JPH09307882A - 画像によるプラント監視装置 - Google Patents

画像によるプラント監視装置

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JPH09307882A
JPH09307882A JP12188496A JP12188496A JPH09307882A JP H09307882 A JPH09307882 A JP H09307882A JP 12188496 A JP12188496 A JP 12188496A JP 12188496 A JP12188496 A JP 12188496A JP H09307882 A JPH09307882 A JP H09307882A
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plant
plant equipment
equipment
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camera
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JP12188496A
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Shigeru Matsumoto
茂 松本
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発電プラントを構成する膨大なプラント設備の
映像をテレビカメラを用いて監視する装置において、プ
ラント設備が映像に含まれるか否かを判断して通報する
ことを可能とする。 【解決手段】プラント設備の状態を監視するテレビカメ
ラ11,12と、このテレビカメラの視野を調整する視
野制御部13と、プラント設備の位置およびテレビカメ
ラの位置を同一座標上の座標値として記憶する記憶部1
4と、この記憶部に記憶してあるプラント設備の座標
値、テレビカメラの座標値および視野制御部の視野調整
指令値に基づいて、視野内に存在するプラント設備を識
別する視野内設備判別部15と、この視野内設備判別部
での識別結果を外部に出力する出力部16とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は火力発電プラント等
の設備運用状態をテレビカメラの画像を利用して監視す
る装置に係り、特にプラント設備の位置と前記テレビカ
メラの位置とを同一座標上の座標値として記憶して映像
内に存在するプラント設備を識別することができる画像
による発電プラント監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発電プラント設備の映像をテレビカメラ
で捕え、プラント設備の状態を運転室等の遠隔位置で監
視する技術が一般化されている。
【0003】近年では、現場の機器に関する経験や知識
が乏しい要員の判断を効率的に支援することを目的とし
て、テレビカメラで捕えた映像に重畳させて監視対象の
プラント設備に関連する種々の付帯情報をガイダンスと
して画面上に提供する方式が実用化されている。
【0004】その端的な例として、特公昭58−586
86号や特公平7−86952号のように、プラント設
備がテレビカメラのどの方向に位置するかという情報を
記憶させておくことにより、映像内に存在するプラント
設備を特定したり、当該プラント設備に関連する情報を
表示する技術が提案されている。
【0005】図12及び図13は上述した映像内のプラ
ント設備を識別する従来技術を説明する図である。図1
2は2台のテレビカメラ1、2と、3基のプラント設備
3、4、5の配置を平面図上に示したものである。第1
のテレビカメラ1はプラント設備3、4を監視し、第2
のテレビカメラ2はプラント設備4、5を監視してい
る。
【0006】従来の監視装置では図13に示すように、
各テレビカメラ1、2の視野方向とプラント設備3、
4、5とが成す角度を予め記憶させておく。さらに、プ
ラント設備の特徴を示す情報としてプラント設備名称等
を付加して記憶させておくこともある。これにより、監
視時に特定のカメラが選択されて視野方向が定められる
と、図13に示すように、記憶してあるテレビカメラ
1、2毎の角度と機器名称との関係からプラント設備が
視野内に存在するか否かを判断し、視野内に存在するプ
