JPH093083A - 新規のオキサホスホリンおよびそれらの製造方法 - Google Patents

新規のオキサホスホリンおよびそれらの製造方法

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JPH093083A
JPH093083A JP8149468A JP14946896A JPH093083A JP H093083 A JPH093083 A JP H093083A JP 8149468 A JP8149468 A JP 8149468A JP 14946896 A JP14946896 A JP 14946896A JP H093083 A JPH093083 A JP H093083A
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JP
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lewis acid
compound
oxaphosphorin
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JP8149468A
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Dieter Regnat
デイーター・レグナート
Hans-Jerg Dr Kleiner
ハンス−イエルク・クライナー
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/547Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
    • C07F9/6564Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having phosphorus atoms, with or without nitrogen, oxygen, sulfur, selenium or tellurium atoms, as ring hetero atoms
    • C07F9/6571Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having phosphorus atoms, with or without nitrogen, oxygen, sulfur, selenium or tellurium atoms, as ring hetero atoms having phosphorus and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07F9/657163Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having phosphorus atoms, with or without nitrogen, oxygen, sulfur, selenium or tellurium atoms, as ring hetero atoms having phosphorus and oxygen atoms as the only ring hetero atoms the ring phosphorus atom being bound to at least one carbon atom
    • C07F9/65719Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having phosphorus atoms, with or without nitrogen, oxygen, sulfur, selenium or tellurium atoms, as ring hetero atoms having phosphorus and oxygen atoms as the only ring hetero atoms the ring phosphorus atom being bound to at least one carbon atom the ring phosphorus atom and, at least, one ring oxygen atom being part of a (thio)phosphonous acid derivative

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規のオキサホスホリンおよびその製造方法
を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、Ar-Ar は、1-フェニルナフチルまたは1,1'- ビ
ナフチルを意味し、R1およびR2は、F 、Cl、それぞれ1
〜8個の炭素原子を有するアルキルまたはアルコキシま
たは置換または未置換アリールを意味し、a およびb
