルブ制御手段を設け
たことにある。
特徴は、前記請求項2又は3に係る電解水生成装置にお
いて、所定時間毎にバルブを開くバルブ制御手段を設け
たことにある。
【0012】これによっても、定期的な気体の希塩水タ
ンク内への供給が自動的になされるので、電解水生成装
置の使い勝手がさらに良好となる。
ンク内への供給が自動的になされるので、電解水生成装
置の使い勝手がさらに良好となる。
【0013】また、前記請求項6及び請求項7に係る発
明の構成上の特徴は、前記請求項1に係る電解水生成装
置において、ガス供給手段を、一端を同ガス供給手段に
接続した一方の電極室に接続するとともに他端を希塩水
タンクに接続した供給管と、同供給管に介装され、同供
給管に接続された一方の電極室にて電解水の生成に伴い
発生した気体のみを通過させ、同供給管を介して同通過
した気体を希塩水タンクに供給する通気膜と、前記供給
管の通気膜の上流に一端を接続して、前記供給管に接続
された一方の電極室にて生成された電解水を取り出す取
り出し管とで構成したことにある。
明の構成上の特徴は、前記請求項1に係る電解水生成装
置において、ガス供給手段を、一端を同ガス供給手段に
接続した一方の電極室に接続するとともに他端を希塩水
タンクに接続した供給管と、同供給管に介装され、同供
給管に接続された一方の電極室にて電解水の生成に伴い
発生した気体のみを通過させ、同供給管を介して同通過
した気体を希塩水タンクに供給する通気膜と、前記供給
管の通気膜の上流に一端を接続して、前記供給管に接続
された一方の電極室にて生成された電解水を取り出す取
り出し管とで構成したことにある。
【0014】上記のように構成した請求項6及び請求項
7に係る発明においては、電極室にて生成された電解水
は供給管及び取出し管を介して取出されるとともに、同
電解水の生成に伴い発生した気体は供給管、通気膜及び
供給管を介して希塩水タンクに供給される。したがっ
て、これによっても、電解水の生成に伴い発生した気体
を希塩水タンクに供給する電解水生成装置を構成するこ
とができる。
7に係る発明においては、電極室にて生成された電解水
は供給管及び取出し管を介して取出されるとともに、同
電解水の生成に伴い発生した気体は供給管、通気膜及び
供給管を介して希塩水タンクに供給される。したがっ
て、これによっても、電解水の生成に伴い発生した気体
を希塩水タンクに供給する電解水生成装置を構成するこ
とができる。
【0015】
a.第1の実施形態 以下、本発明の第1の実施形態を図面を用いて説明する
と、図1は同実施形態に係る電解水生成装置の全体を概
略的に示している。
と、図1は同実施形態に係る電解水生成装置の全体を概
略的に示している。
【0016】この電解水生成装置は、濃塩水を蓄える濃
塩水タンク10、同タンク10の下方に設けられて希塩
水を蓄える希塩水タンク20、希塩水タンク20から供
給される希塩水を電気分解する電解槽30、及び電解槽
30にて生成された電解水と同電解水の生成に伴い発生
した気体とを分離する気液分離タンク40,50を備え
ている。
塩水タンク10、同タンク10の下方に設けられて希塩
水を蓄える希塩水タンク20、希塩水タンク20から供
給される希塩水を電気分解する電解槽30、及び電解槽
30にて生成された電解水と同電解水の生成に伴い発生
した気体とを分離する気液分離タンク40,50を備え
ている。
【0017】濃塩水タンク10内には塩化ナトリウム、
塩化カリウムなどの塩をほぼ飽和状態に溶かしてなる濃
塩水が蓄えられ、同タンク10の底部には同濃塩水を希
塩水タンク20に供給するための供給管11の一端が上
方向に侵入している。供給管11は他端を希塩水タンク
20の上部に侵入させるとともに中間部にバルブ12を
介装し、同バルブ12は開状態にて前記濃塩水を同供給
管11を介して希塩水タンク20に供給する。
塩化カリウムなどの塩をほぼ飽和状態に溶かしてなる濃
塩水が蓄えられ、同タンク10の底部には同濃塩水を希
塩水タンク20に供給するための供給管11の一端が上
方向に侵入している。供給管11は他端を希塩水タンク
20の上部に侵入させるとともに中間部にバルブ12を
介装し、同バルブ12は開状態にて前記濃塩水を同供給
管11を介して希塩水タンク20に供給する。
【0018】希塩水タンク20には濃塩水タンク10内
の濃塩水が供給されるとともに、外部給水源(図示しな
い)からの水も給水管21を介して供給されるようにな
っている。給水管21にはバルブ22が介装され、同バ
ルブ22は開状態にて前記水を給水管21を介して希塩
水タンク20に供給する。また、希塩水タンク20内に
は濃度センサ23及び水位センサ24が収容されてい
る。濃度センサ23は希塩水タンク20内の希塩水の濃
度を検出する。水位センサ24は希塩水タンク20内の
水位が所定の上限水位以上になったことを検出するとと
もに、同タンク20内の水位が同上限水位より低い下限
水位以下になったことも検出する。
の濃塩水が供給されるとともに、外部給水源(図示しな
い)からの水も給水管21を介して供給されるようにな
っている。給水管21にはバルブ22が介装され、同バ
ルブ22は開状態にて前記水を給水管21を介して希塩
水タンク20に供給する。また、希塩水タンク20内に
は濃度センサ23及び水位センサ24が収容されてい
る。濃度センサ23は希塩水タンク20内の希塩水の濃
度を検出する。水位センサ24は希塩水タンク20内の
水位が所定の上限水位以上になったことを検出するとと
もに、同タンク20内の水位が同上限水位より低い下限
水位以下になったことも検出する。
【0019】希塩水タンク20の底部には導管25及び
供給管26の一端が接続されている。導管25は他端を
同タンク20の側壁に接続するとともに中間部に電動ポ
ンプ27を介装し、同ポンプ27は作動状態にて同タン
ク20内の希塩水を攪拌する。供給管26は電動ポンプ
28を介装し、同ポンプ28は作動状態にて前記希塩水
を供給管26を介して電解槽30に供給する。なお、希
塩水タンク20の側壁には図示しないオーバーフローパ