ラント設備名称を通報する方式が示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近では工業
用テレビカメラが安価となり、1つのプラントを監視す
るために設置されるテレビカメラは数100台に上るこ
とが珍しくない。しかしながら、前記方式ではテレビカ
メラに対する相対位置をもってプラント設備の位置を特
定しているため、定期検査時等にテレビカメラの位置が
ずれると再度プラント設備の相対位置を記憶させ直す必
要があり、位置修正を誤ると監視時に異なるプラント設
備を識別する可能性があるとともに修正の手間も大き
い。
【0008】また、同一のプラント設備を複数のカメラ
で監視する場合には、設備位置の情報をカメラ毎に別個
に調整する必要がある。さらに、モノレール等の軌道上
をテレビカメラの位置が連続的に移動するような監視装
置の場合には前記の方式は適用できなかった。
【0009】本発明の目的は、発電プラントを構成する
膨大なプラント設備の映像をテレビカメラを用いて監視
する装置において、プラント設備が映像に含まれるか否
かを判断して通報することを可能とした画像によるプラ
ント監視装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目標を達成するた
めに、請求項1の発明は、プラント設備の状態を監視す
るテレビカメラと、このテレビカメラの視野を調整する
視野制御部と、プラント設備の位置および前記テレビカ
メラの位置を同一座標上の座標値として記憶する記憶部
と、この記憶部に記憶してあるプラント設備の座標値、
前記テレビカメラの座標値および前記視野制御部の視野
調整指令値に基づいて、視野内に存在するプラント設備
を識別する視野内設備判別部と、この視野内設備判別部
での識別結果を外部に出力する出力部とを具備したこと
を特徴とする。
【0011】本発明によれば、テレビカメラの位置変更
や監視対象のプラント設備の変更に対して視野調整が容
易な画像によるプラント監視装置が提供できる。
【0012】請求項2の発明は、前記記憶部は、プラン
ト設備の座標値と共にプラント設備の特徴を特徴情報と
して記憶するものであり、前記出力部は、識別結果と共
に視野内に存在することが識別された設備の特徴情報を
出力するものであることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、視野内に存在するプラン
ト設備の特徴情報の提供が可能となる。
【0014】請求項3の発明は、前記記憶部は、プラン
ト設備およびテレビカメラの位置を2次元平面上の座標
値として記憶するものであり、前記視野調整部は、複数
台のテレビカメラのうちの1つを選択するテレビカメラ
識別符号とテレビカメラ駆動軸の旋回角とによって視野
を調整するものであり、前記視野内設備判別部は、テレ
ビカメラ識別符号に該当するテレビカメラの座標値を原
点として、旋回角で決まる方向の延長線上にプラント設
備の座標値の位置が存在するか否かに基づいて、視野内
に存在する設備を識別するものであることを特徴とす
る。
【0015】本発明によれば同一の2次元平面上で全て
のテレビカメラおよびプラント設備の位置の情報を一括
して保守できることが可能となる。
【0016】請求項4の発明は、前記記憶部は、プラン
ト設備およびテレビカメラの位置を3次元座標上の座標
値として記憶するものであり、前記視野調整部は、視野
をテレビカメラの3次元方向に旋回角によって調整する
ものであり、前記視野内設備判別部は、3次元のテレビ
カメラの座標値を原点として、3次元の旋回角で決まる
方向の延長線上にプラント設備の座標値の位置が存在す
るか否かに基づいて、視野内に存在する設備を識別する
ものであることを特徴とする。
【0017】本発明によれば、テレビカメラおよびプラ
ント設備が3次元空間内に設置される場合においても映
像内のプラント設備を識別することが可能となる。
【0018】請求項5の発明は、前記視野調整部は、視
野の広がり度合いをテレビカメラのズーム率によって調
整するものであり、前記視野内設備判別部は、テレビカ
メラ方向を中心とする視野の広がり度合いから決まる視
野範囲に、プラント設備の座標値の位置が存在するか否
かに基づいて、視野内に存在する設備を識別するもので
あることを特徴とする。
【0019】本発明によれば、ズーム率が変化するテレ