は、それぞれ整数の0〜4を意味するか、またはAr-Ar
は、ビフェニルを意味し、R1およびR2は、置換または未
置換アリールを意味し、a およびb は、上記の定義と同
様の意味であるが、a+b ≧1 であり、X は、ClまたはBr
を意味し、そしてAr-PおよびAr-O結合は、それぞれAr-A
r 結合に対してオルト位に配置されている)で表される
オキサホスホリン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規のオキサホス
ホリンおよびそれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オキサホスホリンは、6-クロロ(6H)- ジ
ベンズ-[c,e][1,2]-オキサホスホリンとして知られてお
り、その製造方法は、ドイツ特許出願公開第2 034 887
号明細書およびヨーロッパ特許出願公開第0 582 957 号
明細書に詳細に開示されている。
【0003】6-クロロ(6H)- ジベンズ-[c,e][1,2]-オキ
サホスホリンは、難燃性付与剤(ドイツ特許第26 46 21
8 号、ドイツ特許第27 30 371 号)、重合プロセスへの
添加剤(ヨーロッパ特許出願公開第0 454 462 号明細
書)、光開始剤(photoinitiator)、ポリマーおよび写真
材料の安定剤を製造するための、工業的に重要な中間体
である。しかしながら、その反応性のために重要である
オキサホスホリン系の幅広い工業的な用途は、オキサホ
スホリンがジベンズオキサホスホリンの形でのみ得られ
るという事実によって、制限されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このオキサホスホリン
系が、多数の化学合成を開拓することに寄与したという
観点から、この類の物質から新規の化合物を提供するこ
とは価値のある課題である。これは、適用可能な範囲を
拡張するだけでなく、オキサホスホリンの物質特性およ
び構造的な特徴を変化させる。新規のオキサホスホリン
の化学的な性質および構造は、さらに、可能なリン含有
の有機化合物を製造するために有利に利用することがで
き、その際化学的な性質および構造は、完全にまたは部
分的に製造される化合物に依存することが推測される。
【0005】
【課題を解決する手段】この課題は、下記一般式(I)
【0006】
【化7】 (式中、Ar-Ar は、1-フェニルナフチルまたは1,1'- ビ
ナフチルを意味し、R1およびR2は、同一であるかまたは
相異であり、F 、Cl、それぞれ1〜8個の炭素原子を有
するアルキルまたはアルコキシまたは置換または未置換
アリールを意味し、a およびb は、同一であるかまたは
相異であり、それぞれ整数の0〜4を意味するか、また
はAr-Ar は、ビフェニルを意味し、R1およびR2は、同一
であるかまたは相異であり、置換または未置換アリール
を意味し、a およびb は、上記の定義と同様の意味であ
るが、a+b ≧1 であり、X は、ClまたはBrを意味し、そ
してAr-PおよびAr-O結合は、それぞれAr-Ar 結合に対し
てオルト位に配置されている)で表されるオキサホスホ
リンによって達成される。
【0007】本発明のオキサホスホリンは、キラルのP
原子を有し、さらにAr-Ar が、1-フェニルナフチルまた
は1,1'- ビナフチルである場合には、キラルの有機遊離
基を含むので、興味深い化合物である。Ar-Ar が、ビフ
ェニルであるオキサホスホリンは、対称的に置換されて
おらず、オキサホスホリン分子を付加的に非対称とする
場合には、同様に、キラルのP原子およびビフェニル基
を有する。
【0008】それらは、さらなる物質の製造において、
非常に重要であり、その際に、P原子のキラリティーお
よび可能な有機遊離基のキラリティーまたは非対称性
は、合成のために利用される。本願発明と同日に出願さ
れたドイツ特許出願明細書(19521 340.8号)に開示さ
れているように、このオキサホスホリンは、ヒドロキシ
ビアリールホスフィンの製造のための出発材料として有
利である。
【0009】特に、本発明は、一般式(I) において、Ar
-Ar が、1-フェニルナフチルまたは1,1'- ビナフチルを
意味し、R1およびR2が、同一であるかまたは相異であ
り、F、Cl、それぞれ1〜4個の炭素原子を有するアル
キルまたはアルコキシまたはフェニルを意味し、a およ
びb が、同一であるかまたは相異であり、0または1を
意味するか、またはAr-Ar が、ビフェニルを意味し、R1
およびR2が、同一であるかまたは相異であり、置換また
は未置換フェニルを意味し、そしてa+b が、1または2
であるオキサホスホリンを提供する。
【0010】一般式(I) において、Ar-Ar が、1-フェニ
ルナフチルまたは1,1'- ビナフチルであり、a およびb
が、0であるか、またはAr-Ar が、ビフェニルであり、
R1またはR2が、フェニルであり、そしてa+b が、1であ