イプが接続されており、同タンク20の水位が上昇して
満杯になると前記希塩水が外部に排出されるようになっ
ている。
供給管26の一端が接続されている。導管25は他端を
同タンク20の側壁に接続するとともに中間部に電動ポ
ンプ27を介装し、同ポンプ27は作動状態にて同タン
ク20内の希塩水を攪拌する。供給管26は電動ポンプ
28を介装し、同ポンプ28は作動状態にて前記希塩水
を供給管26を介して電解槽30に供給する。なお、希
塩水タンク20の側壁には図示しないオーバーフローパ
イプが接続されており、同タンク20の水位が上昇して
満杯になると前記希塩水が外部に排出されるようになっ
ている。
【0020】電解槽30は内部が隔膜31によって一対
の電極室32,33に区画され、各電極室32,33に
はそれぞれ電動ポンプ28の作動により供給管26を介
して希塩水タンク20内の希塩水が供給されるようにな
っている。各電極室32,33には直流電源回路34か
ら直流電圧が印加される電極35,36が対向して配設
されており、同直流電圧の印加により前記希塩水が電気
分解されて酸性水及びアルカリ性水が電解水として生成
される。この場合、正電圧が印加される電極を収容した
電極室においては酸性水が生成されるとともに塩素ガス
が発生し、負電圧が印加される電極を収容した電極室に
おいてはアルカリ性水が生成されるとともに水素ガスが
発生する。各電極室32,33にて生成された電解水及
び発生した気体(塩素ガス及び水素ガス)は、同各電極
室32,33にそれぞれ入力端を接続した導出管37,
38を介して出力される。
の電極室32,33に区画され、各電極室32,33に
はそれぞれ電動ポンプ28の作動により供給管26を介
して希塩水タンク20内の希塩水が供給されるようにな
っている。各電極室32,33には直流電源回路34か
ら直流電圧が印加される電極35,36が対向して配設
されており、同直流電圧の印加により前記希塩水が電気
分解されて酸性水及びアルカリ性水が電解水として生成
される。この場合、正電圧が印加される電極を収容した
電極室においては酸性水が生成されるとともに塩素ガス
が発生し、負電圧が印加される電極を収容した電極室に
おいてはアルカリ性水が生成されるとともに水素ガスが
発生する。各電極室32,33にて生成された電解水及
び発生した気体(塩素ガス及び水素ガス)は、同各電極
室32,33にそれぞれ入力端を接続した導出管37,
38を介して出力される。
【0021】導出管37,38の出力端はそれぞれ切換
えバルブ61に接続されている。切換えバルブ61に
は、出力端をそれぞれ気液分離タンク40,50に接続
した導出管62,63の各入力端もそれぞれ接続され、
同切換えバルブ61により電解槽30から出力された電
解水及び気体の流路が切換えられるようになっている。
即ち、切換えバルブ61が第1状態(図示状態)にある
とき、電極室32にて生成された電解水及び発生した気
体は導出管37、切換えバルブ61及び導出管62を介
して気液分離タンク40に供給され、電極室33にて生
成された電解水及び発生した気体は導出管38、切換え
バルブ61及び導出管63を介して気液分離タンク50
に供給される。切換えバルブ61が第2状態(図の仮想
線の状態)にあるとき、電極室32にて生成された電解
水及び発生した気体は導出管37、切換えバルブ61及
び導出管63を介して気液分離タンク50に供給され、
電極室33にて生成された電解水及び発生した気体は導
出管38、切換えバルブ61及び導出管62を介して気
液分離タンク40に供給される。
えバルブ61に接続されている。切換えバルブ61に
は、出力端をそれぞれ気液分離タンク40,50に接続
した導出管62,63の各入力端もそれぞれ接続され、
同切換えバルブ61により電解槽30から出力された電
解水及び気体の流路が切換えられるようになっている。
即ち、切換えバルブ61が第1状態(図示状態)にある
とき、電極室32にて生成された電解水及び発生した気
体は導出管37、切換えバルブ61及び導出管62を介
して気液分離タンク40に供給され、電極室33にて生
成された電解水及び発生した気体は導出管38、切換え
バルブ61及び導出管63を介して気液分離タンク50
に供給される。切換えバルブ61が第2状態(図の仮想
線の状態)にあるとき、電極室32にて生成された電解
水及び発生した気体は導出管37、切換えバルブ61及
び導出管63を介して気液分離タンク50に供給され、
電極室33にて生成された電解水及び発生した気体は導
出管38、切換えバルブ61及び導出管62を介して気
液分離タンク40に供給される。
【0022】気液分離タンク40,50は、電解槽30
から供給された電解水(酸性水及びアルカリ性水)及び
気体(塩素ガス及び水素ガス)を一時的に貯留して電解
水と気体とに分離する。同タンク40,50内には水位
センサ41,51が収容されており、同水位センサ4
1,51は同タンク40,50内の水位が所定の上限水
位以上になったことを検出するとともに、同タンク4
0,50内の水位が同上限水位より低い下限水位以下に
なったことも検出する。同タンク40,50の上部に
は、前記分離された気体を希塩水タンク20に供給する
ための供給管42,52の一端が接続されている。供給
管42,52は他端を希塩水タンク20の下部に接続す
るとともに中間部にバルブ43,53を介装し、同バル
ブ43,53は開状態にて前記気体を供給管42,52
を介して希塩水タンク20に供給する。また、同タンク
40,50の下部には、前記分離された電解水を取出す
ための上方に延設された取出し管44,54が接続され
ている。
から供給された電解水(酸性水及びアルカリ性水)及び
気体(塩素ガス及び水素ガス)を一時的に貯留して電解
水と気体とに分離する。同タンク40,50内には水位
センサ41,51が収容されており、同水位センサ4
1,51は同タンク40,50内の水位が所定の上限水
位以上になったことを検出するとともに、同タンク4
0,50内の水位が同上限水位より低い下限水位以下に
なったことも検出する。同タンク40,50の上部に