ビカメラにおいても映像内のプラント設備を識別するこ
とが可能となる。
【0020】請求項6の発明は、請求項1から5までの
いずれかに記載の画像によるプラント監視装置におい
て、前記テレビカメラは、移動機構を有するものであ
り、前記視野調整部は、視野を複数台テレビカメラのう
ちの1つを選択するテレビカメラ識別符号と、テレビカ
メラの座標上の位置と、テレビカメラの旋回角とによっ
て調整するものであり、前記視野内設備判別部は、テレ
ビカメラ識別符号に該当するテレビカメラの現在の座標
値を中心とする旋回角で決まる方向の延長線上に、いず
れかのプラント設備の座標値の位置が存在するか否かを
識別するものであることを特徴とする。
【0021】本発明によれば、連続的な移動機構を有す
るテレビカメラにおいて映像内のプラント設備を識別す
ることが可能となる。
【0022】請求項7の発明は、前記記憶部は、プラン
ト設備の座標値および特徴情報の記憶と共に、プラント
設備を構成する部品の座標値と、各部品の特徴を示す特
徴情報とを記憶するものであり、前記視野内設備判別部
は、視野内のプラント設備を識別するとともに、視野内
にプラント設備が存在すると判断された場合に、視野内
の当該プラント設備を構成する部品を識別するものであ
り、前記出力部は、識別結果と共に、視野内に存在する
ことが識別されたプラント設備および当該プラント設備
を構成する部品の特徴情報を出力するものであることを
特徴とする。
【0023】本発明によれば、プラント設備を構成する
部品単位で細かな識別が可能となる。
【0024】請求項8の発明は、前記記憶部は、プラン
ト設備の存在範囲を示す複数の座標値を記憶するもので
あり、前記視野内設備判別部は、プラント設備の存在範
囲の一部に視野が重なった場合に、プラント設備が存在
すると判断するものであることを特徴とする。
【0025】本発明によれば、プラント設備の一部が映
像に含まれている場合においても、当該プラント設備の
識別が可能となる。
【0026】請求項9の発明は、前記出力部は、プラン
ト設備の存在範囲を当該設備の生画像に重畳して表示す
るものであることを特徴とする。
【0027】本発明によれば、当該設備の位置を正確且
つ迅速に要員に伝達することが可能となる。
【0028】請求項10の発明は、前記視野内設備判別
部は、複数のプラント設備が同一視野方向に重なって複
数個存在するとともに、テレビカメラの遠点のプラント
設備の座標値が近点のプラント設備の座標値からみて、
テレビカメラの死角に入っているか否かを判断するもの
であり、前記出力部は、テレビカメラの死角に入ってい
ないプラント設備の特徴情報のみを生画像に重畳して表
示するものであることを特徴とする。
【0029】本発明によれば、多数のプラント設備が入
り組んで設置されている箇所の映像に含まれるプラント
設備を正確且つ迅速に要員に伝達することが可能とな
る。
【0030】請求項11の発明は、前記出力部は、複数
のプラント設備が同一視野内に存在する場合に、各プラ
ント設備の存在位置を当該プラント設備の特徴情報で強
調して表示するものであることを特徴とする。
【0031】本発明によれば、複数のプラント設備が同
一視野に存在する場合に、混乱無く当該プラント設備の
位置および特徴情報を要員に伝達することが可能とな
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態に
おいては、発電プラントのプラント設備を複数のテレビ
カメラを用いて監視する場合についてのものである。
【0033】第1実施形態(図1〜図3) 図1は本実施形態による装置構成を示している。本実施
形態では1対のテレビカメラ11、12と、これらのテ
レビカメラ11、12の視野を調整する視野制御部13
と、プラント設備の位置とテレビカメラ11、12の位
置を同一座標上の座標値として記憶する記憶部14と、
記憶部14に記憶してあるプラント設備の座標値とテレ
ビカメラの座標値と視野制御部13の視野調整指令値と
から視野内に存在する設備を識別する視野内設備判別部
15と、視野内設備判別部15での識別結果を通報情報
17として外部に出力する出力部16とよりなる。
【0034】図1のテレビカメラ11、12は、図2に
おいて、テレビカメラ21、22に相当する。2台のテ
レビカメラの周囲にはプラント設備23、24、25が
存在する。
【0035】まず視野制御部13では、要員の手操作等