るオキサホスホリンは、特に重要である。これらのオキ
サホスホリンは、多大な出費を伴わずに比較的容易に得
られる出発物質を使用して製造することができるので、
比較的容易に得られる。
【0011】本発明は、特に下記一般式(II)、(III) 、
(IV)および(V) 、すなわち
【0012】
【化8】 6-クロロ-6H-ベンゾ[e] ナフト[2,1-c][1,2]オキサホス
ホリン(6-chloro-6H-benzo[e]naphth[2,1-c][1,2]oxaph
osphorin)
【0013】
【化9】 5-クロロ-5H-ベンゾ[c] ナフト[1,2-c][1,2]オキサホス
ホリン(5-chloro-5H-benzo[c]naphth[1,2-c][1,2]oxaph
osphorin)
【0014】
【化10】 3-クロロ-3H-ジナフト[2,1-c:1',2'-e][1,2]オキサホス
ホリン(3-chloro-3H-dinaphth[2,1-c:1',2'-e][1,2]oxa
phosphorin) 、および
【0015】
【化11】 6-クロロ-6H-4-フェニルジベンズ[c,e][1,2]オキサホス
ホリン(6-chloro-6H-4-phenyldibenz[c,e][1,2]oxaphos
phorin)で表されるオキサホスホリンを提供する。上記
したオキサホスホリンを、多大な出費を伴わずに簡単な
方法で得ることができ、工業的に容易に実施できる合成
方法を開発することも、本発明の課題である。
【0016】この課題は、上記したオキサホスホリンの
製造方法によって達成される。この方法は、下記一般式
(VI)
【0017】
【化12】 (式中、R1、R2、a 、b 、Ar-Ar は、上記の定義と同様
の意味であり、OH基は、Ar-Ar 結合に対してオルト位に
配置される)で表される化合物を、PX3 (式中、X は、
ClまたはBrを意味する)および触媒としてのルイス酸
と、140 〜300 ℃で、ハロゲン化水素を除去しながら、
反応させることからなる。
【0018】一般に、どの条件においても、三ハロゲン
化リンPX3 およびルイス酸を添加する順序は、問題では
ない。ある変法においては、一般式(VI)の化合物を、ル
イス酸と混合し、定められた反応温度に加熱し、次いで
PX3 を添加することができる。しかしながら、その他の
変法においては、一般式(VI)の化合物をPX3 と混合し、
この混合物を定められた反応温度に加熱し、次いでルイ
ス酸を添加することができる。
【0019】一般式(VI)の化合物およびPX3 を化学量論
的比率で使用するか、またはPX3 を過剰に使用する。一
般式(VI)の化合物およびPX3 を、通常1:1から1:
1.5で、好ましくは1:1.1から1:1.3のモル
比で使用する。反応の終了後に、蒸留することによっ
て、過剰に使用したPX3 を除去する。触媒としては、通
常ルイス酸、例えば周期律表の第IIb 族および第IIIa族
の元素のハロゲン化物、好ましくは塩化物を使用する。
【0020】特に適したルイス酸は、塩化亜鉛である。
ルイス酸は、一般式(VI)の化合物に対して、通常0.05〜
20重量%、好ましくは0.5 〜10重量%の量で使用され
る。多くの場合において、反応を160 〜270 ℃、好まし
くは190 〜250 ℃で実施することで十分である。
【0021】この反応は、減圧下、大気圧下または加圧
下に進めることができるが、その際脱離するハロゲン化
水素をこの反応混合物から除去することが重要である。
所望の場合または必要な場合には、形成される粗混合物
を、従来の方法、例えば蒸留および/または結晶化によ
って、さらに精製することができる。
【0022】
【実施例】以下の実施例は、本発明を説明するものであ
り、限定するものではない。 例1 6-クロロ-6H-ベンゾ[e] ナフト[2,1-c][1,2]オキサホス
ホリンの製造 60g(0.273mol) のo-ナフチルフェノールおよび0.6gの塩
化亜鉛を、撹拌しながら200 ℃に加熱する。次いで、46
g(0.335mol) の三塩化リンを、5時間かけて滴下して加
え、続いてこの混合物を、還流下に、さらに4時間撹拌
する。脱離するオフガス(HCl) を取り除く。次いで、こ
の混合物を冷却し、過剰な三塩化リンを減圧下に留去す
る。バルブチューブ(bulb tube) を用いて、200 〜225
℃の浴温および0.2mbar で、この残留物を蒸留する。こ
れにより、結晶性状態に凝固する6-クロロ-6H-ベンゾ
[e] ナフト[2,1-c][1,2]オキサホスホリンが、51g 得ら
れる。
【0023】これは、理論値の66%の収率に相当する。 C16H10ClOP 計算値: 67.48%C 3.52%H 10.9%P (284.5) 実測値: 67.5 %C 3.45%H 10.8%P 例2 5-クロロ-5H-ベンゾ[c] ナフト[1,2-e][1,2]オキサホス
ホリンの製造 10.9g(0.0496mol)のo-フェニルナフト-2- オールおよび