は、前記分離された気体を希塩水タンク20に供給する
ための供給管42,52の一端が接続されている。供給
管42,52は他端を希塩水タンク20の下部に接続す
るとともに中間部にバルブ43,53を介装し、同バル
ブ43,53は開状態にて前記気体を供給管42,52
を介して希塩水タンク20に供給する。また、同タンク
40,50の下部には、前記分離された電解水を取出す
ための上方に延設された取出し管44,54が接続され
ている。
【0023】この電解水生成装置は、前記各種センサ2
3,24,41,51、バルブ12,22,43,5
3,61、電動ポンプ27,28及び直流電源回路34
に接続された電気制御回路70を備えている。電気制御
回路70はマイクロコンピュータにより構成され、バル
ブ12,22,43,53の開閉、切換えバルブ61の
状態、電動ポンプ27,28及び直流電源回路34の作
動を制御する。また、電気制御回路70は、直流電源回
路34が電極32,33に印加する正負電圧の切換えを
制御するための時間を計測する第1タイマ70aを内蔵
している。
3,24,41,51、バルブ12,22,43,5
3,61、電動ポンプ27,28及び直流電源回路34
に接続された電気制御回路70を備えている。電気制御
回路70はマイクロコンピュータにより構成され、バル
ブ12,22,43,53の開閉、切換えバルブ61の
状態、電動ポンプ27,28及び直流電源回路34の作
動を制御する。また、電気制御回路70は、直流電源回
路34が電極32,33に印加する正負電圧の切換えを
制御するための時間を計測する第1タイマ70aを内蔵
している。
【0024】次に、上記のように構成した本発明の第1
の実施形態に係る電解水生成装置の動作を説明する。ま
ず、この電解水生成装置の使用にあたって、使用者は濃
塩水タンク10内に濃塩水を蓄えるとともに、図示しな
い電源スイッチを投入する。電解水生成装置は同投入に
応答して、希塩水タンク20内にて希塩水を生成して蓄
え、同希塩水を電解槽30にて電気分解して電解水を生
成し始める。
の実施形態に係る電解水生成装置の動作を説明する。ま
ず、この電解水生成装置の使用にあたって、使用者は濃
塩水タンク10内に濃塩水を蓄えるとともに、図示しな
い電源スイッチを投入する。電解水生成装置は同投入に
応答して、希塩水タンク20内にて希塩水を生成して蓄
え、同希塩水を電解槽30にて電気分解して電解水を生
成し始める。
【0025】上記希塩水の生成は、濃度センサ23及び
水位センサ24と協働してバルブ12,22の開閉を制
御することによりなされる。希塩水タンク20内の水位
が下限水位以下であることを水位センサ24が検出する
と、同タンク20内の水位が上限水位に達したことを同
センサ24が検出するまで、電気制御回路70がバルブ
22を開いて外部給水源から同タンク20に給水する。
同給水により同タンク20内の希塩水の濃度が低下した
ことを濃度センサ23が検出すると、同濃度が所定濃度
に達したことを同センサ23が検出するまで、電気制御
回路70がバルブ12を開いて濃塩水タンク10内の濃
塩水を希塩水タンク20に供給する。また、前記給水及
び濃塩水の供給に連動して、電気制御回路70は電動ポ
ンプ27を作動させて同タンク20内の希塩水を撹拌す
る。上記バルブ12,22及び電動ポンプ27の制御に
より、希塩水タンク20内にて希塩水が生成されて蓄え
られ、同蓄えられた希塩水は常に所定量かつ所定濃度に
保たれる。なお、前記濃塩水の供給により濃塩水タンク
10内の濃塩水が不足した場合は、随時補給するように
する。
水位センサ24と協働してバルブ12,22の開閉を制
御することによりなされる。希塩水タンク20内の水位
が下限水位以下であることを水位センサ24が検出する
と、同タンク20内の水位が上限水位に達したことを同
センサ24が検出するまで、電気制御回路70がバルブ
22を開いて外部給水源から同タンク20に給水する。
同給水により同タンク20内の希塩水の濃度が低下した
ことを濃度センサ23が検出すると、同濃度が所定濃度
に達したことを同センサ23が検出するまで、電気制御
回路70がバルブ12を開いて濃塩水タンク10内の濃
塩水を希塩水タンク20に供給する。また、前記給水及
び濃塩水の供給に連動して、電気制御回路70は電動ポ
ンプ27を作動させて同タンク20内の希塩水を撹拌す
る。上記バルブ12,22及び電動ポンプ27の制御に
より、希塩水タンク20内にて希塩水が生成されて蓄え
られ、同蓄えられた希塩水は常に所定量かつ所定濃度に
保たれる。なお、前記濃塩水の供給により濃塩水タンク
10内の濃塩水が不足した場合は、随時補給するように
する。
【0026】上記希塩水タンク20内にて生成されて蓄
えられた希塩水は、前記電源スイッチの投入後連続的に
作動している電動ポンプ28により、電解槽30の各電
極室32,33へ供給される。一方、前記電源スイッチ
の投入に連動して直流電源回路34も作動を開始してお
り、同直流電源回路34の電極35,36に対する直流
電圧の印加により、各電極室32,33にて前記供給さ
れた希塩水が電気分解されて電解水が生成される。この
とき、電気制御回路70は、直流電源回路34を制御し
て電極35,36に印加する直流電圧の正負の極性を定
期的に切換えることにより、電解効率の低下を改善する
ようにしている。
えられた希塩水は、前記電源スイッチの投入後連続的に
作動している電動ポンプ28により、電解槽30の各電
極室32,33へ供給される。一方、前記電源スイッチ
の投入に連動して直流電源回路34も作動を開始してお
り、同直流電源回路34の電極35,36に対する直流
電圧の印加により、各電極室32,33にて前記供給さ
れた希塩水が電気分解されて電解水が生成される。この
とき、電気制御回路70は、直流電源回路34を制御し
て電極35,36に印加する直流電圧の正負の極性を定
期的に切換えることにより、電解効率の低下を改善する
ようにしている。
【0027】上記極性の切換えを実行するにあたり、電