によりテレビカメラ11、12のいずれか1系統の映像
信号を選択するとともに、監視する視野の方向にテレビ
カメラを旋回させる。
【0036】視野制御部13では、現在選択されている
のがテレビカメラ11、12のいずれであるかを特定す
る情報と、当該テレビカメラ11、12の旋回角度とを
視野調整指令値として、視野内設備判別部15に伝達す
る。
【0037】一方、記憶部14には図3に示すように、
テレビカメラ毎の位置情報31と、プラント設備毎の位
置情報32とが同一の2次元直交座標上の座標値として
記憶される。プラント設備毎の位置情報32には特徴情
報としてプラント設備毎に、プラント設備の名称と、監
視上の重要度の数値とが含まれる。本実施形態では複数
のテレビカメラが共通に監視対象とするプラント設備で
あっても、位置情報をプラント設備毎に1組保持すれば
よい。
【0038】視野内設備判別部15では、視野制御部1
3から視野調整指令値を受け取り、記憶部14のテレビ
カメラ毎の位置情報31及びプラント設備毎の位置情報
32から視野内に存在する設備を識別する。
【0039】本実施形態において、例えば視野調整指令
値を下記の値とする。
【0040】1) テレビカメラNo.2 2) 角度193(deg) 一方、テレビカメラと各プラント設備とが成す角度は図
2中の記号を用いてプラント設備24とテレビカメラ2
2とが成す角度θを例にとると、プラント設備24がテ
レビカメラ22から見て第3象限に位置するので下式
(1)で求められる。
【0041】
【数1】
【0042】同様に図3の各プラント設備23、24、
25とテレビカメラ22(No.2)が成す角度を求め
ると下記の値となる。
【0043】プラント設備23(No.1)と成す角
度: 203deg プラント設備24(No.2)と成す角度: 193d
eg プラント設備25(No.3)と成す角度: 246d
eg この結果、プラント設備24(No.2)とテレビカメ
ラ22(No.2)の成す角度が視野調整指令値に一致
し、従って映像内にはプラント設備24(No.2)が
存在すると判断する。なお、上記の例では算出された角
度が視野調整指令値に完全に一致した場合に当該プラン
ト設備が視野内に存在すると判断したが、両者の角度の
差異が一定の範囲内にあれば視野内にプラント設備が存
在すると判断しても良い。
【0044】出力部16では、視野内設備判別部15で
の識別結果として、映像内に存在するプラント設備の特
徴情報を通報する。ここではプラント設備24(No.
2)の特徴情報としてプラント設備名称の「Bモータ」
と監視重要度「1」という情報を出力する。
【0045】本実施形態では2次元平面上の位置情報を
扱ったが、本実施例と同様の手法を用いることにより高
さ方向を含めた3次元空間内の位置情報を扱うことも可
能である。
【0046】以上のように、本実施形態の画像によるプ
ラント監視装置によれば、多数のテレビカメラおよび監
視対象のプラント設備が存在するプラント現場におい
て、特定の監視対象のプラント設備が映像に含まれるか
否かを判断してプラント設備個々の特徴情報を通報する
ことが可能となる。
【0047】第2実施形態(図1、4) 図4は本発明の第2実施形態を示すもので、テレビカメ
ラのズーム率に応じてプラント設備が視野内に存在する
か否かを判定する装置を説明する図である。
【0048】図1の視野調整部13において、視野の広
がり度合いをテレビカメラのズーム率によって調整す
る。
【0049】視野内設備判別部16では、テレビカメラ
方向を中心として視野の広がり度合いから決まる視野範
囲にプラント設備の座標値の位置が存在するか否かに基
づいて、視野内に存在する設備を識別する。つまり、図
4中のテレビカメラ41の視野に応じて下式(2)、
(3)を用い、プラント設備42が映像に含まれるか否
かを判断する。
【0050】1) プラント設備42とテレビカメラ4
1とが成す角度θの算出 プラント設備42はテレビカメラ41から見て第3象限
に位置するので下式で求める。
【0051】
【数2】
【0052】2) 視野の上下限角度の算出
【数3】
【0053】図4によれば、ズームによる視野範囲αが
比較的狭い例43ではプラント設備42は映像に含まれ
ないと判断され、比較的広い例44では映像に含まれる
と判断される。
【0054】以上に示したように、本実施形態の画像に
よるプラント監視装置によれば、ズーム率が変化するテ