0.3gの塩化亜鉛を、窒素雰囲気下に、200 ℃に加熱し、
8.3g(0.06mol) の三塩化リンを、撹拌しながら、ゆっく
り滴下して加える。オフガスが観察されなくなった後
に、この混合物を、還流下に、さらに30分間沸騰させ
る。次いで、この混合物を冷却し、過剰な三塩化リンを
減圧下に留去する。バルブチューブを用いて、175 〜20
0 ℃の浴温および0.2mbar で、この残留物を蒸留する。
これにより、結晶性状態に凝固する(融点:123 〜126
℃)5-クロロ-5H-ベンゾ[c] ナフト[1,2-e][1,2]オキサ
ホスホリンが、12g 得られる。
【0024】これは、理論値の85%の収率に相当する。 C16H10ClOP 計算値: 67.48%C 3.52%H 10.9%P (284.5) 実測値: 67.4 %C 3.5 %H 10.4%P 例3 3-クロロ-3H-ジナフト[2,1-c:1',2'-e][1,2]オキサホス
ホリンの製造 20g(0.146mol) の三塩化リンを、窒素雰囲気下に、75℃
に加熱し、31.5g(0.117mol) のo-ナフチルナフト-2- オ
ールを、撹拌しながら、分割して導入する。次いで、こ
の混合物を、塩化水素の発生に伴いゆっくりと150 ℃に
加熱する。次いで、この混合物を冷却し、0.3gの塩化亜
鉛を添加する。続いて、温度が245 ℃になるまで、この
混合物をゆっくりと加熱する。塩化水素の発生が観察さ
れなくなるまで、この反応混合物を、この温度で維持す
る。冷却した後に、過剰な三塩化リンを留去する。残留
物は、カラムクロマトグラフィーにより純粋な状態で得
ることのできる最終生成物(31P-NMR(CDCl3)δ=131.94
ppm )を40%含有する。 C20H12ClOP 計算値: 71.74%C 3.59%H 9.27%P (334.5) 実測値: 71.5 %C 3.5 %H 9.1 %P 例4 6-クロロ-6H-4-フェニルジベンズ[c,e][1,2]オキサホス
ホリンの製造 25g(0.102mol) の2,6-ジフェニルフェノールおよび0.27
g の塩化亜鉛を、窒素雰囲気下に、撹拌しながら200 ℃
に加熱する。次いで、17.4g(0.127mol) の三塩化リン
を、1時間かけて、滴下して加え、全体で90分後に、さ
らに2gの三塩化リンを滴下して加え、この混合物を還流
下に200 ℃に保持する。脱離したオフガス(HCl) を取り
除く。全体で2時間後に、この混合物を冷却し、過剰な
三塩化リンを減圧下に留去する。続いて、この残留物を
0.1mbar で蒸留し、その際生成物は188 ℃で蒸留され
る。これにより、29g の生成物が得られ、これは理論値
の92%の収率に相当する。 C18H12ClOP 計算値: 69.57%C 3.87%H 9.98%P (310.5) 実測値: 69.3 %C 3.91%H 9.8 %P

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、Ar-Ar は、1-フェニルナフチルまたは1,1'- ビ
    ナフチルを意味し、R1およびR2は、同一であるかまたは
    相異であり、F 、Cl、それぞれ1〜8個の炭素原子を有
    するアルキルまたはアルコキシまたは置換または未置換
    アリールを意味し、a およびb は、同一であるかまたは
    相異であり、それぞれ整数の0〜4を意味するか、また
    はAr-Ar は、ビフェニルを意味し、R1およびR2は、同一
    であるかまたは相異であり、置換または未置換アリール
    を意味し、a およびb は、上記の定義と同様の意味であ
    るが、a+b ≧1 であり、X は、ClまたはBrを意味し、そ
    してAr-PおよびAr-O結合は、それぞれAr-Ar 結合に対し
    てオルト位に配置されている)で表されるオキサホスホ
    リン。
  2. 【請求項2】 Ar-Ar が、1-フェニルナフチルまたは1,
    1'- ビナフチルであり、R1およびR2が、同一であるかま
    たは相異であり、F 、Cl、それぞれ1〜4個の炭素原子
    を有するアルキルまたはアルコキシまたはフェニルであ
    り、a およびb が、同一であるかまたは相異であり、0
    または1であるか、またはAr-Ar が、ビフェニルであ
    り、R1およびR2が、同一であるかまたは相異であり、置
    換または未置換フェニルであり、そしてa+b が1または
    2である請求項1に記載のオキサホスホリン。
  3. 【請求項3】 Ar-Ar が、1-フェニルナフチルまたは1,
    1'- ビナフチルであり、そしてa およびb が、0である
    か、またはAr-Ar が、ビフェニルであり、R1またはR
    2が、フェニルであり、そしてa+b=1 である請求項1ま
    たは2に記載のオキサホスホリン。
  4. 【請求項4】 下記一般式(II) 【化2】 に相当する請求項1〜3のいずれかに記載のオキサホス