気制御回路70は、直流電源回路34に直流電圧の印加
を開始させるとき、第1タイマ70aをリセットスター
トさせる。これにより、第1タイマ70aは直流電源回
路34が電極35,36に直流電圧を印加している継続
時間を計時し始める。そして、第1タイマ70aにより
同継続時間が所定時間(例えば、6時間)に達したこと
が計測されると、電気制御回路70は直流電源回路34
を制御して印加電圧の電極35,36に対する極性を切
換えるとともに、再び第1タイマ70aをリセットスタ
ートさせる。以後同様に、第1タイマ70aが所定時間
を計測するたびに、電気制御回路70は直流電源回路3
4を制御して印加電圧の電極35,36に対する極性を
切換えるとともに、第1タイマ70aをリセットスター
トさせる。このように定期的に電極35,36に印加す
る直流電圧の極性を切換えることにより、負の直流電圧
が印加されていた電極にて生成された塩基性析出物が、
同電極に対して正の直流電圧が印加されているときに除
去されるので、電解効率の低下が改善されて安定した電
解水が生成されるようになる。
気制御回路70は、直流電源回路34に直流電圧の印加
を開始させるとき、第1タイマ70aをリセットスター
トさせる。これにより、第1タイマ70aは直流電源回
路34が電極35,36に直流電圧を印加している継続
時間を計時し始める。そして、第1タイマ70aにより
同継続時間が所定時間(例えば、6時間)に達したこと
が計測されると、電気制御回路70は直流電源回路34
を制御して印加電圧の電極35,36に対する極性を切
換えるとともに、再び第1タイマ70aをリセットスタ
ートさせる。以後同様に、第1タイマ70aが所定時間
を計測するたびに、電気制御回路70は直流電源回路3
4を制御して印加電圧の電極35,36に対する極性を
切換えるとともに、第1タイマ70aをリセットスター
トさせる。このように定期的に電極35,36に印加す
る直流電圧の極性を切換えることにより、負の直流電圧
が印加されていた電極にて生成された塩基性析出物が、
同電極に対して正の直流電圧が印加されているときに除
去されるので、電解効率の低下が改善されて安定した電
解水が生成されるようになる。
【0028】また、電気制御回路70は、電極35,3
6に対する印加電圧の極性に応じて切換えバルブ61の
状態を設定する。即ち、電極35に正電圧が印加され電
極36に負電圧が印加されるとき、切換えバルブ61は
第1状態に設定される。この場合、電極室32において
は酸性水が生成されるとともに塩素ガスが発生し、同酸
性水及び塩素ガスが導出管37、切換えバルブ61及び
導出管62を介して気液分離タンク40へ供給される。
電極室33においてはアルカリ性水が生成されるととも
に水素ガスが発生し、同アルカリ性水及び水素ガスが導
出管38、切換えバルブ61及び導出管63を介して気
液分離タンク50に供給される。一方、電極35に負電
圧が印加され電極36に正電圧が印加されるとき、切換
えバルブ61は第2状態に設定される。この場合、電極
室32においてはアルカリ性水が生成されるとともに水
素ガスが発生し、同アルカリ性水及び水素ガスが導出管
37、切換えバルブ61及び導出管63を介して気液分
離タンク50へ供給される。電極室33においては酸性
水が生成されるとともに塩素ガスが発生し、同酸性水及
び塩素ガスが導出管38、切換えバルブ61及び導出管
62を介して気液分離タンク40に供給される。上記切
換えバルブ61の各制御により、気液分離タンク40に
は常に酸性水及び塩素ガスが供給され、気液分離タンク
50には常にアルカリ性水及び水素ガスが供給される。
6に対する印加電圧の極性に応じて切換えバルブ61の
状態を設定する。即ち、電極35に正電圧が印加され電
極36に負電圧が印加されるとき、切換えバルブ61は
第1状態に設定される。この場合、電極室32において
は酸性水が生成されるとともに塩素ガスが発生し、同酸
性水及び塩素ガスが導出管37、切換えバルブ61及び
導出管62を介して気液分離タンク40へ供給される。
電極室33においてはアルカリ性水が生成されるととも
に水素ガスが発生し、同アルカリ性水及び水素ガスが導
出管38、切換えバルブ61及び導出管63を介して気
液分離タンク50に供給される。一方、電極35に負電
圧が印加され電極36に正電圧が印加されるとき、切換
えバルブ61は第2状態に設定される。この場合、電極
室32においてはアルカリ性水が生成されるとともに水
素ガスが発生し、同アルカリ性水及び水素ガスが導出管
37、切換えバルブ61及び導出管63を介して気液分
離タンク50へ供給される。電極室33においては酸性
水が生成されるとともに塩素ガスが発生し、同酸性水及
び塩素ガスが導出管38、切換えバルブ61及び導出管
62を介して気液分離タンク40に供給される。上記切
換えバルブ61の各制御により、気液分離タンク40に
は常に酸性水及び塩素ガスが供給され、気液分離タンク
50には常にアルカリ性水及び水素ガスが供給される。
【0029】気液分離タンク40,50内に供給された
電解水(酸性水及びアルカリ性水)は、同タンク40,
50及び取出し管44,54内の下部に蓄積される。そ
して、同蓄積により同タンク40,50内の水位が上昇
して上限水位に達したことを水位センサ41,51が検
出すると、電気制御回路70はバルブ43,53を閉じ
る。一方、電解水と共に同タンク40,50内に供給さ
れた気体(塩素ガス及び水素ガス)は、同タンク40,
50内下部に蓄積されている電解水の水面から放出し、
同電解水と分離する。このときバルブ43,53が閉じ
ていれば、同分離した気体は同タンク40,50内上部
に蓄積されるため、同タンク40,50内に電解水が蓄
積し続けて同電解水が供給管42,52から流出するこ
とが防止される。
電解水(酸性水及びアルカリ性水)は、同タンク40,
50及び取出し管44,54内の下部に蓄積される。そ
して、同蓄積により同タンク40,50内の水位が上昇
して上限水位に達したことを水位センサ41,51が検
出すると、電気制御回路70はバルブ43,53を閉じ