レビカメラにおいても、映像内のプラント設備を識別す
ることが可能となる。
【0055】第3実施形態(図1、5) 図5は本発明の第3の実施形態を示し、軌道上を連続的
に移動する機構を有するテレビカメラ52によって、映
像内のプラント設備53を識別する方式を説明する図で
ある。
【0056】本実施形態において、図5中のテレビカメ
ラ52は軌道51上の任意の位置で停止できると共に、
点Oを中心として旋回動作が可能となっている。
【0057】図1の視野調整部13では、テレビカメラ
52の座標上の位置とテレビカメラ52の旋回角とによ
って視野を調整する。
【0058】視野内設備判別部15では、テレビカメラ
52の現在の座標値を中心として旋回角で決まる方向の
延長線上に何れかのプラント設備の座標値の位置が存在
するか否かを識別する。識別には前記(2)式を用いれ
ばよい。但し、テレビカメラ52の位置(x,y)は記
憶部14に記憶されているのではなく、視野制御部から
現在の位置として取得した連続値である。
【0059】以上に示したように、本実施形態の画像に
よるプラント監視装置によれば、連続的な移動機構を有
するテレビカメラにおいて、映像内のプラント設備を識
別することが可能となる。
【0060】第4実施形態(図1、6、7) 図6および図7は本発明の第4実施形態を示し、プラン
ト設備を構成する部品単位で映像内に存在するか否かを
識別する方式を説明する図である。
【0061】本実施形態において、図6中のプラント設
備62では特にフランジ63と軸受64との2つの構成
部品が重要な監視箇所となっているとする。そこで、テ
レビカメラ61で前記の2つの部品63,64が映像内
に存在するか否かを識別し、当該部品の特徴情報を出力
することを目的とする。
【0062】まず、図1の記憶部14においては図7に
示すように、実施例1と同様にプラント設備62の座標
値と特徴情報とをプラント設備毎の位置情報71として
記憶するとともに、個々のプラント設備を構成する部品
の座標値と部品の特徴情報とを部品毎の位置情報として
記憶する。本実施形態ではプラント設備No.3につい
て部品毎に監視することとしてプラント設備No.3の
部品毎の位置情報72を記憶する。
【0063】視野内設備判別部15では、視野内にいず
れかのプラント設備が存在すると判断された場合に、視
野内の当該プラント設備を構成する部品を識別する。
【0064】本実施形態において、例えば視野調整指令
値から得られた角度によりプラント設備No.3が識別
され、さらに当該プラント設備の部品No.2が識別さ
れたとする。この場合、識別には前記(2)式で説明し
た方法を用いればよい。
【0065】出力部16においては、識別結果と共に視
野内に存在することが識別された設備、および当該設備
を構成する部品の特徴情報を出力する。
【0066】なお、上記の例では、視野内設備判定部1
5でプラント設備が識別された場合に続けて当該プラン
ト設備の部品の識別を実施したが、各機器設備の部品の
みを識別して当該部品により構成されるプラント設備の
特徴情報を検索して、出力部16から出力してもよい。
【0067】以上に示したように、本実施形態の画像に
よるプラント監視装置によれば、プラント設備を構成す
る部品単位で細かな識別が可能となる。
【0068】第5実施形態(図1、8、9) 図8および図9は本発明の第5実施形態を示し、視野内
設備判別部でプラント設備の存在範囲の一部に視野が重
なった場合に当該プラント設備が存在すると判断する方
式を説明する図である。
【0069】図1の視野制御部13では、テレビカメラ
81の旋回角θとズーム率αとを制御して、視野を決定
する。
【0070】記憶部14においては、プラント設備の存
在範囲を示す複数の座標値を記憶する。本実施形態で
は、図8に示すように、プラント設備82の4つの端部
の座標値(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y
3)、(X4,Y4)を記憶する。また、テレビカメラ
81の座標値(x,y)も記憶する。
【0071】視野内設備判断部15では、4つの端部の
座標値のうち、いずれかが視野内に存在するかを前記
(2)式〜(4)式を用いて識別する。そして、いずれ
か1つが視野内に存在する場合には、当該プラント設備
の一部83が視野内に存在すると判断する。
【0072】出力部16では、図9の表示画面91に示