    ホリン。
  5. 【請求項5】 下記一般式(III) 【化3】 に相当する請求項1〜3のいずれかに記載のオキサホス
    ホリン。
  6. 【請求項6】 下記一般式(IV) 【化4】 に相当する請求項1〜3のいずれかに記載のオキサホス
    ホリン。
  7. 【請求項7】 下記一般式(V) 【化5】 に相当する請求項1〜3のいずれかに記載のオキサホス
    ホリン。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のオキサ
    ホスホリンを製造する方法であって、下記一般式(VI) 【化6】 (式中、R1、R2、a 、b 、Ar-Ar は、上記の定義と同様
    の意味であり、OH基は、Ar-Ar 結合に対してオルト位に
    配置される)で表される化合物を、PX3 (式中、X は、
    ClまたはBrを意味する)および触媒としてのルイス酸
    と、140 〜300 ℃で、ハロゲン化水素を脱離させなが
    ら、反応させることを特徴とする上記方法。
  9. 【請求項9】 一般式(VI)の化合物を、ルイス酸と混合
    し、定められた反応温度に加熱し、そしてPX3 を添加す
    る請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 一般式(VI)の化合物を、PX3 と混合
    し、定められた反応温度に加熱し、そしてルイス酸を添
    加する請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 一般式(VI)の化合物およびPX3 を、
    1:1から1:1.5で、好ましくは1:1.1から
    1:1.3のモル比で使用する請求項8〜10のいずれ
    かに記載の方法。
  12. 【請求項12】 使用するルイス酸が、周期律表の第II
    b 族および第IIIa族の元素のハロゲン化物である請求項
    8〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 使用するルイス酸が、塩化亜鉛である
    請求項8〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 一般式(VI)の化合物に対して、ルイス
    酸を、0.05〜20重量%、好ましくは0.5 〜10重量%の量
    で使用する請求項8〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 反応を、160 〜270 ℃、好ましくは19
    0 〜250 ℃で実施する請求項8〜14のいずれかに記載
    の方法。
JP8149468A 1995-06-12 1996-06-11 新規のオキサホスホリンおよびそれらの製造方法 Withdrawn JPH093083A (ja)

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DE19521339A DE19521339A1 (de) 1995-06-12 1995-06-12 Neue Oxaphosphorine und Verfahren zu ihrer Herstellung
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EP (1) EP0748812A1 (ja)
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DE19827232A1 (de) 1998-06-18 1999-12-23 Basf Ag Katalysator, umfassend einen Komplex eines Metalls der VIII. Nebengruppe auf Basis eines Phosphinitliganden und Verfahren zur Hydroformylierung und Hydrocyanierung

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ES2121906T3 (es) * 1992-08-11 1998-12-16 Clariant Gmbh Procedimiento para la produccion de 6-cloro-(6h)-dibenzo-(c,e) (1,2)-oxafosforina.

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EP0748812A1 (de) 1996-12-18
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BR9602729A (pt) 1998-09-08

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