る。一方、電解水と共に同タンク40,50内に供給さ
れた気体(塩素ガス及び水素ガス)は、同タンク40,
50内下部に蓄積されている電解水の水面から放出し、
同電解水と分離する。このときバルブ43,53が閉じ
ていれば、同分離した気体は同タンク40,50内上部
に蓄積されるため、同タンク40,50内に電解水が蓄
積し続けて同電解水が供給管42,52から流出するこ
とが防止される。
【0030】上記のようなバルブ43,53が閉じた状
態においては、電解槽30における電解水の生成にとも
ない、気液分離タンク40,50は下部にて電解水を蓄
積し続けるとともに、上部にて気体を蓄積し続ける。そ
して、これらの蓄積により、同タンク40,50内上部
に蓄積されている気体の圧力は次第に上昇するため、取
出し管44,54内における電解水の水位は前記タンク
40,50内下部における電解水の水位より次第に高く
なり、やがて同取出し管44,54を介して電解水が取
出されるようになる。このように電解水が取出されるよ
うになった後、さらに気体が気液分離タンク40,50
内上部に蓄積されると、同タンク40,50内下部に蓄
積されている電解水の水位は低下する。そして、同水位
が下限水位に達したことを水位センサ41,51が検出
すると、電気制御回路70はバルブ43,53を開いて
前記タンク40,50内上部に蓄積されている気体を供
給管42,52を介して希塩水タンク20に供給する。
態においては、電解槽30における電解水の生成にとも
ない、気液分離タンク40,50は下部にて電解水を蓄
積し続けるとともに、上部にて気体を蓄積し続ける。そ
して、これらの蓄積により、同タンク40,50内上部
に蓄積されている気体の圧力は次第に上昇するため、取
出し管44,54内における電解水の水位は前記タンク
40,50内下部における電解水の水位より次第に高く
なり、やがて同取出し管44,54を介して電解水が取
出されるようになる。このように電解水が取出されるよ
うになった後、さらに気体が気液分離タンク40,50
内上部に蓄積されると、同タンク40,50内下部に蓄
積されている電解水の水位は低下する。そして、同水位
が下限水位に達したことを水位センサ41,51が検出
すると、電気制御回路70はバルブ43,53を開いて
前記タンク40,50内上部に蓄積されている気体を供
給管42,52を介して希塩水タンク20に供給する。
【0031】上記作動説明のように、上記実施形態の電
解水生成装置によれば、電解槽30にて電解水の生成に
伴い発生した塩素ガス及び水素ガスはそれぞれ気液分離
タンク40,50内にて電解水と分離され、水位センサ
41,51の検出に基づいて間欠的に希塩水タンク20
へ供給される。したがって、前記塩素ガス及び水素ガス
が電解水と共に取出されることはなくなり、同塩素ガス
及び水素ガスの大気中への放出が回避される。
解水生成装置によれば、電解槽30にて電解水の生成に
伴い発生した塩素ガス及び水素ガスはそれぞれ気液分離
タンク40,50内にて電解水と分離され、水位センサ
41,51の検出に基づいて間欠的に希塩水タンク20
へ供給される。したがって、前記塩素ガス及び水素ガス
が電解水と共に取出されることはなくなり、同塩素ガス
及び水素ガスの大気中への放出が回避される。
【0032】また、上記希塩水タンク20に供給された
塩素ガス及び水素ガスは、同タンク20内に蓄えられて
いる希塩水に溶け込んで、同希塩水を酸性にする。以
後、電解槽30においては同酸性の希塩水が電気分解さ
れるため、負の直流電圧が印加される電極を収容した電
解室にて生成されるアルカリ性水のPhが低く抑えられ
る。これにより、同負の直流電圧が印加される電極にお
ける塩基性析出物の生成が抑制されて同塩基性析出物の
蓄積による電解効率の低下が改善され、常に安定した電
解水が生成されるようになる。
塩素ガス及び水素ガスは、同タンク20内に蓄えられて
いる希塩水に溶け込んで、同希塩水を酸性にする。以
後、電解槽30においては同酸性の希塩水が電気分解さ
れるため、負の直流電圧が印加される電極を収容した電
解室にて生成されるアルカリ性水のPhが低く抑えられ
る。これにより、同負の直流電圧が印加される電極にお
ける塩基性析出物の生成が抑制されて同塩基性析出物の
蓄積による電解効率の低下が改善され、常に安定した電
解水が生成されるようになる。
【0033】b.第2の実施形態 次に、本発明の第2の実施形態について説明する。この
第2の実施形態においては、水位センサ41,51によ
るバルブ43,53の開閉制御に代えて、同バルブ4
3,53を所定時間毎に短時間ずつ開くようにしてい
る。したがって、この第2の実施形態においては、第1
の実施形態において気液分離タンク40,50内に設け
られた水位センサ41,51を省略し、図1の仮想線に
示すように、電気制御回路70内に上記第1タイマ70
aに加えて、気液分離タンク40,50内の気体を希塩
水タンク20に供給する時間間隔を計測するための第2
タイマ70bを内蔵させている。
第2の実施形態においては、水位センサ41,51によ
るバルブ43,53の開閉制御に代えて、同バルブ4
3,53を所定時間毎に短時間ずつ開くようにしてい
る。したがって、この第2の実施形態においては、第1
の実施形態において気液分離タンク40,50内に設け
られた水位センサ41,51を省略し、図1の仮想線に
示すように、電気制御回路70内に上記第1タイマ70
aに加えて、気液分離タンク40,50内の気体を希塩
水タンク20に供給する時間間隔を計測するための第2
タイマ70bを内蔵させている。
【0034】上記のように構成された第2の実施形態に
おいては、バルブ43,53は通常閉じられており、電
解槽30にて生成された電解水及び発生した気体は上述
した第1の実施形態の場合と同様に、それぞれ気液分離
タンク40,50内の上部及び下部に蓄積される。一
方、電解槽30にて電解水が生成されている時間は第2
タイマ70bにより常に計時され続けており、同計時時
間が所定時間に達すると電気制御回路70がバルブ4