すように、プラント設備の存在範囲92を当該設備の生
画像に重畳して表示する。さらに、当該プラント設備の
特徴情報93を併せて表示することも考えられる。
【0073】以上に示したように、本実施形態の画像に
よるプラント監視装置によれば、プラント設備の一部が
映像に含まれている場合においても当該プラント設備の
識別が可能になり、当該設備の位置を正確且つ迅速に要
員に伝達できる。
【0074】第6実施形態(図1、10) 図10は本発明の第6の実施形態を示し、カメラの死角
に入っていないプラント設備の特徴情報のみ生画像に重
畳して表示する方式を説明する図である。
【0075】図1の視野制御部13では、テレビカメラ
A1の旋回角θとズーム率αとを制御して視野を決定す
る。
【0076】記憶部14においては、プラント設備の存
在範囲を示す複数の座標値を記憶する。本実施形態では
図8に示すように、プラント設備A2の4つの端部の座
標値(X11,Y11)、(X12,Y12)、(X1
3,Y13)、(X14,Y14)とプラント設備A3
の4つの端点の座標値(X21,Y21)、(X22,
Y22)、(X23,Y23)、(X24,Y24)と
を記憶する。また、テレビカメラA1の座標値(x,
y)も記憶する。
【0077】視野内設備判別部15では、プラント設備
A3の4つの座標値がプラント設備A2の4つの座標値
よりもテレビカメラからみて全て遠点に存在し、且つ前
記(2)式〜(4)式で示した計算方法を用いて、プラ
ント設備A2の4つの端点の座標値で構成される視野角
度の範囲が、プラント設備A3の4つ端点の座標値で構
成される視野角度の範囲を完全に覆うと判断する。この
結果、プラント設備A3はテレビカメラA1の死角に入
っているものと判断する。
【0078】出力部16においては、カメラA1の死角
に入っていないプラント設備A2の特徴情報のみ生画像
に重畳して表示する。
【0079】以上に示したように、本実施形態の画像に
よるプラント監視装置によれば、多数のプラント設備が
入り組んで設置されている箇所の映像に含まれるプラン
ト設備についても、正確且つ迅速に要員に伝達すること
が可能となる。
【0080】第7実施形態(図1、11) 図11は本発明の第7実施形態を示し、複数のプラント
設備が同一視野内に存在する場合の特徴情報の提供方式
を説明する図である。
【0081】図1の出力部16において、複数のプラン
ト設備が同一視野内に存在する場合には、図11の表示
画面B1を示すように各プラント設備の存在範囲B2お
よびB3を当該設備の生画像に重畳して表示する。そし
て、各プラント設備の存在位置を当該プラント設備の特
徴情報B4およびB5で強調して表示する。本実施形態
では、特徴情報B4とプラント設備の位置とを、矢印で
結んで表示することにより強調している。
【0082】以上に示したように、本実施形態の画像に
よるプラント監視装置によれば、複数のプラント設備が
同一視野に存在する場合にも、混乱無く当該プラント設
備の位置および特徴情報を要員に伝達することが可能と
なる。
【0083】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明によれ
ば、発電プラントを構成する膨大なプラント設備の映像
を、テレビカメラを用いて監視する装置において、特定
の監視対象のプラント設備が映像に含まれるか否かを判
断して、プラント設備を特徴づける付帯情報を通報する
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による装置構成の説明
図。
【図2】本発明の第1実施形態によるテレビカメラとプ
ラント設備機器の位置関係の説明図。
【図3】本発明の第1実施形態による記憶部に記憶され
る情報の説明図。
【図4】本発明の第2実施形態による機能説明図。
【図5】本発明の第3実施形態による機能説明図。
【図6】本発明の第4実施形態による機能説明図。
【図7】本発明の第4実施形態による記憶部に記憶され
る情報の説明図。
【図8】本発明の第5実施形態による機能説明図。
【図9】本発明の第5実施形態による出力部の画面表示
の説明図。
【図10】本発明の第6実施形態による機能説明図。
【図11】本発明の第7実施形態による出力部の画面表
示の説明図。
【図12】従来技術におけるテレビカメラの角度からプ
ラント設備位置を識別する機能の説明図。