3,53を所定の短時間の間開いて前記タンク40,5
0内の気体を希塩水タンク20に供給する。なお、前記
所定時間には、気体の蓄積により気液分離タンク40,
50内の水位が上限から下限まで低下するのに要する時
間を予め設定しておく。
おいては、バルブ43,53は通常閉じられており、電
解槽30にて生成された電解水及び発生した気体は上述
した第1の実施形態の場合と同様に、それぞれ気液分離
タンク40,50内の上部及び下部に蓄積される。一
方、電解槽30にて電解水が生成されている時間は第2
タイマ70bにより常に計時され続けており、同計時時
間が所定時間に達すると電気制御回路70がバルブ4
3,53を所定の短時間の間開いて前記タンク40,5
0内の気体を希塩水タンク20に供給する。なお、前記
所定時間には、気体の蓄積により気液分離タンク40,
50内の水位が上限から下限まで低下するのに要する時
間を予め設定しておく。
【0035】上記作動説明のように、上記実施形態の電
解水生成装置によれば、電解槽30にて電解水の生成に
伴い発生した塩素ガス及び水素ガスはそれぞれ気液分離
タンク40,50内にて電解水と分離され、第2タイマ
70bの計時により定期的に希塩水タンク20へ供給さ
れる。そして、同供給された塩素ガス及び水素ガスは同
タンク20内の希塩水に溶け込んで同希塩水を酸性にす
る。したがって、同実施形態によっても、上記第1の実
施形態と同様に、塩素ガス及び水素ガスの大気中への放
出が回避されるとともに、電解槽30の負の直流電圧が
印加される電極における塩基性析出物の生成が抑制され
て同塩基性析出物の蓄積による電解効率の低下が改善さ
れ、常に安定した電解水が生成されるようになる。
解水生成装置によれば、電解槽30にて電解水の生成に
伴い発生した塩素ガス及び水素ガスはそれぞれ気液分離
タンク40,50内にて電解水と分離され、第2タイマ
70bの計時により定期的に希塩水タンク20へ供給さ
れる。そして、同供給された塩素ガス及び水素ガスは同
タンク20内の希塩水に溶け込んで同希塩水を酸性にす
る。したがって、同実施形態によっても、上記第1の実
施形態と同様に、塩素ガス及び水素ガスの大気中への放
出が回避されるとともに、電解槽30の負の直流電圧が
印加される電極における塩基性析出物の生成が抑制され
て同塩基性析出物の蓄積による電解効率の低下が改善さ
れ、常に安定した電解水が生成されるようになる。
【0036】c.第3の実施形態 次に、本発明の第3の実施形態について説明すると、図
2は同実施形態に係る電解水生成装置の全体を概略的に
示している。
2は同実施形態に係る電解水生成装置の全体を概略的に
示している。
【0037】この電解水生成装置は、上記第1及び第2
の実施形態における気液分離タンク40,50に代え
て、切換えバルブ61に各一端を接続した供給管80,
90に設けた通気膜81,91により電解水(酸性水及
びアリカリ性水)と気体(塩素ガス及び水素ガス)とを
分離するようにしている。供給管80,90の各他端は
希塩水タンク20に接続されるとともに、それらの各中
間位置に大径部82,92が形成されている。通気膜8
1,91は気体のみを通過させるもので、大径部82,
92の中間位置に設けられて同大径部82,92を各上
下室に区画している。供給管80,90の大径部82,
92の上流には取り出し管83,93が接続されてい
る。なお、この場合、供給管80,90には上記第1及
び第2の実施形態のようなバルブ43,53は介装され
ておらず、他の部分に関しては、上記第1及び第2の実
施形態と同じである。
の実施形態における気液分離タンク40,50に代え
て、切換えバルブ61に各一端を接続した供給管80,
90に設けた通気膜81,91により電解水(酸性水及
びアリカリ性水)と気体(塩素ガス及び水素ガス)とを
分離するようにしている。供給管80,90の各他端は
希塩水タンク20に接続されるとともに、それらの各中
間位置に大径部82,92が形成されている。通気膜8
1,91は気体のみを通過させるもので、大径部82,
92の中間位置に設けられて同大径部82,92を各上
下室に区画している。供給管80,90の大径部82,
92の上流には取り出し管83,93が接続されてい
る。なお、この場合、供給管80,90には上記第1及
び第2の実施形態のようなバルブ43,53は介装され
ておらず、他の部分に関しては、上記第1及び第2の実
施形態と同じである。
【0038】この第3の実施形態に係る電解水生成装置
によれば、電解槽30にて生成された電解水(酸性水及
びアルカリ性水)と同電解水の生成に伴い発生した気体
(塩素ガス及び水素ガス)は、それぞれ大径部82,9
2に設けた通気膜81,91により分離される。そし
て、電解水(酸性水及びアルカリ性水)は取り出し管8
3,93を介して外部に取り出されるとともに、気体
(塩素ガス及び水素ガス)は通気膜81,91の下流に
位置する供給管80,90を介して希塩水タンク20へ
供給される。そして、同供給された気体を構成する塩素
ガス及び水素ガスは希塩水タンク20内の希塩水に溶け
込んで同希塩水を酸性にする。したがって、同実施形態
によっても、上記第1及び第2の実施形態と同様に、塩
素ガス及び水素ガスの大気中への放出が回避されるとと
ともに、電解槽30の負の直流電圧が印加される電極に
おける塩基性析出物の生成が抑制されて同塩基性析出物
の蓄積による電解効率の低下が改善され、常に安定した
電解水が生成されるようになる。
によれば、電解槽30にて生成された電解水(酸性水及
びアルカリ性水)と同電解水の生成に伴い発生した気体
(塩素ガス及び水素ガス)は、それぞれ大径部82,9
2に設けた通気膜81,91により分離される。そし
て、電解水(酸性水及びアルカリ性水)は取り出し管8
3,93を介して外部に取り出されるとともに、気体
(塩素ガス及び水素ガス)は通気膜81,91の下流に
位置する供給管80,90を介して希塩水タンク20へ
供給される。そして、同供給された気体を構成する塩素
ガス及び水素ガスは希塩水タンク20内の希塩水に溶け