【図13】従来技術におけるテレビカメラ角度とプラン
ト設備名称の記憶方式説明図。
【符号の説明】
11 テレビカメラ 12 テレビカメラ 13 視野制御部 14 記憶部 15 視野内設備判断部 16 出力部 17 通報情報 21 テレビカメラ 22 テレビカメラ 23 プラント設備 24 プラント設備 25 プラント設備 31 テレビカメラ毎の位置情報 32 プラント設備毎の位置情報 41 テレビカメラ 42 プラント設備 43 比較的狭い視野 44 比較的広い視野 51 軌道 52 テレビカメラ 53 プラント設備 61 テレビカメラ 62 プラント設備 63 フランジ 64 軸受け 71 プラント設備毎の位置情報 72 プラント設備No.3の部品毎の位置情報 81 テレビカメラ 82 プラント設備 91 表示画面 92 プラント設備存在範囲の表示例 93 特徴情報の表示例 A1 テレビカメラ A2 近点のプラント設備 A3 遠点のプラント設備 B1 表示画面 B2 プラント設備存在範囲の表示例 B3 プラント設備存在範囲の表示例 B4 特徴情報によるプラント設備存在範囲の強調例 B5 特徴情報によるプラント設備存在範囲の強調例 C1 テレビカメラ C2 テレビカメラ C3 プラント設備 C4 プラント設備 C5 プラント設備 D1 テレビカメラNo.1のカメラ角度とプラント設
備名称の記憶内容 D2 テレビカメラNo.2のカメラ角度とプラント設
備名称の記憶内容

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラント設備の状態を監視するテレビカ
    メラと、このテレビカメラの視野を調整する視野制御部
    と、プラント設備の位置および前記テレビカメラの位置
    を同一座標上の座標値として記憶する記憶部と、この記
    憶部に記憶してあるプラント設備の座標値、前記テレビ
    カメラの座標値および前記視野制御部の視野調整指令値
    に基づいて、視野内に存在するプラント設備を識別する
    視野内設備判別部と、この視野内設備判別部での識別結
    果を外部に出力する出力部とを具備したことを特徴とす
    る画像によるプラント監視装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶部は、プラント設備の座標値と
    共にプラント設備の特徴を特徴情報として記憶するもの
    であり、前記出力部は、識別結果と共に視野内に存在す
    ることが識別された設備の特徴情報を出力するものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の画像によるプラント
    監視装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶部は、プラント設備およびテレ
    ビカメラの位置を2次元平面上の座標値として記憶する
    ものであり、前記視野調整部は、複数台のテレビカメラ
    のうちの1つを選択するテレビカメラ識別符号とテレビ
    カメラ駆動軸の旋回角とによって視野を調整するもので
    あり、前記視野内設備判別部は、テレビカメラ識別符号
    に該当するテレビカメラの座標値を原点として、旋回角
    で決まる方向の延長線上にプラント設備の座標値の位置
    が存在するか否かに基づいて、視野内に存在する設備を
    識別するものであることを特徴とする請求項1または2
    記載の画像によるプラント監視装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶部は、プラント設備およびテレ
    ビカメラの位置を3次元座標上の座標値として記憶する
    ものであり、前記視野調整部は、視野をテレビカメラの
    3次元方向に旋回角によって調整するものであり、前記
    視野内設備判別部は、3次元のテレビカメラの座標値を
    原点として、3次元の旋回角で決まる方向の延長線上に
    プラント設備の座標値の位置が存在するか否かに基づい
    て、視野内に存在する設備を識別するものであることを
    特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の画像
    によるプラント監視装置。
  5. 【請求項5】 前記視野調整部は、視野の広がり度合い
    をテレビカメラのズーム率によって調整するものであ
    り、前記視野内設備判別部は、テレビカメラ方向を中心
    とする視野の広がり度合いから決まる視野範囲に、プラ
    ント設備の座標値の位置が存在するか否かに基づいて、
    視野内に存在する設備を識別するものであることを特徴
    とする請求項1から4までのいずれかに記載の画像によ
    るプラント監視装置。
  6. 【請求項6】 前記テレビカメラは、移動機構を有する
    ものであり、前記視野調整部は、視野を複数台テレビカ
    メラのうちの1つを選択するテレビカメラ識別符号と、
    テレビカメラの座標上の位置と、テレビカメラの旋回角
    とによって調整するものであり、前記視野内設備判別部
    は、テレビカメラ識別符号に該当するテレビカメラの現
    在の座標値を中心とする旋回角で決まる方向の延長線上
    に、いずれかのプラント設備の座標値の位置が存在する
    か否かを識別するものであることを特徴とする請求項1
    から5までのいずれかに記載の画像によるプラント監視
    装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶部は、プラント設備の座標値お
    よび特徴情報の記憶と共に、プラント設備を構成する部
    品の座標値と、各部品の特徴を示す特徴情報とを記憶す
    るものであり、前記視野内設備判別部は、視野内のプラ
    ント設備を識別するとともに、視野内にプラント設備が
    存在すると判断された場合に、視野内の当該プラント設
    備を構成する部品を識別するものであり、前記出力部
    は、識別結果と共に、視野内に存在することが識別され
    たプラント設備および当該プラント設備を構成する部品
    の特徴情報を出力するものであることを特徴とする請求
    項1から6までのいずれかに記載の画像によるプラント
    監視装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶部は、プラント設備の存在範囲
    を示す複数の座標値を記憶するものであり、前記視野内
    設備判別部は、プラント設備の存在範囲の一部に視野が
    重なった場合に、プラント設備が存在すると判断するも
    のであることを特徴とする請求項1から7までのいずれ
    かに記載の画像によるプラント監視装置。
  9. 【請求項9】 前記出力部は、プラント設備の存在範囲
    を当該設備の生画像に重畳して表示するものであること
    を特徴とする請求項8記載の画像によるプラント監視装
    置。
  10. 【請求項10】 前記視野内設備判別部は、複数のプラ
    ント設備が同一視野方向に重なって複数個存在するとと
    もに、テレビカメラの遠点のプラント設備の座標値が近
    点のプラント設備の座標値からみて、テレビカメラの死
    角に入っているか否かを判断するものであり、前記出力
    部は、テレビカメラの死角に入っていないプラント設備
    の特徴情報のみを生画像に重畳して表示するものである
    ことを特徴とする請求項8または9記載の画像によるプ
    ラント監視装置。
  11. 【請求項11】 前記出力部は、複数のプラント設備が
    同一視野内に存在する場合に、各プラント設備の存在位
    置を当該プラント設備の特徴情報で強調して表示するも
    のであることを特徴とする請求項9記載の画像によるプ
    ラント監視装置。
JP12188496A 1996-05-16 1996-05-16 画像によるプラント監視装置 Pending JPH09307882A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100718028B1 (ko) * 1998-03-04 2007-05-16 악조 노벨 엔.브이. 엡스타인 바르 바이러스(ebv) 핵산의 증폭 및 검출용 올리고뉴클레오티드
CN107817777A (zh) * 2017-12-14 2018-03-20 中国电力工程顾问集团西南电力设计院有限公司 一种电站集控操作台二三维及视频画面联动监控系统

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