込んで同希塩水を酸性にする。したがって、同実施形態
によっても、上記第1及び第2の実施形態と同様に、塩
素ガス及び水素ガスの大気中への放出が回避されるとと
ともに、電解槽30の負の直流電圧が印加される電極に
おける塩基性析出物の生成が抑制されて同塩基性析出物
の蓄積による電解効率の低下が改善され、常に安定した
電解水が生成されるようになる。
【0039】なお、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、供給管42,52の一端をそれぞれ希塩水タンク
20に接続し、電解槽30にて発生した塩素ガス及び水
素ガスをそれぞれ希塩水タンクに供給するようにしてい
るが、両供給管42,52を合流させ、前記塩素ガスと
水素ガスとを混合して塩化水素ガスとして希塩水タンク
20に送り込むようにしてもよい。このとき、特に第1
の実施形態においてバルブ43,53の上流で両供給管
42,52を合流させた場合は、同合流部の下流にバル
ブを一つだけ設け、いずれか一方の水位センサ41,5
1が下限水位を検出したとき同バルブを開き、いずれか
一方の水位センサ41,51が上限水位を検出したとき
同バルブを閉じるように制御するとよい。また、同様
に、第3の実施形態においても供給管80,90を合流
させて塩化水素を希塩水タンク20に送り込むようにし
てもよい。
ては、供給管42,52の一端をそれぞれ希塩水タンク
20に接続し、電解槽30にて発生した塩素ガス及び水
素ガスをそれぞれ希塩水タンクに供給するようにしてい
るが、両供給管42,52を合流させ、前記塩素ガスと
水素ガスとを混合して塩化水素ガスとして希塩水タンク
20に送り込むようにしてもよい。このとき、特に第1
の実施形態においてバルブ43,53の上流で両供給管
42,52を合流させた場合は、同合流部の下流にバル
ブを一つだけ設け、いずれか一方の水位センサ41,5
1が下限水位を検出したとき同バルブを開き、いずれか
一方の水位センサ41,51が上限水位を検出したとき
同バルブを閉じるように制御するとよい。また、同様
に、第3の実施形態においても供給管80,90を合流
させて塩化水素を希塩水タンク20に送り込むようにし
てもよい。
【図1】 本発明の第1及び第2の実施形態に係る電解
水生成装置の全体概略図である。
水生成装置の全体概略図である。
【図2】 本発明の第3の実施形態に係る電解水生成装
置の全体概略図である。
置の全体概略図である。
10…濃塩水タンク、20…希塩水タンク、30…電解
槽、34…直流電源回路、40,50…気液分離タン
ク、41,51…水位センサ、42,52…供給管、4
3,53…バルブ、70…電気制御回路(マイクロコン
ピュータ),70b…第2タイマ、80,90…供給
管、81,91…通気膜、83,93…取出し管。
槽、34…直流電源回路、40,50…気液分離タン
ク、41,51…水位センサ、42,52…供給管、4
3,53…バルブ、70…電気制御回路(マイクロコン
ピュータ),70b…第2タイマ、80,90…供給
管、81,91…通気膜、83,93…取出し管。
Claims (7)
- 【請求項1】所定の低濃度の希塩水を蓄える希塩水タン
クと、 隔膜により区画されて電極をそれぞれ収容した第1及び
第2の電極室を有する電解槽と、 前記第1の電極室内の電極側を正にするとともに前記第
2の電極室の電極側を負にするように両電極に直流電圧
を印加する直流電圧印加手段とを備え、 前記希塩水タンク内の希塩水を前記第1及び第2の電解
室に供給して、第1の電極室内にて酸性水を生成すると
ともに、第2の電極室内にてアルカリ性水を生成するよ
うにした電解水生成装置において、 前記第1の電極室に接続され、同第1の電極室にて生成
された酸性水と同酸性水の生成に伴い発生した塩素ガス
とを分離し、同分離された酸性水を取り出し可能とする
とともに同分離された塩素ガスを前記希塩水タンク内に
供給する塩素ガス供給手段と、 前記第2の電極室に接続され、同第2の電極室にて生成
されたアルカリ性水と同アルカリ性水の生成に伴い発生
した水素ガスとを分離し、同分離されたアルカリ性水を
取り出し可能とするとともに同分離された水素ガスを前
記希塩水タンク内に供給する水素ガス供給手段とを設け
たことを特徴とする電解水生成装置。 - 【請求項2】前記請求項1に記載の電解水生成装置にお
いて、 前記塩素ガス供給手段を、 前記第1の電極室に接続され、同第1の電極室にて生成
された酸性水及び同酸性水の生成に伴い発生した塩素ガ
スを一時的に貯留して酸性水と塩素ガスとに分離する気
液分離タンクと、 前記気液分離タンクの上部に一端を接続して前記分離さ
れた塩素ガスを前記希塩水タンクに供給するための供給
管と、 前記供給管に介装されて前記分離された塩素ガスを前記
希塩水タンクに選択的に供給するバルブと、 前記気液分離タンクの下部に一端を接続するとともに同
接続した位置より上方に延設され、前記分離された酸性
水を取り出すための取り出し管とで構成したことを特徴
とする電解水生成装置。 - 【請求項3】前記請求項1に記載の電解水生成装置にお
いて、 前記水素ガス供給手段を、 前記第2の電極室に接続され、同第2の電極室にて生成
されたアルカリ性水及び同アルカリ性水の生成に伴い発
生した水素ガスを一時的に貯留してアルカリ性水と水素
ガスとに分離する気液分離タンクと、 前記気液分離タンクの上部に一端を接続して前記分離さ
れた水素ガスを前記希塩水タンクに供給するための供給
管と、 前記供給管に介装されて前記分離された水素ガスを前記
希塩水タンクに選択的に供給するバルブと、 前記気液分離タンクの下部に一端を接続するとともに同
接続した位置より上方に延設され、前記分離されたアル
カリ性水を取り出すための取り出し管とで構成したこと
を特徴とする電解水生成装置。 - 【請求項4】前記請求項2又は請求項3に記載の電解水
生成装置において、 前記気液分離タンク内に収容されて同気液分離タンク内
の水位を検出する水位センサと、 前記水位センサにより前記気液分離タンク内の水位が所
定の下限水位まで低下したことが検出されたとき前記バ
ルブを開き、前記水位センサにより前記気液分離タンク
内の水位が所定の上限水位まで上昇したことが検出され
たとき前記バルブを閉じるバルブ制御手段とを設けたこ
とを特徴とする電解水生成装置。 - 【請求項5】前記請求項2又は請求項3に記載の電解水
生成装置において、 所定時間毎にバルブを開くバルブ制御手段を設けたこと
を特徴とする電解水生成装置。 - 【請求項6】前記請求項1に記載の電解水生成装置にお
いて、 前記塩素ガス供給手段を、 一端を前記第1の電極室に接続するとともに、他端を前
記希塩水タンクに接続した供給管と、 前記供給管に介装され、前記第1の電極室にて酸性水の
生成に伴い発生した塩素ガスのみを通過させる通気膜
と、 前記供給管の前記通気膜の上流に一端を接続して、前記
第1の電極室にて生成された酸性水を取り出す取り出し
管とで構成したことを特徴とする電解水生成装置。 - 【請求項7】前記請求項1に記載の電解水生成装置にお
いて、 前記水素ガス供給手段を、 一端を前記第2の電極室に接続するとともに、他端を前
記希塩水タンクに接続した供給管と、 前記供給管に介装され、前記第2の電極室にてアルカリ
性水の生成に伴い発生した水素ガスのみを通過させる通
気膜と、 前記供給管の前記通気膜の上流に一端を接続して、前記
第2の電極室にて生成されたアルカリ性水を取り出す取
り出し管とで構成したことを特徴とする電解水生成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12506096A JP3667436B2 (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 電解水生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12506096A JP3667436B2 (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 電解水生成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09308885A true JPH09308885A (ja) | 1997-12-02 |
JP3667436B2 JP3667436B2 (ja) | 2005-07-06 |
Family
ID=14900834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12506096A Expired - Fee Related JP3667436B2 (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 電解水生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3667436B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6627073B2 (en) | 1999-12-16 | 2003-09-30 | Sanyo Electric Co, Ltd. | Water treatment device |
WO2015075861A1 (ja) * | 2013-11-22 | 2015-05-28 | 株式会社テックコーポレーション | 気泡電解水生成装置及び自動洗浄装置 |
WO2015141329A1 (ja) * | 2014-03-19 | 2015-09-24 | 株式会社 東芝 | 電解水生成装置、電解水生成方法及び電解水 |
KR20160037936A (ko) * | 2013-07-31 | 2016-04-06 | 인두스트리에 데 노라 에스.피.에이. | 중수의 전해농축 방법 |
JP2018069189A (ja) * | 2016-11-01 | 2018-05-10 | 株式会社日本トリム | 電解水サーバー |
-
1996
- 1996-05-20 JP JP12506096A patent/JP3667436B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6627073B2 (en) | 1999-12-16 | 2003-09-30 | Sanyo Electric Co, Ltd. | Water treatment device |
KR20160037936A (ko) * | 2013-07-31 | 2016-04-06 | 인두스트리에 데 노라 에스.피.에이. | 중수의 전해농축 방법 |
WO2015075861A1 (ja) * | 2013-11-22 | 2015-05-28 | 株式会社テックコーポレーション | 気泡電解水生成装置及び自動洗浄装置 |
US9949463B2 (en) | 2013-11-22 | 2018-04-24 | Tech Corporation Co., Ltd. | Bubble electrolyzed water generation apparatus and automatic washing apparatus |
WO2015141329A1 (ja) * | 2014-03-19 | 2015-09-24 | 株式会社 東芝 | 電解水生成装置、電解水生成方法及び電解水 |
JPWO2015141329A1 (ja) * | 2014-03-19 | 2017-04-06 | 株式会社東芝 | 電解水生成装置及び電解水生成方法 |
JP2018069189A (ja) * | 2016-11-01 | 2018-05-10 | 株式会社日本トリム | 電解水サーバー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3667436B2 (ja) | 2005-07-06 |
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